細菌ウイルス兵器考その2

 更新日/2021(平成31→5.1栄和改元/栄和3).2.11日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「細菌ウイルス兵器考その2」をものしておく。「」その他を参照する。

 2020(平成31→5.1栄和改元/栄和2).8.19日 れんだいこ拝


 2019.12月末、中国の武漢の病院で肺炎患者9名ほどが見つかったところからCOVID-19騒動が始まった。重症の肺炎だったことから注目された。その患者のサンプルを「BAL(気管支肺胞洗浄)」によって調べ、SARSに似たコロナウイルスが病原体だと判断された。気管支内に牛理食塩水を注人し、肺胞や末梢気道を洗浄、その回収液の細胞成分や液性成分を解析したのだ。そこでSARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)と名づけられることになった。一連の作業の信頼度には問題があるのだが、そうした疑問は無視されてきた。ともかくパンデミックで人びとを脅し上げ、ワクチンを接種させ、パスポートを持たせて全人類を管理するシステムを作り上げようとしている。

細菌ウイルス兵器考
 2020年からの世界 」の 「2020年2月1日」の投稿「新型コロナウイルスに「HIV (エイズウイルス)」のタンパク質が挿入されていることをインド工科大学の科学者たちが発見。さらに「感染しても免疫を獲得できない示唆」を中国当局が示し、事態は新たな局面に」。
 生物学の科学誌 BioRxiv(バイオアーカイヴ)に発表された論文より
Uncanny similarity of unique inserts in the 2019-nCoV spike protein to HIV-1 gp120 and Gag

 状況の複雑化

 武漢コロナウイルスのことを初めて記事で取りあげたのは、10日ほど前の 1月21日のことでした。その際の公式発表による全世界の感染確認者数は 222人でした。本日 2月1日の時点での感染確認者数が約 1万2000人ですので、10日で 50倍以上患者が増えたということになります。この感染力を見ていますと、こちらの記事でふれました、感染力を示す「基本再生産数(R 0 / アールノート)」が 3.6 - 4.0 (最大で 1人が 4人に感染させる)という数そのものが小さく感じてきますが、米ジョンス・ホプキンス大学のデータでは、患者数が 1万を超えている一方で、「退院した人たち」、つまり感染した人たちのうちで、完全に治癒した人の数について、2月1日の時点で「252人」としています。この疾患の感染拡大の日から考えますと、回復するにしても、それまでには相当の日数がかかる感染症なのかもしれません。そして本日、やや気になる報道を見かけました。それは、中国の国家衛生健康委員会の記者会見で医師が述べた言葉でした。それは、「感染しても抗体ができないかもしれない」ことを示唆するものです。以下は報道です。
 新型肺炎、治癒後も再感染リスク 中国専門家  時事通信 2020/01/31
 中国国家衛生健康委員会が31日開いた記者会見で、中日友好医院の※慶元(※簷の竹カンムリなし)医師は新型コロナウイルスによる肺炎に関し「感染後にできる抗体には長期間持続しないものもある。一度感染し治癒した患者にも再感染のリスクがある」と述べ、警戒を呼び掛けた。

 この報道の重要な部分は、これが単なる一人の医師の考えによる発言ということではなく、この場は、中国国家衛生健康委員会という「中国当局の公式な会見の場」であるということです。 公式の場で、「一度感染し治癒した患者にも再感染のリスクがある」と述べているのです。これを読みまして「そんな感染症があるかよ」と思わざるを得ないのですが、一般的にどんな感染症でも「1度感染した後は、変異していないのなら、そのウイルスにはその後は感染しない」です。病原菌への抗体は、簡単にいえば、以下のようなメカニズムで作られます。日本ウイルス学会のウェブサイトからの抜粋です。
 ウイルスなどが感染すると、宿主の血液にはウイルスを不活性化するような物質、抗体が作られる。抗体を作るのはB細胞である。抗体は、ウイルスの中和をし、病原体をやっつける。これは、いわゆる液性免疫と云われるものである。(抗原特異的免疫機構

