原子力ビジネス御用人発言録、原発エピゴーネンの追従発言考

 更新日/2019(平成31→5.1栄和改元).10.28日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「原子力ビジネス御用人発言録、原発エピゴーネンの追従発言考」をものしておく。

 2017(平成29).7.27日 れんだいこ拝


【松久寛工学研究科教授の御用学者考】
 「松久寛 工学研究科教授/御用学者考」(2012.02.16)」。
 福島原子力発電所の事故以来、御用学者という言葉が氾濫している。もともとは、御用学者は江戸時代に幕府に雇われて歴史などの研究をしていた人を指していた。私が子どもの頃のチャンバラ映画では、十手を持った役人が「御用だ、御用だ、お上の御用だ」と走り回っていた。いまでも京都の町には、「宮内庁御用達」という店がたくさんある。要はお上の下僕である。一方、学者という言葉には、迎合せず真理を探究するというニュアンスがある。この御用と学者という正反対のニュアンスをもつ2語を結合させたところが絶妙の皮肉で面白い。

 1960年に水俣病の有機水銀原因説をはぐらかすために、日本化学工業協会が日本医学会会長を委員長として多くの東大教授などを集めて水俣病研究懇談会を組織した。これによって水俣病の原因があいまいにされたために、単に加害企業の責任逃れだけではなく、水銀の放出が続き被害は拡大したのである。これが御用学者という言葉のはしりであると思う。京都大学で、御用学者という言葉をよく耳にしたのは、1970年初めの大学紛争が一段落し、学生が公害などに取り組み始めたころである。瀬戸内海の汚染、尼崎の国道43号線の騒音など公害を告発するグループはいくつかできていた。そのころ、多くの学者は行政に協力し諮問委員会などに参加していた。そこで、公害問題にかかわる学生によって御用学者糾弾という言葉が使われていた。
一般的に、行政の委員会では、ストーリーは官僚によって作られており、強硬に意見を言わないとそのまま通って行くのである。黙っていると、物わかりのいい先生と評価され、次々にいろんな委員会にお呼びがかかるのである。最近、電力会社から金をもらっていた原子力関連の委員会の学者は、「金をもらっていたが、意見は影響されていない」と弁明している。この弁明が真実なら、彼らは御用学者ではないが、電力会社に対する詐欺にならないのか不思議である。

 1973年に放射性物質が入っていたと疑われるポリ容器が、京都大学出入りのごみ処理業者によって、大文字山の東側にある比叡平に他のごみと一緒に不法投棄された。これを住民が発見し、京都大学に抗議し、すぐに、京都大学総長は謝罪をした。その時に、ある新聞社が、京都大学に転任してきたばかりの放射線が専門のA教授にコメントを求めた。A教授は、「問題はない」とコメントし、新聞に掲載された。それを見た京大の執行部はA教授を問責した。A教授は、大学に都合のいいことを言ったので褒めてもらえると思っていたのだが、逆に叱られたのである。そこで、彼は新聞社に取り消してくれるように頼みこんだが、新聞社は取り消せないと答え、結局、「直ちには問題がない」というA教授の追加コメントが後日掲載された。今の、原発でよく使われている言葉である。

 そのころ、公害裁判などでは被害者である住民に説明責任が課せられたが、専門家はだれも協力しないので、常に泣き寝入りをさせられていた。大学の教員も、住民から協力を依頼されると、「私は専門でない。多忙である」などと断るが、企業や行政から頼まれると、二つ返事で引き受けた。もちろん、住民側に立つ教員もいた。しかし、彼らは大学からは疎んじられた。東大の宇井純氏は自分も含めてそのような人達を「塩漬けにされた助手たち」と称した。年月を経るうちに、他大学では、塩漬けにされた助手たちは大学から消えていった。有形無形の圧力がかかり、いたたまれなくなったのである。一方、京大では、塩漬けにされた助手で教授になった人もいるし、学生運動をしていて教授になった人もたくさんいる。京大では、体制に対してもの言う学生、職員、教員がたくさんいたからであろう。この京都大学新聞もその一翼を担ってきた。しかし、これからはどうなることやら。福島原発事故以後、原子炉実験所の小出裕章さんらがよく登場する。彼らの存在で、東大は御用学者ばかりだが、京大はそうでもないと評価されている。しかし、彼らが助手のままであるということは、東大も京大も五十歩百歩である。これは、京大全体の問題なのか、それとも彼らの所属組織だけの問題なのかは今後の京大の行方を占う上で重要である。国立大学である限り、政府の意向に従うのは当然であるという考え方がある。しかし、その資金は国民の税金であり、国民の利益を第一に考えるべきである。もともと、大学の自治や学問研究の自由という概念は政府の干渉に対する自治、自由である。

