ホロコースト展考

 (最新見直し2005.10.4日)

Re:れんだいこのカンテラ時評その106 れんだいこ 2005/10/04
【「ホロコースト展」考】

 ryoさん皆さんちわぁ。こちらに振ります。何せ、れんだいこのカンテラ時評がぶりがついてしまってbP06になっしまいました。どこまで続くのか分かりませんが、れんだいこらしい誰憚る事のない観点からのコメントを打ち出し続けたいと思います。

 2005.10.4日、東奥日報が、「弘前でホロコースト展開幕」(http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2005/1004/nto1004_16.asp)なる記事を掲載している。それによると、ホロコースト展巡回展実行委員会主催、東奥日報社など後援の「勇気の証言−アンネ・フランクとホロコースト展」で、次のように説明されています。

 「同展は、第二次世界大戦中にナチスがユダヤ人などに行ったホロコースト(大量虐殺)の事実を伝え、悲劇を二度と繰り返さないために1994年から始まった全国巡回展。弘前は64会場目で、県内では初開催となる」。

 「証言写真約二百枚を配したパネルや毒ガス缶、囚人服などから歴史的事実を伝えているほか、アンネ・フランク姉妹の直筆の手紙などを展示、アンネの生活と当時の状況を紹介している」。

 れんだいこは、「勇気の証言−アンネ・フランクとホロコースト展」そのものに異議は唱えない。問題は、現下の逆ホロコースト状況がパレスチナからイラクへ至る中近東地帯で行われていることに対する告発展もせねばならないだろうに、こちらはどういう訳か取り組まれていないことにある。仮にやろうとすると、例の「ユダヤ人人権擁護団体(略称SWC)辺りからの抗議でやれない。

 こういう状況の中で「勇気の証言−アンネ・フランクとホロコースト展」が続けられていくことに不快を覚えるのはれんだいこだけだろうか。こう意見表明することは左派失格なのだろうか。れんだいこもマルクスにならって次の言葉で締め括ろう。

 “汝の道を進め、そして人々をして語るにまかせよ! Segui il tuo corso,e lascia dir le genti! ”
(原典は、ダンテの「神曲の浄化編第五曲。マルクスの資本論第1版序文の末尾)

 2005.10.4日 れんだいこ拝




(私論.私見)