事件経緯1 |
更新日/2017(平成29).11.10日
(れんだいこのショートメッセージ) | ||
ここで、「大阪中1少年少女殺人事件の事件経緯1」を確認しておく。 2015.08.22日 れんだいこ拝 |
【事件の経緯/神隠し時の状況】 |
8.13日午前5時8分頃、京阪寝屋川市駅前商店街の防犯カメラが、男児女児が商店街を歩いて行き来する姿、商店街を歩いていた二人が同時に振り返ってUターンして引き返す姿、車の方向に向かって歩く姿、その先に動く人影を映している。防犯カメラの前には商店街の宣伝用の旗があり、二人の姿と人影はこの旗に隠れ見えなくなる。これを最後に足取りが途絶えており、いわゆる神隠しに遭っている。付近で悲鳴や大声が確認されていない。捜査本部は、犯人が車内から二人の様子を観察してから声をかけ、連れ去った可能性があるとして分析を急いでいる(「遺棄当日朝、駅前に20分停車 容疑者の車?2人を観察か スタンガンなど処分の可能性」)。 |
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付近で悲鳴や大声が確認されていないままの神隠しが成り立つには、男児、女児が何らかの合意で車に乗っていること、乗った場所が丁度防犯カメラに写らない死角の場所であることを要件とする。つまり、相当に手練れた犯人グループにより誘拐されたとするべきではなかろうか。 |
8.13日午前5時10分頃、二人の姿が見えなくなってから約1分30秒後、傘を持った通行人が駅方面に歩いていくが異変に気づくようなそぶりはない。商店街入り口付近に停車する「不審な軽ワゴン車」の周辺で複数の人影が動いているが様子は判然としない。 |
8.13日午前5時10分頃、京阪寝屋川市駅前のアーケード商店街の出入り口付近を記録する防犯カメラに、「不審な軽ワゴン車」の動きが映っている。 |
8.13日午前5時11分頃、「不審な軽ワゴン車」が、停車から20分後、南東方向に走り去っている。この際、駅方面から商店街に入ってくる二人乗りの自転車が映っているが車を気にとめる様子はない。 |
8.13日午前5時20分頃、商店街を通った別の60代女性は「子供は見なかった」と証言している。二人が寝屋川市駅に向かい、鉄道やバスなどの公共交通機関を利用した形跡もなく、足取りがぱったりと途絶えてしまう。 |
【男児の母親と知人の探索空振りの怪】 | |
8.13日未明から同日朝、男児の母親と知人らが二人が居た京阪寝屋川市駅周辺を捜索している。「事情を知る知人」が次のように証言している。
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この情報が真であれば奇怪なことになる。そんなに広いところでもなかろうに、複数人が手分けして捜索していると云うのに見つけることができなかったことになる。なぜ見つけられなかったのかが分からない。この情報の真偽を確定せねばなるまい。この後の5時頃の映像との絡みで信じ難いことになる。 |
【事件の経緯/不審車の往来】 |
「不審な軽ワゴン車」の出発から12秒後、同車が商店街入り口から約70メートル南東を走るところを別の防犯カメラに映されている。こちらの画像の方がやや鮮明でシルバーの軽ワゴン車と判別できる。この時点より「不審な軽ワゴン車」が「Yシルバ-軽ワゴン車」と同視されているが本当にそうか判明していない。 |
8.13日午前5時17分、同じ防犯カメラに、「不審な軽ワゴン車」が今度は逆方向に走る様子がやや鮮明な画像が収められている。「不審な軽ワゴン車」が京阪寝屋川市駅の商店街周辺を何度か行き来する様子が複数の防犯カメラに写っている。 |
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普通は重要な証拠映像だろうが、本件では目くらましの可能性がある。 |
8.13日午前5時18分14秒、「不審な軽ワゴン車」が、駅前付近から約1キロ北の交差点の信号で停止後、通過して北の国道170号方面に向かう様子が防犯カメラに写っている。後部座席の窓に黒いスモークフィルムが貼られているなど「Yシルバ-軽ワゴン車」の特徴と酷似していると云う。防犯カメラ映像からは車内の様子は確認できない。 仮に本事件をYの犯行とすると、8.11日午後7時に大阪に戻り、翌日の8.12日は朝から彼女とドライブし、午前0時頃に彼女と別れて自宅に戻っている。その5時間後の犯行と云うことになる。Yがそういう犯行に及ぶ必然性が見えてこないんだな。 |
【不審なメール考】 |
8.13日午前6時11分、女児の友人が女児に「おやすみー」と返信すると、「おそ」(返事が遅い)、「爆笑」が入った。これが仮に女児の返信だったとすれば、これが「女児最後のやり取り」となったと考えられる。 |
8.13日午前6時30分頃、防犯カメラによれば連れ去り後であるが、女児が父親に電話している。これは確かなようである。これに関連して「お母さんが電話かかってきているのを確認したけど出なかった」とある。これは意味不明である。 |
