2005.11

 (最新見直し2011.02.17日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、太田龍・氏の時事寸評の2005.11月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。

 2011.02.17日 れんだいこ拝


【「グリーンスパンの後任として米FRB議長に任命されるバーナンキ」考】

 1480回 2005(平成17)年11月1日

 「アメリカン・フリープレス」、二〇〇五年十一月七日号。一頁、四頁。ここに、ジョン・ティファニー John Tiffany の、WORSE THAN ALAN GREENSPAN?(グリーンスパンよりも悪いのか?)と言う記事がある。これは、二〇〇六年二月一日、グリーンスパンの後任として、米FRB議長に任命される、バーナンキが、グリーンスパンよりもっと悪いかも知れない、と言うのである。バーナンキは、「狂信的なインフレ推進派である」、と評されて居ると。この記事は、事態の核心を突いて居る。まさしく、米国を占領し、米国を解体破壊しつつあるイルミナティサタニスト世界権力は、アメリカにインフレを状態を作り出そうとして居る。

 リンドン・ラルーシュ派によれば、この来るべきアメリカのインフレは、一九二三年のドイツのあの有名なインフレと比較され得る。米国経済の恐るべき惨状を、極悪国賊売国奴日本マスコミは、金輪際、日本人に知らせない。米国の問題は、国家、州、そして企業と個人負債のみでない。最大の問題は、数百兆ドルと言はれるデリヴァティヴの残高である。一九一三年に創立された米FRBは、日本人が殆んどひとり残らず妄想して居る(妄想させられて居る)ような、米国の国立銀行ではない。米FRBは、「株式会社」であり、そして、その株式の過半数は、ロスチャイルド財閥によって所有されて居る。つまり、純然たる私営の企業である。

 一九一三年から九十年そこそこの間に、米国の国家負債がどのように膨張したか、そして米ドルが、どのように減価したか、その自明の基本的事実すら、日本人には全く知らされない。九十年かかって、FRBを支配するロスチャイルドを中核とする、ユダヤ国際金融寡頭権力が、米ドルを五十分の一に減価した、とここでは仮定して置く。次の十年のうちに、米FRBの計画的インフレ政策によって、米ドルがどのくらい減価されるか。それは既に、米国を占領して居るイルミナティサタニスト世界権力によって、入念に準備されて居るのではないか。そして、この米FRBによる超インフレ政策の行き着く先は何なのか。それが、本当の問題ではないのか。(了)


【藤原肇著「小泉純一郎と日本の病理 Koizumi's Zombie Politics」考】

 1481回 2005(平成17)年11月2日

 藤原肇著「小泉純一郎と日本の病理 Koizumi's Zombie Politics」(光文社ペーパーバック二〇〇五年十月三十日)この本は、ヨコ書、英語まじり、この本の題名、日本語の表記(小泉純一郎と日本の病理)は、全く本書の内容からズレて居り、「小泉のゾンビ政治」、と言う英語の表記の方が、内容に近い。しかし、本書で言わんとする要点は、日本はゾンビである、日本は死に体である、そして日本は完全な死体になりつつある、と言うこと。そして、小泉政権の本質は死に体としての日本を、よりすみやかに、より確実に、全き死、に至るべく、その過程の促進を任務とすること、だと言う。しかし、こんな言い方では、身も蓋もない。これだけをズバリと言っても本は売れない、と言ったところで、色々と手を加えられたのであろう。このような見方は、一応、当って居る。それはその通り。しかし、これは皮相な現象論に過ぎない。

 孝明天皇弑逆後の日本は、まるごと、そっくり、西洋=イルミナティサタニスト世界権力によって、実験動物用の檻の中に監禁された、実験用のネズミの群れ、以外の何者でもない。この状況に抵抗する日本人は、西洋=イルミナティサタニスト世界権力の手先、工作員と化した極悪売国奴国賊長州藩閥権力によって、片っ端から切り殺され、圧殺され、排除された。最後の組織的抵抗が、もちろん、明治十年の薩軍=西郷軍の西南戦争である。現時点は、西洋=イルミナティサタニスト世界権力とその手先、売国奴日本人による日本抹殺戦争の、その最終局面である。

 日本民族は、十四代将軍徳川家茂が暗殺された慶應二年七月、慶應二年十二月二十五日孝明天皇弑逆事件の時点から、やり直ししなければならない。それ以外に、日本民族が再生する道はなんにもない。その見地から見ると、前出、藤原肇著にはおよそ、よって立つべき確たる基盤がなんにもないのである。(了)


【「ジェームス・フォレスタルの死」考】

 1482回 2005(平成17)年11月3日

 平成十七年十一月二十四日発売予定。コーネル・シンプソン著 成甲書房刊「ジェームス・フォレスタルの死」(一九六六年)。

 フォレスタルは、米国初代国防長官。そして、一九四九年五月二十二日未明。米国ベゼスダ海軍病院一六階から何者かによって投げ落とされて暗殺された。本書は、このフォレスタルの死は、「投身自殺」(公式発表)ではなくて、フォレスタルの政敵による、政治的暗殺である。と、詳細に論証した、本件に関する古典的著作である。それでは、フォレスタルの「政敵」とは何者か。そして、フォレスタルと、彼の「政敵」の間の、政治的対立とは、いかなる内容のものであったのか。日本人は、この問題とそれについての解答を、未だかって知らされたことはない。

 フォレスタルは、一九四〇年、ウォール街の有力金融会社ディロン・リードの会長からF・D・ルーズベルト米大統領の要請によって、ルーズベルト政権の中に入った。間もなく、米海軍次官に任命され、ノックスが引退すると、その後継として、米海軍長官。そして一九四七年、国防総省が設立されると、フォレスタルはその初代長官に任命された。つまり、フォレスタルは、第二次世界大戦中とそのあと、九年間に亘って、米国の軍事機構の政治的中枢にあり続けた人物である。

 フォレスタルはしかしながら、第二次世界大戦中とそしてそのあと、F・D・ルーズベルト、トルーマンの二つの民主党米政権中枢の容共的親共産主義的世界政策に対して、ますます強く反対するように成る。これが、フォレスタルと、ルーズベルト=トルーマン政権中枢との間の政治路線の対立の内実である。しかし、この全く自明の事実、明々白々たる事実が、フォレスタル暗殺の当時もその後も、日本人には全く知らされて居ない。

 米国を占領し、管理して居るイルミナティサタニスト世界権力が、NWOニューワールドオーダー(と言う名の世界人間牧場)を完成させるために、三つの世界大戦を計画したこと。そしてこの三つの世界大戦の主役は米国たるべきこと。このアジェンダ(行動日程)を完全なかたちで知らされて居るメンバーは、ごく少数のイルミナティ奥の院のみである。この中には、F・D・ルーズベルトすら入って居ない。トルーマンはもちろんその外である。しかし、米大統領は、奥の院から命令は下される。

 イルミナティサタニスト世界権力にとって、第二次世界大戦の主たる戦略目標は、ソ連と中心とする共産陣営を飛躍的に拡大強化して、米国を中心とする資本主義と世界を二分する、もうひとつのスーパーパワーもどきのものに捏っち上げることである。第二次世界大戦中とその前後、イルミナティの米国コントローラー(米国管理官)は、バーナード・バルーク(ユダヤ人)である。フォレスタルは、このイルミナティが米国政権中枢に与える命令に直接タッチして居ない。しかし、ルーズベルト=トルーマン政権によって次々に実施される、共産陣営の拡大を支援することに米国の力を投下する政策は、米国の国益に反する、との結論に達した。まさにそこで、イルミナティは米国内の手先に対して、フォレスタルに死刑を執行せよ!!との命令を発したのである。シンプソンは、ここまで掘り下げては居ないけれども、彼は問題の核心に限りなく迫って行く。本書が日本民族有志に熟読されることを切望する。(了)


【G・エドワード・グリフィン著、吉田利子訳「マネーを生み出す怪物―連邦準備制度という壮大な詐欺システム」考】

 1483回 2005(平成17)年11月4日

 G・エドワード・グリフィン著、吉田利子訳「マネーを生み出す怪物―連邦準備制度という壮大な詐欺システム」草思社、二〇〇五年十月、七三四頁。この本の英語原本は、THE CREATURE FROM JEKYLL ISLAND BY G.Edward Griffin 1998筆者は、E・グリフィンの本書が出版されてすぐに入手して、これまで、色々なかたちで、何十回となく紹介論評して来た。FRB(これは連邦準備理事会であって、正確には、連邦準備銀行ではない)。本書では、E・グリフィンはFRS(連邦準備システム)と略称する。

 E・グリフィンのFRSに対する立場は明確である。
即ち、米連邦準備制度を廃止せよ!!米国には、このように公言する愛国者は、少なくはない。しかし、日本の極悪売国奴国賊エリート権力階級、極悪売国奴国賊政財界官界学界マスコミ界評論界宗教界芸能界などなどで、米連邦準備制度の「廃止」どころか、米連邦準備制度に対する一言半句の、きわめてなまぬるい批判でさえ、今日まで、発せられたことはない。

 クシュマン・カニンガム著「秘密の帝国」第二巻 第十八章 秘密の帝国の奥の院 The SE Insidersここに、次のように述べられてある。「秘密の帝国の権力にとって、マネー(かね、通貨)は、第一義的な意味を有する核心的要素であるが故に、秘密の帝国の奥の院の頂点では、銀行家と金融家が主要な役割を有する。マスコミ、技術界、政界、その他の領域に関係している奥の院の頂上に、位置する顔ぶれも、通常、銀行家、金融家の家系の出身である」(前出、三〇四頁)

 この記述は全く正しい。従って、イルミナティサタニスト世界権力は全力を挙げて、この「マネー」の秘密を大衆(ゴイム)に知られないようにしなければならない。そのための主たる道具の一つは、アダム・スミスに始まるインチキ経済学である。この、イルミナティサタニスト世界権力のインチキデマゴギー経済学のエージェントとしての、すべての「経済学者」「エコノミスト」「官庁エコノミスト」「経済評論家」などの影響力を排除せよ!!日本の大学のすべての経済学部、そしてこの種の「研究所」の影響力をも駆逐せよ!!さもなければ、日本民族の死滅は不可避であろう。(了)

 [注]参考文献 ユースタス・マリンズ著「FRBの秘密」(邦訳は『民間が所有する中央銀行』)