 どのようなウイルスに感染しても、そのときには、細胞内で、ウイルスに対しての抗体が作られるので「次からは感染しない」のです。この免疫システムがあるからこそ、人間は歴史上の数多くの病原菌やウイルスの厄災の中で生き残ってきたのです。風邪や季節性インフルエンザのように、毎年変化するものや、いろいろな種類のあるものは、「風邪」とか「インフルエンザ」という括りでは何度もかかるものですが、それらにしても、同じウイルスであれば基本的には二度はかかりません。しかし、中国の保健当局の発表では、新型コロナウイルスは、「二度感染する可能性がある」というのです。そんなことがあり得るのか……という中で、あり得るとしたら、やはり、日本ウイルス学会のウェブサイトからの抜粋ですが、以下のようなものは、「ヒトの免疫を不全にする」作用を持ちます。
 宿主は菌に対して防御機構を持っている。菌は防御機構を乗り越え次のステップに進もうとする。宿主の防御機構がそれぞれのステップで菌に打ち勝てなかった場合にのみ宿主は発病する。HIV(エイズウイルス)に感染すると、体の免疫機構が崩壊する。すると、免疫状態が正常な人では発病に至らないような細菌やウイルスの感染でも発病に至る。

 なお、HIVは、正式には「ヒト免疫不全ウイルス」ですが、エイズウイルスとしたほうが通りやすいですので、ここでは、その表記にしています。HIV は免疫細胞に感染して、免疫細胞を破壊することにより、健康な人だと感染や発症はしないような病原菌での症状を起こしてしまうものです。そういうことを前提として、今回ご紹介しますのは、インド工科大学の科学者たちによる新型ウイルスの解析の中で、「新型ウイルスには 4つの他のウイルスのタンパク質が挿入している」ことがわかったということが、科学誌 BioRxiv(バイオアーカイヴ)に掲載されていたのでした。そして、挿入しているその 4種類のタンパク質すべてが、「エイズウイルスのタンパク質と同じ」だということが記されているのです。解析した新型コロナウイルスは、実際の患者たちから得られたもので、今の現時点で感染拡大しているものと同じものです。 解析図。黒い四角で囲まれた4カ所が挿入されているタンパク質
 
論文のタイトルは、「新型コロナウイルス 2019-nCoV のタンパク質の中に挿入されているヒト免疫不全ウイルス HIV-1 のタンパク質との不可思議な類似性」というもので、内容の具体的なところは難解で、私が説明できるものではないですが、以下に全文ありますので、ご興味のある方はどうぞ。・Uncanny similarity of unique inserts in the 2019-nCoV spike protein to HIV-1 gp120 and Gag

 そして、新型ウイルスから見つかった、このタンパク質(正式にはスパイクタンパク質と呼ばれるものです)は、「同じコロナウイルスである SARS や MERS には含まれない」ものだというのですね。論文には、以下のように書かれています。一般的ではない生物学の専門用語は言葉を置き換えています。また、新型ウイルスは、正式には「 2019-nCoV 」という名称ですが、ここでは「新型コロナウイルス」としています。
 インド工科大学の論文より

 新型コロナウイルスのタンパク質は、 SARS と最も近い祖先を共有しているため、その2つのウイルスのタンパク質をコードする配列を比較した。そうしたところ、新型コロナウイルスから、SARS ウイルスにはない、以下の 4種類のタンパク質の挿入が見つかった。
「GTNGTKR」(挿入1)
「HKNNKS」(挿入2)
「GDSSSG」(挿入3)
「QTNSPRRA」(挿入4)

  驚いたことに、挿入しているこれらの配列は SARS ウイルスのタンパク質に存在しなかっただけではなく、コロナウイルスの他の種にも見られないものだった。ウイルスがこのような独自な挿入を短時間で自然に獲得することはほとんどあり得ないため、これは驚くべきことだった。この 4種のタンパク質の挿入は、最近の臨床患者の分離株から入手可能な新型コロナウイルスのすべてのゲノム配列に存在することが観察された。これらの挿入源を知るために、さらに解析を進めると、予想外に、すべての挿入がヒト免疫不全ウイルス-1(HIV-1)と一致した。

 ここから先は専門用語の嵐で翻訳しきれないですが、ここまでのところで、内容的にはおわかりではないでしょうか。この新型ウイルスには「エイズウイルス」の性質が含まれているのです。それが挿入されたルートが、自然界でのものなのか、そうではないのかなどについては論文ではふれられていませんが、科学論文には珍しい「驚きの」とか「予想外の」という表現が見られます。BioRxiv は「プレプリント」と呼ばれる公開の場で、プレプリントとは、学術雑誌に論文として掲載されることを目的に書かれ、完成している原稿を、査読前にインターネット上のサーバーで公開し、科学者たちと共有する場です。投稿された段階で、世界中の科学者たちはその論文に対して自由な意見を述べることができます。今回のこの論文にも、多くの科学者たちからさまざまな意見が出ています。こちらの下段に意見の投稿欄があります。そして、現在、多くの科学者たちが、論文を読んで、その 4つのタンパク質の挿入を確認しつつも、「これは自然進化的に偶然そうなったものではないか」と述べています。いや、もう、そう述べるしかないのですよ。何しろ、「自然進化的に偶然そうなったもの」でない場合、これは、人為的に操作されたことによるものということになってしまう。そんなことを口に出せば、この世の陰謀論者と変わらない扱いになってしまう。ですので、「自然進化的に偶然そうなった」ということで決着したい。