8.13日午前6時45分頃、女児が携帯電話のラインの利用を再開している。別の友達にラインで、「自転車見つかった。今から星野と電車で京都に遊びに行って来る」とメッセージしている。相手「え?ふたり?」、「おんな?」。女児「彼氏、」。女児「多分、もう寝屋川には帰らないごめんね」、「絶対反対されるから私からは親にも連絡しない。****から、親に言っといて」。相手「何言ってんの?」、「は?」。女児「ごめん」、「子供出来た」。午前6時47分が最後の交信となっている。 女児のこのメッセージにつき、受け取った友人は違和感を覚えたという。なぜなら、女児のそれまでの表現と違うからだった。自分のことを「うち」と書き込みしているのに「私」と表現されている。 「彼氏」の表現も、それまで使わない言葉で妙。いつもは短い言葉なのに文章が長かったのもそうであった。「寝屋川に帰らない」、「子供ができた」のも不自然過ぎたと云う。このラインのやり取りは「なりすまし」か、女児に指示してやり取りさせた疑いがある。 |
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「自転車見つかった」とは不審な記述である。これを逆推理すれば自転車がなくなっていたことになる。それが偶然なのか犯人側が帰れなくしていたのか。「子供ができた」の記述も不審である。これに関する大阪府警の発表はない、マスコミも追求していない。白黒つけられるのだからはっきりさすべきだと思う。 |
【事件の経緯/Yが大阪拘置所に出向き養父と「5秒面会」】 | |
【8.13日】 | |
8.13日午前**時頃、男児女児失踪から僅か数時間後、Yが、堺市堺区の大阪刑務所を訪れ服役中の養父(1歳年上の山田姓の男性)に「5秒」ほど面会している。なぜ「5秒面会」なのかは分からない。余りにも短か過ぎる。「急用ができたから帰ります」と言って直ぐに出て行ったとする記事もある。その間、「Yシルバ-軽ワゴン車」を刑務所内駐車場の人目につき易い位置に駐車させている。駐車位置は監視カメラで確認されている。 | |
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「Yが大阪拘置所に出向き養父と『5秒面会』」はYの有力なアリバイである。但し、「5秒面会」が怪である。「急用ができたから帰ります」の急用が何であったのか解明せねばならない。車の駐車位置も怪である。車には後部差席の左右と後ろの窓にスモークフィルムが貼られているとしても運転席と助手席の両窓と前には貼られておらぬ訳だから前から見れば内部が丸見えになり、仮に男児女児が中に居たと仮定すると余りにも大胆不敵が過ぎよう。普通は有り得ない。 | |
8.13日午前11時25分頃、Yはその後、「A女」にラインで面会についてフェイスブックで大阪刑務所の門の写真つきで次のように報告している。
「A女」は、「中1少年少女殺人事件を窺わせるような様子は一切なかった」と証言している。「A女」は大阪府警にも同様の説明をしたとしている。「A女」は、事件前、Yから電話で「お盆休みで帰省します」と連絡を受けている。 |
【事件の経緯/Yが松原市内(堺市の大阪刑務所を東に約5キロ)を走行】 |
Yはその後、大和川沿いの道を上流方向の、かって住んでいたことのある松原市内(堺市の大阪刑務所を東に約5キロ)を走行していたことが判明している。 |
【事件の経緯/男児の母親が寝屋川駅前に置かれた自転車を発見】 | |
8.13日正午頃、男児の母親が、寝屋川駅前に置かれた自転車を発見している。但し、駐輪場の機械データが「8.13日3時」を示している。これも奇怪なことである。「8.13日正午頃、男児の母親が、寝屋川駅前に置かれた自転車発見」が真であるなら、駐輪場の機械データ「8.13日3時」が操作されていることになる。 | |
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母親が発見した正午との時間差が何を意味しているのか謎になっている。問題は、男児女児の自転車がどこに置かれていたのか。誰が駅前の駐輪場に運んだのかにある。果たして、Yにそのようなことができる時間的余裕があったのだろうか。とてもあるようには思われない。犯人側が自転車の始末に困り駅前の有料駐輪場に置いたと推理できる。 | |
8.13日午後3時頃、寝屋川市駅のケンタッキーの前の有料駐輪場に男児の自転車が止められている。駐輪場の機械データが「8.13日3時」を示している。この時刻は粘着テープを買った3時間後で、平田さんの死亡推定時刻の4時間前に当る。警察は山田容疑者が駅前に戻ってきて移動させたと見ているが、不自然極まりない。山田容疑者が置いたとするのも不自然である。結局、この頃既に二人は連れ去られていたとみられるので、第三者の何者かが放置したと考えるのが自然なことになる。こういう推理をしない方向で饒舌されている。 「13日午後3時頃、男児と似た服装の人物が同駅前に自転車を止める様子が近くの防犯カメラに写っていた」の記事がある。これが本当なら真犯人側の工作が裏付けられる。(少女の自転車は15日発見時時点では近くに放置され有料駐輪場には駐輪されず) 「報ステの車は2台・黒のワンボックスカー・不審な4人の影は見間違いかね」が次のような「二人の友人証言」を記している。
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【事件の経緯/Yが柏原市内のコンビニでが粘着テープ2本購入】 |
8.13日午後0時39分頃、「Yシルバ-軽ワゴン車」が柏原市内のコンビニに入り、Yが粘着テープを2本購入する姿が防犯カメラに写っている。 この時の服装は10時間後の黒っぽい服とは違うややデザインが異なる別の服を着ていると云う。Yは1人で行動している。このコンビ二は、男児の遺体が見つかった竹林の現場から約1・3キロ離れた場所にある。この時のテープが犯行に使われているのなら、逆推理すれば、この時まで男児女児は生きていたことになる。且つこの時も後部座席に二人が居たことになる。 |