【「訪米中の石原慎太郎東京都知事発言」考】

 1484回 2005(平成17)年11月5日

 十一月四日の夕刊各紙によれば、訪米中の石原慎太郎東京都知事は、十一月三日、米国は、中国と戦争した場合、米国は中国に負ける、米国が中国に勝てるわけがない、と講演したと言う。そして、米国は、経済的な封じ込めて中国に対峙すべき、と。石原慎太郎都知事は、米国人の前でそんな理屈を述べ立てて、いっぱしの戦略家気取りで居るかも知れない。しかし、この演説はこのひとの頭の程度が、精々、幼稚園レベルに過ぎないことをさらけ出した。

 ゴードン・トーマスの「Seeds of Fire: China And The Story Behind The Attack On America 」(『火種』、November 15, 2001 )この本は、多分、石原慎太郎と言うひとの視野には入って居ないであろう。この本は、中共中国とイスラエルの、殆んど表面には現れない緊密な協力関係を明らかにして居る。しかしそれだけでない。二〇〇一年九月十一日の例の事件の、丁度そのとき、タリバンを支援するための中国軍機がアフガニスタンに着陸した、と記してある。米国ではなく、その上、その奥のイルミナティサタニスト世界権力が、今、中共中国を、米国にとって代る次の超大国に仕立てるべく、行動中である。

 一体それは何を意味するのか。それは、NWOニューワールドオーダーと言う名の世界人間牧場=単一世界政府樹立に向けての、最終局面への布石である。米国在住ユダヤ人、ヘンリー・H・クラインの「ユダヤ人が曝露したユダヤの世界陰謀」(一九四六年)は、まさしく、今、日本民族有志にとって、必読の文献と成った。一九四六年の時点で、米国内ユダヤ人の人口は、公称五百万人、とされるが、実際はその頃、約一千万人、とH・クラインは見る。しかし、この一千万人の在米ユダヤ人の中で、シオニズムの意味を知るものは、一パーセント以下、と言う。そのあと五十年以上を過ぎて、ユダヤ人口は、もっと増えて居るであろう。多少なりともシオニスト的と言い得るユダヤ人の現在の比率は分らない。イスラエルと中共中国の緊密な関係の出発点は、四十年も前のことである。即ち、中共中国の最初の原子爆弾の実験を、ひそかにイスラエルが支持した、その時点に遡るのである。もちろんこれは、イスラエル政府の一存ではあり得ない。それは、イルミナティサタニスト世界権力の布石の一つとして理解されなければならない。にも拘わらず日本人=日本民族の中共中国観は、敗戦後六十年、ますます劣化し、ますます幼稚化し、白痴化して行く。石原慎太郎と言う、利口ぶった、単なる阿呆の、今回のワシントンDCでのもったいぶった講演は、全世界にその「ざま」を曝露したのである。(了)

 [注]参考文献 ヘンリー・H・クライン「ユダヤ人が曝露したユダヤの世界陰謀」(一九四六年)


【「日本は明治初年以来、重篤の西洋崇拝病患者」考】

 1485回 2005(平成17)年11月6日

 ゴードン・トーマスは、世界的ベストセラー作家として著名であるが、日本人はトーマスの著作を忌避する。このこと自体が、大きな問題であろう。日本は明治初年以来、重篤の西洋崇拝病患者であるが、しかし、日本人にも好き嫌いがある。西洋の歴史でも現在でも日本人がとくに好む西洋の有名人、著名な文物と、日本人が全く受け入れない西洋の文物と、画然とした一線がある。その一線はどこにあるか、と言うと、それは、西洋の本当のご主人さまたる、イルミナティサタニスト世界権力が、ゴイム(大衆、家畜人)をペテンにかけるための宣伝文書として打ち出したもの、それを、明治以来日本人は熱狂的に受け入れる。イルミナティサタニスト世界権力のご主人さまに、多少なりとも抵抗し、それと戦う姿勢を示す著作、作家、思想家など。こうしたものに、日本人は見向きもしない。この傾向は、今日にも生きて居る。

 たとえば、日本人は明治以来、熱狂的な英国崇拝病患者であって、英国のものならなんでもありがたい。にも拘わらず、英国文学最大の作家の一人として、英国人に親しまれて居るディケンズ。このディケンズの存在は、無にひとしい。ゴードン・トーマスを日本人が好まないのも、同じ理由であろう。トーマスの近著 「Seeds of Fire: China And The Story Behind The Attack On America 」これは、非常な力作である。しかし、これは今の日本人には、難し過ぎて(水準が高過ぎて)、英語の原文もまともに読まれず、従って、邦訳本を出しても全く読まれないだろう、と成ってしまう。「Seeds of Fire」を理解することを妨げる、日本人にとっての少なくとも四つの要因が存在する、即ち、

 (1)ロシア共産革命なるものが、そもそも国際金融寡頭権力体制のアジェンダによって計画され、実行されたと言う、この事実についての日本人の徹底的な無知。
 (2)阿片戦争以後、中国の事実上の主権は、英国イルミナティサタニスト世界権力に移行したと言う事実。
 (3)中共政権はイルミナティサタニスト世界権力の中国完全壊滅の日程を実現すべく捏っち上げられたイルミナティの走狗であるという事実。
 (4)米中国交回復以後、イルミナティサタニスト世界権力は、中共中国を次のスーパーパワーとして育成する仕事に着手したと言う事実。

 これらの四つの歴史的要因の理解を前提として、始めて、ゴードン・トーマスの「Seeds of Fire」が視野に入って来るのである。(了)


【「石原慎太郎、三島由紀夫」考】

 1486回 2005(平成17)年11月7日

 産経新聞平成十七年十一月七日号。その一面に石原慎太郎の一文あり。これを読むと、最近、或るひとにすすめられて関岡英之著「拒否できない日本」を読み、米国の内政干渉に、石原慎太郎がしきりに憤慨して居る。この一文を呼んで、なんとなく、 「トッポイ」と言う日本語を連想した。新明解国語辞典を引くと、「トッポイ」には二つの意味あり、即ち、(1)抜け目がない。(2)間抜け、これではまったく正反対の意味をひとつのことばが表現することになるが、苗代清太郎国学によれば、太古からの純粋日本語、やまとことばは、原則として、正反二つの意味を有する、とされて居る。従って、「トッポイ」と言うことばは、本当のやまとことばの中に含まれるのかも知れない。つまり、抜け目がない、はしっこい、ようでありながら、間が抜けて居る、そんな人間のこと。これは、石原慎太郎と言う人物の本質的特徴をズバリと突いて居ることばであろう。

 石原慎太郎は自分の息子二人が小泉自民党に公認されて九月十一日のあの衆議院総選挙に出た。と言うことで、結局、小泉の郵政民営化に賛成、と公言した。今さら総選挙が終って二ヵ月近くもあとに成って、関岡著を持ち出すのはあとの祭り、証文の出し遅れ、と言うよりは、ほんとにトッポイひとだなあ、と言わざるを得ない。

 三島由紀夫は「トッポイ」とは言えない。このひとは、西洋かぶれから出発して、晩年、次第に日本的なるもの、日本の伝統に傾倒しようとした。この彼が見出したものは、天行居の友清歓真(ともきよ よしさね)である。このことは殆んど知られて居ない。更に、三島は、熊本神風連を発見した。そしてそれから、二.二六決起部隊である。しかし、ちょっとこれでは迷宮入りに終る他ない。もう一つ、三島は、沼正三と「家畜人ヤプー」を熱読した。これも、行き止まりである。結局、三島には西郷南洲が全く見えないのである。石原慎太郎は、三島のように、迷路には入り込まないように用心する抜け目のなさは持って居る、ように見えるけれども、長い目で観察するとこのひとは、ひどく、間抜けなところがある。

 日本を占領し、日本民族を皆殺しにせんとする米国(イルミナティサタニスト世界権力)から見れば、このひとは日本ナショナリストもどきのオモチャの兵隊、程度に見られて居るのである。(了)


【「サルコジ=ユダヤ人=シオニスト」考】

 1487回 2005(平成17)年11月8日

 二〇〇五年十一月五日、ヘンリー・メイコウのニューズレター。ここに、目下進行中のフランスの暴動についてのブダペスト(ハンガリー)通信員の記事が収められてある。これは、巻末に転載して置く。その要旨は次の通り。

 (1)フランス政府の内務大臣サルコジは、ユダヤ人であり、プロシオニストでもあり、更に、ウルトラリベラル派である。
 (2)サルコジは、フランス内でのイスラムとフランス人、フランス政府との衝突を意図的に挑発して居る。
 (3)サルコジは、シラク現フランス大統領に敵対的に態度を取り続けて居る。
 (4)しかし、シラク大統領は、サルコジをクビにすることは出来ない。以下省略。

 筆者の知る限り「サルコジ=ユダヤ人=シオニスト」と言う情報は、日本のマスコミに伝えられたことはない。サルコジが次期フランス大統領のポストを狙って居ることは、日本でも報道されて居る。サルコジは、ユダヤ人であるのみならず、明確なシオニストユダヤでもあると言う。そのような人物が、フランス大統領に選出されるようなことがあるとすれば、これは、一つの大事件と成るであろう。これはきわめて重要であるので、更に続報する。(了)

●[参考資料]

 Background on the French Riots from Our Budapest Correspondent

 November 05, 2005
 http://www.savethemales.ca/

 Henry,

Yes indeed, "the central bankers can use racial minorities as a weapon". This is particularly obvious in the current French riots which are largely due to... the French Interior Minister himself. This is not only my opinion but also that of many well informed people in France, involving... the President and Vice-President themselves. The latter are since long opponents of the Orwellian "new world order" planned by the self-proclaimed Jewish and Christian internationalist "elites".


The riots started in reaction to the suspicious deaths of two teenagers who (this is the official version) were trying to escape police control. Those youngsters were of African origin and have no criminal records. In France, as everywhere in the Western world, the relations between the police and the poor immigrant communities are hostile and such mini-riots in reaction to badly managed police operations are common. But, today (november the 5th) was the ninth day of these riots which are now spreading to other European countries: the reason is that the French Interior Minister and some elements of his anti-riot police have fed the fire with what can be called only provocations.


After two days, the French riots were fading away, due in particular to the appeasing intervention of many social workers belonging themselves to the pertinent communities. Then came the first provocation, almost unbelievable: a few men, presumed to be from the anti-riot forces, threw lacrymal grenades into a mosque where muslim men and women were peacefully praying. These facts are confirmed by many witnesses. Instead of apologizing, the Interior Minister mentioned the war against the muslim extremism... Then came the second provocation, this time directly from the Interior Minister: speaking of the many youngsters implied in the riots, he promised publicly to "clean up these rabble".

