本題に入る前にまずは読者であるassassinsさんのこのコメント、「小沢さんの裁判をやる裁判長は、過去に1度も無罪を出した事がない人です」。これを聞いて、日本の司法制度について少し書きたいと思いました。みなさん、日本の刑事裁判では、起訴された人のうち99.8%が有罪になります。これは、検察というGHQが創設した絶大な権力組織のせいです。過去に検察の見解に疑問を呈した裁判官がいましたよ。でも、彼らは決まって左遷させられるのです。そういえば、植草事件の裁判官も左遷させられました。そもそも検察は勝てると思わなければ起訴しません。つまり、法廷に出る前にほぼ有罪は確定しているのです。
続いて読者のアリスさんのこのコメント、「本当かどうか判りませんが、天皇がイルミナティ李家に預けていた金塊(時価資産にして16京円)を、李家が東日本大震災の復興と、米国救済の為に引き出し、少しづつ日本に送り始めている」。これについての真偽は私にはわかりませんが、せっかく「李家」というワードがでたので少し。。。李家は確かに中国のイルミナティと言われています。
イルミナティとの関わりはさかのぼること18世紀、アヘン貿易で中国が相当のダメージを喰らって反発が起こったとき、イギリス(史実上のこと。本当はイルミナティと言いたい)のエージェント(詳細に言うと“東インド会社”)としてアヘン貿易を取り仕切ったのが、清朝時代の政治家であった李鴻章(りこうしょう)でした。政財界にはこの李一族が今現在も入っています。私が危惧するのは、彼らが中国の政界を操っていたら大変なことになるということです。もし、そうだったら「中国がアメリカと対立」という図式は茶番劇となることでしょう。
その中でも、香港の経済界のドンである李嘉誠(りかせい)という人物がいます。彼は富豪ランキングの上位に君臨し、並々ならぬ財力を持っています。香港及び東アジア全域で最も富裕な人物であり、華人としては世界最大の資産家であるとのこと。なんと、この人物、ロスチャイルドの代理人であるアヘン貿易の黒幕サッスーン財閥と関係が深く、兼、その売上金のマネーロンダリングに使われている香港上海銀行(HSBC)の元副会長。また、他にもデビッド・リーこと李国宝がいます。彼は、香港最大の華人資本銀行・東亜銀行(Bank of East
Asia)の会長兼CEOでした。
もう少し続けましょう。中国の秘密結社の中で特に大きな勢力を持っているといわれる組織に「客家」(はっか)があります。民族意識が高く、それがユダヤ人に見えるのか、この組織は「東洋のユダヤ人」とも言われています。革命の父である孫文もこの組織の出身だったといいます。台湾の元総裁李登輝や陳水扁も所属しているとのこと。
この客家から派生した組織に「洪門」(ほんめん)があります。これは反清復明(清を倒し明を復活させる)を謳った時代の秘密結社であり、この組織を土台としてフルフォード氏がよく言う「紅幣」(ほんぱん)や「三合会」というものが生まれたと言います。ただし、三合会は、香港を拠点とする幾数かの犯罪組織を総称する呼名です。青幣(ちんぱん)は別の系列から派生したものです(この組織の三巨頭の中で特に力を持っていたのは杜月笙(とげつしょう)です。蔣介石は対日抗戦の時、この青幣を駆使しました)。
三合会は麻薬売買などによって権力を得た集団ですが、しかし麻薬といったらブッシュ一族。勝手にさばくことになると、それはもう、とんでもない目に遭うはず。しかし心配ご無用。たとえば、タイ、ミャンマー、ラオスにまたがる一体は“黄金の三角地帯”と呼ばれる麻薬密造地帯ですが、彼らはここでCIAと手を組み共同で麻薬ネットワークを確立しました。洪門傘下のいくつかの組織はフリーメイソンのマークを使っています。それはやはり、アヘン貿易と関係があります。
