疎開市民の声便り |
(最新見直し2011.03.25日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、福島第1原発所在地の福島県大熊町、双葉町の集団疎開を確認する。 2011.03.25日 れんだいこ拝 |
【双葉町】 |
3.19日、福島第1原発の地元の福島県大熊町、双葉町(井戸川町長)の住民約1100人が、一時避難していた福島県川俣町を離れ、バス約40台でさいたま市のさいたまアリーナに移動し「自治体疎開」した。アリーナの通路に毛布を敷き、避難生活を送る。避難民の中には約100人の小、中学生がいる。
3.20日、一角に仮役場の窓口を設け、井戸川克〓町長と約90人の職員が住民の安否確認などを進める。連日、約1000人のボランティアが駆け付け、食事の提供や医療、介護などに当たる。避難所の使用期限は今月末まで。 3.23日、埼玉県は次の移転先として高校の再編統合で閉校になった校舎を提供する考えを伝え、4月に埼玉県加須市の旧県立高校舎に再度引っ越し、住民と役場機能を移す方針を正式に決定。24日には、中断していた町議会を28日にアリーナ内で開くことが決まった。先行きへの不安を抱え、長期化する避難の現実と闘っている。移転先について井戸川町長は、「支援してもらう避難所でなく、自立した生活基盤を築きたい」と強調。生活費などに困窮する住民を対象に、1人3万円を無期限、無利子で貸し付ける制度を始めた。 福島第1原発周辺の自治体は、県内外への集団避難を余儀なくされている。広野町は埼玉県三郷市に、飯舘村は栃木県鹿沼市に数百人が移動。住民の分散で「まち」の維持が困難になっている。 |
(私論.私見)