WHAT理論的考察

 (最新見直し2008.10.19日)

【マルチ.レベル.マーケティング(MLM)」の和訳について】

 「マルチ.レベル.マーケティング(MLM)」の和訳を直訳すれば「マルチ商法」であろう。こう直訳すれば良い ところ、日本で俗に云われているマルチ商法はネズミ講と同列視される悪性商法の響きがあって、「マルチ商法」と訳すことが正解であるにも関わらず困難な面が伴った。本来、ネズミ講と同列視される悪性商法の意味での「マルチ商法」は、「悪徳商法」又は「マルチまがい商法」とでも呼ぶのが正確であるように思われるが、そうはならなかった。

 史実的にはそういう経過を見せておらず、「マルチ.レベル.マーケティング(MLM)」の和訳を「マルチ商法」と和訳することには抵抗が伴い、、「マルチ.レベル.マーケティング」を他の言い方例えば「ネットワーク.マーケティング.システム」とでも呼ぶようになった。但し、長たらしいという欠点があり、他に簡略な呼称としての適当な表現として「組織販売」もしくは「紹介販売」と名付けられたりしている。が、「マルチ.レベル.マーケティング」の全体像が見えてこない恨みが残る。

 れんだいこが思うに、「マルチ商法」を「マルチ.レベル.マーケティング(MLM)」の和訳として受けとめ 俗に云う「マルチ商法」を「悪徳商法」ないし「マルチまがい商法」とでも呼んで識別する方が正確かと思われる。そうなると、現在の「マルチ商法」に対する一般的イ メージの仕方そのものを変えていく必要がある。又、「ネズミ講に関する取締り法律」、「訪問販売法」等の法的解釈、学説等も変化を蒙ることになると思われる。一朝一夕に事がなるか難しいところとなっている。


【マルチ.レベル.マーケティング(MLM)」の和訳について】

 以上を踏まえて「マルチ商法」を次のように類別しようと思う。

失敗事例マルチ商法 1−1 違法マルチ商法
1−2 マルチまがい商法
成功事例マルチ商法 2−1 正当マルチ商法
2−2 最新マルチ商法


 【失敗事例型マルチ商法の特徴】

○、説明会や講習会で洗脳方法を用い、特異なサクセスストーリーを述 べて、誰でも容易に高収入が確実に得られるかの様に強調する。
○、入会契約をすると、直ちに金銭の支払いを求め、払えないと分かる と、クレジ ット会社とかサラ金業者を紹介する。
○、商品の販売よりリクルートに力を入れ、入金後、販売能力に関係無 く、上のラ ンクに進むことを勧めて、昇格投資金の支払いを要求する(バイ.インの勧誘)。
○、最初は「委託販売」と称し、入会または昇格後あれこれ理由をつけて返品に応じず、会員に大量の在庫を抱え込ませてしまう。
○、専業会員の間で営業成績を伸ばす為にクレジットを悪用していわゆる名義借りによるカラ契約が行われている。
○、扱っている商品が生活の向上に役立つものではなく、宣伝文句と違うインチキ 商品で欠陥品が目立つ。
○、消費者センターや消費者団体などに多数の会員から苦情や問い合わ せが寄せられる。
○、10〜20代の学生.OLなど社会経験の浅い若者層をターゲット にして勧誘攻撃をかける。

 (和訳のあれこれについて)

 MLMを和訳する適切な表現が見当らない。というのは、日本の小売業の歴史にMLMに該当するものが無く未経験ということでもある。 敢えて探せばねずみ講が唯一MLMの組織理論を備えているかと思われる。但し、ねずみ講の歴史的経験は否定的に総括されるものばかりであり現在では法律でも全面禁止されている。そのような認識が定着しているねずみ講という表現では到底MLMの和訳足りえない。こうして様々のMLMの和訳が登場しているが、決定的なものは無く混乱している。

 MLMの和訳については、これを【肯定的に捉えた場合の呼称】と【否定的に捉える場合の呼称】又は【法律の呼称】というように三通りに分けることができるように思われる。以下、列挙すると次のようになる。