 いつのまにか、公害から環境に名前が変わった。この絶妙なネーミングがまた曲者である。公害というが、水俣病などは加害者と被害者が明確であり、私害である。あるいは、被害者の数が多いと公害になるのだろう。公という言葉によって、加害責任があやふやにされるのである。さらに、環境という言葉を使うと、まるで自然現象であるかのように加害責任が消えてしまう。責任を追及しない、取らないという習慣が日本の特質である。御用学者による諮問委員会も行政の責任回避のためにあるともいえる。そして、環境省ができるなど環境という言葉が体制化されると、多くの環境学者が生まれた。

 しかし、反原発はまだ塩漬けコースである。脱原発とか非原発とかという言葉もでてきているが、塩を振りかける勢力はまだまだ強く、いまがせめぎ合いの真最中である。最近は、視聴者、読者離れを恐れ、原子力村から脱出しようとしているマスコミもあるが、
なにせ原子力村は政府、地方行政、電力会社、大手原発メーカー、下請会社、学者、司法、マスコミまで含んだ一大勢力である。これは、単に原子力発電の存続だけではなく、事故の責任も絡んでいる。これまでは、避難や農作物への賠償だけであったが、これから癌などが発生すると傷害罪に問われる可能性がある。なんとか、責任を取らないで逃げ切りたいというのが本音ではないか。そこで、これからも御用学者の出番はまだまだある。一方、反原発学者は「あの人たちは変わり者で強調協調性がない」と排除され続けるだろう。もちろん、反原発が体制化すると、反原発学者がたくさん出てくるであろう。でも、そうなっても、初期から反原発を唱えていた人たちは隅に追いやられたままであろう。太平洋戦争敗戦後、一億総懺悔という言葉で責任をあいまいにしてきたが、これと同じことがなされようとしている。東電や政府という組織の責任が云々されているが、個人の責任は議論の俎上に乗っていない。組織が物を決めるのではない、そこにいる人間が決めているのである。日本では、責任をあいまいにするだけではなく権利と義務もあいまいになっている。その原因は、市民革命で多くの犠牲を出して権利を獲得し、それを守るために多大なコストをかけてきたという歴史の有無ではないかと思う。

 最後に、
私はこの3月末に定年退職を迎える。幸運な時代を過ごした。①戦争がなかった、②飢えなかった、③身分制度がなかった、④経済成長を続けた、などが理由である。歴史上このような社会が数十年間も続いたのは、日本のみならず、世界でもまれである。しかし、④の高度成長でエネルギー資源や環境を食いつぶしてきた。いま、100年分の化石燃料があると言われているが、このままの成長、すなわち指数関数的な増加(年2%)を続けると数十年で化石燃料は枯渇する。燃料の枯渇で滅びた文明は多くある。この成長のつけは、次の世代にまわされる。核廃棄物は何万年も管理し続けねばならないので、次の世代どころか、ホモサピエンスの次の種族かもしれない。成長を支えてきた我々の世代が、まずこの責任をとる必要がある。少しでも文明存続を長引かせるには社会の縮小しかない。100年分しかない化石燃料でも、使用量を毎年1%縮小すれば、永遠に100年分の残存量になる。毎年2%縮小すれば残存年数は増加していく。退職後はこの縮小社会をテーマとして考えていきたい。

【勝間和代、出光一哉の原発御用ぶり考】
 「★阿修羅♪ > 原発・フッ素39 」の魑魅魍魎男氏の2014 年 6 月 30 日付投稿「福岡でエネルギーシンポ 勝間氏、早期再稼働訴え(産経新聞)」。
 「福岡でエネルギーシンポ 勝間氏、早期再稼働訴え」 (産経新聞 2014/6/17)
 http://sankei.jp.msn.com/region/news/140617/fkk14061702010002-n1.htm

 原発全停止が続く中、エネルギー問題について考えるシンポジウム「日本のために今~エネルギーを考える~」(産経新聞社主催)が16日、エルガーラ ホール(福岡市中央区)で開かれた。経済評論家の勝間和代氏が「エネルギーの未来を人間から考える」と題して講演し「不確実性の高い巨大地震を恐れるよ り、原発のメリットを再考する時期だ」と早期再稼働を訴えた。勝間氏は、事故の確率より、移動手段としてのメリットを優先し、飛行機が利用されている現状を例に挙げ、「巨大地震も予測できない以上、最大限の安全対策を施せば、エネルギー不足を解消するために、原発も同様に活用するべきだ」と述べた。太陽光や風力といった再生可能エネルギーについては、発電効率が低く不安定だと指摘し、「原発の代替電源としては技術が未熟。原発が動かなければ、莫大(ばくだい)な燃料費がかかる火力発電が必要になる」と語った。

