「シオンの議定書の『悪の論理』その賢(かし)こ馬鹿」考 |
(最新見直し2006.1.27日)
(れんだいこのショートメッセージ) | ||
太田龍・氏の「時事寸評」に、「シオン長老の議定書」に関する次の記述がある。
れんだいこは当初、太田氏のこの指摘の意味が分からなかった。今実にそうと思っている。 2006.9.3日再編集 れんだいこ拝 |
【「シオンの議定書」の論理】 | ||||||||||||||||||||||
「シオンの議定書」の内容から察するのに、フランス革命後の長い混乱と自由主義の台頭、貴族支配のたががゆるみ始めるといった、当時の社会変動を踏まえており、この頃に書かれたものであることが判明する。その社会を裏から操っている自負をもって立論している。 全体の構図は、ユダヤ人のかってのダヴィデ王朝を引き継ぐ「真の賢人」が、来るべき世界支配計画を開陳し、その戦略・戦術を語るという形をとっている。それがために「議定書」(プロトコール)式になっている。 「シオンの議定書」は、ユダヤ人が神に選ばれた選民であり、その他の民族、国家を「畜生共」という意味の「ゴイム(Goyim)」と蔑称している。「ゴイム」は、他にも家畜、獣(けだもの)、害虫と表現されている。この選民観に立って「ゴイム」諸国家を解体し、ユダヤ新王国を創設による新世界秩序を黎明させるという筋書きになっている。それ故、「世界人間牧場化式世界征服綱領」と称されている。 この筋書きは多岐にわたって考察されている。凡そ次のような論理構成になっている。
「シオンの議定書」には、検証せねばならない重要な箇所がある。これを掲げておく。
「シオンの議定書」には、なるほどそうかと思わせられる重要な箇所がある。これを掲げておく。(以下略) |
【「シオンの議定書の『悪の論理』考」】 |
シオンの議定書に開陳された「悪の論理」を検討する。(以下略) |
「その賢(かし)こ馬鹿」さ加減を検討する。(以下略) |
【イズムとしての「シオンの議定書」及びその史的位置づけ考】 |
「シオンの議定書」が世界に及ぼした諸影響をイズムとして措定し、これを考究する。(以下略) |
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シオンの議定書に開陳された「悪の論理」は、その昔イエスが磔の刑に甘んじてまで徹頭徹尾論難したパリサイ派の論理の現代バージョンであることが分かる。れんだいこは、シオンの議定書派は、いわゆる「歴史的悪魔の知学」に汚染されていると見立てる。「一見壮大な実は空疎学」と見立てる。知の形成の最初のレールを敷き間違うとかような見地に到達するのも必然かとも思う。今後とも彼らは「知のレール」を敷き代えることはしないであろう。 連中の智恵は実はたいしたものではない。粗雑傲慢なものでしかない。カオス的知の中で展新せしめ続ける知の格闘をすることができず、簡明なロゴス的知に逃げ込んでいる。それは、彼らの頭脳が何ら優秀なものではないことを示している。彼らは、知をそのように形成した瞬間、世の実相と離れてしまっている。かくて、彼らは、彼らの粗雑傲慢低級な知の体系の枠内に世を押し込めようとする。必要なことは逆であろう。世の実相がカオス的であるなら、カオスの中からロゴスを生み出さねばならない。故に必然的にカオス的ロゴス知にならざるを得ない。それを、いびつなロゴス知で理解しようとするからあちこちに無理が発生する。その無理を通ために狡知の限りを生み出そうとする。所詮無駄な努力であろうし有害でしかない。 我々に必要なことは、この世の生を次世代の生に重ね合わせた上で、それを各自の寿命の中でぼちぼち解決することである。一言で言えば共生思想であり、世界の諸民族はそのようにして歴史を経緯させてきた。その仕組みを踏まえず、自己の寿命の年限を踏まえず「狂信的理想」に身を委ねるのは本当の賢さではない。 もう一つ、そういう訳で、彼らは「寿命の年限知」に対して無頓着であるからして、「天網恢恢、疎にして漏らさず」、「因果応報」の理を弁えない。「狂信的理想」が全てを癒す仕掛けになっているが、これは「かしこバカの知」でしかなかろう。とりあえず寸評的に記しておく。 2006.9.3日 れんだいこ拝 |
【インターネット上の参考文献】 | |||||
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(私論.私見)