コロナウイルス考その2

更新日/2020(平成31→5.1栄和改元/栄和2).3.20日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「コロナウィルス考その2」をものしておく。

 2011.03.21日 れんだいこ拝


【愛知県蒲郡市の男性の変死事件】
 2020.3.4日夕方、愛知県蒲郡市の男性(57歳)が、検査で新型コロナウイルスに感染した陽性と確認された。同県内の死者は15人目で、名古屋市以外では初めて。男性の家族3人も感染が確認されており、いずれも同市内のスポーツジム利用者などによるクラスター(小規模な感染集団)に属している。

 男性は、保健所が自宅待機を要請されたにもかかわらず、「コロナウイルスをばらまく」と言い残して、自宅から飲みに出て市内の飲食店2軒(居酒屋とパブ)をはしごした。午後6時過ぎ、開店直後のフィリピンパブに来店し、カラオケでHOUND DOGとキャロルの曲をリクエストして歌唱した。従業員の女性と密着し、肩を組んで歌うなどした。情報が共通の知人からまわってきて、店のスタッフに確認させると、本人が『俺は陽性だ』と認めたので、すぐに退店させるとともに、保健所と警察に通報した」。男性は感染を知った2軒目の店の店員に退店を求められるまで約40分間、飲酒やカラオケをしていた。

 3.5日、入院。当初は無症状だったが直後に重症化し、治療を受けていた。

 3.12日、パブ従業員で30代のフィリピン人女性のウイルス陽性が確認された。店によると、女性は男性の接客はしなかったが、男性が座った後のソファを使用したという。

 3.13日、県警が、男性が訪れた後に休業を余儀なくされた店から被害届を受理した。事態を重く見た愛知県警は、男性は感染を知りながら飲食店を利用したとして、威力業務妨害容疑などを視野に捜査を進める方針を固めた。男性は入院中で、県警は回復を待って事情を聞く方針。

 3.18日、新型コロナウイルスに感染していた愛知県蒲郡市の50代の男性が、同ウイルスによる肺炎により、入院先の医療機関で死亡した。男性には感染が確認される前から肝細胞がんの基礎疾患があり、持病があった。


【クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客、乗員の下船完了】
 3.15日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客のうち、船内で14日間の健康観察期間が終了し2月19日から23日にかけて順次下船した計1,011人の方への健康フォローアップが終了した。

【韓国のキリスト教系教会「恩恵の川」の信徒40人がコロナウイルスに集団感染】
 2020.3.16日午前9時、韓国城南市の殷秀美(ウン・スミ)市長が緊急ブリーフィングを開き、韓国京畿道城南市陽地洞(ソンナム市ヤンジ洞)にある教会「恩恵の川」の信徒らに対する新型コロナウイルス全数調査を進めた結果、3.15日深夜に40人が新型コロナウイルスに感染していた事が分かった。40人の感染者の内、34人は城南市在住。残りの6人はソウル松坡区(ソンパ区)1人、ソウル芦原区(ノウォン区)1人、富川市(プチョン市)2人、仁川桂陽区(ケヤン区)2人となっている。既に恩恵の川教会の牧師夫妻と信徒など合わせて6人の感染が判明しており「恩恵の川」関連の感染者は計46人となった。3.9日、87年生まれの男性信徒の感染が判明したのが最初。これら感染者は今月8日に共に礼拝を行なっていた。同教会は今月9日から22日までの2週間、自主的に閉鎖を決定した。

 1998年に設立した同教会はキリスト教連合会所属ではなく、韓国独立教会宣教団体連合会所属。城南市は28人で構成する対策本部を設け、特別疫学調査班を作って対応にあたる。これにより城南市はスーパー・スプレッダーなどの感染経路を明確に把握するとみられる。殷市長は「恩恵の川教会の信徒や家族らは速やかに連絡し、診察を受ける事をお願いする」と、「また集団集会の禁止を繰り返しお願いする」と訴え掛けた。また「これは信仰の自由への弾圧ではなく、共同体の安全のため」だと、「管内の中小教会220ヶ所以上を点検しているものの、酷いケースではマスクすら着用せずに礼拝を行なっている事例が発生している」と話した。殷市長はこの日の午後、宗教指導者との緊急懇談会を開催し、宗教施設と集会による集団感染への対策を論議する予定だ。
 韓国のソウル近郊にある教会で、新型コロナウイルスの集団感染が確認された。この教会では、消毒と称して礼拝の参加者の口にスプレーで塩水を吹きかけていたが、地元自治体は、誤った情報に基づく対策で、感染拡大を招いたとみている。ソウル近郊の城南にある「恵みの川教会」では、16日朝までに、信者ら46人が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。この教会では、今月1日と8日に行われた礼拝の参加者の口に、消毒と称して、スプレーで塩水を吹きかけていたという。これについて地元自治体は、誤った情報に基づく対策と指摘し、スプレーを正しく消毒せずに使い続けたことで、感染の拡大を招いたとの見方を示した。

【韓国の新興宗教団体「新天地イエス教会」の信者が集団感染】
 2020.2.20日、韓国保健福祉省は、国内で新型コロナウイルスの感染者1人が死亡したほか、感染者数が計104人に上ったと発表した。韓国で死者が出るのは初。19~20日に新たに計73人の感染が確認された。同省によると、新興宗教団体「新天地イエス教会」の南東部大邱の教会に通う信者の間で感染が拡大。政府当局者は20日「地域社会での感染拡大が始まった段階だと判断している」と述べ、危機感を示した。同省などによると、教会関係者の感染者数は計約40人。18日に感染確認された信者の女性と同じ礼拝に参加した90人が何らかの症状を訴えており、感染者数は増える恐れがある。
 同2.23日、韓国政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、感染症に関する危機レベルを「警戒」から四段階で最高の「深刻」に引き上げた。二十三日に新たに確認された感染者は百六十九人。死者も三人増え、韓国内での感染者は計六百二人、死者六人となった。感染者は十九日には計五十一人だったが、四日間で十倍以上に急増。検査中が約八千人おり、感染者はさらに増えると見込まれる。

 危機レベルが「深刻」になるのは、二〇〇九年に新型インフルエンザが流行した時以来。政府は、人が多数集まる行事を禁止できるほか、航空機や鉄道などの運行制限、学校の休学などの措置を取ることができる。韓国では新年度の開始を三月二日に控えているが、全国の幼稚園や学校で一週間延期することが決まった。感染拡大は、南東部・大邱(テグ)にある新興宗教団体「新天地イエス教会」で起きた集団感染が発端。同教会は二十三日、声明で「深い遺憾を表明し、当局に最大限協力する」とする一方、信者に対する差別などが起きているとして「根拠のない批判は控えてほしい」と訴えた。

 【3月1日 AFP】韓国で新型コロナウイルスの流行の中心となっている秘密主義の新興宗教団体「新天地イエス教会(Shincheonji Church of Jesus)」は新天地イエス教会は正式名称を「新天地イエス教証しの幕屋聖殿(Shincheonji Church of Jesus, the Temple of the Tabernacle of the Testimony)」という。イ・マンヒ(Lee Man-hee)教祖(88)によって1984年に創設された。韓国国内にイエスの12人の使徒の名前がついた支部12か所を持っている。また同教会サイトによると中国や米国を含む世界15か国に活動拠点があるが、現在、数百人の牧師らが任命式への出席を放棄したという。

 カルト宗教として非難されることの多い新天地イエス教会は、ウェブサイト上で自らを「世界唯一の神の王国であり聖殿」だと説明。「ろうそくのように自分たちの体を犠牲にすることで」イエス・キリスト(Jesus Christ)の意志に従うことを誓っている。また同教会は、イ教祖がイエスのマントを身にまとっており、最後の審判の日には14万4000人を天国に連れて行くとのだと宣言している。しかし同教会にはこれ以上の数の信者がいるため、信者らは天国に行くための地位を競い合い、他者に改宗を迫るといわれている。特に問題視されているのは勧誘方法だ。主流派宗教であるキリスト教プロテスタント教会の礼拝に信者を送り込み、勧誘するという方法で密かに信者を増やしている。これを受けて多くの教会では、新天地イエス教会の信者の入場を防ぐための警告を発している。世論の怒りは日を増すごとに高まり、新天地イエス教会は新型コロナウイルスの感染検査を可能にするため、21万2000人の信者名簿を当局に提出した。しかし報道によると、同教会は以前24万人以上の信者がいると豪語しており、名簿の正確性に疑いが生じている。


 2012年、1988年にソウル五輪が開かれた蚕室五輪スタジアム(Jamsil Olympic Stadium)で、まるで北朝鮮のマスゲームのようなパフォーマンスを披露。数百人もの信者らが競技場で、聖書に登場する場面や物語を上演。スタジアムの片側では、数千人が色の付いた本のページを順にめくり、千変万化に波打つ巨大な絵の背景をつくり出している。

