ユダヤ問題(近・現代編)その6

 更新日/2023(平成31.5.1栄和/令和5).3.15日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「ユダヤ問題(近・現代編)その2」を学ぶ。

 2004.2.12日再編集 れんだいこ拝


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 「」。

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第21話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の一)

 今回からいよいよ近・現代編ユダヤ問題のラストポイントのハルマゲドン計画を探っていきます。ただしラストポイントと表記はしましたが、実際にはハルマゲドン計画は単なるポイントなどというものでは無く、古代から成立し、稼働続けてきたとてつもなく巨大な仕組みです。「ヨハネの黙示録」から来ています。
 陰謀論という言葉があります。私には日本語として陰謀論との言葉の意味が不明です。「陰謀など無い」という意味の言葉なのか?、陰謀論の論とはどんな論なのか?、不明なのです。陰謀とは言葉で示すと「陰でのはかりごと」で、これはあって当然です。例えば何かの舞台を作りあげる場合でも、それをいかに効果的にするかは、舞台裏で公式会議以外でも非公式の様々な会合や会議で「どうするか?」の謀議はするでしょう。でなければ効果的な舞台は作りあげられないからです。歴史的な大きな出来事が突発的に起こるなどはほぼ皆無です。歴史的大事件などは公的には見えない陰の場所で、様々な謀議の上で決定しているのは当たり前のことなのです。こうやって歴史は刻まれてきたのです。
 そうした歴史の中でも、支配者には自らの多大な利益になり、逆に大衆には苛烈な不利益となる謀略、こうした謀略よって意図的に創られた歴史を陰謀史と呼びます。その陰謀史の大元かつ集約所がハルマゲドン計画です。超巨大で極めて根深いです。全容を明らかにするのは到底無理です。しかし非常に重要でもあるので、その実像と本質の一端にでも触れていきたいと考えています。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第21話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の一)

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ハルマゲドン計画把握のための端緒(「ヨハネの黙示録」の存在)


やあ、元気だったかい? 思いがけず早くにまたお前さんとの旅路となったね。今回もよろしく頼むよ。

へい、御隠居もお元気そうで。今回の旅もよろしく御願いしやす。それにしても御隠居、あっしら、とうとう本編での登場となりやしたね。この旅路、楽しみでやすね。

なんだかお前さん嬉しそうだけど、あたしは気が重いよ。タイトルを見てご覧よ、ハルマゲドン計画だ。荷が重すぎるよ。どうも入り組んだ話しになると、あたしたちが登場で、それを押しつけてくるようだ。お前さんは気楽に構えてなさるが、あたしはお前さんとこの歳になって迷子にならないか心配だよ。

??まあまあ御隠居、そんな端から不安がっても、この世界、山よりでかい獅子は出てきやせんぜ。さて、・・・ハルマゲドンか、随分以前、オウム真理教の麻原彰晃の発言で日本では話題になっていやしたが、そんなに難しい事柄なんで? 確かいくつも漫画や映画の題材としても発表されていていやすね? そういうのもあってハルマゲドンっていえばイメージ的には終末の核戦争が浮かんできやすが?


ふむ、確かにハルマゲドンという題の映画や漫画、そしてハルマゲドンの内容を描いたとされる作品はいくつもあるようだね。ただし・・・うーん、・・・。(ハルマゲドン計画を探るに何を端緒とすべきか)・・・、そうだね、先ず基本的な事だが、お前さん、ハルマゲドンという言葉の意味は知ってなさるかい?

へい、外伝2で「ヘブライの館」にあるハルマゲドンの説明文書がリンクされていたので目を通してやす。確かイスラエルの小高い山にある要塞地跡の「ハル・メギド」「メギドの丘」が語源になっている。で、そこは古来から幾度も重要な戦場になった場所で、実際に現地では「クリスチャンの伝承によるとここで世界最終戦争が行われるとされている。」との看板が立っている、と・・・。だからハルマゲドンは、イスラエルを中心として引き起こされる終末世界戦争、最終戦争を指す・・・と。

そうだね。まぁ、その押さえでもいいだろう。ただし、その説明文書の中で記されているように、ハルマゲドン=最終戦争のイメージが出来上がったのは、「ヨハネの黙示録」が決定的な役割を果たしている。というかハルマゲドンとは「ヨハネの黙示録」の記述から出てきており、黙示録と決して切り離せない。黙示録の内容確認が必要だ。これだけでも相当厄介だろ? おまけにこの計画を進めてきた存在が問題。何しろ地上世界でハルマゲドン計画を進めてきたその中核はサバタイ-フランキストだ。つまり悪魔主義の宗教カルト集団であり、オカルト魔術に傾倒した連中だ。それが計画を進めてきたんだ。これだけでもハルマゲドン計画の実像が、常識では全く理解できない厄介な代物だってことが推測できるだろ?

うーん、「ヨハネの黙示録」に、オカルト魔術に傾倒した悪魔主義の宗教カルト集団・・・、なにか、形容しがたい深くおどろおどろしい世界がハルマゲドン計画の背後に広がっているような・・・。

その通りだよ。ハルマゲドン計画は地上世界の物質・物理的側面からでは、その表層のごく限定された部分しか捉えられない。つまり政治や経済の側面、その延長線上の大戦争というとらえ方では、ハルマゲドンの中身は見えてこないんだ。このハルマゲドン計画の実像や本質部分を探るには、どうしても宗教そして宗教を導いた霊的存在の事についても見ていき、それに言及せざるを得ない。だから難しいんだ。

・・・ふーむ、物質・物理的側面いわゆる「見える世界」では捉えられないから、「霊的世界」いわば「見えない世界」からのアプローチがいるってことでやすね? 確かにこりゃ大変だ。

そうだね。ま、本質は「見えない世界」にあることになる。だから事実確認しながら推測、憶測、妄想フル回転が必要?ってところかな? ただ、どちらにしても一足飛びには行かない。このシリーズで見てきたことを確認し、すりあわせしていくことからボチボチと歩みを進めていくしかないだろうね。


(続きはこちらから)

広義の真のシオニズム、その目的はハルマゲドン計画の実現


なるほど、そうでやすね。ボチボチと、でやすね。さて、確かこれまでの本編で初代ロスチャイルドとサバタイ-フランキストが合流して結びつくことで、広義のそして真のシオニズム運動が始動した、と。それでそこからそれぞれがその一端として、フランス革命を皮切りに世界各地での革命が起こされ、革命・共産運動、ナチス・ファシズム、そしてパレスチナでのイスラエル建国の狭義のシオニズム運動などが展開された、と。とすると派生したこれらの運動とハルマゲドン計画との関係はどういった具合で?

ふむ、一口で言えば広義のそして真のシオニズムとハルマゲドン計画とほぼ同義だと言ってもいいだろう。つまり派生した各種運動の目的、そのベクトル全てはハルマゲドン計画実現に向かい集約される。

pixabay [CC0]


えっ?えっ? ちょっと待ってくだせえよ。ロスチャイルドとサバタイ-フランキストが合流し、彼らがその代理人に立てたのがアダム・ヴァイスハウプト、で彼がバーバリアンイルミナティを設立したのが1776年だ、つまり広義の真のシオニズム運動が動き始めていたのは、今から240年以上前のことになりやすね?

その通り。ロスチャイルド、サバタイ-フランキストにより240年以上前からハルマゲドン計画実現に向けて、広義のそして真のシオニズム運動は始動し、そのための各種運動を派生させている。

え!? その最初の240年前の出来事や各種の革命から革命・共産運動やナチス・ファシズム、これらが全てハルマゲドン計画実現のため!? ・・・だとしたら・・・な、なんか、改めて、時間のスパンの長さを含めて、スケールの大きさに驚きだ。それに広義の真のシオニズム運動から派生した全ての運動がハルマゲドン計画に向けて集約される? だったら、このハルマゲドン計画は無茶苦茶重要だ。

そう、非常に重要。ハルマゲドン計画は圧倒的巨大な上、様々な要素が複雑に絡み合っていて、その本質と実像を捉まえるのは非常に困難。だからあたしにすれば、できれば触れずに済ませたい。しかし余りに重要なので避けて通るわけにいかないってところだ。あ、それと、計画から派生した運動だが、抜けているので付け加えると、第1次世界大戦、第2次世界大戦もそうだ。全てはハルマゲドン計画実現のため、別の言い方ではかなり不正確で限定的だが、第3次世界大戦勃発のためともいえるかな? そのためだ。

第3次世界大戦・・・あ、そういえば前の旅路で、ロスチャイルド家がなぜイスラエル建国をパレスチナにこだわったのか?ということで、中東には石油のお宝が出てくる、そしてパレスチナに聖地エルサレムがある、その関係から、中東に多くの人々の混乱や怒りなどのネガティブ・エネルギーをガスが充満するよう集約して膨らませ、エルサレム問題で点火させ、ガス爆発のように第3次世界大戦勃発させるためと、聞いていやした。そうか・・・、確かに狭義のシオニズム運動はハルマゲドン計画実現のための運動だ。

そう、確かに狭義のシオニズムはハッキリとハルマゲドン計画実現のためのものだ。うーん、ただね・・・第3次世界大戦か、うーん・・・そうだね。まぁ概ねはね、うん、その通りではあるよ。

え?概ね?・・・ハルマゲドンはイスラエルを中心とする最終世界戦争の筈では? そして第3次世界大戦は「シオニストとアラブ人とのあいだに」引き起こされる最終戦争、つまりハルマゲドンでは?

第3次世界大戦、「未来戦争計画書」だね。確かに物理的現象面としては、ハルマゲドンはイスラエルを中心に起こされる最終戦争でそれは第3次世界大戦、こう受け取って正しいだろう。しかしね、これが表現の難しいところで、その現象を引き起こすその動機というか本質がどうか?なんだね。

うーむ、動機ですかい?・・・そうだ、第3次世界大戦、その目的は核戦争で地球人類の数を大量大幅に削減した上で統一世界政府を樹立し、それで世界人民を完全統制して支配する、でやしたね?

よく把握していたね。その通りだよ。最終的には、いかに世界人民の完全統制による支配を永久的に実現するか?にかかってくるといっていいだろうね。このことがハルマゲドン計画の本来に直結している。


ハルマゲドン(地上世界破局)と救世主降臨はコインの裏表


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そうか・・・、世界人民の完全統制が鍵か、それも永久的な。ふむ、人数が少ないほうが統制しやすい。しかし、たとえ大戦争で大幅に大量人口削減しても、その残った人民逹に統一世界政府の支配者に対する強い反感をもたれていたならば、統一政府によるその統制と支配は長続きさせるのは困難だ。

そう、さすが、気づいたね。支配層はいかにすれば永続できる支配体制を構築できるか、それをはるか太古から研究していたようだ。で、どうだい? 支配層にとって理想的なのは、支配される側の人民が支配者の自分を黙っていても自発的に崇拝しひれ伏し、どんなに苦しくても盲目的にいつまでも追従してくれる状態、これが理想型とならないかい? ではこういった状態はどうすれば実現できるだろうか?

うーん、確かにそういう状態なら支配者には願ったり叶ったりだ。しかし、どうすれば?・・・、うーん、自分が長い間苦しい状態にあり、それで遂に破局破滅って瞬間、誰かがすっと少し息の付ける場所にすくい上げてくれたとしたら、その誰かを救世主として崇め、陶酔しどこまでも追従していくかも・・・。

そう、そこ、それだよ。それがハルマゲドン計画の立ち上がってきた本来部分に繋がる。

え? 破局と救世主の出現・・・それがハルマゲドン計画の立ち上がってきた本来に繋がるということで?

そうさ、皆が豊かで幸福な生活をしているなら、何も救世主など不要だろ? 逆に破滅状態では救済を宣べる存在は神々しくもありがたい。そうなるね? 地上世界をいかに破滅状態に落とし込み、更にそこからいかなる形で救世主を出現させ、完全支配するか? これを古代から研究してきた集団、陰謀団と呼ぶべき存在がいた。彼らがハルマゲドン計画の実現のため、サバタイ-フランキストたちに広義の真のシオニズム計画運動を立案させ実行させた。もしくは立案と実行を承認した。あたしはこう見ているよ。

え?え?ちょっと待ってくだせえよ。頭ん中が混乱してらぁ。色々整理しなきゃ。先ずは・・・、あ、そうだ、地上世界を破局の破滅状態にする、だ。それには・・・あ、そうか、第3次世界大戦が地上世界を破滅状態にする、だからこれがハルマゲドン計画の主要な一部となる、こう理解すればいいんで?

そう、計画の主要な一部、この理解がいいね。ハルマゲドン計画の本来は、あくまでも地上世界破局と救世主の出現がセットだからね。確かに第3次世界大戦は意図的に勃発させられる上、それが起きれば確実に地上世界を破滅状態にさせられる。だからこれを計画の主要な一部として選んだ、もしくは承認したんだろう。ただ破局到来はいわばハルマゲドン計画の片面だ。だから破局方法は救世主出現とのセットで選択しなければならない。この流れの先に地上世界の新たな再編だ。ここから計画が来ている。

?ああ、そうか、地上世界を壊滅状態にするのためだけならば、戦争にこだわる必要はないってことでやすね? その破局は救世主出現に繋がるようコントロールできるかが問題?ということで? そういえばハルマゲドンという題の米映画では、地球に巨大隕石が衝突する話しだったような? これでも確かに地上世界は破滅状態になる。ただそれが救世主出現へコントロールできるかは疑問でありやすね・・・。

そうだね。鳥インフルエンザのパンデミックや気象兵器行使など、破局到来バージョンはいくつもあっただろう。ただしそれが救世主出現、そして更に地上世界の再編(NWO)に繋がるかが問題なのであって、他は心許ないので、ハルマゲドンの破局計画の本線はやはり第3次世界大戦になるだろうね。

うーん、やっと少し見えてきたぞ。ハルマゲドンっていうと先ず最終戦争核戦争がイメージで先行するから地上世界の破局のみに縛られるけど、その裏には救世主の出現がある。これで計画となるんだ。

そう、かなり飲み込めたようだね。破局のハルマゲドン計画とは救世主降臨計画でもある訳だ。

なるほど、それでタイトルが・・・。しかしこれはえれぇことだ、一筋縄や二筋縄では済みそうもないや。


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 日、「」

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第22話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の二)

 私がこのシリーズの連載を始めた主なきっかけ、それは2つの文献を読んだ驚き、その衝撃によってでした。その二つの文献とは第1話の[スタンス(主に引用する文献)]で紹介している①ジャック・バーンシュタイン氏の「シオニストユダヤからの内部告発」②アレキサンドル・イワノフ氏の講演録「「ロシア-ユダヤ闘争史」の全貌」です。
 この二つの文献から、私自身がこの世界の大変な重要事項を知っていなかったこと、そして私の無知もあるでしょうが、中東そしてロシアの歴史と事実に対して、私も世界人民もどうも意図的に大きな誤解をさせられていたことに気づいたのです。事実として人民を誤解させる働きは現在も止まっておらず、この連載を始める前からも、欧米の政治とマスコミによるプーチンのロシアを悪魔化する一大キャンペーンが展開され続けています。
 もともと日本人は、年配の方を中心に太平洋戦争終戦時のソ連軍の日本への卑怯な行為によって、ロシアに対する拒否アレルギー反応があります。しかし知ってみればその当時のソ連を支配していたのは、今のプーチンたちとは全く異質の存在でした。むしろこの異質の存在(ハザールマフィア)とロシア人は長い抗争を続けていたのでした。私たち日本人のロシアに対する拒絶反応は、世界支配者によって植え付けられたものであったのです。
 連載に当たり、私はロシア人とハザール人の因縁、その事実を紹介することで、私たち皆が抱かされてきた誤解を解く一助になれば、との思いもあったのです。
 また、ジャック・バーンシュタイン氏の証言もそれを初めて知った当時の私には全くの驚きでした。イスラエルという国家の実体、そしてイスラエルがいかなる方法を用いて建国されたのか? これは世界のマスコミや映画そして教科書では決して伝えられず、従って世界の人民ほぼ全てに知らされない事実だったのです。しかも恐ろしいことに、世界の人民は何も知らされていないのにも関わらず、イスラエル建国の問題は、地球人類の行方を決定づける極めて重要な事項でもあったのです。
 最終的にはイスラエルがなぜ建国されたのか? その本当の目的、秘められた狙いを明らかにしたい。それが連載を始めた時からの構想ではありました。この連載を読んで頂いてきた方々はもうお分かりでしょうが、改めて明かします。人工実験国家イスラエル、その建国の真の目的と狙いは、ハルマゲドン計画の実現のためです。巨大なハルマゲドン計画を実現するために、どうしても必要だったのがイスラエル建国だったのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第22話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の二)

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ハルマゲドン計画と広義の真のシオニズムとの関係性


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どうだい?喜多さん、ぼちぼち息は整ってきたかい? 歩けるかい? まだ顔色が蒼いようだが?

御隠居、ボチボチ進むどころか、旅路の出だしから急な難所で、あっしは息切れでアップアップでさ。

いやぁ、明るいうちにそれなりに見通しがきくところまで辿りついとかなくては、と思ってね。

あっしはもう少し話の整理をしとかなきゃ、足を進めることができねぇや。
えっと、前回ハルマゲドン計画は地上世界の破局と救世主の出現がセットになっていて、その先に世界の新たな再編、これで構成されていると、これは何となく飲み込めやした。

しかし、御隠居は確かハルマゲドン計画と広義の真のシオニズムはほぼ同義と言われていやしたが、シオニズム計画が始動したのは240年ほど前、しかしハルマゲドン計画は古代からの研究から立てられ動いてきた、と。この二つの計画運動の関係は?

