ヘンリー・メイコウの「イルミナティ 世界を強奪したカルト」その3

 (最新見直し2010.12.06日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「ヘンリー・メイコウの『イルミナティ 世界を強奪したカルト』その3」を検証する。

 2006.1.14日 れんだいこ拝


 「雑記帳01−0‎ > ‎イルミナテイのTop」の「12/イルミナティはいつ、どこで誕生したか」を参照転載する。
 政治の圧力により宗教は表舞台から姿を消した。しかし、政治の現状を最もうまく説明できるのが宗教であるという状況は今なお変わっていない。政治闘争の本質は実は霊的なものである。宇宙で展開されている、人間の魂をめぐる神(=善)と悪魔(=悪)の争いなのだ。この争いは、イルミナティが率いる悪魔に身を捧げた国際金融エリートと、神の計画に従うそれ以外の人類との戦いにほかならない。しかし、何も知らない一般大衆は子供のように無邪気に暮らしている。国家や宗教、イデオロギー、右派と左派の戦いなどは表面的なものにすぎない。オカルト主義エリートはあらゆる闘争を生み出し、しかも両方の側をコントロールしている。遠大な計画から目をそらしつつ、その計画を進行させていくためだ。エリートの企てるその計画とは、地球に新たな封建体制をもたらして自らの植民地にすることである。そして計画には、疫病や災害、戦争を通じて世界の人口を減らすことや、生き残りをマインドコントロールして奴隷化し、家畜のように増やすこと、ルシフアーを神の地位に引き上げることなどが盛り込まれている。今後10年から20年の間に大きな変動が起こる可能性がある。

 私たちに残された時間は少ない。私たちがメディアに撹乱され、セックスに目を向けさせられている間に、エリートたちは様々な人心操作やコントロールの手法を試し、実行しているのだ。国連などの無数の機関が、事実上世間の監視をまったく受けずにエリートたちの「世界政府」計画を推進している。比較的最近の例では、「テロとの戦い」や抑圧的な「愛国法」、イラク戦争など正当化するためにエリートたちは9・11テロ事件を起こした。ニューオーリンズの水没、鳥インフルエンザとワクチン接種、大規模な停電なども彼らの実験か、さらなる災害の前触れかもしれない。彼らは核戦争に備え、ノルウェーの離島に「種子バンク」も設立した。高学歴のインテリ層に属する人々は、このような話をすると目が点になる。教育とマスメディアによって完全に洗脳されてしまった結果だ。

 
ルミナティという言葉を聞くとわくわくしてくるという人もいるかもしれないが、これはフィクションなどではない。フリーメイソンの内部に実際に存在する悪魔教団なのだ。既にメンバーが誰か明らかになつているし、敷地内に侵入した者もいる。計画書や通信記録も持ち出され、出版されている。公式の審問の場で深刻な危機について証言した離脱者たちもいる。連中は表向きは静かになったが、単に地下に潜ったにすぎない。既に強大な勢力に成長しており、近代史は事実上彼らが作ってきたといっても過言ではないのだ。イルミナティは進歩や改革、革命の名の下に世界を誘導し、今や人類の未来をおびやかしている。
 ヴアイスハウプト理論で武装した邪悪な組繊

 イルミナティという言葉は「啓示の光に触れた人々」を意味し、「光をもたらす者」ルシファーの存在を示唆している。その基本理念は、「正しい理性」(普遍的なモラル)を世俗的な「理性」(功利)に塗り替えるというものだ。フリーメイソンとイルミナティの教条は、「汝の心のおもむくままに」(寛容)である。神や自然ではなく、イルミナティこそが現実を定めていくという考え方だ。イルミナティの掲げるヒューマニズムは世俗主義であり、悪魔信仰に人類を導くことにほかならない。社会からモラルが失われつつある今、そのような現実がいよいよ浮き彫りになりつつある。その証拠に世界は、「グランド・セフト・オート」というゲームや、ハリウッドのホラー映画やパニック映画に現実がどんどん近づいているではないか。植物も、犬も、子供も、ささやかな糧と愛さえ与えられれば、定められた通りの素晴らしいものに育っていくのが本来の姿だ。イルミナティは、「性の解放」や「平等」の名の下に私たちを機能不全に陥らせ、神の定めた運命の成就を阻害しようとしているのだ。

 1770年、マイヤー・ロスチャイルドはアダム・ヴアイスハウプトという22歳の大学講師を雇い、ヨーロッパの社交界のトップにいる人々を秘密カルトに勧誘させた。このカルトの目的は、西側(キリスト教)社会を後退に向かわせることだった(ちなみにヴアイスハウプトはラビの息子だったが、カトリックとして育てられている)。以下はデヴイツド・アレン・リヴエラのオンライン版書籍「最終警告」(Final Warning)と、ジェームズ・ウォードナーの名著「邪悪なる同盟」(Unholy Alliances)からの抄録だ。

 イルミナティは1776年5月1日に創設された。ヴアイスハウプトは次のように記している。「我々の教団の最大の強みは世間から隠されている点にある。いかなる場においても組織がこの名前で表に出る事態は避けなければならない。常に別の名前、別の事業で覆い隠す必要がある。フリーメイソンの下位の三層ということにするのが一番だ。世間にはなじみ深いし、たいしたことをやるとは思っていない。ほとんど注目されないだろう」。1781年12月20日、ウイルヘルムスバッドで会議が開かれ、フリーメイソンの最初の三層をイルミナティの位階組織にする合意が交わされた。この会議に参加したリヨンのマルチイニスト・ロッジのフリーメイソン会員コント・ド・ヴイリユーは、帰国後次のように報告している。「私が言えるのは、事態が想像以上に重大だということだ。計画されている陰謀は練り込まれており、君主も教会も逃れることはできないだろう」。ネスタ・ウエブスターは著書「世界革命」(World Revolution)においてイルミナティのやり口を紹介しているが、これはアドルフ・ヒトラーやティモシー・レーヒーの手口とも共通している。「イルミナティ主義のやり方の特徴は、上位の者と手先レベルの人間をともに入会させ、真面目な理論家の夢想や狂信者の大義をバックアップし、野心満々のエゴイストの虚栄心をくすぐったり、不安定な心理に働きかけたり、あるいは富や権力ヘの情熱を利用して、まったく異なる目的を持った人間を教団の秘密の企みに協力させる点にある」。

 
イルミナティは、金やセックスを提供して社会の上層にいる人間を籠絡し、経済的破滅や暴露、暗殺をほのめかして従わせるといったこともやっている。これは今日でも行なわれていることだ。ヴアイスハウプトはこんなことも書いている。「その時々によって話を変えることだ。そうすることで、下の者たちには本当の目的がわからなくなる」。その本当の目的とは、「カと富を手に入れ、世俗的政府や宗教的政府を転覆させて世界を支配することにほかならない」。その為に最初にやるべきことは、著述家、作家、出版社、教育者を仲間にすることだった。実際、ダーウインからニーチエ、マルクスに至る近代の偉大な思想家たちは、イルミナティの手先や駒であった。ヴアイスハウプトは、ある大学について次のように書いている。「教授全員がイルミナティのメンバーだ。学生たちもイルミナティ主義の信者になる」(ウォードナー「邪悪なる同盟」)。

 ドイツでイルミナティ組織が拡大するにつれ、オッペンハイマー、ウエルトハイマー、シエスター、シユバイヤー、シユテルンといったユダヤの名家からの寄付が集まるようになってきた。その中には当然ながらロスチャイルドも含まれていた。ジラルド・B・ウインロッドの著書「アダム・ヴアイスハウプト 人の姿をした悪魔」(Adam Weishaupt: A Human Devil)によると、「ヴアイスハウプトの39人の直属の部下のうち17名がユダヤ人だった」という。イルミナティ教団はババリアから燎原の火のごとく広がっていった。メンバーはほどなく300人に膨らみ、そこにはあらゆる分野の人間が取り込まれていた。学生、商人、医師、弁護士、裁判官、教授、役人、銀行家に加え、聖職者までがメンバーに名を連ねている。著名な人物としては、オルレアン公、ザクセン=ワイマール=コーブルク=ゴータ公エルンスト・アウグストウス、ヘッセン=カッセル方伯シヤルル、ヨハン・ゴツトフリート・ハルダー(哲学者)、クレメンス・メッテルニヒ、ロシアのエカチリーナ二世、ミラボー、コンスタンツア侯爵夫人(「デイオメデス」)、ブランシワイク公フエルディナンド(「アーロン」)、ザクセン=ワイマール公カルル・オーギユスト、ゲーテ(詩人)、デンマークのクリスチャン七世、スウェーデンのグスタフ三世、ポーランドのポニヤトフスキ国王などがいる。1768年にフランクフルトでフリーメイソンの第3回大会が行なわれたときには、事実上すべてのフリーメイソン・ロッジがイルミナティの支配下に置かれていた。これらのロッジには、ドイツの諸地域、オーストリア、ハンガリー、イングランド、スコットランド、ポーランド、フランス、ベルギー、スイス、イタリア、オランダ、スペイン、スウェーデン、ロシア、アイルランド、アフリカ、アメリカに散らばる秘密結社のメンバー300万人が所属していた。

 1790年代、米国ではイルミナテイに対する恐怖が広がった。1789年にはジエデデイア・モース牧師が、チャールズタウンで行なった説教で次のように指摘している。「ヨーロッパの民間組織やキリスト教系組織はほぼ例外なく、恐るべき組織により基盤そのものが揺らいでいます。フランス革命さえも、元をたどればこの陰謀にたどり着くはずです」。1832年、ウイリアム・ラッセルはスカル&ボーンズの名でエール大学にイルミナティ支部を作った。ジョージ・W・ブッシュ大統領と父ブッシュ、ジョン・ケリーもこの組織のメンバーである。1785年9月9日、ジョセフ・ウッシユナイダー弁護士を含む三人の離脱者が、バグアリア予審軍法会議でイルミナティの目的について証言した。それによると
、彼らは君主制と秩序あるあらゆる政治体制の廃絶を目指しているという。また、私有財産の廃止(イルミナティが接収)、愛国心(国家)の根絶、家族の解体(結婚、倫理、政府による子供への教育の提供などの廃止によって実現)、そして宗教(とりわけキリスト教)の根絶も目指していた。これらはマルクスが1848年に打ち出した共産主義の目指すところにほかならない。イルミナティと共産主義はまさに一体なのだ。アカ(Reds)という言葉の元になったのは赤い盾(Red Shild)、すなわちロスチャイルド(Rosthschild)である。

 1794年、ブランシワイク公が、押収されたイルミナティの文書に基づく声明を発表した。「民衆に広がる不満は彼らが醸成したものだ。彼らはまず宗教への憎しみを煽った。彼らは人権なるものを創作し、そのような権利を君主から取り戻すべきだと民衆をたきつけた。あらゆる社会的繋がりと秩序を破壊する計画があることは、彼らの言動にはっきり現われている。彼らは大量の出版物を世界にばらまき、あらゆる階層と地位の人間を取り込んできた。最も賢明な人々まで、別の目的を偽って籠絡してきた」(「闇の光を掲げる者たち」(Light-bearers of Darkness)、)。
 悪魔の勝利は人類の破滅を意味する

 人類は誤った方向に舵を切ってしまった。 このままでは呪われた運命を避けられそうにない。政治、文化、経済分野のエリートたちは、彼らに利用されているか、宇宙規模の悪魔の陰謀に積極的に加担しているかのどちらかである。私たちや子孫は天寿をまっとうできないかもしれない。しかし、少なくともその理由を知った上で死ぬことができる。何百万人もの私たちの祖先は、それすらも許されなかった。神と悪魔は、人間の魂をめぐつて賭けをした。神が勝てば人間は生まれながらの神与の権利を謳歌できる。悪魔が勝てば人間は破滅する。政治に宗教的な意味があるというのは、つまりそういうことである。

 雑記帳01−0‎ > ‎イルミナテイのTop」の「13/人類はオカルトの攻撃にさらされている」を参照転載する。
 周知の通り、金融エリートは外敵を作り出すことに極めて熱心である。フン族、ナチス、イスラム原理主義テロリストなどがこれまでターゲットになってきた。彼らは人種や男女、階級を分断することで内部にも敵を作っていく。経済、社会、自然に関しても、貧困、麻薬、地球温暖化といった敵をでっち上げている。彼らはこのような敵を作ることで、自分たちー私たちの真の敵であるフリーメイソンのイルミナティから目を背けさせてきた。この組織は国際的な悪魔カルトで、魔術的な知恵により私たちの政治と文化と経済をコントロールしている。彼らのトレードマークは至るところにある。アメリカの国璽、無数の企業のロゴ、国連のシンボル、私の住んでいるウイニペグ市の市章までがそうだ。あなたも内部に複数の点がある円、冠石のないビラミッド、ホルスの目、日の出などのシンボルを探してみるといい。まともに戦える大統領候補は、ブッシュにしろ、オバマにしろ、クリントンにしろ、マケインにしろ、すべてフリーメイソンである。彼らは本当の意味で対立などしていない。ブッシュは財政赤字を倍増させ、米ドルの価値を半減させた。これらに対する批判を耳にしたことがあるだろうか。ブッシュ政権下では9・11、イラク戦争、カトリーナ被害(ニューオーリンズの堤防の決壊)、住宅ローンの崩壊などが起こつている。まったく素晴らしい実績だ。国際社会に視点を広げても、オバマ、アフマデイネジヤド、サルコジ、メルケル、プーチン、ブッシュ、マケインは一見対立しているようだが、実は全員同じクラブのメンバーである。彼らはイルミナティの手先や日和見主義者の取り巻きに支えられながら、国際銀行カルテルのために動いている。そして彼らの跳梁を可能にしているもう一つの決定的な要因が、マスメディアの支配だ。

