「アンネの日記」検証その2 |
(最新見直し2015.06.28日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、「アンネの日記検証その2」をものしておく。 2015.6.28日 れんだいこ拝 |
【「アンネの日記」や関連図書の破損事件考】 | |
2014.2.24日、東京都内の公立図書館で「アンネの日記」などユダヤ人迫害の関連書籍が相次いで破られた事件で、警視庁捜査1課は24日、器物損壊容疑などで杉並署に捜査本部を設置した。この事件では、杉並区や中野区、東久留米市などの都内の図書館で、計約300冊が被害に遭ったとみられる。119冊の破損が見つかった杉並区では今月上旬に破られた可能性が高いという。被害にあったのは大手書店チェーン「ジュンク堂書店」池袋本店。1月中旬と2月21日、3階の売り場でそれぞれ「アンネの日記」1冊が破られているのを店員が見つけ、22日に警視庁目白署に被害届を提出した。 3.7日、東京都内の図書館や書店で「アンネの日記」などユダヤ人迫害関連本が相次いで破られた器物損壊事件に絡み、被害にあった豊島区内の書店に不法侵入したとして、警視庁捜査1課が建造物侵入容疑で30代の無職男を逮捕した。男は書店で被害が確認される前に、破られた本があった書棚に近づくなど店内で不審な行動をする姿が防犯カメラに写っていた。警視庁は男が一連の事件に関与した疑いが強いとみて、裏付け捜査に全力を挙げている。捜査1課が店内の防犯カメラを調べたところ、2冊目が発見された21日と、それ以前の2月中旬に店を訪れ、同関連本のある3、4、8階などを行き来する不審な男がいたことが判明。いずれも被害のあった書棚近くに足を運んでいた。22日には店内で勝手にビラを張っていたことも確認。無断でビラを張るという、書籍購入などの「本来の目的」以外の目的で書店に侵入したとして建造物侵入容疑で男を逮捕した。男以外に不審な人物は写っていなかった。 3.14日、東京都内の図書館や書店で「アンネの日記」や関連図書が相次いで破られた事件で、警視庁捜査1課は14日、図書館の本を破ったとして器物損壊と建造物侵入の疑いで、東京都小平市の無職の男(36)=書店への建造物侵入容疑で逮捕=を再逮捕した。男は一連の事件への関与を認める供述をしているという。男に特定の思想的背景はみられないが、言動に多少不安定な部分があるという。 図書館や書店で「アンネの日記」などの書籍が相次いで破られた事件で、器物損壊容疑などで再逮捕された無職の男(36)=東京都小平市=が同書について、「アンネ・フランク自身が書いたものではないと主張したかった」という趣旨の供述をしていることが14日、捜査関係者への取材で分かった。精神鑑定などで刑事責任能力の有無を調べる。捜査本部は男の氏名や詳しい住所を発表していない。
|
|
毎日新聞 2014年02月28日付け社説:視点「アンネの日記 日本は反ユダヤにあらず」を転載しておく。
|
【重大提言=アンネの日記そのものが創作とする説有り】 | |||
「紫霄閣(ししょうかく) 歴史の底流と人間の本質を探る」の「嘘とペテンと陰謀だらけ・英米イスラエル報道」の中の「 4-2.日本で大人気のアンネの日記は低レベルの宣伝用フィクション」に次のような記述が為されている。これを転載しておく。
|
Re:れんだいこのカンテラ時評318 | れんだいこ | 2007/08/09 | ||
【アンネの日記真贋考】 今日8.9日は長崎原爆投下命日である。新潟地震の際の柏崎原発の放射能汚染も発覚しており、何か原水禁運動に関係したことを書きたかったのだけれども、なぜだか「アンネの日記真贋考」を記す。 最近「紫霄閣(ししょうかく) 歴史の底流と人間の本質を探る」の「嘘とペテンと陰謀だらけ・英米イスラエル報道」の中の「 4-2.日本で大人気のアンネの日記は低レベルの宣伝用フィクション」(ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/daitoasenso/taigaishinryaku_horocoosto_annnenonikki.htm)を読む機会を得た。短いのでこれを転載しておく。