 講演後、勝間氏と九州大大学院工学研究院教授の出光一哉氏(原子力工学)、クレディスイス証券チーフマーケットストラテジストの市川眞一氏がパネルディスカッションを開いた。コーディネータ<は長辻象平産経新聞論説委員が務めた。出光氏は「日本の原発技術は世界有数の高さ。せっかく蓄積したこの技術を失うことは、今後エネルギー不足が深刻になる新興国にとっても損失になる」と述べた。市川氏は「脱原発というブームだけで結論を出さず、エネルギーが自分の生活にどれほど影響するかを冷静に考えてほしい」と、約180人の聴衆に呼びかけた。

------(以下コメント)---------

 勝間和代氏と言えば中部電力のCMに出演、原発事故直後、テレ朝の「朝まで生テレビ」で「原発で死者が出ましたか」と発言し、激しい批判・非難を浴びました。その後、お詫びらしきものを発表しました。

 「原発事故に関する宣伝責任へのお詫びと、東京電力及び国への公開提案の開示」 (RealJapan 2011/4/15)
http://real-japan.org/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%AB%E9%
96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%A3%E4%BC%9D%E8%B2%AC%E4%BB%BB%E3%81%
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 しかし、今回の発言で、あのお詫びは単なるポーズであり、最初から原子力ムラ御用文化人であることがはっきりしました。勝間氏はワーキングマザー向けインターネットサイトを立ち上げるなどして、かつては若い女性に絶大な人気があり、本屋で著書が山積みされていたものです。それも今は昔。子育てに奮闘するお母さんたちは、放射能被ばくに最も敏感であり、原発再稼動を訴えれば、かつての支持層を失うのは当たり前の話。今度は権力側に擦り寄って一儲けようとたくらんだのか、「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の発起人として、長谷川三千子、金美齢、百田尚樹、日下公人、渡部昇一、田母神俊雄など、どうしようもない連中と名を連ねました。再稼動を主張すれば講演料が何百万円ももらえるのは今のうちだけ。やがて原子力ムラも金がなくなり、御用文化人は捨てられることになるでしょう。それでも金儲け・金勘定に鼻息の荒い彼女のことですから、また金づるを見つけてしぶとく生きていくのでしょう。同じく原発CMに出演していたものの、それを真摯に反省している佐野史郎さんとは大違い。原発事故は人間の本性を露わにするといいますが、全くその通りだと思います。

 (関連リンク)

 「勝間和代」 (ウィキペディア)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%9D%E9%96%93%E5%92%8C%E4%BB%A3

 「朝生での勝間和代の暴言に人間のクズ認定。アマゾンなど見てLEDランプの在庫払底に唖然(憂き世の日々に埋もれて) 」 (阿修羅 2011/3/27)
 http://www.asyura2.com/11/senkyo110/msg/642.html

 「宣伝責任も!? 勝間和代氏ら原発事故で困惑のワケ(zakzak)」 (阿修羅 2011/4/9)
 http://www.asyura2.com/10/hihyo11/msg/719.html

 「『ニュース解説:青木理の眼“電力会社と知識人”』なる番組で、東電原発事故に絡む知識人達の醜態を批判、勝間和代を痛烈罵倒 」(阿修羅 2011/4/10)
 http://www.asyura2.com/11/senkyo111/msg/382.html

 「原発のCMに出ていた有名人/佐野史郎さんの自己批判には感動する。それに引き換え勝間、星野、草野らは…」(阿修羅 2014/6/25)
 http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/866.html


【原発エピゴーネンの追従発言】
 「★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ61」の手紙氏の2014 年 9 月 20 日日付け投稿「ハイロウズ 「東大出ててもバカはバカ」御用学者編」、「★阿修羅♪ > 原発・フッ素49」の魑魅魍魎男氏の2018.4.1日付け投稿「実に香ばしい原子力ムラ住人の妄言・迷言あれこれ」、「原発バブルに群がった御用学者たち」その他を参照する。
 石川迪夫
 原発(強行)推進派の御用学者。「数々のトンデモ発言」で勇名。1988年の「朝生」出演の時に言っていた、「日本の原発は絶対に大丈夫」との太鼓判発言。「福島原発は40年経っているが全然問題ない。今回の事故は、あくまで津波のせいだ。本来なら100年もつはずだ。天災、天災というが、こんなものは、しゅっちゅう起きるはずがない。だから原発は問題ない」。「福島の児童の被曝線量が20ミリシーベルトというのは、まったく問題ない。避難などする必要はない」。 福島第一原発の炉心溶融か、というときに報道ステーションに出演。「スリーマイル島の被爆者は、たった1000人」と言った後で、「(福島第一原発事故の場合は)おもしろいことに冷却水を入れたとたんに、放射能が高くなって…」。「福島では、スリーマイルと同じようなことが起こっている。これ以上事態が悪化すると、大勢が放射線に被曝することが考えられるが、チェルノブイリと比べると、それだも、まだまだ低い値だろう」。
 中川 恵一(東京大学医学部附属病院放射線科准教授) / (1960年 - )
 日本の医学者である。専門は放射線医学。東京大学大学院医学系研究科准教授。東京大学大学院医学系研究科産科婦人科学講座元特任講師の中川俊介は実弟。兄恵一の4年後1989年に東京大学医学部を卒業した後輩でもある。帝京大学医学部助教の加藤大基は、東京大学医学部附属病院放射線科での部下。
 「もともと海草など食べて、ヨウ素がたっぷりあるんです身体の中に…。ですから、新たに放射性要素が出てきても、それをですね、身体の中に取り込みにくいんですね。これは淡水魚とは違います。 チェルノブイリの時にはじつは淡水魚が問題になったんですが、今回はそういうことはない。基本的にはですね、安心して食べていただいて問題ありません」。