 
私たちが目にしている政治は芝居にすぎない。「シオン長老の議定書」の執筆者は次のようにうそぶいている。「これらの人間がすべて我々の政治的計画に沿って動いているという事実に気つく者などいるわけがない。そのような計画の存在を、これまで何世紀にもわたって誰一人疑いもしなかった(議定書第13議定)。1823年初頭の時点で、ヘーネー・ロンスキーは既にこんな指摘をしていた。「秘密結社は一見対立する目立ったグループに分裂している。彼らは今日の思潮の中でも最も極端な意見をそれぞれ主張し、離れた場所からあらゆる党、政治、宗教、経済、文学を着実に誘導している。その彼らも、一般には知られていない中枢組織のもとに結束し、共通の指示を受けている。世界を支配する未知の超越的委員会だ」(「闇の光を掲げる者たち」)。

 フリーメイソン主義の目標は「新世界秩序」ニュー・ワールド・オーダーという名の世界政府を構築することである。秩序は混沌の中から作られるというのが彼らの考え方だ。それは、偽装工作で生み出されたまやかしの戦争、感受性訓練という名の洗脳プロパガンダ、バッシング、強権による「弁証法的過程」を通じて達成される。ジユーリ・リナの著書「欺瞞の建築者たち」(Architects of Deception)によると、フリーメイソンはジエンティーレ派のユダヤ主義組織で、カバラを基盤とする「ユダヤ人金融エリートの行政機構」だという。組織を動かしているのはフリーメイソンのユダヤ人である。ユダヤ人はすべてのロッジにいるようだが、ブナイブリスのようなユダヤ・ロッジには非ユダヤ系の人間は入れないようだ。これらのロッジが執行部となっている。
私たちが目にしているのは、千年にわたって続いてきた一部のパリサイ派ユダヤ人とその協力者による聖戦のクライマックスにほかならない。彼らはこの聖戦でキリスト教文化を破壊し、「シオン長老の議定書」に謳われた原始的独裁体制を根付かせようとしているのである。
 金融はこうして独占されていった。

 ジユーリ・リナは1979年の共産党大会におけるヴアレリ・イメリヤノフのこんな発言を紹介している。「ユダヤ・フリーメイソンのヒエラルキーが資本主義諸国経済の80%、情報メディアの90~95%を掌握している」(「欺瞞の建築者たち」)。1938年、内部の人間であるクリスチャン・ラコフスキー(チエイム・ラコヴアー)がこの状況について語った。「モスクワには共産主義があり、ニュ-ヨークには資本主義がある。テーゼとアンチテーゼのようなもので、両方とも分析する必要がある。モスクワは主観的には共産主義だが、〔客観的には〕国家資本主義だ。ニューヨークは主観的には資本主義だが、客観的には共産主義だ。私見を述べれば、実態は国際金融、資本主義的共産主義のそれである。それが″彼ら″だ」。″彼ら″というのはもちろんフリーメイソンの頂点に君臨するイルミナティのことである。1937年11月19日、フエビアン協会の有力者ニコラス・マーレー・バトラーがロンドンの晩餐会でこんなことを言っている。「共産主義は、金融界が各国の政府を転覆させ、世界警察と世界通貨を備えた世界政府を樹立するために利用しようとしている手段だ」。

 
ラコフスキーによると、フリーメイソン主義の真の目的は、共産主義をもたらすことにある。共産主義(新世界秩序)では、人類を人類たらしめている四つの基盤が破壊される。即ち人種、宗教、国家、家族だ。「多様性」、「多文化」、「フェミニズム」、「性の解放」、「同性愛者の人権」などが真に目指しているのは、これらの基盤の破壊にはかならない。背教集団フリーメイソンはマスメディアや教育制度を通じ、驚くべき一貫性をもって私たちに暗示を送りつづけてきた。最近の例で言えば、男性的な役割を担う強い女性のイメージがすっかり定着し、伝統的社会の女性たちに自立が訴えられている。ボール・コパン・アルバンセリは1909年の著書でこんなことを述べている。「フリーメイソンはオカルト機構の教誡師の言葉を繰り返している。ジャーナリスト、出版社、ポルノ業者、教授。ロッジに蔓延する心理状態が(中略)神に背くメディアにより盛んに広められ、人の心が変えられている。フリーメイソンは正体を隠したまま伝道者を装ってこのような務めを果たしており、彼らの所行がフリーメイソン主義だと露見することはない」(「キリスト教世界に対するユダヤの陰謀」(The Jewish Conspiracy Against the Christian World) 、)。
 高位のメイソンだけが知る真の教義

 フリーメイソン主義は真の姿を世間から覆い隠している。リナはフリーメイソン主義について次のように指摘する。「社会主義や共産主義、さらには組織犯罪とも密接につながっている。フリーメイソン主義の柱は、史実から目を背けて現実世界の知識に対抗することである」。フリーメイソン主義は、下位の者には慈善や「人間性の向上」などが目的だと説明されているが、高位の者だけが知る真の教義(オカルト)は、ルシフアーのための世界征服である。私たちは、建前と現実、主観的な姿と客観的な姿とをしっかり見極める必要がある。私たちは建前では自由社会に暮らしていることになっている。しかし現実には、私たちの「指導者」は、大衆を奴隷にする計画の手先か、そのために利用されている人々だ。建前では、私たちの社会には報道の自由と教育制度が確立していることになつている。しかし実際にはオカルト(フリーメイソンの「啓蒙」)の目的に沿った物の見方しか伝えられていない。

 芸術や娯楽は建前としては自由な表現の発露ということになっている。だが、現実にはわずかな例外を除き、オカルトの計画推進に役立つ娯楽だけが奨励されている。洗脳プログラミングを目的とした映画も無数に作られ、悪魔のシナリオや恐ろしい災害が現実になるというメッセージを大衆に伝えている。9・11も同様だ、表向きはイスラム原理主義テロリストがアメリカの自由と反映の象徴に旅客機を突っ込ませて崩壊させ、3000名以上を殺したことになつている。しかし真相は、フリーメイソンの金融エリートの走狗である情報機関や秘密結社がビルを爆破し、それを市民権を奪う口実にして根拠のない戦争に突き進ませ、5兆ドルの金を空費させた陰謀だった。選挙も、建前では国民の意思や、変化を求める気持ちが反映されることになっている。しかし実際には、自由という幻想を与えつづけて税や終わりのない戦争のための人員を確保する手段にほかならない。彼らは表向きは国家を尊重しているが、裏ではあらゆる手段で破壊を試み、国民を世界政府に従わせようとしている。

 又、彼らは表向きはキリスト教徒のふりをしているものの(ジョージ・ブッシュもそうである)、啓蒙後の西側社会の宗教の本質は、ルシファー主義(フリーメイソン主義、カバラ主義、ユダヤ主義、世俗主義)にほかならない。ジョージ・ブッシュは悪魔主義者(サタニスト)であり、角山羊のシンボルを堂々と用いている。キリスト教徒を公言することで、彼は自らが信じるものを冒涜しているのだ。 現在のところ、私たちの置かれている状況を最もはっきりと伝えているのは、ジユーリ・リナの「欺瞞の建築者たち」であろう。前にも書評を書いたが、ここで今一度お薦めしておく。彼女は同書の中で多くの事実を暴露している。「ジョージ・ワシントンの将軍たちや独立宣言の著名者たちのほとんどはフリーメイソンだった」というのもその一つだ。独立宣言の文言そのものは価値あるものだが、これも産前”にすぎない。その本質について、リナはこう述べている。「フリーメイソンは、世界を取り込む活動と究極の目標である世界支配の拠点としてアメリカという国を作った」。私たちは巨大な欺瞞の渦中を生きている。政治的、文化的な指導者は、名声や富と引き替えに私たちを騙すことを選んだ連中だ。人類は現実とオカルト魔術のあわいの世界に紛れ込んでしまった。私たちは、「建前」が「現実」に勝ってくれること、事態が手遅れになる前に彼らに利用されている人々が気づいてくれることを願うしかない。
 世界を支配する「すべてを見通す目のカルト」

 「もし、(中略)主が渡されなかったなら、どうして一人で千人を追い、二人で万人を破りえたであろうか」(申命記、32章30節)。トルコ皇帝は1666年、ユダヤの救世主を自任するサバタイ・ツヴイに「イスラムに改宗するか死ぬか、どちらかを選べ」と通告した。ツヴイは普通のユダヤ人にとってはごく当たり前のことをした。つまり、改宗した「ふり」をしたのだ。しかし、彼には普通のユダヤ人とは違っているところもあった。カバラの悪魔主義の一派を基盤とする異端集団を率いていたのだ。彼と支持者たちはラビからも指弾を受けていた。ツヴイが「改宗」した後、100万人以上の支持者が彼を範とするようになった。後にはロスチャイルド家のような金融家も加わっている。しかし、彼らはイスラム教徒やキリスト教徒のふりをしただけではなかった。ユダヤ人のふりもしたのである。彼らこそがイルミナティと共産主義の草分けにほかならない。元共産主義者のベラ・ドツドは、1930年代に共産党員1100名がカトリックの聖職者になつたことを明らかにしている。彼らはその後、司教や枢機卿、そして教皇にまでなった。このカメレオン戦略によって、ツヴイの悪魔カルトはほとんどの政府や宗教に入り込んで崩壊させ、気づかれることなく水面下の専制体制を確立した。慧眼のユダヤ人研究家クリフォード・シャツクの言葉から引用してみよう。「組織への浸透、隠密と好智により、この見えざるネットワークが私たちを支配するようになった。サバタイ・ツヴイの死から41年が過ぎた1717年、彼らはイギリスの石工職人ギルドに浸透してフリーメイソンを結成する。そしてヤコブ・フランク〔ツヴイの後継者〕は、1776年に誕生したフリーメイソンの中枢いわゆるイルミナテイに大きな影響力を持つようになる。フリーメイソンは水面下で糸を引いて様々な革命〔独立革命、フランス革命、ロシア革命等〕、国連創設、イスラエルの建国、二度の世界大戦(とホロコースト)、父親とともにアメリカにおける組織の活動を潰そうとしたケネディ兄弟の暗殺などを実行した。『すべてを見通す日のカルト』の異名を持つサバティアン・フランク派も1ドル札を見てみるといい。あなた自身の生活にもここまで影響が及んでいるとわかるはずだ〕、政界や宗教界においてカメレオン戦略を採っている。彼らは権力のあるところにはどこにでもいる。彼らは善玉であると同時に悪玉なのだ。そのあたりは第二次世界大戦を振り返ればよくわかる。フランクリン・D・ルーズヴエルト、ウインストン・チャーチル、アドルフ・ヒトラー、ユージエニオ・パセリ(教皇ピウス】2世)、フランシスコ・フランコ、ベニト・ムッソリーニ、裕仁天皇、毛沢東は皆な、『すべてを見通す目のカルト』(サバティアン・フランク派)のメンバーだった」。
 「自分たちを除くあらゆる集団のカを骨抜きにしてやる!」

 シャツク氏の書いていることが本当なら、歴史家、教育者、ジャーナリストが結託して嘘の現実を伝え、私たちを真実から遠ざけようとしていることになる。この世界、私たちが知っている人間の歩みは、オカルト秘密結社による創作なのだ。私たちは、巧妙な心理作戦によって構築された社会に暮らしているのである。サバティアンとその子孫の活動は本来目につきそうなものだが、彼らは表舞台から隠れている。その一方で、「啓蒙」、「世俗主義」、「モダニズム」などにおいて決定的な役目を果たしてきた。だが、これらは悪魔主義サタニズムへの第一歩にほかならない。

 ラビのマーヴイン・アンチルマンによると、彼らは罪が神聖なもので、どんどん実践するべきだと考えている。救世主が現われるのは、人間が正しい生き方に目覚めるか、完全に堕落したときである。そしてサバティアンは後者を選んだ。「全員が聖人になることはできない。ならば全員が罪人になればいいい」というわけだ。「許されざることを許す」という彼らの冒涜に満ちたスローガンは、その後イルミナティ主義者の″信仰″心を表わす「汝の心のおもむくままに」という教条になった。モラルが完全に欠如した彼らは、「目的のためには手段は問わない」という信念で動いている(「アヘン撲滅のために」(To Eliminate the Opiate、第2巻)。

 1756年、ヤコブ・フランクとその一派がラビの破門を受けた。アンチルマンによると、19世紀の解放運動や革命運動の背後にはサバティアンがいたという。ユダヤ教の改革・保守運動も彼らが火をつけたもので、「ハスカラ」(ユダヤ同化)もその一つだった。ユダヤ人はサバティアンに扇動されて「他の民族に溶け込んだ」が、そのことに自分たちでは気づいていないのだ。これが彼らのやり方である。地上に悪魔の王国を作ることを広言したりはせず、神の存在を疑わせたり、「性の解放」や「女性の独立」、「国際化」、「多様性」、「宗教の寛容」などを主張して、次第にその方向に誘導するのだ。これらにはすべて、隠された目的がある。「自分たちを除くあらゆる集団のカ」(人種、宗教、国家、家族)の基盤を崩して骨抜きにすることだ。
 ある種の宗教となってしまった「セックスの解放」