この記述が如何にセンセーショナルなものかというと、アンネの日記他者創作説を唱えていることにある。れんだいこはこれまで、「アンネの日記考」(ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/daitoasenso/taigaishinryaku_horocoosto_annnenonikki.htm)で若干の考察をしている。そこでアンネの日記の真贋論争を紹介しているが、「(アンネの日記は)古典的ドイツ語で書かれており、オランダで生まれ育ったユダヤ人のアンネがそのようなドイツ語を駆使して日記を書くことなどできる筈もないとう」踏み込みは初めてだ。そこで早速書き直した。 れんだいこは、アンネの日記の原書を知る立場には居ない。故に、論争を公平に聞き比べ、れんだいこなりの観点を生む以外にない。問題は、ホロコースト論、南京大虐殺論、従軍慰安婦論にも通底してくるのだが、酷い拙い論争が行われていることにある。アンネの日記論争で言うと、次のようなやり取りが為されている。 ウィキペディア通説(ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%81%AE%E6%97%A5%E8%A8%98、現在記述が変えられているようである)と「アンネ・フランクは、アンネの日記を書かなかった」(ttp://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/afrank.htm)が、同じ問題に対し全く違う記述をしている。 例えば、通説が概要「問題のボールペン・インクによる記述は、最初の文書鑑定(1960年)の折りに紛れ込んだ小さな二枚の紙片に見られるに過ぎず、日記の内容に影響を与えるものでもなければ、当然アンネ・フランクが書いたものでも、ましてやメイヤー・レヴィンが書いたものでもない。この紙片の筆跡は、ドロテア・オッケルマンのものであったことが明らかになっている。鑑定レポートは、第三者の書き込みについても分析を行ない、これらをアンネが書いたものと区別して論述している。かくて、有名な伝説も否定された(そもそも『日記』の最初の出版は1947年である)」と記している下りに対して、 疑惑説は次のように述べている。
これは、三者三様に受け取る「真相は藪の中」の話ではない。ボールペン・インク記述二枚紙片説を廻って、二者のどちらかがウソをついていることにより白黒つけねばならない話である。しかしながら、調べれば容易に分かるのにこういう食い違いがそのまま通用している。世の中にはこういう食い違いが結構ある。れんだいこは、こういう場面に出くわすと、どちらが正しいのだろうと気になって仕方ないのだが、両説が平気で通用している。 話を宮顕問題に振る。宮顕は先ほど逝ったが、例の戦前の党中央委員小畑査問致死事件の真相を語らずのままとなった。通説は、スパイ小畑説に立つ査問致死説であり、それも1・リンチはなかった説、2・そこそこあった説、3・凄惨なリンチ説の三説に分かれている。異説として、小畑はスパイでなかったとする冤罪説があり、これも三通りに分かれる。真相はこのうちのどれかであるのに精査されない。 れんだいこは、宮顕論の中の「査問事件」(ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/miyamotoron/miyamotoron_1.htm)で記しているように小畑冤罪査問テロ致死説に立っている。もっと云えば、野坂-宮顕ラインこそスパイの頭目説に立っている。つまり、労働者派の小畑が、スパイ派の宮顕によりスパイ摘発と云う名目でテロラレタとみなしている。れんだいこはこの鬼説を堂々とサイトアップしているのであるが、通説派の誰からも議論が挑まれない。その癖、こたびの宮顕追悼で殆どの論者がこぞって歯の浮くような礼賛論を聞かせている。春から秋の僅か半年なのに「網走刑務所在監12年説」という有りもしない話を記す者も居る。 こういうのっておかしくはないか。