 しかし、どうでしょうか。さきほどのインドの科学者たちの論文にも、> ウイルスがこのような独自な挿入を短時間で自然に獲得することはほとんどあり得ないとありますが、他の同種類のコロナウイルスにまったく含まれないタンパク質が、自然進化の中で自然に獲得され得るものなのかどうか。みなさんはどう思われますでしょうか。先日、以下のような記事で、武漢のウイルス研究などのことにふれ、人為的な操作の可能性もないではないというようなことを記させていただきました。
 次々と積み上がる中国の新型ウイルスが「生物兵器」である証拠。そして、武漢のバイオ研究所で研究されていた可能性のある「あらゆる人が免疫を持たない悪夢のコロナウイルス」In Deep 2020年1月29日

 そのような中で、今回ご紹介しているふたつの件が出てきてしまったのです。すなわち、「新型ウイルスは一度感染しても再び感染する可能性があると中国当局が発表」「新型ウイルスにはエイズウイルスのタンパク質が挿入している」という2点です。うーん。私は昨日くらいまでは、「感染は免れない」というように考えていまして、しかし、「感染すれば抗体を獲得できるのだから」と楽観的に考えていたのですけれど、そうではない可能性があると知り、ちょっと状況が変わりましたね。私は最近、ウイルスの勉強なんかもしていたのですけれど、武漢での研究に STING という、ウイルスからの免疫に関する重要なタンパク質に関する研究も含まれていたことを知り、新型コロナウイルスにおいての「感染と免疫のメカニズム」について不気味な感じは持っていました。しかし、エイズウイルスの性質が含まれているとは…。自然進化にしても何にしても、これは少し厄介かもしれないですね。いろいろな意味で新しい局面に入ってきたかもしれません。ただ、この論文はすでに世界中の科学者たちに共有されていますので、世界の誰かが何か有効な対策をこの解析から見出すことができる可能性も残されているとは思います。
 2020.1.22日、中国の国務院新聞弁公室で行われた記者会見に中国疾病預防控制中心(CCDC)主任、つまり中国における感染症対策の責任者である高福が登場、武漢市内の海鮮市場で売られていた野生動物から人にウイルスが感染したとする見方を示した。この後、武漢の肺炎はSARS-CoV-2によって引き起こされるCOVID-19で、武漢の海鮮市場から世界に広がったというストーリーが語られるようになった。

 この高福が曲者である。2019年10月18日にニューヨークでコロナウイルスが全世界で流行するというシミュレーション「イベント201​​」がジョンズ・ホプキンス健康安全保障センター、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団、そしてWEF(世界経済フォーラム)の主催で行われているのだが、そのシミュレーションに高福も「プレーヤー」として参加している。そのほかの参加者には、バラク・オバマ政権でCIA副長官や国家安全保障副補佐官を務め、その後のジョー・バイデン政権で国家情報長官に選ばれたアブリル・ヘインズ、国際的な情報の集中管理を提案している広告会社エデルマンのCOO、マシュー・ハリントンも含まれている。

 1月22日以降も高福CCDC主任が中国のCOVID-19対策を指揮していたなら、イベント201を主催した団体やWHOの描くシナリオ通りの展開になったのかもしれない。西側の有力メディアはこのシナリオに従った「予定稿」を書いていた可能性もある。しかし、2月になるとCOVID-19対策は中国軍の医療部門の幹部で細菌戦の専門家と見なされている陳薇が指揮することになった。この人事を受け、西側の有力メディアは病気の原因が中国の細菌兵器だと伝え始めるが、陳薇の登場は想定外だったのかもしれない。

 今回のパンデミックでは武漢にある中国科学院武漢病毒研究所が注目されているが、この研究所へはアメリカの​NIH(国立衛生研究所)から研究費として370万ドルが提供されていた​と報道されている。