In the eyes of many people in France and specially the Muslim immigrants and citizens, the current French Interior minister Nicolas Sarkozy is himself a living provocation since he's Jewish and well known for his extreme pro-zionist and ultra-liberal positions. His relations with the French President Jacques Chirac were always hostile but the President did never succeed to fire him from the government. Just as G.W Bush never succeeded to get rid of his own "neo-conservatives" representing the peculiar and powerful interests of those bankster dynasties convinced to have been chosen to rule our planet in the name of a dark divinity called indifferently Lucifer, Baal or Yeshua.


【「タヴィストック研究所の正体」考】

 1488回 2005(平成17)年11月9日

 ジョン・コールマン博士は、「タヴィストック研究所」の正体を、世界で始めて、公然、曝露した。今までのところ、「タヴィストック」について、同博士のもっとも詳しい説明は、「凶事の予兆」(成甲書房)に収録されて居るモノグラフである。このたびに、コールマン博士は、タヴィストック研究所について、一冊の著作と成るべき大部の原稿を完成された。筆者は、この著作原稿の重要性を認識し、出来るだけ早く、その全容を日本民族有志に紹介したいと考えて居るが、既に、「週刊日本新聞」四一一号(17.11.7)、四一二号(17.11.14)の紙上に、その紹介と論評を掲載した。ここでは、その核心について、要約して置く。

 (1)タヴィストック研究所は、そもそも、「三百人委員会」の中核部分たる通称「オリンピアン(オリンポスの神々)」によって、二十世紀初頭に設立されて居る。
 (2)インドが大英帝国の領土に組み込まれたのち、英国東インド会社がその役割を終える。その「三百人評議会」を母体として、「三百人委員会」が設立されて、十九世紀末に出発する。
 (3)そのメンバーの氏名は、「三〇〇人委員会」(KKベストセラーズ刊)の巻末に収められて居る。
 (4)この三百人委員会の中の、核心部分、その中枢が「オリンピアン=オリンポスの神々」と称される奥の院である。
 (5)そしてそれは、英国王室、シティーとウォール街、つまり、ロスチャイルド、ロックフェラーを頂点とする国際金融寡頭権力体制によって構成される。
 (6)この奥の院が、NWOニューワールドオーダー(世界人間牧場)実現のための心理戦争の参謀本部として開設したのが、タヴィストック研究所である。
 (7)そのタヴィストック研究所は、二十世紀を通じて大衆の目には見えない巨大な構造に増殖した。
 (8)目に見えないこともないその出先機関の一部は、タヴィストック研究所のロンドン診療所。英国サセックス大学の研究施設。MI6(エムアイシックス=英国軍事諜報機関第6部)、など。

 このコールマン博士の説明によると、あの悪名高きMI6(エムアイシックス)は、タヴィストック研究所の出先機関の一つ、として作られたと言う。コールマン博士によれば、タヴィストック研究所(三百人委員会)は、第二次世界大戦後の数十年の工作によって、米国を完全にコントロール下に置いた。そして今や、一九九〇年代からタヴィストック研究所は、日本を主たる工作対象の一つとして設定した、と述べて居る。この問題は、なお、引き続き、論評を加えて行く。(了)


【「陰謀の歴史」考】

 1489回 2005(平成17)年11月10日

 ヘンリー・メイコウのニューズレター、二〇〇五年十月二十八日。「ブナイブリス=ADLはユダヤ人を代表して居ない」これは、重要な論説なので、末尾に参考資料として掲載する。月刊「文藝春秋」平成十七年十二月号に、「奪われる日本」と言う、関岡英之氏の大論文が掲載されて居る。これは、悪いことではない。しかし、この号の巻末、編集後記に、我々は巷に氾濫するアメリカの陰謀論とは一線を画する。などと言う。これは全く戴けない。今の日本で巷にアメリカ陰謀論が氾濫して居る、などと言う事実は全く存在しない。アメリカであろうがなんであろうが、今の日本のマスコミ界、出版界に於て、本物の「陰謀論」は、徹底的に排除されて居る。なぜ、この「文藝春秋」誌「編集後記」は、こんな見えすいたウソを書くのであろうか。

 そもそも、西洋(地中海、西アジアを含む)の歴史の本体は、超古代から、秘密結社の支配である。このことは、旧約聖書、新約聖書が明らかに述べて居るではないか。しかし、その西洋の秘密結社の正体が、真正面から、西洋人によって暴露された歴史は、非常に新しい。その最初のものは、フランス革命中に、フランスから英国に亡命したカトリックの僧侶、バルエル(A.BARRUEL)の「ジャコバン主義の歴史」(全四巻、約八百五十頁、一七九七、八年)である。つまり、始まりは、二百年前のことである。殆んど同時に、スコットランドの学者、ロビソン教授の「陰謀の証明」が出て居る。十九世紀には、水準の高い古典的著作は出て居ない。二十世紀初頭に、ロシアに於て、「シオン長老の議定書」の全容が暴露された。そして、それから、ヨーロッパでも、アメリカでも、何千、何万と言う、ユダヤイルミナティフリーメーソンのサタニスト的陰謀を暴露し、批判する文献が出現した。「陰謀論」を批判するなら、すくなくとも、以上の歴史的事実を前提としなければならない。

 ユダヤ陰謀と言う。しかし、この言い方は表面的である。ヘンリー・メイコウはカナダ在住のユダヤ人である。しかし、この数年、ユダヤ人は、シオニストユダヤ、イルミナティによって利用されて居る道具に過ぎないことに気付きその立場からインターネット上で、論説を発表し続けて居る。こうした反シオニスト、反イルミナティ、反タルムード、反カバラ的立場のユダヤ人の先駆者の一人が、一九四六年に「ユダヤ人が曝露したユダヤの世界陰謀」と言うモノグラフを公表したヘンリー・H・クラインである。最近、死去したイスラエルのシャハクヘブライ大学教授、もその中の一人。このように、イルミナティの陰謀を、より深く突き詰めて調査研究して行く著述論説は、今の日本で、巷に氾濫して居るどころの話でない。まさにそうした本物の陰謀論を完全に抹殺すべく、イルミナティサタニスト世界権力と、その日本人の手先たちは、全力を傾注して居るではないか。(了)

●[注:参考資料]

 B'nai B'rith-ADL Doesn't Represent Jews
 By Henry Makow Ph.D.
 October 28, 2005
  http://www.savethemales.ca/001211.html

While claiming to represent "the interests of the worldwide Jewish Community" the B'nai B'rith is in fact a Masonic Order that represents British Freemasonry, and shifts blame for its Luciferian "world government" agenda onto Jews in general. Thus while pretending to fight anti- Semitism, it actually puts Jews in jeopardy.

The B'nai B'rith has no mandate to represent the Jewish people. But by equating opposition to the globalist agenda with anti-Semitism, it ensures that Jews are blamed for the emerging New World Order.

For example, recently an Internet forum posted an item about B'nai B'rith advocacy of "Hate Laws" and Internet censorship. A member of the forum responded, "Those Jews are setting themselves up for extermination again."

Thus "Jews" become the scapegoat for the Freemason agenda despite the fact that about half of American Jews have nothing to do with Jewish organizations or religion, and in fact intermarry.

Yes, many other Jews who are ignorant of the Masonic plan naively subscribe to Zionism and the phony "War on Terror." They might be surprised to learn that the Star of David featured on the Israeli flag is an occult symbol and was never a Jewish symbol in the Old Testament; that most Israeli leaders, like American Presidents, are Freemasons; and that the new Israeli Supreme Court is loaded with Masonic symbolism, and is located along Satanic "ley" lines. Financed and designed by the Rothschilds, it is the court of the New World Order.

The B'nai B'rith-ADL is probably active in your city. It approaches local schools, private companies, and professional associations offering indoctrination in "diversity" and "hate crimes." It trains the local police in political crimes. "Hate" is anything or anyone that interferes with the world government agenda, partly listed on the ADL website (appropriately in the left column).

The B'nai B'rith is part of the Masonic Scottish Rite Order established in 1843. It's militant arm, the "Anti Defamation League" (ADL) was formed in 1913, the same year as the US Federal Reserve.

According to "The Ugly Truth About the ADL" (1992) by the Executive Intelligence Review, the B'nai B'rith has always played a leading role in returning the US to the Masonic control of the British "Crown" (a.k.a The New World Order.)

"Not only is the ADL emphatically not a Jewish civil rights lobby; the ADL and its parent agency B'nai B'rith have been from their inception, arms of the British secret intelligence services and secret societies that are sworn enemies of the United States. The B'nai B'rith and the ADL have used their nominal Jewishness to conceal their actual allegiance and agenda." (Ugly Truth,p.3)

The B'nai B'rith/ Scottish Rite was instrumental in starting the Ku Klux Klan and causing the US Civil War, which destroyed the flower of American manhood. A B'nai B'rith leader, Simon Wolf, was a Confederate spy and was implicated in the assassination of Abraham Lincoln, the first of many such coup d'etats (i.e. the assassinations of Presidents Garfield, McKinley, Kennedy.)

The book goes on to detail ADL links to organized crime, drugs and prostitution, domestic spying, the purchase of the US Congress and the removal of Christianity from public institutions. It says the ADL fought Texas legislation to prosecute satanic ritual crimes and lost numerous libel suits for defaming critics as "anti-Semites."


ADL SHILLS FOR ELITE AGENDA


As I have said, the mainspring of the New World Order is the private central bankers' need to translate their unlimited financial power, derived from their control of your government's credit, into permanent world institutions of political and social control.

Millions of non-Jews and a disproportionate number of Jews have sold their souls to these Lucifer-loving bankers. Led by the Rothschilds and the Rockefellers, the banking cartel is behind the Sept. 11 attacks, the Iraq war and the phony "War on Terror."

They are behind the B'nai B'rith-ADL. Take their "Diversity" program for example. You cannot work for a large corporation or government today
without receiving this insulting Stalinist indoctrination which forces us to embrace human "differences" regardless of their merit. A measure of the Masonic control of Western society is that "Diversity" was never debated or put to a vote. It became the official ideology as if by magic.

Particularly distasteful is the ADL's "early childhood initiative" which targets 3-5 year-olds for indoctrination. They hide behind a smokescreen of platitudes but the net effect is that youngsters of European origin do not learn pride in their national or cultural heritage. The ADL boasts that 375,000 teachers and 12 million students have participated in these programs.

In the workplace, "Diversity" discriminates against Europeans, and particularly white heterosexual males by favoring women, coloreds and homosexuals. People are chosen on the basis of this political profile instead of their competence, which would be truly non-discriminatory and fair, not-to-mention efficient.