○【肯定的呼称】

 「口コミ販売」、「紹介販売」、「組織販売」、「システム販売」、「ネットワーク.マーケティング」、「生協的マス.マーケティング」、「コミニケーション.ビジネス」、「消費者還元型販売」、「愛用者ビジネス」等々と言い表されている。

○【否定的呼称】

 「ねずみ講」、「マルチ商法」、「マルチまがい商法」、「悪徳商法」、「悪質商法」、「詐欺商法」、「洗脳商法」等々に言い表されている。

○【法律的呼称】

 日本の場合「訪問販売等に関する法律」で「連鎖販売取引」と言い表されている。

 (私訳について)

 著者自身は、MLMに偏見を持ち合わせていなのでMLM=「マルチ.レベル.マーケティング」の字句通りの和訳として「マルチ商法」という表現を使用したいと思う。又は、略語「MLM」を使用したい。ところで、「マルチ.レベル.マーケティング」の和訳として「マルチ商法」を使用した場合大きな支障が生まれる。「マルチ商法」という表現にはいかがわしさが纏うことによる。「マルチ商法」はその運用の仕方において、「ねずみ講」、その中でも違法性の強いものとそれほど強くないもの、初期段階の未熟なマルチ商法、現在レベルのマルチ商法というふうに四派に分類できる。前二者は初期段階特有の失敗事例型に属している。「マルチ商法」はその後大きな成長を遂げ、社会的に認知されるべき段階に至ったものとそのレベルさえ越した現在の段階でのものとに分類できる。この二派はいずれも成功事例型に属している。これを図示すれば次のようになる。@違法性マルチ商法(ネズミ講)→A未熟マルチ商法→B正当マルチ商法→C最新マルチ商法。

 本書のように「マルチ.レベル.マーケティング」の訳として「マルチ商法」を使用しようとすれば、それは上図の成功事例型B.Cの段階を意味することになる。俗に云われている否定的な意味を持つ「マルチ商法」は上図の失敗事例型@.Aの段階を意味しているということになる。さすがと云うべきか、「訪問販売法」の趣旨から見て通産省の法規起案者はこの立場に立っているように思われる。

 ところで、実際には妙なことになっている。通説はこの@.Aの段階のMLMを「マルチ商法」と称している。とすれば、B.Cの段階のそれは「マルチまがい商法」とでも呼ばれるものとならざるを得ない。消費生活センター、現在のマスコミの主流の認識がそのように捉えているようである。ここでは法規制取締り対象の連鎖販売取引を「マルチ商法」と解釈し、取締り対象外の「マルチ.レベル.マーケティング」を「マルチまがい商法」と認識しているようである。丁度私説とは反対の見方をしていることになる。しかし、どう見てもねじれ訳であるように思われる。

 この中間の解釈もある。「マルチ商法」の歴史的汚名を前提にして「マルチ.レベル.マーケティング」の直訳を放棄し、他の言い方例えば「ネットワーク.マーケティング.システム」と呼ぶ。玉虫色の対応と云えるが、MLMを擁護する一般的な見解はこの立場を採っている。MLMの最大手企業アムウェイ社も又この立場であり、同社は自らの商法をマルチ商法と呼ばれることに対してわざわざ提訴してマルチ商法とみなされることを拒否しようとしている。以上ややこしいことおびただしい限りと云えよう。

 私は次のように提言致したい。「マルチ.レベル.マーケティング」の訳としては「マルチ商法」が最も簡潔且つ適訳であり、そろそろマルチ商法を正当なビジネスとして受けとめ、俗に云うマルチ商法を「悪徳商法」ないし「マルチまがい商法」又は「未熟段階MLM商法」又は「失敗事例型MLM商法」又は「初期MLM商法」とでも呼んで識別する方が正確且つ実務的かと思われる。


【MLMとネズミ講あるいは「(俗称)マ ルチ商法」との違いについて】
 MLMの講組織販売の表われ方として別に「ピラミッド商法(ネズミ講)」や「(俗称)マルチ商法」、「悪徳(マルチまがい)商法」がある。MLMの今日的発展段階においては、MLMとそれらの商法とは似て非なるものとして明確に区分できるが、歴史的ないきさつもあって世間一般には依然としてMLMもネズミ講も「(俗称)マルチ商法」も「悪徳(マルチまがい)商法」もごっちゃに誤解されており、ビジネスの関門となっている。