 NIHの下部機関、NIAID(国立アレルギー感染症研究所)の所長を1984年から務めているのがCOVID-19対策を指揮しているアンソニー・ファウチ。また武漢病毒研究所はテキサス大学のガルベストン・ナショナル研究所やカナダのNML(ナショナル細菌研究所)と共同で細菌に関する研究を実施、タミフルやレムデシビルを開発したアメリカの製薬会社ギリアド・サイエンシズともつながる。COVID-19騒動の背後には欧米の私的権力の影が見えるのだ。

(私論.私見)


 2021.3.27日、共同通信 「空港検疫後、療養中に死亡 指定施設で初、感染女性」。

 厚生労働省は27日、エジプトに滞在歴があり、新型コロナウイルス感染が確認された広島県の50代女性が、成田空港の検疫所が指定する療養施設で死亡したと発表した。検疫所が指定する療養施設での死亡者は国内初。

 厚労省によると、女性は16日に成田空港に到着。入国時の検査で陽性が確認された。当初は無症状で17日に発熱の症状が出たが、20日に治まった。27日午前、健康状態を確認しようとした療養施設の看護師が、女性と連絡が付かないため不審に思って部屋を確認すると、ベッドの上で死亡していた。看護師が最後に連絡を取った26日夕時点では体調に問題はなかった。

 「★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK281」の「新ベンチャー革命2021年6月2日No.2764」投稿「ネットでは新型コロナの人工ウイルス説が話題となっている:日本のマスコミはなぜ、これをスルーしているのか(新ベンチャー革命)」。
1.今、日本国民を苦しめている新型コロナウイルスの人工ウイルス説は陰謀論とは言えなくなった(?) 日本のマスコミはほとんど報じていないのですが、欧米マスコミでは、今、全世界を震撼とさせている新型コロナウイルス・パンデミックの人工説が大きく報道されているそうです(注1)。このウイルスは中国・武漢のウイルス研究所からリークした人工ウイルスである疑いが濃厚のようです。さらに驚くべきは、武漢で研究されていた新型コロナウイルス研究に投資していたのは、あの有名な米国のファウチ博士である可能性があるとのこと。もちろん、本人は否定していますが・・・(注2、注3)。

2.新型コロナウイルス=生物兵器説が今後、世界の話題となるのか

 新型コロナウイルスが人工ウイルスだったとすれば、このウイルスは生物兵器開発のために、研究開発されて生まれたということになります。そこで、本ブログの過去の投稿記事を捜してみると、10年以上も前の2009年に、類似の話題を取り上げていたことがわかりました(注4)。この過去記事を読むと、生物兵器開発の歴史は古く、戦前から存在していたようです。

 さて、米国ではフォートデトリック研究所(注5)が生物兵器開発の研究所として有名ですが、新型コロナパンデミックが起きて閉鎖されています。一方、戦前の日本軍も有名な731部隊を所有しており、ここで生物兵器の研究が行われていました(注6)。

3.今後、米中政府間にて、新型コロナウイルス起源の論争が繰り広げられるかもしれない

 今回の新型コロナウイルスの研究(特に感染力強化=Gain of Function)に関しては、米国のファウチ博士が、米国政府の資金にて、中国・武漢のウイルス研究所に研究委託していた可能性があるようです(注3)。なぜ、中国に研究委託したのかと言うと、あまりに危険で、米国内の研究が猛反対されたからとも言われています。

 こうなってくると、今回の新型コロナパンデミックは、米中関係を大きくこじらせる可能性が大です。
世界中を新型コロナパンデミックで恐怖に陥れた責任は米中のどちらにあるのか、今後、大論争になりそうです。

注1:ユーチューブ“2021.05.31【パンデミック】パンデミック人工説の決定的証拠がついに明かされる‼️英国とノルウェーの学者二人による論文に世界が大注目‼️【及川幸久-BREAKING-】”2021年6月1日
https://www.youtube.com/watch?v=GpmFR8ZT4l0

注2:CNN“中国メディアがファウチ氏を批判、ウイルス発生源にまつわるコメント受け”2021年5月27日
https://www.cnn.co.jp/world/35171353.html

注3:ユーチューブ“2021.05.15【米国】パンデミックの真相続出!ワクチン接種でDNA操作し人間ハイブリッド誕生⁈ファウチの武漢での研究に資金提供していたのはオバマ政権!”2021年5月15日
https://www.youtube.com/watch?v=Oyr9MSg2KR8

注4:本ブログNo.11『なぜ新型伝染病がつぎつぎと世界に蔓延するのか』2009年8月22日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/2009-08-22.html

注5:フォートデトリック研究所
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%88%
E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF


注6:731部隊
https://ja.wikipedia.org/wiki/731%E9%83%A8%E9%9A%8A





(私論.私見)