ほう、いい質問だね。先ずハルマゲドン計画だ。お前さんが理解したように①地上世界の破局、②救世主の降臨、③世界の新たな再編、これでハルマゲドン計画は成り立っている。

そうだね、別の言い方だと破壊と再生のセットでその合間に救世主出現を挟んでいるとも言える。家の建て替えをイメージすれば分かりやすいだろう。家を建て替えるとき、先ず必要な物は取り出して別のところに置いておいて、古い家を破壊する。それで新たな家を建設して、置いていた必要な物を改めて入れる。ただ新たな世界が支配者に都合の良いものにするため、破壊と再建造の間に救世主の出現を挟んでいるわけだ。これがハルマゲドン計画の骨子だ。

で、この計画が立てられたのは「ヨハネの黙示録」がそれだから多分ざっと2000年前ぐらいかな? そしてシオニズムとの関係だが、この計画を地上で具体的に現象化する青写真のシナリオに当たるのが広義の真のシオニズムというわけさ。
そうだね、ハルマゲドン計画がその実現のため、広義の真のシオニズム計画運動という形をとった。こういう言い方が分かりやすいかな?

・・・?!ちょっ、ちょっと待ってくだせえよ。御隠居、あっしは240年前と思っただけで気が遠くなりかけたっていうのに2000年前?! 2000年前の昔に計画され、既にず~と発動してきていた!?

『新約聖書』 [Public Domain]


そうだよ、ハルマゲドン計画は更にその遙かいにしえからの研究で立てられたものでもあるよ。

・・・御隠居、こりゃとても手に負えねぇ。あっしはもうこの旅は諦めて帰りたくなってきやした。

おやおやお前さん「山よりでかい獅子は出ない」じゃなかったのかい? まぁ話が巨大過ぎるので、どの部分を辿り見ていくか、旅路のルートは決めとかなきゃどうにもならないのは確かではあるがね。

へい、それは確かにそうでさ。ルート決めしとかなきゃ動けねぇや。ただしその前にもう一度確認しやす。240年前広義の真のシオニズム運動が始動した時点で、ロスチャイルドたちは既にパレスチナにユダヤ国家を建設し、おまけに苦労して建設したユダヤ国家を中心に世界戦争、つまりユダヤ国家を破壊しながら世界を破局に追い込む、このことを想定に入れて計画を立て、運動を始動したということで?

(続きはこちらから)

パレスチナのユダヤ国家建設と破壊を見越していた?サバタイ-フランキスト



ふむ、そうだね。まず改めてだが、これまでこのシリーズで見てきたことを丹念に確認し直すことは大切だね。途中で迷ってもそこに戻れるから遭難対策になる。
さてお前さんの質問だが、パレスチナにユダヤ国家建設とそこを中心とした大戦争による破局、これは運動の最初から想定にあった可能性は高い。

中東に油田も見つかっていない240年前に? だとすれば初代ロスチャイルドたち、すげぇ連中だ! 遙かな未来を見越して動いていることになる。でも、その想定にあった、という根拠は?

そう、確かに善人悪人は別にすると全くすごい連中だ。それは認めざるを得ない。さて根拠だが、1666年にサバタイがパレスチナにユダヤ国家を復元すると宣言し、その流れから連中が出現し、ヤコブ・フランクは「パレスチナにユダヤの反キリスト国家を作る」と発言だ。それにその前から流れは来ている。実は大元の「ヨハネの黙示録」だが、ここではハルマゲドンの語句の登場は1回だけだがエルサレムは幾度も繰り返し出てくる。そして最終は新エルサレムが降りてくることになっている。

つまりハルマゲドン計画は破局計画であり、救世主降臨計画であり、新エルサレム到来計画でもある。そしてサバタイ登場よりずっと以前にエルサレム争奪を巡る大事件もあっただろ? それもキリスト教徒とイスラムの争いだ。

? 古くにあったキリスト教徒とイスラムのエルサレムを巡る争いの大事件?・・・あっそうか!十字軍遠征だ! 中世の十字軍の大遠征だ! え?ということは十字軍もハルマゲドン計画の一環ということで?

エルサレムの戦い [Public Domain]


そうだろうね。どう見ても。つまりそもそもそれは黙示録に記されてあるし、エルサレムを巡る大戦争による破局は、ハルマゲドン計画当初からの既定路線だったと見てとれる。その底流のうえでロスチャイルド、サバタイ-フランキストたちの計画と実行による様々な地上世界の破壊工作が繰り広げられてきた。
最終局面は第3次世界大戦だが、そこへもっていくための綱領がバーバリアンイルミナティに指示した以下の5項目だ。

 ①すべての既成政府の廃絶とイルミナティの統括する世界単一政府の樹立
 ②私有財産と遺産相続の撤廃
 ③愛国心と民族意識の根絶
 ④家族制度と結婚制度の撤廃と、子供のコミューン教育の実現
 ⑤全ての宗教の撤廃

これを指針として革命・共産主義運動などの各種運動を派生させている。

うーん、この破壊工作の指針である5項目綱領は、改めて見てみると非常に効果的だ。既成世界というか社会の仕組みその根本を、外部よりむしろ内側から崩壊させるようになっている。さすが「成りすまし」と「内部乗っ取り」を得意の常套手段にする連中だ。いかにも悪魔的だ。

しかしこの多分ロスチャイルド家を頭領とするサバタイ-フランキストの悪魔軍団の立てた広義の真のシオニズム計画運動を、ハルマゲドン計画を立てた陰謀団グループが承認、もしくは命じてそれを実行に移させたわけでやすね? となると大元にいるハルマゲドン計画を草案・実行の古代からの陰謀団グループも悪魔軍団でやすね?

うーん、そうだね。まずサバタイ-フランキストの頭領がロスチャイルドとの見立ては正しいだろう。だからこれからサバタイ-フランキストという場合は必然的にロスチャイルドが入っていると受け取っておくれ。

それでだ。・・・ハルマゲドン計画の陰謀団とサバタイ-フランキストグループは、・・・そうだね、込み入っているので、話しを整理するためこの二つのグループは区別しておいたほうがいいだろう。その上でだが、ハルマゲドン計画の陰謀団は通常で規定されるであろう悪魔軍団などでは決してない。むしろ意外だろうが逆の存在となる。少なくとも2006年時点ぐらいまではね。


光の存在に分類されるハルマゲドン計画者グループ


え!?陰謀団が悪魔軍団で無い?? あっしはまた頭がぐらぐらしてきた。だって陰謀団は悪魔軍団のサバタイ-フランキストを使役または支援していたんでは? おまけに第一、ハルマゲドン計画は自分たちに都合良い新世界を到来させるため、この地上世界の破局と救世主出現がセットになっている。自分たちが破局破壊を実行もしくはそれを命じながら、破局させた本人が救世主を演じるわけだ。完全な自作自演で、その自作自演に全人類も地上全ての存在もが巻き込まれる。どうみても悪魔としか思えやせんが?

もっともだ。陰謀団の行いはマッチポンプだ。とても悪質だ。悪魔に見えて当然だ。しかし違うんだ。

え? いや、ちょっとその前に御隠居、マッチポンプ? なんでやすか?それは?

あ、そうか、もうマッチポンプなんて言葉使わないか、昔はね火を付けるのにマッチしかなくてね。それで「マッチ一本、火事のもと」と標語があった。そこでマッチを擦り火事を起こした張本人が、ポンプをひっぱってきてその火事を消しヒーローになる、犯人が逆に功労者になる自作自演劇を指す。分かりやすい言葉だがもう死語なんだね。サバタイ-フランキストの行状を指すにもピッタリなんだが・・・。


へー、なるほどマッチポンプね。あ、話しがそれてしまった。陰謀団は悪魔ではない?

あ、そうだった。悪魔どころか・・・、そうだね。ごく簡単に分類するとこの地球の地上世界にあたしたちはいる。その上には天が拡がっている。それはいわゆる天国、天上世界で光の世界といえるだろう。

ところが逆に地上の下には地下がある、地下世界いわゆる地獄界で闇の世界だ。普通悪魔は地獄世界にいる。そして神々は天上世界にいるとされる。この分類だと陰謀団は天上世界の光の存在に分類される。

え?光の存在? その光の存在がマッチポンプを行い、自分の欲求実現のため悪魔軍団を使役するんで?

そう、そうなんだ。光に分類されるのに厄介な存在だ。非常に紛らわしい。あ、それとね、サバタイ-フランキスト、彼らも少なくともその上層部は悪魔では無く光の存在に分類される・・・。

はぁ? サバタイ-フランキストの上層部? ならばトップにヤコブ・フランクがいやすぜ? あの悪魔主義フランキスト教教主、この地上世界に乱交から裏切り、殺人とあらゆる悪をまき散らして悪を極限まで高め、新世界を到来させると説き実行してきたヤコブ・フランクが。悪魔教教主の彼が光の存在なんで?

驚くべき事に、ヤコブ・フランク、彼もどうも光の存在に分類されるようだ。2006年ぐらいまではね。

・・・光も闇もごっちゃまぜ、紛らわしいや、いや全部が闇にしかあっしには見えねぇや。謎だらけだ。
ふーむ、・・・しかし・・・待てよ、逆に少し見えてきたぞ。何を明瞭にしなくてはいけないか?が。

ほう、見えてきたか。それがこれから辿る旅路のルートになるね。で、その明瞭にすべきは?

光とされる陰謀団、その実像でさ。それとその陰謀団に伴っていたサバタイ-フランキストの実像。この二点。
それとハルマゲドン計画がその実現のためシオニズム計画運動というシナリオになっていたんでやすね? ならばこのシナリオは具体的にはどんなシナリオだったのか? この三点でさ。

なるほど、進むべきルートは決まったようだ。お前さん、さっきとは違いやる気が出てきたようだね。

へい、食べかけの大福餅・・・? あ、違うか、乗りかかった船だ、中途でほっぽりだしでは男が廃りやす。

ふむ、それでは改めて出発するとして今日はこのあたりで休むとしよう。相当の長旅になりそうだからね。ただ、何はともあれとして、この決めた旅路のルートを辿るためにも先ず必要なのは・・・、

「ヨハネの黙示録」、その内容確認でやすね? これをしないと確かに何も始まらないや。

そう、その通りだ。ただし「ヨハネの黙示録」全文は結構長い。ハルマゲドン計画に直接関係ある重要箇所とあたしが思えるところを抜粋した短縮版がこれだ。宿題として読み込んでおいておくれ。

へい、御隠居、わかりやした。読んどきやす。

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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第23話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の三)

 宗教と信仰とは切り離すことはできないでしょう。そしてこの世界では文学や映像を通して「信仰は美しい」と表現され続けてきたとも言えるでしょう。しかし現実には信仰には危険で怖いところがあると思います。「信仰」と「思い込み」の違い、その境界線がつけられないからです。自分は熱心に信仰しているつもり、しかし実際は思い込みで何らかの像を描いているだけ、というケースはよくあるのです。
 人間はそうと思い込むとそれ以外は見えなくなってしまいます。しかもその思い込みの像は自分から出てきたものでなく、外部から植え付けられたものであったりもします。
 更に厳しくいうと、人間は「何かを信じたい」との強い欲求があるのかもしれません。その上、自分が信じたいものを信じ、その信じた事柄以外は何も見えなくなるとの傾向もありそうです。これはいわゆる「ネトウヨ」と呼ばれる方たちを見れば頷けるでしょう。彼らは自分の信じたことを否定するような事実がいくら出てきても、それを決して認めようとはしません。
 こうなると、ある事をそれが素晴らしい美しいと信じるもしくは思い込めば、その実体はいかに愚劣で醜悪でもその姿は見えなくなります。
 ハルマゲドン計画グループは宗教を用いて人間のこういった傾向を最大限利用してきたように見えるのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第23話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の三)

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新約聖書の中で特異な位置にある「ヨハネの黙示録」~ユダヤ教徒も黙示録だけは信奉、作者はヨハネ?


やぁ、どうだい?「ヨハネの黙示録」読んでみてどうだったい?何か感じたかい?

そうでやすね、御隠居、まず確認でやすがこの「ヨハネの黙示録」は聖書に収録されているんで?

そうだよ。新約聖書の最後の部分に付け加えられているが、それがどうかしたかい?

いやね、それなら余計に奇妙だ、確か聖書は旧約と新約に分かれる。で、この約とは基本的にはユダヤの民と神との契約の意味でやしたね。

旧約はユダヤ人が信奉している神との契約。新約はイエス・キリストの出現によって神と民との間に新たに結ばれた契約で、キリスト教徒が新約を信奉している。そして新約の内容はキリストの福音が中心でやしたね。
ところがこの黙示録は人民への福音とかけ離れている。

なるほど、なかなか詳しいね。全てお前さんの指摘するとおりだ。

確かに新約聖書の中でこの黙示録は特異な存在だ。ユダヤ教徒はナザレのイエスをメシアつまりキリストと認めていない。キリストとはメシアのギリシア語読みだからね。

さて、ユダヤ教徒は新約聖書を神との契約として認めていない。ところがその新約聖書を認めていないユダヤ教徒も、新約聖書の最後に納まっている黙示録だけは重視というか信奉しているようだ。その信奉がユダヤ教徒のどれぐらいの割合かの詳細はまだ詰めてはいないがね。

うーん、なるほど黙示録は特異か・・・。それにあっしは聞いたことがありやす。確か長年にわたり世界中の人々で最も多く読まれている書物、それが断トツで聖書だと。

つまり世界人類にとてつもない影響を与えてきたのが聖書だ。でもその聖書の中でもこの黙示録は特異な上何か破壊力がすごいような・・・。

その通りさ。ハルマゲドン計画グループは聖書全体と非常に関連が深い。というか、聖書全体をこのグループが形成してきたともいえる。この聖書が人類の歴史を左右し進ませてきた。つまり聖書を形成した彼らは人類を導いてきたグループといえるわけだ。悪魔どころか、天界にあって光の存在としてね。

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・・・ふーむ、なるほど、そういうことになるわけでやすね。しかし、そうだといよいよ違和感が強いや。

ん?違和感? どういうことだい?

いやね。あっしはこの抜粋された黙示録を読んで、気分が悪いというか軽い嘔吐感がありやした。最終戦争のことを記しているからそうなるのか、何かやたらと血腥さを感じやす。おまけにここに記されている連中は人類を導いてきたグループかなんか分かりやせんが、相当に変な連中ばかりだと感じやした。

ふーむ、そうか、黙示録の内容や話の筋も大事だが、直感的に感じ取ったこともそれ以上に大事だったりする。感じ取ったところにこそ真実が存在する場合も多々あるからね。で、その「変だ」の具体例は?

先ず最初の場面、多分玉座に座しているようで天界の主にして神でやすね。その主が地上の統治権を表すのであろう巻物を誰かに渡そうとする。ところが受け取れる者がいない。そしたらこの黙示録の作者のヨハネ?は主である神の前で自分が号泣したと記している。

このヨハネは人間なのに神と直接やり取りをして神と地上の統治者の間を取りもつようだ。当然、非常に高い地位にあるはずだ。それが自分の思い通りにいかなきゃ号泣? 子供じゃあるまいし、このヨハネとかの性癖は相当変でやすよ。

なるほど、お前さん、鋭いね。この黙示録の作者は実質としてハルマゲドン計画の創案者だ。実は黙示録の作者はヨハネとされるが特定されていないのが現状だ。しかしお前さんの指摘のように、黙示録の作者は天界で非常に高い重要な位置にあった。そしてこの場面こそが、この黙示録の作者でハルマゲドン計画者が誰であるか?を類推できる大事なヒントになるところでもあるよ。それで他には?

(続きはこちらから)

差別意識を如実に表している黙示録の内容 ~醜悪な差別意識を礼拝の対象に


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次に出てくる小羊でさ。小羊は巻物つまり地上の統括権を受け取ったキリストでやすね? ところがこの小羊はのっけから“屠られた小羊”とあり、この“屠られた小羊”は繰り返し表現されている。屠られた羊だから、羊が生きたまま解体され神?への捧げ物となった、文字通り生きたまま犠牲となった小羊を連想させる。最初の登場場面からやたらと血腥いや。これイエス・キリストの磔刑と関係してやすね?

ほう、その通りだよ。屠られた小羊は確かに磔刑で犠牲となったキリストを意味する。まぁそしてこの磔刑の犠牲と引き替えに、記されているよう小羊は神から地上の統治権を得ているがね。他には何か?

神とキリストに捧げられる初穂になるとかの清らかとされる選りすぐりの連中、小羊つまりキリストに追従するこの連中がまた気色悪い。こうある。「彼らは、女に触れて身を汚したことのない者である。彼らは童貞だからである。この者たちは、小羊の行くところへは、どこへでも従って行く。」。何ですか?童貞が清らか? 女性に触れていないから? ならば女性はひどく汚れた存在だということだ。男女差別観が強烈だ。

そして最後は新たなエルサレムが降りてきて、非常に高い位置でそこを中心に地球を統治するようだ。そしてそのエルサレムは高い城壁で囲まれ、その城壁の土台にはイエスの12使徒の名が刻まれ、門にはイスラエルの12部族の名が記されているとある。つまりこのエルサレムの中にあって全地球を支配するのがユダヤ人であって、それ以外はエルサレムの中にも入れなさそうだ。つまりどうもユダヤ人が他の全て人民を奴隷として支配する構図が見えてくる。ここも強烈な選民意識の民族差別が見える。

ほー、お前さん、すごいね。鋭い、冴えている。そう、お前さんがいま指摘したところこそが、ハルマゲドン計画にそって刻まれてきた地球史の不幸、その根本問題の本質をついていると言えるだろう。

え? 作者ヨハネを始め、取り巻く陰謀団グループの男女差別や民族差別などの差別意識でやすか?