【事件の経緯/Yが奈良方面へ向けて走行】 |
8.13日午後0時45分頃、「Yシルバ-軽ワゴン車」はその後、府道を東方向に進み、男児の遺棄現場の竹林付近、隣接する奈良県に向けて走っている。その様子がコンビニの東約900メートルにある事業所のカメラに写っている。 |
【Yの顔文字「(´Д`)」 (ため息マーク)考】 |
8.13日午後2時58分、Yがライン仲間の知人に意味深な顔文字「(´Д`)」 (ため息マーク)を届けている。 |
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この時の「(´Д`)」 (ため息マーク)が何を意味しているのかも詮索せねばなるまい。 |
【この頃、女児のスマホから友人にメッセージの怪】 |
8.13日夕方、女児のスマホから友人にメッセージが届いたという情報もある。但し、府警は、13日午前6時47分が女児のスマホからの最後の交信だったとみている。 |
【事件の経緯/男児女児の死亡推定時刻】 |
遺体の司法解剖の結果、女児の胃の内容物の有無から、13日午後7時前後に刺殺されたと思われる。男児も同日同刻頃、刺殺されたと見られる。 |
【Yと「A女」の電話会話】 |
8.13日午後9時頃、Yが、「A女」に養父と面会したことを報告する電話があったという。「A女」は体調が悪く、女性の夫が電話に出たところ、概要「(刑務所で養父と)面会しましたが、急用があった為、話しをせず顔を見ただけですぐに帰りました」と報告し、「明日の面会に一緒に行っていいですか」と頼んだと云う。普段通りの口調で異変は感じなかったと云う。「A女」は、「福島の除染作業を2年は頑張りたいと言っていた。事件に関わっているとすれば、その日に平然と連絡や電話をしてくるなんて信じられない」と憤っている(「毎日新聞 8月25日9時50分配信、<大阪中1遺棄>事件当日、知人女性に連絡」)。別記事によれば、YとLINEのやりとりをしていた「A女」と思われる女性が次のように述べたとしている。「こんなにも卑劣な罪を犯すなんて腹立たしい。立ち直れるよう励ましていたのに裏切られた思いだ(と話した)」。どちらの記事の発言が本当かは「A女」に確認すれば良かろう。 |
【事件の経緯/Yが国道170号沿いのセルフ式ガソリンスタンドで給油】 |
8.13日午後10時23分頃、「Yシルバ-軽ワゴン車」が女児の遺棄現場から南数キロにある枚方(ひらかた)市内の国道170号沿いのセルフ式ガソリンスタンドに入り、Yが黒っぽい服を着て軍手らしい手袋を着け給油している(防犯カメラから判明)。 「当日の別の防犯カメラには違う服装で映っていて、犯行後に服を着替えた可能性のあることが分かりました」(「毎日放送8月27日11時31分配信/大阪・中1男女遺棄事件 犯行後服を着替えた可能性」)。給油後は、女児の遺体が見つかることになる高槻市方面へと向かっている。Yは1人で行動している。 |
【事件の経緯/Yの大阪、奈良界隈縦横無尽走の怪】 |
8.13日午後10時34分、Yの給油から11分後、高槻市の物流会社駐車場近くに設置された防犯カメラに「不審車」が写っている。この「不審車」を「Yシルバ-軽ワゴン車」とすれば、Yの行動が奇妙にも事件が絡む寝屋川、高槻、柏原の「点と線」で結ばれる。この日、「Yシルバ-軽ワゴン車」は大阪府、奈良界隈を縦横無尽に走っている。何の必要があってこれほどの広範囲なルートを走行したのか意図が読み取れない。Yが、誘拐された男児女児の監禁、殺傷に絡んでいないことを間接的に主張する為に絶えず走り続け、あちこちに防犯カメラ映像を残していると推理することができる。 |
8.13日午後11時25分頃、Yが寝屋川市香里新町の自宅マンションに帰宅している。その際、エレベーターに1人で乗り込む姿がカメラに記録されている。 |
8.13日午後11時30分頃、実家に帰宅した直後、Yが女性に「会いたい」と電話している。女性は「暗く疲れ切った声だった」と話していると云う。この日、女性は山田容疑者の携帯電話に何度も連絡し、無料通信アプリラインでメッセージを送っているがYがなかなか電話に出ず、返信も時間が経ってからだったと証言していると云う。しかし仮にそうであったとしても犯人と断定するのは早計だろう。運び役、オトリ役として忙しかったと考えるのが普通だろう。 |
【事件の経緯/女児遺体運び込みの様子】 | |
8.13日午後10時35分頃、遺体発見の約1時間前、2台の不審車が女児の遺体が発見されることになる駐車場を訪れる様子が遺棄現場から南に約100メートル離れた解体業者の防犯監視カメラに写っている。この防犯監視カメラは、解体業社がバッテリー盗難対策として数年前に外壁に設置したもので、事件となった敷地内に不振な車が進入する様子をハッキリと写していた。 | |
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この解体業者の防犯監視カメラは犯人側の予想していない故に無警戒であり、その分重要なお手柄映像となっている。不自然なことに大阪府警の解析が二転三転している。 | |