 「福島第一原発事故で、発がんの増加は検出できないと私は思っています」、「プルトニウムは重いから飛ばない」、「50年前プルトニウムは今の1000倍。半減期2万4千年」。
 諸葛 宗男(もろくず むねお) (1946年- )
 日本の教育者、東京大学公共政策大学院特任教授。研究分野は原子力研究開発政策、原子力安全規制政策、エネルギー環境政策。日本原子力学会社会環境部会長兼広報情報委員会委員兼ポジションステートメントワーキンググループ(WG)主査、日本原子力学会日本型性能保証研究専門委員会幹事、日本原子力学会原子力安全調査専門委員会委員、東京大学原子力法制研究会社会と法制度設計分科会幹事。
 えー、私が小学生の頃、1960年頃の大気中のセシウムの濃度は、今より10000倍高かったんです。これは中国とかアメリカ、ロシアが核実験をしていたせいでストロンチウム、セシウムの濃度は今より1000倍から10000倍高かったんですよ。どこでも、東京でもそうですし茨城もそう。 で、それがですね今10000分の1に落っこってんですよ。ですから、今現状から比べてですね、1000倍とか何とか言っても、われわれの小学校の時代の大気の中のセシウムの濃度に比べたらですね、ぜ~んぜ~ん低いんですよ。ですからそんなことでですね、農家の方が自殺するとかですね、もう極端すぎるんですよ。 ですからあの官房長官も、食べても大丈夫ですと明言しているわけですし、過剰なですね、心配は不要だということを私は申し上げておきたいと思います。

 「内部の損傷はスリーマイル島より軽微だろう。溶けている部分もあるが全部ではない」(3月13日、諸葛特任教授=当時、TBS)
 大橋弘忠(東京大学工学系研究科教授) (1952年 - )
 日本の工学博士。元東京電力社員。東京大学工学系研究科システム創成学専攻教授。岐阜県出身。東電などとつるんで金儲けをしている原子力マフィアの一員。内閣府の原子力委員会では、原発推進のための「やらせ」を示唆する発言をしたり、原発の安全性を重視するドイツのことは「勝手にやっていろ」と述べ、さらに原発事故の後でさえ全く反省の色を見せていない。
 「プルトニウムで死者が一人でも出ましたか?飲んでも大丈夫ですよ。どうして信じない!?」。「素人は引っこんでろ」。
 2005年12月25日の佐賀県「プルサーマル公開討論会」で、「格納容器が壊れるなんて思えない」、「水蒸気爆発が起こるわけがない」、「プルトニウムはなんにも怖いことはありません(略)仮に体内に水として飲んで入ってもすぐに排出されてしまいます」などと発言して物議を醸した。
 「事故の時どうなるかと言うのは想定したシナリオに全部依存します。全部壊れて全部出て全部が環境に放出されるとなれば、どんな結果でも出せます。それは大隕石が落ちてきたらどうなるかと、そういう起きもしない確率についてやっているわけですね。 あの~、みなさんは原子炉で事故が起きたら大変だと思っているかもしれませんけれど、専門家になればなるほど格納容器が壊れるなど思えないですね。どういう現象で何がなったらどうなるんだと、それを反対派の方はいや分からないでしょうと、水蒸気爆発が起こるわけはないと専門家はみんな言ってますし僕もそう思うんですけれども、じゃあ何で起きないと言えるんだと、そんな理屈になっていっちゃうわけです。 ですから今、安全審査でやってるのは、技術的に考えられる限りですね、ここがこうなってこうなって、ここは壊れてプルトニウムがこう出てきて、ここで止められて、それでも尚且つという仮定を設けた上で、さらにそれよりも過大な放射能が放出された場合の前提をおいて計算しているわけです。 ここが一番難しいところですけれども、われわれはそういうのはよく分かります。被害範囲を想定するためにこういうことが起きると想定をして解析をするわけです。ところが一般の方はどうしてもいやそういうことがじゃあ起きるんだと、また反対の方が、ほらみろそういうことが起きるからそういう想定をするんだというように、逆方向にとられるからおそらく議論が噛み合わないんだと思います。 もう一つはプルトニウムの毒性です。プルトニウムの毒性というのは非常に誇張されてとらえられています。プルトニウムの健康被害を扱う専門家の方は社会的毒性というふうに呼んでいます。実際にはなんにも怖いことはありません。仮に大げさな話をしてプルトニウムをテロリストがとっていって、貯水池に投げ込んだと、そこから水道が供給されていると、じゃあ何万人が死ぬかというとそんなことはありません。一人も死なないというふうに言われています。 プルトニウムは水にも溶けませんし、仮に体内に水として飲んで入っても、すぐに排出されてしまいますから、そら小出さんが言ってるようなことが起きるのは、まったく仮想的にプルトニウムのつぶつぶを一個一個取り出して、皆さんの肺を切開手術して、肺の奥深くのもう出て来ないところに一つずつ埋め込んでいったらそれぐらい死にますよいう、まったく起きもしないような仮想について言っているわけですね。 ですからそんなことをやっていたら、皆さん自動車にも乗れないし、電車にも乗れない、何が起こるか分からないですよという話しとまったく同じです」。 
 ◇大橋弘忠東大教授の“黒い兼業簿”