そう、その通りだよ。黙示録を読めば分かるように、ハルマゲドン計画陰謀団の彼らは猛烈な差別意識の持ち主であったことは明瞭だ。ところがその差別主義者の彼らが地球人類を導く役目を担っていた。彼らは猛烈な差別意識を根底として、地球生命や人類を進化に導く基本指針だとしてハルマゲドン計画を打ち出した。
従ってハルマゲドン計画は差別意識の上に構築された計画だから、どのように美しそうな装飾を施しても、それは胸が悪くなるような内容となる。劣情の上に建てられた計画というべきか・・・。

なるほど、あっしが嘔吐感を憶えるのも自然だったわけでやすね。でもこれが聖書の一部とは・・・。

そう、そこなんだ。彼らの差別意識、それは醜悪だ。そして子供っぽいというか、彼らのパーソナリティの未熟さが黙示録に如実に反映されている。しかしその未熟さから生じたのであろう醜悪な差別意識、その表れの黙示録を、聖書つまり「聖なる書」として宗教で信仰と崇拝の対象としてしまったわけだ。

うーむ、本質として醜悪なものも、宗教にしてしまい、美しそうな装飾の立派な衣を着せて信仰と崇拝の対象としてしまえば、「裸の王様」じゃありやせんが、そこの信者になってしまうと、自分が所属している宗教の本質が全く見えなくなるんでやすね。批判的なことを口にすれば「恐れ多い」と・・・。

そう。これは世界の宗教全般に言えるだろうが、宗教ではその教えの内容や本質は非常に曖昧模糊、まるでベールにくるむというか御簾の向こうの見えない側に隠しておいて、一般人には印象操作で、宗教者側にとって都合の良い「思い込み」をさせるよう誘導をしてきたと感じるね。

特に聖書と一体となるキリスト教会は、絵画や賛美歌によって視覚や聴覚に働きかけて、聖書の内容が非常に荘厳で美しいと信じ込ませる印象操作の戦略をとってきたのだろう。その戦略は大成功で世界人口の三分の一がキリスト教徒のようだ。
しかしその内どれぐらいの人が聖書の内容やキリスト教の教えの中身と本質を理解しているかは大疑問だ。教えを信仰することと教えの中身を理解することが異質になっているからね。


キリストの意味 ~イメージ先行のキリストの実像



聖書が中身は吟味もされず信仰対象になっており、それは絵画や歌による印象操作が大きく役だった、ということで? 絵画・・・? あ、なるほど、イエス・キリストは絵画で必ず長身細面の美しく繊細で優しそうな白人として描かれる。しかし実際のイエスは血統ユダヤ人だから、相貌は有色でアラブ人のそれだ。おまけに背中が曲がった短躯の大食漢で、口うるさいしゃべりだったとの記録もあるようでやすね。

そうだね。もしイエスの実際の容姿や行動の事実が当たり前に表現され、それが多民族に伝えられていたら、それだけで、キリスト教なるものが世界宗教として拡がることにはならなかっただろうね。

うーん、あっしもなぜキリスト教が世界宗教になったか?不思議で、キリストとはメシアと全く同義でそれは本来「塗油を受けた者」を表し「世界人類の救い主」などという意味では全くないと・・・。

その通り。メシアは祭司のメシア王のメシアの2つあるが、簡単に言えばユダヤ民族を統治し導く者=ユダヤ王だ。そこにはユダヤ民族の救い主の意味は出てきても、世界人類の救い主などの意味は無い。

そうでやすね。メシアとはユダヤの民を解放へ導くユダヤ王、しかしユダヤの解放、それは別の見方をすれば、ユダヤ民族が他民族を制圧し支配することになりやしやせんか? それならば、むしろメシアの出現は、ユダヤ民族には福音であっても、逆に他の多民族には災厄になることだ。それなのになぜユダヤ民族でも無い世界中の人々が、キリストを崇め有り難がるのか?あっしにはよく分からねぇや。

ほんと、そうだね。そもそもナザレのイエス自体が「世界人民の救済者」だとか「人類の原罪の贖い主」などは全く想定に入っていない。
彼の行動は、当時ローマの属領となっていたユダヤを解放する王のメシアであろうとしたことだ。その行動原理でイエスはエルサレムに入城したが、捕らえられ磔刑となった。イエスのこの行動について、現実世界で物理的にユダヤ民族を解放など全くさせていない、ということでユダヤ教徒はイエスをメシア、つまりキリストとは認めていないわけだ。

一方キリスト教はイエスをメシア、つまりキリストと信ずる人々による宗教となるはずだが、本当のところイメージだけを先行させ、肝心のキリストの意味をほとんどの世界のキリスト教徒に正確に把握させてはいないだろう。

キリストの意味が端的にはユダヤ王だということを知らずに、イメージで思い込んだキリストを崇め有り難がっているわけか・・・。それに新約聖書にある黙示録の内容は、ほぼ全ての地球人類にとり大災厄なのに信奉・・・なぜ?・・・ん?あれ!? あ、そうか、なるほど、もしかしてそういうことか・・・。

うん? 喜多さん、どうしたい?何かひらめいたのかい?

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へい、何点か。まず黙示録が新約聖書に納まっているのになぜかユダヤ教徒が信奉する、このことでやすが、それは黙示録に描かれている事柄、ハルマゲドンの最終戦争などの後で最後にやってくる世界、それは新エルサレムで統治する世界だ。そしてそのエルサレムの中にいるのはユダヤ人だ。つまり黙示録は人類には大災厄でも、ユダヤ人には福音ともなるので信奉するんだなと気づきやした。

ほう、なるほど、確かにそれはそうだね。で、他には何を?

へい、キリストの意味は人類の救世主などではなく、黙示録の内容からは、むしろキリストの再臨によって自分たちは奴隷として支配されかねないのに、なぜユダヤ民族でも無い世界の人々がキリスト教徒になったのか? この点でさ。
もちろん教会がイメージ戦略でキリストの意味をごまかして人々にキリストの全く違った像を描かせて、上手に崇め有り難がるように誘導した、それがキリスト教の世界宗教になった大きな理由だというのは間違いないでやしょう。ただしそれにプラスがある。教会側の働きかけだけでなく、受け取る側の心理状態もキリスト教が拡大した大きな一因でないか?と思えるんでさ。

ふーむ、それは興味深いね。詳しく聞きたいところだが、慌てないようそれは次回改めて、としよう。

そうでやすね。入り組んだ旅路、慌てず足下を確認しながら進む、ということで。

【】
 日、「」

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第24話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の四)

 「今から~の期間だけ、あなた様だけへの特別な御案内です・・・。」これはセールスなどでよく使われるフレーズです。「期間限定、あなただけ、特別です。」これに私たちは弱いのです。ついつい不用な商品を購入してしまったりします。その気になってしまうのです。ただしそれは勧誘側が、相手がフラットな状態にあり、購入を選ぶも断るも自由な状態でそのフレーズを使用するならば、正常なテクニックの行使で問題はありません。しかし勧誘の状況が、密室状態や「脅し」など恐怖や強い不安を惹起せしめる場ならば、話しは別になってきます。
 終末思想を説く多くの宗教による布教は、これに該当するような気がします。また勧誘を受ける側の問題もあります。「あなただけ特別」とされると「私だけが特別で他の多くの人々と比較して勝れる」と思い込む点です。
 「私は特別」これには何らの問題もありません。「他と比べて自分だけ」が問題なのです。「自分が特別なように、全ての存在その一個一個が同じように特別だ」。このような視点で日々過ごすならば正常でしょうが・・・。
 ハルマゲドン陰謀団は、終末思想で恐怖や不安感を抱かせる一方、「私たち権威からあなたは特別に選ばれる」と人々の優越感をもくすぐり、このようにして宗教は世界中に拡大浸透してきました。宗教を世界中に拡大浸透させる、これこそがハルマゲドン陰謀団にとり、その計画実現のための中心となる柱だからです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第24話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の四)

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恐怖と選ばれし者の優越感 ~到来する新エルサレムの住人とは



さて、お前さん、前回の最後で、黙示録の内容から、キリストは世界人民を救済するわけなどではなく、むしろユダヤ民族以外は奴隷支配される恐れもあるのに、世界の人々が信者となってキリスト教が世界宗教として広まったと、言ってなさったね?

そして、このことに対して、そのキリスト教が世界に広まった理由は教会側の戦略もあるが、それに加えて布教を受ける側の心理状態もあると? 改めてそれは?

へい、それはあっしの体験からで、随分以前のことでやすが、あっしの家に確かモルモン教の若い白人の二人連れがやってきたことがあって、彼らは絵本を見せながら「地球に破局が来る」って言っていやした。
その絵本の絵は、確か地上各都市が炎に包まれていてハルマゲドンの様子を描いていたようで・・・。

ふむ、モルモン教か・・・、それは間違いなくハルマゲドンを描いていたんだろう。それで彼らは、彼らの宗教に入信して仲間になれば破局から救われるとかと言っていったのかい?

いやー、随分昔のことでそれは憶えていやせん。確か最後の審判がどうかとか言っていたかな?
それとここが大事なところなんでやすが、彼らにあっしがこう尋ねたんでさ「あんた方は幸福として何を望んでいる?」と。
そうするとこう答えたんでさ「家族と一緒になること。」。「神の前で」だったか「神と」だったか、「一つの家族となること。」と。

で、あっしが驚いたのが彼らの表情だ。恍惚の表情を浮かべていたんでさ、そう、自分たちは神の使徒として崇高な行為を遂げている、といった感じで・・・。

ふむ、なるほど、お前さんの言っていることはよく分かるよ。それで布教を受ける側の心理とは?

へい、キリスト教では人類全てが生まれながら原罪を背負っているといいやすね。そしたらあっしらも罪人だ。そこに持ってきて「最終戦争ハルマゲドンだ、最後の審判だ、信じる者は救われるが、そうでないものは永遠の地獄だ」とやられたら、そう言われる側は不安と恐怖の塊になりかねない。

一方、信者となり教会側の人間として元自分がそうだった異教徒を改宗させキリスト教を広めたりしたら、キリストの使徒になるわけでやすね?
元の罪人の自分がそうなれば、選ばれた貴人となる。教会は古くからの一大権威だ。その権威から自分だけが特別に選ばれた、となれば優越感がくすぐられるだろうと。

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彼らのやり口と、それを受ける側の心理か・・・。
なるほど。・・・最終戦争らしき恐ろしい絵を見せながら破局が来て最後の審判で裁かれるぞ、とされたら、気の弱い者は恐怖に襲われ、その恐怖心から逃れたい一心で、信仰もしていないのに信仰告白などする人達もいるかもしれんね。

そして一大権威の教会から使徒だと持ち上げられたら確かに優越感をくすぐられるだろう。大概の人間は本当のところ自信が無く劣等感が植え付けられているからね。
なるほど、よく観察しているね。感心するよ。

黙示録の最後に到来してくる新エルサレム、その城壁の土台にキリストの12使徒の名前が刻まれてあるとありやす。
ならば元は布教を受ける側であっても自分が信者になり更に布教するようになり、教会から自分が使徒と認められるようになったら、最後の審判をくぐり抜け、地上世界に君臨する新エルサレムの住人になれると受け取って自然でやすからね。

途中であっしの家に来た二人の顔と言葉が思い浮かんできたんでさ。神の前か神と一つの家族になるといいながら浮かべた恍惚の表情、あれは自分たちがこの黙示録にある到来する新エルサレム住人の一人だという感覚ではないか?とね。

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そのキリストとは一体誰を指すのか? ~磔刑で死んだイエスの肉体が復活したのか?


全くその通りだろうね。モルモン教はカソリックやプロテスタントのいわゆるオーソドックスなキリスト教ではない。しかし、むしろオーソドックスなキリスト教以上に黙示録を重視しているだろうからね。

え? あっしはモルモン教と普通のいわゆるキリスト教の区別がつきやせん。それに黙示録重視とは?

モルモン教が黙示録を大変重視している理由は、いずれ話しが進めば分かってくるだろう。
そして普通のキリスト教との違いについてだが、キリスト教とはイエスをキリストとして信奉していく宗教だね、モルモン教はキリスト教と言えばキリスト教だが、信奉するキリストがどうもイエスではないようだ。

え?そんなことがあるんで? イエス以外をキリストと信奉する宗教? モルモン教は誰がキリストで?

そうだね、まず改めて確認するよ。
キリストとメシアは同義だ。そうするとメシアを名乗った人物は複数いるね。サバタイ・ツヴィもヤコブ・フランクもそうだ。そして最近では統一教会の文鮮明、彼も自らをキリストの再臨者だと自称している。文鮮明のいうキリストは誰を指すのかは不明だがね。というわけでイエス以外をキリストと信奉する宗教は複数あるよ。

そしてモルモン教の信奉する対象だが、モルモン教会は表向き隠しているがそれはエノクだろうね。モルモン教はその創立当時は「エノク教」だった。エノクの教えを信奉するエノク教会だったんだ。
今はそれを隠しているがね。

ふーむ、そうでやした。キリストに関しては確かにそうで何人もいやした。
で、もう一方、エノクとは?

神がエノクを取られた『創世記 5:24』
[Public Domain]


ふむ、アダムとイブの息子セツの直系子孫で、創世記にはエノクは「生きたまま神に召された」とある。『エノク書』という書物があり、神に召されたエノクは天界で大天使メタトロンに変容したとある。
また大預言者だとかノアの箱舟のノアに警告を発したのもエノクだとかの様々な伝承のある人物だよ。

へー、人間から大天使に変容か・・・。なんか、すごいや。しかしいろんな種類のキリストがいるもんだ。

そう、キリストとはいわば役職名だ。役職だから人が入れ替わったりもする。キリストといってもそれだけでは一体誰を指しているのか不明で、それが誰かをきちっと捕まえておくことは非常に重要だ。

なるほど、キリストは役職名か、あっしはよく知りやせんが、キリスト教で「信じる者は救われる」とか「アダムとイブの一件で人類が原罪を背負っており、その原罪をイエスが磔刑の犠牲で贖罪した」などと喧伝するのを耳にしやすが、キリスト教全般はキリストの役割をどのように説いているんで?

うーん、キリスト教と名乗っていても、イエスをキリストだと信奉する教会の中でもいくつも派があるし、先ほど見たようにそれ以外もある。それらに共通したキリストの役割は判然としないよ。

ただし、黙示録にある磔刑復活昇天、それに再臨最後の審判、これは少なくともキリスト教を名乗るどの派でも説いているんじゃないかな?
またこのキリストの時系列的一連の役割というか動きは、黙示録に記されている点から分かるようハルマゲドン計画と連動している。

そして何よりもそこで記されているキリストが一体誰を指すのか?を特定することは、計画の陰謀団の実像を明瞭にする核心部分になるよ。

ふむ、黙示録には小羊つまりキリストでやすね、それが神から巻物として地上の統治権を授かっていやすから、確かにキリストが誰かを特定するのはすごく重要・・・、うーん、しかしそれはイエスなのでは?

そう、単純ではないよ。確かに磔刑にあったのはナザレのイエスの肉体だ。
しかしそれを含めたキリストの一連の役割というか動き、つまり①磔刑、②復活、③昇天、④再臨、⑤最後の審判、これを磔刑で死んだイエスの肉体が復活して全て行う? どうだい、こんなこと常識的に見て変じゃないかい?

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確かに、あっしらにはそうでやす。でもそのイエスの奇跡を信仰するのがキリスト教なんでは?

うーん、信仰内容は分からないが、本当にそんなことを信仰させているなら、キリスト教団は世界最大のオカルト教団に感じるね。ただどんな信仰であれキリスト教が地上最大の世界宗教になっているのは紛れもない事実だ。

そしてその裏には陰謀団の存在と働きがある。というか地上世界の隅々までにも宗教を広げ浸透させることこそが彼らのハルマゲドン計画実現の柱だ、これこそが大黒柱になっている。


ハルマゲドン計画実現の柱、世界宗教の拡大 ~消えた民俗宗教と終末思想を説く世界の宗教群


え?宗教を世界中に広げる? それが計画実現の大黒柱? キリスト教が世界宗教になったことですかい?

陰謀団は聖書を形成したグループだから、キリスト教に関してはその通りだ。
ただし、キリスト教だけじゃ無いよ。世界のほとんど全てと言ってよいぐらいあらゆる宗教の裏に彼らの存在がある。

??世界宗教と言えばキリスト教、イスラム教、仏教だ。ユダヤ教とキリスト教、それにイスラム教は一神教で、聖書に基づくいわば兄弟の関係にあるから、イスラム教は「まぁそうかな」とも思えやすが、仏教やそれに他の宗教も陰謀団が関わっているんで?

うーん、それとハルマゲドン計画実現のシナリオがシオニズムで、その破壊工作の綱領の中に「全ての宗教撤廃」とありやすが、これと矛盾するのでは?

いや、それが矛盾しないんだ。
陰謀団にとって既成の宗教は不用で邪魔なのでゴミと仮定してみよう。ゴミを取り除くにはあちらこちら無数のバラバラにあるゴミを幾つかの大きな塊にした方が処分しやすいね? それと同じ事だ。

2000年前のことを想像してご覧、アメリカ大陸アフリカ大陸太平洋に浮かぶ島の群れ、そこに生活するする多数の民族、それぞれの民族にはその民族独自の伝承があり、祖霊がいて宗教とも呼べないような独自の宗教があったはずだ。それらはほぼ全て消えているだろ?