 私たちは「フリーセックス」が「進歩的で近代的」だと教えられてきた。実際サバティアンのセクトは、妻の共有や乱交、不倫、近親相姦などを350年以上にわたって続けている。異人種間の性交渉も奨励し、多くの人々を自らのカルトに取り込んできた。アンチルマンは、ラビ法廷でシエロモの息子のシユムエルが、トーラーの教えに背いて妻に数回にわたりハーシェルとのセックスを勧めたと涙ながらに告白した話を紹介している。「私は罪を犯しました。妻はいやがっていたのに」。共産主義の特徴でもある性的遺棄は、サバティアンが行なってきたことの延長にすぎない。ヤコブ・フランクは美しい妻を使って有力者を籠絡していたし、共産党の女性党員も同じ行為をさせられていた。イルミナティの創設者アダム・ヴアイスハウプトは、義妹を妊娠させている。これに関連したもう一つの話が、彼の著書「欺瞞の裏側」(The other Side of Deception)で紹介されている。元モサド工作員のヴイクター・オストロフスキーという人物が、モサドの息抜き法を暴露しているのだが、若い未婚女性多数を含むスタッフが全裸でプールの周りに集まってパーティを開いたことがあったという。
 生賛であり供物であつたホロコーストの犠牲

 サバティアンの陰謀は人目に触れる場所に隠されている。例えば「ホロコースト」という言葉の本当の意味を知る人はほとんどいない。ラビ=アンチルマンによると、第二次世界大戦よりはるか以前には、この言葉は生資として捧げる「丸焼きの供物」を意味していた。彼はブルーノ・ベテルハイムのこんな言葉を紹介している。「最も冷酷で、残虐で、おぞましく、憎むべき大量殺戟を″丸焼きの供物″と呼ぶのは冒涜行為であり、神と人間を汚すことにほかならない」。″ホロコースト″はいったい誰のための生贅で、何の目的で捧げられたというのだろう。サバティアンのオカルトの風習が絡んでいることはまちがいない。いずれにせよ、この言葉を使うたびに、私たちは無意識に彼らの供儀に加わっていることになる。アンチルマンによると、サバティアンはユダヤ人を憎悪し、根絶やしにすることを目指していた。ラビたちは1750年の時点ですでに、サバティアンを阻止しなければユダヤ人が滅ぼされると警告していたという。しかし、実際にヨーロッパのユダヤ人殲滅を防ごうとする人々が現われたとき、「(アメリカの)保守派や改革派のコミュニティーは楽観的に考えてこれらの動きを無視した。米国ユダヤ人会議や米国ユダヤ人委員会、ブナイブリスなどのいわゆる主流派組織はほとんど何もしなかった」。サバティアンは悪魔セクト内部の相手としか婚姻関係を結ばないが、富裕な有力者の非ユダヤ教徒とはしばしば結婚した。現存する4代目バロン・ロスチャイルド(ジエイコブ)の母はユダヤ人ではなかったし、彼の妻もユダヤ人ではない。アル・ゴアの娘のカレナは1997年にアンドルー・シフと結婚したが、彼はジエイコブ・シフの曾孫にあたる。一方ゴアの父(上院議員)が支援を受けていたオクシデンタル石油のアーマンド・ハマーの父親は、米国共産党の創設者だつた。クリントン夫妻や息子ブッシュやオバマ同様、アル・ゴアもイルミナティの手先なのだ。

 人類は邪悪な悪魔カルトに手綱を握られている。このカルトは強大な権力と奸智を備え、人類に挑んでいる戦争を自然かつ必然的なものに見せかけることができる。計画の存在が世間に漏れても、人種差別の言いがかりで、常識ある人間なら信じたりはしないと言い抜けてしまう。そして人々の目をポルノに向けさせ、その裏で警察国家の樹立を進めているのだ。西側社会のモラルは崩壊した。政治と情報と文化は、複雑に張りめぐらされたカルトの人脈によってコントロールされている。ほとんどの指導者は、彼らに利用されているか私たちを裏切っているかのどちらかだ。知識層は彼らに買収され、大衆は他のものに気をそらされて何も知らぬままに日々を過ごしている。ほとんどの国家や宗教がそうであるように、ユダヤ人も内部から崩壊させられた。シオニストはサバティアンの手駒にすぎず、「ホロコースト」を利用してイスラエル建国させた真の黒幕はサバティアンである。サバティアンの祖国を作るために数百万人のユダヤ人が「生賛」にされ、悪魔に「丸焼きの供物」として捧げられたのである。神は人間に命を与えた。それは、豊かな美と意義を内包した奇跡だった。私たちには、神の計画通りに開花していくのに必要なものが、すべて与えられているのである。
 イルミナティがユダヤ人を憎む理由

 「イルミナティは根っこの部分ではユダヤ人を徹底的に憎んでいる」。著名なイルミナティの一族とビジネスで関わっていたある情報提供者がそう教えてくれた。「彼らの原動力になつているのはユダヤ人への憎悪だ。上層部のユダヤ人による陰謀だという類の本をたくさん読んできたが、書いた人間はみんな騙されている。表面的にはそのように見えるし、裏づける情報が多いのは確かだ。でも、組織の本体の人間の間に根深いユダヤ人憎悪があることを私は直接知っている。これらの人間 少なくとも私が知っている連中は、ユダヤ原理主義の銀行家などではなく、完全に非ユダヤ系だ」。

 イルミナチイの新世界秩序構築において、ユダヤ人は明らかに大きな役割を果たしているように見える。これはかなり矛盾した話と言うほかない。ラビ=マーヴイン・アンチルマンの研究の後、バリー・チユミッシユが、17世紀と18世紀にヨーロッパのユダヤ民族を分裂させたサバタイ・ツヴイとヤコブ・フランクが背教者であったと暴露した。これらの分裂の本質は、ユダヤの教えを180度裏返した悪魔主義運動だった。こうして、神に禁じられていたすべてのことが許されるようになった。罪を犯し、正しくない生き方をすることが救いにつながる道だと信じられ、性的堕落が奨励されて(妻を取り替える乱交は特に好ましいとされた)、家族と地域社会の崩壊が進められた。彼らは社会を創り挽えるため、一度白紙に戻したいと考えたのだ。フロイト派と性の解放の起源もこの動きにある。

 悪魔の軍門に降ったユダヤ人と、異端者を排除しようとするラビたちの間には激しい敵対心が生まれた。この分裂は、「世俗的ヒューマニズムと理性」のために信仰を封印した西側諸国のユダヤ人と、ほとんどが正統派の教義を守っている東側諸国のユダヤ人(東方ユダヤ人)の断裂にも影響を与えている。多くの世俗的ユダヤ人は、宗教を世界規模のユートピア信仰に置き換える過程で急進的になっていった。そしてイルミナチイは、偽りの共産主義や社会主義の夢で彼らを籠絡した。そのスローガンは「世界を変える」であったが、これは今でも変わっておらず、バラク・オバマの「変革」にしっかり引き継がれている。
 ユダヤ人が目覚めるべき大義とは

 サバタイ・ツヴイの後継者ヤコブ・フランク(1726~1791)は、イルミナテイの影の実力者ロスチャイルド家と手を組み、表向きは「ユダヤの内部規範やゲットーの呪縛からの解放」を謳ったユダヤ改革・保守派を形成した。彼らはユダヤ人に、同化や非ユダヤ人との婚姻、改名、さらにはキリスト教への改宗を奨励し、厳選した人々にキリスト教文明を内部から崩壊させて悪魔の計画に協力するよう指示した。

 ジョン・ケリー上院議員は、まさにこの流れから出てきた人間である。彼の祖父はフランク派ユダヤ人で「コーン」という名前だったが、アイルランド系の名前に改名してカトリックに改宗した。父親はCIAのために働き、母親はフオーブス家の一員だった。フオーブス家は、アメリカに初期に移り住んだ家系の多くがそうであったように、麻薬(アヘン)貿易で富を成した一族だ。ケリー自身もイルミナチィの「スカル&ボーンズ」のメンバーである。

 前回の選挙では、ウユズレー・クラークが彼にユダヤの血が半分混じっていることを暴露した。マデレーン・オルブライト元国務長官も、自分がユダヤ人だと認めている。父親のジョセフ・コルベルはデンヴアー大学でコンドリーザ・ライス前国務長官の恩師だった。戦後まもない時期、共産主義の役人だったときにはチエコの名家から複数の美術品を盗んだとして告発されたこともある。

 こうして見てくると、ユダヤ人と非ユダヤ人、ユダヤの血を引く人間と隠れユダヤ人が悪魔の世界支配のために結託している実態が浮かび上がってくる。ユダヤ人の母親を持つウインストン・チャーチルと、母親が非ユダヤ人のジエイコブ・ロスチャイルド卿(当代)は、いずれもこれらの部類に属する人間だ。

 ユダヤの血が混じっている可能性のあるアメリカ歴代大統領のリストにも、エイブラハム・リンカーン、セオドア・ルーズヴエルト、フランクリン・ルーズヴエルト、アイゼンハワー、リンドン・ジョンソンといった驚くべき名前が並んでいる。

 ナチスの階級組織のメンバーにもユダヤの血が混じった者がいた可能性がある。ヒトラーの祖母は、ヒトラーの父親を身ごもった際に、ウィーンのロスチャイルド家との雇用関係を絶っている。自身もユダヤ人である作家のデイートリッヒ・ブロンダーは、1964年の著書『ヒトラーが現われる前(Before Hitler Came)において、ヘス、ゲーリング、シユトラッサー、ゲッベルス、ローゼンベルク、フランク、ヒムラー、リッペントロップ、ハイドリッヒをはじめとする多くの人物がみな、ユダヤの血を引いていると主張している(カーデル著『イスラエルを創ったヒトラー(Hitler Founder of Israel)』)。1930年代にはユダヤ人とドイツ人の婚姻率は60%に上っており、そのような状態がしばらく続いたと思われる。純粋なユダヤ人よりも遥かに多くのユダヤ系がおり、ナチスの軍隊には15万人もの混血児がいたのである。

 スヴアリはイルミナチイが信仰に生きるユダヤ人を嫌う理由について次のように推測している。「ユダヤ人は歴史上、オカルトと戦ってきた。申命記をはじめとする旧約聖書の記述を読めば、神がユダヤの民を通じてオカルト集団が活動していた土地を浄化しようとしていたことがわかる。 バールやアシユタルテ、その他のカナンやバビロンの神々を崇拝していた人々だ」。

 ユダヤ人は今こそこのような民族の歴史を掘り起こし、かつての大義に再び目覚めるべきだろう。ユダヤ教は悪魔を崇拝する異端の流れによって変容させられてしまった。これらの悪魔主義者はイルミナテイに属し、他のユダヤ人を憎んでいる。おそらく、ユダヤ人が神の道徳性を象徴する存在だからだろう。あるいは、単に、彼らが″下層民″だからかもしれない。

 イルミナチイが長期的に目指しているのは、人類を神の目的から踏み外させ、高度なマインドコントロール(マスメディアや「教育」、「性の解放」、移民、多様性などのスローン)で隷属させることである。人類はイルミナテイ研究所の実験により造り換えられようとしているのだ。
 カバラ主義者の人類奴隷化計画

 神の創造のカは、夫の妻への愛、家族を安全で健全な環境において養っていきたいと思う気持ちを通じて発現する。そしてそのカは、妻が夫の霊の象徴である胤たねを受け、産み育てるという形で還ってくる。カバラ主義の金融中枢銀行家が、女性に男性の役目を果たさせて男女(能動的役割と受動的役割)の中性化を進めることに熱心なのもそのためだ。これらの銀行家は最終的に男性機能や「神」の役目を自分たちが担うつもりなのだ。

 前掲の『闇の光を掲げる者たち』によると、ユダヤのカバラは、性のエネルギーを活用し、その方向をゆがめることで人々を支配する強力なシステムであるという。同書で紹介されているオカルト研究者アンリ・ド・ギルベールは、カバラ主義のユダヤ人について次のように指摘する。「自らを人類にとって太陽のような存在、真の男性であると考え、他者はすべて女性だとみなしている。救世主の時代を招来し、確実なものにするのが自分の役目だと考えている。このような社会を顕現させるため、ユダヤ人は秘密結社を通じてその影響カを有機的に拡張するのだ。男性に内在する征服のカを広めるためにそのような組織を創り、(中略)人類の神であるカバラ主義ユダヤ人が支配する普遍的共和制〔の実現〕を目指すのだ」。
 性を抹消し社会を去勢する策略

 カバラ主義の銀行家は教育やメディアを利用して西側諸国の国民を中性化し、結婚や家族制度を崩壊させようとしている。1976年、ハロルド・ローゼンタールは「我々は恐怖と憫喝によって社会を去勢した」と豪語している。「男性的資質には必ず女性的外観が伴うようになった。徹底的に中性化が進んだ結果、大衆は従順になり、支配しやすくなった。去勢された家畜がそうであるように、彼らは未来や志について考えたりはせず、現在のことや次の食事のことを考えている」(『ゼロテ派ユダヤ人が語るシオンの議定書の最新動向(The Protocols of Zion Updated by a Jewish Zealot)』)。

 各種のリサーチを行なっているケイ・ヒモウイツツは近著『約束の地にはびこる大人子供(Man-Child in the Promised Land)』において、アメリカ人男性の思春期が中年にまで延びたと警告している。 「1970年には25歳の白人男性の69%と30歳の白人男性の85%が結婚していた。2000年の結婚率はそれぞれ33%と58%に過ぎない」。

