アフマディネジャド・イラン大統領の「ユダヤ人問題論」その1 |
(最新見直し2006.1.11日)
【アフマディネジャド・イラン大統領の「ユダヤ人問題論」】 | ||
イランは、1979年のイスラム革命以来、スラム教徒としてのパレスチナへの連帯からイスラエル国家の生存権を認めていない。これが現在のイランの国是となっている。学生や市民が参加する反イスラエルデモは現在も毎年続いている。 2005.6月末、ハタミ大統領の後任を争うイランの大統領選でイスラム教強硬派の信条に与するアハマディネジャドが選出された。 10月末、アハマディネジャド大統領は、「イスラエルは地図から抹消されるべきだ」と発言。その後、イスラエルは欧州に「国家を樹立すべき」だとの旨の主張も行っている。大統領は演説で、「ユダヤ人に対する犯罪を行ったのは欧州人である。米国やカナダは国土の一部をユダヤ人国家に与えるべきだ」と指摘。「欧州人は、ホロコーストの名前で神話を作り上げている。それは神よりも貴い存在なのだ」などと述べた。 2005.12.8日、イランのアハマディネジャド大統領は、訪問先のサウジアラビアのメッカで行われた記者会見で、「イスラエル、ユダヤ人、ホロコースト問題」につき鋭い発言を開始した。イラン国営通信(IRNA)が伝えた(http://newsflash.nifty.com/news/ta/ta__reuters_JAPAN-196530.htm)。
12.14日、イランのアフマディネジャド大統領は、南東部シスタンバルチスタン州の州都ザヘダンの集会で演説し、「ユダヤ人の大虐殺(ホロコースト)は作り話だ。神話にすぎない」との見解を示した。国営テレビが生中継した。アルジャジーラも、「ホロコーストは神話にすぎない イラン大統領がまたまた問題発言」(http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1555843/detail?rd)記事を報じた。 同大統領演説の該当部分は次の通り。
この演説に対して、イスラエル外務省のレゲヴ報道官は「イランの大統領によるこれらの極端な発言が国際社会の目を開かせ、この政権に対するどんな幻想も放棄させることを望みたい」と述べた。 欧州連合の現議長国、英国のダグラス・アレクサンダー欧州担当相はストラスブールで、欧州議会議員たちの拍手を受けながら、「この発言は全く受け入れられず。われわれは全面的に非難する。彼らには洗練された政治的討議など通じる余地がない」として、「欧州連合の議長国として、イランのアハマディネジャド大統領による発言を非難することにおいては何の紛れもない」と語った。 |
【アフマディネジャド・イラン大統領の「2005.12.8日付けユダヤ人問題論」】 | ||||||||||||||||
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Re:れんだいこのカンテラ時評その130 | れんだいこ | 2005/12/15 |
【アフマディネジャド大統領発言考】 2005年が暮れようとしている。今年一年の最大の出来事は何だったのだろうかと考え、れんだいこは、イランのアハマディネジャド大統領発言を画期的と認めたい。アハマディネジャド大統領発言は、「いわゆるユダヤ人問題」の核心に触れたものだが、一国の現役の最高責任者がかような発言を為し得るようになったことに驚きと潮の流れの変化を感じる。 アハマディネジャド大統領は既に、10月末、「イスラエルは地図から抹消されるべきだ」と発言している。これは、イスラエル建国史を身近に見てきた者たちの腹の底からの思いのような気がする。「2005.12.8日発言」はその理由を簡潔且つ挑発的に次のように述べている。 意訳概要「いくつかのヨーロッパ諸国は、ヒトラーが無実のユダヤ人数百万人を焼却炉で虐殺したと主張している。そして彼らは、もし誰かが何がしか反対の見解を論証しようとしたら、そういう人たちを非難し、監獄にぶち込んでいる。我々は、彼らの主張を認めないのだけれど、それが真実だと仮定した場合でさえ、我々は連中に次のように質問してみたい。ヒトラーによって無実のユダヤ人が殺されたとして、そのことが、ユダヤ人のエルサレム占領を支持する理由になるのか。もし、君たちが自分たちの論に正直であるなら、罪滅ぼしでヨーロッパの田舎のどこぞの地域をシオニストどもに与えるべきではないのかだ。例えば、ドイツ、オーストリア、その他の。シオニストどもは、ヨーロッパにこそ彼らの国家を樹立すべきだ。君たちはヨーロッパの一部を提供することを申し出よ。そしたら我々はそれを支持しよう」。 12.14日、イランのアフマディネジャド大統領は、新たに次のように発言した。「ユダヤ人の大虐殺(ホロコースト)は作り話だ」。 れんだいこは、この発言をなぜ重視するのか。それは、これは中近東の話に止まらないからである。この認識こそ、第二次世界大戦以来神話化され拵(こしら)えられたシオニズム型反戦平和思想及び運動を正面から狙撃しているのではないのか。反戦平和思想及び運動が今日ほど大事なことはない。しかしながら、手前勝手過ぎるシオニズム的なそれではなく、新たなる「反戦平和思想及び運動」の創造に於いてこそ必要なのであり、このことを問わず従来式のシオニズム的な「反戦平和思想及び運動」を呪文の如く唱えればよいというものではない。その時代はもう終わった。 アフマディネジャド大統領発言は、そういう認識の転換点ののろしとなるように思える。油断と予断は許されないが、戦後60年間世界を席巻し続けたネオ・シオニストが掣肘されそうな気配を感じる。悪貨が良貨を駆逐した時代が終り、良貨が悪貨を駆逐する時代に入ったとも云えよう。 歴史の弁証法はまことに味わい深い。ホロコースト派は相変わらずそれを強く主張すればするほど正義だと勘違いし続けるだろう。小ネズミはんとその一派はネオ・シオニストの軍門にくだり続ければ御身安泰と勘違いし続けるだろう。それが吉と出るか凶と出るか。れんだいこには既に自明だ。 2005.12.15日 れんだいこ拝 |