また、2000年前にも既にエジプト、インド、ギリシアなどでは巨大宗教はあったよ。しかしそれらは全て多神教だ。様々な神が信奉されていたのであり、唯一絶対の神だけを信奉するようなものではなかっただろ?

ああ、そうか、なるほど、世界宗教が拡がることで多数の民族独自の宗教は消えてやすね。
また、特に現在は一神教の信者が世界人口の過半数でやすが、一神教とそれ以外の宗教の共存は困難だ。うーむ。

世界宗教が悪いとは言わないよ。キリスト教、イスラム教、仏教それぞれ良いところも間違っているところもあるだろう。そしてそれぞれの世界宗教を信奉する人々の中にも、素晴らしい人もいれば愚劣な人間もいるだろう。

ただ客観的事実として、世界宗教の拡がりで民族独自の多数の宗教が消えたのは確かさ。それと現在の世界中のほぼ全てと言ってもいい宗教、それにはある共通した傾向があるよ。

え?はて、共通した傾向? 一体それは何でやすか?

お前さん、モルモン教の布教師に訪問されたとき、ハルマゲドンの絵を見せられただろ? それだよ。

??えっと、ハルマゲドンは黙示録に登場するものなので、キリスト教系だけの概念では?

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ハルマゲドンとは呼ばないが、多くの宗教では地上世界の破局を示している。終末思想といい地上の悪が高まり破局を迎えるというパターンだ。

ユダヤの秘密教義カバラが典型的で「カバラによれば、天国に秘め置かれている“メシア(救世主)の魂”が地上に“人の子”として現れ、全ユダヤ人を救済するのは、地上の悪が絶頂に達したとき」(「ヘブライの館2」)。この思想からサバタイ・ツヴィ、ヤコブ・フランクが登場している。彼らはカバリストだからね。

ルーツはゾロアスター教の終末論で、救世主の到来、最終戦争、最後の審判、新世界の到来などヨハネの黙示録とほぼ同様の内容だ。そしてユダヤ教、キリスト教の兄弟宗教のイスラム教も当然終末思想の色合いは濃い。また実は仏教にも終末思想はあるよ。

え?仏教も地上世界の破局を説いているんで? ハルマゲドン的なのは一神教だけかと思いやしたが?

ふむ、仏教と言ってもその主体は大乗仏教だけどね。原始仏教と大乗仏教は質が相当異なる。
そして意外だろうが仏教の終末思想を見ていくことでハルマゲドン陰謀団の首領は誰か?が判明してくるよ。

ええ!? ハルマゲドン陰謀団の首領が? 首領ならば黙示録の小羊つまりキリストが誰かってことが?

そうだよ。キリスト教そして大乗仏教が拡がった背後には陰謀団の首領が大きく関わっているからね。

うーむ、キリスト教と大乗仏教が裏で陰謀団のもとに繋がっている? そいつは一体・・・?

【】
 日、「」

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第25話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の五)

 古来から人間には人それぞれが思い描く未来像があったのでしょう。ただし、大概はその描かれる未来像とは、日頃の鬱憤や不満の裏返しとなった漠然とした「自分にとって都合の良い未来像」であったのかも知れません。
 しかし漠然としたまま自分が望むように、安易に事が好転できる副作用の無い魔法などこの世界にはありません。それで却ってだからこそ自分の望むような未来像を提供し、それを叶えてくれるようなヒーロー、救世主の出現を待ち望む、このような風潮が古来からこの世界に植え付けられてきたのかもしれません。
 救世主の待望の裏には人々の鬱憤や不満があり、こうした人々の鬱憤や不満の解消への願望は、多くの場合は「革命」として現象化したように思えます。
 さて、ではそういった革命が人々の願望を叶え、豊かさや幸福をもたらしたか?といえば、人々の一時の瞬間的な鬱憤晴らしはあったとしても、豊かさや幸福をもたらすどころか、猛烈な逆作用をもたらしています。フランス革命、ロシア革命、青年トルコ革命・・・どれも革命前より革命後のその社会は、悪化し陰惨な結果となっています。
 ではなぜその結果になったか? 始めから計画の一端だったからです。ほとんどの革命はハルマゲドン計画実現に向けた破壊工作の一つなのでした。大衆の日々の鬱憤や不満とそれの裏返しとなった願望を彼らは利用したとも言えます。

 さて、本来の仏教は救世主を待ち望むメシアニズムとは全く異質な宗教です。しかし大乗仏教が勃興し、それがアジア全域に広まるのと相まって、ある存在を未来の救世主であるとの認識が人々の意識下にすり込まれ、拡大浸透していきました。
 このアジアに拡がったその未来の救世主とは誰か? ゴータマ・ブッダの没後56億七千万年後に成仏してこの世界に降臨し世界を救済するとされる弥勒菩薩です。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第25話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の五)

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大乗仏教の菩薩 ~個々人の解脱を目指す仏教は小乗仏教?


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さて、仏教の終末思想だが、その前に、終末思想と関連もしてくるので、基本的知識として原始仏教と大乗仏教の本質的な相違点を押さえておくことにしよう。詳しく見ている暇は無いから大雑把だがね。

へい、御隠居よろしく御願いしやす。

本来、仏教とはゴータマ・ブッダの教えに基づいて個々人が修行をして解脱を目差すものだ。

ん?御隠居、解脱? 解脱とは一体何のことで? 仏教用語はあっしらには難しくて・・・。

そうだね、仏教用語はわざと曖昧にして難しくしている側面があるね。
さて解脱だが、私たちは生まれて死ぬね? でもその「生まれて死ぬ」は一度限りで無く、幾度も幾度も繰り返す。
この繰り返す再生再死の輪を輪廻といい、その輪廻の鎖から解放脱出すること。二度と地上に人間として肉体を持って生まれてくることの無い、物質界を超えた高い境地の世界に達しそこに住すること、これが解脱といえるだろう。

なるほど、個々人が解脱に向け修行していたのが原始仏教でやすね。では、大乗仏教はどう違うので?

Wikipedia 初期仏教


仏教の創設がざっと紀元前500年。大乗仏教運動が始まったのが紀元前後だ。
それは原始仏教の長老たちに対し、大衆部と言われる人々が「個々人が自分の解脱のみを目差すのならば単なる自分の利益だけ、大衆の利益を勘案していない。」と批判することから起き上がった。

原始仏教を批判する彼らは、自分だけで無く無数の衆生を下から掬い取るように救済しなければならないと訴え、その自分たちのあり方を大乗仏教だと名乗った。大乗仏教の大乗とは多くの衆生を乗せることのできる大船との意味だよ。

個々人が解脱を目差す原始仏教と大衆救済を旗印に掲げる大乗仏教か、確かに並べてみると同じ仏教と言っても質がまるで違ってきていやすね。
・・・あれっ!それと・・・気づきやした。大乗仏教が成立して動き始めたのが紀元前後? それならキリスト教が成立してくるのと重なる・・・。

気づいたね。ま、そういうことさ。
大乗仏教を自称する側は、原始仏教を自己の救済のみを目差す小乗、つまり小舟のような仏教だとし、自分たちの理想的生き方として「菩薩」を打ち出した。菩薩とは誓願を建てる。その内容は自己の解脱を目差すと同時にあまねく衆生の済度を謳うというものだ。

なんか一見菩薩の生き方はかっこいいでやすが、ふむ、解脱とは物質世界を超えた高い世界に到達してそこの住人になるんでやすね? ところが救わなければいけない衆生は物質世界にいるわけでやすね?

そう、解脱して物質世界を抜け出すことと、無数の衆生を乗せて済度すること、この二つは両立しない。衆生を大船に「乗せる」ためには物質世界にいなければそれができないからね。
それでこの矛盾に対して大乗仏教側は「菩薩とは既に解脱できる境地にあるのだ。しかし衆生済度のため、あえてこの苦界の物質世界に留まっているのだ。」との理屈をうち出し自分たちの仏教を広めていった。

うーむ、なんか苦しい言い分の理屈のような・・・。衆生済度のためか・・・。
しかし、この菩薩が行うとされる衆生の救済が、終末思想の地上の破局と絡んでくる、というわけですかい?

そう、その通りだよ。さすがに鋭いね。やはり破局と救済がセットになっているのだが、仏教の終末思想を一般に末法思想という。実はこの末法思想は日本の歴史に極めて大きな影響を与えてもいる。

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仏教の終末思想である末法思想 ~末法思想が日本の歴史も動かした


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末法思想? それが日本の歴史が大きな影響? それはどういった具合に?

末法思想は時代を大きく三つに区分することから出てくる思想だ。年数の長さは諸説あるのだが、ゴータマ・ブッダの没後、時代を①正法の時代、②像法の時代、③末法の時代、この3つに分ける。

正法の時代とは、ゴータマ・ブッダの教えも、その教えを行じ、実際にその成果を得る人達もいる時代、いわば勝れた黄金期という意味さ。それから時代が下ると世も人も劣化し像法の時代になる。
像法の時代とは、仏陀の教えは残っているが、それに基づいた行は形だけになる、従ってその成果を得る人がいなくなる時代だ。いわば形式だけ残っているのが像法の時代だ。更に時代が下ると世は乱れに乱れ人間も著しく悪化して末法の時代になる。
末法の時代は、教えだけは残っているが、その教えを実践し行ずる人間も、当然成果を得る人間もいないという悪時代を末法の時代と呼ぶ。
仏教の単純な時代観ではあるがね。

世も人間も悪化する末法の時代か・・・。で、この末法思想が日本に大きな影響を与えたとは?

日本では平安期の末期に末法の時代に入ったと捉えられたんだよ。現に平安の貴族社会から鎌倉の武家社会に移り変わる頃だ。その頃戦乱に次ぐ戦乱、天候異変による大飢饉の連続に日本は覆われていた。

は-、平安末期か、あっそうか、芥川龍之介の「羅生門」の世界でやすね。餓死者がごろごろの時代だ。

そう、当時はいろんな文献から本当に「世も末」の悪時代だったことが分かる。人々は生きるのもやっとの状態にあえいでいた。末法の時代を実感せざるを得なかったのさ。

この時代を背景に、これまでの仏教ではこの末法の世に対応できないとして新たな仏教が日本に興った。それは何か分かるね?

ああ、分かりやす。興ったのは鎌倉仏教でやすね。確かその面々は法然、親鸞、日蓮、道元たちだ。

その通りだ。この日本に興った鎌倉仏教は全てが大乗仏教に属するよ。そしてその鎌倉仏教が日本の歴史に与えた影響は甚大だろ? 現に現在までこの鎌倉仏教は日本に残り生き続けているんだから。

確かにそうだ。法然が浄土宗、親鸞が真宗、日蓮は当然ながら日蓮宗、そして道元は曹洞宗・・・。
なるほど、この時代に日本は大乗仏教の国になったといって間違いないでやすね。それが末法思想によるものだったわけでやすね。ふーむ、なるほど、それで仏教の時代観は末法の時代で終わりになるので?

いや、まだ先がある。末法期に世と人間の悪が極限にまで高まる。そしてとうとう最後には法滅がやってくる。

法滅とは、僅かに残っていたゴータマ・ブッダの教えそのものも全く滅してしまう事態だ。仏教的見地ではこれが真の終末で光が全く消えた闇の世界で、いわば破局の暗黒時代が来るという見方だ。

ふーむ、なるほど、仏教の終末思想も、他の宗教と同様にやはり地上の悪が高まり破局を迎えるというパターンだ。本当に実質は同じ事をどの宗教も説いている・・・。
うーむ、ところで大乗仏教は菩薩が衆生救済のためにあえてこの苦界に残っているんでやしたね? この破局と菩薩の救済はどう絡むんで?

そう、そこだ。仏教といおうか大乗仏教では、この法滅という破局、暗黒時代に、この世界を救済すべくある偉大な存在が降臨してくることになっている。破局に救世主の登場だ。例のパターンだ。その救世主の名前は多分日本人の大体は皆が知っている名前だよ。無論お前さんも知っているよ。

ん?あっしも知っている名前で? 大乗仏教の救世主・・・? 分からないな・・・、一体誰だろ?


アジアに拡がる弥勒信仰 ~破局、法滅時代における救世主


弥勒菩薩半跏思惟像 [Public Domain]


ゴータマ・ブッダの没後、時代はどんどん下り世も人間も悪化の一路を辿った。世界は遂には仏陀の教えも完全に廃れて滅し、法滅の暗黒時代を迎えていた。しかしその暗黒の地獄にもまさに「地獄に仏」、救いがあった。

ゴータマ・ブッダの没後56億7千万年の時を経て、偉大な菩薩が遂にゴータマに次ぐ第二の仏陀と成った。彼は暗黒世界に降臨し世界を救済する。その名を弥勒菩薩という。・・・パチパチパチ、めでたし、めでたし、ほら真打ちの登場だ。

御隠居、紙芝居じゃありやせんので、その声色は・・・、まぁあっしでも弥勒菩薩は知っていやす。ゴータマ・ブッダに次いで未来に仏陀になることが約束されているので未来仏とも呼ばれているんでやしたね。
うーん、しかしゴータマ・ブッダの没後56億7千万年後? うーん、それじゃあんまりにも・・・

ハハハ、やはり56億7千万年後、そこに引っかかるんだね。ネット検索して弥勒菩薩のスレッドを見れば、やはり話題は56億7千万年後で、「おっそ!!」「長すぎ-!」「既に人類滅亡してるじゃん!」などなど・・・。まぁその反応になるだろうね。

ただ56億7千万年の時間は比喩であって本当にその歴史が必要なのでは無く、重要なのは5,6,7,の数字の並びだ。これに意味がある。

5,6,7,の数字の並びに意味? うーん、なんだろ?・・・5+6+7=18とか・・・??違うか?・・・。

いや、合っているよ。5+6+7=18、別の数字では6+6+6=18になる。分かるね?

? 5,6,7は6,6,6?でやすか? 6が三つ・・・あっそうか、ミロクだ! 56億7千万年は並び替えると6,6,6で「ミロクの世が来る」を意味するってわけでやすね?

そういうことさ。「ミロクの世が来る」これは大乗仏教の見解だがそれだけではない。日本の神道系になるんだろうね、「ミロクの世が来る」は「日月神示」にも出てくるよ。
更に言うと、弥勒信仰、弥勒教は古代に既に「インドに成立し,東南アジア・東アジアの諸民族に受容された」ようで、中国では魏の時代に隆盛となり、日本でも弥勒講ができているよ。

うーん、弥勒菩薩の存在認識はインドから日本も含むアジア一帯の人々の中に広く浸透しているわけでやすね。地上の破局に救世主として弥勒が降臨か・・・、弥勒信仰はアジアのメシアニズムでやすね。

そういうことになるね。弥勒菩薩の存在、弥勒信仰がアジア一帯で拡がった、その背後には当然ハルマゲドン計画陰謀団の存在がある。というか弥勒菩薩こそが陰謀団の首領だ。明瞭だろ?

・・・いや、分かりやす。
ハルマゲドン計画は地上の破局と救世主の降臨がセットで、その救世主は弥勒菩薩だ。おまけに再編される新世界が「ミロクの世」・・・となると、陰謀団の首領が弥勒菩薩だっていうのは当然だと分かりやす。
・・・しかし、うーん、何か腑に落ちないというか、引っかかるところが・・・

pixabay [CC0]


ふむ、弥勒菩薩が陰謀団の首領だとするならば、引っかかる点があるんだね? それは?

へい、陰謀団の首領ならば弥勒菩薩は黙示録の小羊、つまりキリストになるわけでやすね?

さて弥勒は数字で表せば6,6,6のミロクになるんでやすね? ところがこの6,6,6は特異な数字で、黙示録では反キリストの首領である「獣」を表す名前もしくは数字だ。これは一体どういうことになるのか?と・・・。

なるほど、分かるよ。
弥勒はキリストと同時に6,6,6の反キリストでもあり、矛盾が生じているとの疑問だね。確かにそうだ。これがハルマゲドン計画の難しさ、入り組んだ複雑な構造がそこに表れているんだ。

そうだね。弥勒菩薩を救世主とするのは表のハルマゲドン計画だが、裏バージョンもある。

へ?裏ハルマゲドン計画もあるってことで? 表に裏のハルマゲドン計画か・・・、うーん。

ここで裏バージョンまで見ていくと話しが混乱するので、先ずは表のハルマゲドン計画に絞っていこう。
あ、そうだ、言い忘れたが弥勒菩薩は別名があるよ。仏典にしばしば出てくる。慈氏菩薩がそれだ。

へい、確かに裏と表をごっちゃにすれば訳が解らなくなりやすね。遭難の危険が大だ。
えっと、それと弥勒菩薩には別名もあって慈氏菩薩でやすか? この名前に何か意味があるんで?


