事件前経緯

 (最新見直し2015.09.23日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「大阪中1儀式殺人事件の事件前経緯」を確認しておく。

 2015.08.22日 れんだいこ拝


【大阪中1少年少女殺人事件概要】
 大阪府寝屋川市立中木田(なかきだ)中学1年の同級生2人が相次いで遺体で見つかった。これを仮に「大阪中1少年少女殺人事件」(略して「大阪中1事件」)と命名する。被害者は平田奈津美(なつみ、13歳)(以下、単に「女児」と記す)と星野凌斗(りょうと、12)(以下、単に「男児」と記す)。容疑者は寝屋川市香里新町の山田浩二(福島で除染作業員、45歳)(以下、単に「Y」、逮捕後からは「Y容疑者」と記す)。事件の管轄は高槻署捜査本部。

【事件の社会的背景】
 2014.9月、神戸市長田区で小学1年の女児・生田美玲(6歳)が殺害される事件が発生している。起訴された近所の男は女児に「絵のモデルになって」と声をかけ自宅に連れ込んだとされる。起訴状によると動機はわいせつ目的だった。栃木県今市市(現日光市)で平成17年に起きた小1女児殺害事件で逮捕された男も、捜査段階では「面識はなく、いたずら目的だった。騒がれたから殺した」などと供述している。過去の類似事件も含め、単独犯の場合はわいせつ目的で連れ去っているケースが目立つ。腕力に圧倒的な差がある幼女が被害者であることも共通している。この点、中学生2人が同時に巻き込まれたとみられる寝屋川のケースは異例。連れ去りの経緯解明が今後の捜査の大きなポイントになる。一方、わいせつ目的以外では、被害者の交友関係をめぐるトラブルに端を発することが多い。川崎市の多摩川河川敷で2月、中学1年の上村(うえむら)遼太君(13歳)が殺害された事件では遊び仲間の少年ら3人が逮捕された。主犯格の少年は「上村君が慕われていることに、むかついた」と供述したとされる。

【山田容疑者履歴考】
 Yは1970.4.4日生まれ。寝屋川市に隣接する同府枚方市出身。両親と妹との4人暮らしだった。
 大阪府枚方市内の開成小、第四中を卒業。高校には進学せず。

 中学3年で同じクラスだった女性は「目立たず攻撃的な性格でもなかった」といい、同窓会にも来た記憶はない。同級生男性は「おとなしくて目立たないタイプ」と口をそろえる。次第に派手な服装になり「不良グループと付き合い始めた」との証言記事もある。当時の自宅玄関の壁面には、スプレー缶などで描かれた落書きがあった。近所の女性(64歳)は「赤や緑、青、白色のごちゃごちゃの線で描かれていて危ない家だと思った」と話す。しかし、この種の証言は誘導に迎合している面があるので参考にしかならない。
 1990(平成2)年10月16日付け【官報】第485号、(本紙)告示。
 法務省告示 第三百二十九号
 左記の者の申請に係る日本国に帰化の件は、これを許可する。
 平成二年十月十六日 法務大臣 梶山静六

 住所 名古屋市南区宝生町3丁目62番地
 金浩二(山田浩二)昭和45年2月3日生(←45歳=年齢一致)
 http://i.imgur.com/MdBVg5l.jpg

 2002(平成14)年、寝屋川市香里新町に住む渡利浩二(当時32歳)の韓国籍名は金浩二、後の山田浩二となる。婿養子になったのか何らかの養子縁組をしたのかは不明。
(私論.私見)
 この情報は参考としておく。こたびのY容疑者と一致するのかどうか、断定できないところがある。その一つは「平成二年十月十六日」の日時である。「1990(平成2)年」に名古屋に居ることになるが履歴と一致しない。名古屋に行くのは2002(平成14)年以降ではないのか。生年は同じだが誕生日の日付も違う。つまり、Y容疑者クロ説を固めるためのトリック情報の可能性が強い。