 私説は、MLMの和訳として「マルチ商法」としたようにそれらを同根異種の間柄と捉えている。通説のように決定的に違うものとは思わない。という訳は、これらのいずれもがMLMの特徴である「Face to Face」、「Person to Person」による人海戦術的な口コミを特徴とする、人の乗数の法則を梃子の原理的に活用した会員制講組織販売であるという点で共通項が認められるからである。人の乗数の法則(倍々理論)を活用したマーケティング自体には色とか咎はないのでその活用の仕方の違いであるとみなそうと思う。つまり、この法則の活用の仕方によりネズミ講として立ち現われる場合も有り、「悪徳マルチ商法」として立ち現われる場合も有り、MLMとして立ち現われる場合も有るというふうに考えたい。丁度、刃物が使い方で包丁にもなり凶器にもなる例に似ている。このように認識せねばならない実践的な理由は、今日段階のMLMにあっても活用の仕方でネズミ講的に陥る危険性を指摘しておく必要があるからでもある。

 歴史的に見ても、それらは混在して発生.進化し続けている一連の歴史的経過が認められる。論理学的には、まずネズミ講を始まりとする一連の史的展開があり、「(俗称)マルチ商法」ないし「悪徳(マルチまがい)商法」を経験しながら今日のMLMの段階迄変遷してきたものとみなすことができる。今日的レベルにおけるMLMとネズミ講、「(俗称)マルチ商法」、「悪徳(マルチまがい)商法」の関係を、以上のような同一性と差異の観点から商法上の識別をしておくことが肝要と思われる。

 (「MLM」の過去の問題点)

 ところで、「マルチ商法」の歴史を追って見ると、数々の悪質なビジネスを生み出している。「マルチ商法」は歴史的に見て次のような数々の社会的問題を発生させた。@.詐欺的手法による商品の押しつけ、A.会員獲得の強引な手法、B.加盟料、登録料、権利金といった様々な名目での高額出資金の徴収、C.販売元会社の黒字倒産、D.継続購入性のない高額商品の販売による行き詰まり等々。上記のどのトラブルも社会的問題にまで発展した結果、マルチ商法の品位をおとしめることになった。今日では種々の法的規制が設けられており、悪質な商法は影を潜めているが、法の網をくぐり抜ける「マルチまがい商法」はあとを絶たない。

 (今日レベルの「MLM」の水準について)

 今日的レベルのMLMの水準を要約すれば次のようになる。
@.製品の製造能力において、家庭レベルで愛用される生活必需消耗品にターゲットを絞り込み、“安全.高品質.お値打ち低価格”製品をつくりだすこと、それらの製品群を“ラインアップ”させることへの成功。
A.製品の流通方式において、メーカー主権による問屋→店舗→消費者づくりではなく、消費者の“愛用者”化による消費者主権にシフトした無店舗式会員制“ダイレクトセリング方式”の導入の成功。
B.経営者ビジネスにおいて、製品の販売方法として広告宣伝費や問屋.店舗を使わず、営業社員を雇わず、「Person to Person」又は「Faceto Face」による人海戦術的“口コミ活用”という省経費化の成功。
C.愛用者ビジネスにおいて、『乗数の法則』を利用した人脈活用(人脈の連鎖式系列化及びその集積)による“講組織型”マーケティングに基づく実績主義の高報酬制度の導入の成功。
D.企業経営のあり方において、資本家と労働者という対立関係的組織を採用せず、経営者と会員の私企業間護送船団方式の導入の成功、共生エバ的企業理念、環境保全型製品作りの実践による脱20世紀型企業のモデルづくりの成功。