 ■「31人目の感染者」

 新天地イエス教会の礼拝では、眼鏡やネックレス、イヤリングの着用が禁じられている。また椅子や机を使用せず、床に詰めて座った状態で大規模な礼拝を行うことから、ウイルスの感染拡大にうってつけの環境がつくり出されているとの批判が上がっている。信者の間に感染を広めたのは、同国で31人目の感染者となった女性信者(61)だった。この女性は、2月10日に発熱したものの、その後、韓国第4の都市・大邱(Daegu)で少なくとも4回礼拝に参加。その後、女性の新型コロナウイルス感染が確認され、大邱は同国におけるウイルス流行の中心地となった。


【永寿総合病院(東京都台東区)で集団感染が発生】
 3.14日頃、永寿総合病院(東京都台東区東上野)で集団感染が発生している。同病院は内科、産婦人科、外科などを備え一日最大で千人超の外来患者が訪れる区内で最も大きい中核病院。病床数は400あり、24時間体制で救急患者を受け入れている2次救急医療機関に指定されている。

 患者群と医療従事者群別に見ると、患者の集団発生から遅れて医療従事者の発症ピークが現れている。事実上、都内で最大規模の「クラスター(感染者集団)」と化している。

 3.22日、茨城県土浦市に住む女性職員が県内の検査で陽性と判明。

 3.23日、永寿総合病院で入院患者2人にCOVID-19陽性が確認された。その後も陽性者は増え続け、3.24日、二人増え4人。24日から外来診療を中止。3.25日、新たに11人の感染を確認。その後、26日に10人が新たに感染。27日15人、28日29人、29日27人の感染が明らかになった。このうち2人は死亡が確認されている。患者や看護師のほかに、どのような人が含まれているのかは公表していない。

 3.30日、都保健医療公社が、荏原病院(大田区東雪谷)で週1回勤務している30代男性医師が感染したと発表。男性は永寿総合病院に常勤で勤務しており、24日に発熱などの症状が出た。荏原病院は、それまでの2週間に男性医師と接触した職員6人と患者12人に症状はなく自宅待機などを求めていると説明。院内での感染拡大はないとして、通常の診療を続けている。慶応大病院(新宿区信濃町)でも、永寿総合病院から転院した患者1人と、同じ部屋にいた患者3人の感染が分かっている。

 永寿総合病院で、入院患者やスタッフらに対して25~29日に行われた感染の有無を調べるPCR検査は計523件。スタッフは派遣職員らも含めると750~800人おり、入院患者を含めた最終的な検査件数は1000人規模になる見込みという。

 4.13日日までに、入院・退院患者107人、医療従事者ら73人の計180人に膨れ上がった。同病院は行政と協議し、厚生労働省クラスター班に感染対策の支援を要請。3月30日から支援に入っている厚生労働省クラスター班は4月15日、これまでの経過を報告した。

 4.15日、感染対策の支援に入った厚生労働省クラスター班が報告書を発表。その調査結果から、病棟休憩室、仮眠室、職員ロッカーなどでの医療従事者間の感染拡大、原疾患に紛れ込んだCOVID-19の症状を疑うタイミングの遅れ──など、院内感染につながった可能性のある幾つかの要因が浮かび上がった。病棟別では発生当初はA、B病棟が中心であり、後半からはG病棟が主体という動きが確認された。これ以外の病棟からも散発例が出ているが、この点について報告書では「複数の病棟を行き来する医師らの医療従事者が伝播した可能性も考えられた」としている。発端者については、3月上旬にCOVID-19を発症したと考えられる2例で、いずれもA病棟の入院患者だった。原疾患の影響もあり発症日の判断が難しい、との前提ながら報告書は「この2例が起点となり、病棟内で他の患者や医療従事者を介する形で集団発生につながった可能性が示唆される」と結論している。

永寿総合病院(東京都台東区)が院内の22日までの新型コロナウイルスの集団感染状況を公表した。3月20日~4月17日に患者ら128人、医師ら職員73人の計201人の感染を確認。死者は30人で全員患者という。病院によると、PCR検査を実施したのは患者463人、職員1019人。感染が判明した職員の内訳は、医師が8人、看護師・看護助手が50人、その他(事務員・技師・委託業者)が15人。死者は男女別で、男性が22人、女性が8人だった。


【日本国内の感染者が千人超える】
 3月下旬、日本国内の感染者が1千人を超えた。

【キューバ政府が世界各国に医師団派遣】
 3.27日、「キューバ、新型コロナ医療支援を「外貨稼ぎ」と断じた米国に猛抗議 」。
 【3月27日 AFP】キューバ政府は26日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受けて同国が世界各国に派遣した医師団について、米国が「疑惑とうその宣伝活動」を行っていると激しく非難した。

 キューバは医療従事者の養成プログラムが優れていることで知られ、世界61か国で3万人のキューバ人医師が活躍している。ここ数週間は新型ウイルス対応のため、要請に応じてイタリア、ベネズエラ、ニカラグア、グレナダ、スリナム、ジャマイカ、ベリーズに医師団を派遣している。キューバ外務省は、米国務省が「キューバの提供する国際医療協力に対し、継続的に悪質な疑惑とうその宣伝活動」を行っていると外交文書で抗議。「米政府の疑惑の宣伝活動は、いかなる状況においても道義にもとる。全人類を脅かすパンデミックのさなかにあっては特に、キューバに対しても世界に対しても侮辱的だ」と非難した。

 これに先立ち米国務省はツイッター(Twitter)に、「キューバはCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)に苦しむ国々に国際医療支援を提供しているが、この制度の悪用への加担を各国がやめた結果、受けた損失を埋め合わせようとしているだけだ」と投稿した。

 共産主義国で教育費が無料のキューバについて、米国務省は「医師や看護師らが劣悪な労働環境に身を置きながら、国際医療支援に従事して稼いだ給料のほとんどを(国が)確保している」と主張。「COVID-19対策でキューバの支援を求めている各国は、合意内容を精査し、強制労働に終止符を打つべきだ」としている。

 医療サービスの「輸出」は、60年近く米国の厳しい制裁を受けてきたキューバ経済の支柱の一つで、政府統計によると2018年には63億ドル(約6900億円)を同国にもたらした。だが、近年ブラジルやボリビア、エクアドル、エルサルバドルなど受け入れ先の国が相次いで左派から右派に政権交代し、キューバ人医師団が送り返される事例が相次いでいた。(c)AFP

 3.30日、板垣真理子 写真家「新型コロナに「医療先進国」キューバはどう立ち向い、世界に貢献しているか」。
 今、キューバから原稿を書いている。そもそもは米国による経済封鎖強化の続くこの国が、オバマ政権時代に私自身が3年と少し過ごした時代といかに変化しているかについて、現地情報をリポートするはずだった。にもかかわらず新型コロナウィルス=COVID-19関連のものになってしまった。それだけ今の世界情勢の中でこのウイルスが引き起こしたもろもろの事象が大きく、またキューバが世界でウイルスに感染した人々の命を救うのに素晴らしく多大な貢献をしているか、でもある。そこでキューバの活躍に関するニュースが日本でどのくらい一般的だろうか、と思いながら書くことにする。

 まず、中国の武漢でこのウイルスの感染が伝えられた後の2020年1月、キューバの医療団が中国入りしたニュースを見た。「きたっ」と思った。キューバと中国の強い結びつきがあり、また、キューバは知る人ぞ知る、高度医療先進国だからである。この時、キューバの医療団が携えていったのは、別に新薬ではなかった。これは、インターフェロンアルファ2bといい、1986年、遺伝子工学・バイオテクノロジー研究センター(CIGB)のチームによって開発されたもの。これは日本でも認可された薬。そもそもインターフェロンは、人の免疫システムに働きかけ、それを強める作用を持つ。アルファ2bも例外ではない。当初は、デング熱などの薬として開発された。キューバも、熱帯・亜熱帯のかなり多くの地域でみられる、蚊が媒介するデング熱の発症地域である。またこの薬はHIV-AIDS、B型およびC型肝炎、さまざまな癌に効果のあるものとしても、使用されてきた。

 ウイルスに対しては「感染後の症状悪化を阻止し、致命的な段階に入るのを防ぐ」という。つまり、ウイルスを殺すわけではなく、人の免疫力を使って、抗ウイルスの作用を促す。中国でもキューバとのパートナーシップにより2003年から作られるようになり、今回の新型ウイルスにも、中国で選ばれた30種類の薬のうち効果のあった21の薬のひとつとして、1000人以上もの命を救ったとされている。キューバはこの中の何種類かを開発している。

