由緒正しきパリサイ派血統ロスチャイルド家考

 (最新見直し2010.01.17日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 伝聞ではあるが、ロスチャイルド1世は、フリーメーソンの創設者として位置づけられている「ノアの息子ハム(セムの弟)の息子クシ、そのクシの息子のニムロデ」の子孫であると公言しているらしい。次に、パリサイ派ユダヤ人の血統であることを誇りにしているという噂がある。次に、かの「シオンの議定書」の裏の作成人即ち講演者ではないかとも推測されている。こうなると、現代ネオシオニズムの真の祖ということになる。以下、検証する。

 2006.8.29日 れんだいこ拝


【ロスチャイルド家の神話上の血統ルーツについて】
 太田龍・氏は、2006.7.30日付け「時事評論bP757回」の「第二次世界大戦後、日本天皇を戦犯裁判にかけない、と決定したのは、世界権力頂点のアヴェレル・ハリマンであった(『天皇のロザリオ』)、と言う、そのことの意味」の中で、ロスチャイルド家のルーツについて次のように述べている。
 「ロスチャイルド家は、自分たちの祖先はニムロデである、と称して居ると言う。ロスチャイルドは「ユダヤ人」だと言う。ユダヤ人は、自分たちはセム系であると称して居る。ところが、ロスチャイルドがその子孫であると称して居るニムロデは、ノアの息子ハム(セムの弟)の息子クシ、そのクシの息子である。これではまるで、辻褄が合わないではないか。ここに一体なにがひそんで居るのか。ちなみに、フリーメーソンはニムロデをフリーメーソンの創設者として居る」。
(私論.私見)

 ここで云う「ノアの息子ハム(セムの弟)の息子クシの息子のニムロデを祖」とするということがどういう意味を持つのか分からないが、ロスチャイルド家は出自をそのように語っていることになる。史実はともかくイデオロギー上ここに原点を求めていることが注目されよう。

 2006.8.1日 れんだいこ拝


【パリサイ派を祖とするロスチャイルド家について】
 太田龍・氏は、著書「ユダヤ世界帝国の日本侵攻戦略」( 日本文芸社、1992.7月初版)の中で次のように述べている。
 「広瀬隆・氏の『赤い楯ーロスチャイルドの謎』(集英社刊)は、欧米の人名録とコンピュータの国際的データバンクを使って、ドイツ・フランクフルトに発したユダヤ人のロスチャイルド家が、二百数十年間の間に、主として結婚を通じて全地球上に金融資本の系列と支配のネットワークを作り出したことを論証して見せた。

 但し、同氏はにもかかわらず、ユダヤ陰謀説を全否定し、『シオン長老の議定書は偽書である』といともあっさりと斥(しりぞ)ける。それにしても、広瀬氏の『赤い楯』の読者は、そこに繰り広げられた、有無を言わさぬ事実で実証されるロスチャイルド一族の、比類を絶する実力に圧倒されてしまうのではなかろうか」。
(私論.私見)
 ロスチャイルド家は、パリサイ派ユダヤ人の血統であることを誇りにしているという噂がある。そうだとすれば、案外と大事な問題だと考えられる。イエスはかの日、パリサイ派をこそ最も手強い敵と見据え、それ激しく論難した為十字架に処せられた。そういう曰くを持つパリサイ派とは神学上どういう特質を持っているのか、それがロスチャイルドにどういう風に継承されているのか、これを解析せねばならない。イエスとパリサイ派の問答は、「イエス・キリスト論」の「パリサイ派との問答考」に記すことにする。

 2006.1.22日 れんだいこ拝

 「★阿修羅♪ 不安と不健康7」のルーツ研究会氏の2003.11.19日付け投稿「岩堀一族 は、岩堀ではなく『王を守る花弁』」を転載しておく。

 「『ロックフェラー帝国の陰謀』G‐アレン著などを読めば、スペインからヨーロッパへ流れていったマラノたる、古代ユダヤの貴族の末裔、ロックフェラーはフランス語のロクフェーヌ「王を守る花弁」が、ドイツに移住した時に「ロックフェラー」という発音に変わったと一般には信じられていますが、別の意味で、ロック(岩)すなわちキリストをフェラー(倒す者)という意味があるようです。

 ちなみにロスチャイルドと言う名はドイツ語の ロート・シルド「赤い楯」が英語読みになったものだと一般的には信じられていますが、アシュケナージユダヤの、というよりもバビロンの密議を正当に継承するユダヤ系の最高位に位置し、ベネチアの黒い貴族との婚姻によって古代ユダヤ王家の血筋を手に入れた家族の名には、何か別の意味があるに違いないと思っていましたが、本当の意味は、“Roth s child”または“Son of Wrath”すなわち“憤怒の子”が正しいようですね。“怒りの子”とは何と適切な名であろうか。聖書には悪魔に従う者を「生まれながらの怒りの子であった」(エペソ二・・三)とあります」。





(私論.私見)