The purpose is to fragment society and destabilize the family so there is no coherent basis for resistance to world government. At the same time, the ADL actively promotes Zionist education and consciousness, including free trips to Israel for Jewish youth. Thus Jews are indoctrinated to promote the Masonic agenda and to take the fall when the time comes.


CONCLUSION:The TRAP


Recently President Mahmoud Ahmadinejad of Iran told a student conference "Israel must be wiped off the map." He then joined a million-strong demonstration shouting "Death to Israel, Death to America" and recalled three ambassadors who apologized for his original statement.

It is inconceivable that he would play into the Zionist hand by making such a rash statement, right on cue, unless he was also controlled by the Illuminati (i.e. the highest rank of Freemasonry.)

The stated goal of the Illuminati is to foment a Third World War between the "political Zionists and the leaders of the Islamic world." Presumably Iran backed by Russia and China would face off against Israel, the US and the UK.

Albert Pike, the Head of the Scottish Rite in the 19th Century, continued: "The [third] war must be conducted in such a way that Islam (the Moslem Arabic World) and political Zionism (the State of Israel) mutually destroy each other."

The rest of the world will be drawn in. "Meanwhile the other nations, once more divided on this issue will be constrained to fight to the point of complete physical, moral, spiritual and economical exhaustion..."

At this point they will be constrained to accept the Luciferian one-world government. See " Countdown to World War Three"

Thus we are all pawns in a diabolical game from which no one, certainly not Jews or Israelis, will emerge victorious. We need to unite to resist those who lead us into this deadly trap.

The B'nai B'rith-ADL doesn't represent Jews. It represents Freemasonry, which casts a morbid spell over the Anglo-American establishment and plots the demise of Western Civilization.

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See also my "Freemasonry: Mankind's Death Wish" 

See also ADL Watch

To Purchase the "Ugly Truth about the ADL" call David Shavin at 1-888-347-3258, or e-mail me at davidshavin@larouchepub.com It's about $8


ジョン・コールマン博士の「タヴィストック研究所」についての新しい著作原稿の核心部分。


【「イルミナティによる入念な米国占領作戦」考】

 1490回 2005(平成17)年11月11日

 この本の内容については、最近、色々なところで紹介されているので、ここでは説明を省略する。本書は、昭和二十五年(一九五〇年)に刊行されたと言うが、一九四八年(昭和二十三年)、アメリカに於る「アルジャー・ヒス事件」についての報道が引用されて居る。著者 三田村武夫(明治32年~昭和39年[1899~1964])は、このアルジャー・ヒス事件は、日本の尾崎・ゾルゲ事件とそっくりである(五十五頁)、と言う。ここのところに、三田村武夫と言うひとの本質的限界と欠陥が露呈して居る。実際には、アルジャー・ヒス事件と、尾崎・ゾルゲ事件は全く異質であり、別のものである。しかし、そのことが、このひとには見えない。

 一九九六年以降、米国政府諜報機関は、第二次世界大戦中とそのあと、米軍諜報部がソ連の米国人スパイあて暗号を解読した、VENONA作戦の記録を公開した。このVENONA作戦については、最近、少なくとも三冊の著作が米国で出版された。これらの著作の中でもっとも重大な記述は、一九四四年初頭、エレノア・ルーズベルト大統領夫人が、米軍諜報機関責任者を呼びつけて、米軍によるソ連の秘密暗号解読作戦を中止するよう要求した、と言う箇所であろう。これは驚くべき事実である。これは、些些たるエピソードではあり得ない。しかし、三田村武夫氏の水準では、この事実は、理解不能である。

 F・D・ルーズベルト大統領は、米国の最高権力者である、と言う公式説明は、見えすいたペテンである。F・D・ルーズベルトの上に、バーナード・バルーク(ユダヤ)と言うコントローラー(管理者)が存在する。バーナード・バルーク(ユダヤ)とは何者なのか。クシマン・カニンガム著「秘密の帝国」(未邦訳)第二巻、九十六頁に曰く。アメリカ独立革命当時、アメリカ国内に、ユダヤ人は、ゼロに近かった。一八三〇年、米国内のユダヤ人は一万人。五百人に一人。一八八〇年には、二十五万人のユダヤ人。二百人に一人。一九一七年には、三百万のユダヤ人。一九四九年に、五~七百万人と。ヘンリー・H・クラインによれば、ユダヤ人五百万人と言う公称は、意図的過小評価である、一九四六年の時点では約一千万人、と見る。ゼロから一千万人へ。

 これはなんとなく増えたと言うことはあり得ない。これはイルミナティによる入念な米国占領作戦の結果である。F・D・ルーズベルト自身も、調べて行くと、オランダ系ユダヤ人である。資本主義と共産主義は、ユダヤイルミナティの世界征服戦争のための両建て作戦である、と言う、ほんの少しでも見る眼のある人間にとってのこの自明の事実が、三田村武夫と言うひとには全く見えない。そう言うわけで、前出の著作は、(1)単なるゴミ、ガラクタか、 (2)又は場合によっては、人々を迷宮に誘導して、イルミナティサタニスト世界権力の存在に決して日本人が気付かないようにするための謀略に利用され得る危険な書物か、そのいずれか、と見なければならない。(了)

 参考文献

  渡部悌次著「ユダヤは日本に何をしたか(攘夷の流れ)」成甲書房(平成十五年)


【「テックス・マーズの新刊予告。CODEX MAGICA(悪魔術古典大全)」考】

 1491回 2005(平成17)年11月12日

 テックス・マーズの新刊予告。CODEX MAGICA(悪魔術古典大全)六二四頁この本を完成するために、テックス・マーズは丸五年を要した、と言う。六百二十四頁。一千点以上の写真とイラスト。これは太古の昔から現在までつづく、イルミナティエリートの秘密の言語、サイン、シンボルなどを集大成し、そしてその意味を解説した著作、だと言う。これはイルミナティの秘密のコード(暗号)を曝露した世界で最初のもの、と。本書によって、現在のアメリカのテレビ、映画、ビデオなどを調査すると、そこに、あふれるような、古代シュメール、エジプト以来のイルミナティのコード(暗号)が使用されて居ることが分る、と。

 日本民族有志にとっても、これはきわめて重要な著作であろう。ナポレオンは、イルミナティのエージェントであった。レーニンも同じく、イルミナティのエージェントであったと。イエズス会の創立者イグナティウス・ロヨラは、イルミナティであったと。「彼等(イルミナティ)の言語は、秘密にされたコード(暗号)である」と。しかし、これは今まで、解読されて居ない。テックス・マーズはその解説に成功した、と言う。「ひとたび、諸君が彼等の隠された合図と、暗号化されたメッセージを解読するとき、諸君の世界は以前と同じではあり得ない」と。「諸君は、イルミナティについての事実と、そして彼等の驚くべき支配と操作の計画を知るであろう」と。本書を入手次第、より詳細な紹介と論評を加えたい。(了)

 [注] テックス・マーズは、米国の反ユダヤ反イルミナティ反NWO陣営の著名な指導的、思想家、著述家の一人として二十冊以上の著作を出版して居るが、あいにく我々はまだ一冊も、彼の著作の邦訳本を出し得てない。 三田村武夫著「大東亜戦争とスターリンの謀略」 昭和二十五年(GHQにより発禁) 昭和六十二年 平成十七年


【「鹿島氏の孝明天皇弑逆と、大室寅之祐スリ替え明治天皇説」考】

 1492回 2005(平成17)年11月13日

 孝明天皇弑逆と、大室寅之祐スリ替え明治天皇説に鹿島氏の古典的著作三冊。これは最初の「日本侵略興亡史」が早くに絶版。鹿島氏最晩年の二冊(『明治維新の生贄』『裏切られた三人の天皇』)は、平成十三年同氏逝去のあと、若干の在庫が東京都内の一部書店で市販されて居たところ、最近これも売り切れ絶版と成り、残念ながら、三冊とも絶版である。しかし、この貴重な著作がこのまま消えてしまっては大いに困る。ここでは、後学の我々がどのように同氏の業績を継承発展させるべきか、その核心点を記述したい。

 鹿島説の最大の問題点は、「明治維新は挫折した、又は裏切られた南朝革命である」と言う命題の是非である。しかし、この説は、のちに明治天皇とされた大室寅之祐が、南朝の血統である、と言う前提の上に成立する。その前提が否定されれば、この説は消滅する。鹿島氏が平成十三年に死去されてから、この件について、新しい重要証言者が出現した。それは、地家家の血統 地家康雅氏である。この証言の要旨は次の通り。

 (1)山口県熊毛郡田布施町麻郷の大室家が南朝の血統であると言う伝説はたしかに存在する。
 (2)しかし、問題の大室寅之祐の「大室家」は西暦一八〇〇年頃に始まる。
 (3)大室寅之祐の父親大室弥兵衛の実子は早死にして居り、血統は絶えて居る。
 (4)地家作蔵と結婚したスヘに四人の子供あり、その一人が寅吉、この地家寅吉がのちの大室寅之祐と成る。
 (5)スヘは、地家作蔵と離婚したのち、寅吉、庄吉と二人の息子を連れて、大室弥兵衛の二号と成る(弥兵衛には本妻あり)。
 (6)地家作蔵は、スヘとの間の二人子供を引き取り、その子孫が現存する。

 従って、大室寅吉(寅之祐)は、地家作蔵の息子であって、大室家の血統ではない。この説を取るとすれば[?] → [地家作蔵] → [(大室寅之祐)明治天皇]と成るわけである。つまり、大室寅之祐=明治天皇は、南朝の血統とは全くの無縁である、と言う。鹿島氏の著作には、「地家」家の話が出て来ない。これは、もちろん重大な見落としであり、欠落である。これでは、そもそも「明治維新=南朝革命説」が成り立たない。寅吉(寅之祐)が母スヘに連れられて大室家に入ったのは、五、六歳の頃、とある。この人物(のちの『明治天皇』)が、そのときの事情を、正確に認識して居たかどうかは分らない。故鹿島氏の業績を評価する上で、ここのところは核心であろう。(了)