 韓国、ドイツなどでも実際に効果を発揮し、死者の増加を食い止め、その他のヨーロッパ、ラテンアメリカの国々からも、当然のごとくオーダーが相次いでいる。各国からのオーダーで、この薬の製造所は多忙を極めており、フレックス制で働いていた従業者はフルタイム制に変更。しかし、これからさらにオーダーが増えても対応できる構え、という。このキューバ産製剤については、すでに駐日キューバ大使が日本の厚生労働省と意見交換を行い、新型コロナウイルス対策の協力を申し出ている。

 キューバの活躍を喜ばない米国の現政権は、各国にキューバ製のインターフェロンアルファ2bをオーダーしないように呼び掛けた、という記事も目にしたが人命尊重の立場から見ると目を覆いたくなるような発言は、聞くも心苦しい。

 イタリアに医師団を派遣、イギリス客船の受け入れ

 一方、キューバはすでに患者と死者の続出するイタリアでももっともダメージのあるロンバルディア州(州都はミラノ)からの要請をうけて、薬を携えて医師団を派遣した。以前からキューバは世界各地で起きた災害現場に多数の医療団を派遣し、その高度の医療と、温かい医師団の人柄とともに歓迎と感謝を受けてきた。長年のこうした体験も踏まえて、今回の迅速な対応に繋がったとみられる。しかし、医師とて人の子。「恐怖がないわけではない。しかしやらねばならない使命のためには、それを克服して向かう」という言葉とともに出発した。

 また、世界で話題に上ったのは、各地で寄港を拒まれたイギリス客船をキューバが受け入れたこと。これは、感染者5人が確認された「ブリーマー号」で、バハマやバルバドス他で受け入れを拒否され、1週間ほどもカリブ海を彷徨い航行し続けた後、キューバに打診し、応じられたもの。入港後は、イギリスのチャーター便で、感染、またその可能性ある人と、それ以外の人たちを別々の4機に分けて帰国させた。イギリスに帰国する際、彼らは「Te Quiero、Cuba=キューバ、愛している」の横断幕を掲げていた。その安心感と感謝は「さぞかし」と、想像に難くない。

 当のキューバでは、3月11日に、ついに最初の感染者が発生した。イタリアからの旅行者3名だった。到着後2日目の発覚という速さだったが、「夜中に咳をしている」というガイドなどの協力で検査を受け感染が確認された。先に記したロンバルディア州からの旅人だつた。続いては、やはりイタリアから帰国した、イタリア人とキューバ人の夫婦のうちの一人など、ほとんどが国外感染者だった。

 その後、じわじわと感染者数は2桁台に上がり、その後170名となった(3月30日現在)。病床は1300台を揃えて対応に備えているとのこと。その大多数は旅行者が占めていたため、空港も3月24日からの閉鎖が決定されていた。観光大国としてはかなりの打撃を承知の上だが、人命尊重を重視する国ならではの決断である。母国に帰る外国人と、帰国するキューバ人だけが、空港を出入りすることになる。

 また、空港閉鎖の数日前からほぼ全部のライブハウスや店舗が1カ月間(予定。変更あり)の閉鎖に入り、野外の野菜市場やいくつかのスーパーマーケットなど、通常買い物をしている場所を除いてシャッターが降ろされている。最後まで楽しいキューバ音楽を鳴らし続けていた、ハバナを代表するホテル、オテル・ナシォナル・ デ・キューバとハバナ・リブレも、ライブは休むことになった。街中から外国人は一気に消え失せ、通りもがらんとなり、今まで見たことのなかった、キューバの人たちのマスク姿も見るようになった。

 感染者を増やさないための意思

 国内の広報がしっかりしているため、ウイルスに関する知識も広まっており、咳、くしゃみエチケット、手洗いの励行、消毒も進んでいる。まだ開いている店舗に入ると、すぐさまぺットボトル入りの手洗いの水をかけてくれる。中身は消毒薬の他、漂白剤との話も(?)。

 キューバの通常の挨拶であるベソ=頬へのキス(必ずしも唇は付けない)、握手、抱擁は禁止、また人と話す時には距離をとるよう勧めている。これはほんの数日間、という驚くべき速さで徹底された。

 外国人にとって精神的にも住みやすいのは、もともと「平等」を掲げていたお国柄からだろうか、今回の新型ウイルスに関する偏見にも晒されず(少しはあるのかもしれないが、私は体験的になし)、明るく元気な空気に満ちている。冗談好きで楽しむことが好きな国民性がそれを支えてもいるし、国のポリシーのあり方が心強くもある。今、住んでいるカサ(国の許可を得た民泊)の主も、私に優しく親切に接してくれる。手に入りにくい肉類を探して買ってきたり、配給品のために外国人が買いにくい卵の差し入れもしてくれる。

 イギリス船の受け入れに関しても「人道的に必要なことですから」、また「出身国に対する偏見もいけないわ。私たち全員が感染しているかもしれない、という用心を持ち自他ともに気をつけていきましょうね」と、人々の成熟した意見がまぶしい。これで、ウイルスをしっかり押さえこんでくれたら言うことなしなのであるが。ひたすら、それを望むばかりである。

 ただし、この原稿を書いている3月24日、すべてのツーリスト、つまり外国人の外出は禁止された。ただし、必要不可欠のことでは許可を得て出かけられる。

 明るい日差しの下、キューバ人だけが外を歩く珍しい光景を窓から眺めることになった。しかし、キューバの人も出来るだけ外出しないように、という通達があり、街に人通りはない。かなりの徹底ぶりに驚いている。これがどのくらい続くかは、今のところまったくわからないが、「感染者を増やさないために、自らのできること」への意思をしっかり持っているように見える。国の政策がしっかりしていると同時に、人々の意思の高さと強さも見るようで、目から鱗が落ちる想いがする。


 「★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK271」のお天道様はお見通し氏の2020 年 3 月30 日付投稿「安倍政権は正しかった?《でっち上げられたパンデミック》信頼できる反体制研究機関が警告!杜撰PCR検査実態と創作された可能性の高い世界似非感染禍」。
 安倍政権が採用していたCovid-19コロナウイルス禍についてのPCR検査数を抑制することで感染者数を少なくみせようとしたような対策は結果として間違いではなかったのかもしれない……。私は毎日、こことは別に大摩邇(おおまに)というコピペサイトも見ているのですが昨日そこで、
 でっち上げられたパンデミック:特異的にCOVID-19に対してではなく、コロナウイルスのあらゆる株について人々を検査している By Julian Rose さてはてメモ帳
https://blog.goo.ne.jp/beingtt/e/9eede25283da05e8e3a681d58625d463
 という記事を見かけて**という衝撃を受けました。なんじゃこりゃ、これは今世界で起きているCovid-19を巡る状況やそれに伴う各国対策なんかも全くおんなじやんけ!!って感じでした。それまで私は可能性として、今回のCovid-19ウイルス禍がバイオテロであり、それは首謀者であると考えられる、世界最大既得権益勢力であるディープ・ステートの中核の国際金融資本が、自らの際限のない強欲によってしでかした自損事象の現代金融制度の崩壊をウイルス禍に責任転嫁することで、その後の新たな金融制度の再構築がスムーズに行えるように仕組まれた出来事であるのではないかと、以下の過去投稿などで訴えてきた…
 金融制度リセットのために仕組まれたバイオテロの可能性過去関連記事

 対米従属であるはずの世界最大の金融債権国家日本の安倍政権が図らずも結果としてその部分的勢力に叛いているという不可思議
http://www.asyura2.com/20/senkyo271/msg/107.html

 《元英首相が世界政府を提案 新型コロナ、医療・経済危機に対応》緊急事態条項より一千倍危険!?ホラね、自分達でしでかした世界金融経済崩壊をCovid-19防疫対策に100%責任転嫁するどころか世界政府樹立なんて《厳しくなる感染拡大の防止対策》⬅コロナ以後の一端暗黒世界
 http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/882.html

 《イタリアのロンバルディア、武漢のように昨年11月に原因不明の肺炎流行》Covid-19が複数ヶ所から拡散?人為的テロの証拠と部分的米国インフルがコロナウイルス禍だった可能性と高まる大阪での七千件原因不明肺炎の信憑性とそれらから予測できるシナリオとそれでも対米従属をやめない日本の官僚制度
 http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/839.html

 《コロナウイルスの真実:デーヴィッドアイク》空気感染する著しく感染力の強いウイルスの真の対策は防疫を捨て感染被害者保護に徹底するのが最も効果的でコストレスなのではないか?
 http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/857.html

 …のですが、この度、反体制で、しかも信頼できると考えられるグローバル・リサーチという科学的研究機関によって、今回のCovid-19コロナウイルス禍自体がでっちあげられたパンデミックであるという可能性に関する英文記事をアップされていたのです。で、最初は冒頭でいった記事をそのままコピペしようと思ったのですが、残念ながら転載元が機械翻訳に頼られたのか、意味がほとんど不明であったので今回は投稿者本人が、英文記事本文を転載しながらの意訳という形で投稿させていただきましたので翻訳に関するコメントはご遠慮下さい。
《蛍光ペンは投稿者本人によるものです。》