2005.12.16日、木村愛二氏は、「辛口時評」の「イラン大統領ホロコースト「創作」欧米非難には苦い前史」でこの問題に触れている。 |
【イラン外相が大統領発言を補強】 | |
2005.12.29日、木村愛二氏は、「ホロコースト否定はイランの政策と外相が大統領発言を補強」を投稿している。以下転載しておく。
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【エジプトのイスラム協会代表も「ホロコーストはでっちあげ」と発言】 | |
イラン大統領の「ホロコースト神話は作り事」発言はますます波紋を広げつつある。「阿修羅ホロコースト2」の2005.12.29日付け Sun Shine氏の投稿「エジプトのイスラム協会代表も「ホロコーストはでっちあげ」と発言。エジプト議会に88議席獲得しているグループのリーダー」は次のように述べている。これを転載する。
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【イラン大統領、ホロコーストの事実関係を調査するよう国連安全保障理事会に要請】 | |
2005.12.26日付けイランの電子版「イラン・フォーカス(Iran Focus)」が紹介されている。(「阿修羅ホロコースト2」の2005.12.31日付けSun Shine氏の投稿「イラン大統領、ホロコーストの事実関係を調査するよう国連安全保障理事会に要請(イラン・フォーカス)」)
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【イラン大統領が「シオニズムはファシズムである」と発言】 | ||
「阿修羅ホロコースト2」で、バルセロナより愛を込めて氏が2006.1.3日付け「アハマディネジャッド、シオニズムはファシズムである(IBLNEWS)」を投稿している。これを転載しておく。
同じく、 white氏が、2006.1.4日付け「アフマディネジャード大統領がユダヤ人はイスラム国家において宗教の自由と安全を享受していると語る [IRIB]」を投稿している。これを転載しておく。
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【イスラエルのシャロン首相が倒れる】 |
2006.1.4日、イスラエルのシャロン首相(77)が脳出血を起こして重体に陥った。 |
【ローマ教皇が「イスラエルに存在の権利あり。パレスチナ人は民主制発展に努めよ」と発言】 | |
同じく、 kamenoko氏が、2006.1.10日付「教皇、イスラエルに存在の権利あり。パレスチナ人は民主制発展に努めよ」を投稿している。これを転載しておく。
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コール元独首相:イラン大統領の「ホロコ−ストは作り話」の件に関し、「心底から賛成する」と発言する http://www.asyura2.com/0505/holocaust2/msg/773.html 3月6日付け、「Iran Forcus」が、イラン国営日刊紙「Jomhouri Islami による準公式的な記事」として伝えたところによると、コール元ドイツ首相は、ドイツにおけるイラン人ビジネスマン達との夕食会の席で、イラン大統領の言った「ホロコ−ストは作り話」という件に関し、「心底から賛成する」といったとのことだ。 「アフマディネジャド大統領が言ったことは、我々が胸に深く秘めていたことだ。我々はこのことを長い間、言いたかったが、言う勇気がなかった」 コール元首相はこのように語ったとのこと。 http://www.iranfocus.com/modules/news/article.php?storyid=6085 Iran: Helmut Kohl agrees with Ahmadinejad on Holocaust Tehran, Iran, Mar. 06 ? Former German Chancellor Helmut Kohl reportedly told Iranian businessmen in Germany that he agreed with statements by Iranian President Mahmoud Ahmadinejad that the Holocaust was a “myth”, the semi-official Jomhouri Islami reported on Monday. The government-owned daily wrote that at a dinner gala with Iranian hoteliers and entrepreneurs, Kohl said that he “heartily agreed” with Ahmadinejad’s remarks about the