【「タヴィストック研究所の愚鈍化政策」考】

 1493回 2005(平成17)年11月14日

 タヴィストック研究所についてのジョン・コールマン博士の新しい著作原稿の第十三章は、二つの世界大戦の中間の時期(これは一九一八年から一九三八年までの二十年間)に三百人委員会がタヴィストックを通じて計画的に、西洋文明に没落を演出したと言う。「ラッセルとミードは、世界の人口を、愚鈍化することが必要である、と述べた」と。ラッセルとミードは、三百人委員会の作戦本部の重要なメンバーである。彼らの前記の発言はもちろん単なるその場限りの放言でもなければ、気楽な冗談でもない。それはイルミナティ世界権力によって、実行に移される。「ダダイズム」と言う、反芸術的芸術運動は明らかに、この三百人委員会=タヴィストック研究所の、世界の民衆の愚鈍化作戦の一環であろう。

 家庭=家族の破壊と言う、一七七六年に創設されたヴァイスハウプトのイルミナティ六大綱領の一つ。この綱領は、第一次世界大戦後、フェミニズムの大衆化と言う戦術によって、遂に実行に移され始めた。家族を破壊されれば、必然的に、全世界の大衆は、愚鈍化する。つまり、家族を破壊されると、大衆は、家畜人間に移行する条件が生れる。問題は、その家畜人間を飼育し、調教するスタッフである。

 オルダス・ハックスレイの「すばらしき新世界」はまさしく、このための(家畜人間の調教師=飼育係を育成するための)教科書として、イルミナティ=三百人委員会=タヴィストックによって供給された。そのことに今我々は、気付かなければならない。オーウェルの「一九八四年」も全く同じ。そしてそれから、決定版として、アイン・ランドの「肩をすくめるアトラス」。愚鈍化の究極の段階が、家畜人間であり、そして、その先へ更に一歩すすむと、もはや、人間とは言えない、ロボット人間が誕生する。

 イルミナティ=三百人委員会=タヴィストック研究所は、支配者階級と、ロボット人間から成る、NWO ニューワールドオーダーの構築を妄想して居る。そして、この彼らのサタニスト的作戦計画実行の中枢が、まさしく、心理戦争の参謀本部としてのタビィストック研究所だと言う。ここに、現代世界の全問題の核心が存在する。(了)

 [注]出来るだけ早く、コールマン博士のこの新しい原稿の全容を、日本民族有志に紹介したい。故鹿島氏の二冊の古典的著作(孝明天皇弑逆前後)が品切れ絶版。いかにして同氏の不滅の業績を継承発展させるべきか。


【「ラスプーチン」考】

 1494回 2005(平成17)年11月15日

 ラスプーチン。この名前は日本でも悪名として日本人の意識に刻印されて居る。しかし、エリザベス・ユダス博士の著作「ラスプーチン―悪魔でもなく、聖人でもない」 Rasputin: Neither Devil Nor Saint  By Dr.Elizabeth Judas (一九四二年、一九六五年、二〇〇五年)この著作によれば、「グレゴリー・ラスプーチン神父ほど、ひどい荒唐無稽な虚僞と誹謗中傷の対象とされた人物は世界中に一人も居ない」、と言う。しかし、そもそもラスプーチンに対するこの誹謗中傷のもとは、ことごとく、ソ連共産党とその政権に発して居ると。

 著者、エリザベス・ユダス博士は、ロシア人。ロシア共産革命後、帝政ロシア秘密警察の将校であった夫と共に、米国に亡命した。帝政ロシア時代に著者も、彼女の夫もラスプーチンを良く知って居る。一九四二年の初版はごく小部数印刷され、限定された知人に配布され、一九六五年の再販は市販された。この貴重な文献が、このたび、米国内で復刻された。

 なぜ、今ラスプーチンについての再評価が必要なのか。 それは、ソ連共産政権によるロシア民族の伝統破壊からの回復にとって、不可欠の仕事であると言う。著者によればラスプーチンは、ロシアの民族的伝統とロシアの歴史風土に深く根ざした、非常に複雑な性格の人物であったと言う。ラスプーチンは、多くの人々の病気を治したのみならず、彼の預言は正確であったと。

 ソ連共産政権は崩壊して消えたが、しかし、ソ連共産党とその政権、そして日本に於るその代理店によって、日本人に注入された、帝政ロシアに対する、そしてまたロシア民族の歴史に対する誹謗中傷は、殆んどそっくりそのまま、日本人の意識に残存して居る。ラスプーチンに対するデマ宣伝についても、同じことが言えるであろう。本書の紹介は、イルミナティサタニスト世界権力とそのエージェントとしてのソ連共産党とその政権が日本人の中に注入した膨大なデマゴギーを解毒するために、有益であるだろう。(了)


【カニンガムの大著「秘密の帝国」考】

 1495回 2005(平成17)年11月16日

 ザ・バーンズ・レヴュー THE BARNES REVIEW  A JOURNAL OF NATIONALIST THOUGHT AND HISTORY 二〇〇五年 十一、十二月号 二十~二十八頁。クシュマン・カニンガム「秘密の帝国の古代的起源」これは、カニンガムの大著「秘密の帝国」(上下二巻、約一千百頁、未邦訳)の中の一章をそっくり、掲載したもの。カニンガムは、秘密の帝国の起源は超古代に遡る、とする。少なくともトロイ戦争。そして、奇怪なことに、ユダヤ支配層は、トロイ戦争についての研究と、そして、その考古学的調査を妨害し続けて居る、そのことに、カニンガムは注目する。スミソニアン博物館。これが実は最悪なるものの一つである、とカニンガムは言う。この問題は非常に重要だ。

 イルミナティによって白痴化され切って居る日本人は、米国の「スミソニアン博物館」を、最高の科学的権威として、天まで高く持ち上げる。
カニンガムの調査研究によると、現代の「秘密の帝国」の起源は、一万年以上前に遡る。それは、シー・ピープル(海の民族、海の人々)である、と。そして、まさに、現代の、「秘密の帝国」系統の歴史学会、考古学会は、その問題の研究を抑圧し、排除し、抹殺して居ると。一万年以上前から、この「海の民族」は、地中海一帯、そしてヨーロッパ大陸の大西洋一帯にかけて、高度な航海文明を築いて居たと言う。この「海の民族」とは何者なのか。それを、カニンガムは追及して行く。更に、カニンガムによれば、ユダヤの一般大衆とは明確に区別される、全く異質な存在としてのユダヤ貴族階級は、この「海の民族」につながるとする。最近登場した、このカニンガムと言う米国人作家の存在は、最高度の注目に値するであろう。なお、週刊日本新聞、四一一号(17.11.7)に、バーンズ・レヴュー 二〇〇五年七、八月号、クシュマン・カニンガム「フリーメーソンは『秘密の帝国』の陰謀の中心に存在するのか」を、紹介して置いた。(了)


【「超太古の昔に遡る西洋の本体、西洋の正体、西洋の奥の院」考】

 1496回 2005(平成17)年11月17日

 クシュマン・カニンガムは、「秘密の帝国」の中で、ドイツを統一していわゆる「第二帝国」を作ったビスマルクは、ロスチャイルドによって育成された、と述べて居る。ちなみに、「第三帝国」は、ナチスドイツの自称した名称である。ヒットラーは、ナチスの第三帝国は一千年続く、と公言したが、実際は十二年間。そして、ビスマルクの「第二帝国」の寿命は、四十八年間。つまり、ビスマルクは、ロスチャイルドの手の平の上で踊らされたに過ぎないと、成る。このことは、日本と、どう関係するか。伊藤博文が日本の憲法制定の準備のために、ビスマルクのドイツ帝政をモデルとして決定したことは、良く知られて居る。しかし、伊藤は、ビスマルクも、そしてドイツ第二帝国も、ロスチャイルドによって操られて居ることを知らない。伊藤は、幕末、グラバーの手先と成ることによって、日本の権力者の地位につけられたのであるが、にも拘わらず、伊藤は、グラバーが、ロスチャイルドの手下であることに気付いて居ない。つまり、伊藤、そして孝明天皇を弑逆してニセ日本を捏っち上げた売国奴一味は、イルミナティサタニスト世界権力の設定した、実験動物用の檻の中に収監された、実験用のネズミの群れに過ぎない。

 東京新聞、平成十七年十一月十五日。ここに、自民党から追われた、亀井静香氏のインタビューあり。「日本の国民がアホなんでしょ」、と言う。しかし、日本国民のアホさは、別に小泉政権時代に始まったことではない。イルミナティサタニスト世界権力に踊らされた長州の国賊一味が、孝明天皇と新睦仁天皇を弑逆して、大室寅之祐を天皇にスリかえた、この一大ペテン芝居に、日本民族が、百四十年に亘って、ポカンと、アホのように、拍手を送って居る、そこに今日の日本人のアホさが由来する。しかし、この成り行きは何故なのか。それは、日本民族が、今日に至るまで、超太古の昔に遡る西洋の本体、西洋の正体、西洋の奥の院を見抜くことが出来ないで居る、この欠陥のためである、そのことに気付かなければならないのである。(了)


【「米国に於る政治的暗殺史」考】

 1497回 2005(平成17)年11月18日

 米初代国防長官フォレスタルの暗殺(一九四九年五月二十二日) ↓マッカーシー米上院議員の暗殺(一九五七年五月二日)J・F・ケネディ米大統領の暗殺(一九六三年十一月二十二日)第二次世界大戦後の米国に於るこの三件の政治的暗殺の真相を究明することは、日本民族の精神的覚醒のための、すべてに優先する第一の課題である。別の言い方をすれば、米国に於るこの三件の政治的暗殺と言う超重大な現代史の事件について盲目である続けて居るが故に、日本の、今日の如き民族集団的痴呆症が、歴史的必然と成った、と言うことに気付かなければならない。

 この観点から見ると、

 (1)コーネル・シンプソン著 成甲書房(平成十七年十一月二十四日刊)

   「国防長官はなぜ死んだのか―フォレスタル怪死と戦後体制の大虚構」(THE DEATH OF JAMES FORRESTAL. 1966)

 (2)ジョセフ・マッカーシー著 成甲書房(平成十七年十二月)

   「勝利から退却するアメリカ」(Retreat of America from Victory. 1951)

 (3)マイケル・コリンズ・パイパー著 成甲書房(平成十八年春)

   「ケネディ暗殺の最終審判」(Final Judgment. 1993,1996,1998,2000,2004)

 以上三冊の著作の邦訳本が、平成十七年十一月から同十八年春にかけて、連続的に上梓される運びと成ったことは、近年、まことに祝賀すべき「事件」である。

 マッカーシー問題については、更に、メドフォード・エヴァンス著
「マッカーシーの暗殺(THE ASSASSINATION OF JOE McCARTHY)」(一九七〇年、未邦訳)この著作も必読であろう。米国に於るこの三件の政治的暗殺事件の真相を、十分に消化したとき、始めて、日本人は、一九七〇年代、と言う重要な時代の真相を調査する思想的地平に到達出来る。一九七〇年に、何があったか。日本人はその当時、全く気付いて居ないがこの年、スクーセンの「裸にされた資本主義者」が出版されてベストセラーと成った。この本は平成十七年七月、成甲書房から邦訳出版された。(『世界の歴史をカネで動かす男たち』成甲書房)