 Manufactured Pandemic: Testing People for Any Strain of a Coronavirus, Not Specif
ically for COVID-19 Global Research by Julian Rose
 https://www.globalresearch.ca/manufactured-pandemic-testing-people
-any-strain-coronavirus-not-specifically-covid-19/5707781
 でっち上げられたパンデミック:COVID-19に特化されたものでなく全てのコロナウイルス族で人々を検査している ジュリアン・ローズ グローバル・リサーチ
 The following is from a medical forum. The writer, who is a widely respected professional scientist in the US, prefers to stay anonymous, because e
 以下は医学フォーラムからのものである。米国で広く尊敬されている専門の科学者である執筆者は、公式に発表されているものと異なるここ最近のCOVID-19を取り巻く欺瞞によってもたらされている有害な現況がより多くのストレスを引き起こすという可能性の存在のため、匿名のままでいることを希望している 。-ジュリアン・ローズ
  I work in the healthcare field. Here’s the problem, we are testing people for any strain of a Coronavirus. Not specifically for COVID-19. There are no reliable tests for a specific COVID-19 virus. There are no reliable agencies or media outlets for reporting numbers of actual COVID-19 virus cases. This needs to be addressed first and foremost. Every action and reaction to COVID-19 is based on totally flawed data and we simply can not make accurate assessments.
 私はヘルスケア分野で働いています。ここに一つの問題点が存在しています。私達は、コロナウイルス族のあらゆるウイルス株の有無について、人々を検査しているのです。それはCOVID-19という、現在世界で問題になっているウイルスに特化された検査ではありません。COVID-19コロナウイルスだけを特定できるような信頼できる検査方法がないのです。  COVID-19コロナウイルスの感染症例数を報告する本当に信頼に値するような研究機関やメディアなどもありません。私達は何よりもまずこういった現状に注意を向ける必要があります。 COVID-19コロナウイルスに対するすべての社会的行動と反応は、完全に欠陥のあるデータに基づいており、そこからは正確な判断を実行することができないのです。
 This is why you’re hearing that most people with COVID-19 are showing nothing more than cold/flu like symptoms. That’s because most Coronavirus strains are nothing more than cold/flu like symptoms. The few actual novel Coronavirus cases do have some worse respiratory responses, but still have a very promising recovery rate, especially for those without prior issues.
 だからこそCOVID-19コロナウイルスに感染した人々の大部分が、風邪やインフルエンザのような症状しか示していないと、私達はメディアなどを通じて見聞きさせられているのです。  これはCOVID-19だけでなく、他のほとんどのコロナウイルス群が、宿主に対して風邪やインフルエンザのような症状をもたらすからなのです。  実際他の二、三の新しいタイプのコロナウイルスは重篤な呼吸反応を宿主に及ぼしますが、宿主が他の基本疾患を持たないような人々であれば、その多くが回復すると考えられてます。
 The ‘gold standard’ in testing for COVID-19 is laboratory isolated/purified coronavirus particles free from any contaminants and particles that look like viruses but are not, that have been proven to be the cause of the syndrome known as COVID-19 and obtained by using proper viral isolation methods and controls (not the PCR that is currently being used or Serology /antibody tests which do not detect virus as such). PCR basically takes a sample of your cells and amplifies any DNA to look for ‘viral sequences’, i.e. bits of non-human DNA that seem to match parts of a known viral genome. The problem is the test is known not to work.
 COVID-19検査の本来あるべき絶対基準は、ウイルスのように見えてもウイルスではない他の汚染物質や粒子を含まない、 適切な方法で単離された、それが間違いなくCOVID-19由来よる症候群の原因となると証明できる、実験室で分離/精製されたようなコロナウイルスであるかどうかなのです(それは現在検査に用いられているPCR法や、実際にウイルスを検出しない血清学/抗体検査などではない。)。PCR検査は基本的に細胞のサンプルを採取し、その内にあるDNAを増幅して「ウイルスシーケンス」、つまり既知のウイルスゲノムの一部と一致すると思われるヒト由来でないDNAを検知する方法でしかなく、問題はそのPCR検査自体に、COVID-19コロナウイルスを正しく検出する機能のないことがわかっていることなのです。
 It uses ‘amplification’ which means taking a very very tiny amount of DNA and growing it exponentially until it can be analyzed. Obviously any minute contaminations in the sample will also be amplified leading to potentially gross errors of discovery.
 PCR検査は「増幅」という手法を用い、非常に少量のDNAを採取し、分析可能になるまでそれを幾何級的に増殖させます。それは同時にサンプル内のあらゆる微細な汚染物質をも増幅される事を意味し、潜在的に特定ウイルス検知に関しての重大な過ちを招く可能性があるのです。
 PCR検査は「増幅」という手法を用い、非常に少量のDNAを採取し、分析可能になるまでそれを幾何級的に増殖させます。それは同時にサンプル内のあらゆる微細な汚染物質をも増幅される事を意味し、潜在的に特定ウイルス検知に関しての重大な過ちを招く可能性があるのです。
 Additionally, it’s only looking for partial viral sequences, not whole genomes, so identifying a single pathogen is next to impossible even if you ignore the other issues.
 さらにPCR検査は、全ゲノムではなく、部分的なウイルス配列のみを探索しようとしているため、他の問題を無視したとしても、単一の病原体を特定するのはほとんど不可能なのです。
 The New Coronavirus Outbreak, COVID-19, Sounds Menacing and Is
 《恐ろしい響きと共に勃発した新しいコロナウイルス、COVID-19…》
 The Mickey Mouse test kits being sent out to hospitals, at best, tell analysts you have some viral DNA in your cells. Which most of us do, most of the time. It may tell you the viral sequence is related to a specific type of virus – say the huge family of coronavirus. But that’s all. The idea these kits can isolate a specific virus like COVID-19 is nonsense.
 病院に送られる、そのようなとるにたらないPCR検査キットは、せいぜい細胞内に何らかのウイルスのDNAの存在を検査技師に伝えるような機能しか持ち合わせていません。たったそれだけが私達にできる全てであり、そのウイルス配列から膨大な種類に及ぶコロナウイルス族のものであるといったようなあやふやな特定しかできないのがPCR検査の実状なのです。とてもではないですが、このような検査キットからでは対象ウイルスがCOVID-19ウイルスであるといったような断定などできるような道理もないのです。
 And that’s not even getting into the other issue – viral load.
 そしてPCR検査ではウイルスの量さえも知ることができないのです。
 If you remember the PCR works by amplifying minute amounts of DNA. It therefore is useless at telling you how much virus you may have. And that’s the only question that really matters when it comes to diagnosing illness. Everyone will have a few virus kicking round in their system at any time, and most will not cause illness because their quantities are too small. For a virus to sicken you you need a lot of it, a massive amount of it. But PCR does not test viral load and therefore can’t determine if it is present in sufficient quantities to sicken you.
 先程も述べたように、PCR検査はごくわずかな量のDNAを増幅させることで機能します。  したがってPCR法では体内でどれほどのウイルスが存在しているのかを知るのは不可能なのです。体内で現在ウイルスがどのくらいの量にまで増殖しているのかを知ることは、感染症の診断において最重要課題であるにもかかわらずです。というのも、人間は誰もが常に微量のウイルスを体内に保持しており、通常そういった微量のウイルスでは免疫システムのおかげで発症には至らないからです。言い方を変えると、ウイルスが人に対して感染症を発現させようとするには、それ相当量の体内での増殖が要求されるわけなのです。 そして残念ながらPCR検査は体内のウイルス量を知るための検査ではないので、感染していても発症するのに充分なウイルス増殖が体内でなされているのかどうかの判断もできないのです。
 If you feel sick and get a PCR test any random virus DNA might be identified even if they aren’t at all involved in your sickness which leads to false diagnosis.
 もし体調がすぐれずPCR検査を受けたとしても、感染症や疾患とは関係のないウイルスが特定され、それが誤診へとつながっていく可能性があるでしょう。
 And coronavirus are incredibly common. A large percentage of the world human population will have covi DNA in them in small quantities even if they are perfectly well or sick with some other pathogen.
 しかもコロナウイルス群はごくありふれたウイルスなのです。たとえ健康であろうと他の病原体によって何らかの疾患を抱えていようとも、既に人類の相当部分は体内に微量のコロナウイルスを持っていると考えられます。
 Do you see where this is going yet? If you want to create a totally false panic about a totally false pandemic – pick a coronavirus.
 これがいったいどのような事を意味しているのかわかりますか? もし誰かが完全に偽のパンデミックで偽のパニックを作り出したいと考えるなら–そう、コロナウイルスを選べばいいのです。
  They are incredibly common and there’s tons of them. A very high percentage of people who have become sick by other means (flu, bacterial pneumonia, anything) will have a positive PCR test for covi even if you’re doing them properly and ruling out contamination, simply because covis are so common.
 コロナウイルスはごくありふれたものであり、膨大な種類が既にあらゆる場所で確認されているのです。 インフルエンザや細菌性の肺炎などといった他の原因で病気にかっている人々の殆どは、間違いなく先程述べた理由などによりコロナウイルスのPCR検査で陽性となるでしょう。
 There are hundreds of thousands of flu and pneumonia victims in hospitals throughout the world at any one time.
 しかも世界中の病院には、何十万人ものインフルエンザや肺炎の犠牲者が常時発生しています。
 All you need to do is select the sickest of these in a single location – say Wuhan – administer PCR tests to them and claim anyone showing viral sequences similar to a coronavirus (which will inevitably be quite a few) is suffering from a ‘new’ disease.
 悪意のある誰かがすべき事は、該当地域にてできるだけ病状の悪いような患者を検査対象として選べばよいのです。-それは例えば武漢などで-容態の良くないような患者らにPCR検査を実施し、その結果からウイルスの配列がコロナウイルスに類似(前述したようにコロナウイルスは地球上ではごくありふれたウイルスでその種類なども豊富であるので、人類の大部分は体内に何らかのコロナウイルスを保持している可能性が非常に高い。)しており、それが今までになかった全く未知の疾患であると主張すればいいのです。
 Since you already selected the sickest flu cases a fairly high proportion of your sample will go on to die.
 そして検査で”陽性”となった、実はインフルエンザなど他の病原体が原因で容態が悪化していた症例の多くが死に至るのも明らかです。
 You can then say this ‘new’ virus has a CFR higher than the flu and use this to infuse more concern and do more tests which will of course produce more ‘cases’, which expands the testing, which produces yet more ‘cases’ and so on and so on.
 結果としてこの”未知の”ウイルスはインフルエンザウイルスなどよりも高い致死率を持った危険なものであると主張することで、より多数の人々にさらなる懸念を惹起させ、それがさらなる検査を行わせ、より多くの”陽性”という結果をもたらし、より規模の大きい検査がそれによって実施され、より多数の”陽性”という結果を呼び込むといったような経過で事実とは全く異なる似非感染禍を創出できるでしょう。
 Before long you have your ‘pandemic’, and all you have done is use a simple test kit trick to convert the worst flu and pneumonia cases into something new that doesn’t actually exist.
 正しく機能しないような検査手法を採用させるだけで、重症化するようなインフルエンザや肺炎といった症例が、実際存在もしない創出された新しい感染症の症例へと組み込まれていき、今まで述べてきたような経過で似非”パンデミック”を発生させることができるでしょう。
 Now just run the same scam in other countries. Making sure to keep the fear message running high so that people will feel panicky and less able to think critically.
 《あとは他の国々でも同じ手法にて似非感染禍を広げればよいのです。それと共にそれが如何に恐ろしい感染禍であるかという風評を流し続ける事で、事象を批判的に思考しようとする姿勢を阻害し、大衆の多くがパニックに陥る事でしょう。
 Your only problem is going to be that – due to the fact there is no actual new deadly pathogen but just regular sick people, you are mislabeling your case numbers, and especially your deaths, are going to be way too low for a real new deadly virus pandemic.
But you can stop people pointing this out in several ways.
 でもそこにはたった一つの見逃せない欠点が覗えます。-それは、普段と変わりない他の何らかの感染症に罹っている人々をありもしない”未知の”感染症の症例へと偽装する事はできても、その新しいウイルス禍によって引き起こる死亡者数があまりにも少ないという点です。しかしそれすら、以下に挙げる幾らかの手法を用いれば人々がその疑問を投げかけるのを止めさせることが可能となるでしょう。
1.  You can claim this is just the beginning and more deaths are imminent. Use this as an excuse to quarantine everyone and then claim the quarantine prevented the expected millions of dead.
 これはほんの始まりであり、より多くの死が差し迫っていると唱えればいいのです。 そしてこれを弁解として誰しもを隔離された状況にし、それが予想される膨大な犠牲者数の発生を防ぐとアナウンスすればいいのです。
2.  You can tell people that ‘minimizing’ the dangers is irresponsible and bully them into not talking about numbers.
 そうしながら危険を最小限に抑えることに関して責任を負うことが出来ないと唱え、そういった数字に言及させないように仕向けるのです。
3.  You can talk crap about made up numbers hoping to blind people with pseudoscience.
 偽りの科学で人々を盲ます数字をでっちあげるような戯言を公言すればよいのです。
4.   You can start testing well people (who, of course, will also likely have shreds of coronavirus DNA in them) and thus inflate your ‘case figures’ with ‘asymptomatic carriers’ (you will of course have to spin that to sound deadly even though any virologist knows the more symptom-less cases you have the less deadly is your pathogen.
 そうして最後に健康な人の検査を開始して(先に申し上げたように、人類の相当部分の体内には既にコロナウイルスのDNA断片も含んでいる可能性が高いでしょうから…。)、「症例数」を「無症候性キャリア」で膨らませることができます(もちろんあらゆるウイルス学者が症状が無いような感染者が多ければ多いほど、その病原体はより致命的ではないという事実を理解していても、それがあたかも命に関わるような深刻なウイルスであるといったような風評を広める必要性はあります。
 Take these 4 simple steps and you can have your own entirely manufactured pandemic up and running in weeks.
 これらの4つの簡単なステップを実行すれば、独自の完全にでっちあげられたパンデミックを数週間で稼働させることが可能となるでしょう。
 They can not “confirm” something for which there is no accurate test.
 正確な検査方法が確立されていないものは実際「確認」のしようがないのです。
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 引用の最後の節にあるような記事を読者に拡散して下さいと言うのも異例だし、同サイトの
Why Did Hundreds Of CEOs Resign Just Before The World Started Going Absolutely Crazy?
《何故数千人もの国際的大企業CEOがコロナウイルス禍で発狂する直前に辞任したのか?》
https://www.globalresearch.ca/why-did-hundreds-of-ceos-resign-just-
before-the-world-started-going-absolutely-crazy/5707970