 2015.8.25日 れんだいこ拝
 「1998.11.24日、辻出さんが失踪。携帯電話の履歴からXが辻出さんと事件当日、会話していることを突き止めた警察は1999.1月、Xを任意同行。Xから『辻出さんと車内で1-2時間一緒にいた後、別れた』といった話を引き出している。その年の2月、警察はXを別件で逮捕する。前年にXがホテトル嬢を監禁したのが容疑である。逮捕し身柄を拘束すれば、辻出さんの件についても口を割らせることができると踏んだ。連日、厳しい追及を続けるもXは頑として黙秘を続けた。これといった物的証拠がなかったため、辻出さんの捜査は膠着した。その上、別件についても、その年の10月、無罪判決が下されXが釈放された。以来、この事件は大きな進展を見せていない。無罪判決後、三重県警の現場サイドには上層部から『今後、Xには一切手を出すな』というお達しがあった。元捜査員が次のように説明している。『上層部からすれば触らぬ神にたたりなしということ。自分が任期にある間は人権侵害だとかで訴えられたりして不祥事になるのは勘弁ってことなんだと思います』」。(「寝屋川中1遺棄事件と伊勢女性編集者失踪事件の共通点」の「【未解決事件の闇】伊勢女性編集者失踪事件のこれまでを総括する」参照)
 2001(平成13)年、両親が枚方市の一軒家を売り、寝屋川市の分譲マンションに移る。
 2002(平成14)年3月8日午後10時半頃、大阪府寝屋川市の京阪寝屋川市駅前のロータリーで、アマチュアバンドの路上演奏を聴いていた男子高校生と無職少年の17歳の2人が、頭髪を短く刈り上げた30歳過ぎの男Yに道を尋ねられた。道案内しようとした親切心からか2人が男の車に乗り込むと、男は車内で態度を急変させナイフをちらつかせて脅迫、2人を一つの手錠で拘束し両手足を粘着テープで縛り上げた。車内で約4時間にわたって監禁し、北西約4キロの公園で解放したが、その際に高校生の顔や胸をライターであぶり、やけどを負わせたとして逮捕監禁、傷害容疑などで逮捕された。
 3月31日の未明、前の事件の3週間後、Yは、寝屋川市内の路上で自転車に乗っていた男子中学生(当時14歳)に「京阪寝屋川市駅に行きたい。車に乗って案内してほしい」などと声をかけて車に乗せ、「警察だ。持ち物を調べる」などと脅迫。生徒に手錠をかけた上で現金約1500円と携帯電話などを奪ったとして、強盗、逮捕監禁などの容疑で再逮捕された。中学生にけがはなかったが、市内の駐車場に粘着テープで両手を縛られた状態で放置された。PTSD(心的外傷後ストレス障害)で、「相当怖い思いをしたのだろう。事件後2年くらいは息子の様子がおかしかった。夜中に突然、大声を上げて泣き出すこともあった」と被害者の父親は振り返っている。
  被害者が8人に上っていたことが8.26日、関係者への取材で分かった。被害に遭ったのは中学生や高校生ら10代の少年だったといい、現金や携帯電話を奪われたケースもあった。男子生徒らは数時間にわたって車で連れ回され、手錠をかけられたり、両手を粘着テープで縛られたりしたまま同市内の駐車場などに放置されたという。強盗と逮捕監禁などの容疑で大阪府警寝屋川署に逮捕されたYは当初、容疑の一部を否認。犯行に至る態様が違っていると指摘し、理路整然と反論したが、最終的に前言を翻して容疑を認めたという。
 これらの事件でYは監禁などの容疑で2回逮捕され、1審で懲役12年(求刑同15年)の判決を受け、2審で控訴が棄却され判決が確定し刑務所に服役している。当時はY以外の性を名乗っており、事件をきっかけに親族の姓に変更した可能性がある。当時、門真市や大阪市などでも同様の事件が相次いでいただめ府警では捜査を進めていた。
 監禁事件の後に家族とともに引っ越した。
 2003年、Yが愛知県内で別の監禁事件を起こし逮捕されている、と云う。←これが誤報。
 毎日新聞は8.23日付朝刊で「震撼 大阪中1遺棄事件(上)」を掲載し、「繰り返された事件」と題して山田浩二氏の過去について詳報した中で「03年には愛知県内で別の監禁事件を起こし逮捕されている」と記していた。しかし誤報が判明した為、この部分を削除するとして25日付朝刊でお詫び記事を掲載した。朝日新聞も22日付朝刊1面の記事(名古屋本社発行13版まで)で山田氏が2003年の愛知県内の事件で逮捕監禁致傷容疑で逮捕されていると報じていたが25日付朝刊で訂正お詫び記事を出した。


 
毎日新聞2015年8月25日付朝刊31面のお詫び文は次の通り。
 訂正して、おわびします

 22日付1面「中1少女遺棄容疑 男を逮捕」の記事で、一部地域で「2003年1月には愛知県内のコンビニエンストアー駐車場で20代女性の車に乗り込み、手足を粘着テープで縛って自宅へ連れて行き監禁したとして逮捕監禁致傷容疑で逮捕されている」とあるのは誤りでした。山田容疑者とは無関係でした。確認が不十分でした。この部分を取り消すとともに、関係者におわびします。

 獄中結婚で妻の姓を名乗り、柴原浩二に改姓している。但し、服役中に離婚している。
 2003年6月頃、手記「未だ見ぬ悠紀へ」を書き上げている。「寝屋川中1男女殺害犯・山田浩二被告が同人誌に投稿していた「不敵手記」とは?」を転載する。
 2009年、Yが20年来の知人女性に手紙を書いている。手紙には一直線に規則正しく並ぶややデザインがかった文字が並んでいる。獄中結婚した女性の娘への思いが次のように綴られている。
 「あんな事件さえ起こさなかったら、今ごろは、どんな平和な暮らしをし、どれだけ親孝行を両親にしてやれたろう。早く今回の失敗を過去のものにしたいです」。
 「自分は一人の身ではない」、「妻と獄中結婚したことが正解だったのか」、「許されるのなら早く娘に会いたい」、「今ここで一心不乱になって頑張ることができるのも大切な娘の存在があるからです」。
 2014.10月、Yが徳島刑務所を出所している。(フジテレビ系(FNN)8月23日18時14分配信「大阪・高槻市中学生遺体 知人女性への手紙に「娘への思い」」)
 出所後、旧知の男性と養子縁組し、現在の山田浩二に改姓している。
 2014.10月**日、Yはその後、福島で除染作業の仕事に就いている。神奈川県内にある除染作業員を派遣する会社と契約し、東京電力福島第1原発事故の放射性物質を取り除く除染作業員として福島県内で従事していた。福島第1原発から北に約30キロ離れた同県南相馬市鹿島区の山中にある2階建てのプレハブ宿舎。この宿舎の3~4畳ほどの部屋に、2015.6月頃まで寝起きしていたとされる。
 2014(平成26).**月、Yの養父が、大阪市西成区で飲食店を経営している50歳代の女性(以下、「A女」と記す)と以前からの知り合いで、自身が大阪刑務所で服役の身であるところから、手紙で「養子縁組した男が出所後、更生を目指して福島県で除染作業を頑張っている。悩みを聞いてやってほしい」と頼んでいる。「A女」が申し出を引き受け、以降、Yと「A女」の行き来、電話、ラインなどでのやり取りが続くことになる。
 2014(平成26).12月暮れ、Yが「A女」を訪れている。「A女」は、2ヶ月に1度、Y容疑者を自宅に招き近況報告の為の食事会をし始める。この時、Yは「人生をやり直したい」、「僕はもう、世の中に、これからね、自分がお返ししていくというか、罪滅ぼしのために頑張ります」と述べていたと証言している。
 Yは、男児、女児の二名が連れ去られたと見られる寝屋川市駅の隣の香里園駅から徒歩3分の大阪府寝屋川市香里新町25-14、築35年のマンション(香里日光ハイツC棟)の最上階の角部屋の3LDK(約75㎡)に両親と一緒に住んでいる、とされている。付近はスナックやキャバクラなどが立ち並ぶ歓楽街で夜遅くまで人通りが絶えない。1階部分には複数の飲食店が入居し、2階から上階が住居部分になっている。Yが住むとされる最上階の12階の一室の表札には別の名字とともに手書きでYの名前が記載されている。但し、マンションの住民は「(Yを)まったく会ったこともなく見たことがない。知らない」と口を揃えて証言している。マンションの郵便受けには高齢の夫婦とみられる名字が表示され横に小さく手書きでYの名前文字がある。