 東大に情報公開請求したところ、過去5年間に産官学の“原発ムラ”から計54もの兼業依頼を引き受けていることが判明した。
兼業依頼主 大橋氏の兼業職名 兼業期間
内閣総理大臣 原子力委員会専門委員 08/7/15~10/7/14、10/9/1~12/8/31
(独)原子力安全基盤機構理事長 技術情報調整委員会委員 05/12/19~07/12/18
経産省/大臣官房政策評価広報課長 総合資源エネルギー調査会臨時委員 06/3/23~12/4/20
経産省/原子力安全・保安院長 原子力施設安全情報申告調査委員 06/4/1~07/3/31
資源エネ庁/電力・ガス事業部 原子力政策課長 高速増殖炉サイクル実用化研究開発(FaCT)プロジェクト評価委員会委員 10/11/24~11/3/31
資源エネ庁/電力・ガス事業部 原子力政策課長 次世代軽水炉開発事業採択委員 08/4/11~08/6/30
文科省/研究開発局長 原子力損害賠償制度の在り方に関する検討委員会 09/1/15~10/1/14
文科省/研究開発局長 高速増殖炉サイクル実用化研究開発(FaCT)プロジェクトに係る評価委員会委員 10/11/24~11/3/31
日本原燃㈱/代表取締役社長 「再利処理検討委員会」委員 06/5/16~08/3/31
日本原燃㈱/代表取締役社長 「再利処理検討委員会」主査 08/5/1~11/3/31
三菱FPRシステムズ㈱ ■■■■■(墨塗り) 07/11/15~11/10/31
(財)エネルギー総合工学研究所 理事長 軽水炉等技術開発推進事業成果評価委員会委員等 06/10/2~07/3/30、09/2/12~10/9/30、11/2/18~13/2/17
(独)科学技術振興機構理事長 原子力研究開発領域主管 06/4/1~ー11/3/31
(独)科学技術振興機構理事長 科学研究費委員会専門委員 06/2/1~06/12/31
(独)日本原子力研究開発機構理事長 JMTR運営・利用委員会委 08/5/1~09/3/31
(独)日本原子力研究開発機構理事長 JMTR運営・利用委員会委員長 10/5/14~11/3/31
(独)日本原子力研究開発機構理事長 中核企業選定委員会委員 07/2/2~08/2/1
(独)日本原子力研究開発機構理事長 役員選考委員会委員 09/11/16~10/11/15
(社)日本電力協会原子力規格委員会委員長 原子力規格委員会運転・保守分科会委員 05/4/1~07/3/31
日本計算学会会長 評議員 2004/6/1 2006/5/31
 山下俊一(長崎大学教授)
 「100ミリシーベルトは大丈夫。毎時10マイクロシーベルト以下なら外で遊んでも大丈夫」、「何もしないのに福島有名になっちゃったぞ」「放射線の影響は、実はニコニコ笑っている人には来ません。くよくよしている人に来ます」、「福島県は世界最大の実験場」 。
 長崎大学の山下俊一が1日、福島県立医科大学の副学長に就任するため長崎を出発した。山下氏はチェルノブイリ原発事故での経験を活かして、東日本大震災にともなう福島第一原発事故の直後から、現地で被ばく医療や放射線のリスク管理などに携わってきた。2011年から約2年間、福島県立医科大学の副学長を務めたあと長崎大学に復帰していたが、先月長崎大学を定年退職したのを機に再び福島医科大の常勤副学長に就任することになった。1日午後の飛行機で長崎を離れた山下副学長は「今後、長崎・広島と連携しながら、放射線リスクに対する正しい知識を持つ人材を育成したい」と話した。