 しかし、今の日本人の水準では、このスクーセンの本は、難し過ぎるであろう。前出三冊の本を読むと、スクーセンの本は、実に良く、生きて来る。更に、一九七一、一九七二年にかけて、ゲーリー・アレンの None dare call it Conspiracyと言う、記念碑的著作が出て、一、二年のうちに、六百万部売れた。ここに来て、始めて、我々日本人も、「コンスピラシー」の実在性を、なまなましく、実感するのである。そして、そこに於て、キャロル・キグリー教授の千三百頁余の大著、「悲劇と希望(Tragedy and Hope,1966)」に取り組まなければならない、と言う意欲が生れるであろう。 (了)


【「ノーム・チョムスキー」考】

 1498回 2005(平成17)年11月19日

 ヘンリー・メイコウが、二〇〇五年十一月十七日のニューズレターの中で、Noam Chomsky,ILLUMINATI Shillと書いて居る。Shill とは、おとり(囮)、さくら、のこと。従って、ノーム・チョムスキーは、イルミナティのおとり(囮)、さくら、である、と言う。おとり(囮)とは、鳥獣や魚などを誘い寄せてつかまえるために用いる同類の鳥獣、魚。そして、人を誘い寄せるために用いる人や物。つまり、ここで言わんとすることは、ノーム・チョムスキーは、イルミナティがゴイム(一般大衆)をおびき寄せて捕獲するために用いる囮である、と。既にジョン・コールマン博士は、ノーム・チョムスキーは、三百人委員会の工作員である、と暴露して居り、筆者はそのことを、幾度も繰り返して紹介して居る。しかし、日本のマスコミ、出版界は、反ブッシュの一大ヒーローとしてチョムスキーを天まで高く持ち上げて居る。メイコウは、「自称社会主義者ノーム・チョムスキーは、ペンタゴンを『地上でもっとも邪悪な組織である』と糾弾して居る。・・・・・・・・しかしチョムスキーは、過去四十年に亘って、ペンタゴンから、莫大な額のドルを受け取って居り、そして、米国内歳入庁(IRS、日本の国税庁)の課税対象から逃れるために、彼の資産を隠匿すべく、法律事務所を利用して居る」と。○メイコウは、 Do As I Say (Not As I Do) : Profiles in Liberal Hypocrisy By Peter Schweizerと言う、米国の新刊著作を取り上げる。これは、チョムスキー、マイケル・ムーアなどの米国流行の「リベラリスト」の偽善ぶりを暴露した本だと言う。この本については後日、論評する。(了)

 [注] 日本では、チョムスキーの本、論文は、言語学の専門書を除き、殆んどすべて、細大もらさず翻訳されて居る印象であり、とりわけ、いわゆるあの「九月十一日事件」については、チョムスキーの言説が日本のいわゆるリベラル派、革新派、左派、右派、反米派の圧倒的主流として受け入れられて居る。しかし、チョムスキーは「九月十一日事件」がブッシュ米政権中枢による演出であることについては、絶対に批判しない。まさしく、ここでも、チョムスキーは、「イルミナティの囮」の役割を果して居ることに日本民族有志は、気付かなければならない。


【「現在の日本亡国の状況」考】

 1499回 2005(平成17)年11月20日

 イルミナティサタニスト世界権力は、何故、なんのために、二十世紀を通じてロシア、中国を共産化し、そして、まずロシアに次に中国共産政権に、西洋式近代工業システムを建設するための、至りつくせりの援助を傾注して来たのか。この問題そのものをはっきりと認識し、そして次に、それを正しく解決しない限り、日本は、必然的に亡国の道をたどり、そして、全き死滅に至る他ない。藤原肇氏の最近の著作(小泉純一郎とは日本の病理)は、今の日本は死に体である、今の日本はゾンビである、このままでは、死に体から、完全な死体へと移行すると言う。平野貞夫氏も、「亡国」、と言う著作を出版された。これは、日本が米国によって亡国化されつつあることを警告する。こうした論者の説は、現象論としては間違っては居ない。しかし、この現象論の次元ではすぐに話は行き止まりと成る。

 現在の日本亡国の状況は、昭和二十年八月十五日敗戦から、まっすぐに導きだされる。この敗戦前後の、日本の国家指導層の精神状況を知るためには、三田村武夫著「大東亜戦争とスターリンの謀略」。この本が参考になるであろう。前出著作の二十八頁以下に三田村武夫氏曰く。昭和十八年四月、近衛邸で、近衛公に意見を述べた。昭和二十年二月十四日、近衛公が昭和天皇に提出した上奏文の中で、共産主義の危険に言及して居るが、これは、三田村武夫の意見を入れたものと見られると。昭和天皇がこの三田村=近衛の意見に大きく影響されて居ることは明らかである。

 更に、共産党から右翼に転向した「田中清玄」が、敗戦占領後に、昭和天皇に、共産主義の危険について、詳細に説明したことについては、良く知られて居る。かくして、昭和天皇を中心とする日本の国家の頂点は、敗戦後、米国資本主義=日本天皇制=日本の国体=日本国家の味方。ソ連中共共産主義=日本天皇制の廃止を企図する、日本天皇=日本の国体=日本国家の敵。従って、日本天皇としては、米国にソ連中共共産陣営から日本を守ってもらうこと、それが、すべてに優先する至上命題である。として、国策の基本を立てた。と成るであろう。

 ここに、既に、致命的な情勢認識の誤謬がある。この時点で、今日の如き、日本亡国=日本民族滅亡の国策が決定されたのである。米国=資本主義も、ソ連=共産主義も、イルミナティサタニスト世界権力のコマの一つ、に過ぎない。日本民族=日本国家が、この情勢判断を採用しない限り、日本民族の死は、もはや、不可避である。(了)

 [注]前出のテーマについて、必読の根本文献は、

 (1)「国際秘密力の研究」(国際政経学会、昭和十一~十五年、全六巻)
 (2)「月刊猶太研究」(国際政経学会、昭和十六~十九年、全三十六冊)
 (3)渡部悌治著「ユダヤは日本に何をしたか(攘夷の流れ)」(成甲書房)


コーネル・シンプソン著「国防長官はなぜ死んだのか―フォレスタル怪死と戦後体制の大虚構」考】
 1500回 2005(平成17)年11月21日

 コーネル・シンプソン著「国防長官はなぜ死んだのか―フォレスタル怪死と戦後体制の大虚構」(佐々木慎訳、太田龍監修解説、成甲書房、平成十七年十一月二十四日刊行)英文原著 THE DEATH OF JAMES FORRESTAL 1966。本著の内容は、アジアとりわけ東アジアの諸民族にとって、きわめて深く関係して居る。著者シンプソンは、フォレスタルの政治路線が米国政府の公式政策として採用されて居たならば、中共が中国の政権を簒奪することはない、つまり中共政権は出現しない。従って、朝鮮の南北分裂もなく、北朝鮮共産政権も存在しない。従って、朝鮮戦争も存在しない。と言う趣旨のことを述べて居る。これは全く正しい。

 しかし、現実には、フォレスタルの政治路線は、ルーズベルト、トルーマンの米国政府によって決定的に拒否されたのみでなく、フォレスタル初代国防長官はトルーマン大統領によって解任され、そして、トルーマンを使役する米国の真の主人としてのイルミナティサタニスト世界権力の指令によって、一九四九年五月二十二日、暗殺された。トルーマンは、フリーメーソン第三十三階級である。フリーメーソンの階級としては、トルーマン(33)は、F・D・ルーズベルト(第三十二階級)よりも上、である。

 
フリーメーソンとは何者か。「科学的独裁体制の覇権確立‐‐十九世紀から二十一世紀にかけての認識論的専制権力の検討」(未邦訳、二〇〇四年、P・D・コリンズ共著)このきわめて重要な著作の中に、次のように述べられてある。 「フリーメーソン第三十三階級のアルバート・パイクの『道徳と教義』の中で、来るべき技術支配的世界政府の神性についての、左記の如き驚くべき告白がなされて居る。 “・・・・・・太陽の神(Sun God)は・・・・・・何者をも造らない” と(パイク、二五四頁)」。

 アルバート・パイクによれば、フリーメーソンの上位の階級に昇格したものに対しては、メーソンの信仰する神は太陽の神(Sun God)である。と明かされると言う。ところがこのフリーメーソンの太陽神は、創造神ではない、それは、何者をも創造することなき神である、と言う。これは何を意味するのか。P・D・コリンズ著は、フリーメーソンの神は、破壊の神であり、死の神である、とする。フリーメーソンが造りだしつつある科学的独裁体制は、自己自身を破壊する体制である(二百十五頁)、と言う。これも全く正しい。そもそも、近代西洋科学そのものが、十七世紀、フランシス・ベーコンを首領とする英国フリーメーソンによって捏っち上げられたことについては、拙著「長州の天皇征伐」(成甲書房)参照のこと。(了)


【ヘンリー・メイコウのニューズレター「イルミナティの入門書」考】

 1501回 2005(平成17)年11月22日

 ヘンリー・メイコウのニューズレター、二〇〇五年十一月十九日。An Illuminati Primer(イルミナティの入門書)これは、全文を末尾に掲載して置く。以下に、メイコウ論説の内容を要約する。

 (1)政治的闘争の本質は、神(善)と悪魔(悪)の、人間の魂をめぐっての宇宙的な、霊的な闘いである。
 (2)これは、イルミナティに率いられた、悪魔に献身する国際金融エリートと、なお神の計画に忠実であろうとする人類の残りの部分と、この二つの陣営の闘争である。
 (3)この闘争は、民族、国家の間の闘争でもなく、左翼と右翼のイデオロギーの間の闘争でもない。これらの闘争は、オカルトエリートによって捏っち上げられたものである。
 (4)次の十ないし二十年の間、イルミナティは大破局を演出する。
 (5)もし神が勝利すれば、人間は神の栄光に証しされるであろう。
 (6)もし悪魔が勝てば、人類は死滅する。

 このメイコウの言説は、西洋人及び、西洋サタニズムに毒されつつある日本人には、あてはまるであろう。現在の日本の権力エリート階級は、メイコウの言う、悪魔に魂を売った、サタンの手先である。かくして、彼ら日本のエリート権力階級は、全世界の人類と共に、日本人一億二千万人の心を悪魔に引き渡し、かくして、全人類と共に日本民族の完全な死滅へと、導きつつある。

 日本にも、「キリスト教徒」が少々、存在するが、その殆んどすべては、欧米の圧倒的大多数の「キリスト教会」と同じく、サタニストである。悪魔に魂を売った日本の権力エリート階級と、日本のサタニスト的国家は、キリスト教、ユダヤ教を通じてでなく、主として無神論的ヒューマニズム、ダーウィン進化論主義、科学主義、を通じて、全日本国民を、サタンに引き渡しつつある。イルミナティの工作員手先としての薩長そして岩倉を首領とする一部公家集団が孝明天皇、そして新睦仁天皇を連続弑逆したときから、日本は、欧米サタニズムの思想的霊的制圧下に置かれて居る。 「神仏分離、廃仏毀釈は、明治政府が犯した最大の罪悪であって、日本社会における人心の退廃、道義心の欠如は、ここに淵源を発して居る」(瀧川政次郎著『東洋史上より見た日本人の歴史』、昭和五十八年刊、二百五十六頁)。この瀧川博士の説はまことにその通り。しかし、この「明治政府」なるしろものが、この「最大の罪悪」を犯したのは、何故なのか。(了)

[参考資料] 以下引用。

 An Illuminati Primer  By Henry Makow Ph.D.
 November 19, 2005
 http://www.savethemales.ca/

Politics has banished Religion from public discourse but Religion still offers the best description of political reality.