Holocaust. “What Ahmadinejad said about the Holocaust was in our bosoms”, the former German chancellor was quoted as saying. “For years we wanted to say this, but we did not have the courage to speak out”. Ahmadinejad caused an international furore last year when he publicly declared that the Holocaust was a “myth” and threatened that Israel must be “wiped off the map”. His comments were supported by senior Iranian officials, including Supreme Leader Ayatollah Ali Khamenei and former president Ayatollah Ali Akbar Hashemi Rafsanjani. The country’s state-run media have systematically defended the position of
the Iranian president and given extensive coverage to historians and “experts”
who deny the Holocaust took place. (回答先: コール元独首相:イラン大統領の「ホロコ−ストは作り話」の件に関し、「心底から賛成する」と発言する 投稿者 Sun Shine 日時 2006 年 3 月 06 日 15:08:09) ついにドイツ人がイラン大統領に呼応する事態に発展した。 デヴィッド・アーヴィングの3年禁錮刑判決に関して、ドイツ人やオーストリア人が、イギリス人を講師に呼ぶのでなく、自分で刑法違反の発言をする勇気を持て、と書く予定をしていたところだった。
「アフマディネジャド大統領が言ったことは、我々が胸に深く秘めていたことだ。我々はこのことを長い間、言いたかったが、言う勇気がなかった」 コール元首相はこのように語ったとのこと。 http://www.iranfocus.com/modules/news/article.php?storyid=6085 Iran: Helmut Kohl agrees with Ahmadinejad on Holocaust 欧米でもさまざまな意見がでているようです http://www.asyura2.com/0505/holocaust2/msg/784.html (回答先: ついにドイツ人がイラン大統領に呼応する事態に発展した。 投稿者 木村愛二 日時 2006 年 3 月 06 日 17:06:07) このニュースについては、阿修羅同様、欧米のネット上でも、また私の周りでも色々な意見が出ています。 1.コールも75才。先が短いので、最後に人間として真実を語りたくなったのだろう などなど・・。 なお、「イラン・フォーカス」については、以前、「イラン政府からサイバー攻撃にあった」との記事が掲載されています。 今日付けの「Iran Focus」に、「イラン政府からサイバー攻撃を受けた」との記事がありましたので、御参考までに
http://www.asyura2.com/0505/holocaust2/msg/778.html (回答先: ついにドイツ人がイラン大統領に呼応する事態に発展した。 投稿者 木村愛二 日時 2006 年 3 月 06 日 17:06:07) コール元ドイツ首相は、ドイツにおけるイラン人ビジネスマン達との夕食会の席で、イラン大統領の言った「ホロコ−ストは作り話」という件に関し、「心底から賛成する」といったとのことだ。 「アフマディネジャド大統領が言ったことは、我々が胸に深く秘めていたことだ。我々はこのことを長い間、言いたかったが、言う勇気がなかった」 コール元首相はこのように語ったとのこと。 かつて、述べたように「ホロコースト神話」とは、「イスラエル建国」の明確なる目的を以って、「ヒトラー」に「将来のイスラエル国民候補」の羊達のユダヤ教徒を全欧州から掻き集めて来て、「将来のイスラエル領土」に「強制移住」させる為に、人の良いドイツ民族が巧く利用されて「追い立て役のシェパード」に仕立て上げられて、全欧州の羊達を集めることが可能になる為に、「シェパードの調教師のユダヤ人ヒトラー」は、アーリア系ドイツ人のふりをして、ドイツ人は誑かされて騙して、第二次大戦の侵略者にヒトラーとナチスに仕立て上げられたのだ。 シオニスト・ユダヤの一変態のナチス・ヒトラーに殺されたのは、最大の被害者は350万人も殺されたドイツ民族で、ユダヤ民族は、全欧州でもせいぜい数万人。(アウシュビッツでは僅かに数千人にも満たない。 ドイツ公式記録 http://tbrnews.org/Archives/a2037.htm#_ftn1 本当なら大変なニュースですが・・・ 西岡昌紀 http://www.asyura2.com/0505/holocaust2/msg/776.html (回答先: ついにドイツ人がイラン大統領に呼応する事態に発展した。 投稿者 木村愛二 日時 2006 年 3 月 06 日 17:06:07) 本当なら大変な事ですが、本当に、本当なのでしょうか?・・・