【怪しげな証言考】
 スポーツ報知8月23日7時3分配信 「山田容疑者に似た男につきまとわれた状況を報道陣に説明する女性」報道を確認しておく。Yの自宅マンション近くで美容院とエステサロンを経営する女性(30)が同容疑者とみられる男につきまとわれた被害を告白した。男のつきまといが始まったのは昨年9月頃から。最寄り駅から美容院まで向かう通り道を背後からつけられ、携帯電話の動画機能で後ろ姿を撮影されたこともあった。男が声をかけることはなく、つきまといを感づかれると足早にYの住むマンションに逃げ込んだという。男に最後につきまとわれたのは約1か月半ほど前で「4~5回くらいだったと思う」。寝屋川署の交番に相談し、以降は男の姿を見ることはなかったが、ニュースでYの顔を見て「あ!この人や」とすぐに分かったと云う。
(私論.私見)
 この証言の真偽をせねばなるまい。Yは昨年10月に出所、その後は主として福島で除染作業しているはずである。たまの大阪帰りの時にストーカーされていたと云うのだろうか。
 Yの自宅周辺で過去2年間、不審者情報が相次いでいた。町の自治会長の男性によると、約2年前、Yが住むマンション横の公園で遊んでいた小学生の女児が、男によって約100メートルほど離れた場所にある雑居ビルのトイレに連れ込まれる事件が発生。トイレに別の人間が入ってきたことで女児は被害を受けることなかったという。1年半~2年ほど前には、男が小学生の女児をカッターナイフのような刃物で追いかけ回す事例も2件、同じ地域内で起きている。Yが不審者情報の男と断定はできないが、経営者の女性は以前、女児をトイレに連れ込んだ男の詳細を耳にした際、「鼻が少し高くて目が一重。身長が160センチくらいと、(自分をつけた)男に似ている」と思ったと云う。
(私論.私見)
 この情報も、Yは昨年10月に出所、その後は主として福島で除染作業しているはずであるからして胡散臭い。

【事件直前までのYの履歴及び行状】
 【2015(平成27)年】 
 1月、Yが福島でフェイスブックに書き込み。
 「早く浦島太郎から卒業出来るよう頑張るで!」。