【】
 日、「」

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第26話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の六)

 「弥勒菩薩がそう遠くない先に公に人々の前にその姿を現し、メッセージを我々に発せられる」。確か私が高校生の時で随分大昔になりますが、ある雑誌にこのような発言内容のインタビュー記事が掲載されました。発言主は意外にも白人の男性でした。
 「え?東洋人で無い白人が弥勒菩薩のことを? しかし弥勒菩薩の出現は遠い未来の先のはずだが? 信じがたいが少し楽しみでもあるな」、当事私はこのような感想を抱いたのを記憶しています。そしてそれはそのままで時間は経過していたのですが、私は十数年前にこの弥勒菩薩出現を予言した男性がベンジャミン・クレーム氏で、シェア・インターナショナルを主管していることを改めて知った次第でした。
 さて、後になり知ってみれば、クレーム氏の発言は決して妄想の類いでは無かったのです。弥勒菩薩がマイトレーヤでキリストだったのであり、当のシェア・インターナショナル自身が、マイトレーヤたちのグループと直結する地上組織であったのです。マイトレーヤたちの所属する霊団は単なる“目に見えない”グループではなく、彼らが頂く世界主の「大計画」の名の下、地上物質世界を背後から動かし続けていたのでした。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第26話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の六)


キリストの個人名はマイトレーヤ ~マイトレーヤとイエスの関係


弥勒菩薩の別名である慈氏菩薩、慈とはサンスクリット語でマイトレーヤという。つまり慈氏菩薩とはマイトレーヤ菩薩ということさ。

さて、分かるね? こここそが最重要点だ。陰謀の大元、その実行団の首領、ハルマゲドン計画陰謀団の首領、つまりキリストその名はマイトレーヤだということさ。

マイトレーヤ・・・? あっしらの認識では弥勒菩薩でやすね。ご隠居の話しでは、古代からアジア一帯で信仰され続けてきた弥勒菩薩がマイトレーヤで、本当に実在していた? マイトレーヤか・・・、ふむ、いや確かに何かどこかでよく聞く名前だ。どこかマイトレーヤを盛んに喧伝する組織がありやせんか?

マイトレーヤとその一団、つまりマイトレーヤを首領とする陰謀団について最も詳細な情報を出しているのが、シェア・インターナショナルという組織だ。その公式サイトで「世界教師は、今ここに在る」と題して冒頭次のように記しているよ。

世界の宗教はそれぞれに新しい啓示をもたらす方を予言し、待望してきました。キリスト教徒はキリストの再臨を、仏教徒はマイトレーヤ仏(弥勒菩薩)の降臨を、ユダヤ教徒はメシアを、イスラム教徒はイマム・マーディを、ヒンズー教徒はクリシュナの再来を待ち望み、そして秘教徒は新しい時代の世界教師の到来を待っています。名前は異なるが、事実、すべての宗教が待望する方は同じ方であり、その個人名をマイトレーヤといいます。

うわ!こりゃー、すごいことを書いている。世界の全ての宗教の救世主がマイトレーヤだとの言明と同じだ。これは世界の全ての宗教を導いてきたのが、自分たちマイトレーヤの一団だと言っているのに等しい。いや、それだけではない。この後マイトレーヤの一団の覚者たちが人類を導いてきたと記してある。


そうだろ。だから言ってきただろ? 光の存在として人類を導いてきたのがハルマゲドン計画陰謀団だ、と。そして彼らのその計画実現のための大黒柱が、世界中に宗教を広め浸透させることだ、と。また、その宗教とは地上世界に破局が到来、そこに救世主が降臨する内容だと。

うーん、確かに全くその通りではありやす。でも幾つも疑問点というか解らないことが多々ありやす。例えばそうだ、キリスト教はイエス・キリストを信奉してやすが、それとマイトレーヤの関係は?

疑問や解らないことが多々ある、それは当然だよ。そして何が解らないのかをハッキリ認識することはすごく重要だ。それを認識して初めて前進できるからね。

さてナザレのイエスとマイトレーヤの関係だね? シェア・インターナショナルの日本支局シェア・ジャパンが出版している本に『マイトレーヤの使命』がある。その第三巻p60ではイエスをマイトレーヤがオーバーシャドウしていたとある。

オーバーシャドウ? 何ですやすか?それは?

うん、ある時一人の人間が、それまでとは全く信じられないような力を発揮したりすることがあるね? その時「神懸かり」だ、という表現をするね?「神が乗り移った」と、そういった状態を指すと言ってもいいだろう。ただしマイトレーヤは神では無いから日本語の表現は難しいね。同じ現象でも悪霊とか動物霊の場合は「憑く」「憑依」というね。「狐憑き」と言った具合に。

キリストの洗礼 [Public Domain]


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歴史の背後にホワイト・ロッジ ~ホワイト・ロッジに所属する裏のイルミナティ


ふーむ、ナザレのイエスの肉体の中に、マイトレーヤの霊が入っていたと言うことで?

うーん、まぁそんなところだ。
細かく説明はしないが、大雑把には人間には肉体という粗雑な物質の身体の他にもっと精妙な身体がある。それをまぁ霊体としよう。輪廻とは「生まれ死ぬ」の繰り返しの連鎖にあることで、人間は肉体は死んでも霊体は残る。ただし肉体が死んだ際には霊体も3日ほど気絶してから目覚めるようだ。その霊体がまた肉体をまとって再び生まれ、また死に輪廻する。

オーバーシャドウとは、イエスの中にマイトレーヤが霊体として入っていたということだ。霊体は精妙だから肉体に入れる。

えっと、それなら本質は、肉体のナザレのイエスがキリストというよりも、イエス・キリストとはイエスの中に、キリストであるマイトレーヤが入っていたからイエス・キリストになるということで?

pixabay [CC0] 1 & 2 & 3 & 4 & 5 & silhouetteAC


そうだ、その通りだよ。それでやっとキリストの一連の動き、つまり①磔刑、②復活、③昇天、④再臨、⑤最後の審判、これらが何か?意味が見えてくるだろ? ナザレのイエスの肉体が復活した訳ではないんだ。

うーん、そうでやすね。イエスの肉体が磔刑で死んで、その肉体が復活し昇天し、そのままイエスが肉体のままこの世界に再臨し最後の審判を行う、それならば確かにオカルトだ。

でもマイトレーヤの霊体がイエスの肉体と共に磔刑にあって気絶し、その後目覚めて復活昇天した、そして何らかの形でマイトレーヤが救世主として再臨する。こう見るとイエスの肉体の復活より遙かに説得力はありやすね。

世界中ほぼ全ての宗教が基本的に同じ事を説いている。というか破局と救世主降臨を宗教の教えとして、世界の無数の人々に対してその意識下へのすり込みを行い誘導しているだろ? 背後にマイトレーヤの一団の存在と働きが無くしてはこの説明はつかない。

この一団を全体としてハイアラーキーという。ピラミッド型組織結社だ。その中でマイトレーヤを首領とする一団をホワイト・ロッジ(聖白色同朋団)と呼ぶ。

ふーむ、宗教を用いて意識下へのすり込み誘導か・・・。

ご隠居この話しは巨大すぎるので改めて確認しやすが、240年前からの真のシオニズムが主導してきた数々の運動や大事件、例えばフランス革命、第1次と第2次の世界大戦、共産主義の台頭やナチスファシズム、イスラエルの建国等々、これら全ての背後にもマイトレーヤを首領とするホワイト・ロッジが関わり、支援誘導してきたということでやすか?

pixabay [CC0]


そう言える。サバタイ-フランキストの上層部このシリーズでは偽ユダヤと表現された連中、これは竹下さんが「裏のイルミナティ」と分類された組織に入る。そして「裏のイルミナティ」は組織としてはホワイト・ロッジの中に所属するから、歴史的な大事件や世界戦争の裏にホワイト・ロッジがいる。

ホワイト・ロッジは天界にあって人類を導く光の存在の筈でやすね? しかし黙示録を見ても彼らは男女差別人種差別の激しい連中で、人民が大虐殺される方向に導いている。悪魔以上の悪魔にしか見えないや。

ホワイト・ロッジが闘ってきた相手は地獄界に所属する悪魔たちで、ブラック・ロッジ(闇の館)と称される存在だ。そこに表のイルミナティが所属するのだが・・・、ふむ、悪魔以上の悪魔か・・・実質はそうかもしれないね。

2000年前からの数々の陰謀、その指令はホワイト・ロッジ首領のマイトレーヤが出したので?

いや、そういうわけでも無いだろう。
ホワイト・ロッジは現地で実際に作戦を実行する軍団で、その大将がマイトレーヤ。日本軍でいえばその上が戦略・作戦を練り指示する司令部、そして最後は天皇だろ?

ああ、そうか。小羊のマイトレーヤは神である天界の主から統治権を授かっていた。マイトレーヤの上の存在がいるわけでやすね。
すると数々の陰謀の大元は、まさか神、主からということで?

そうだね。大元根源という意味ではそうなる。
ただし天皇が軍事作戦の具体的な指示はしないだろ? それと同じで黙示録の神、主は全体の大まかな方向を示す。それを大きな具体的戦略にまとめたのが司令部でその書が黙示録だ。マイトレーヤはそれにもとづき作戦の実行を配下に指令、と言った具合だろ。


唯一絶対の神、世界主の名前 ~世界主の「大計画」とシャンバラの仏陀


なるほど、となると天界の司令長官は黙示録の作者となりやすね? そしてハルマゲドン計画の実質の首謀者だ。

あっそうか・・・、黙示録の記述ではその作者が神とキリストの間をとりもつ役目を担っていやした。なるほど、それで計画をマイトレーヤに指示し、その計画の具体的個々の作戦を実行するのがマイトレーヤの下の部隊長たちと言った具合でやすね。しかしそれにしても計画の大元が神とは・・・。

ふむ、そうだね。
以前指摘したように黙示録の作者は誰だか確定していない。使徒ヨハネが作者と一応されるが、もしそうだとしても、彼は啓示を頻繁に受けていた様子で、その霊的啓示をただ書き留めただけだろう。

となるとその啓示を出したのが誰か?だ。その発信源が本当の作者になるからね。この点を留意し、その上で、だ。『マイトレーヤの使命』では繰り返し幾度もマイトレーヤが姿を現し「大宣言」を行うとしている。問題はその「大宣言」を「いつ?どんな形で?」行うのか?だね。解るね?

へい、それは黙示録でいうキリスト再臨時だ。「大宣言」はハルマゲドン最終戦争時に当たりやすね。

その通り、まさに破局と救世主の降臨だ。

そしてこれらの計画はキリストの上から発せられているとある。『マイトレーヤの使命Ⅲ』で「人類の進化を促す大計画が進行中」だとし、それについてp372にこうある。

大計画はこの惑星のロゴス、つまりこの惑星に魂を吹き込んだ天帝から発します。彼はゴビ砂漠にあるシャンバラ・・・で世界の主としてご自身を現されます。神の大計画はシャンバラから発します。そして仏陀によってシャンバラから私たちの霊的ハイアラーキーの覚者方にもたらされます。

シャンバラ? シャンバラにいる神、ここでは天帝、世界主とされていやすが、その神が大計画を発し、それをシャンバラにいる仏陀が中継してホワイト・ロッジの覚者に伝えられる、という意味でやすね。となるとシャンバラの仏陀が「ヨハネの黙示録」作者ということで? また仏陀とはゴータマ・ブッダのことで?


そうだね、まずシャンバラだが、仏典では弥勒菩薩は覩史多天の存在としばしば記述されている。その上の階層の天界には楽変化天と他化自在天がある。この楽変化天と他化自在天をシャンバラと呼ぶようだ。

つまりシャンバラはマイトレーヤの覩史多天より上の階層になる。神、天帝、世界主は他化自在天の存在だ。この我々の物質界(欲界)の最高峰だ。そしてシャンバラの仏陀はその下の楽変化天の存在だ。まさにシャンバラの仏陀が他化自在天の神と覩史多天のキリストの中間の仲介者だ。

結論はシャンバラの仏陀が黙示録の作者にして天界の司令官で計画の首謀者だ。また彼はゴータマ・ブッダとは別存在だ。

うーん、やはりそうか。しかし天界はそういう構造になっていたんでやすね。

ところでキリストの名前はマイトレーヤでやすが、シャンバラの仏陀にも個人としての名前はあるんでやすか?

無論その名前はあるよ。だが、その前に見ておくべきことがある。『マイトレーヤの使命Ⅲ』p81で「キリストの再臨に関して仏陀が果たすべき役割は何ですか?」の問いに、仏陀はマイトレーヤと共にもしくはその背後で働いているとしながら「彼は聖シャンバラ・・・にいます。そこには世界の主(サナット・クマラ)と彼を囲むクマラ方、そして仏陀・・・がいます。」と答えているよ。この意味解るかい?

えっと、キリストつまりマイトレーヤの再臨と「大宣言」、この一大イベントは背後でシャンバラの仏陀が計画し、その糸を引いているとの意味でやすね。それと・・・え? 世界主がサナット・クマラ?うんん?

その通りだよ。ハルマゲドン計画の全てを知悉していたのはシャンバラの仏陀だからね。そして神、世界主の名前はサナット・クマラだ。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の唯一絶対の神だ。ヤーウェとかとぼかして明かされてこなかった存在の名前が明かされている。

『マイトレーヤの使命Ⅲ』ではサナット・クマラは1850万年前に金星から降臨したと記されている。「永遠の美青年」だとも記されているね。

うーん、唯一絶対の神に個人としての名前があったわけでやすね。
となると黙示録の神、主がサナット・クマラ、小羊キリストがマイトレーヤになる。後はシャンバラの仏陀が誰か判明すれば陰謀団の顔がハッキリしやすね。

そういうことだね。
さて、宿題だ。全体として記述の対象が異なっているが、「ヨハネの黙示録」以外に地上世界の破局を同じく記した「エノクの黙示録」という書がある。短縮版がこれだ。深く読む必要はないが目を通しておいてごらん。

・・・分かりやした。陰謀団の全貌まであと一息、目を通しておきやす。

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第27話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の七)

 私の近所の神道系教会に、東京ナンバーの黒塗り高級車などがよく停まっていたことがありました。聞くとそこの「神様のお告げがよく当たる」との評判で、大企業の社長や有名人が遠路かけて相談によく来ていたとのことでした。意外かもしれませんが、政治家や大企業の社長には霊媒のお告げで動く人が実は多いのです。
 「地上の物質世界が霊存在によって動かされてきた」。このように言うと、平均的日本人には怪訝な顔どころか気が狂っているととられるように思います。しかし現実に安倍ぴょんは、安倍晋三後援会「安晋会」の母体である「慧光塾」の女霊媒師・光永佐代子(本名・長谷川佐代子)のお告げで政治を左右させてきたことが度々記事で指摘されています。つまり事実として日本国が霊媒によって動かされてきたともいえるのです。ただし女霊媒師・光永佐代子が繋がっていたのは神や霊存在ではなく、CIAだとのことでした。
 霊媒の一番の問題はその霊媒師がどの存在に繋がっているか?なのです。下手すると光永佐代子のように霊存在どころかCIAだったりするのですが、霊媒に繋がる霊存在の圧倒的多くが、大天使ミカエルなどを名乗ってはいるが偽者で低級霊や悪霊のようです。霊媒で金儲けしている場合、まず繋がる霊存在は低級霊や悪霊であると見て間違いないでしょう。そして更に怖いのが、繋がるのが本物の天使など高級霊であっても、その霊存在の実体は地獄の悪霊以上の凶悪魔であったりもすることなのです。地上世界における彼らの影響力は絶大だったのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第27話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の七)

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判明!ハルマゲドン計画首謀者の名前 ~エノクの天界での地位



分かりやしたぜ!御隠居、シャンバラの仏陀の名前が!
それはエノクだ。間違いねぇや。

おいおい、随分と藪から棒だね。ふむ、「エノクの黙示録」を読んだんだね。で、なぜそう思った?

匂い、匂いですぜ。「エノクの黙示録」その文体を一見しただけで「ヨハネの黙示録」と同じ匂いがしやした、独特の。こんな醸し出す独特の匂いは他にはありやせん。すぐ同一人物と分かりやしたぜ。

ふむ、匂いか・・・、理屈より匂いか・・・曰く形容しがたいが、実はあたしも同感だ。それと・・・だ、

それと、御隠居、「ヨハネの黙示録」では神の御座、サナット・クマラの前でやすね、そこで作者は号泣したと自分で記している。
で「エノクの黙示録」では、14章でエノクは神の館の前で震えて身を投げ出し、サナット・クマラの前では顔を覆って震えていた、と記している。

サナット・クマラの前での行動の傾向というか性癖が同じだ。そしてサナット・クマラはそれらをいたく気に入っている様子だ。

なるほど、そうだね。
一方サナット・クマラはシャンバラの仏陀がお気に入りらしく、「マイトレーヤの使命」の記述では、シャンバラでサナット・クマラを取り巻く主要一員がシャンバラの仏陀となっている。つまり取り巻き側近だね。このシャンバラの仏陀とエノクをお前さんも同一存在と見るわけだね。

へい、エノクはサナット・クマラの前でどのような行動をとれば気に入られるか分かってやっているようで・・・。おののき震えながら礼賛して顔を伏せ、それでいて大げさに号泣してみせ甘えるような・・・。

ふむ、お前さんの嗅覚はほんと凄いね。あたしはそこまでは感づかなかったが、エノクには多くの伝承があり様々な呼び方もされている。
いわく「天の書記」「天の宰相」「メタトロン」「天使の王」「天の律法学者」「小ヤハウェ」等々、また確かカバラを地上に伝えたのも彼との説があったかな。

生命の樹 [Public Domain]


うーん、「小ヤハウェ」でやすか。サナット・クマラは不敬だとその名前を呼ばせずに、ヤハウェなどと発音もハッキリしない、ぼかした形で呼ばせていやしたね。そのヤハウェと「小ヤハウェ」か・・・。

そう、エノクが「小ヤハウェ」と呼ばれるのは、彼がサナット・クマラの代理者であったことを意味するだろう。そしてエノクの天の宰相との呼称、天の宰相と呼ぶにピッタリなのはシャンバラの仏陀だ。天帝サナット・クマラの側近であり、天帝の代理としてキリストとの仲介をしているからね。

サナット・クマラとの関係から見てもシャンバラの仏陀とエノクは同一だ。もう間違いがないや。

そう、間違いがないだろう。黙示録の作者でハルマゲドン計画を創案した計画の首謀者はエノクだ。

うーむ、これでいよいよハルマゲドン陰謀団の輪郭が表れてきやしたね。
「大計画」とかという号令を発した戦前の日本では、天皇に当たる世界主、天帝のサナット・クマラ。その号令のもと計画を創案し指令した指令長官がエノク、計画の指令を受けた実行部隊大将キリストのマイトレーヤ、マイトレーヤは配下の部隊長たちに命令し、それに基づきホワイト・ロッジが個々の作戦を展開、こうでやすね?