現場は大阪府高槻市番田1丁目の冷凍食品の運送物流会社「直販配送 西日本統括支店」の約2000㎡の広さの砂利敷き駐車場である。京阪本線枚方公園駅から北西に約1・6キロの工場や民家などが点在する地域にあってトラック約30台が駐車できる。周囲は高さ約1メートルのフェンスで取り囲まれ、その外側には幅約5メートルの遊歩道、さらにその外側に幅約1・5メートルの用水路がある。用水路の外側は田畑が広がっている。そばには住宅街のほか中学校や高校もある。 駐車場は夜間でも車の出入りは一定程度あり、数十分に1回、出入庫するトラックのヘッドライトが駐車場内を照らす。関係者によると、午後10時前後には、トラックにいたずらをする者がいないかを確認するため、会社の担当者が駐車場内を巡回しているという。防犯カメラはなく、常駐の警備員はいない。ゲートなども設置されておらず24時間出入りが可能になっている。ほぼ1時間に1台の出入りがある。付近には街灯がほとんどないため夜間は暗い。場内に多数のトラックが止まっているため見通しは悪い。 |
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8.13日午後9時30分頃、駐車場にトラックが出入りしている。 | |
8.13日午後10時頃、会社の社員が駐車場に見まわりに来たが異常なし。 | |
8.13日午後10時34分頃、遺体発見の約55分前、「駐車場に1台の車が入る」。1台の乗用車が周囲を警戒するようにゆっくりした速度で駐車場に入り、遺棄現場付近にバックで停車している。わざわざライトを消して止めている。その後、車は出て行っている。これが下見だった可能性がある。 | |
8.13日午後10時40分頃、先ほどの車の出入りから約5分後、先ほどの下見の車と思われる乗用車が駐車場に入り、遺棄現場付近にバックで停車した。この時は1回目の半分ほどの時間でスムーズに駐車を終えている。 | |
8.13日午後10時46分頃、別の乗用車がライトを消したまま駐車場に進入し、最初の車の前にバックで縦列駐車する。 | |
8.13日午後11時10分頃、2台目が止まってから約30分後、2台は連なるようにして再び動き始め、出入口の方向へ走っていった。カメラは駐車場の出入口付近までは撮影範囲に入っていないが、2台はそのまま駐車場を退出したとみられる。 | |
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暗闇の為、車種や色などは特定できないが、ライトなどの形状からどちらも乗用車と推定される。報道初期ではワンボックスカーではなくセダンタイプの乗用車2台とハッキリ言っている。「2台はヘッドライトの形状などから乗用車とみられる」、「報ステの車は2台・黒のワンボックスカー・不審な4人の影は見間違いかね」と書かれている。ちなみに山田容疑者の車は「三菱自動車のシルバーのeKワゴン」である。車の色の違い、不審な車2台の意味、後の車の到着時間との間の6分のタイムラグ等々が謎となっている。 | |
8月13日 防犯カメラに映った車。
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これが当初の発表である。「産経ニュース2015.8.16、、防犯カメラに2台の不審車 発見20分前、現場近くに30分間縦列停車」。
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8.13日午後11時10分頃、不審車が駐車場を出ていく。 |
【事件の経緯/女児遺体発見】 |
8.13日午後11時35分頃、不審な2台の車が出て約20分後、トラックに乗って帰って来た会社従業員(53歳)(以下、「遺体発見者」と記す)が、トラックをバックで止めようとした際に、女児の遺体を発見し110番した。遺体は、自宅の北約7キロの大阪府高槻市の物流会社の駐車場の東端の奥に遺棄されており、「遺体発見者」の乗用車の下に隠されていた。 「遺体発見者」は13日昼頃、現場の駐車場に自分の乗用車を止めてトラックに乗り換え仕事に出発し、同日午後11時35分頃、駐車場に戻っている。止めてあった乗用車を移動させ、空いたスペースにトラックを止めようとしたところ、バックモニターに写った遺体に気づいた。「遺体発見者」は、「人が倒れている」と市消防局に通報したようである。死亡推定が午後7時頃とすると殺害後4時間半は経っている。山奥を選ぶ選択もあるのに、なぜかような人目につき易い駐車場に遺体を放棄したのかが謎である。 後に(8.16日)駐車場に止まっていた「遺体発見者」の乗用車の底部に血痕とみられる染みが発見された。犯人が遺体を乗用車の下に隠していた可能性がある。駐車場内で争ったような形跡、遺体を引きずったような跡はない。血痕は血だまりのようになっていたが周囲に飛び散ったりしていない。同日昼頃には遺体はなかったとの情報もあり、別の場所で事件に巻き込まれて死亡した女性が駐車場に遺棄された可能性が強い。大阪府警高槻署捜査本部が同日午後7時以降に駐車場に出入りした人物や車の確認や付着物の鑑定を進めている。 |
【女児遺体の所見】 | ||||
遺体の女性は身長約145センチで、体形や発育状況などから当初は「8~15歳の少女とみられる」と報道された。これにつき、8.24日発売の「週刊現代9.5日号」の「新聞・テレビが報じなかった大阪・寝屋川『中1惨殺』全真相」が次のように記している。
次のような関西テレビ報道もある 。
これに関する次のような説明がされている。