 プレイボーイ誌はかつて、「プレイボーイを読むのはどんな男か」をキャッチコピーにしていたが、現在この言葉に最も符合するのは同性愛者だ。その一方で、女性は結婚を引き延ばし、保護や扶養といった男の役目を果たすようになつてきた。「1960年には25歳のアメリカ人女性の70%が結婚して子供を持っていたが、2000年にはわずか25%に減った。1970年には30歳から34歳までのアメリカ人独身者は7.4%にすぎなかった。 しかし現在この数字は22%になっている。この変化には約一世代を要しているが、アジアや東欧ではより急激に変化が起こつている。 現在ハンガリーでは30代前半の女性の30%が未婚だが、母親の世代が同じ年齢層だったときには未婚女性の割合は6%だった」 (ヒモウイツツ『新たな女性パワー(The New girl Power)』)。このような変化のなか、アメリカでは精子提供によって生を受けた子供が約100万人おり、毎年3万人ずつ増えているとみられている。その多くは、「異性愛が当たり前な社会」の変革を目指す女性同性愛者が産んだ子供だ。

 カリフォルニアは、異性愛が当たり前の社会を、同性愛が当たり前の社会に変えるカバラ主義銀行家の計画の前線基地だ。新しい州法では「性転換や服装倒錯、同性間の結婚、両性愛および同性愛のあらゆる側面を肯定的に伝えること」を学校に求めている。この通達は、カリフォルニア州の幼稚園から公立高校の最終学年までのすべての子供たちに影響を与えることになる。『公立学校の過酷な真実(The Harsh Truth About Public Schools)』の著者ブルース・ショートはこんな指摘をしている。「これらの学校で学ぶ子供は、私たちが神によって男性や女性として創られたのだと教えられることはない。多くの性的志向や性のアイデンティティーがあるので、自分がどの性的志向を持ち、どちらの性の″可能性″が自分に″合っている″ のかを判断しなさいと教えられる。しかも、試してみない限り自分がどのような性であるかわからないということまでが示唆される。これが子供たちや家族制度、教会、文化そのものに与える影響は空恐ろしいと言うほかない」。

 ヨーロッパで多数派を占めるキリスト教徒は今、カバラ主義の銀行家の非情な社会変革プログラムに巻き込まれている。人々は社会の少数派だけに人権を主張する権利があるかのように思い込まされ、多数派は肩身が狭くなつて「奴隷であることに満足している奴隷」にさせられつつあるのだ。
 長期的社会変革プログラムの狙い

 「政治的な正しさの歴史」(The History of Political Correctnes) というビデオを観ると、これらの社会変革プログラムが、基本的にはフランクフルト派のインテリたちが西側文明を滅ぼすために考え出したものであることがわかる。これらの文化的マルクス主義者の一部はその名の通り、旧ソ連の人民内務委員会のエージェントで、ほとんどがマルクス派のユダヤ人だった。このビデオでは、革命が時代の流れであり、社会の解体は好ましいことだという考え方がアメリカ人に刷り込まれてきた経緯が示されている。これらの考えに染まった人々が、今や米国社会のすみずみで実権を握っている。要するに、人類は世界規模の詐欺のカモにされているのだ。何もないところから金を創れる組織のもとには、社会変革の旗手がいくらでも集まってくる。エリートたちは、彼らがより良い世界を目指していると本気で信じているのだ。だから、巨額の報酬を得る一方で、自分たちのしていることに胸を張っていられる。けれども彼らが実際にやっているのは警察国家の創設であり、悪魔のために密かに用意されている新世界株序の構築だ。彼らはその一環である9・11の隠蔽に加担した。「テロとの戦い」も私たちの権利を奪う謀略にほかならない。金融中枢の銀行家と彼らの協力者、手先たちは「カバラ主義のユダヤ人」であり、一般のユダヤ人はこの計画のことを知らない。だが、「知らない=存在していない」ということでは決してない。いつかは責任を追及される可能性もあるということだ。あらゆる集団と宗教がすでに骨抜きになつている。共産主義者、ユダヤ原理主義者を問わず、多くのユダヤ人がこのユダヤ人組織に騙され、操られてきたのだ。一般のユダヤ人も、新世界秩序の実現に加担してきたという意味では、一般のアメリカ人がイラクでの戦争に責任があるのと同様に責めを免れることはできない。私たちには、宗教や国家が悪用されているときに、自ら声を上げる義務があるのだ。
 人種闘争も意図的に造られたものだった

 インターネット百科事典ウイキペデイアでは、1912年に書かれた「二〇世紀の人種計画」(A Racial Program for the 20th Century)が反ユダヤの捏造で、本も著者のイズレイル・コーエンも実在しないと説明されている。なぜこのような嘘をつかなければならないのか。同書には、イルミナテイと共産主義者の人種戦略が書かれているからだ。これらの戦略はその後、「フェミニズム」や「多様性」という名の下に女性やその他のマイノリテイ(少数派)に対して実行されている。「我々は、我々の最大の武器が人種間の緊張だという事実を認識せねばならない。数世紀にわたって白人から抑圧されてきたという意識を黒色人種の間にかき立てれば、彼らを共産党の計画に取り込むことができる。アメリカでは目立たない形での勝利を目指す。少数民族の黒人をたきつけて白人に不満をぶつけさせる一方、白人の間には黒人を搾取してきたという罪悪感を醸成する。そして、職業、スポーツ、娯楽などあらゆる分野において黒人が台頭できるよう支援する。黒人の地位が向上すれば、白人との混血も進んでアメリカを我々の大義に取り込めるようになる」。これは、1957年6月7日に議会でトーマス・アバーナシー下院議員が読み上げた文章だ(連邦議会議事録第103巻冒頭に記録)。ウイキペデイアによると、これはワシントンスター紙への投書の引用だったが、同紙は後日、この投書がデマだったとして謝罪したという。ウイキペデイアは「この文章は今日でも一部の人種差別主義者や反ユダヤ主義者が好んで引用する」と一笑に付している。その後、私はウイキペデイアの同項目にこんな一文を付け加えた。「但し、執筆者の特徴は実在したイズレイル・コーエン(1879~1961)と一致している。コーエンはユダヤ原理主義者で、イズレイル・ザングウイルの『ユダヤ人乞食の王』の前書きを執筆したほか30冊の書籍を残した多作家である。一般に″捏造″とされているものの多くにみられるように、この文章にもその後に起こつた出来事や米国共産党の活動のことが記されている」。私が付け加えたこの文は、またたく間にサイトから削除された。コーエンは世界シオニスト(ユダヤ原理主義者)機構の事務総長だった。二人が同じ人物ならユダヤ原理主義と共産主義は同一のものということになる。

 「雑記帳01−0‎ > ‎イルミナテイのTop」の「14シオン長老の議定書の誤謬を衝く 」を転載する。
 議定書 「偽書論」 の誤謬を衝く

 「シオン長老の議定書」は、聖書についで全世界で広く読まれている書物かもしれない。1903年にロシアで出版された同書は、「ユダヤ人の世界支配」のマスタープランを暴露したものだとされる。本来ならオカルト結社の秘密学習会で読まれる類の本だ。ユダヤ原理主義者とナチスは形態は異なるにせよ、激しい反ユダヤの立場と民族抹殺を目指している点で一致している。もっとも、知らない者も多い秘密結社の謀略の責めをユダヤ人全体に負わせるのは酷というものだろう。ユダヤ人の大多数は、たとえそのようなマスタープランが存在すると考えていても、自分は無関係だと言うに違いない。あらゆる人種差別と民族抹殺を口をきわめて批判している人のなかにも、議定書が本物だと信じている者はいるかもしれない。ただ、私自身は、反ユダヤの同一視はマスタープランから注意をそらす策略だとにらんでいる。議定書が剰窃(ひようせつ)だという主張も、学術界やメディアの協力者(無意識に関わっている人も含む)によるプロパガンダだ。
 頑として偽書だと主張する人々への反証

 「シオン長老の議定書」が偽書であり、オフラーナ(帝政ロシアの秘密警察)が反ユダヤを煽って革命家の信用を失墜させるためにでっちあげたものだと「すでに証明されている」と頑として主張する人々がいる。しかし、その「証明」に説得力があるとはお世辞にも言えない。根拠とされているのは、1921年8月16日から18日にかけてザ・ロンドン・タイムズに掲載されたフイリップ・グレーヴズの記事だ。グレーヴズは議定書が、モーリス・ジョリーが1864年に著わした「マキヤヴユリとモンテスキユーの地獄における対話」(Dialogue in Hell Between Machiavelli and Montesquieu)の各章を荒っぽく剽窃したものだと主張した。ジョリーの著書は当時入手不能だったので、このような主張は誰にでもできた。ナポレオン三世の治世下で、警察が出版直後に回収してしまったのだ。だが現在は、回収を免れたものが見つかっている。二冊を比べてみることにしよう。私見では、二つの本は文体も内容も、目指している主題も完全に異なっている。また、対話は全140ページで議定書の二倍の長さだ。その大部分は議定書にはまったく出てこない。グレーヴズの主張の最大のポイントは、議定書の一部のくだりや言及内容が対話から取ってきたものだというものである。そのような箇所が50はあると主張し10あまりを示している。これらは確かに驚くほど似ており、実際に剽窃があったことは疑いようがない。グレーヴズ自身も「剽窃を隠そうという意図が一切感じられないことに驚いた」と言っている。しかし、私は、議定書ではなくジョリーのほうが盗用したのだとみる。議定書に書かれた陰謀は「数百年前」からあるとされており、対話の1864年より前である可能性が高い。ジョリーは議定書のことをよく知っていて、不評だったマキヤヴユリの権威主義的立場を肉付けするために借用し、ナポレオン三世に当て付けたのだ。

 ユダヤ人のジョリー(本名ヨセフ・レヴイ)はフリーメイソンの終身会員で、議定書の文書の出所であるミズライム・ロッジに属していた。ジョリーは、ユダヤの支援を受けていたレオン・ガンベッタ政権で大臣を務めたこのロッジのトップ、アドルフ・クレミユ(イサーク・モイーズ・クレミユ、1796~1880)の子飼いだった(ケリー・ボルトン「議定書の背景」(The Protocols in Context)、2003年)。ジョリーは1879年に自殺したが、生前は「借用」で有名だった。ユージーン・スーの人気小説「パリのミステリー」(Les Mysteres  du Paris)、1845年)の剽窃を非難されていたほか、やはりクレミユの子飼いだったジエイコブ・ヴエネデイが書いた「マキヤヴユリ、モンテスキユー、ルソー」(Machiavelli,Montesquieeu,Rousseau)、1850年)という本も彼の問題の本に先行している。1884年、パリに住むロシア外交官の娘ジャステイン・グリンカが、機密情報を得るためにジョリーのミズライム・ロッジのメンバー、ヨセフ・ショルストを雇った。ショルストは250フランと引き替えにグリンカに議定書を渡している。その後ショルストは追われエジプトで殺害された。既に多くの手先が入り込んでいた帝政ロシア政府は、この文書にだんまりを決め込んだ。グリンカはその後、議定書を友人に渡し、その友人から同書を受け取ったセルジユス・A・ニールス教授が1903年に初めて書籍として出版した。ニールスはポリシエヴイキ革命後の1924年にキエフで逮捕され、収監されて拷問を受けた。裁判所長官は彼に、「お前が議定書を出版したおかげで我々は計り知れないダメージを受けた」と言っている(パキータ・ドウ・シシユマレフ「東に流れる水」(Waters Flowing)、1999年)。但し、中身を読むと、文書が出版されたのが1884年ではなく1894年であることを示唆する部分もある。第10議定には1892年のパナマ・スキャンダルに言及したと思われる、彼らの偽儲政治家たちには「公に知られることのない汚点(パナマなど)」があるはずだ、という記述がある。第16議定の終わりには、「我々の最も優秀な手先の一人ブルジョア」という一文もある。レオン・ヴイクトール・オーギユスト・ブルジョア(1851~1925)は1890年に指導相になり、若者への教育を骨抜きにしていた。この事実を考えると、グリンカが1984年ではなく1894年頃に文書を受け取ったと見るのが妥当だ。但し、「何世紀も前からある計画」だということを考えれば、ジョリーがより初期の文書を目にしていて、それが類似点につながった可能性はあるだろう。
 偽書説跡陰に見え隠れするシオニストの暗躍

 フイリップ・グレーヴズは記事中でユダヤ原理主義者のプロパガンダ活動を徹底して批判している。『議定書の暴露記事が登場した1928年8月は、パレスチナをイギリス委任統治領という形でユダヤ人の祖国にするため、シオニストが国際連盟に圧力をかけていた時期だった。グレーヴズはコンスタンチノープルでタイムズの特派員をしていたときに、「Ⅹ氏」なる人物から『対話』を譲り受けたという、少々信じがたい経緯を記している。Ⅹ氏は議定書が剽窃である「決定的証拠」として同書を差し出したそうだ。このⅩ氏は白系ロシア人だった。ポリシエヴイキ革命でユダヤ人が果たした役割を考えると。白系ロシア人が議定書の嘘を暴くことに協力するとは少々考えにくい。しかも驚くなかれ、グレーヴズはⅩ氏が、コンスタンチノープルに逃れた「元オフラーナ」から同書を買い取ったと言っている。それがオフラーナが議定書の剽窃に用いていた本だなどという話を、私たちに信じろとでもいうのだろうか。