といった関連性の窺える他記事もサイトの科学性からみても何かの違和感を覚えました。
いずれにせよ、引用にある四つのステップの内、現在ステップ1に当たること、すなわちWHO、CDC、ハーバード大学の教授やドイツのメルケル首相などはここ二、三年以内に人類の六割から八割が感染し数千万人かそれ以上の犠牲者を出す可能性などに言及していますし、欧州各国を中心に国家的隔離封鎖対策が採用されている事実があります。でステップ2などについても、各国はそれらに関しての責務などは負っていませんし、将来の死亡者予測なども難しいのが現状でありそれは終わっていると考えられるでしょう。ステップ3についても然りでPCR検査の問題点を追求したり疑問視するような国家やメディア等は一切存在していないと考えられるし、それとは逆に似非科学的な悲観的な数値だけが独り歩きしているのではないでしょうか。そして最後のステップ4なんかも、無症状の感染が健全者とか若年世代で多いといった事実や、ある研究での感染者の六割前後が無症状であるといった報告などで終わっていると考えられるのではないでしょうか。こうしたことからも今回のCovid-19コロナウイルス禍自体がでっちあげである可能性は充分考えられるのではないでしょうか。
 するとここで浮かび上がってくるのは冒頭で言った、我らが安倍政権のCovid-19コロナウイルス禍に対して採ってきた政策などはあながち外れていなかったのではないのか?、という可能性。731部隊から始まって日本の感染症への機智のレベルなども本来相当高いものであり、PCR検査の蓋然性なんかも既に見切っていたという可能性や、その裏にあると考えられる国際金融資本とその大元であるディープ・ステートらによる世界金融制度のスムースなリセットという思惑も、日本が世界一の金融債権国であるといった事実などからも、本当はそれに対して叛きたかったのではないのだろうかという考察もできるのはないのだろうか。

 ディープ・ステート国際金融資本のずる賢いリセットは許すべきではない、似非パンデミック・金融制度崩壊後のあるべき人類の理想社会


 《人類の暗い未来への諸対策 田中宇》この原因はこれ→《デリバティブ破綻から始まる世界恐慌》世界金融制度大崩壊と真の解決策
 http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/531.html