しかしこれは巨大組織だ。ホワイト・ロッジからその上のシャンバラまでもこの天界の陰謀団は包含している。

そう、ハルマゲドン陰謀団は超巨大なハイアラーキー組織だ。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の唯一絶対の神、天帝サナット・クマラを頂点に頂き、シャンバラからホワイト・ロッジを通して、地上世界にまで覆う構造になっているからね。そして天帝の代理者エノクの存在は複数の意味で非常に重要だよ。

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ハイアラーキー陰謀団の地上組織 ~キリスト再臨の準備をしていた神智学協会


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地上世界をも覆う巨大組織か・・・、そしてエノクが重要、黙示録の作者で計画の首謀者でやすからね。

エノクが重要なのは創案者だから当然ではあるが、彼がハルマゲドン計画の全てを知悉しているからだ。
この意味は、ハルマゲドン計画には裏バージョンがあり、それも彼が計画したからだが、まだこの裏バージョンの言及は避けておこう。ただ以前話題になったモルモン教が黙示録を重視するわけは分かったね。

へい、モルモン教がオーソドックスなキリスト教以上に黙示録を重視しているのは、その作者のエノクを信奉しているからでやすね。

あれっ、となるとモルモン教はエノクと通じていて、エノクの意志を具現化させる物理的な教会で、巨大ハイアラーキー組織の地上における下部組織になるのでは?

そう言えるね。モルモン教はエノクと通じているので、ハルマゲドン計画を具現化させる働きは非常に明瞭であるね。

ただしその手の組織はモルモン教だけではないよ。前にも言ったように、地上ほとんど全ての宗教組織の裏には天界の陰謀団ハイアラーキー組織があり、その宗教がハルマゲドン計画実現のための大黒柱だからね。
また宗教組織以外にもハイアラーキー陰謀団に所属する地上組織は無数にあるよ。

陰謀団に所属する無数の地上組織か・・・、具体的物理的組織でやすね。そんな視点でこれまで世界を眺めたことはありやせんでした。ふーむ、無数にあるその地上組織の代表例としては?

そう、ハイアラーキー陰謀団は単に天界にある“見えない存在”ではない。そこに所属する覚者も霊的存在だけでなく、この地上で最近まで肉体を持って活動してきた覚者たちもいる。その覚者たちと連絡をとりながら広報役を任じてきたのが、言うまでも無くシェア・インターナショナルハイアラーキーに直結する代表例の一つだ。
またそれと関連が深くハイアラーキー団に所属が明瞭なのが神智学協会だ。


神智学教会・・・か、国連の深奥には瞑想の部屋という不気味な部屋があり、それは神智学協会が設計したものだと耳にしたことがありやす。国連の内部の深くに神智学協会が入り込んでいるとも・・・。

そうだね。国連のその空間の管理者はルーシス・トラスト協会、神智学協会の後継だ。またその空間への出資者はジョン・D・ロックフェラーといわれているね。

さて、神智学教会はキリスト即ちマイトレーヤの再臨に備えて、そのための「器」を探し育成する活動を行ってきた。その「器」の予定者がクリシュナムルティー(1895年 - 1986年)だ。この計画事態はうまくは行かなかったがね。

再臨のための「器」とは、地上世界でマイトレーヤが物理的な姿を現し「大宣言」を行うためでやすね? イエスに行ったように、クリシュナムルティの肉体の中に入り込む形で再臨の姿を現すと?

その通りだろうね。
ともあれ、神智学協会がハルマゲドン計画実現に沿って活動してきたハイアラーキー組織の地上の下部組織であることは明瞭だろ。これに国連やロックフェラーが関わっている。

うーむ、米ニューヨークの国連本部ビルはロックフェラー所有地に建てられたようでやすね。国連やロックフェラーたちも、ハイアラーキー組織と関係してくるんで?

当然そうさ。国連はロックフェラー所有地に本部ビルがあることから分かるように、ロックフェラーたち「偽ユダヤ」の下部機関だ。

このシリーズではサバタイ-フランキストの上層部を「偽ユダヤ」使役される方を「ハザール・マフィア」と呼称しているが、「偽ユダヤ」は「裏のイルミナティ」に所属し、「裏のイルミナティ」は基本的にホワイト・ロッジに所属するからね。

地上世界における「裏のイルミナティ」のメンバーとその組織は、ジョン・コールマン博士の『300人委員会』を読めば出てくるよ。ただそこにジュゼッペ・マッチーニの名があるように一部「表のイルミナティ」も混じっているようだがね。


霊存在の指令で動く地上組織 ~複雑に絡み合う裏と表のイルミナティ



うーん、国連を始め巨大銀行や多国籍企業群など、超メジャーな組織がハイアラーキー団に所属する組織となっているわけでやすね。ハイアラーキー団が地上人類を導く存在だとは、何も霊的・精神的な意味だけでなく物理的にもそうなわけでやすね。

しかし導くというより、彼らの思惑でこの地上世界が利用され振り回されている感が強い。ハイアラーキー団は光の存在だとされてもとてもそうは感じられないし、極悪の悪魔集団のはずのサバタイ-フランキスト、「裏のイルミナティ」でやすか、彼らがホワイト・ロッジというかハイアラーキー団に所属している、ここらあたりの関係は改めてどうなっているんで?

ふむ、先ずハイアラーキー団に所属している地上組織についてだが、そもそもハイアラーキー団全体がピラミッド構造の結社で軍隊組織と類似している。
つまり自分のいる階層及びその下の階層のことは視界にあるが、上の階層のことは全く見えない。また上からの命令には従わなければならず秘密も厳守だ。

そういうわけでハイアラーキー団に所属の地上組織も、この組織がハイアラーキー団に所属していることを知っているのはトップだけだ。役員クラスでさえも知らないかもしれないね。

なるほど。それはよく分かりやす。で、サバタイ-フランキストとハイアラーキー団については?

そうだね。ハルマゲドン計画のシナリオに関してくるので改めて整理しておこう。

サバタイ-フランキストには2グループがある。「裏のイルミナティ」に所属するグループと「表のイルミナティ」に所属するグループだ。前者を「偽ユダヤ」後者を「ハザールマフィア」とここでは称している。

「偽ユダヤ」はホワイト・ロッジに「ハザールマフィア」はブラック・ロッジにそれぞれ所属しているので、基本的には両者は敵対関係にある。しかしことはそう単純では無く、現実には両者は共同して事に当たってもいる。

そうでやしたね。初代ロスチャイルド逹が自分たちの計画を実行するに当たり、代理人として立てたのがアダム・ヴァイスハウプトのバーバリアンイルミナティで、これは「表のイルミナティ」でやしたね。
文字通りに「表のイルミナティ」が表に立って実行工作し、「裏のイルミナティ」が裏で計画し指示している・・・。

その通り、フランス革命からロシアの10月革命、ナチス・ファシズムの台頭、そしてイスラエル建国、これら全てがおそらく同じ構図となっているだろう。

ん? フランス革命は分かりやすが、ロシア革命、ナチス、イスラエル建国についてはどのように?

そう、ロシア革命の主役であるレーニン、トロッキー、スターリンは「表のイルミナティ」、またナチスのヒットラーはサバタイ-フランキストではないが、彼も「表のイルミナティ」のようだ。彼らのバックにはロスチャイルドロックフェラーの「偽ユダヤ」がいたね。

更にイスラエルに関してだが、これはあくまでもあたしの感覚に過ぎないが、メナヘム・ベギンを始めとするイスラエルの歴代首相、そしてジャボチンスキーも「表のイルミナティ」だ。そして彼らのバックにいたのが言うまでも無くロスチャイルド家だ。

うーん、なるほど。一口にイルミナティと言っても表と裏、使役される側と使役する側があるわけだ。
しかしイルミナティ、これを裏か表かどちらがどうかを実際に見分けるのはすごく難しそうだ。

そう、見分けは難しい。表も裏も「成りすまし、潜入、乗っ取り」を常套手段にするし、両者とも悪魔崇拝であって裏と表のイルミナティを併せてカバールとも呼ばれるようだね。
また裏と表のイルミナティが互いに成りすましで相手の組織に潜入したりもしてきたようだしね。

どちらも悪魔崇拝でカバールか・・・、ややこしや。
ただ、裏と表のイルミナティの両組織とも地上にその所属組織があり、地上の組織はその霊存在の指令に従って地上での具体的行動をとっていたんで?

そうだよ。地上組織の人間の重要任務は霊存在の指令を受け取ることにあった。それぞれの地上組織の人間は霊媒を通してその指令を受け取り行動に移していた。
特に「裏のイルミナティ」は血統主義でその高位家系では霊媒専門の家系もあった模様だ。霊媒は今日的言い方ではチャネリングともいうがね。

なるほど、やはり、そうか・・・。ふーむ、しかし知れば知るほどこの地上世界はオカルト世界だ。


ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第28話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の八)

 2007年1月、天界の改革がスタートしました。幸い私はその始まりからその展開に立ち会う事ができましたが、その開始の当初は「なぜ天界の改革? 地上世界の改革のほうが必要で先にすべきことだろう。」と考えていたことを覚えています。
 当事の私は霊存在を否定せずながら、それが地上世界とこんなに密接に、と言うか、霊存在の意向が地上世界を動かしているなどとは全く捕らえてはいなかったのです。
 ところがそれからそう時間をおかず、地上の改革を先にすべきとの当初の私の考えが無意味であることを理解できるようになっていました。地上世界はいわば霊的世界の「写し」であり、地上世界の上にある霊的世界の天界が変化しない限り、地上世界が変化するはずも無かったのです。
 さて、その天界の改革の進捗は、その始まった当初からは私たちの想像を遙かに超えた思いもしなかった展開で進んでいきました。驚愕の連続でした。
 開始当初、改革の旗手で人類の救世主の担い手にあったのがマイトレーヤでありサナット・クマラでした。ところが彼らはやがて消滅していきました。その時は驚きでもありましたが、彼ら、特にサナット・クマラに非常に強い野心があったことは現在では明瞭で、それが彼自身を滅ぼします。
 『マイトレーヤの使命』に度々記載がある「大計画」とはサナット・クマラの企てた暴力クーデターだったのです。これがハルマゲドン計画の一つの正体なのです。
(seiryuu)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第28話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の八)

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手段を選ばないハイアラーキー組織 ~潜入した裏のイルミナティの役割


pixabay [CC0]


さて、この道中もいよいよ入り組んだ急な難所に改めてさし掛かっているが、ボチボチ進もうか。

へい、しかし、ややこしいや。何しろ巨大ハイアラーキー組織に、裏と表のイルミナティ組織が複雑に絡み合っている。
おまけにそれは霊的世界だけではなく、地上の物質存在としての国家や巨大企業組織などとして現出して、稼働し機能している。

ふーむ、霊的世界が具体的物質的に地上世界を動かしてきた・・・。

そう、そこだ。ポイントは。

地上世界は霊的世界のいわば“写し”だ。事実を見ることは大事だが、その視点無しに地上世界の現象だけ個々バラバラに追っても全体の輪郭は表れてこない。「群盲象を評す」のことわざの状態になってしまう。
物質現象だけで背後の動きを見ないなら、その現象がどこに繋がり、どういう位置を占めるか? そしてどういう意味を持つのか? これらが明らかにならないんだ。

うーん、確かに。

しかしそれはそうとして、ハイアラーキー組織は光の集団でやすね。ではそこになぜ悪魔崇拝の裏のイルミナティ、その悪魔軍団と呼ぶべきものが入り込んでいるのか? 彼らはブラック・ロッジつまり表のイルミナティ、地獄の悪魔を使役したりする存在なのに。どうにも納得がいかねぇや。

確かに裏のイルミナティは表のイルミナティ以上に悪魔的だ。凶悪魔と呼ぶべきか。以前にハイアラーキー組織のホワイト・ロッジを指して「悪魔以上に悪魔的だ」とお前さんが評していたが、その通りだ。
なにせハイアラーキー組織の中に裏のイルミナティが巨大に巣くっていたからね。

ただしかし彼らは優秀でもあった。サナット・クマラが統べるハイアラーキー組織は「目的達成のためには手段を選ばず」だったんだろう。ハルマゲドン計画実現に向けて効率的で大きな貢献をしていたのが彼らだったからね。

ふーむ、優秀か・・・。
地上世界でいうと、裏のイルミナティの中でも初代ロスチャイルドの登場以来は、ハルマゲドン計画実現への計画と工作の中心はロスチャイルドを中心としたサバタイ-フランキストになっていやすね。
おまけに彼らは直接手を汚さずに、表のイルミナティを彼らの代理人にたてて、サバタイ-フランキストの中に取り込む形へと・・・。工作員として優秀といえば極めて優秀ではありやすが。

しかし、それにしてもハイアラーキー団は自分たちの組織に悪魔逹が入り込み、幅をきかせていたことに気付かなかったので? いや、それ以前にハイアラーキーと裏のイルミナティの区別が分かりやせんや。

ふむ、そうだね。
サナット・クマラやマイトレーヤたちは自分たちの中に悪魔集団が潜入しているのが見えていなかったようだ。いや、もし気付いたとしても放置していたのかも知れないね。

表舞台での唯一絶対の神や全ての宗教の救世主という光り輝く存在であるためには、裏舞台の汚れ仕事を担当する存在は重宝で不可欠だからね。
それとハイアラーキーと裏のイルミナティの相違とは、悪魔崇拝か否かの違いだ。サナット・クマラやマイトレーヤたちは、私から見ても悪だが悪魔崇拝ではなかったようだ。

なるほど。
超メジャーな企業が土地買収などで、地元住民の反対運動とかで難航したりしたら、表看板は傷つかないように、企業内にある秘密部署が担当して暴力団に依頼指示して、その暴力団が住民反対運動をつぶしてしまうパターンと同様でやすね。
超メジャー企業全体がハイアラーキー組織、その中の秘密部署が裏のイルミナティ、そして暴力団が表のイルミナティに相当する、といった具合でやすね。

(続きはこちらから)

天帝サナット・クマラの野望 ~ハルマゲドン計画は暴力クーデター


その通りだね。
ハイアラーキー組織はブラック・ロッジと闘っていることになっているが、実態はブラック・ロッジとの関係は、闘いの対象と言うより徹底的に利用すると言った方が正確だろう。

ハルマゲドン計画は、基本的には闇であるブラック・ロッジと光であるホワイト・ロッジとの戦いでシナリオは展開する。
その中、ハルマゲドンでキリストのマイトレーヤが救世主として出現し、光側が勝利する。そしてマイトレーヤを中心として、世界を再編することになっている。
この実現のため、ハルマゲドンに誘導するのにも、マイトレーヤが世界を再編するのにもブラック・ロッジを利用するというシナリオになっているからね。

なんか、ホワイト・ロッジを見ていると地獄の悪霊のブラック・ロッジのほうが可愛く見えてきやした。

そうだね。
ハイアラーキー組織に潜入した悪魔崇拝の裏のイルミナティの凶悪さはもちろんだが、サナット・クマラたちの野望・野心も凄まじいものがあるからね。
そしてその野望と野心が彼らの目を曇らせ、ハイアラーキー組織に悪魔崇拝が潜入し、巣くってしまっていることを見えなくさせてしまった。

え?世界主で天帝のサナット・クマラに凄まじい野望と野心? トップなのに野望がある?

そうだよ。
サナット・クマラは天帝といっても太陽系物質世界でのトップだ。上には上が限りなくある。仏教では三界というものが説かれていて、物質界はこの分類では欲界にあたり三界の最低レベルだ。その上が色界、更に無色界で三界となる。この三界も狭い世界観で、更に上位の天界と神々が無限に拡がっている。
サナット・クマラは認識できる限りの銀河宇宙の支配者になる野望を燃やし続けていた
模様だ。


天界の秩序4 個我(ジーヴァ)の位置と所属するレベル

(前略)
シリウスシステムの存在は、天津神第1〜第5レベル(68〜64次元)、国津神第1〜第5レベル(8〜4次元)のいずれかに属していますが、各存在がどこのレベルに属しているかを調べるには、ジーヴァ(個我)の位置を調べるとわかります。
(以下略)

上位の天界の神々を支配下に置く? それってハルマゲドン計画と関係が?
それに支配下に置くのはどう見ても平和的方法のはずがないでやすね?
これは上位の神々にとっては暴力クーデターでは?

そうだね。
確かにサナット・クマラの発した「大計画」とは、暴力クーデター計画といえるだろう。無論ハルマゲドン計画が関係する。
しかしその野心がサナット・クマラの目を曇らせ、あげくには自分のハイアラーキー組織が悪魔崇拝連中に実質乗っ取られていたのだが、それも見えなくさせていたんだろう。

え?乗っ取り? ハイアラーキー組織が悪魔崇拝の裏のイルミナティに乗っ取られていた?