 ダグラス・リード著「シオンの論争」(The Controversy of The Zion)には、これに関連した当時のタイムズ関係者の文章が紹介されている。1920年5月、ザ・タイムズの共同社主ノースクリフ卿が「ユダヤの危機、不穏な小冊子、待たれる調査」という議定書がらみの記事を載せた。「経緯も含め、この″文芦なるもの公正な調査が求められる。(中略)何の調査もせずに、このような本が与える影響を放置してよいものだろうか」。ポリシエヴイキ革命後、ユダヤ人が本質的に共産主義であり、西側文明を脅かしているという認識が一時的に広まったが、これはそのような状況下で書かれた記事だった。ウインストン・チヤーチルも、「ユダヤ原理主義対急進的社会主義-ユダヤ民族の魂をめぐる闘争」という有名な論説でこの流れに加わっている。1922年5月、ノースクリフ卿はパレスチナを訪れ、70万人のイスラム教アラブ人の土地である同地をユダヤ人に与えることをイギリスが約束したのは、拙速であったとする記事を書いている。1921年にザ・タイムズの編集者を務めていたウイツカム・ステイードはこの記事の掲載を拒否し、ノースクリフ卿は彼を解雇しょうとした。だがノースクリフ卿の欧州旅行中、ステイードは卿が「錯乱している」という話をでっち上げて施設に収容させてしまう。ノースクリフ卿は毒を盛られていると主張した後、1922年に急死している。ダグラス・リードはこのノースクリフ卿の秘書だったが、1950年代にザ・タイムズの社史が出たときに初めてこのいきさつを知った。議定書の信憑性を擁護してイギリスのパレスチナ委任統治に反対したノースクリフ卿が、一部の″大物″の不興を買ったのは間違いなさそうだ。
 『対話』による盗用を示す証拠筒所

 フイリップ・グレーヴズをはじめとする偽書派の主張には誇張が多い。議定書が対話の各章を剽窃したというのも間違っている。グレーヴズは、「対話7が、第5~第7議定と第8議定の一部に対応している」と書いている。ところが議定書の該当部分は8ページあり、対話7の倍の長さだ。対話7にも他の部分にも書かれていないことも、たくさん書かれている。とりあえず第5議定からいくつか例を示そう。

 第5議定では「我々の王国は気宇壮大なる専制により異彩を放ち、我々に逆らう言動を示すゴイムを排除できるようになる」。一方、対話7のほうは「近代国家の国際政治においては、死、徴発、拷問などが大きな役割を果たすようなことがあってはならない」となっている。第5議定には「〔ゴイム(非ユダヤ人)から〕神への信仰を奪い、彼らの心に人権意識を植え付けて」、王の権威を失墜させるという記述があるが、対話7には該当する文章はない。第5議定の「ゴイムを疲弊させて我々に国際的なカを引き渡すよう仕向ける。〔それによって〕徐々に世界の国々のカを吸収し、超政府を形成する」についても同様だ。さらに第5議定は、すべての国家の「原動力」が「我らの手中にある」、その原動力とは「金(きん)」であり、「我々は地上全体を統べるべく神に選ばれた民である」としているが、そのような記述は対話7には一切ない。対話には、議定書をそのまま写したり、やや変えて書いたと思われるくだりや言及箇所がいくつかある。例えば対話には「いかなる地においてもカが権利に優先する。政治的な自由は相対的概念に過ぎない。生きることへの要請は、個人を支配しているのと同様に国家をも支配する」。一万、議定書にはこんなくだりがある「自然の理により、権利はカに内包される。政治的自由は概念であり、事実ではない。権力の座にある党派を引きずり降ろすために(中略)特定の党派に大衆を惹き付ける必要が生じたとき、〔その政治的自由を〕どのように活用するかを知っておく必要がある」(第1議定)。グレーヴズは類似を誇張するため、最後の部分にはあえて触れていない。対話(7)の「祖国で抑え込まれている革命の動乱を、ヨーロッパ全体に広げる必要がある」という部分に対応する議定書(第7議定)の記述は「ヨーロッパ全体に(中略)動乱、不和、敵意を醸成しなければならない」となつており、祖国で抑え込まれている云々の表現はない。これらの記述は、議定書がジョリーの著作に先行し、彼が内容を知っていたことを考慮に入れれば説明がつく。
 議定書否定はイルミナティのダメージコントロ-ル戦略

 二冊の本はトーンも現実との関連も異なつている。対話は今日の視点で読むと、学術的で堅苦しく、解釈しながら読み進めなければらない。この本で、ジョリーはマキヤヴユリの考え方に染まっている印象を抱いていたナポレオン三世を間接的に椰捻した。そのために議定書を利用したわけだが、ナポレオンは騙されず、ジョリーは逮捕された。これとは対照的に議定書のほうは、事情を知っている偏見のない人間の目から見れば、偽書でないことは自ずと明らかである。同書は私たちの暮らしている世界を的確にとらえている。世界支配の計画が漏れた場合、あなたならどうするだろう。そのことを認めるだろうか。もちろんそんなことはせず、思い通りに動く連中を集めて、「偏見」や「反ユダヤ」を背景とした捏造文書だというレッテルを張るだろう。彼らはそのような「ダメージコントロール」を完璧にやつてのけた。真実が漏れても煙に巻いてしまうだけのカが、彼らにはあるのだ。青写真がどこでも目に入るにもかかわらず、唯一陰謀として知られるようになったのはこの文書だけである。このことは、知識層や大衆がいかに騙されやすいか(あるいは買収されやすいか)を示している。イルミナチイ(フリーメイソン上層のユダヤ人と仲間の非ユダヤ人)は、自らの究極の権力を保全するために、自由主義や社会主義の名で富やカの一部を大衆に分与した。議定書によると、「見えない政府」が確立されたあかつきには、これらは再び奪われる運命にある。「テロとの戦い」についても、そのような視点で眺める必要がある。私自身は、「議定書否定派」がこの陰謀に加担している連中だと睨んでいる。この陰謀のために私たちはすでにかなりの犠牲を強いられた。今後もさらに多くの苦しみを味わうことになるだろう。私は一人のユダヤ人として、その責めを負うことには耐えられない。他の罪なきユダヤ人やフリーメイソンの人間にとってもまったく迷惑な話だ。

 「雑記帳01−0‎ > ‎イルミナテイのTop」の「15シオンの議定書イントロダクションと概要」を転載する。
 シオンの議定書 イントロダクションと概要

 「シオン長老の議定書」が反ユダヤの「人種差別出版物」であり、しかも捏造であると思っている人は多い。ノーベル文学賞を受賞したアレクサンドル・ソルジエニーツインは、この書に「天才の知慮」が垣間見えると述べている。捏造にしては大したものではないだろうか。ソルジエニーツインはこうも言っている。「力強い思慮と洞察に満ちており…〔社会的変革により失われた自由と自由主義を拡張するという〕その目途は…凡人の知慮を遥かに超えている。それは原子爆弾より複雑なものだ」。私は議定書が本物だと信じている。ユダヤ人のルシファー信者(イルミナチイ、フリーメイソン)向けに、西側文明を転覆させて人類を隷属させ「世界中の富を(中略)我らの手中に」収めることをもくろむ恐るべき計画の詳細を述べた指導の書であり、パリのユダヤ人フリーメイソンの定期集会のために配られたものだ。執筆者はこれらが「計画の詳細」であると述べており、書き出しはしばしば、「今日論じるのは、、、、⊥という言葉で始まっている。

 1910年からスウェーデンのラビ長を務めていたエーレンプリース1869~1951)は、1924年に次のようなことを書いたとされている。「ずいぶん前から議定書の内容は知っていた。キリスト教系新聞で取り上げられる何年も前からである。『シオン長老の議定書』は実際のところ、別々の議定を集めたものというより、同じものを短くまとめた抜粋にすぎない。起源や、議定のオリジナルの存在については、70人のシオン長老のうち、世界でわずか10人が知っているのみである」(インターネット「ユダヤ人に関する101の引用」)。「短くまとめた抜粋」であることは、省略が多いことからも間違いない。つまり、削除された語句があるということだ。研究者たちは、アダム・ヴアイスハウプト、テオドール・ヘルツル、アッシヤー・ギンズバーグのいずれかが執筆者だと推測している。私は当初、マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド(1744~1844)の手によるものだと考えていたが、その後、ライオネル・ネイサン・ロスチャイルド(1809~1879)か、ジェームズ・ド・ロスチャイルド(1792~1868)かもしれないと考えるようになつた。多くの人間によって手が加えられた形跡があり、はっきり特定するのは難しいのだ。第20~第23議定は「金融プログラム(中略)我々の計画の決定的な柱」に触れている。これが、執筆者は銀行家であり、おそらくロスチャイルドだと私が考える理由だ。これらの内容は、金融の詳しい知識や深い心理学的洞察がなければ書けないことだ。しかも執筆者は、すべての権カが最終的には「ユダヤの王」に帰属すると言っている。「ユダヤの王」というのはロスチヤイルド家の異名だ。
 『シオン長老の議定書』を抄録する

 お読みになればわかるように、議定書に書かれていることの多くはすでに現実に進行しつつある。自分たちの暮らす世界のことを知りたいと思っているすべての人が、一度は目を通しておくべきものだ。各議定には、ユダヤ人以外の人間に対する病的な憎悪や、彼らを舵め、隷属させたいという願望が現われており、非ユダヤ人は「ゴイム」もしくは「家畜」と表現されている。それでは「シオン長老の議定書」を抄録しょう。

 第一議定

 「我々の体制」という言葉で計画に言及。人類は「カで」支配されるとする。自然の理により、「権利はカに内包される」。ほとんどの人間は自分の利益のために他人を裏切ることを厭わない(共産主義の信条は「目的のためには手段は問わない」である)。旧秩序(専制君主、封建貴族、教会、軍)から権力を奪って自分たちが掌握する方便として「自由」(自由主義、改革、革命)を保証する。「金(きん)」のカを掌握して資本を独占する。国家は我々に依存しないと「沈みゆく」運命にある。国家が容赦なく外敵を従わせようとするように、「内なる敵」すなわち「社会と社会的利益の破壊者である」フリーメイソンのユダヤ人も、いかなる詭弁を用いてもかわまない。道徳は征服実現の障害であり、あらゆる政治的リーダーシップの伽である。我々が目指すのは「株序と規制のために現存するあらゆるカを霧散させ」、自由の請願を信じて権力を放棄した愚かな連中の「統治者」となることである。この権力は、他のカに脅かされなくなるまで「見えざる状態に保つ」ことで「より絶対的な」ものとなる。これは「我々が逸脱してはならない戦略計画」であり、逸脱すれば「何世紀もの努力が水泡に帰する」恐れがある。「我らの合い言葉は、カと欺瞞(騙し)」である。執筆者は、最終目的が「他者の財産を収奪すること」であり、「すべての政府を我々の超政府に従属させること」であると強調している。「自由、友愛、平等」という言葉は、フリーメイソンのユダヤ人が、人民の唯一の防波堤である「ゴイム貴族の血統」を打倒するために「大昔から」使ってきた餌であり、その後を「金権貴族」が引き継ぐ。彼らは歴史を通じて人間の欲や情熱、虚栄を利用して手先となる人々を籠絡してきた。「民主主義」は、水面下で行なわれている彼らのコントロールを支える完璧な道具である。専制君主制の打倒のほうがはるかに困難だった。民主主義のおかげで「選良をすげ替え」て「思い通りに配し」、「任命するカ」が我々にもたらされた。
 第二議定

 「戦争においては可能な限り領土の獲得が起こらない」ようにし、「何百万もの監視の目を光らせている、いかなる制約も受けることのない我々の国際アジエンター〔エージェント〕」に自分たちが依存しているという事実を双方に認識させる。これは彼らが戦争の結果をコントロールしており、数百万のスパイ〔フリーメイソン、ユダヤ人か?〕を擁していることを示唆している。「その後、我々の国際的主権が国家主権を駆逐する」。これは国家の法律に国民が従わなければならないのと同じ理屈である。忠誠心の強い非ユダヤ人指導者(管理者)を選出し、「顧問たち」に従わせる。ゴイムには「時が来るまで自堕落に過ごさせる」。我々は「言論機関を通じて特定の考え方を無条件に信じるよう仕向け」、それらの誤った理念を植え付けてきた。「我々のお膳立てした進化論、マルクス主義、ニーチエ哲学がいかなる成果をもたらしたかをよく考えてもらいたい。少なくとも我々ユダヤ人にとって、これらの観念がゴイムの意識にもたらした分断の効果はいまさら論ずるまでもないであろう」。言論機関は我々の手中に落ち、大衆の考え方を規定している。彼らの役目は、不満を口にして大衆の意識を煽ることだ。我々は言論機関のおかげで金を手に入れたが、そのために多くの同胞が犠牲となつた。神の目で見れば、同胞一人はゴイム1000人に相当する。
 第三議定

 「我々の民の象徴であるヘビのとぐろの中にヨーロッパのすべての国々を万力のようにがっちりとらえるまで、あと一息というところまで来ている」。「我々は分別ある国家主権と無分別な国民のカの間に大きな溝を造り、二つのカを無意味なものにした。目の見えない男と杖のように、国家と国民も分断されれば無力になる」。「我々は国を、込み入った問題を争わせる闘技場にした」。「我々は労働者を救済する者として登場し、彼らに我らの闘争集団 フリーメイソン主義が表向き掲げる同胞の掟(すべての人類の連帯)に基づいて常に支援してきた社会主義者、無政府主義者、共産主義者に加わるよう促す。貴族階級は(中略)、労働階級に十分な食事を与え、健康かつ強壮に保つことに関心を寄せてきた。我々はその逆のことに関心を持っている。すなわち、ゴイムを減らし、殺すことだ」。
 第四議定