 「★阿修羅♪ > 原発・フッ素49」の魑魅魍魎男氏の018 年 4 月 03 日付投稿「長崎大・山下教授、福島医科大の副学長就任のため長崎を旅立つ (NBC長崎放送)」。

 (関連情報)

「〔広瀬隆さんより〕DAYS JAPANが悪魔・山下俊一の発言録を大特集(日々雑感)」
(阿修羅・gataro 2012/9/29)
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/612.html

「山下俊一教授、2009年に10~100mSvで発がんがおこりうると発言」 (拙稿 2012/10/1)
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/654.html

「『福島県は世界最大の実験場』 『1ミリで支援』山下俊一氏 (OurPlanet-TV)」
(拙稿 2015/5/20)
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/836.html

「驚愕!御用医学者をさかのぼると、すぐに731部隊に行き着く」 
(拙稿2014/5/16)
http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/205.html

「元予研所長・長崎大学長の福見秀雄は731部隊関係者・CIA工作員で戦後も人体実験を続けた」 
(拙稿 2016/8/18)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/324.html

 福島第一原発1号機の原子炉建屋が水素爆発で吹き飛んだこの日以来、“専門家”である大学の科学者たちはコメンテーターとして各局、各紙に出ずっぱりとなった。以下、各コメンテーターによる発言の一部を紹介する。これは、東京電力・福島第一原発事故の発生直後から、連日テレビに出演し、事故について解説していた大学教授たちに渡っていた「カネ」のリストの中からの抜粋である。ちなみに諸葛宗男・東京大学特任教授=当時と中島健・京都大原子炉実験所教授は「0円」だった。これらの資金の存在は取材班による情報公開請求によって初めて明らかになった。震災直後に一部で報じられた、大学HPで公開されている寄付とは違う。総額約8億円カネを出していたのは電力会社、原発メーカー、そして政府。学者たちの意見は、本当に“公正中立な見解”だったのか。そして、「科学者の公正中立」とは、どう担保されるべきものなのか。ジャーナリストの佐々木奎一氏と本誌取材班がレポートする。(「SAPIO 2011年7月20日号」の「東大教授ほか原発事故解説者がもらった「8億円原発マネー」」)
 原発推進の筆頭に挙げられる加納時男。加納は東電副社長を務めた後、自民党から立候補し参院議員として当選。福田康夫改造内閣で国土交通副大臣に就任、「福島第一原発の定期点検など12ヶ月に一回でなく、24ヶ月に一回程度で十分」として点検期間を延長した麻生太郎の内閣でも、そのまま留任した。加納は、「フェールセーフという何重もの安全システムが働くから、原発事故は絶対に起きない」という霞のような根拠にもとにして、原発を強引に推進してきた。これも、原発ペテン師の一人です。加納はすでに事務所を閉鎖し政治活動から身を引いている。「絶対に原発事故は起こらない」というペテン師の論理で原発を推進してきた加納時男などは、「東電お抱え」の操り人形。
 有冨正憲 (東京工業大学原子炉工学研究所長)
 「1号機の煙は爆破弁の成功です」。
 伊藤哲夫(近畿大学原子力研究所教授)
 プランクトンを小魚が食べてそれを大きな魚が食べると、 放射性物質は濃縮されるのではなく薄まっていく。
 浦島充佳(慈恵医科大学准教授)
 今回の福島の事故でもガンが増えるということは無いと思います。
 神谷研二(広島大学教授)
 毎時1557.5マイクロシーベルトという放射線量自体は、測定地点にいても健康障害を引き起こすほどではないだろう。
