341 宇宙.生命進化

 英国ケンブリッジ大学の研究者・フレッド・ホイルの「定常宇宙論」

 1948年発表。不変でありながら絶えず動いている。

 ロシア生まれの米国物理学者・ジョージ・ガモフの「火の玉宇宙論」
 1948年発表。大爆発から宇宙が始まった。

 1950年英国BBC放送は「宇宙の性質」というシリーズ番組で解説者にホイル氏を起用した。ホイル氏は、その中で「宇宙がバーンと爆発して誕生したなどというくだらないビッグバン説」と皮肉って解説した。

 1960年初めの頃、「いずれが正しいか五分五分といった学会の雰囲気であった」(佐藤文隆・京大名誉教授)


 1965年宇宙誕生の名残を示す電波がキャッチされ、論争に終止符が打たれた。ホイル氏はケンブリッジの理論天文学研究所所長を辞任、以後公職から離れた。






(私論.私見)