子供への悪影響考

  更新日/2018(平成30).1.5日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「子供への悪影響考」をものしておく。

 2018(平成30).1.5日 れんだいこ拝


 ★阿修羅♪ > 原発・フッ素49」の魑魅魍魎男氏の2018 年 1 月 03 日付投稿「子どもの背がなかなか伸びない「低身長」…骨の発育中に、ホルモン注射を (yomiDr.) 」。
 「子どもの背がなかなか伸びない「低身長」…骨の発育中に、ホルモン注射を」
 (yomiDr. 2017/12/31)
 https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20171225-OYTET50022/

 子どもの背がなかなか伸びない低身長は、ホルモンの異常か、厄介な病気のサインかもしれません。逆に、突然伸びる高身長も要注意です。年齢ごとの身長をグラフにして異常を見つけ、成長期を逃さないよう早めに受診することが大切です。(山崎光祥)

 ■ なぜ起きる?

 体の成長には、特に脳下垂体から分泌される「成長ホルモン」や「甲状腺ホルモン」、思春期には「性ホルモン」の3種類が大きく関わります。そのいずれかが病気で十分に出なければ、背は伸びなくなります。また、心臓病や肝臓病、腎臓病などの慢性疾患、脳下垂体の近くの脳腫瘍、アミノ代謝異常症なども、栄養不足やホルモン異常を起こし、低身長の原因になることが知られています。低身長の中で比較的多いのは「成長ホルモン分泌不全性低身長症」、胎児期の発育不全が原因の「SGA性低身長症」、女の子に特有の染色体異常「ターナー症候群」で、それぞれ1割近くを占めます。いずれもホルモンの異常を起こします。一方、小学校の中学年ぐらいまでに、思春期を迎えて急激に背が伸びれば、性ホルモンが過剰になる「思春期早発症(おませ)」が疑われます。骨が普通より早く成熟しきってしまうので、結果的には低身長になります。

 ■ 発見法は?

 小学校の中で極端に身長が低く、1年間の伸びが5センチ以下ならば、低身長か、低身長になる可能性が高いと考えられます。詳しく調べるには、年齢ごとの身長をグラフにする「成長曲線」が便利です。日本小児内分泌学会のホームページなどからもダウンロードできます。成長曲線を描くと、背が高くなるスピードが平均的か、外れているかが確かめられます。同じ年齢、同じ性別の子100人のうち、下からおよそ2番目まで(マイナス2SD)か、上からおよそ2番目まで(プラス2SD)にそれぞれ該当すれば、異常の可能性があります。大人になった時の予測身長も参考になります。両親の身長を足した値に、男子は「13」を足し、女子は「13」を引いてから「2」で割って計算します。男女ともに誤差がありますが、予測値が現在の成長曲線の延長線から著しく外れていれば、小児内分泌専門医や、公益財団法人・成長科学協会の地区委員らに相談してください。地区委員は協会のホームページ(http://www.fgs.or.jp/)の「小児疾患地区委員」に掲載されています。

 ■ どう治すの?

 低身長でも7、8割は体質や遺伝によるもので、病気ではありません。成長ホルモンの異常があれば、成長ホルモン製剤の注射を毎晩、寝る前に行います。製剤は高価ですが、血液検査で一定の基準を満たせば、健康保険が使え、国の医療費助成の対象になります。SGA性低身長症、ターナー症候群、軟骨無形成症などにも保険がききます。ただ、骨の発育が終わっていれば、注射の効果はありません。早く治療を始めるほど効果が期待できます。

 ■ 予防には?

 適度なストレスは問題になりませんが、睡眠や運動が不足したり、育児放棄、いじめなどで過度なストレスが続いたりすれば、成長ホルモンは出にくくなります。空腹を感じない程度の食事量や、栄養バランスも重要です。たにざわこどもクリニック(兵庫県西宮市)の谷澤隆邦院長(兵庫医科大名誉教授)は「よく食べ、よく遊び、よく学び、よく寝るというライフスタイルを心掛けてあげましょう」と呼びかけています。

---------(引用ここまで)----------------------------

 こういった記事が掲載されるのは、低身長に悩む子どもが増えているからでしょう。30-40年前にくらべたら現在の子どもは背が高く体格もよく、本来なら低身長に悩むはずがありません。子どもの低身長はチェルノブイリや核実験のあったロンゲラップ島で報告されています[1]。成長ホルモンとともに甲状腺ホルモンは子どもの成長・発育に大きな影響を及ぼし、甲状腺機能低下により身長が伸びなくなると言われています。とくに東日本で、子どもの背が伸びない、おかしいと思ったら、放射能汚染の影響を疑い、移住を考えるべきでしょう。放射能汚染環境下で暮らしていれば、おそらく低身長だけではなく、いろいろな障害が出てくるでしょう。ほかのことは犠牲にしても、子どもの健康を最優先に考えなければなりません。

