プルサーマル考 |
(最新見直し2007.7.22日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
2007.7.26日 れんだいこ拝 |
2009.3.30日付け毎日新聞3面の「質問なるほドリ」の「プルサーマルって何?」参照 フランスで製造された原発に使う燃料「プルサーマル」が3月上旬、日本に向けて出航した。 「プルサーマル」とは。原発(軽水炉)の燃料はウランです。普通はウランだけで燃料をつくるが、プルトニウムを混ぜた「МOX(混合酸化物)燃料」を軽水炉で使う方法が考案された。これを日本ではプルトニウムと普通の原発を表す「サーマルリアクター」(熱中性原子炉)の合成語で「プルサーマル」と呼んでいる。 プルサーマルの必要。原発の使用済み燃料の中には、エネルギーを出すプルトニウムが含まれる。これを取り出して利用するのが再処理です。高速増殖炉で使うことになっているが、まだ実現していないため、プルサーマルで使う。プルトニウムは核兵器の材料になるため、厳重に管理しなければならず、貯蔵しておくわけにはいかない。そこで原発を使う。 今、日本に向かっているのは九州、四国、中部の3電力で使われる分で、5月後半に到着予定。順調なら九電玄海3号機で今秋から使われる。全国で53機ある原発のうち、国がプルサーマルを許可したのは9基で、また地元が了解したのも8基。電力業界は、プルトニウムの有効活用をうたって10年度までに16〜18基で導入する計画。 プルサーマルは、196年、ベルギーで始まり、現在、欧米5カ国で行われており、国や電力会社は安全と説明している。МOX燃料表面の放射線量はウラン燃料の約300倍強いとされるほか、融点がやや低く、核分裂で生じるガスが多いため特別な扱い方が必要。事故が想定される。また反核団体は、今回海上輸送される分だけで、225個の核爆弾がつくれると危険性を訴えている。 |
(私論.私見)