 佐々木康人(日本アイソトープ協会常務理事)
 チェルノブイリでは、24万人の被ばく線量は平均100ミリシーベルトで、 健康に影響はなかった。
 関村直人(東京大学大学院工学系研究科教授)
 「炉心溶融(メルトダウン)はありえない」、 「爆破弁というものがあるんですが、そのようなものを作動させて一気に圧力を抜いた。そのようなこともありうるのかなと」。「ほとんどの核燃料は、今も原子炉の中に収まっていて、原子炉はすでに停止している状況だ。住民には冷静な対応をお願いしたい」。関村教授がNHKに出演し、こう視聴者に呼びかけたのは震災翌日の3月12日のことだった。5760万円が「受託研究費」の名目で(日本原子力研究開発機構)。関村教授が所属する東大大学院工学系研究科には「寄付講座」名目で約10年間に東電から計5億円のカネが流れていた。
 高田純(札幌医科大学教授)
 被災者は今すぐ帰宅してもよい。
  滝澤行雄(秋田大学名誉教授)
 チェルノブイリ事故は原発の安全性を証明した。
 斗ケ沢秀俊(毎日新聞記者)
 20キロ以上離れた地域の住民が致死量に達する放射線を受けることは考えられない。
 中村仁信(大阪大学名誉教授)
 放射線は体に良い。
 長瀧重信(長崎大学名誉教授)
 子どもたちが放射線を怖がって野菜を食べず運動しない方が、100mSvの被曝 より、ガンのリスクが高まる。それを親たちに伝え、 子どもたちを健全に育ててもらいたいのです。
 奈良林直(北海道大学教授)
 ですから(プルトニウムの)毒性というのは、まあ飲み込んだ場合はですね、塩とそんな大差ないんです。
 山名元(京都大学原子炉実験所教授)
 「寄付金」の名目で120万円(日本原子力産業協会)
 「チェルノブイリに比べれば、ぜんぜん大したことではない」。「(政府の避難指示の方針は)先に先にと徹底している。一歩先を進んでいると思ってほしい」とコメントした(14日、TBS)。
 池田信夫 (自称ブロガー)
 世界の常識は「100mSv以下では健康に影響はない」。それなのに「1mSv でないといやだ」と泣いて記者会見するような専門家こそ問題だ。
 江川紹子 (フリーライター)
 エセ科学に引き寄せられた人に、「あなたはまちがっている」と科学データを突きつけても反発されるだけで、その反応はカルト宗教に心を支配された人たちに近い。
  豊田有恒(作家)
 反対派には、まことにお気の毒ですが、爆発するような構造になっていないのです。
 山口彰・大阪大学大学院工学研究科教授
 「受託研究の名目で3385万円(ニュークリア・デベロップメント)……。
 「チェルノブイリ級の爆発が起きるかどうか何とも言えない。もしかしたら原子炉損傷じゃなかったのかなという希望的観測も成り立つ」(12日、中島教授、テレビ東京)。「冷やすことがコントロールできないのは深刻な状況だ。しかし、目に見えてさらに深刻になる兆候は見えていない」(16日、山口彰・大阪大大学院教授、NHK)、「3号機の黒煙は機械油です」。 
 勝間和代
 「放射性物質が実際よりかなり怖いと思われていることに問題がある」。
 九州大大学院工学研究院教授の出光一哉氏(原子力工学)「日本の原発技術は世界有数の高さ。せっかく蓄積したこの技術を失うことは、今後エネルギー不足が深刻になる新興国にとっても損失になる」。
 クレディスイス証券チーフマーケットストラテジストの市川眞一氏。「脱原発というブームだけで結論を出さず、エネルギーが自分の生活にどれほど影響するかを冷静に考えてほしい」。
 澤田哲生(東工大の赤メガネ)
 「放射能が漏れることはない 事態は悪化しない 汚染水は漏れない」。
 住田健二(元・原子力安全委員会委員長代理 大阪大学名誉教授) 
 「技術者が悪い、マスコミも悪い」。言い訳、責任転嫁の真っ黒推進派
 大槻義彦(物理学界のスーパースター・早稲田大学名誉教授)
 「出荷停止のもの、私が食べますからお送りください」※2011年9月時点で転向済みの噂あり。
 斑目春樹(東大教授、原子力安全委員会委員長)
 「水素が出ますが爆発はしません」。