前置きが長くなりました。今回から何回かに分けて、ロスチャイルド・コネクションを書いていきたいと思います。これには広瀬隆氏の『赤い楯』を参考にさせてもらいます。以前も言いましたが、たぶん、私の知っている中で、世界で一番ロスチャイルドを詳しく書いた人物です。私が思うに、世の中すべての仕組みを知りたければ、この『赤い楯』上・下巻で十分でしょう。というか、十分過ぎます。この本の内容がほとんど頭に入ったなら、どんな知識人も対抗できないことでしょう。知の巨人、広瀬隆。。。おそるべし。本来なら、すべてを引用したいとこなのですが、それでは、本を買え!と言う話ですし、とんでもない情報量なので、ある意味箇条書きのように書こうと思っています。では始めましょう。
ロスチャイルドの系図を辿っていくとイアン・フレミングに当たります。
彼は、映画『アンタッチャブル』『インディー・ジョーンズⅢ』に出演、そして何より、ジェームズ・ボンドシリーズを生み出した原作者であり、兼、以前私がコメントしたように、ナチス副総統マルティン・ボルマンの逃亡支援を手伝ったMI-6のメンバーです。そして、彼の従兄がロスチャイルドのウラン採掘会社「リオ・チント・ジンク」の重役。
ジェームズ・ゴールドスミス。彼の父は、ヨーロッパの豪華ホテル群を支配し、ロシア皇帝に莫大な資金を貸し付けました。彼自身は、全世界の富豪が脱税のために利用するタックス・ヘイブンとして知られるケイマン諸島で影響力を行使していました。彼の祖父アドルフ・ゴールドスミスの兄であるマクシミリアンの妻はミンナ・ロスチャイルド。ゴールドスミスは、アラブ世界にもコネクションを持っており、「アラブ・プリヴェ銀行」はゴールドスミスと親密な関係。そして、アラブ投資銀行の重役室にはロスチャイルド家の人間がいるとのこと。
1987年10月19日、ウォール街は大暴落。この時、火付け役となった人物にアイヴォン・ボウスキーがいます。彼は、ウォール街の相場師として1985年に収入トップを記録した人物。彼は後にインサイダー取引で裁かれるが、彼が映画『ウォール街』のモデルとなったようです。その彼は、ニューヨークの「L・F・ロスチャイルド商会」で証券アナリストとして働いていました。また、同じく投機屋サウル・スタインバーグ。彼の母親はロスチャイルド家。またまた同じく投機屋T・ブーン・ピケンズ。彼はあのゴールドマン・サックスと親密な関係。
ロスチャイルド家の中で特に突出した人物ネイサン・ロスチャイルド。彼は、ロンドンでロスチャイルド商会を開設。イギリスのユダヤ人富豪リーヴァイ・コーエンの娘と結婚することで、ロンドン・シティーを動かしていたもう一つのユダヤ人富豪モンティフィオーレ家と閨閥が生まれます(意図的に)。そしてそのモンティフィオーレ家はロンドン一の強敵ベアリング家に金塊を運んでいた「モカッタ・ゴールドシュミット商会」と婚姻関係を結んでいた。 イギリス元首相ジョン・メージャーはこの商会出身。
この商会は元々スペインで活動していたモカッタ家と、ロンドン・シティーの支配者ゴールドシュミット家とが組んで創立した金塊銀行。後にロンドン一の強敵ベアリング家のフランシス・ベアリングが死去、モカッタ・ゴールドシュミット商会のエイブラハム・ゴールドシュミットと兄であるベンジャミン・ゴールドシュミットがそれぞれ自殺?、誰もいなくなり自動的にネイサンがロンドン・シティーの王者に。ネイサン・ロスチャイルドは、次女ハンナにクラシック音楽を習わせたが、その時の教官が巨匠メンデルスゾーンとロッシーニ。
こんな感じで続けます。私は読んでいてびっくりしました。たぶん、世の中のあらゆる分野で活躍している有名人は、ことごとくロスチャイルド家とつながり、一本の線で描けるのです。 |