 「見えざるカを打倒できる人間がいるか、そのようなものがあるか。我々のカは、まさにそうしたカである。非ユダヤのフリーメイソンは何の疑いも抱かずに我々や、我々の目的の隠れ蓑となっている。カの運用を司っている計画は、その拠点も含め、すべての大衆の目から隠され続ける」。「神への信仰や人類の同胞愛という基盤に立脚し、創造の理から見て不自然である平等の概念と切り離されている場合において」自由は存在できる。「我々があらゆる信仰を打破し、ゴイムの意識から三位一体と霊の原則そのものを排除して、代わりに物質への欲求を植え付けなければならない理由もそこにある」。ゴイムには考える時間を与えず、産業や商取引に注意を向けさせなければならない。「すべての国は、利益の追求とその競争に呑み込まれ、共通の敵に気づくことはない」。我々は産業を「投機に基づく」ものにし、それにより我々の階級に富が移るようにする。この厳しい競争によって「冷酷で非情なコミュニティー」が形成される〔というより既に形成されている〕。この物質主義によって、我々がカを巡って争っている相手、すなわち「ゴイムの特権階級と知識層」にゴイムの下層階級をぶつけることが可能になる。
 第五議定

 執筆者は、目指している世界「世界主義の信念によって信仰とコミュニティーに対する感情が駆逐される」ような世界を造るには、専制体制が欠かせないとしている。そして、「共産社会主義」と「テロとの戦い」を推進する理由として以下を挙げている。「我々はすべてのコミュニティーのカを掌握するために中央集権政府を構築する。臣民のあらゆる政治的な動きを新法で機構的に統制する。これらの法律により、これまでゴイムによって認められてきた享楽や自由を一つずつ奪ってゆく。我々の王国は気宇壮大なる専制により異彩を放ち、いついかなるとき、いかなる場所においても、我々に逆らう言動を示すゴイムを排除できるようになる」。ゴイムの連合により、イルミナチイは弱体化されたかもしれない。しかし「我々はゴイムの個人的、国家的価値観や宗教、過去2000年にわたる醸成で膨らんだ人種憎悪を互いに衝突させた(中略)。我々はあまりにも強大であり、我々のカを逃れる術はない。国家間の小さな秘密合意においてさえ、水面下で我々のカが及ぶ」。「預言者の言葉によれば、我々は地上全体を統べるべく神に選ばれた民である。すべての国家機構は、我らの手中にある原動力によって動いている。その原動力とは金である。資本を産業と商取引の独占を確立するために解放しなければならない。見えざる手により、これは全世界ですでに実行に移されている」。「我々の管理の基本目的は大衆の意識を堕落させ、抵抗を惹起させるような真剣な思慮から気をそらすことである。意識のカを、空疎な言葉による偽りの闘争に向けさせるのだ」。「我々はあらゆる党派、あらゆる動勢に自由主義の顔を与え、その顔に雄弁なる声を与えて徹底的に語らせ、聴く者の忍耐を失わせる」。「世論を掌握するため、あらゆる方面から矛盾したことを主張させ混乱させなければならない。それによりゴイムを戸惑わせ、政治のあらゆる問題に対して意見を持たないのが最善だと思わせる。〔我々の成功に欠かせない第二の要件は〕あらゆる党派に不和を植え付け、依然我々にまつろわぬあらゆる集団のカを撹乱することである。我々はこれらの手段によりゴイムを疲弊させて我々に国際的なカを引き渡すよう仕向ける。そして暴力に頼ることなく世界のすべての国力を吸収し、超政府を形成する」。
 第六議定                                   

 我々はゴイムの莫大な財産も依存せざるを得ない「巨大な独占体制」を構築する。「政治が崩壊した日から、国家の債権とともにそれらの財産も価値を失うことになる」。「自らの意志で従う者を保護し、利益を与えてくれる組織というイメージを超政府に与え、あらゆる手段を用いてその存在意義を強める」。「産業に地上の労働と資本を吸い取らせ、投機で世界中の金を我々のもとに移転させて、すべてのゴイムを無産階級に突き落とす。その結果、ゴイムは存在の権利を手にするという理由だけで我々の前にひれ伏さざるを得なくなる」。

 共産主義について。「しかるべき時が来るまで様々な状況の意味するところをゴイムに悟らせないため、労働階級に対する情熱的な奉仕精神があるように見せかけて真相を隠す」。
 第七議定

 「警察力の増強が不可欠である」。我々の他には「無産階級と我らの利益に奉仕する一握りの富豪、警察と兵士のみが存在するようにする」「我々はゴイムの政府を説得」し、「すでに望ましい状態に近づきつつある」我々の計画に取り込まなければならない。そのために、すでに掌中に収めた大いなるカ、言論機関を通じてコントロールしている「世論」に従うよう圧力をかける。「欧州のゴイム政権を抑え込む我々の体制を一言で言うならこういうことになる。一国にテロを仕掛けてすべての国に我らのカを知らしめる。全体が我々に対して蜂起する可能性のあるときは、米国や中国、日本の火力で対抗する」。
 第八議定

 「同胞のユダヤ人を安全に各国の責任ある地位につかせられる日が来るまでは、脛に傷のある者をそれらの地位に就かせておく。我々の支持に逆らえば彼らは刑事訴追されるか消えることになる これにより、死ぬまで我々の利益を守らせる」。
 第九議定

 我々の原則を「一律に適用」すれば、「いかに頑迷な国民性」も変わり、「すでに我々に下った集団に加わる」ことになる。「すでに我々は事実上、我々以外の支配をすべて排除した。(中略)現在我々に異を唱える国があっても、それは我々の意志と指示で行なわれた形式的なものである。このようなことをするのは、劣ったユダヤの同胞を管理するのに反ユダヤ主義が必要だからだ」。「我々はすべてを呑み込む恐怖を世界に広めている。あらゆる主義主張の人間、君主制復活を望む者、扇動家、社会主義者、共産主義者、ユートピア主義者などの様々な人間が我々のために働いている。その一人ひとりがわずかに残った権力を浸食し、現存するあらゆる秩序の破壊にカを注いでいる。〔すべての国が〕我々の国際的超政府を公式に認め、服従するまで安寧が与えられることはない」。「〔政治的〕抗争には金が必要であるが、すべての金は我々の手の内にある」。我々は「自由主義を見境なく与える」ことにより「ゴイムの各種機関を」支配下に収めた。「我々の手は、法の管理、選挙、言論機関、人間の自由、とりわけ自由な存在の要である教育と訓練に及んでいる」。「我々は誤った原則と言説の中でゴイムの若者が育つようにし、彼らを騙し、困惑させ、頭廃に導いてきた。彼らを教育してきたのは我々である」。
 第十議定

 「代表者たちが自分たちの楽しみを最優先にしている状況で、事態の本当の意味に気づくゴイムがいるだろうか」。「あらゆる人間に自尊感情を植え付けることで、我々はゴイムから家族や家族教育の価値を奪い、個人の意識が独立する可能性を排除する。群衆は我々の支配下にあり、彼らが前に出てくることを許さないし、耳を傾けることもない。群衆は我々にのみ注意を向けることに慣れている。それは、我々が彼らの服従と注目に報いているからだ。このようにして、我々の手先が導かない限りどの方向にも向かうことのない強大かつ従順なカを、我々は創り出す。(中略)大衆はこの体制に従う。自分たちの稼ぎやあらゆる利益がこれらの指導者によってもたらされることを知っているからだ」。「国家に自由主義の毒を盛った結果、政治機構全体が変化した。国は血に毒素が回る不治の病に冒されており、後は断末魔の苦しみが終わるのを待つのみである。自由主義により、ゴイムの唯一の防披填だった専制支配に変わる法治国家が構築された。これにより、共和制の時代が現実のものとなる可能性が出てきた。そして我々は統治者を、戯画的な政治を通じて群衆から我らの傀儡であり奴隷である者たちの中から選び出した大統領で置き換えた。これが我々がゴイムの足元に敷いた礎である」。「大衆が我々の専制を認知するのは、統治者の一貫性のなさと無能ぶりそれらは我々がお膳立てするによって完全に疲弊したときである。そのとき彼らはこう叫ぶ。『もううんざりだ。世界には王が一人いればいい。私たちを束ね、国境や国籍、宗教、財政赤字といったすべての争いの根を絶ってくれる者、今の政府や代議員には望めない安寧をもたらしてくれる者だ』」。こうして我々は「対立や憎悪、闘争、羨望、さらには虐待、飢餓、病と欠乏の蔓延により人類を完全に疲弊させる。そうやってゴイムから他の道を閉ざし、金融を含めたあらゆる分野において我々の完全なる統治に身を委ねるしかない状況に追い込む。世界の国々に対して少しでも手を緩めれば、その瞬間から我々が望んでいるものの実現は極めて困難になる。
 第十一議定

 「これらの組み合わせとは、報道の自由、結社の自由、科学研究の自由、選挙権を含む数多くの、人類の記憶から永遠に抹消されるべき権利である」。「ゴイムは羊の群れであり、我々は狼である。狼が群れをとらえればどうなるか」。「彼らには、平和を脅かす敵を無力化しすべての党派を懐柔したあかつきには、速やかにあらゆる自由を回復すると保証しっづける。それらの自由が戻ってくるまでどれくらいかかるかといったことは、不毛な議論である」。この計画はユダヤ人が他の方法では手に入れられないものを間接的に手に入れるためのものであり、「秘密フリーメイソン」組織の基盤にもなっている。ロッジに引き寄せられた「家畜ゴイム」はこの目的には気づいていない。「神は選民である我々を分散させた」。そのおかげで「我々は今や世界統治を実現しょうとしている」。
 第十二議定

 「大衆の大多数は言論機関の真の主人が誰かを知らない。〔革命後は〕何人も我らの政府の無謬を疑うことは許されない。我々を攻撃するものの中には、我々の設立した機関も混じっている。ただしその攻撃は我々があらかじめ修正することを決めた部分に向けられる。我々のコントロールの及ばない声明が大衆に届くことはない」。「我々は自ら敵〔言論機関〕を用意する。それは表面的には我々と正反対の立場であるように見える。 我々の真の敵は、この偽装された対立機関に同調し、我々に手の内をさらす」。「我々は確実に敵に勝利する。なぜなら彼らの忌悼なき意見を公表する最終手段である言論機関が、彼らの自由にはならないからである」。
 第十三議定

 「日々の糧のために、ゴイムは沈黙し、我々の従順な僕となる」。「娯楽や遊興、芸術、スポーツなどに〔大衆の〕気をそらし、我々が対立を余儀なくされるような疑問を抱かせないようにする。考えたり自らの意見を持ったりする習慣を廃れさせることで、大衆は我々と同じ論調で話すようになる。彼らの思考に新たな方向性を与えるのは、唯一我々だけだからだ。無論これは、我々とのつながりを疑われる懸念のない人間を通して行なわれる」。「これらの人間がすべて我々の政治的計画に沿って動いているという事実に気づく者などいるわけがない。そのような計画の存在を、これまで何世紀にもわたって誰一人疑いもしなかった」。
 第十四議定

 「王国に足を踏み入れる際には、我々の宗教だけが残っているのが望ましい。したがって、他の信念体系を一掃する必要がある」。我々はまた、「社会福祉という夢物語〔社会主義、共産主義〕」が常に悪い状態を生み出しつづけてきたことに気づかずに、これらを追求してきたゴイム政府の愚かしさを白日の下にさらす。「我々の哲学者たちはゴイムの様々な信念の欠陥を論じる。しかし、我々の信仰が真の視点で論じられることはない。我々だけがすべてを学び、我々は決して秘密を漏らすことはない」。「ゴイムの指導者になる訓練を受けた我々の賢者が、ゴイムの心に影響を与えるものを造り出し、我々が彼らにふさわしいと判断した知識や概念に誘導する」。
 第十五議定

 「不和と新教を深く」根付かせたゴイム社会の株序を回復するため、我々は 「非情なる手段」を用いて抵抗を鎮圧する。我々はロシア貴族のような絶対的権威のイメージを確立しなければならない。 ロシア貴族は教皇を別にすれば「近年まで存続していた我々の唯一の深刻な敵だった」(1894年にこのようなことが言えたのだとすれば興味深い)。革命後はあらゆる秘密結社を解体する。しかしそれまでは、フリーメイソン・ロッジを創って増殖させる。「我々はここを情報と影響力の拠点とし、革命と自由主義的要素を結びつける」。フリーメイソンのおかげで 「極めて機密性の高い政治策略を周知させ、最初から統一的に進めていけるようになる。会員には、世界中のほぼすべてのスパイと国家警察が加わり、まつろわぬ者たちにそれぞれの立場でカを行使できるようになる。また、彼らが我々の活動の隠れ蓑となり〔我々に累を及ぼすことなく我々のために働き〕、不満等を受け止める盾〔悪役〕になる」。これが、社会において警察と情報組織の果たす役割である。我々に反抗する計画が持ち上がるとすれば、「その首謀者は、我々が最も信頼している僕の中にいる」。