 メッセージを寄せた友人には「帰って来てすぐ、福島という知らない土地に来たので、友達がいなかったんです」などと返信している。この頃から、除染作業に従事していたとみられる。
 1.18日、Yが福島でフェイスブックのカバー写真、プロフィール写真を変更している。
 1.19日、Yが福島でフェイスブックに書き込み。「T/俺は、最近休み続きです。1月入ってまだ一日しか働いてないです。今日も休み!!(T-T)1月19日 9:33」への返信として
 「実家は香里園から歩いて五分くらいのところです‼︎ 1月19日 19:59」。
 1.29日、Yが栃木でフェイスブックに書き込み。大阪行きの新幹線チケットの写真を掲載し、
「大阪帰るぞ」。
 1.31日、Yが大阪で「A女」らとキムチ鍋パーティ食事をしている。この時がYと「A女」の初めての出会いであり、その後、2か月に1回のペースで会い、相談に乗っている。
 2.1日、Yが福島でフェイスブックに書き込み。
 「大阪から福島に戻って参りました」。
 3月、Yが知人男性と中古車販売店を訪れ、中古の国産軽乗用車を15万円で購入している。
 4.5日、Yの仙台でのフェイスブック書き込み。牛タン定食の写真を添えて
 「昨日Mybirthdayだったので自分へのご褒美として仙台まで牛タン食べに来てる。雨だと言うのにどこの店の前も行列が出来ていて諦めようかなと思いながらアーケード街を歩いてると行列のない店を発見‼︎ 即入店、待つ事約15分、そして出て来た牛タン定食......何か違う... けど、美味しかったョ‼︎ さぁ、明日からもしっかり頑張るで〜‼︎」。
 (「山下絹代/牛たん、美味しいよね〜〜4月5日 19:00」)
 「チョット肉が小さかったですけど美味しかったですよ!4月5日 19:34」。
 (「福田雅仁/牛タン、食べたいですね 美味しいそうですよね 4月5日 20:05」)
 「美味しかったです。機会があれば一緒に食べに行きましょうね〜‼︎ (^o^) 4月5日 20:12」。
 5月、Yから店に「走りすぎでエンジンが壊れた。廃車にしたい」と連絡があり廃車。その後、2カ月間で中古の軽乗用車を買い替えている。
 6.1日午後3時30分頃、兵庫県淡路島の洲本市大野付近において、声かけ事案が発生している。 下校中の女子児童2名に対して、青色車の運転席から「車に乗らないか」と声をかけ、児童が断ったところ、車から降りてきた男4名に追いかけられた事件である。その後、男達は車で立ち去っている。 声をかけたのはいずれも30歳位で、1・身長170~175センチ、メガネ着用の男、2・身長170~175センチ、灰色の服着用の男、3・身長170~175センチ、青色の服着用の男、4・身長155~160センチ、黄緑色の服着用の男の計4名。(「声かけ事案発生(6月1日・洲本) 」)
http://hyogo-bouhan.net/criminalCase/detail.do?saveState=~v5fB4G0wTXMw1k9L
PA453heR7zU9Bue&topicId=15774
 6.21日午前7時50分頃、大阪府高槻市成合西の町の檜尾川で、「人が浮いている」と通行人の男性から110番があった。高槻署が頭部と左腕のない女性の全裸遺体を発見した。所持品はなく、腐敗が進んでいると云う。同署は司法解剖し、死因や身元を調べている。
 6月、Yが、寮に女性を連れ込み、何日も泊めていたことから規律違反でやめさせられている。
 6月、Yが逮捕時に乗車していたシルバ-軽ワゴン車三菱eKを購入したとみられている。これを仮に「Yシルバ-軽ワゴン車」と命名する。車は後部座席の両窓と後部窓に濃いスモークフィルムが貼られている。Yが貼ったものなのか購入時に既に貼られていたのかは分からない。
(私論.私見)
 シルバ-軽ワゴン車三菱eKの後部座席の両窓と後部窓に濃いスモークフィルムが貼られていると云うことは、これを逆云うと前部座席の両窓と前部窓は通常ガラスであり中が覗けるようになっていることになる。このことが大阪拘置所駐車の際、コンビニでテープを買った時の駐車の際に、本当に男児、女児が車内に居たかどうかの判断に決定的に重要なことになる。
 7.2日、Yの福島でのフェイスブック書き込み。
 「6月。今年の6月は最近調子に乗っていた俺にとって試練の一カ月になった 初っ端の週の金曜日に事故 明日は土曜日ダァ〜と浮かれていたみたいやな、相手の車はほぼ無傷だったけどこっちは廃車....まだ2週間しか乗ってなかったのに.....乗り換えて2週間の命やった、まぁ人身事故や飲酒運転でなかったのが幸いやったけどね それからというもののあまり良い事がなく毎日毎日やる事なす事が全て裏目に出て頑張り続けている自分に疑問を持ち、さすがのポジティブな俺も笑顔を忘れそうになる毎日が続き.......運の流れを変えようと頑張ってたけど 22日の月曜の晩だったかな、これには書けないけど宿舎でチョットやらかしてしまいそれが原因で先週の土曜日に退職届を提出して来ました 昨日、退場のWBCを受け宿舎も退寮となり本格的に退職、人生で初めての住所不定無職になった まァ、大阪に帰れば帰る家はあるので純正の(笑)住所不定じゃないんだけどね けど何があっても2年は福島で復興の仕事をすると決めてたし、こうなった理由はあるから言い訳もしたいけどね、理由はどうであれ自分で蒔いた種だし俺も男やから言い訳はしない ただこの様な結果になったのは非常に残念。けどね、今後も福島で仕事したい。今こんな形で大阪に帰ったら負け犬なのでしばらくは福島で車を拠点とした就活生活になる この南相馬市というところは賃貸物件もなくホテルや旅館は常に満室、電車も一部の路線はまだ震災の影響で閉鎖になっていて車がないと交通の便はかなり不便というか車がなかったらかなりしんどい。ほぼ全財産を使って先週車を購入したので何とか足はあり交通の不便な福島でも生活は一応出来るけどまさかこんなになるとは思ってなかったから車をゲットしたものの次に続く金がなく、次の給料日まであと約2週間、しばらくは試練が続きそう 福島に来て8カ月目にし初めて苦労らしい苦労を経験してるけどこれも人生勉強、ピンチをチャンスに変えるには絶好の環境なのでしっかり頑張って乗り越えたい‼︎ って俺、どれだけポジティブやねん‼︎ とりあえず早よ仕事と宿舎見つけて盆休みには胸張って大阪に帰れるようにします 少しホームレス入ってる今の生活、正直俺には向いてない(笑) 負けへんで〜‼︎」。
 7.2日、YがフェイスブックでN子、Мと次のようなやり取りをしている。
N子  浩二 大丈夫か? その気持ちは分かるけど、福島に拘る必要はないと思うで 他府県でも仕事あるやん 私からすればそかな気持ちになり、まだ意地とうす方があかんと思うで。
 そうですね。考えておきます 7月2日 14:00
N子  「この車が廃車なんや 新しい車はどんなん?」。
 調子いいです 同じekワゴンですが、シルバーで車検は2年満タンです。走行が6.5万キロです。14年式ですが、走行が少ない 左のドアにですが、傷があります。あと、前後バンパーにも有ります。でも、車検満タンで20万円 7月2日 14:34
  いやいや、20万です 7月2日 14:55
 7.3日、Yの福島でのフェイスブック書き込み。
 「M/何があったのか…⁉️7月3日 7:31」
 「まぁ、色々ですわ‼︎(笑) けどそんなにたいしたことでも無いのでご心配なく‼︎ ご心配おかけして申し訳ありません‼︎‼︎  7月3日 7:37」
 「兄弟、心配かけてゴメン‼︎ 俺の方やけになる事は全くないし全然大丈夫やから安心してな‼︎ ま、今回色々あったけど兄弟の言う通り高い授業料になったけど(笑)次に繋がるいい人生勉強になった‼︎ · 7月3日 14:30」。
 「うん、ありがとう‼︎ 7月3日 19:57」。
 7.3日、Yの福島でのフェイスブック書き込み。
 「バイバイ、2台目‼」。
 「いやいや、常にガソリンを満タンにしてやってたし、女を抱く時以上にやさしく丁寧に運転していたんですけどね‼︎(笑) あ〜、もうちょい乗りたかったデス‼︎ 7月3日 19:56」。
 7.3日、Yが福島から「Yシルバ-軽ワゴン車」で帰阪し、同日から15日まで大阪に帰省している。ちなみに、福島の郡山インターから大阪の吹田インターまで距離約750㎞、約8時間かかる。郡山インターに乗るまでの時間と吹田インターから目的地までの時間を考慮すると凡そ9時間かかることになる(以降、「約9時間」と想定する)。
 7.3日、Yが神奈川の「海老名サービスエリア」でのフェイスブック書き込み。
 「次の仕事のメドが少しつき、こちら福島での用事も一通り済んだのでしばらく大阪に帰ります いま東名の海老名SAで休憩中 雨やし急いで帰る用事も無いからボチボチ帰ろ〜‼︎ 早く次の仕事に就きたい‼ ︎7月3日」。