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女児の遺体は後ろ手に粘着テープで縛られてフェンス際でうつぶせに倒れた状態で見つかった。損傷は体の左半身の左胸の心臓部と左腹部の左側半分に集中しており、生前に刃物でつけられたとみられる30ヶ所以上の切り傷があったという。他にも左腕、左脚にすり傷、切り傷があった。左腕の傷は骨に達する深さだった。体の右側には目立った外傷はなかった。要するに、切り傷は肩から腰のあたりまで左半身だけ30カ所以上あった。 腹部付近の着衣が一部裂けて傷つけられていた。服をめくられるなどした状態でつけられたと考えられ、自由に身動きの取れない状態で執拗に切りつけられた可能性が高い。遺体の切り傷は、長さや傷口の形状が同一ではないものが複数あり、浅い傷もあれば骨まで達するほど深いものもあった。傷の付けられた方向もばらばらだった。「工業用カッターでつけられたものと見られる」との評がある。 粘着テープが頭顔全体に何重にも巻かれていた。両手首も後ろ手にされて粘着テープで身動きできないほど何重かに固く巻かれていた。両手首付近の皮膚が他の部位に比べて青っぽく変色して内出血しており長時間縛られていたとみられる。粘着テープから、不審な指紋は検出されなかった。手袋などが使われた可能性もある。これにつき、「粘着テープには一切指紋は無し。犯人は手袋をしていた可能性が高い」と一部で報道されていた。 顔や頭には何かで殴られたような複数の打撲の痕があった。首に圧迫されたような痕があるが首を絞めた際に折れることがある喉の軟骨に欠損はなかった。首を圧迫された圧迫痕がある。テープで呼吸ができなくなったことが原因で窒息死したともみられる。傷の状態から複数の刃物が使われた可能性があり、両手首を縛られて抵抗できない状態で、複数人の犯人から一方的且つ執拗に激しい暴行を受けた末に殺害されたと推理できる。まさに儀式殺人の特徴を示していよう。 遺体には、首を絞められて窒息死した際の特徴とされる顔面部分の赤らみがなかった。口からの呼吸を止められたことをうかがわせる唇の変色も確認された。女性が粘着テープなどで口や鼻を塞がれて殺害された可能性が高いとみている。 府警が女児の遺体を司法解剖した際、胃には食べかすなどの内容物が何もなかったこと、死亡時は空腹状態だったことが判明した(8.25日報道)。体内から薬物は検出されなかった。「女子は体内の血液を抜かれていた」の評もある。8.27日、スタンガンとの絡みにつき、「少女の遺体にスタンガン痕なし」と判明した。妊娠有無については発表されていない。死亡時刻は遺体発見から約4時間半前の同7時頃と推定されている。小柄な体形で腐敗はしていなかった。携帯電話や財布、自宅から持ち出していた簡易テントなどの所持品は何も見つかっていない。 女性は白のシャツに黒のタンクトップの上に白いシャツを羽織り、デニムの短パン、黒(紺)のハイソックスなど「若者らしいもの」姿だったが、着衣に乱れはなく、衣服に土や砂などの目立った汚れはあまり付いていなかった。衣服からも鮮明な指紋が検出されていない。靴は履いていなかった。靴下の足裏が汚れていなかったことが捜査関係者への取材で分かった(8.21日報道)。高槻署捜査本部は別の場所(屋内や車内)で殺害され、現場に車で運び込まれたとみている。なぜ人目につくところに放置されたのか分からない。体の傷は衣服の上から付けられたとみられるものだけではなく、衣服の切断部分と一致していないものもある。殺害後に服を着せた可能性がある」。 「犯人像については専門家からも指摘があった」を参照すると、有益そうな指摘は次の通りである。東京工業大の影山任佐名誉教授(犯罪精神病理学)は、「明確な殺意があれば全身や急所だけを狙うなども考えられる。こうした犯行は珍しいケースで異常性が際立つ。快楽殺人に近いものも感じる犯行」と述べている。 臨床心理士の矢幡洋氏は、「単独犯なら1人を取り押さえたとしても、もう1人に逃げられてしまう」として、複数犯の可能性を指摘している。「【高槻少女殺害】中1女子の自転車か、同級生男子の自転車の近くで目撃」に「大谷氏によると日本の犯罪史上中1の女の子がこれほど残忍に殺された例はないとのこと」とある。これによれば正視に耐えない撲刺殺であったことになる。大阪府警は詳細を発表していないが、これが真相ではなかろうか。 |
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「朝日新聞2015年8月15日16時04分/「少女遺体、両手首が変色 長時間縛られ暴行受けたか」を転載しておく。
「毎日新聞2015年8月18日東京朝刊 大阪・高槻の少女遺体:工業用カッターナイフを使用か」。
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警察は女児遺体についても男児遺体についても遺体損傷の正確な発表をしていない。それは恐らく儀式殺人特有の損傷をしており、そのことを明らかにすることにつき、上からの指示でブレーキを掛けられていることによると思われる。こうなるとおざなりの捜査しか進めていないことにもなろう。 |
【8.14日】 |
【事件の経緯/Yの養父面会と福島帰り】 | ||
8.14日午前7時30分、「A女」が、Yに「体調が悪いから行けない。悪いけど一人で行って。よろしく伝えておいて」と面会に行かないと伝えると「了解です。伝えておきます」と返信があった。Yが、「A女」にラインで「おそらく次に帰るのは年末になるので福島は雪ですよ」のメッセージを送っている。 | ||