そうだ、ロスチャイルドたちを見れば解るだろ?
彼らは「成りすましと乗っ取り」が常套手段で、地上の彼らに命令を発していたのが、裏のイルミナティの霊存在や覚者たちだ。
それがハイアラーキー組織の中で従順な部下などの成りすましで勢力を秘かに拡げ、いつの間にか組織全体を実質は乗っ取っている。

そうか・・・、すでに悪魔軍団に乗っ取られるところまで事態は進行していて、それでハルマゲドン計画には裏バージョンもあるんでやすね。
ハルマゲドン計画の表と裏のバージョンは全く異なるので?

いや、そうではない。裏バージョンは表バージョンを利用するものだったはずだ。
どういうことかといえばハルマゲドン計画がほぼ成就、つまり第三次世界大戦が勃発し、キリスト・マイトレーヤが出現、そしてマイトレーヤを中心に新たな世界の再編、ここまで来てから全てひっくり返すのが裏バージョンだ。

ふーむ、ひっくり返すか・・・。
マイトレーヤはミロク、つまりキリストであるのに反キリストの666の獣でもあった。このキリストの反転が裏バージョンに絡んでくるんでやすね。

pixabay [CC0]



そう、ハルマゲドン計画には、光の側が神(主)キリスト(小羊)闇の側が竜(サタン)獣(666)偽預言者、そしてバビロンの大淫婦という重要な配役がある。
これらが誰に当たるのか? 表バージョンと裏バージョンで反転しているところがある。マイトレーヤに関してはお前さんの推察通りだ。

さて、こうなると、いよいよこのハルマゲドン計画の具体的なシナリオを探っていく段階にきたようだね。

へい、いよいよでやすね。
ハルマゲドン計画では裏バージョンは表バージョンを利用するってんだから、先行する表バージョンのシナリオを確認していくことが先決でやすね。


作戦実行部隊キリスト教原理主義 ~キリスト再臨のため666の地上支配



そうだね。
そしてそのシナリオを探っていく上で重要かつ欠かせないのが、キリスト教原理主義組織を押さえておくことだ。
なぜなら、現代において、ハルマゲドン計画の地上での作戦実行部隊の中心的な役割を彼らが担ってきたとも言えるからだ。
彼らがどういう存在でどんなシナリオを描き、行動してきたかを知ると計画本体が浮かび上がる。またキリスト教原理主義にモルモン教も含まれるといって良いだろう。

キリスト教原理主義? そしてあのエノク崇拝のモルモン教でやすか・・・。
うーん、原理主義か。イスラム教原理主義のワッハーブ派がイスラム教スンニ派を名乗っているが、実体はサバタイ-フランキストの一味であるドンメーだとの指摘がこのシリーズでされてやすが、もしかしてそれと同様とか・・・?

ご名答。
ユダヤ教を名乗るシオニズムイスラムを名乗るイスラム教原理主義、このそれぞれが偽装改宗団のサバタイ-フランキストであると同様に、キリスト教を名乗るキリスト教原理主義もサバタイ-フランキストの偽ユダヤによって創設されている。
そして米国における一大勢力だ。キリスト教シオニズムとも呼ばれ、シオニストの先兵的な役割を果たしており、米国で狂信的信者を多数獲得している。

クリスチャン・シオニストか、親イスラエルでやすね。
キリスト教の原理主義とはどういう意味で?

ふむ、彼らは「聖書の内容を文字通りに地上世界に現出させなければならない、それは神の意志で計画だから。」と考え運動するところから原理主義とされる。
特にこれは過去のことは終わったことなので、これからの未来に起きる事柄について、聖書の記述を文字通り現出させなければならないとしている。

未来の出来事? ならばそれこそ「ヨハネの黙示録」そのままだ。
キリストの時系列に沿えば、①磔刑、②復活、③昇天、④再臨、⑤最後の審判、⑥神の国の完成でやしたね。
この内①②③は過去のことなので、原理主義者の運動とは④⑤⑥を地上の現実世界で文字通りに実現させるということでやすね?

全くその通りだよ。
いうまでもなく、現在まで彼らが力を傾注してきたのがキリストの再臨だ。
ところでこのキリスト再臨のためには、黙示録の記述に従えば一定の条件が必要だったね。解るね?

へい、黙示録の記述によると、天に攻め込んだ竜(サタン)は、ミカエル率いる天の軍団に返り討ちにあい、地に投げ落とされた。
は自分の代理者として獣(666)を地上世界に送り込み、偽預言者も地上世界に現れ、獣と偽預言者が地上世界を支配する。そこにキリストが再臨ハルマゲドンが開始

つまり、逆に見れば、反キリストの悪魔勢力が地上を完全支配しなければキリストの再臨はないわけだ。

そうでやすね。
悪が絶頂に達したときにキリストが再臨、となると原理主義者がキリストを再臨させるためには、地上世界を悪で覆わせなけれならない。
では自らが悪をなし世界に悪をはびこらせること、それが聖なる行為になってしまう。これは偽装キリスト教改宗のヤコブ・フランクの考え方と同一だ。
黙示録の記述を文字通りに再現させようとすると必然的に悪魔主義ヤコブ・フランクと同じになる?

そういうことさ。
キリスト教原理主義とはヤコブ・フランクのフランキストの分派ということさ。サバタイ-フランキストの実働部隊になっている理由さ。一般信者は多分気付いてはいないだろうがね。

悪に気付かないまま自分が神聖なる行為を為していると陶酔している狂信者の集団か・・・。
あ、そうだ、「ジーザス・キャンプ」という映画を紹介している番組を見たことがありやす。確か福音派の女性牧師?が幼い子供たちをサマーキャンプに連れ出し、共同生活の中で徹底的に洗脳する恐ろしい映画でやした。

ジーザス・キャンプ~アメリカを動かすキリスト教原理主義~(プレビュー)
配信元)
 

あたしもそれを見たよ。
子供たちを片一方では「お前は原罪を背負っている悪い子だ」などと恐怖をたたき込み、片一方で「お前がこの世界を救うヒーローだ」と持ち上げる。恐怖と賞賛で洗脳する方法をとっていたね。
幼い頃に植え付けられたものをぬぐい去るのは困難だ。本当に怖い内容だったね。

ふーむ、そのキリスト教原理主義が米国での一大勢力になっている? うーん、こいつは大変なことだ。

さて、今日はこれぐらいとして。彼らのシナリオについてはこの記事を宿題として読んでおいておくれ。

へい、ハルマゲドン計画のシナリオを知る上でこの記事がすごく重要なんでやすね。了解しやした。


ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第29話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の九)

 1881年ロシアのアレクサンドル2世が暗殺され、爆発的ポグロムが発生する中、ロシア国内では革命運動が活発となる一方、ロシア国内居住のアシュケナジ(ハザール)ユダヤ人の大移民、特に米国への大量移民が起きます。
 そして1882年には、当事オスマン領にあったパレスチナへのハザールユダヤ人の入植も開始されました。これがシオニズム運動の始まりです。そしてこれら一連の動きの裏にいたのがロスチャイルド家です。
 このシリーズ連載に当たっての私の目的は「なぜイスラエルが建国されたのか?」、この意図を明らかにすることでした。
 ここまで回を重ねてきましたが、今回この目的地にようやくたどり着きました。既にイスラエルの建国はハルマゲドン計画実現のためとは記していますが、具体的にはこうです。
 ハルマゲドンの最終戦争からキリストの千年王国を開始させるためなのであり、そのための「神への燃やし尽くしの犠牲」を捧げるためだったのです。これはホロコーストの本当の意味でもあります。
 イスラエルは最終戦争の炎によって焼き尽くされるために建国されたのです。少なくともロスチャイルド家などに指令を出していた霊存在は、始めからそれを意図していました。エノクはその計画をまとめ、サナット・クマラとマイトレーヤもそれを承認して動いていたのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第29話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の九)

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米国を動かすキリスト教原理主義 ~米国人の驚くべき意識実態


さて、改めてキリスト教原理主義組織についてだが、彼らの説く内容は非科学的で非常に偏っている。しかしその彼らが米国の一大勢力にもなっている。

特にブッシュJr.は彼自身がこの原理主義の信仰者であり、彼の政権の最有力支持基盤でもあった。またトランプ政権の支持基盤でもあり、彼らの動向は米国政治に強い影響力がある。決して無視できない勢力だ。共和党の大支持基盤でもあるからね。

ふーむ、あっしらの感覚からすれば、とんでも教説のキリスト教原理主義でやすが、宿題の記事を読んでみても、どうも原理主義は盛んな伝導を行い、米国での一大勢力となっているんでやすね?

そうだね。

この記事によるとガチガチの原理主義者は米国成人の4分の1、単なる信仰面では原理的信仰は米国成人の2分の1にも登り、米国成人の半数以上が聖書記述は全て正確な史実であり、キリストの再臨もあると信じている模様だ。それに驚くなかれ、キリストの処女懐胎は約8割の米国成人が信じている。

この原理主義信仰が国内問題だけでなく、外交政策にまで深い影響を及ぼしているとの指摘は事実だろう。

うわぁ~!こりゃすごい勢力だ。
いわば原理狂信者が米国成人の25%・・・、米国成人の半数以上が聖書を文字通りに信仰・・・、絶句だ。すごい洗脳のされ方だ。

なるほど宿題記事で、原理主義の人気テレビ説教師の番組は、「1600万世帯、全米テレビ所有台数の19%が見ている」とか、またハル・リンゼイとかいう原理主義のおっさんの本が1800万部も売れたとか、本当にそうなんでやすね。

しかしこの原理主義者たちがブッシュJr.の支持基盤で、現在はトランプの支持基盤か、なるほどそれでか、ふーむ。

洗脳のひどさでは日本人も劣らないがね。何せマスコミや肩書きが立派なら、その発言を多くの日本人は鵜呑みだからね。

さてブッシュJr.が911テロ直後に自分たちを現代の十字軍になぞらえ、対テロ戦争を謳い、アフガン侵攻、イラク侵略に踏み切った意味が理解できるだろ? そしてトランプの中東政策も。

へい、合点がいきやした。

アフガン侵攻の破壊もひどいが、大量破壊兵器の欺瞞とでっち上げで、イラクの人民と国土を蹂躙してきたのがブッシュJr.政権だ。それら侵略行為は卑劣で、とてつもない悪の筈だ、

しかし政権バックのキリスト教原理主義は、それらの行為を聖戦であり神聖行為と信じ込んでいるわけでやすね。手に負えねえや。
そしてトランプ政権もその原理主義者の動向に左右されているわけだ。

そういうことさ。
そしてトランプ政権のバックに原理主義者があるのも問題だが、トランプ政権中枢にも狂信者が、具体的にはクシュナーだが、彼は正統ユダヤ教徒だが新エルサレムの到来を渇望、つまりハルマゲドン計画の狂信者でもあった模様だ。

クシュナーは善良な人物のようだが、狂信の影響で信じたこと以外は全く視界に入らなくなってしまうようだ。
ハルマゲドン計画は本当に根深く厄介だ。


そうでやすね。あの映画「ジーザス・キャンプ」の幼い子供時分から施す洗脳ぶりを見たら頷けやす。

うーんしかし、宿題記事で記されてあったハルマゲドンのシナリオも「ぶっ飛んでいる」と感じやしたが、あの原理主義説教師の教説を熱心に視聴し、実際に実現しようと動く米国人が数千万人いるとは・・・。

そうだね。あたしたち日本人の感覚とはかけ離れ、信じがたいがそれが米国の現実だ。

さあ、彼らのシナリオと黙示録の記述それとキリストの再臨、最後の審判、神の国の完成を併せて洗い直していこう。

(続きはこちらから)

原理主義が示すハルマゲドンのシナリオ ~携挙(ラプチャー)とUFO


へい、原理主義の説教師は以下のように説いていやしたね。

 【1】ユダヤ王国再建(彼らは1948年イスラエル建国で実現したと解釈)
【2】「携挙(ラプチャー)」の開始
【3】ハルマゲドン開始
【4】キリスト再臨
【5】「千年王国」開始
【6】千年経過後天国に移住

これは表のシナリオでやすね?

そうだよ。
これを黙示録の記述と併せると、竜(サタン)の代理者の獣(666)と偽預言者が地上世界を支配、そうするとハルマゲドンが近づき【2】「携挙(ラプチャー)」の開始、やがて【3】ハルマゲドン開始。【4】キリスト再臨。【5】「千年王国」開始となるわけだね。
そしてキリストによる千年王国までの【2】と【4】の間は「大艱難」と呼ばれ、その期間は3年半から7年としているわけだ。

分からないのが【2】「携挙(ラプチャー)」がハルマゲドン最終戦争の開始の徴候で、これが始まると高速道路走行中にも携挙が起き、それで大事故が発生する?とかと説いていやすがどういう意味で?

「携挙(ラプチャー)」とは説教師の説では緊急避難で、ハルマゲドンの災禍をキリストの熱心な信者は免れるということさ。

具体的には、熱心な信者には刻印があり、彼らにはハルマゲドン前に上空にUFOが現れ、それによって信者の肉体は上空に携挙され、核戦争による災禍を免れると説教師は説いているね。


え!?本当にそんなことを? 全くぶっ飛んでいる。
うーん、ハルマゲドンが近づくと上空にUFOが現れ、高速道路運転中の印のついた信者をビームでも照射して車中から空中に引き上げ、それで運転手を失った車が迷走し、次々大事故が発生すると説いている? こういうわけでやすね。

あっしらの感覚ではそんな想像もつかないが、これを数千万人もの米国人が熱心に視聴し、信じてもいるわけでやすね。

喜多さん、それでは携挙(ラプチャー)は受けられませぬぞよ。携挙(ラプチャー)は熱心な信者以外は受けられず、携挙から外れた者は悉くハルマゲドンの業火によって焼かれることになっておりまするぞよ。
まぁ冗談はともかく、普通の日本人ならUFOと言っただけで端から拒否反応を示すだろうね。

そりゃそうですぜ、御隠居、余りにもバカバカしい話しだ。
でもこの携挙を待っている人々もいる・・・。

そう、あたしたちにはバカバカしい話しだ。
しかし反面、技術的には一笑に伏せないところもあるよ。

え?御隠居、UFOが実在し、地上の人間を見張っているとでも?

UFOは先ず置いといて、アポロが有人飛行で月に行ってから50年にもなろうとしている。この方面の技術力は日進月歩だ。既に高額ではあるが宇宙旅行を募集していた会社もあったよ。

この方面には秘密が非常に多いが、表に出ている情報でも、宇宙ステーションなどで人間の宇宙空間の滞在は可能だ。

うーん、なるほど、そうでやすね。
問題は宇宙空間に避難しなければいけないほど最終戦争の規模が苛烈だということ、それとどういう存在が避難できるか?でやすね。

そうだね。
規模や避難対象者は後にして、UFOに関してだが、実はヒットラーのナチス・ドイツが、大昔にUFOを完成させている。
また、既に米国などはナチスの関連もあり、宇宙空間に進出し、火星などの惑星に秘密基地を建設しているようだ。

秘密宇宙プログラムとか呼ばれ、検索すれば、コーリーグッド氏とか色々情報が出てくる。詳しくは映像配信宗教シリーズ260回~270回ぐらいを見ればいいよ。


??うーむ、ハルマゲドン計画には霊存在と地上の人間だけでなく、宇宙人やUFOも関わっていると?

当然そうさ、宇宙人と言っても人間だ。高級霊や覚者の下の存在になる。

『大統領に会った宇宙人』という本には重要な宇宙人数名が登場していて、彼らはナザレのイエスのイエス覚者に非常に強い崇敬を持つ様子が描かれている。宇宙人たちはイエス覚者の部下だったようだ。多分銀河連合の一員だったのだろう。
またイエス覚者はマイトレーヤの側近で、『マイトレーヤの使命』にも度々登場しているよ。

!?言われてみれば宇宙人が覚者より下の存在だとの気もしやすが、でもどうにもピンときやせんや。


獣(666)とはイスラエル? ~イスラエル建国の目的とホロコーストの意味


宇宙人やUFOに関しては支配層にとっては秘中の秘で、正常な関心を持たれないように強いバイアスがかけられてきたのでピンとこないのは分かるよ。

ただ宇宙人よりも覚者たちのほうが進化した存在で、私たち地上の人間の知らないテクノロジーも有しているだろう。
例えば放射能を完全に中和する技術とかね。

放射能を完全に中和する技術? なるほど、それで平気でハルマゲドン核戦争に誘導しているわけだ。
ホワイト・ロッジの覚者たちに邪魔なものたちは核の火できれいさっぱり燃やして掃除し、後で放射能は中和すればいいのだから。

となるとハルマゲドン最終戦争の規模、そしてシナリオはどんな具合で?

そうだね、ハルマゲドンのシナリオと規模を推察していくには、前に言った竜、獣、偽預言者、バビロンの大淫婦が地上世界でどんな存在に当たるのか?を探る必要があるね。彼らは地上に現れているからね。

ふーむ、ハルマゲドン計画で闇の側の主要存在でやすね。
光の側の神(主)はサナット・クマラ、キリスト(小羊)はマイトレーヤでやすね。

うーむ、表のシナリオは光と闇、つまりホワイト・ロッジとブラック・ロッジの戦いで展開するんでやしたね。となると竜(サタン)はブラック・ロッジの首領なのは確かだ。

その通りだ。
ブラック・ロッジの首領の個人名もあるようだがここでは触れずに置こう。竜は地獄の霊存在の設定だからね。
しかし獣たちは地上界で物理的に存在している設定だ。
さてこれをどう見る?

御隠居、実はあっしもそれについて色々考えていやした。
それで、これはあっしの勘でやすが、イスラエル、米国、ロシア、EU連合。これらが獣、偽預言者、バビロンの大淫婦のどれかに当たるような・・・。

ほう、イスラエル、米国、ロシア、EU連合か。
なぜそう思った? それとこの中で例えば獣はどこだい?