 7.4日、Yのフェイスブック書き込み。
 「アハハ‼︎ けど最後は身体?を張って守ってくれたんで感謝デス‼︎ 7月4日 2:58」。
 「いやいや......... ホントにすいません(笑) 考える前に行動してしまう悪いクセです 7月4日 3:01」。
 7.4日、Yが大阪の「ドン・キホーテ(Don Quijote)枚方店」に立ち寄りフェイスブックに次のように書き込んでいる。
 「地元に帰って来たわ〜‼ 留守してる間にだいぶ変わったけどやっぱ、地元最高や‼ 7月4日」。
 7.5日、Yが大阪でフェイスブックに次のように書き込んでいる。
 「ガソリン安っ〜‼」。
 「そうなんですか‼ 香里園とか寝屋川周辺は安い店で135円です あまり変わりませんが今現在無職の自分にとってはデカいです(笑) 7月5日 14:17」。
 「おはようございます 今日は朝から京都見物!」。
 「ガソリンを入れに久御山まで行ったんですが時間もあるので突然京都に行こうとひらめき行っちゃいました (((o(*゚▽゚*)o))) 7月5日 14:15」。
 7.5日、Yが大阪で母校の枚方市内の中学校を訪れ、フェイスブックに次のように書き込んでいる。
 「我が母校‼ 超久しぶりに立ち寄った。卒業してからメッチャ波瀾万丈の人生を歩んで来た俺‼ (卒業前までも普通じゃないくらいメッチャ波瀾万丈やったけど)...俺は思いもしない生き方を送るようになる。当時の俺はこんな人生になるとは夢にも思わなかったはず。どこで間違ったんだろう.....(笑) 何はともあれ.....あれから30年経ちました‼︎ ( ´ ▽ ` )」。
 7.10日、Yがフェイスブックに書き込み。落した携帯電話のひび割れ写真を載せて、
 「あ〜やってもうたぁ〜‼(涙)」。
 7.10日、Yがフェイスブックに書き込み。
 「心斎橋のアップルストアに行ったついでに久々にアメリカ村に寄りましたやっぱ、ええわ〜! アメ村‼」。
 「いや、予約無しでキャンセル待ち狙って行ったんですが無理でした(涙) 明日も予約がいっぱいだそうですが朝イチに並べば修理出来るそうです 7月10日 21:42」。
 そういう事で明日も心斎橋に行くのでアメ村散策楽しみます‼︎ 7月10日 21:43」。
 いや、店員さんに聞いて確認したので間違いないと思います 7月10日 22:14」。
 7.11日、Yがフェイスブックに書き込み。
 「出費は大きかったけど新しいiPhone6に交換して貰った‼ バックアップもしたので電話番号も変わらずデータもそのまま残ったけどLINEのPINコード入力だけがエラーになってLINEが開かない為にLINEが出来ずLINEのゲームも出来ないよ‼︎ あとCDレコのアプリだけデータが全部飛んでしまって少し涙......」。
 「自分は保険や補償に加入してなかったので昨日あわてて補償に入りました(笑) 後日お見舞金として実損金額が戻ってくるらしいけれど給料前の出費になったので痛いです(涙) 7月11日 18:10」。
 「保険の話はして貰ったんですが破損させない自信があったしあまりお金もなかった時期やったんで加入しなかったんです そのツケが来ました(涙) 故障....っていうか車から降りる時に落としてしまったんですよ 7月11日 18:27」。
 「そうします(笑) 7月11日 19:14」。
 7.13日、Yがフェイスブックに書き込み。
 「携帯しますを修理した時にバックアップしたんですがそのバックアップが上手くいかないのです7月13日 17:07」。
 「あ、します....は間違いです(笑)バックアップはiCloudで完璧にしてたんですが......7月13日 21:25」。
 「あ〜、メッチャイライラする〜‼」。
 7.14日、Yが大阪でフェイスブックに書き込み。
 「焼き牛丼、メッチャ美味い‼」。
 7.15日、Yが大阪でフェイスブックに書き込み。
 「福島上等カレーの福島って福島県の福島? それとも大阪の福島区の福島⁇」。
 「そういえば向こうでは見たこと無い店 7月15日 19:40」。
 7.15日、Yが大阪でフェイスブックに書き込み。
 「大阪最後の夜 久しぶりに昔稼がせて貰った思い出の場所を見に行きました」
 7.15日、Yが大阪でフェイスブックに書き込み。
 「明日、福島に戻るので今夜は遊ぶど〜‼ やっぱ、大阪といえばここでしょ‼ メッチャ楽しい‼(笑)... 大阪最高‼ 大阪から出たくないよ〜‼︎(涙)」。
 7.15日、Yが大阪でフェイスブックに書き込み。
 「イヤイヤ、メッチャメッチャ1人ッス‼︎(笑)7月15日 21:46」。
 「ラジャー‼︎お持ち帰り出来るよう頑張ります‼︎(笑)7月15日 21:59」。
 「*7月15日 22:06」。
 7.16日午後11時56分、Yがフェイスブックに書き込み。
 「ただいま、石川県‼︎ こっちは風は吹いてるけど雨はそんなに降ってないよ」。
 7.16日、Yがフェイスブックに書き込み。
 「以前から行きたかったコメダ珈琲にやっと行きました シロノワールもコーヒーも最高に美味しいです さぁ、食べたらいよいよ福島に行くぞ〜‼︎明日福島に戻る」。
 7.17日午前6時53分、Yがフェイスブックに次の書き込みしている。
 「おはようございます 仮眠終了‼︎ ただいまから出発です‼︎」。
 7.17日、Yがフェイスブックに次の書き込みしている。
 「昼前に福島に無事到着しました‼ こっちはたまに雨がばらつきますが良い天気です 今大阪は台風の影響ですごい事になってるそうですが.....」。
 7.18日、Yがフェイスブックに次の書き込みしている。
 「イヤイヤ、無事到着したものの思うように物事が進まずなかなか大変です‼ 7月18日 15:07」。
 「ま、しっかり頑張ります‼︎ 7月18日 15:29」。
 「*7月18日 18:17」。
 7.23日、Yがフェイスブックに次の書き込みしている。
 「南相馬の大きなお祭りまであと2日‼」。
 7.24日、Yが除染を担う別の職場から移ってきて、福島県二本松市の除染作業者の宿舎に泊まり込みし始める。宿舎はJR東北線二本松駅からバスで40分ほどの山中にある温泉宿。宿から約30キロ離れた福島県川俣町山木屋地区で除染作業をする契約社員として働き始めた。日当は約1万5千~8千円。作業員は全国から集まり、山木屋地区では約2800人が働いていた。フェイスブックに次の書き込みしている。
 「今日から現場復帰‼ 本格的な仕事は明日からになるのですが、約1カ月ぶりに現場に出て、なんか新鮮な気持ちになりました。この休養期間中は、久しぶりに地元大阪でゆっくり出来ました‼ め〜いっぱい親孝行し、め〜いっぱい楽しみ、め〜いっぱい遊んで(笑)それでもやり残して来た事はたくさんありますが、久々に地元で心身共にたっぷり充電出来たので、福島に戻るのは正直辛かったけど、その全てが今につながっているので、明日からも初心の気持ちを忘れずに、再スタート頑張ってみようと考えてます。まっ、言ってる間に盆休みが来るので、そん時はまた大阪に帰省しますが、今度は胸張って大阪に帰れるように明日からもしっかり頑張ります‼︎... ちなみに明日は天神祭‼︎ 久々の天神祭、楽しみにしてたけど..!行きたかった〜‼︎(涙)」。
 Yの働き振りが次のように証言されている。上司に仕事の指示をされると「うるせえ」などと言い返すこともあった。休日には車でパチンコに出かけていたという。同僚の男性によると、Yは夜になると1人で宿を抜け出し「パチンコに行ってくる」と云って車で出かけることが多かった。同僚らがパチンコ屋に行ってもYの姿はなかった。「徘徊(はいかい)癖というか個人行動が好きで、みんな『あいつ何してるんや』と思っていた」の証言がある。宿舎は数人ずつの相部屋。作業員らは漫画やDVDを貸し借りして共有し、一緒に楽しんでいたが、「Yだけは絶対にDVDを貸さず、自分の車の中で一人で見ていた」(同僚)。車内に置いていたDVDは約50枚。同僚の1人は「どんな内容か知らないが、よほどDVDを人に見られたくなかったのだろうか」と話している。
 7.26日、Yがフェイスブックに写真入りで書き込みをしている。
 「相馬野馬追‼」。
 「今日行って来た相馬野馬追の動画‼」。
 7.29日、Yがフェイスブックにコカコーラとコーラゼロノ煮詰めた写真入りで書き込みをしている。
 「コカコーラとコーラゼロを煮詰めてみたら…コーラの砂糖の量が衝撃すぎた。これは衝撃…」。
 「コーラ、ヤバい......」。
 8.8日夜、Yが福島市の花火大会を観覧、フェイスブックに投稿している。
 「福島の花火大会‼」。
 けど、やっぱり大阪の花火見たかった〜‼︎」。