 等々ということになる。このような特質を持つマーケティングをいちいち述べることは非常に饒舌になるので、これを簡略に表現してMLMと総称している。MLMは現在でも発展段階であり、その失敗事例と成功事例の経験を豊富にさせながら、次第に商法としての輪郭を明確にしつつある。今日の時点から云えることは、MLMには相応しい商品と不適な商品が有るということ。或る一定の群で商品の構成が必要であるということ。少なくとも会員間に購入リピ−トが高い商品が適しているということ。会社側と会員側との利益の配分に適正が要求されているということ。企業戦略としての長期的視野と安定性が望ましいということ等々の条件をクリヤ−した会社が生き延びており、むしろMLMの成功事例として雄々しい発展を遂げつつあることが実証されている。

【「MLM」の最高の発展段階としての「ネットワーク.マーケッティング」】
 「ネットワーク.マーケッティング」は、第二次世界大戦後のアメリカで普及し始めた「MLM」の今日的な発展段階のものを云う。人の乗数の法則を活用する点では「ネズミ講」や「悪質マルチ商法」と同根であるが、歴史的にはそれらと混在しながら人の乗数の法則を活用する方法そのものは有効であるという観点から、改良に継ぐ改良を重ねて現段階に至っているという経過がある。

 このような「MLM」も、新しいビジネスの常として誤解されてきた。今日では合法的ビジネスとして認知され、とてつもない発展を遂げつつあるが、初期の発展段階(黎明期)においては、「ネズミ講」や−「悪質マルチ商法」との区別が為されにくく、世間から中傷や批判を浴びてきた。

 「MLM」は、その背景において先行する「フランチャイズ.マーケティング(以下、FC.Mと記します)」との絡みで把握すれば理解し易いように思われる。「FC.M」も又多くの批判を受けながら、今日では一足先に社会的認知と隆盛を手にしている。この成果を引き継ぎながら、「FC.M」が会社と会社を結ぶチェーンMであるのを、個人の域にまで押し広げたものが「NW.M」であると理解することもできるかと思われる。

 「ネットワーク.マーケッティング」とは、マーケッティング的に見て、流通の末端の単位である消費者を流通に一役関わらせるマーケッティングであることに特徴があります。これまでのマーケッティングのように消費者を単に消費者としてのみ位置付けるのではなく、消費者を会員登録させることにより消費者を会員意識で繋げ、その繋いだ消費者に対して、消費者が販売員又は製品流通の促進者になることにメリットのあるような報酬制度を構築することにより、消費者の自発的な意志で流通業者のような役割を担ってもらおうとするマーケッティングと云える。このシステムに従えば、消費者には、単に消費するだけでなく消費者の紹介によりもたらされることになった製品の流通金額に応じてバックマージンが与えられることになる。消費者は、個人の小売り販売的な製品の流通にリンクさせて、「人の乗数の法則」を活用することにより「人脈の系統化=ネットワーク化」を立ちあげることにより、組織的な力の成果をも享受することになり、成功すれば思いもかけぬような収入を得ることができる。

 このことは、消費者にとっては大変魅力的と云える。なぜなら、消費者サイドの殆どの人は資本もなくビジネスの機会に恵まれていない。そのような徒手空拳の人がビジネスを志すのに最適のシステムとなっているからである。「ネットワーク.マーケッティング」をビジネスとして取り組む人に必要なものは、情熱と継続の意志だけであり、最小限の費用で起業家となれるチャンスとも云える。この点に「ネットワーク.マーケッティング」の時代的な合理性があるように思われます。

 他方企業には、もし「ネットワーク.マーケッティング」を採用しないなら予想されるメーカー→問屋→店舗に至るまでの莫大な流通経費を削減出来るというメリットがある。このように相互のメリットを交叉(クロス) させる製品の流通のさせ方を「愛用者活用方式」又は「消費者参加型ビジネス」と云い、これをマーケッティングという観点から見て、「マルチ.レベル.マーケティング(MLM)」又は「ネットワーク.マーケッティング」と呼んでいる。