【石破茂元幹事長の東京の外国特派員協会での記者会見】
 2020.3.30日、自民党の石破茂元幹事長が30日午前、東京の外国特派員協会で記者会見を行った。
 「自民党・石破元幹事長が記者会見(全文1)入国制限を早く行うべきだった」。
 【動画】自民党・石破元幹事長が会見 安倍政権や東京五輪で何を語る
司会  石破先生、じゃあよろしくお願いします。
石破  こういう機会をいただきました。誠にありがとうございます。自民党首衆議院議員の石破茂であります。おそらく今日の昼のトップニュースは、志村けんさんが亡くなったということだと思いますね。外国のメディアの方はどれぐらいご存じか存じませんが、私が高校生、大学生のころ、本当に大人気で、今も人気を保っておった方です。ご案内かと思いますが、今日は3月の30日なのですが、17日、今から2週間ぐらい前でしょうか。どうも体がだるいな、と。倦怠感っていうんですかね。それで自宅で静養しておったと。19日に呼吸が困難になり、20日に入院し、23日にコロナの陽性が判明して、25日から人工心肺をつけて今日亡くなったと、こういうことであります。70歳といったら、まだ若いですよね。私、63なんですけど。そして、体がだるいなと思ってから劇的に症状が変化し、人工心肺による治療が行われたにもかかわらず、ごく短い期間で亡くなったと。これがコロナウイルスの恐ろしいところであり、国民はそのことを強く認識することになるだろうと思います。
 私は感染症の専門家でもなんでもありませんが、2年前、つまり2018年にジョンズ・ホプキンス大学から極めて興味深い論文が発表されておりました。今度流行する感染症は、症状は軽く、自覚症状すらない人も多いであろう。そうであるが故に、気が付かないままにどんどんと感染を広げる人が出るであろう。致死率が低いために、宿主、ウイルスが寄生している人間、これは死なないと。従ってウイルスが生き続ける環境も維持されるであろう。致死率が低く、症状が軽いというのはいいことのように思えるけれども、それは逆なのだ。このウイルスはどんどん感染し、人類の歴史を変えることになるかもしれない、というふうにその論文には書いてあった。

 それと同じことが起こっていたのだが、最近の変化は致死率が意外と高くなりつつあるということではないか。致死率が高くなることと比例して、感染力が強くなりつつあるのではないか。ウイルスの変異というものを軽く見てはいけない。1918年から3年間にかけて世界で大流行したスペインかぜというのがあった。日本でも45万人が死んだ。当時から比べれば、日本の人口は倍以上になっているのであって、今の人口に直せば120万人が死んだ計算になるといわれている。
 【1918年 00:11:34】、台湾から帰ってきた大相撲の力士と、第1次世界大戦に参加していた日本の巡洋艦からその感染は始まった。1918年の暮れにいったん収束をするのだが、翌年にはウイルスはおそらく変異を起こして致死率が非常に高くなって、国民の間に広まっていった。ウイルスの存在も確認されていなかったし、特効薬もなかった。1920年に収まったのは、おそらく集団免疫ができたからではないか、といわれている。

 当時と比べて医学は格段に進歩した。今回、今後の予測は難しいが、日本における感染がまだアメリカ、ヨーロッパに比べて強くない理由としては、次のようなことが考えられる。日本の衛生水準、そして日本人の衛生意識が極めて高いこと、どんなに経済的に困窮している者でも医療にアクセスできるという医療制度が整っていること、水がきれいで豊富なこと、あるいは医療従事者が非常に勤勉であること、そしてCTスキャンの普及率が極めて高いこと、そのようなことが要因であると考えられる。
 今、必要なことは優先順位を明確にして行うことである。感染拡大を阻止するためにあらゆる対策を行うこと、それは移動の制限を伴うことになる。これを行うことにより医療現場の崩壊を阻止すること。そして医療現場に対する可能な限りの支援を行うこと。

 中小零細企業、あるいはフリーランスの人々、そのように非常に困っている人たちにつなぎ資金の提供を中心とする経済的支援を速やかに行うこと。無審査、無担保ということも考えるべきである。マイナンバーによる管理をきちんと行うことにより返済というものを確実にすることは可能である。

 オリンピックが1年延期になった。それは妥当な判断であるし、国民もそう評価している。安倍総理がおっしゃるようにウイルスに打ち勝った証しとして東京オリンピックを開催するということが極めて重要だ。あらゆる対策を施し、それが効果を上げ、そしてこれは日本の努力では限界があるけれども世界において新型コロナウイルスが終息に向かったその結果として1年後にオリンピックは開催されることは可能となるのであり、オリンピックの開催、それ自体が自己目的でないのは当然である。総理が言う打ち勝った証しとして、というのはそういう意味において理解すべきものだと考えている。
 
 極端な人口の減少が日本の最重要課題であることに変わりはない。社会保障の改革と税制の抜本的な見直しを行わない限り、この国の財政はサステナブルではない。実現しないままに今日まで来た防災省の創設とか、CDCの創設も今回、解決しなければならない課題であると考えている。今回の新型コロナというものを契機としてこういうものに答えを出すのが日本政府の責任である。

 安全保障の在り方、すなわち北朝鮮はミサイルの発射を最近繰り返しているのであり、あるいは尖閣領域の状況も極めて緊迫している。安全保障の体制の見直しもこれも契機に抜本的に行うべきものである。

 なお、経済的影響については数千億円から数兆円まで非常に予測に幅があり、断定的なことは申し上げられない。しかし日本の輸入の7割はドル決済において行われているものであり、わが国がドルの資金というものを安定的に確保するということは極めて重要なことであると考えている。

 政府として正確な情報を迅速に国民に伝えるということは極めて大きな責任であり、マスクはいったいどこにあるのっていうような不安を国民が思っているようなことが続いてはならない。国民のいろいろな、移動をはじめとして権利の制限を伴うことは今後起こりうることであるが、それはいったいなんのために行うのか、どういう状況になればそれは終わるのか、それによって生じた損害をどのように補填していくかということについて国民が納得するための、より誠実な政府の姿勢というのが求められていると私は考えている。すいません、時間を超過しました。以上で終わります。
司会  (英語)
通訳  最初は【会長 00: 24:35】からの質問です。
司会  (英語)
A  【*********** 00:24:46】。なんか急に【****** 00: 24:54】されるたびに感染が日々増えていることには【疑問を 00:25:02】、感じています。何かそこで隠れているのはあるのではないかっていうのも【************ 00:25:06】、先ほどの今、【****** 00:25:10】があるんですけれども、日本の政治にもそういったような影響があると思いますでしょうか。
石破
 なぜ延期を発表するタイミングと、感染者の拡大というのが一致をしたかということについて、それは私には分かりません。政府の中にもいないのでそれは分かりません。そこにいろんな政治的な思惑というものがあるとすれば、それは国民のためにはならないものであって、全ての決定は国民のために行われた、と私は信じたい。そして、政治に与える影響というのは、今日は政治部の方も多くいらっしゃっているようであるが、じゃあ解散はどうなるのだ、いつの時期に行われるのだ、本来この夏にオリンピックを大成功に終わらせ、その勢いで解散すれば与党は大勝利を抑え、安倍さんの求心力は増すはずだったと。しかしそれが、延期によってそのシナリオが実現不可能になったので、さあどうするのだ、という記事を最近多く見掛ける。そしてポスト安倍の人たち、含む私、も戦略の見直しを迫られている、ああそうですか。私はきれい事を言うようだが、どうやってこれが収束をし、世界において収束をし、そしてこれを契機として新しい世界の在り方、日本の在り方を確立するかということが重要なことなのであって、まずそれをきちんと考えましょうということだと思います。結果として選挙の時期とか、ポスト安倍とかそういうのに影響があるかもしれない、しかしそれはあくまでも結果としてということであって、いかにして世界の国家と人類の将来を考えるということが最優先だと思っています。
A  【*******に関する****************であれば00:30:04】こういうことは違うような感じでやりたかったというようなことがあれば。
石破  それは、批評するのは簡単なことだが、自分が当事者であったらどうであったかということを常に考えなければいけないと思っています。あくまで今から思えばの話ですが、中国をはじめとして、感染が始まった国からの入国はもっと早く止めるべきであったと思います。やはり札幌のスノーフェスティバルというのか、雪まつりというのか、そこに大勢の方々においでいただいたと、結果的にそれは非常に良くなかったと思います。入国制限をもっと早くに行うべきであったし、そこは、台湾の情報というのはもっと早く日本政府に入っていたはずであって、あれほど中国との交流が多い台湾において、大統領選挙というものの最中でありながら、台湾政府が取った迅速な対応をもっと早くわが国も取り入れておくべきだったというのは今になっての私の反省であります。あるいはダイヤモンド・プリンセスの、乗っておった方々を、公共交通機関でご自宅にお帰りくださいというような対応を取ったのは極めてまずかったと思っております。あるいは学校をお休みにするというような発表があった、それはそれで批判もあるけれど、私は結果として正しかったと思っています。しかしそれによって生ずる共働きのご家庭とか、親御さんが1人しかいらっしゃらないご家庭とか、そういうものに対するメッセージというものが同時に発せられなかった。
 あるいは総理がテレビで、会見であのような発表をなさったが、都道府県、あるいは市町村に対しての連絡というものがなかった。それは要請、お願いなのであって、リクエストなのであって、あとはご自身で考えてくださいね、ということであったと思うけれども、より丁寧なメッセージの発し方があったというのは、与党の一員としてそれをきちんと指摘できなかったことは反省点であります。