8.14日午前10時前、Yから、受刑中に知り合ったという2007年来の知り合い(以下単に「B男」と記す)に「盆で帰ってきているから会おう」と電話している。このやり取りの際、Yが謎かけのように「やばいことしてもうた。もう帰れないかもしれない」と話した。「何したん?」と「B男」が尋ねると答えず話題を変えたという。「B男」は、「そわそわしたような口ぶりで、言いたくないことを絞り出して言うような発言だった」と証言している。 | ||
8.14日午前11時37分、高槻市で女児の遺体が発見された半日(12時間)後、帰省中のYがフェイスブックを更新している(12日から遺体が見つかった13日にかけてYの投稿は確認できない)。
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8.14日午後、ライン仲間の女子友人が電話したら、女児のスマートフォンは電源が切れているか電波が通じない状態だった。女子生徒は「家に帰っていないと聞いて心配になっている。 | ||
8.14日夕方、「A女」が、Yに電話して次のようなやり取りをしている。(「ポテチのブログ」の「【高槻中学生殺害事件】大阪刑務所に服役中の山田と養子縁組、渡利浩二から山田浩二へ」参照)
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Yの「元気でした」が本当なら、Yは17日にも養父の面会に行っていることになる。これはYの有力なアリバイとなる。この件は全く報ぜられていない。 | ||
8.14日午後8時頃、男児、女児の母親が寝屋川署に行方不明者届け、捜索願を提出している。SNSでの情報提供も開始される。 | ||
8.14日夜、Yが大阪を発ち福島に向かっている。Yと彼女は昼からタ方までドライブ。「彼女が『昨日は何をしていたの?』と聞いたら、山田は気まずそうに何も言わなかったそうです」。 | ||
8.14日午後10時51分、Yが京滋バイパス宇治西インターチェンジを通過の通行券を写メールしている。この写メールもわざわざの証拠残しとしか考えられない。 | ||
8.14日夜、男の子、女の子共に捜索願を寝屋川署に提出。SNSでの情報提供も開始する。 |
【8.15日】 |
8.15日午後1時3分頃、Yが東京料金所を通過している。 | ||
8.15日午後2時12分頃、Yが船橋料金所を通過している。東名、首都、京葉の3高速道路の料金所発行領収書を写メールしている。 | ||
8.15日午後*時頃、Yが知人男性がいる千葉県に立ち寄り、その際に洗車と車内の清掃をしている(「2015年09月16日 14時36分/中1殺害、事件2日後に車内清掃…証拠隠滅か」、「9/16 18:23 読売テレビ/山田容疑者 事件2日後、千葉で車内を清掃」)。 | ||
8.15日午後8時4分、Yが「A女」のスマホに次のようにメッセージしている。
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8.15日午後8時47分、Yが「A女」のスマホに次のようにメッセージしている。
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【事件の経緯/10日に続いて千葉市花見川区のカレー店再訪】 | ||
8.15日午後9時頃、「Y」が10日に続いて知人と共に千葉市花見川区のカレー店を再訪し、フェイスブックで「本家絶品!煮込みカツカレーの店」として次のように紹介している(「山田 浩二フェイスブック」)。
15日は休業予定だったが急きょ開店したと云う。同店の並木代表は、犯行を知って次のように述べている。
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「Y」を犯人とすると、「中学生二人殺した後にカレーを食べている」ことになる。これを「もはや人ではない」と興奮するよりも、「Y」が実行犯ではないのではないのかと疑うことも必要だろう。 |
【8.16日】 |
8.16日**時頃、千葉のカレーの店の件で、友人から「そんなに上手いん」とコメントされ、Yが「メッチャ美味しいです!!」と返信している。 |
8.16日昼頃、Yが福島県二本松市にある除染作業員の宿舎に戻っている。警察はYの車を福島県内で発見している。この時の職場の同僚証言「(事件後、会った際は)いつも通りだったとは思うが、ちょっと言葉数は少なくなっていました。疲れ切った印象です」。これは不自然でもなんでもなく長旅を考えれば当然だろう。 |
8.16日午後**時頃、Yが強行なトンボ返りで大阪に戻っている。但し、「約9時間」かかるとすると辻褄が合わない。前後の証言ないし本件の証拠化に不実が考えられる。これを仮に「8.16不審」と命名しておく。 |
8.16日夜頃、Yが「B男」と大阪市内で待ち合わせ、二人は「Yシルバ-軽ワゴン車」に乗り、飲食店で食事したり、ホームセンターをあてもなくぶらついたりしたと云う。しかし、「約9時間」かかるとすると、ホームセンターが開いている時間に大阪戻れたとするのがオカシイ。Yは福島県内で震災復興関連の仕事をしていると話していたと云う。 「B男」は2日前の電話のやりとり「やばいことしてもうた。もう帰れないかもしれない」が気になり、「やばいことって何なん?」と聞くと、「大したことないから」とかわされた。一方で、Yは信号で停止すると、ミラーで後方を確認したり後ろを振り返ったりしていたという。「車内にいたYはとにかく落ち着きがなかった。クーラーをガンガンに効かせていたのに時折汗をかいていて、おかしかった」と証言している。日頃は堂々としているYが、この日は慌てている感じがしたといい、「仕事で何かしたのかと思った」と云う。車内の異臭はなく消臭剤の匂いがしたという。 |
