ユダヤ人の能力と教育について |
【教育を重視する伝統】 | |
M・トケイヤーの「日本人は死んだ」(箱崎総一訳・日新報道出版部・1975.12.20日初版)より。
|
|
|
【教育を重視する伝統】(「ユダヤ人問題」参照) |
1993年までの統計によれば、104名のユダヤ人がノーベル賞を受賞している。ノーベル賞受賞者総数の比率が非常に高い。
「ユダヤ人はなぜ優秀か?」という本によれば、ユダヤ人の子供はまだ言葉の意味を全然理解できない幼いときから、シナゴーグ(ユダヤ教会堂)で「トーラ」と呼ばれるモーセの五書を丸暗記させられる。昔の日本の武士階級が漢籍の素読によって子供の知育を実行してきたように、幼い時期に暗記力を磨くことは、後の教育の強固な土台となるのかもしれない。 ユダヤ教の教育に対する熱心さを示す統計資料がある。アメリカにおいては、ユダヤ人の25%以上が修士号を取得している、とのことである。いつ何時迫害によって国を追われるかもしれないユダヤ人にとって、知識というのは、唯一だれからも奪い取られる心配のないものなのであろう。そしてさらに4000年に及ぶ迫害の歴史が、彼らをして、中途半端で生ぬるい教育環境ではなく、せっぱ詰まった状況において学問に打ち込ませているのかもしれない。
|
(私論.私見)