 最後に申し上げれば、もうあしたで3月も終わるわけですね。日本においては3月というのは非常に経済的に決算というものを伴う期末時期であって、そこにおける資金の確保というのは民間にとっては最重要なことであります。私はかつて民間金融機関に勤めていたので、そのことはある程度分かっているつもりだが、いつどこに行けばどれだけの資金の提供が受けられるのかということが明確に国民に伝わるようにするということは、これから先、最重要な課題であると思っております。補正予算というものの成立は、これは野党のご協力も得て、1日も早く、どんなに遅くとも4月のゴールデンウィーク前には成立をさせる、4月のできるだけ早いうちに補正予算を成立させ執行する。執行する体制においては、どこに行けば幾らもらえるんですかということが国民に分かるように伝わることが何よりも大切だと思っています。
司会  石破さん、今のお話で、中国からの入国制限が後れた原因の1つが、習近平主席の来日がずっと延期に、中止になるっていうことが発表になってなくて、で、発表になった途端に中国からの入国制限をしてるわけですけど、やはり習近平の訪日に対して配慮したためにそれが遅れたということを一部ではいわれてますが、石破さんはそれについてはお考えはありますか。
石破  仮にもそういう習近平主席の訪日というものと中国からの入国制限がリンクしたとするならば、それは決して国民のためにはなっていないということだと思います。それはリンクさせるべきものではないということは中国もよく理解をしているものなのであって、そういう配慮と言うのか忖度と言うのか、なんと言うのか、そういうことが行われるべきだとは思わないし、そういうことがあったと思いたくもない。
司会  日本が招待しているということがあったとしても?
石破  それは日本がご招待をした、国賓としてお迎えをするということとはなんの関係もございません。
鈴木  石破先生、どうもありがとうございます。コロナウイルスの影響を受けて仕事がなくなったフリーランスの鈴木貫太郎と申します。どうぞよろしくお願いします。日米地位協定のことをちょっと聞きたいんですけども、スピーチの中でも北朝鮮とか今回の尖閣諸島の状況とかを見て、安全保障のことで抜本的な改革が必要というふうにおっしゃっていました。昔から、総裁選に出たときも日米地位協定の改定が必要だということを言及されてると思うんですけれども、日米地位協定は日本の議会とアメリカの議会の両方の説得が必要で、5年か6年ぐらい掛かるんじゃないかということを石破さんはご自身も過去に言及されてると思うんですけども、日本のほうは丁寧に説明していけば可能性としては日本のことなのであると思うんですけども、米国のほうは、もし石破さんだったらばどのように説得させてくという具体的なプランをお考えでしたらば、ぜひ教えていただきたいなと思います。それともう1個いいですか。
司会  (英語)
通訳  じゃあそこまで英訳を先に。
鈴木  はい、すいません。もう1個のほうはすごく簡単なんですが、毎日新聞の記事で『蒼ざめた馬を見よ』という五木さんの本がすごく好きだというふうにお聞きしたんですが、私も好きなんですけども、それ以外に若いときに読んだ本でこれが影響を受けたという本があれば、ぜひ教えてください。以上です。
石破  日米地位協定は日米安全保障条約と一体のものなので、日米安全保障条約すなわち非対称的双務条約を改定しない限り地位協定は改定できないという立場に私は立っておりません。私は将来的には日米安全保障条約を可能な限り対称性を持たせた双務条約にしていかないと、サステナビリティが毀損されるのではないかと考えています。

【安倍首相がエイプリルフールの日に全世帯に布マスク2枚配布声明】
 4.1日、安倍晋三首相が全世帯に布マスク2枚を配布すると表明した。

 4.2日、安倍首相の「エイプリルフール?」の日にマスク2枚配布声明したことに対して与野党から「エイプリルフールの冗談かと思った」などの疑問の声続出。立憲民主党の幹事長は記者団に「経済対策について国民へのメッセージが遅すぎる。マスクだけでは国民の不安は払拭(ふっしょく)できない」と批判した。国民民主党の代表は取材に「エイプリルフールの冗談かと思った。布マスクより現金を配るべきだ」と強調。同党の参院議員はツイッターで「『お友達』の会社で作製しているのか? 届いたら記念品として永久保存しよう」と皮肉った。共産党の委員長は記者会見で「医療や介護の現場もマスクが不足している。どう手当てするか示さずに2枚というのは、本気で(対策を)やる気があるのか」と非難した。自民党も同様だ。石破派幹部は「ポピュリズムの権化のような政策だ。検査キットの開発や医療の整備に充てる方がよっぽど有益だ」と指摘。岸田派中堅は「2~3週間前にはできた。政府の対応は後手後手だ」と語った。

【中国報道官が、新型ウイルスは米軍が武漢に持ち込んだと主張】
 米中「コロナ情報戦」は米国の圧勝か、中国共産党が今後迎える危機 」。
 今年に入って、人類史に必ず残るだろう災厄が出現した。新型コロナウイルスである。一方、2018年からは米中覇権戦争が勃発している。コロナは、この米中戦争の情報戦に使える「最高のネタ」になっている。かつて、チェルノブイリ事故を隠蔽して国際的に非難されたソ連は、5年後に崩壊した。コロナは中国共産党にとっての「チェルノブイリ」になる可能性がある。(国際関係アナリスト 北野幸伯)

 コロナは米軍が中国に持ち込んだ!? 中国政府関係者の仰天ツイート

 2018年、米中覇権戦争が始まった。米国と中国は、相手国を破壊し尽くせるだけの核兵器を持つため、両国の「戦闘」は起こりにくく、戦争は「別の形態」を取る。情報戦、外交戦、経済戦、代理戦争などだ。情報戦の目的は、「敵国を悪魔化する」こと。中国発で、世界を恐怖に陥れ、たくさんの感染者と死者を出している「新型コロナウイルス」は、米国にとって、情報戦に使える最高のネタである。

 この「新型コロナ情報戦争」は、どうなっていくのだろうか?

 4月3日時点で、全世界の感染者数は100万人を超えた。死者数は5万3000人。感染者数も死者数も、どこまで増え続けるのか、誰にも予測できない。ポンペオ国務長官は、新型コロナウイルスを、世界保健機関(WHO)が定めた「COVID-19」とは言わず、「武漢ウイルス」と呼んでいる。初期の段階で、彼が「武漢ウイルスと呼ぶことで、中国を悪魔化しよう」と考えていたかは不明だ。しかし、ポンペオ長官を本気にさせる事件が起こった。中国政府が、「新型コロナウイルスを武漢に持ち込んだのは米軍だ」と主張し始めたのだ。

 <新型ウイルスは米軍が武漢に持ち込んだ、中国報道官が主張

 3/13(金) 15:02配信

 【AFP=時事】中国外務省の報道官が12日夜、新型コロナウイルスは米軍が中国に持ち込んだ可能性があるとツイッター(Twitter)に投稿した。主張を裏付ける証拠は提示していない。>(太字筆者、以下同)

 これは市井のトンデモ陰謀論者の発言ではない。中国外務省の趙立堅報道官の言葉であることが重要だ。日本人でこのツイートを重要視する人は少ないと思う。「また中国政府が、トンデモ主張し始めた」とあきれ、苦笑するぐらいだろう。しかし、事はそう単純ではない。確かに、日本が属する「米英情報ピラミッド」や「欧州情報ピラミッド」で「米軍起源説」が力を持つことはない。だが、世界には「中共情報ピラミッド」や「クレムリン情報ピラミッド」もある。特に「中共情報ピラミッド」では、「米軍起源説」が「定説」になる可能性すらある。なぜか?中国では共産党がメディアを支配していて、国民を好きに洗脳できるからだ。

 陰謀論を国民に信じさせるのは中国では簡単である

 筆者が28年住んでいたロシアも、事情は中国と似ている。クレムリンがテレビを支配し、プーチン批判が流れることは決してない。そこには、日本と180度違う世界が存在している。この情報空間内では、たとえば2014年3月のクリミア併合が「絶対善」となっている。2014年7月に起きた「マレーシア機撃墜事件」についても同様だ。全世界では、「ウクライナ東部の親ロシア派による誤爆」が定説になっている。しかし、クレムリン情報ピラミッド内では、「ロシアを孤立させたいウクライナ軍が意図的に撃墜した」が「定説」になっている。06年に放射性物質ポロニウム210で殺されたロシアの元諜報員リトビネンコについて、全世界は「ロシアがやった」と確信している。しかし、ロシア在住ロシア人は皆、「あれは、英国の諜報機関か、反プーチンの政商ベレゾフスキーの仕業だろう」と確信している。つまり、政府がメディアを支配している国では、政府の意図通りの情報を国民に信じさせることができるのだ。中国では、ロシア以上に、政府がメディアを完全支配している。だから、中国政府が国民に「新型コロナウイルスを持ち込んだのは米軍だ」と信じさせることは、十分可能だろう。