 ゴイムのフリーメイソンは完全にコントロールされる。「ゴイムは大衆からもたらされる利益のおこぼれにあずかることを期待してロッジに入会する」。彼らは取るに足りない存在である。 「外見は虎でも魂は羊のそれで、どんなものにも簡単になびく」。我々は彼らに「集産主義」と云う玩具を与えたが、これは自然の理に逆らう概念だ。「ゴイムの意識が我々にくらべて未発達であることの何よりの証左であろう。 これこそが、我々の成功が保証される最大の根拠でもある」。執筆者は、いかなる犠牲を払ってでも計画を停滞させてはならないと述べている。「家畜ゴイムの胤」についてはまったく価値を認めていないが、ユダヤ人の犠牲は他のユダヤ人のためであったとしている。

 我々は「我らの活動を妨げる」者の死を早める。「フリーメイソンについても、同胞以外は誰も気づかない形で処刑する。 本人にも気づかせない。 普通の病気のような形で必要に応じて死なせる。同胞もこの事実を知っているので、抗議したりはしない。かかる手段により、我々は方針に逆らう獅子身中の虫をフリーメイソンから排除してきた」。より優れた知性が選民に宿っている事実は「世界を導き統べる役目を自然が我々に与えている」ことを物語っている。人類がより強いものに従う家長的専制の説明あり。このカに比べれば、世界の民衆も彼らの政府も「半人前の子供」にすぎない。
 第十六議定

 「我々は、見事に株序を破壊してきたこれらの原則を彼らの教育に取り込まなければならない。我々が権力の座についたあかつきには、社会不安につながるすべての要因を教育から取り除き、青少年を権威に従順な子供に育てる。支配者を、安寧を支える希望として敬愛するようにする」。「我々は過去の世紀に関する人間の記憶から、私たちにとって望ましくない事実をすべて抹消し、ゴイム政府の過ちに関するもののみを残す」。「我々はあらゆる教育の自由を撤廃する。教師は自由講義のような形で読み聞かせる。これらの言説は、我々の信仰に帰依させるための過渡的な教義として我々が示すものだ」。「我々はわずかに残っている自立思考を呑み込み、奪い取って利用する。〔我々は〕ゴイムを自ら考えない従順な畜生に変え、目の前にものが置かれない限りそれについて考えないようにする」。(これは社会的、政治的な批判が建設的なものなどではなく、本質的に体制転覆を狙ったものであることを示唆している)。
 第十七議定 

 「我々はかねてより、今なお大きな障害となりかねないゴイムの聖職者の権威を失墜させ、彼らの地上における使命を害するべく努めてきた。他の宗教に対処するのはさらに容易であろう」(カトリック神父の性的虐待を思い浮かべる方もいるだろう)。「ユダヤの王が真の宇宙の教皇となり、国際教会の家長となる」。 「我々は分裂を狙った批判により〔既存の教会と〕戦う」(同性愛者の結婚などが思い浮かぶ)「我々の計画では、臣民の三分の一が、国への自発的奉仕の原則から生じる義務感に基づいて残りを監視する」。「我々の同胞〔ユダヤ人〕は今日同様、自らリスクを負って家族内の背信者をカハル〔ユダヤ会議〕に告発する義務を負う。世界に広がる我々の王国においては、臣民全員が国に奉仕する義務を果たさなければならない」(KGB、シユタージ、ゲシユタポなどが思い浮かぶのでは)。
 第十八議定                               

 「我々は手先の者たち、盲目の羊の群れを使ってたびたびゴイムの王の命を狙い、その威光を失墜させてきた。政治的な色を付けた自由主義の言葉を二つ三つ与えるだけで、彼らはいかなる罪にも手を染める。我々は過剰な秘密警護を喧伝する統治者にその弱さを認めさせた。これにより、これらの権威は崩壊する(アレクサンドル二世は1881年に爆弾で暗殺された。内務相ヴヤチェスラフ・プレーヴエは1904年7月に、ピヨートル・ストルイピン首相は1911年9月に暗殺されている)。
 第十九議定

 ゴイムがこのような扇動対策〔盗みや性的虐待でイメージダウンさせたり、重大な犯罪で一人をつるし上げたりすること〕を用いるのを阻止する試みがうまくいっていることを願う。我々はそのために、言論機関や公の場で語られる言葉を通じて間接的にまた巧妙に編纂された歴史教科書を通じて、社会福祉の理念のために扇動家が殉教してきたという偽りの事実を喧伝してきた。これによって自由主義勢力が増え、多数のゴイムが我々の家畜に加わった。
 第二十議定

 「金融プログラム(中略)、我々の計画の決定的な柱」 についての記述。執筆者は金融分野に詳しく、銀行家である可能性が高い。「我々が王国に足を踏み入れるとき、我々の専制国家は大衆に過大な税を負担させないようにする。国は彼らの父と保護者の役目を果たすからである」。累進課税が導入される。「額に応じて税率を高めたほうが、現行の所得税や固定資産税よりもはるかに多くの歳入が得られる。これらの税に現在価値があるのは、ゴイムの間に軋轢や不満をもたらすということにつきる」。「我々は流通している貨幣を回収することで、ゴイムに経済危機をもたらしてきた」。「貨幣の発行量は人口の増加に応じて調整しなければならない」、「金本位制を採用した国はそれが命取りとなつた。貨幣の需要を満たせなかったからだ。そして我々が可能な限り金の流通を減らしてきたため、状況はさらに悪化した」。「ゴイムの純粋に野蛮な脳から生まれる思考力が未発達であることは、彼らが我々から借財をしてきた事実からも明らかである。彼らはこれらの金に利息を加えて国庫から我々に返さなければならないという点を一切考えてこなかった。必要な金を国民から直接集めたほうがよっぽど簡単だったはずだ」。
 第二十一議定

 「我々は種々の債券を自在に発行する権利を手にしている。ゴイムを対象に国債を募ると、彼らは額面の利回りに狂喜して争うようにこれを求める。売れ行きが好調だとの口実をでっち上げれば、人工的に値を上げることができる。残った債務はさらにまた新しい債券を発行して利払いに充てる。ついに政府は新しい、税を取り立てる必要に迫られる。だが新税はただ利払いのためであり、借金のために借金を重ねるだけである」。「我々はゴイムの手にある債券を弄ぶ。すべて値が跳ね上がるものはまた下落する。我々の利益にならなくなつた取引所は機を見て廃止する。そうして債券を安値に固定して我々が買い取れば、すべての企業を我々に従属させることができるのだ」。
 第二十二議定

 「我らの手には、現代において最大のカを有する金がある。我々の支配が神により定められていたことを、これ以上に証明するものがあるだろうか。これだけの富があれば必ずや、幾世紀にわたり我々が余儀なくされてきた悪行がすべて真の幸福、すべてを株序のもとに置くという目的のためであつたと証明できる」。「我々の秩序はすべての秩序の上に君臨し、そこには人類の全幸福が含まれる。この権威の威光の前にすべての民は畏怖を抱き、無意識に膝を折る。真のカはいかなる権利にも譲歩することは神の権利さえも例外ではない。誰も畏れて近づかず、一片たりとも奪う気を起こさない」。
 第二十三、第二十四議定

 「ユダヤの王」即ちダビデ王の末裔が世界の王となり、現存するすべての統治者に取って代わる。議定書の最後は奇妙に穏やかな調子で、慈愛に満ちた政府が完全な服従と引き替えに確かな平和と秩序を与えると結ばれており、多くの方策が示されている。「失業は政府にとって最も危険な因子である。権力が委譲された瞬間から、我々にとってはもはや用がなくなる。飲酒も法律で禁止する」。「ユダヤの王は激情にふりまわされてはならない。ダビデの神聖なる末裔は、民のためにすべての個人的性向を犠牲にしなければならない。我らの至高の主は、非の打ちどころのない模範的存在になる必要がある」。「シオン代表、第三三位階が著名」。
 ゼロテ派ユダヤ人が語る「議定書」の最新動向

 「シオン長老の議定書」に概要が記された「ユダヤ人の世界支配」計画は、1976年にはほぼ実現していた。ニューヨークのヤコブ・ヤヴイツツ上院議員の私設秘書、ハロルド・ウォレス.ローゼンタールは、ユダヤ人のカがもはや揺るぎないものとなったと感じたらしく、小遣い稼ぎのために保守系月刊誌ウェスタン・フロントの編集者ウォルター・ホワイトに話を持ち込んだ。ローゼンタールはホワイトに、「多くのユダヤ人には、どのような計画のもとにどのような生き方をしているかを話すだけの勇気はありません。でも私は何も恐れないし誰も怖くない」と言い切った。「キリスト教徒が対抗しようとしてももう遅い。そんな時期はとっくに過ぎています。私たちが侵略を始めたのははるかな大昔です。これが人生最大の目的の一つだということは間違いありません。私たちは侵略者なんですよ」。自分に犠牲者のイメージを持っているというユダヤ人観を覆すこの衝撃的なインタビューは実に17ページに及び、しばらく前からネット上に掲載されている。世界を導く真のカについて語ったものとしては、ペンジャミン・フリードマンやC・G・ラコフスキーの暴露に匹敵するものと言っていい。ローゼンタールはギャンブルの金ほしさにこの話を売り込んだが、口の軽さが災いして彼は命を落とすことになつた。「PLOの襲撃」を装った事件により、1976年12月にイスタンプールで殺害されたのである。ウォルター・ホワイトは、事件がローゼンタール殺害の隠蔽工作だと結論づけている。ローゼンタールに捧げられた「国際関係における友愛」というサイトが、彼が軽率にも表沙汰にしてしまった事柄をさらに詳しく追及しているが、奇妙なことにそこに彼の顔写真は掲載されていない。ウイキペデイアによると、ローゼンタールは奨学金でケンブリッジ大学とハーグアード大学院に通い、卒業している。ヒユー・ケアリー議員(ニューヨーク州選出、民主党)のもとで働いた後、ウォルター・モンデール上院議員(ミネソタ州選出、民主党)の事務所に移り、彼の立法議案の指揮を執った。さらにロックフエラープラザーズ財団で短期間働いたのち、再び上院に戻ってヤコブ・ヤヴイツツ上院議員のもとで働いている。彼は間違いなく、内部の人間だった。ローゼンタールは言っている。「ほとんどのユダヤ人は認めたがらないが、私たちの神はルシファーだ。そして私たちは選民だ。ルシファーは確かに生きている」。この言葉は現代社会全体にも当てはまる。私たちは今の世俗社会の基盤に、神に対する宇宙規模の反乱があることを認めたがらない。しかし、現代社会に宿る真の悪魔性は、日ごとに鮮明になりつつある。

 ローゼンタールによると、同胞愛に基づく霊的な王国というキリストのヴイジョンに対する拒絶が、「ユダヤ人」が地上の帝国を創った理由の一つであると言う。彼らは平和の君主ではなく、戦士の王を望んでいるのだ。「キリストの時代、ユダヤ人は物質と地上の王国を求めていた。だが、キリストが彼らに与えると言ったのは霊的な王国だった。ユダヤ人はこれに納得できず、イエス・キリストに背を向けて十字架にかけさせた」。ユダヤ人銀行家は、私利に基づいてエルサレムから世界を支配する計画を立てている。ローゼンタールは、ユダヤ教というのは本質的に人種的強権の隠れ蓑にほかならないと言う「ユダヤ人は特別な人種ではなく、特定の宗教的信念を代表する者なのだと説明することで、他の人々や国に混じって暮らしていくことができる」。ユダヤ・パワーは金融システムを掌握することで生み出された。「私たちは労使を対立させることで社会を内部分裂させることに成功した。これは私たちの最大の成果の1つでしょう。実際には対立構造は三角形ですが、二つしかないように見える。近代産業では私たちが代表する資本が最高のカを持っています。労使はともに三角形の底辺にあって、常に対立している。彼らが上部に目を向けることはありません」。「私たちは国の銀行 連邦準備銀行を通じて、もともと何もないところから創った金を会員銀行の地銀に貸し付けている。それらの銀行がさらに、産業界に金を貸す。私たちは神以上のことをしているのです。何もないところからすべての富を生み出しているわけですから。…驚いてますね。でも本当のことです。私たちは実際、神よりすごいことをしている」、「この見かけの資本で産業界、労使に借金を負わせる。その借金は増える事はあっても完済されることはない。この延々と増えつづける負債によって私たちは労使を対立させ、彼らが結束して立ち向かってきて借金のない産業ユートピアを実現するのを防いでいる」。「ユダヤ人」は銀行支配を通じて「映画産業、ラジオネットワーク、発展著しいテレビメディア」を完全に独占した。「すべての教材の出版元も押さえたし、音楽だってそうだ。楽曲が発行元に届くずっと前の段階で世に出すべきか検閲している。早晩、あなたたちの考えることを完全にコントロールできるようになりますよ」。ローゼンクールによると、テレビの番組は「論理的な意識ではなく、劣情に訴えるように」巧妙に制作されている。「その結果、人々は理性ではなく私たちの指示に反応するようになっている」。キリスト教の教会も「ユダヤ人」の支配下にあり、人種平等などの概念を広めるのに利用されていると言う。「これまで説教を通じて利点が説かれてきたものを除き、いかなる法も成立することはありません。典型的なのは人種平等の教えで、これにより統合が進み、最終的に混血が進みました」。疑うことを知らない聖職者が信徒に、私たちは特別な、選ばれた人間だと教え、その一方ですべての人種が平等だと説く。「矛盾していることには誰も気づきません。だから私たちユダヤ人は、他の人種が平等のレベルに引き下げられている一方で、社会における特別な地位を享受していられる。平等などというデマをでっち上げて全体を低い水準に落としたのはそのためです」。