 その後、除染作業仲間の友人男性と一緒にお盆休みで帰省に向かう。友人男性は実家のある千葉県まで送ってもらうことになる。
 8.9日、Yが友人男性と一緒に途中のパーキングエリアで1泊する。
 8.10日午後10時34分、Yが、フェイスブックに書き込みをしている。
 土曜日まで仕事で、土曜の夜から帰省ですが、同僚の子を千葉まで送る為、福島の花火大会を見て、千葉経由で帰ろうと思ってたところ、今まで一緒に遊んでいるという.....(笑)」。
 8.10日、Yが、勤務先の福島県から大阪に帰省する途中、千葉市花見川区の「本家絶品!煮込みカツカレーの店」を初めて訪れている。並木道夫代表(40歳)が「カツカレー」を薦めると、その大盛りを注文したという。並木代表が帰り際に感想を聞いたら、関西弁のイントネーションで「めっちゃうまかった。また来ますわ」と述べたので記憶に残ったと証言している。「福島から来たと言うし、正直、気分のいいお客さんでした」、「2人で来ていた。ヤンキーっぽい感じだった」と振り返っている。

 Yがフェイスブックに次の書き込みをしている。
 「幕張で超有名なカレー屋‼ 初めて煮込みカツカレーを食べたよ! メッチャ美味しい‼ 店長も面白い人で最高です‼」。
 8.10日、Yと友人男性の二人が東京・秋葉原に向かう。道中で池袋などに立ち寄っている。フェイスブックに書き込みをしている。
 「明日、大阪に戻る予定です‼︎8月10日 20:15 」。
 「Yes!8月10日 22:25」。
 「相手が22歳なんで、メッチャ楽しいっす‼︎8月10日 22:26」。
 「気持ちが若返りますよ!8月10日 22:27」。
 真偽不明ながら週刊新潮9.3日号が「除染作業で知り合った元同僚証言」として次のような記事を書いている。「実は8月9日と10日、山田は仲が良かった除染作業の同僚と共に、アダルトサイトで見つけた“輪姦イベント”に参加していた」、「9日の会場は品川にあるホテルの一室で女1人に男が5、6人。山田は緊張のためか射精にまで至らなかった。ちなみに山田は自分のイチモツには真珠(シリコーンボール)が25個入っていると自慢していた。翌10日の会場は池袋のホテルで、この日はうまく射精にまで至り楽しそうにしていたといいます」。この証言の真偽は不明である。と云うかYを犯人と思わせる為の言論買収ヤラセ証言である可能性が高い。
 8.11日未明、二人が少女をナンパする目的で秋葉原に向かう。
 8.11日午前0時15分頃、Yが、同僚男性を乗せて「Yシルバ-軽ワゴン車」を運転中、女の子をナンパするために車を急にUターンさせたところ、他府県ナンバーだったことなどから東京・秋葉原(千代田区外神田)の路上で警視庁の巡回中のパトカーの警察官に職務質問されている。「職務質問を受けた際、巡回中のパトカーが近づいた直後に軽ワゴン車を発進させていたことが同庁幹部への取材でわかった。前方から近付き擦れ違おうとした際にYが車を突然、発進させたという」(「山田容疑者、不審な急発進で職質…事件2日前」)