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「B男」の証言全体が臭い。この時点ではYは帰阪中でありまだ大阪には戻っていない筈である。そういう意味で日程が合わないので虚言の可能性が強い。マスコミは、そういう虚言の可能性が強い「B男証言」を繰り返して報道してYを犯人と思わせる洗脳刷り込みをしたことになる。マスコミの記事犯罪の一つとして受け止める必要がある。 |
8.16日午後8時、Yが大阪で友人と別れる。Yはこの後、福島に向かっている。 |
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福島から大阪に帰ったばかりで又福島に向かっていることになるが、この強行軍が信じられない。時間日程が合わない。マスコミはこの「8.16不審」につき何の解明もしていない。当局の誘導するままに報道するからこういう自縄自縛に陥ることになる。 |
【事件の経緯/攪乱情報が出る】 | |||||
8.16日、大阪・高槻の少女遺体が件の女児であることが明らかになる前、ネット掲示板のスレッドの中に唐突にこんな投稿が寄せられている。これを確認しておく。(参照「015.08.20
08:00/高槻少女刺殺事件/ネット掲示板に犯行予告か…猟奇的すぎる新展開1」、「同2」)。
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【8.17日】 |
【事件の経緯/犯人詮索報道続く】 | |
8.17日朝、Yが福島でラジオ体操している、とある。大阪帰りが本当なら超人的な福島帰りであることになる。 | |
8.17日、Yは川俣町で福島原発の除染作業に戻っている。本人に会った関係者は「普通だった」と証言している。 | |
8.17日、福島での滞在先だった宿舎では「食堂ではいつも1人で、会話の輪に入らない感じだった」と証言されている。寮のテレビが事件をニュースしていると、Yが航空写真の地図を指差して、「うちはこのへんや」と言っていたとの証言がある。 | |
8.17日、男児が家を出てから4日が経過した17日、母親がラインで知人らに次のメッセージを送っている。
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8.17日朝、女児が通う市立中木田中学校と府警寝屋川署から「女児の行方が分からなくなっている」との情報が入り、寝屋川市教委職員が同署に足を運んでいる。 | |
8.17日深夜、寝屋川市教委職員が、警察官から「女児とは遺体の特徴が違う」と聞き、ほっとしたと証言している。 |
【8.18日】 |
8.18日未明、大阪府警高槻署捜査本部が、女児の遺体の身元を 今月12日夜から行方不明となっていた同府寝屋川市立中学1年の平田奈津美さん(13)と確認した。行動を共にしていた男児も行方不明と分かった。捜査本部は水面下で不審車両の絞り込みに向かっていた。 |
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8.18日、Yが川俣町で福島原発の除染作業している。 | |
8.18日朝、寝屋川市教委職員らが情報収集に追われている。 | |
8.18日午前10時45分頃、寝屋川市教委に遺体が行方不明の女児と確認されたという知らせが入った。楠知樹・教育指導課長は「昨夜は違うと言われて安心したのに」と述べている(「毎日新聞8月18日15時0分配信 <大阪少女遺体>被害者「野宿する」 13日未明友人にライン」)。 | |
8.18日、「共同通信/2015年8月18日 5時27分 」が「少女遺棄、別のカメラにも車2台 大阪府警が関連捜査」の見出しで次のように発信している。
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8月18日以降、星野くんの家族の知人ら関係者が捜索の支援。
行方が分からなくなっている星野凌斗(りょうと)さん(12)の早期発見を願い、星野さんを捜す支援の輪が日増しに広がっている。「必ず生きて帰ってくる」。星野さんの友人らはそう信じ、チラシ配布やインターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて情報提供を呼びかける運動を開始した。 |
【8.19日】 |
【事件の経緯/捜査本部が、犯人の車を三菱自動車の軽乗用車「eKワゴン」と特定】 |
8月19日、捜査本部が星野凌斗くんの公開捜査を開始した。この日、捜査本部が、防犯カメラに映った車の車種と持ち主を特定した。府警によると、防犯カメラの映像を分析、ライトの形状などから、平田さんの遺体が見つかった13日深夜に物流会社の駐車場に出入りしていた不審車の車種を三菱自動車の軽乗用車「eKワゴン」と特定した。現場近くの国道170号沿いのコンビニの防犯カメラには同じ時間帯、山田容疑者が所有するシルバーの「eKワゴン」が映っていた。 |
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捜査本部が、犯人の車を三菱自動車の軽乗用車「eKワゴン」と特定したこの時、犯人を山田容疑者に特定したことを意味する。それが真っ当な推理なのか、陰謀的に山田容疑者を仕立て上げたのか、ここがキモになる。これに関連して、初報の「セダンタイプの乗用車2台」が 「三菱自動車の軽乗用車eKワゴン1台」にされた根拠と経緯が解明されねばならない。 |