原子力ビジネス御用政治家発言録
 「原発バブルに群がった御用学者たち」。
 石原伸晃のオヤジ、慎太郎は、「福島でわけのわからん連中が(原発に)反対している」など、数々の暴言とも言える発言をしながら、こんな大惨事が起きても、原発を強力に推進している政治家。慎太郎は、「なんなら東京湾に原発を造って良い」とも言っている。東京都は東電の大株主。
 石破茂は、週刊文春に「娘が今春、東電にコネ入社していた」ことをすっぱ抜かれてしまい、東電との深い関係が明るみに出てしまった。石破は、「首相が狙った自民党との大連立について基本的な政策合意がない限り、内閣が連帯して国会に責任を負うことはできない」と事前に政策協議がなかったことを批判。いかにも、もっともらしいことを言っていますが、東電との関係が明るみに出たことで、「結局コイツも同じ穴のむじなだ」と一転して不利な立場に。石破の正体が分かった。
 渡辺恒三は、自民党時代に福島県に福島第一、福島第二原発誘致に何らかの形で関与していた。
 12日、自衛隊のヘリの中で、菅直人に「総理、原発は絶対に爆発しません」と耳打ちした原子力安全委員会の委員長、斑目春樹も、福島第一原発の原子炉が次々と水素爆発を起こしてから、とうとう国会に呼ばれました。「原子力安全委員会では、歴代OBに限らず、現役首脳も自己批判に追い込まれている。斑目春樹委員長は、やはり6日の衆議院経済産業委員会で、今回の事故を深く反省し、二度とこのようなことが起こらないよう指導していきたい」などと弁明に懸命だった。原発事故が起こる前、斑目はこのように言っています。「技術のほうはですね、『わかんないけど、やってみよう』はどうしてもあります。で、ダメ、あぶないという兆候があったら、そこで手を打とう、と。恐る恐るですよ。原子力も、そういうところは絶対あります。だって、たとえばですね、原子力発電所を設計したときには、応力腐食割れ、SCCなんて知らなかったんです。今まで、良かった、良かった(運が良かった)で来てます。安心なんてできるわけないじゃないですか、あんな武器のようなもの。最後の(核のゴミ)処分地は、結局、お金でしょ? どうしても受け入れてくれないんだったら、今までの2倍払いましょう、それでも手を挙げないんだったら5倍払いましょう、10倍払いましょう、どっかで国民が納得すると思いますよ。立地のボーリング調査を受け入れただけで20億円。だから原子力発電は、ものすごい儲かっているんでしょうね」。
 政府の原子力関連予算が、1年間で約4556億円。主に原子力関係の促進・研究などに使われる電源開発促進税の税収が、年間およそ3500億円。福島第一原発がある福島県に、1974年から2002年までに支払われた交付金の累計が、約1887億円。敦賀原発と高速増殖炉「もんじゅ」がある福井県に出された交付金は約3246億円(1974~2009年)・・・。現在、日本国内で稼動している原子炉は、54基に及ぶ。国=歴代政権、官僚機構と電力会社は、一体となって「原子力は日本に必要不可欠だ」とのキャンペーンを数十年にわたって繰り返し、世界で第3位の「原発大国」を作り上げてきた。原子力安全委員会の委員長・委員らの年俸は約1785万円。学者たちを多く輩出してきた東京大学には、東京電力から「寄付講座」として計6億円の寄付金が支払われている。

 事故直後に頻繁にマスコミに登場した教授たちに、企業や政府機関から過去5年間で合計約8億円ものカネが流れていた。これら大金はほとんどが“原発推進派”から提供されたものである。資金の名目は「奨学寄付金」、「共同研究費」、「受託研究費」の3種類がある。わかりやすく言えば、寄付金は企業などが用途を限定せずに「頑張って研究してください」と渡す資金であり、共同研究費、受託研究費は企業の費用負担で研究が行なわれる、つまり「このお金でこの研究をしてください」という性質の資金提供だ。
 当事者の一人として原発問題と向き合ってきた、前福島県知事の佐藤栄佐久氏は、こう語る。「日本の原子力政策は、次のようなロジックで成り立っています。『原子力発電は、絶対に必要である』、『だから原子力発電は、絶対に安全だということにしなければならない』。

 純丘曜彰 教授博士(大阪芸術大学・哲学)のブログ。ジャーナリスト、武田徹の予言どおりのことが起こった…原子力発電所の事故隠しが次々と明らかになっている。東京電力福島第一原発三号機は78年に臨界状態に達していたのに隠蔽。同四号機は98年に制御 棒脱落、これも隠蔽。北陸電力志賀原発では99年に制御棒が外れて臨界事故、これも隠蔽。電力12社のトラブル隠しは306事案、1万件。そのうち原発で は97事案455件もあるという。これを大きく報じないメディア。

 環境関連の学会理事がこう言う。「我々の学会はもともと『反原子力』であり、環境と共生できるエネルギーの研究が盛んでした。自然破壊のリスクがあり、厳重に管理しなければならな い原子力の限界を皆が理解していたからです。ところが、小泉が打ち出した『国立大学の独立法人化』によって、この方向が一変してしまったのです」。国立大学の法人化は04年に導入された。小泉が「郵政民営化」とともに進めた肝煎り施策で、スローガンは「競争的環境の中で世界最高水準の大学を育成する」だった。「この独法化で国からの補助金が激減し、研究費が捻出できなくなった教授が続出したのです。我々の学会も数百万円あった予算がゼロになりました。仕方なく、企業からカネを集めると、電力会社の寄付がケタ違いに多かった。原子力は国家事業だから国の予算も潤沢。企画書に『原子力とクリーンエネルギー』 などと書いただけでカネがどんどん出ました。こうして原子力を批判していた学者が次々に礼賛派に回り、逆に原子力を否定する論文を書いた学者は針のムシロ。学者の世界はどの分野もムラ社会だから、村八分を嫌う傾向にある。御用学者の輪はこうやって広がったのです」(前出の学会理事)







(私論.私見)