 この時、車内のボストンバッグからスタンガンや複数の手錠、注射器が見つかっている。軽犯罪法では、正当な理由がないのに人に危害を加える器具を隠し持つことを禁じており、スタンガン所持が同法違反の可能性があるとして、近くの警察署に任意同行し約3時間任意で事情聴取している。警察署では別々の部屋で取り調べを受け、同僚が部屋の外を通るYを見かけると、おどけるようなポーズを見せていたという。「手錠は遊びで使うためだった」、「スタンガンは護身用に持っていた」などと説明したためと、スタンガンには電池が入っておらず、すぐには使用できない状態だったため違法性は問えなかったという。尿検査をしたところ薬物反応は出ず、警視庁は法令違反をしていないと判断し逮捕せず、手錠やスタンガンなども押収しなかったと云う。スタンガンを調べた際、「返してほしい」と警察官に求めていたことが捜査関係者への取材でわかった。府警はスタンガンや手錠の行方を調べている。
 8.11日午前3時頃、Yが、警察の取調べが終り釈放される。
 8.11日午後1時47分、Yが、フェイスブックに書き込んでいる。
 「お台場、レインボーブリッジなう!!」、「横浜じゃないですぅ〜‼︎」。
 8.11日、二人が別れ、Yは大阪に向かった。
 8.11日午後3時20分頃、Yが車で関西に入り、滋賀県甲賀市の「新名神高速道路 土山サービスエリア」に着いている。フェイスブックに山サービスエリアの写真を載せ、次のように書き込みしている。
 「高速渋滞と寝不足の中、やっとここまで着いた‼(*^_^*) 地元まであと少し‼ 屋根のミスト、メッチャ涼しい‼(^^)」。
 8.11日午後10時23分頃、Yが京都府八幡市の久御山(くみやま)で給油している。フェイスブックに軽ワゴン車の写真を載せ、次のように書き込みしている。
 「帰って来たよ‼ \(^o^)/いつも福島から帰って来たら寄る久御山のセルフのスタンド‼ 無事に帰って来れた事に感謝して、車にはご褒美として満タンにしてやってます‼︎」。
(私論.私見)
 この時の車の写真を見ると、少なくとも運転席の窓にはスモークフィルムが貼られていない。車のボンネット前方から見れば後部座席まで覗けるようになっている。このことが分かるように撮っている。
 8.11日、男児が所属するソフトテニス部の部活に参加。午後からはハンバーガー店で友人らとゲームをして楽しんでいる。午後4時頃、「いとこが来る」と言って自分から帰ったという。
 8.11日午後6時29分、Yがお盆休みで帰阪。大阪府寝屋川市に戻り、フェイスブックに京阪香里園駅の写真を載せ、次のように書き込みしている。
 「やっぱ、地元最高です!! 帰って来たなぁ~って感じ!!」。
 8.11日**時頃、Yが、「A女」に「13日に面会に行く」と伝えている。

【男児、女児の家庭の様子考】
 男児は母と妹2人の4人家族。母親は31歳で3度目の結婚である。住んでいたのは女児宅から自転車で5分ほどの築40年近いアパートの一室。今年4月、このアパートに引っ越してきた。身長143cm、体重32㎏。中学校ではテニス部に所属しており練習ぶりもかなり真面目だった。自宅の近所では“妹思いのお兄ちゃん”として知られていた。母は離婚歴のある30歳くらいの美人で男児を溺愛していた。男児は友達の家を泊まり歩くことも多かった。小学校の卒業文集に将来の夢として「人を助ける人になりたい」と書いている。母親の知人が次のように述べている。
 「彼女は過保護にも思えるぐらいに男児を溺愛していた。女手一つで育てているというのもあって母子の結びつきは強い。それだけに今回の一件でことさら自分を責めたりして混乱しきっている」。
 女児は4人姉妹の末っ子で、両親と祖母と2歳上の姉と本人の5人で借家の2階建て住宅で暮らしていた。身長147cm、体重㎏。吹奏楽部に所属しトロンボーン担当。友人らは「明るくて友達が多い子だった」と語っている。母は50代くらいでパン工場で働いている。夜勤の方が時給が良いことによると思われるが、夕方4時頃に出勤して帰宅は深夜の1時頃。母の帰りが遅いこともあり、女児は深夜に出かけることがよくあった。小学校の卒業文集に将来の夢について「会社に入ること」と書いている。捜査本部などによると、女児は外出した12日夜にはスマホのほか簡易テントを所持していた。友人によると、女児は7月に別の友人とお金を出し合って購入している。自宅前に「野宿」し中でおしゃべりをして楽しんでいたという。13日午前1~5時頃、京阪寝屋川市駅前の商店街の防犯カメラに一緒に歩く姿が写っているが、この時の映像にテントはない。

【男児、女児の出奔】
 【8.12日】
 8.12日、福島から地元の大阪に戻ったYが朝から交際中の女性とドライブし、寝屋川市内や京都、奈良方面をドライブしている。
 8.12日午後9時頃、男児が母親に「平田さんのところに行く」と言って外出する。男児は、現金や財布を持たないまま自宅を出たとみられる。男児は普段から現金や財布を持ち歩くことはないと云う。女児もまとまった額の現金を持っていなかったとみられる。
 8.12日午後9時~10時、家を出て約30分後、男児女児の二人が自宅近くのコンビニエンスストア(昭楽町(昭栄町?)のローソン)で友達に目撃されている。「二人は店の前のベンチに座り、女児は店の前でカップ麺を食べ、男児は店を出たり入ったりして落ち着きがなかった」と証言している。

 この友人は同じ頃、二人が「寝屋川の 猫爺」と云われる男性と会話するのも目撃している。「時間が遅いので、違和感があった」と証言している。自転車は近くに止めていたと見られるがどこに停めていたのか分からない。失踪後に駅前の駐輪場に現れることになる。