イスラエルについては、ハルマゲドンはイスラエル中心に起こされ、あの原理主義説教師もイスラエルの民の3分の2は核の火で消されるとしていやすからね。
それと他の国などは現在の情勢を見ていても、大戦争になるかどうかは米国とロシア、EU連合の動静にかかってやすからね。
それで、獣(666)はイスラエルだ。ヤコブ・フランクがパレスチナに反キリスト(666)の国を建設と表明していやす。

pixabay [CC0]


ふーむ、なるほど。イスラエルが獣との見方はあたしも実はそうなんだ。

根拠はお前さんが指摘のヤコブ・フランクの言葉もあるが、黙示録では地上世界を支配するのが獣だ。で実際地上世界を支配してきたのが米国ではある。
しかし実態として米国の鼻面を引き回し支配してきたのはイスラエルだ。その意味で地上支配者はイスラエルだ。

それとイスラエルはフランキストのハザール・マフィアが支配する国家だが、ハザール・マフィアの歴代首相はあたしの感覚ではブラック・ロッジの表のイルミナティだからだ。

なるほど、黙示録の記述とシナリオの光のホワイト・ロッジと闇のブラック・ロッジとの戦いの観点からでやすね。
そして黙示録では獣と偽預言者は生きたまま「硫黄の燃え盛る火の海に投げ込」まれると。

しかしこう見ると、イスラエルの建国とはハルマゲドンを発生させるため、そしてそれでイスラエル国土と民を核の炎で生きたまま焼くため、これが目的でイスラエルが建国されたことになってしまうのでは?


そうだ、それこそがイスラエル建国の真の目的さ。そしてそれがホロコーストの真の意味でもあるよ。

ハリウッド映画などでホロコーストが盛んに喧伝されてきた。それは普通ナチス・ドイツのユダヤ人大虐殺を指す。
しかしこのシリーズの第13話で触れているようホロコーストとは「神に捧げる丸焼きの犠牲生け贄」の意味なので、ナチス・ドイツのユダヤ人大虐殺はこの語には該当しない。
それなのに映画等でホロコーストを盛んに喧伝した本当の意味は、未来のハルマゲドンを確実に起こすため、核戦争でイスラエルが焼き尽くされるためだ。その生きたまま焼き尽くされる犠牲でキリスト千年王国が始まる。

うわっ!!もしや?とは思いやしたが、ハッキリ指摘されるとこれは恐ろしいや。

うーん、確かに過去のユダヤ人虐殺はホロコーストなどでは無い。
そうではなく、その意図はむしろ未来に本当のホロコースト、つまり第3次世界大戦核戦争を実現させるためで、そのため映画などでホロコーストとハルマゲドンが盛んに喧伝されてきたわけか・・・。

映像や音楽?によって無数の人々の潜在意識下への刷り込みという手法でやすね。明確な意志を持って長い時間をかけ誘導してきたわけだ。

恐ろしいが、うーん、しかしこれでハルマゲドン計画の全体的な輪郭が見えてもきやした。



ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第30話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の十)

 1980年建立の米ジョージア州のモニュメント「ジョージア・ガイドストーン」には、未来計画として「大自然と共存するため人類は5億人以下を維持する」と刻まれていることがしばしば報告されています。
 第11話で取り上げたように、1948年4月9日に起こされたデイル・ヤシン村への無差別虐殺とレイプの集団テロを始め、パレスチナ人に対する現在にまで続く大規模な「集団押し入り殺人強盗」の連続で建国されたのがイスラエルです。
 またその国民は、ハーヴァラ協定下ナチスドイツによって欧州から送り込まれ、またプロパガンダで集められ、その9割がアシュケナジ(ハザール)ユダヤ人です。
 このイスラエルは、ハルマゲドン=第3次世界大戦を勃発させるため、そしてイスラエル自身はその国土・国民諸共に核の炎で燃やされるため建国されたのです。また勃発された第3次世界大戦の規模に幾つかバージョンはあるでしょうが、核の炎が地球全土に及ぶ可能性は大です。
 この計画は幸い破棄されていますが、陰謀団は更にとんでもないことをも計画していた模様です。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第30話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の十)

pixabay [CC0] 1 & 2


偽預言者はロシア? ~反キリストと偽預言者に対応するメシアと預言者の関係


さて、この旅もようやく終わりが見えてきたね。偽預言者、バビロンの大淫婦が誰か分かれば、表のハルマゲドン計画全体が明瞭になる。後いくつかの山を越えれば、何とか遭難せず無事に帰還できそうだ。

へい、御隠居。
しかしその前に、イスラエルはキリスト千年王国開始のため、最終戦争の炎で燃やされるため建国されたと。イスラエル建国を進めてきたのがシオニズムだ。これがシオニズムの正体なんで?

そうだよ。
シオニズムとは単にイスラエル建国が目的などでは無い。世界の再編・NWOがその目的だ。黙示録の表現では、その目的はキリストが統治する千年王国であり、最終的には神の国完成のためだ。

うーん、最終目的は神の国完成で、そこに繋げるためにイスラエルを最終戦争の炎で焼き犠牲として捧げる。その目的のため様々な工作でイスラエルを建国したわけでやすね。
うーん、いかにも悪魔的だ。

その通りだ。本当に悪魔的だ。
しかし最終戦争の炎で焼かれるのはイスラエルだけでは無いよ。

バビロンの大淫婦 [Public Domain]


そうでやした。
黙示録の記述では、偽預言者とバビロンの大淫婦も火の海で焼かれていやした。米国とロシア、EU連合がどれかに該当しそうだが、あっしにはハッキリとしやせん。
御隠居はどうお考えで?

ふむ、そうだね。
あたしは最初の頃は獣(666)にプーチンの顔が浮かんだ。しかし、ロシアが獣だとすると偽預言者に該当する存在が出てこない。
それで偽預言者にロシアを当てはめると辻褄が合うんだ。

ん?てことは、偽預言者がロシアで、獣がイスラエルの関係になるってことで?
それはどういうわけで?

えっとだね、預言者とメシアの関係、あの背信のメシアのサバタイ・ツヴィと預言者ナタンでいえば、それまではメシアを自称していても、相手にされなかったのがサバタイだ。
しかし預言者ナタンがそうと承認することによって、メシアとしてのサバタイが誕生している。預言者がメシアを誕生させているわけだ。
では、メシアに該当するのが獣でイスラエルなら、それを誕生させたのは誰だい? それが偽預言者だ。

あ、そうか!
イスラエル建国の実質の父はロスチャイルド家だが、国家として該当するのは間違いなくロシアというかソ連だ。
ロシアのハザール・ユダヤ人たちが移植することでイスラエル建設は始まり、ソ連のソホーズなどの様々なシステムを導入することでイスラエルは国家として成立していく。

そういうことさ。
イスラエルを支配しているのは共産主義者だっただろ? そしてロシア革命の主役のレーニン、トロッキー、スターリンはハザールマフィア、つまり表のイルミナティでブラック・ロッジに所属していた。
そしてソ連を崩壊させたロシア初代大統領エリツィン、彼もおそらくは表のイルミナティだろう。
またプーチンは元々はKGBのスパイで、エリツィンの忠実な部下として台頭してきてもいる。

なるほど!
アルバート・パイクの書簡でもロシアを管轄するのはイルミナティと記述、このイルミナティはバーバリアンイルミナティだから表のイルミナティでやすね。
ここでもホワイト・ロッジ対ブラック・ロッジの構図ができている。
ふーむ、なるほど。こうなると後はバビロンの大淫婦でやすね。これは?

バビロンの大淫婦とはもともとイナンナ女神を指す。
これを国家の象徴としている国があるだろ?

え?イナンナ女神を国家の象徴に?
あ!もしかして自由の女神像のことで? 米国がバビロンの大淫婦

そうさ。これは分かりやすい。
ここで指摘し、解説してあるが、黙示録の記述では大淫婦は「多くの水の上に座り、赤い獣にまたがり、紫と赤の衣を着て、金と宝石と真珠で身を飾り、金の杯を手に」とある。
自由の女神像はリバティ島にある、つまり多くの水の上にあり、右手に松明らしきものを持っているが、その炎はなぜか金色に塗られている、つまり金の杯を手にしている。自由の女神像はイナンナ女神だ。

イナンナ女神 [Public Domain]


(続きはこちらから)

バビロンの大淫婦は米国とEU? ~ハルマゲドン最終戦争の規模


・・・そうか、自由の女神像は、初めから黙示録に記述しているバビロンの大淫婦をモデルにして作られたのでやすね。
そういえば、自由の女神像はフランスのフリーメーソンから寄贈と像に刻まれていやしたね。

そういうことさ。
ただ黙示録では大淫婦の焼かれるのを見て、「災いだー。偉大な都が裁かれるー。」とあり、大淫婦は偉大な都でもある。
これは米国も指すがEUも指すだろう。EUが発行したポスターとEU議会建物を見てご覧、明らかにバベルの塔をモデルにしている。
つまりEUはバビロンだ。

あ、本当にそうでやすね。
バベルの塔でEUはバビロンの都を象徴、これもまたあからさまだ。
うん?待てよ、と言うことは米国の建国もEU連合の結成も、ハルマゲドン計画の下敷きの上に実現された?

そうだろうね。
しかもそれら米国とEUという新バビロンの建設は、それが焼き滅ぼされることを初めから前提として建設されたことになる。
無論、偽預言者として建設されたソ連もそうだっただろうがね。

うわー!本当に悪魔だ。うーん、しかしこれでどうやらハッキリしやしたね。
獣(666)はイスラエル、偽預言者はロシア、バビロンの大淫婦は米国とEU連合だ。これら全てがハルマゲドンで核の炎によって焼き尽くされるシナリオだ。
これはただ事では無い。凄い規模の核戦争だ。地球全土に及びそうだ。

pixabay [CC0]


その通り!
普通に考えればシナリオはこうなるだろう。

紛争の続いてきた中東、そこで遂にイスラエルとイスラム・アラブ世界との衝突が激化し、イスラエルはイスラム・アラブ世界に対し戦術核を使用する。
これでイスラム・アラブ世界の後ろ盾であったロシアは、イスラエルに対して宣戦を布告。これに対し、米政府とEU連合が軍事介入し、とうとう米ソ、そしてEU連合の全面核戦争へと発展。
これで地球全土を覆う核戦争となり、地上世界すべてが核の炎に包まれる。

これがハルマゲドン最終戦争の様相だ。

・・・ふー、とてつもない事態だが、本当にそこまで行き着くことになりそうだ。
原理主義の説教師たちは、イスラエルの3分の2は滅び、3分の1はハルマゲドンを生き延び、千年王国の臣民になると言っていやしたが、それで納まるはずが無い。
何せ黙示録では、新エルサレムは「着飾った花嫁のように輝き天から降りてくる」んだ。イスラエル全土が焼失しているはずだ。
それに、彼らは米国のことは何も触れていやせんね。説教の対象が米国人で、計画の推進者である原理主義者も、核の炎で焼かれる筈でやすからね。


そうだね。連中は聞き心地の良い言葉は並び立てる。やれ愛だ、光だ、アセンションだ、ライトワーカーだとね。
しかし都合の悪い真実はおくびにも出さず、誤魔化しシラを切るからね。
さて、まぁイスラエル、米国、ロシア、EU連合は、その地下に相当の核シェルターを準備はしているだろう。
しかし全体としては最終戦争が始まりそこに避難できるのは僅かの者で、それでも助かるとは限らないだろうね。

本当にそうでやすね。
確実に生き残るのは、秘密宇宙プログラムで建設された他惑星の秘密基地か宇宙ステーションで避難している者たちだけだ。となると、ハルマゲドンの戦火を確実に避けられるのは、秘密宇宙プログラムを知り携わる極一握りの支配層だけだ。
また核シェルターなどで助かった者も、これは奴隷として扱われやすね。
これが奴等の推進してきたNWOの正体か・・・、吐き気がしやす。

全くだ。
地上世界を核の炎で焼き払い、選ばれた支配層と奴隷とだけで構成される世界、それがキリスト、即ちマイトレーヤが統治する千年王国の姿だろう。それはサナット・クマラに絶対服従の世界でもある。
しかし、これで終わらない。この後最後の審判があり、それを経て神の国が完成するのだからね。


最後の審判は地球の爆破消失の計画 ~地球から他天体への移住で神の国が完成


ああ、そうでやしたね。
しかし、もうここまで聞くと最後の審判がどんなものか?、そして完成した神の国の姿がどんなものか?大体の察しはつきやす。
逆に想像もしたくはありやせんが。

ふむ、それはそうだろうがね。
しかしさて、最後の審判を執り行うのはキリストであるマイトレーヤだ。審判の基準とは、彼が統治する千年王国の臣民が本当に恭順か?反抗的か?これしかないだろうね。

pixabay [CC0] 1 & 2 & 3 & photoAC


うーん、その最後の審判の基準はそうでやしょうが、それが行われるのはハルマゲドンの千年後で?

いや、そうでもないだろう。
なにせ56億7千万年の御仁だ。時間に関しては象徴というか大変アバウトだ。原理説教師たちもそうだっただろ?
問題は審判で不適の刻印が押された者の処遇だ。

確か黙示録では、最後の審判で天国新エルサレムの住人となる者と、永遠の地獄に苦しむ者に2分されやすが、計画では、ハルマゲドンであそこまで苛烈な裁きをしておきながら、審判だとして更に苛烈な処遇を?

そういうことさ。
その内容だが黙示録ではこうあっただろ?「新しい天地があった。先の天地は消え、海もなくなっていた。」と。
それに原理説教師たちはどのように解説していた?

??解説は「サタンにたぶらかされた信仰の弱い信徒団の反逆があり、それを平定してから、キリストは地球をスクラップして別な天体(天国)へ信徒らを移住させる」と。
信仰の弱い信徒団の反逆、つまりマイトレーヤの統治に反抗的な者への裁きが最後の審判だとは分かりやすが、その後の「キリストは地球をスクラップ」??
ま、まさかこれは地球を物理的に消してしまう? これは説教師の戯言では?

pixabay [CC0]


その、まさか、の方だよ。
黙示録に天地と海も消えた、とあるように、最後の審判で地獄行きの烙印を押した者たちを、地球そのものと諸共に爆破消失させてしまう計画だった。これは肉体の死では済まない。

え!?まさか?地球そのものを? そんなことが可能で?
いやそれ以前にそんなことが許される?

もちろん許されるか?といえば決して許されるはずがない。しかし連中は本当にやる気で計画していた。
そして可能かどうか?といえば可能だ。クォーク爆弾で検索してご覧、既に科学者グループが、クォーク融合は核融合の8倍の威力があると発表している。これを爆弾に転化すればその威力は凄まじいだろう。
それにホワイト・ロッジ傘下の宇宙人は、スバル星団の惑星爆破の前科もあるようだ。この記事をご覧。

実は幸いと言うべきか陰謀団の首魁サナット・クマラ、エノク、マイトレーヤたちは既に天界の改革で消滅して存在しない。しかも秘密宇宙プログラムで建設された宇宙基地も、全て破壊されたようで彼らの逃げ場所は無い。
しかしその傘下だった一部の宇宙人は、まだ計画を捨て切れていない者もいるようだ。

(ほーっ、)頭の消滅した陰謀団は解体され、ハルマゲドン計画は基本的には既に破棄されているんでやすね。ほっとしやした。
しかし陰謀団はなんでまた地球そのものを爆破消失させるなどと、大それた許せない計画を実現しようとしたのか?
これは裏では無く表のハルマゲドン計画のシナリオでやすね。

表の計画だ。
黙示録に記述し、原理説教師は数千万人の米国人に公表しているわけだからね。秘密になっていない。
そして地球消失計画は冗談や絵空事では無く、それが起こされたら、それを受けた者の肉体の死だけでなく、その魂・霊体がどうなるか? 全宇宙がいかなる影響を受けるのか? 映像配信宗教シリーズ257回を視聴すればいいよ。
そしてその目的はサナット・クマラの野望を遂げるためだ。それが計画の第一義だ。
ただしこれを探る前に表のハルマゲドン計画の全貌整理をしておいたほうが良くないかい?

ああ、そうでやしたね。

【1】ユダヤ王国再建(1948年)。竜(サタン)の代理者の獣(666)と偽預言者が地上世界を支配。これでハルマゲドンが近づき、
【2】「携挙(ラプチャー)」の開始。選ばれた者は惑星秘密基地に避難。
【3】ハルマゲドン開始。ごく一部の権力に従順な者は核シェルターに避難。
【4】キリスト再臨。地上世界が核の炎に覆われる。
【5】マイトレーヤが統治の「千年王国」開始。
【6】最後の審判が挙行、反抗的な者は地球とともに爆発消失。選ばれた者は新エルサレムの他天体の天国に移住。
【7】サナット・クマラへの絶対完全服従の神の国が完成。

こういうシナリオになっているんでやすね。しかし、これが表の計画か・・・、これで充分に吐き気を催す悪魔の計画だ。

そうだ。それが表のハルマゲドン計画だよ。
サナット・クマラの凄まじい野心が反映されている。

そうか、サナット・クマラは、自分の意識の届く限りの銀河宇宙とその神々を完全支配しようと野望をたぎらせていたんでやしたね。
しかし反面、自分のハイアラーキー組織は裏のイルミナティに乗っ取られていた。
ふーむ、このあたりに光が当たると、表と裏も併せたハルマゲドン計画の全貌が見えそうだ。






(私論.私見)