西岡昌紀 http://blogs.yahoo.co.jp/nishiokamasanori/ |
テヘランで、ホロコーストをシオニストが悪用とユダヤ教正統派ネトライ・カルタのラビが批判。
ネトライ・カルタは、シオニスト国家イスラエルの解体を求めている。
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http://www.memritv.org/Transcript.asp?P1=1060
3/5/2006
Clip No. 1060
Neturei Karta Rabbis in Tehran: The Zionists Use the Holocaust
to Promote Their Cause
Following are excerpts from interviews with Neturei Karta rabbis in Iran, which aired on Al-Alam TV and Jaam-e Jam1 TV on March 5, 2006.
Al-Alam TV, March 5, 2006:
Neturei Karta spokesman Rabbi Dovid Weiss: The issue of the Holocaust has to do with the Zionist use... The Zionists are using this issue. We, the Jews who were killed in the Holocaust, do not use the Holocaust as a tool for promoting our cause.
[...]
We reiterate that there are Jews throughout the world - hundreds of thousands of Jews - who remain loyal to the rejection of Zionism, and who say that Zionism is not Judaism but a political movement.
We want a dismantlement not only of the 1967 areas, but [of the entire Palestine], so the lands will return to Palestine, and we will live side by side.
Of course, we are forbidden to have a state. Zionism was founded by Mr. Theodor Herzl, and these people were going against God. That is why Mr. Livingstone condemned this. He was right. He is not anti-Semitic. We supported him when Sheik Al-Qaradhawi came to England. We said to him: "You did good."
We welcome this because these people are not anti-Semites, but they oppose this illegitimate political movement called "Zionism," which does not represent so many hundreds of thousands of Jews around the world, and maybe millions, who still believe only in Judaism, and do not accept the State of Israel.
[...]
Rabbi Dovid Shlomo Feldman: We have come to Tehran to make it clear that the State of Israel does not represent all the Jews. It might represent their own ideas, which are very far from those of the Jewish people.
[...]
Jaam-e Jam1 TV, March 5, 2006:
Reporter: He [Rabbi Aharon Cohen, British Neturei Karta] took part at an international religious conference in Tehran where he expressed his anti-Zionist views. The Rabbi said Zionists are involved in almost every major crime worldwide, but unfortunately claimed to be speaking for the Jewish community.
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(私論.私見)