The essence of political struggle is actually spiritual, a cosmic battle between God (Good) and Satan (Evil) for the soul of man.

The struggle is between an international financial elite dedicated to Satan, led by the Illuminati, and the remnants of humanity that still uphold God's Plan. The unsuspecting masses hang in the balance, inhabiting a fool's paradise like children.

This struggle is not between nations, religions or between ideologies of Left or Right. This occult elite creates and controls both sides of every conflict in order to obscure and at the same time advance its long-term agenda.

The elite plan is to remake the planet as its private neo feudal preserve. This involves the reduction of the world's population through plague, catastrophe or war; mind control/breeding of the survivors as serfs; and the enshrinement of Lucifer as god.

A cataclysm could happen within the next 10-20 years. We're living on borrowed time, duped by the media and distracted by sex while the elite tests and imposes various methods of manipulation and control.

Thousands of organizations like the UN promote the elite's "world government" agenda with practically no public scrutiny. More recently, the elite instigated the Sept. 11 attacks in order to justify their "War on Terror" the repressive "Patriot Act", and Iraq War. The flooding of New Orleans, vaccinations and the bird flu epidemic are other tests or possible harbingers.

Sophisticated and dedicated people roll their eyes when told about this conspiracy. They are hypnotized by their "education" and the mass media.

The "Illuminati" sounds fantastic but it is NOT a chimera. Hidden within Freemasonry, it is the Church of Satan. Its membership was known; its premises were raided. Plans and correspondence were seized and published. Defectors attested to the grave danger at formal inquiries. It was suppressed but went underground. It has since grown so powerful that it has literally defined the modern age (under the guise of "progress," "reform" and "revolution") and now threatens the future of humanity.


THE ORIGIN OF MODERN DYSFUNCTION


The term "Illuminati" means "enlightened ones" and refers to Lucifer, the "light bringer." Its essential philosophy is to substitute "reason" i.e. expedience for "right reason" i.e. universal morality.

"Do as thou wilt" was the Illuminati motto. The Illuminati will define reality, not God or nature. Illuminism or "humanism" is a secular religion and a period of transition to Satanism i.e. "tolerance." The decline of public decency makes this increasingly apparent.

Whether it's a plant, a dog or a child, each flourishes naturally following its inherent design given a little nourishment and love. The Illuminati wishes to negate the inherent course of human development by promoting dysfunction under such guises as "freedom" and "equality."

The Illuminati represents the traditional feudal power elite, the alliance of European aristocracy and Jewish moneylenders, united by money, marriage and the occult. In 1770, Mayer Rothschild hired the 22-year-old Adam Weishaupt, a university instructor (son of a rabbi raised as a Catholic) to attract the cream of European society to a secret cult designed to reverse the course of Western (i.e. Christian) civilization (hence the term "revolution.")

I am summarizing "Final Warning" an online book by David Allen Rivera and James Wardner's excellent book "Unholy Alliances" (pp.34-51)

The Illuminati was founded May 1, 1776. Weishaupt wrote: "The great strength of our Order lies in its concealment, let it never appear, in any place in its own name, but always covered by another name, and another occupation. None is fitter than the three lower degrees of Freemasonry; the public is accustomed to it, expects little from it, and therefore takes little notice of it."

An understanding was reached with the Masons at the Congress of Wilhelmsbad on December 20, 1781 to add the Illuminati hierarchy to the first three degrees of Masonry. On returning home, Comte de Virieu, a Mason from the Martiniste lodge at Lyons, reported: "I can only tell you that all this is very much more serious than you think. The conspiracy which is being woven is so well thought out that it will be impossible for the Monarchy and the Church to escape it."

Nesta Webster in her book World Revolution describes the modus operandi of the Illuminati. It applies to Adolph Hitler as well as Timothy Leary: "The art of Illuminism lay in enlisting dupes as well as adepts, and by encouraging the dreams of honest visionaries or the schemes of fanatics, by flattering the vanity of ambitious egotists, by working on unbalanced brains, or by playing on such passions as greed and power, to make men of totally divergent aims serve the secret purpose of the sect."

The Illuminati also used bribes of money and sex to gain control of men in high places, and then blackmailed them with the threat of financial ruin, public exposure or assassination. This continues to the present day.

Weishaupt wrote: "One must speak sometimes in one way, sometimes in another, so that our real purpose should remain impenetrable to our inferiors." And what was that purpose? It was "nothing less than to win power and riches, to undermine secular or religious government, and to obtain the mastery of the world."

The first priority was to enlist writers, publishers and educators. The modern pantheon of great thinkers, from Darwin to Nietzsche to Marx, were Illuminati pawns or agents. Of one university, Weishaupt wrote: "All the professors are members of the Illuminati...so will all the pupils become disciples of Illuminism." (Wardner, 45)

As the Order spread throughout Germany, money was contributed from such leading Jewish families as the Oppenheimers, Wertheimers, Schusters, Speyers, Sterns and of course, the Rothschilds. Gerald B. Winrod wrote in his book Adam Weishaupt: A Human Devil "of the thirty-nine chief sub-leaders of Weishaupt, seventeen were Jews."

From Bavaria, the Order of the Illuminati spread like wildfire... Soon they had over 300 members from all walks of life, including students, merchants, doctors, lawyers, judges, professors, civil officers, bankers, and even church ministers. Some of their more notable members were: the Duke of Orleans, Duke Ernst Augustus of Saxe-Weimar-Coburg-Gotha, Prince Charles of Hesse-Cassel, Johann Gottfried von Herder (a philosopher), Count Klemens von Metternich, Catherine II of Russia, Count Gabriel de Mirabeau, Marquis of Constanza ("Diomedes"), Duke Ferdinand of Brunswick ("Aaron"), Duke Karl August of Saxe-Weimar, Johann Wolfgang von Goethe (a poet), Joseph II of Russia, Christian VII of Denmark, Gustave III of Sweden, and King Poniatowski of Poland.

By the time of the 3rd Masonic Congress in Frankfurt in 1786, the Illuminati virtually controlled all the Masonic lodges, which represented three million secret society members across the various German provinces, Austria, Hungary, England, Scotland, Poland, France, Belgium, Switzerland, Italy, Holland, Spain, Sweden, Russia, Ireland, Africa, and America. (Wardner, p. 39)

In the 1790's there was an Illuminati scare in the United States. At Charlestown, in 1798, the Reverend Jedediah Morse preached: "Practically all the civil and ecclesiastical establishments of Europe have already been shaken to their foundations by this terrible organization, the French Revolution itself is doubtless to be traced to its machinations..."
(Wardner 48)

In 1832 William Russell established a chapter of the Illuminati at Yale called the "Skull and Bones." President G.W. Bush, his father and John Kerry are members.

On Sept. 9, 1785, Joseph Utzschneider, a lawyer, and two other defectors revealed the Illuminati goals before a Court of Inquiry in Bavaria: Abolition of the Monarchy and all ordered government; Abolition of private property (which the Illuminati will assume); Abolition of Patriotism (nations); Family, (through the abolition of Marriage, Morality, and by government providing "Education" for children) and finally, Abolition of all Religion, particularly Christianity.

These are exactly the goals of Communism, enunciated by Marx in 1848. The Illuminati and Communism go hand-in-glove. The term "Reds" originates with "Red Shield" the Rothschild name. The satanic five-pointed star is the symbol of both.


CONCLUSION


Mankind has taken a wrong turn and appears doomed to annihilation. The political, cultural and economic elite of the West is either dupes or willing agents of a satanic conspiracy of cosmic proportions.

If we and our children are to suffer and die prematurely, at least we know the real reason. That is a privilege not granted to millions of our ancestors.

God and Satan made a wager for the soul of man. If God wins, man revels in the glory of his Divine Birthright. If Satan wins, man is destroyed. In a nutshell, this is the religious nature of politics.

We can instantly recapture an essential part of religion by incorporating the dictim, "Do Unto Others as You Would Have Them Do Unto You," in our lives. The essence of all true religion is to obey God (i.e. spiritual ideals like justice, truth and love) instead of personal desire, to be selfless instead of selfish. Like a snowflake, this is how disparate elements arrange themselves according to the Plan, and acheive Perfection.

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See my "Rothschilds Conduct Red Symphony"
See also my "Illuminati Defector Details Pervasive Conspiracy."