(関連情報)

[1] 「身長が伸びない子どもが増えている」 (拙稿 2015/7/8)
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/380.html

[2] 「『身長が1センチも伸びていない小学生が多い』いわき市の元教員が発言 (秋場龍一)」
http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/217.html

[3] 「子どもの『くる病』増える 戦後ほぼ消えたはずでは… (朝日新聞)」 (拙稿 2015/7/19)
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/436.html  


 週刊朝日#出産と子育て#原発」(週刊朝日2013年10月4日号)の「セシウム検査で判明した子どもの体内被曝の深刻度」。
 関東15市町で実施されている最新検査で、子どもたちの尿の7割からセシウムが検出されていたことがわかった。ジャーナリストの桐島瞬氏は、その被曝の深刻度を明らかにする。

*  *  *
 入手したショッキングなデータをまず、ご紹介しよう。常総生活協同組合(茨城県守谷市)が、松戸、柏、つくば、取手など千葉、茨城の15市町に住む0歳から18歳までの子どもを対象に実施した尿検査の結果である。「初めの10人を終えたとき、すでに9人からセシウム134か137を検出していました。予備検査を含めた最高値は1リットル当たり1.683ベクレル。参考までに調べた大人は2.5ベクレルという高い数値でした。いまも検査は継続中ですが、すでに測定を終えた85人中、約7割に相当する58人の尿から1ベクレル以下のセシウムが出ています」(常総生協の横関純一さん)。検査を始めたのは、原発事故から1年半が経過した昨年11月。検査対象全員の146人を終える来年明けごろには、セシウムが検出される子どもの数はさらに膨れ上がっているだろう。

 セシウム134と137はウランの核分裂などにより生じ、自然界には存在しない物質だ。福島から近い関東の子どもたちが、原発事故で飛び散ったセシウムを体内に取り込んでいるのは間違いないだろう。副理事長の大石光伸氏が言う。「子どもたちが食べ物から常時セシウムを摂取していることが明らかになりました。例えば8歳の子どもの尿に1ベクレル含まれていると、1日に同じだけ取り込んでいると言われます。内部被曝にしきい値はないので、長い目で健康チェックをしていく必要があります」。関東だけではない。放射能汚染による体内被曝が、東海や東北地方にまで及んでいることも分かった。福島を中心に200人以上の子どもの尿検査を続けている「福島老朽原発を考える会」事務局長の青木一政氏が、実例を挙げて説明する。「昨年11月に静岡県伊東市在住の10歳の男児、一昨年9月には岩手県一関市在住の4歳の女児の尿からセシウムが出ました。この女児の場合、4.64ベクレルという高い数字が出たため食べ物を調べたところ、祖母の畑で採れた野菜を気にせずに食ベていたのです。試しに測ってみたら、干しシイタケから1キロ当たり1810ベクレルが検出されました」。食品に含まれる放射性セシウムの基準値は、1キログラムあたり一般食品100ベクレル、牛乳と乳児用食品50ベクレル、飲料水と飲用茶10ベクレルだ。ただし、基準そのものに不信感を持つ消費者も多い。検査もサンプル調査だから、東日本の食材を敬遠し、なおかつ1ベクレルでも気にする風潮につながっている。

 体内にセシウムを取り込むと、どういう影響が出るのか。内部被曝に詳しい琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬氏が解説する。「セシウムは体のあらゆる臓器に蓄積し、子どもの甲状腺も例外ではありません。体内で発する放射線は細胞組織のつながりを分断し、体の機能不全を起こします。震災後、福島や関東地方の子どもたちに鼻血や下血などが見られたり甲状腺がんが増えているのも、内部被曝が原因です。怖いのは、切断された遺伝子同士が元に戻ろうとして、間違ったつながり方をしてしまう『遺伝子組み換え』で、これが集積するとがんになる可能性があります」。矢ケ崎氏は、尿中に含まれるセシウム137がガンマ線だけ勘定して1ベクレルだとすれば、ベータ線も考慮すると体内に大人でおよそ240ベクレルのセシウムが存在し、それに加えてストロンチウム90もセシウムの半分程度あるとみる。体に入ったセシウムは大人約80日、子ども約40日の半減期で排出されるが、食物摂取で体内被曝し、放射線を発する状態が続くことが危険だと言う。常総生協が昨年度、食品1788品目を調査した資料がここにある。結果を見ると、280品目からセシウムが検出されていた。米74%、きのこ63%、お茶50%、それに3割近い一般食品にもセシウムが含まれていたのだ。





(私論.私見)