 
ローゼンタールは、ユダヤ人が罪の意識を用いてアメリカ人を支配していると豪語している。「あなたたちは骨抜きです。考えることも私たちがお膳立てしている。″罪の意識″まで植え付けて、ユダヤを公然と批判することに二の足を踏ませている」。「私たちユダヤ人はアメリカ国民にいくつもの問題を与え、それぞれの問題の両側面を同時に喧伝して混乱をもたらしてきた。側面に注意が向けられている限り、裏の面に目が向けられることはない。私たちはネコをネズミのおもちゃで遊ばせるように、アメリカ人を手玉に取ってきたのです」。ローゼンタールは、教育ではこの死の呪縛から抜け出すことはできず、暴力的手段に訴えるしかないと断言する。「歴史はインクではなく血で綴られてきました。手紙や社説や本で民衆が結束したり、独裁に終止符が打たれたことはありません。ユダヤ人はそのことを知っていて、大統領や議会に手紙を送りなさいと大衆を教唆しっづけている。それが無駄だと悟って彼らがペンを置き、剣を手に取ったときは、私たちにとってまずいことになるでしょう」。彼は、「ユダヤ」の見えざる政府がいかに旧ソ連をコントロールしていたかについても話している。「ロシアには″目に見える政府″と″見えない政府″の二つの政府がある。目に見える方の出自は様々ですが、見えない方は全部ユダヤ人です。強大なソ連の秘密警察は見えない政府の指示で動きます。ソ連には600万から700万の共産主義者がいますが、その5割はユダヤ人で残りの5割が非ユダヤ人。非ユダヤ人は信用できない。ユダヤ人の共産主義者は結束して互いに信頼しあっていますが非ユダヤ人はお互いを探りあっている。五、六年ごとにユダヤ人の秘密委員会が党人の粛清を呼びかけ、多くの人間が処分される」。理由について尋ねると、彼はこう説明した。「ユダヤの秘密政府について多くのことを知り過ぎるからです。ロシアの共産党にはユダヤ人だけの秘密結社がある。目に見える政府に関することはみんな彼らが握っている。この強力な組織によって共産主義の中枢が密かにテルアビブに移され、今はすべての指示がそこから出ている」。ローゼンタールによると、国連もユダヤ人に掌握されているという。「国連は共産圏の巨大な強制収容所に通じる落とし戸にほかならない」。過去200年に起きたすべての戦争や革命も、この見えざるカによるものだという。
 デス・グリフィンが直接聴いたインタビューテープ

 ローゼンタールのこのインタビューにはあまりにも衝撃的な内容が含まれており、信憑性を疑いたくなる。国政の場で有名になりたいと願っているような人間が、どうしてこんなものをテープに録音させたのか。脅迫されたらどうするのだろう。彼は随所でユダヤ人全体に対する不当且つ容赦のない決めつけを行なつている。そのあたりも眉に唾を付けたくなる理由の一つだ。傲慢な態度から一転して、恐怖に駆られている場面もある。「ユダヤ人は夜逃げの計画を立てている」と語っているほどだ。2005年のことだ。古典的名著「富者の第四帝国」の著者デス・グリフインと電話で話をしたとき、彼はカリフォルニアにあるウォルター・ホワイトの自宅に招かれてインタビューのテープを直接聴いたと言っていた。インタビューのローゼンタールはまるで悪役が脚本を読み上げているような感じで、言葉を繰り返している箇所もあった。しかしグリフインは、「情報はすべて信頼できるもので陰謀は実在し、ローゼンタールがわざわざ嘘をでっち上げる必要はない」と言っていた。インタビューの最初の部分はいかにも大仰で不自然である。「私たちは現在、速やかな″脱出”の計画を練っている。ひとたび光が差し始めれば、それを止めるすべはありません。後は私たちのカでその光が強まり、注目を集めていくだけです」。

 ローゼンタールがユダヤ人のことを「寄生虫」と呼び、理想主義者ではないと言っているのも奇妙な点だ。実際には、私も含めて多くのユダヤ人がかなりの理想主義者である。銀行家たちは理想主義によって「劣った同胞」を何世紀にもわたってコントロールしてきた。その一万で、インタビューの後半はより信憑性が感じられる内容になっている。二人は謝礼の金額をめぐつて激論を交わしており、実際の会話という臨場感がある。ローゼンタールの口から飛び出しているイデイツシユ語も自然だ。結局のところ、真偽については読者諸氏に独自に判断してもらうしかない。私自身は、デス・グリフインがテープを聴いたことによって、いくつかの疑念が払拭されたのではないかと思っている(例えばローゼンタールが飲酒していたり、麻薬でラリつていた可能性は否定できる)。少なくとも私見では、このインタビューには一介の保守主義のアメリカ人にはおそらく書けない、また書くはずもない情報が含まれている。人種的な優越意識が感じられる点もいかにもそれらしい。ローゼンタールはユダヤ人が宗教集団ではなく、人種だと断言している。私自身もそう思う。彼は他の宗教に改宗したとしてもユダヤ人はユダヤ人だと言っているし、アメリカ人が信じられないほど不定見で騙されやすい国民だとも指摘している。また、「シオン長老の議定書」を彷彿とさせる不穏な印象の箇所も多い。ウォルター・ホワイトのようなキリスト教保守派が、人目を引くために「ユダヤ人」がやっていると自分で非難している行為を自ら行なうことは、私自身は考えにくいと思っている。
 経済的手法による「革命」を目指すイルミナティの銀行家

 イルミナチイの銀行家は2008年10月10日、私たちを望み通りの状態に陥れた。誰もがパニックに陥り、金(きん)や不動産、石油など、本当に価値のあるものを捨てて、イルミナテイの銀行家が政府に紛れ込んだ手先を使って何もないところから生み出した商取引の媒介物、米ドルに飛びついた。なぜ急に米ドルが魅力的になつたのか。銀行家が私たちの金を住宅ローン担保証券につぎ込み、その後住宅市場を崩壊させた結果、米ドルの大幅な不足が生じたためだ。これによって数兆ドルが失われ、政府の手先たちは不足を補うために「借金」を迫られることになつた。結果はどうなったか。銀行家が数兆ドルの富を手にしたのである。彼らはこれを意図的に行なつたのだろうか。リーマンプラザースのリッチ・フアルドCEOへの2500万ドルの退職金は、会社を破綻させた見返りだったのか。いや、この金はおそらく、従業員とアメリカという国家を売り渡した″報酬″である。金融界ではこれと同じことがいくつも起こつているのだ。イルミナチイの銀行家は歴史を通じて常に、戦争と経済的混乱を自分たちの計画を前進させるために活用してきた。私がこれまで戦争を中心に論じてきたのは、私たちがとりあえず繁栄を謳歌してきたからであるが、事ここに至って、彼らが世界政府実現のために経済危機をどのように利用しているかという点にも目を向ける必要が出てきたようだ。考えてみると、これは極めて賢いやり方である。経済不況で血は流れないし、貴重な財産が破壊されることもない。それどころか、銀行家は実体のある富を、安値でかき集めることができる。しかも、苦境に陥った人々は、一度味わった繁栄を取り戻すためにどんなことでも受け入れようとする。
 ラコフスキー 「赤い交響曲」文書の衝撃度

 私たちの世界を理解する鍵は、1938年にイルミナティの内部関係者クリスチャン・ラコフスキー(チエイム・ラコヴアー)が行なった証言にある。スターリン政権下の秘密警察、人民内務委員会が彼に対して聴取を行なった。ラコフスキーはトロッキーとつながりがあり、元パリ駐在ロシア大使も務めていた人物だ(「赤い交響曲」はhttp://mailstar.net/red-symphony.hymlに掲載)。

 ラコフスキーは、共産主義の真の目的は「新世界秩序」と同じで、その本質はフリーメイソンのユダヤ人金融中枢カルテルによる独裁であるという。革命やあらゆる社会主義、自然主義運動も、国際主義や世界政府などの言葉でかろうじてカモフラージュしているものの、目指すところはこの独裁にほかならない。労働階級の庇護や平等などを謳うプロパガンダは、一握りの悪魔主義の銀行家と有力者のネットワーク「イルミナチィ」に富と権力を集中させるもくろみをごまかす策略である。

 聴取の担当者は、メンバーの名前を教えるようラコフスキーに迫った。彼は、自分が確実に知つているのはウォルター・ラーテナウとライオネル・ウォルター・ロスチャイルドだと述べ、さらに次の組織や人物がメンバーだと思うと付け加えた。「組織ではウォール街のクーン・ロープ商会がそうだ。一族はシフ、ウォーバーグ、ロープ、クーンなど。あえて一族としていくつか名前を挙げたのは、婚姻で全体が結びついているからだ。他にはバルーク、フランクフルター、アルトシェル、コーエン、ベンジャミン、シユトラウス、スタインハート、ブロム、ローゼンマン、リップマン、リーマン、ドレイファス、ラマント、ロスチャイルド、ロード、マンデル、モーゲンソー、エゼキュル、ラスキーなどがいる。ここで述べた名前のなかには″彼ら″ の一員ではないものもあるが、重要な問題においては必ず″彼ら″に結びついている」。

 ラコフスキーによると、戦争は革命に必要なものだという。イルミナチイの銀行家はスターリンをコントロールできなくなつたためにヒトラーに融資したが、ラコフスキーはこの聴取においてヒトラーの横暴を阻止するためスターリンに復帰を呼びかけ、ヒトラー打倒に協力するよう要請している。こうしてヒトラーは二正面の戦争を余儀なくされた。まず、二人の独裁者が1939年8月に同盟を結成(スペインでファシストが共産主義者を打倒したわずか数カ月後のことである)、その後ヒトラーとスターリンがポーランドに侵攻すると、連合国はヒトラーにのみ宣戦布告した。

 ラコフスキーは経済的混乱を利用して全体主義的支配を実現するイルミナテイの手法についても説明している。彼によると1929年10月24日のニューヨーク証券取引所の暴落(いわゆる「大恐慌」の始まり)は、1918年のポリシエヴイキ革命よりも重要な出来事だったという。これにより、「伝統的なアメリカの個人主義」が崩壊し、「寄生主義が横行するようになった。 資本は巨大な寄生虫」であり、これにより「真の革命」が始まった。「金(カネ)は政治的なカにもなり得るが、それまでは間接的にしか利用されてこなかった。それが直接的なカに変わったのだ。彼らがこのカを実際に使わせたのが、フランクリン・ルーズヴエルトだ。 おわかりだろうか。これから話すことをよくよく考えてもらいたい。アメリカ革命の最初の年となった1929年の2月、トロッキーがソ連を去った。暴落は10月に起こつている。ヒトラーヘの融資は1929年7月に合意された。みんな偶然だと思うだろうか。フーヴアーが政権に就いていた四年間は、米国とソ連の実権掌握の準備期間だった。向こうでは金融革命、こちら〔ソ連〕では戦争とそれに続く〔スターリンの〕敗北でそれが実現された」(全文はデス・グリフインの『富者の第四帝国』 に掲載)。
 オバマに託されたイルミナティ版「新F D R政策」

 バラク・オバマはイルミナテイのバフオメットのサインをしている場面をしばしば目撃されている。本来親指は拳に入れるものだが、オバマはこれについて「親愛の情」を意味するアメリカの手話表現だと説明している。ブッシュはテキサスロングホーンのサインだと言い張っていたが、これも悪魔主義者の言い逃れにすぎない。あなたはアメリカの手話のこの手つきが悪魔のサインにそっくりな理由について考えたことがあるだろうか。アメリカの手話にはロックフエラーから金が出ており、考案したヘレン・ケラーは神智学者、すなわちフリーメイソンだった。

 歴史が繰り返すのは、フリーメイソンのユダヤ人銀行家がいくつかの同じ手法を繰り返すからである。今の状況が何らかの兆候だとすれば、今後は経済的に厳しい時代がやってくると見ていいだろう。政府が金融をコントロールしているのなら、借金や利子を増やすことなく容易に経済を回復させられるだろう。しかし銀行中枢が金融を支配している現状では、彼らが金融システムから吸い上げた資本の補填に本気で取り組むかは大いに疑問だ。ブッシュ政権は9・11やニューオーリンズの堤防決壊に関与し、多くの費用と犠牲をともなう無意味なイラク戦争を引き起こした。そんな連中をどれだけ信頼できるというのか。

 私はオバマ新大統領がフランクリン・ルーズヴエルトばりの「ニューデイール」政策を打ち出すとみている。それは政府による管理の強化とさらなる「グローバリゼーション」を進めるものになるに違いない。ルーズヴエルト同様に、オバマもある種の救世主のように祭り上げられることだろう。すでにその兆候もはつきりと表われている。

 彼らイルミナテイの目的は常に一つである。世界制覇の妄想にとらわれた悪魔主義者と、私たちの金融経済を掌握する彼らの手先による、富と人類の完全な支配だ。彼らはそのための組織として世界政府構築を目指し、今はバラク・オバマを傀儡にしている。

 先日、私がイルミナチイに固執する宗教を創って、何でもかんでもそこに当てはめているとの批判を受けた。私は、世界の分析を試みる人間が何らかの体系を見いだそうとするものだということについては、まったくその通りだと思う。ただ、彼は宗教など全部でたらめだと考えているようだが、私はそうは思わない。間違っていれば私はむしろうれしい。けれども、イルミナティの陰謀が存在すると考えると、現実に起こつていることがあまりにもうまく説明できてしまうのである。





(私論.私見)