【猫爺証言と証言非公開考】
 8.12日午後9時~10時、「寝屋川の猫爺」(43歳。生活保護受給者)が「コンビニでカップラーメン食ってる二人を見かけて話したおっさん」として登場し、最後の証言者として証言している。ちなみに、「寝屋川の猫爺」は、文化住宅(賃貸の長屋風アパート)にたくさんのノラ猫と一緒に暮らしていることで知られている名物男のようである。文化住宅の玄関前にはポリバケツ、段ボール、ベニヤ板などがうず高く積まれている。頭に夏に似合わぬ厚地のニット帽子を被り、首にカラーの鎖を二重に巻いた姿でインタビューに登場している。
 概要「二人を見たのは12日夜の9時~10時くらい。コンビ二でその二人に会った。時間も遅いので当初、二人を見たときは違和感があった。女児はコンビニ前の地面に座り黒い大きなカバンを横に置いていた。約30分間、ネコの世話をしながら二人の様子を何げなく見ていた。女児はすごく落ち着いた様子だった。男児は店を出たり入ったりして歩き回っていた。家出というよりもUSJかどこかに遊びにいったレジャー帰りのような雰囲気だった。二人に切迫感はなく、二人の会話から姉と弟といった雰囲気だった。お姉ちゃんの方が冷めたカップラーメンずっと食べていた。男児はカップラーメンを1本ずつすすっていた。『のびてるやろ』と声をかけると、『なんでわかんねん』と驚かれた。女児が近寄ってきたネコを見て『かわいい』と言ったことをきっかけに、『家に帰らなくていいの?』と聞くと、『いいよ』と答えた。親が近くにいて迎えに来るのを待っているのかなと思った。親の話はしたくなかったのか適当にあしらわれた。『親は?お母さんは?』と聞いたら『ハハハ』と笑った。あの子の笑顔がまだ目に焼き付いています」。「もしオレが家出だと気づいていたら…」と悔やんでいる。
(私論.私見)
 この男の登場は偶然だろうか。事件と直接の関係はなかろうが、事件を呼び込む犯人側への情報提供者ぐらいの手引きした可能性があるように思われる。キーワードヒントは「USJ帰り」、「二人に切迫感はなく」である。証言するのに使う必要のない言葉が無意識の内に使われているような気がする。「あの子の笑顔がまだ目に焼き付いています」も何か暗示的な気がする。

 この「猫爺証言」の生録を聞きたいがネット検索に出てこない。と云うことは見られないように仕掛けされていることになる。これは絶対的にオカシイ。隠すと余計に見たくなるのが人情で、何か犯人側から見て不都合な発言がされているからではなかろうかと推理したくなる。ネット検索で「12日午後9時~10時 寝屋川市北部のコンビニで少年少女は鎖野郎=猫爺とカップラーメンをめぐり激論。30分にコンビニの防犯カメラで2人の姿が確認される」とあるが、どういう激論なのか内容については記していない。

 滑稽なのは猫爺については容疑者扱いするのを批判する書き込みが多く、山田容疑者については容疑者段階で犯人扱いする書き込みが多いことである。不正な臭いを感じるのはれんだいこだけだろうか。
 「週刊女性PRIME 9月3日11時0分配信/大阪中1遺棄、犯行疑われた"ネコじい”「すでに寝屋川はカオス」
 「『事件前夜、ボクだけがあの子らに声をかけたとか、目撃したと言われていますが、絶対にそうじゃない。大きな事件になったから関わりたくなくて名乗り出ないだけ。真夜中でも大人は歩いているし、アーケード街のベンチのある弁当屋さんは24時間やっている。あんな夜中に子どもがいたんですから絶対に気づくはず』と話すのは子どもたちが"ネコじい"と呼ぶ戸塚正樹さん(43)。39匹のネコを飼い、チェーンをアクセサリーのように首に巻くなど独特のスタイルで注目された。しかし疑われていたという。『ああ、こうやって撮影しておいて犯人だったら顔を出すんだなと』。目撃者と名乗り出るのはリスクがある。なぜ、声をかけなかったのかと責められるかもしれない。戸塚さんはあの夜、平田さんから『ネコかわいい』と言われた。カップラーメンを1本ずつすすっている星野くんには『のびてるやろ』と声をかけ、『なんでわかんねん』と驚かれたという。取材を受けたのは、2人を助けられなかったと後悔しているから。『犯人から狙われたら、返り討ちにして捕まえようと思っていたんです』。生活保護と空き缶回収で生計を立てる。自宅もある。『いまのボクは、ふなっしーみたいな扱いですから(笑い)。でも、危ない状況の子どもがいたらせめて声ぐらいはかけなきゃね。すでに寝屋川はカオス。人情深いのが大阪なのに、もう終わっている』」。

【男児、女児の神隠し前の状況】
 8.12日午後11時50分頃、男児が、親衛隊メンバーの一人に、「家に2人で泊まりにいってもいいか」とライン(LINE)や電話をしている。「親の許可が得られない」と断られている 。
 【8.13日】
 8.13日午前0時頃、Yが交際中の女性とドライブした後のこの頃、寝屋川駅近くで別れている。
(私論.私見)
 Yが犯人とすると、この後、鬼畜と化することになるが、私には信じられない。
 8.13日午前0時頃、男児が、もう一度「朝の6時に出るから泊まらせてもらえないか」とラインし断られている 。
 8月13日午前1時頃、平田さんの母親が帰宅。
 8.13日午前1時10分頃、もう一回ラインでお願いし断られている。
 8.13日午前1時21分頃、女児がラインで友人と交信している。友人が「何時まで遊んでんの?」と問いかけに「わからん」、「はよかえらんと」、「怒られるで」に、男児と一緒にいるとしたうえで、「大丈夫」、「野宿しようとおもう」と返信している。友人が「そーなんや笑」、「あほや、あめやで」と送信している。朝までに何度かラインで友人らとやり取りしている。
 8.13日午前3時過ぎ、女児から友人に「おやするみー」(おやすみなさい)とラインが入っている。(LINEの利用はいったん止まり、午前6時すぎに再開する)。
 8.13日午前4時51分頃、ワゴン車が、京阪寝屋川市駅前のアーケード商店街の出入り口を東に横切った直後、バックして入り口付近に停車。車道は片側1車線。その後しばらくカメラに車体が写ったままで、同じ場所で約20分間停車し続けている。車近くに複数の人物が数秒間、立っている様子が写っている。この車を仮に「不審な軽ワゴン車」と命名する。
(私論.私見)
 この「不審な軽ワゴン車」と「Yシルバ-軽ワゴン車」と一致するのかしないのかがキモになっている。「車近くに複数の人物が数秒間、立っている」とすれば重要な映像である。この映像をなぜもっと解析するなり公開しないのだろうか。
 8.13日午前5時頃、パート従業員の女性(65歳)が、京阪寝屋川市駅前のアーケード商店街のベンチで、眠ったようにうつむきながら座っている女児と男児の二人の姿を目撃し、「こんな早い時間に何で少年と少女が…」と思ったと云う。




(私論.私見)