例えば、世の中で誰が一番頭が良いのかとか、将棋と囲碁のどちらが難しいのかとか、演歌とシャンソンどちらが歌らしいかとか、日本酒と焼酎のどちらが良い酒かとかというような白黒つけられないものもある。しかし、白黒つけねば先へ進まないものもある。不思議なことに、白黒つけねばならぬものをエエ加減にして、つけなくても良いようなものを争う傾向がある。朝青龍二場所出場停止事件のように、そう激しく制裁しなくても良いものに力んで強権発動させることもある。憲法改正のように急いでしなくても良いものに政治生命賭けてせかす首相も居る。 こういうのっておかしくはないか。アンネの日記考から話が飛んでしまったが、云いたいことではあったので総花的に述べてみた。そういえば、テロ対策特別措置法の延長問題などは二者択一しかない。小沢どんの腕の見せ所である。戦後日本は長い間不戦で成功した。軍事費に費やすものを公共事業に割り当ててきた。ハト派政治の復権賭けて小沢-管-横路ライン頑張れ。お盆前の長編投稿を読む人に捧げる。 2007.8.9日 れんだいこ拝 |
【「アンネの日記」と「シオン長老の議定書」の実書偽書逆さま判定考】 |
「アンネの日記不審問題」は「シオン長老の議定書不審問題」と丁度逆さまになっている点で興味深い。即ち、これほど不審のある「アンネの日記」をアンネの自著であるとするその口で、「シオン長老の議定書」に対しては偽書であるとする二枚舌こそ問われねばなるまい。この手合いが多い。れんだいこは、「シオン長老の議定書」は命懸けで手に入れた実書、「アンネの日記」はアンネ以外のものが捏造したものと判定しているので、丁度逆見解に立っている。どちらの口がもつれるのか、議論すれば面白かろう。 2013.12.23日 れんだいこ拝 |
【ミープ・ヒースさん(アンネ・フランク一家の協力者)情報】 | |
関連情報として「★阿修羅♪ > ホロコースト6」の gataro 氏の2010.1.12日付け投稿「ミープ・ヒースさん死去 アンネ・フランク一家の協力者(共同通信)」を転載しておく。
|
「★阿修羅♪ > ホロコースト3 」の天木ファン氏の2006 年 9 月 18 日日付投稿「アンネの日記・焼却事件 背景に極右の偽物論―「毎日新聞」」を転載する。
|
|
![]() |
|
「地球最前線:アンネの日記・焼却事件 背景に極右の偽物論」の有益なところは次のことにある。これを確認しておく。 1、ドイツでホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の象徴として知られる「アンネの日記」への真贋論争が続いていることを伝えている。 2、ドイツではホロコーストの否定は扇動罪など刑事罰に問われることを伝えている。 3、日記への攻撃は、日記が52年に世界的なベストセラーになった数年後から「父親の作り話だ」などとする批判が始まっていると伝えている。 4、次の下りが特に有益である。れんだいこには初見である。 「76年、ドイツ北部ハンブルクで日記をニセモノとするビラを配った男性がひぼう中傷罪で罰金刑を受けた。この控訴審でハンブルク地裁はドイツ連邦警察庁に日記の鑑定を依頼した。係官はスイスで存命だった父オットー・フランクを訪ね、紙とインクを鑑定。80年、紙は当時のものと断定したものの、「後に入れられた訂正個所の文字の一部は、戦後51年以降に販売された黒、緑、青のインクで書かれた」との見解をまとめた。これを極右が利用、「すべてウソ」との宣伝を行ってきた。実は「アンネの日記」には最低三つの版がある。アンネは父にプレゼントされた手帳のほかに、紙不足の影響で、雑用紙に日記を書いていた(A版と呼ばれる)。44年、オランダ亡命政府が、ナチによる占領の記録を日記として残すよう呼びかけたのをラジオで聞いた作家志望のアンネは、日記を自ら編集し直した(B版)。さらに戦後、父親が47年に出版する際、母親への中傷や性的な描写など3割程度を除き、一部を修正して編集し直した(C版)。出版の際の編集で加えられた2枚の紙片をドイツ警察庁が見つけ、インクの違いを指摘したのが真相だ」。 2015.6.28日 れんだいこ拝 |
(私論.私見)