【「山本七平」考】

 1502回 2005(平成17)年11月23日

 「・・・・・・昭和二十一年以後はその形式と名目さえも失ってしまったアメリカ、ユダヤの傀儡である日本資本主義政府の儀礼的一機関に過ぎない天皇と言う名の『国民統合の象徴』はもはや天津日嗣(あまつひつぎ)ではない。(小笠原孝次著『世界維新への進発』、百八十六頁、昭和五十年)この文章は、三十年前に出版されたものであるが、「日本資本主義政府=アメリカ、ユダヤの傀儡」。そして、天皇はこのアメリカ=ユダヤの傀儡としての日本資本主義政府の儀礼的一機関、と言う定義は、今でも通用する。しかし、小笠原孝次(明治三十六年~昭和五十七年?)と言う神道家の発言が、生前、日本のいわゆる神道界、神社界から完全に黙殺されたごとく、今日でも一般日本人は、敗戦後の日本政府がアメリカ、ユダヤの傀儡である事実を見ようとしない。敗戦後の天皇は、アメリカ、ユダヤの傀儡でもない。その傀儡たる日本資本主義政府の儀礼的一機関に過ぎない、と。(小笠原孝次)。
 
 今の日本の状況に於て、山本七平著「日本はなぜ敗れるのか-敗因21ヵ条」(一九七五年。二〇〇四年=角川書店)
この本を読むことは有益であろう。この著書は、大東亜戦争後、フィリピンで米軍の捕虜と成った軍属、小松貞一氏の米軍収容所で書いた「虜人日記」についての論評である。山本七平氏は、明治以降の日本人の欠陥の根本原因を、公的システムがすべて輸入品であった、と言うところに求める。この指摘は正しく、きわめて深刻な問題を提出して居る、この件については更に後日検討したい。

 しかし、あいにく、山本七平氏は、明治以降の日本西洋からの輸入品の最たるものとしてのキリスト教のきわめて熱心な信者である。従って、このひとの追求、探求は、根本的には、西洋からの輸入を是とする前提に立って居る。その輸入品を「非」とすることはあり得ない。あるいは、ユダヤ、キリスト教、西洋文明を非とすることはあり得ない。それ故このひとの議論は常に、堂々めぐりと成る。今の日本の亡国的状況の根本原因は、日本人が、西洋を批判し、否定し、超克し切れない、そこに存在する。しかし、西洋を超克するためには、日本人は、西洋の正体を白日の下にさらけ出さなければならない。西洋とは要するに何者なのか。それが、まず、明らかにされねばならないのである。(了)


【井上正雄氏の「大阪府全志」考】

 1503回 2005(平成17)年11月24日

 大正時代、井上正雄氏がまる十年の時間をかけて完成出版した「大阪府全志」(全五巻、六千余頁)。第三巻。豊川村。ここに郡山本陣あり。ここの御本陣、梶家の伝によれば、「慶應二年七月十五日明治天皇が皇太子でいらせられた時、長州へ御微行の御道すがら、芥川本陣に御宿泊あらせられんとしたが、山崎に合戦があったので俄かにここを立ち退いて郡山本陣に御移りあり、翌日駕籠で御出発あらせられたが、吉川監物以下三十名抜刀にて又坊主頭八名が薙刀(なぎなた)を携えて御守護申し上げたという。当時御下賜になった菊御紋章付の夏夜具は今に同家の宝物として残って居る。」とある。これは、実に奇妙な説である。「明治天皇が皇太子・・・・・・」云々とある、この「皇太子」とは、もちろん、孝明天皇の皇太子睦仁親王でなければならない。

 「慶應二年七月十五日」とは、徳川十四代将軍家茂が大阪城で暗殺された七月二十日の直前である。そしてこの年の十二月二十五日には、孝明天皇が弑逆されて居る。当時、孝明天皇は、長州とはきわめて険悪な関係にあった。丁度その頃に、皇太子睦仁親王が、長州に、秘密のうちに旅行するなど、まったく辻褄が合わない。そんなことはあり得ない。しかし、「長州の大室寅之祐」と解釈すればこの伝説は、意味深重と成るであろう。なお、前出、井上正雄氏が、明治末年から大正八年にかけて調査した、その時点では、郡山御本陣の梶家は現存し、そして江戸時代の宿帳がそっくり保存されて居た、とある。この宿帳が、今現在どう成って居るかは分からない。しかし、前出、六千余頁全五巻の「大阪府全志」は、大阪の一部図書館には今も収蔵されてあるだろう。この種の歴史記録は、極悪国賊長州閥一味の権力とその手先をつとめる御用学者によって、ことごとく抹殺される。この件は、重要な歴史記録として、ここに提起して置く。(了)

 【参考】http://seibundo-pb.co.jp/mybooks/ISBN4-7924-0277-8.html

■大阪府全志 全7冊(含索引) 井上正雄著

 資料収集以来13年の歳月をかけ大正11年刊行された本書は、大阪府全域をその対象とし、各郡市町村の成り立ち、各町・各村など小区域ごとの支配関係や区画の変遷、社寺仏閣・名所旧跡の由来を網羅、地誌類の文献としての価値は非常に高いものである。

 〈巻之一〉大阪府管地の分合/大阪府制度の変遷1264頁
 〈巻之二〉国郡市町村志(摂津国 大阪市 東区 南区 西区 北区)1314頁
 〈巻之三〉国郡市町村志(摂津国 東成郡 西成郡 三島郡 豊能郡)1440頁
 〈巻之四〉国郡市町村志(河内国 南河内郡 中河内郡 北河内郡)1568頁
 〈巻之五〉国郡市町村志(和泉国 堺市 泉北郡 泉南郡)1088頁
 〈附図〉12葉
 ISBN4-7924-0277-8     A5判 上製本 揃本体12,500円

■大阪府全志索引 佐古立子・松本冴子編

 大正11年刊行され、昭和50年、60年の二回にわたり復刻出版された名著『大阪府全志』は分量・内容とも膨大で初版刊行当時から索引の必要性が望まれてきた。これを受けて、地名と事項からなる索引を刊行し研究者の長年の夢の実現となった。見出し項目は地名・人名・寺社名・歴史的事項など広汎におよび、特に地名については現在の行政区画と容易に連関するよう配慮し、付録として「難読地名一覧」を付した。本篇とともにご利用されたい。ISBN4-7924-0276-X A5判 上製本 索引のみは本体8000円 全七冊本体83,000円


 1504回 2005(平成17)年11月25日


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 1505回 2005(平成17)年11月26日


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 1506回 2005(平成17)年11月27日


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 1507回 2005(平成17)年11月28日

 中共中国を、もう一つのスーパーパワー、超大国として育成する方針を実行しつつある。まず、ほんの少々でもまともに物事を見る目のある人間にとっては 自明のこの事実が、白痴化し切ってしまった日本人には全く見えない。 しかし、いかなる世界戦略にもとづいて、中共中国を もう一つの超大国として育成しつつあるのか、 そして、中共を超大国にでっち上げて、 それから、この中共をどうしようとするのか。 この問題は、現代日本人一億二千万人の家畜人ヤプーの群れにとっては、 あまりに高級過ぎるであろう。 なぜ、日本人には中国が分らないのか。 それは日本人が、 ニューワールドオーダー、NWO と言う枠組を見ないからである。

 フリッツ・スプリングマイヤーの古典的著作 「悪魔の13血流」(KKベストセラーズ刊、平成十年)によれば、 地球人類の頂点は、十三の血流である。 そして、その頂点十三の血流の一つは、李ファミリーである。 とされて居る。 この十三血流の一つとしての李ファミリーの中には、香港の有名な李財閥があり、 シンガポールのリー・クァンユー(李光耀)も含まれる、と言う。ジョン・コールマン博士の情報も中共中国も含めて、中国の実質上の支配者は、 李家である、と言う。 クヌースの古典的著作「シティーの帝国」(未邦訳)も、 十九世紀末葉、清朝皇帝は実権を失った。 大英帝国が清朝の高官 李鴻章を「副官」として、中国(清朝)を支配して居た、 と述べて居る。


 1507回 2005(平成17)年11月28日

 産経新聞、平成十七年十一月二十八日。ここに、米国駐在の古森記者が、ニューヨーク・タイムズ紙の論調の反日傾向が強く成って居る。と書いて居る。「ニューヨーク・タイムス」は、米国を占領して居るイルミナティサタニスト世界権力の主要マスコミの一つであって、ここでなされる「反日キャンペーン」は、そのまま、イルミナティ世界権力の意思と意向を表現して居る。イルミナティは、中共中国を、もう一つのスーパーパワー、超大国として育成する方針を実行しつつある。まず、ほんの少々でもまともに物事を見る目のある人間にとっては自明のこの事実が、白痴化し切ってしまった日本の自称権力エリート階級には全く見えない。しかし、イルミナティは、いかなる世界戦略にもとづいて、中共中国をもう一つの超大国として育成しつつあるのか、そして、イルミナティは、中共を超大国にでっち上げて、それから、この中共をどうしようとするのか。この問題は、現代日本人一億二千万人の家畜人ヤプーの群れにとっては、あまりに高級過ぎるであろう。

 日本人の「中国観」は、阿片戦争(又は清英戦争)以後、止め処なく劣悪化し続けて居る。とりわけひどいのは、日本の白痴化痴呆化し切ってしまった外務官僚、及び売国奴国賊中国専門学者マスコミ界である。なぜ、日本人詐称エリート権力階級に中国が分らないのか。それは彼らが、ニューワールドオーダー、NWO、世界人間牧場、世界国家、と言う枠組を見ないからである。フリッツ・スプリングマイヤーの古典的著作「イルミナティ悪魔の13血流」(KKベストセラーズ刊、平成十年)によれば、 (1)サタニスト世界権力の核心は、イルミナティである。(2)イルミナティは約五百の血流(ブラッド・ライン)から成る。 (3)その頂点は、十三の血流である。(4)そして、その頂点十三の血流の一つは、李ファミリーである。とされて居る。このイルミナティ頂点十三血流の一つとしての李ファミリーの中には、香港の有名な李財閥があり、シンガポールのリー・クァンユー(李光耀)も含まれる、と言う。ジョン・コールマン博士の情報も中共中国も含めて、中国の実質上の支配者は、李家である、と言う。クヌースの古典的著作「シティーの帝国」(未邦訳)も、十九世紀末葉、清朝皇帝は実権を失った。大英帝国が清朝の高官李鴻章を「副官」として、中国(清朝)を支配して居た、と述べて居る。しかし、この「大英帝国」なるものの実体は、ユダヤ世界帝国、又は、イルミナティ世界帝国である。米国(イルミナティ)は、米国と中共中国の二つの方向から、日本を挟み撃ちする戦略である。しかしこんなことは、見る眼のある人間には、中学程度の知識でしかない。それでは、「産経新聞」とは何者か。このお目出度い「親米保守派」とは。(了)

 【注】 前述の問題を理解するためには、とりわけ、マッカーシー上院議員の「アメリカのための闘争」(未邦訳、一九五二年)の中の、第五章「ディーン・アチソン[訳注、アチソンは、三百人委員会の正式会員] についての証拠記録」これが、必読であろう。


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 1508回 2005(平成17)年11月29日


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 1509回 2005(平成17)年11月30日






(私論.私見)