 こうした「MLM」は、世間の誤解とは別にシステム自体は善でも悪でもない。「MLMは、人の乗数の法則を応用したFC.M的ビジネスを個人事業型にMしたもの」であり、「FC.M」の歴史的経験とその成果を個人単位に迄押し広げた最新の販売M科学とみなすことができる。MLMは、既に学問的にも認められたビジネス形態になりつつあり、むしろ20世紀型の流通手法の限界を打破する革命的意義をもつ流通手法であると評価されつつある。既にアメリカで はメジャーな製品の流通販売システムであり、大変盛んになりつつある。このよう な段階に至っても旧来式のマイナスイメージのままに「マルチ商法」と表現し続けているのは問題ありというべきであろう。マスコミは依然としてこのような態度をとっています が、アメリカでは学問的に認められつつあり、ハーバードとかGLCA大学に於いては 正式な講座科目に取り入れられつつある。

 (コンピュ−タ−.ビジネスとしての「MLM」 )

 「NW.M」は、コンピュ−タ−の発達に伴いこれを完全活用することに成功した1980年代以降より、素人の誰でも取り組める洗練されたノーリスク.ビジネスとして のシステムを備えるに至りました。「NW.M」が、ビジネスとして革命を遂げたとい われているのは、この理由によります。

 【NW.M】の改良点について

 「マルチ商法」という表現は誤解を招く恐れがありますので、「NW.M」と言い替えていますが、それでは「NW.M」は、どこを改良したのかというと、次のような点に大きな違い−ハードルを越したということ−が認められます。

「NW.M」の大きな特徴は、次のことを実現したことにあります。
@、製品の安全.高品質.良質化の実現
A、そのような製品の低価格化の実現
B、その結果としての製品のリピート化への成功.愛用者づくりの成功
C、ダイレクトセリング採用による代理店制度の廃止
D、会員の手間暇の削減に成功、「売るから伝えるへ」の転換成功、(配達.集金.帳簿付け.在庫無しの実現)
E、高性能コンピュ−タ−導入による徹底した企業経費節減の成功
F、その結果として会員への一層の高報酬化実現、会員の努力の結果が目に見える形となって還元される報酬システムの確立の成 功
G、公害源にならない企業づくりへの成功、地球環境汚染から地球を守る運動への積極的支援
H、社会奉仕的企業理念の明確化
以上の特徴を踏まえて、「NW.M」には、「マルチ商法」レベ ルを劃する次のような成果が認められます。
1、『「薄い利幅の高率リピートシステム」にしたということ。』
 つまり、「愛用者」をつくり、愛用者を活用するシステムづくり=愛用者活用方式に成功しています。

 2、ダイレクトセリング

 被害者を生み出さないシステムを構築することに成功したということ。「愛用者」にメリットのある値打ち製品づくりに成功しており、「愛用者」が「愛用者」にとどまったとしても充分な値打ちがあるシステムになっています。

3、数多くの成功者を輩出するシステムづくりに成功したということ。みんながビジネス的に成功するという意味ではありませんが、多くの成功者が生まれるシステムを構築しています。

 判りやすく云えば、「屍々累々とした失敗事例の中から生まれでてきた成功事例型のマルチ商法」 が『NW.M』である」と云えるかと思われます。

【ネットワーク収入の時代的意義】について

 20世紀末の今日までをけなげに生きてきたと自負している私には、NS事業によってもたらされる「追加収入」は、時代の激動期=質的な転換期に対する有効な処方箋のようなものであり、現下の構造的不況の対処の仕方として 極めて有効な手法であるように思われます。国の将来があてにならない、会社の将来があぶない、この先事業に自信が持てないと いう「不透明な時代」であるからこそ、私どもは一刻も早く「自律自衛的なライフスタイルへ」と転換せねばなりません。「魚の上手な食べ方を習ってきた生活習慣を改め、魚の取り方を一から学び直す」必要があ ります。【ネットワーク(組織)収入】をこのような観点から捉え直して見ては如何で しょうか。

 但し、「追加収入」を成り立たせるシステムが良くないと、「追加収入」が一時的なものになります。実は、未だ開発途上の試行錯誤の段階にあると思って参入しないと、本業に立ち返って努力したほうが良かったということになりかねません。「追加収入」の甘言に騙されてはなりません。原理を知るべし、余計な誤解は無用という観点でのみ言及しております、念のため。

 2006.3.15日 れんだいこ拝





(私論.私見)