 そして「米軍起源説」は、習近平政権を守る役割も果たす。「習近平政権が隠蔽(いんぺい)したから、新型コロナウイルスが、全中国、全世界に広がった」というネガティブ情報を、中国国民に伝える必要はない。そうではなく、「悪の米軍が中国にウイルスを持ち込んだが、習主席は、この攻撃を食い止めた英雄なのだ」と信じさせればいい。

 米国は早速反論 「武漢ウイルスと呼ぶべき」

 こういう「中共情報ピラミッド」の事情を知っていれば、米国政府も本気にならざるを得ない。まず、トランプ大統領自身が、「参戦」してきた。

 <トランプ氏、中国ウイルス正当化 コロナ呼称「来た場所の名前で」

 3/18(水) 8:28配信

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は17日、新型コロナウイルスを「中国ウイルス」と呼んだことに中国が反発しているのに対し「ウイルスは中国から来たのだから全く正しい呼称だと思う」と正当化した。ホワイトハウスでの記者会見で語った。

 「中国が『ウイルスは米軍が持ち込んだ』と偽情報を流すから来た場所の名前で呼ぶべきだと言った」と反論した。中国にレッテルを貼ることにならないかと問われると「そうは思わない。『ウイルスを米軍が持ち込んだ』という方が問題だ」と述べた。> トランプのこの発言、日本人の大部分は、「大人げない」と思うのではないだろうか?しかし、情報戦の観点からすると、トランプは正しく行動しているのだ。このまま中国の「米軍起源説」を見過ごせば、「気づいたら、米軍起源説が世界の定説になっていた」となりかねない(南京30万人大虐殺説や、韓国人慰安婦20万人強制連行説が世界で定説になったように)。

 ついで、ポンペオ長官は、「情報戦の味方を増やそう」と画策した。つまり、「武漢ウイルス」と呼ぶ国を増やすのだ。

 <新型コロナウイルスを「武漢ウイルス」に 米国務長官主張で亀裂 G7外相共同声明見送り

 日本経済新聞2020/3/27

 【ワシントン=永沢毅】米紙ワシントン・ポストは25日、主要7カ国(G7)外相がテレビ会議方式で開いた会合で、ポンペオ米国務長官が新型コロナウイルスを「武漢ウイルス」と呼ぶよう訴えたと報じた。>

 その理由についてポンペオ長官は、以下のように述べている。

<議長を務めたポンペオ氏は記者会見で中国が偽の情報を流布していると指摘し「G7各国はそれを把握している」と表明した。>(同上)

 やはり、米国政府は、中国の「トンデモ米軍起源説」を「深刻な脅威」と認識しているのだ。

 「中国のせいにする」ことで世界の為政者たちは自分を守る

 しかし、米国以外の国は、この恐怖を共有していない。それに、中国差別を助長しかねない「武漢ウイルス」という用語は、「ポリティカルコレクトネス」違反だろう。結果、他の国々は、ポンペオ提案に同意しなかった。

 <国際協調に水を差すとしてその他の国がこの呼び方に反対し、結果的に共同声明の発表が見送りとなった。>(同上)

 現状、世界中の国々が、自国の「コロナ対策」で忙しい。それで、米中が繰り広げる情報戦に、あまり興味はないだろう。

 しかし、米国と「特別な関係にある」英国は、味方になりそうだ。この国では、チャールズ皇太子も、ボリス・ジョンソン首相も、新型コロナウイルスに感染している。全く「他人事」ではないのだ。ジョンソン首相は、中国に激怒しているという。

 <イギリスのジョンソン政権は、中国の新型コロナウイルスへの対応に激怒しているようだ。3月29日(現地時間)の報道によると、政府関係者は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の危機が落ち着いたら、中国は「報い」を受けるだろうと警告している。

 イギリスの政府関係者は、中国が新型コロナウイルスの感染拡大の深刻度について誤った情報を拡散したと考えている。>(BUSINESS INSIDER JAPAN 3/31)

 「中国ウイルス」「武漢ウイルス」vs「米軍ウイルス」の情報戦は、どうなるのだろうか?

 「中国は、米軍起源説を、自国民に信じさせることができる」ということを踏まえても、米国の勝ちだろう。なんといっても、「新型コロナウイルスは、中国武漢で発生した」のだから。

 米国は、いつの間にか、感染者数世界一になってしまった。4月3日時点で、感染者数は24万人、死者は5000人を超えている。恐ろしいことに、感染者も死者も、どこまで増えていくかわからない。経済的打撃も、リーマンショック後の08~09年を上回ることは確実だ。破産、倒産が日常化し、町は失業者であふれることになる。

 米国民の怒りは普通なら、為政者であるトランプに向かうだろう。しかし、トランプは言う。「これは、私の責任ではない。中国政府が、初期の段階で情報を隠蔽したことが今の惨状の原因だ。我々は、中国政府の責任を厳しく追及していく」と。

 こうして彼は、見事に責任を中国に転嫁することに成功する(「転嫁する」というか、事実であるが)。ポリティカルコレクトネスが浸透している日本や欧州は、おそらくトランプに追随しないだろう。しかし、「自分の責任にされたくない」多くの国の指導者たちは、トランプに続くのではないだろうか?

 着々と進んできた情報戦 コロナが最後の一撃になるか?

 米中両国はこれまでも、覇権をかけて、さまざまな形の戦いを繰り広げてきた。

 <経済戦>

 わかりやすいのは、2018年7月からの「関税引き上げ合戦」だろう。また、米国が、世界中の国々に「中国のファーウェイを5Gから追い出せ」と圧力をかけているのも、「経済戦争」に分類できるだろう。

 <代理戦争>

 米国は、中国と対峙する台湾への武器売却を大幅に増やしている。あるいは、香港の民主化勢力を支持している。昨年世界を揺るがした「香港デモ」は「米国の作品」というのが、中国政府の見解である。

 <中国の華春瑩報道局長は8月1日までに、「逃亡犯条例」改正案の撤回を求めるデモなどが過去2カ月間続く香港情勢に触れ、「誰もが知っているように、米国の作品である」との見解を示した。>(CNN.co.jp 2019年8月1日)

 情報戦は、どうだろうか?昨年まで、米国は「ウイグル問題」を情報戦に使っていた。

 <国連、中国政府がウイグル人100万人拘束と批判

 BBC NEWS JAPAN 2018年09月11日

 中国政府が新疆ウイグル自治区でウイグル人を約100万人、テロ取り締まりを「口実」に拘束していると、国連は懸念を強めている。

 国連人種差別撤廃委員会は8月末、最大100万人のウイグル人住民が刑事手続きのないまま、「再教育」を目的とした強制収容所に入れられているという指摘を報告した。>

 中国はウイグル人100万人を強制収容している。この衝撃的な事実は、「敵国悪魔化」という目的にピッタリのテーマだ。ペンス副大統領やポンペオ国務長官は、この問題をしばしば取り上げ、中国を厳しく非難してきた。

 たとえば、ポンペオ長官は2019年7月18日、「信教の自由に関する閣僚級会合」で演説し、「中国では、現代における最悪の人権危機の1つが起きている。これはまさしく今世紀の汚点である」と述べている。これは、事実であるが故に、強力だ。

 最近では、「中国共産党は現代のナチス」「習近平は現代のヒトラー」という言葉をしばしばネットで見かけるようになったが、その最大の理由は、中国政府がウイグル人100万人を強制収容していることだろう。

 新型コロナウイルスと チェルノブイリ原発事故

 かつて、ソ連という独裁国家が存在した。この国で1986年4月、「チェルノブイリ原発事故」が起こった。ソ連は当初、この事実を隠蔽したが、スウェーデンが「放射能レベルが上がっている」ことに気づき、ソ連政府に「原発事故があったのではないか?」と問い合わせた。

 ソ連は「事故は起こっていない」とシラを切ったが、スウェーデン政府が「では、国際原子力機関に報告させてもらう」と脅したところ、一転して事故の事実を認めた。

 中国の武漢で新型コロナウイルスが発生したことは、仕方ない。同じようなウイルスが、日本、米国、欧州で発生することも、あり得るかもしれない。しかし、世界が問題にしているのは、「発生した事実」ではない。

 中国政府が「隠蔽」したことで、全世界にウイルスが拡散されてしまったことだ。しかも中国は、反省するどころか「武漢にウイルスを持ち込んだのは米軍だ」と、トンデモ主張をすることで、責任を米国に転嫁しようとしている。

 1986年に原発事故を起こしたソ連は、わずか5年後の1991年に崩壊した。新型コロナウイルス問題は、チェルノブイリ問題をはるかに凌駕する大問題だ。この問題が、中国共産党政権にとっての「チェルノブイリ」になる可能性は、高いのではないだろうか。





(私論.私見)