【事件の経緯/山田容疑者が福島の川俣町に戻る】 |
8.19日、Yが川俣町で福島原発の除染作業している。 |
8.19日、「週刊新潮9.3日号」が次のように記している。「ニュースが始まると、Yが事件の報道が過熱するに従って背を向けてスマホをいじるようになったと聞いています」。 |
【コメンテーターの八代英輝弁護士が「殺害の態様が残虐すぎる」とコメントする】 | |
8.19日、TBS系放送の「ひるおび」で、コメンテーターの八代英輝弁護士が「殺害の態様が残虐すぎる」として、こう結論付けている。
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八代英輝弁護士がこう語るには語るだけの「殺害の態様が残虐すぎる」ことを知っているからではなかろうか。この発言は儀式殺人を臭わしていることになろう。 | |
8.19日、男児の行方不明公開。 | |
8.19日、報道ステーションが、「車は2台、大人4人組」説を打ち出している。但し、この報道は一夜で消されている。
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【「ニュース速報Japan」の正確な報道考】 | |
「ニュース速報Japan 」の 最終更新、「平田奈津美さんと特定-寝屋川市で行方不明の中1女子 大阪高槻に遺体」。
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「2015/08/19 星野凌斗君の母が美人過ぎる【Facebook情報】」、「2015/08/21 星野凌斗君の母親が凄い」が意味深である。8.19日時点で、男児の母親映像、母親と男児映像、母親の肩腕の刺青映像を写している。これはどういうことか。この種の個人情報を急遽入手できる訳がない。即ち、事前に情報化し映像化されており、事件後の8.19日のタイミングで公開放映されたと云うことになりはすまいか。とすれば、この事件は事前に計画されており、この男児、女児が狙われており、上手く誘い出され、事件に遭ったと云うことになるのではなかろうか。
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「直前まで星野くんを犯人と…寝屋川中1殺害事件で露わになったマスコミのキチク取材とコメンテーターのデタラメ推理」が次のように記している。
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当初、女児遺体が発見され男児遺体は不明だった。この時のマスコミの論調は次のようなトンデモものであった。
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このような偽せ又はかく乱情報を好んで出すマスコミの裏舞台はどういう仕掛けになっているのだろうか。 |
【8.20日】 |
【事件の経緯/山田容疑者が福島で私財処分】 |
8.20日、Yは、19日まで3日間働いた後、20日に体調不良を理由に休みを取り、福島で扇風機、DVDレコーダー、CD等を売却処分している。 |
8.20日、Yが、「南相馬市の病院へ行く」と云い大阪へ向かっている。福島から大阪に戻る際はいつもFBやラインで知人らに帰阪を伝えていたが、この時の帰阪を知らせている形跡がない。急遽呼び戻しの指示があったと考えられよう。 それにしても、8.8日夜、福島から帰省、8.11日、大阪入り。8.14日夜、大阪を発ち、8.16日昼頃、福島に戻る。(8.16日午後、福島を発ち大阪で友人と遊ぶはウソとする) 8.20日、福島を発つ。同夜、大阪市北区堂山町のバーに姿を見せる。8.8日の福島から大阪、大阪から福島、福島から8.20日の大阪戻りまで、それぞれ片道9時間掛かる訳だから何と強行軍なことだろう。「8.16日午後、福島を発ち大阪で友人と遊ぶ」をウソとしなければもっときつい、ありえないスケジュールになる。 |
8.20日、 「スッキリ!!」(日本テレビ系)が、元・兵庫県警刑事や元・東京都監察医務院長の見解を紹介するかたちで、犯人像を「未成年、複数犯、顔見知り」と報道した。 |
【大阪府警の不審な女児遺体運び込み現場の解析訂正/後だし報道で、やっぱり車は一台だったに変えられた】 | |
8.20日、大阪府警が、女児遺体放置現場を写した防犯カメラ映像の解析を次のように訂正した。駐車場に止まった2台の不審車を映したとされた解体業者の防犯カメラ映像、タイヤ跡などを詳しく調べたところ、遺体発見の約1時間前に2台の不審車が相次いで入る様子が記録されていたとしていたが、夜間で周囲は暗く、映像の車両はヘッドライトの動きから2台に見えていたもので実際には不審車は1台だった。実際には、午後10時35分頃に入った車が遺体が発見された横の駐車スペースに止め、ヘッドライトを消して駐車場の出入り口方向に移動。同じ車が約5分後に再び同じ場所に戻って駐車し、その約30分後に走り去ったと訂正発表した。これを第一訂正とする。 同時に、当初、ライトの位置や照射状況などから不審車は乗用車とみられるとしていたが、「黒っぽい国産のワンボックスカー」と訂正した。これを第二訂正とする。「この車によく似た車が事件当日の13日夜、国道170号を現場方面に北進する様子が周辺の防犯カメラに映っている」とした。ところが、 どういう力が働いたのか分からないが、この時の発表の「黒っぽい国産のワンボックスカー」が「Yシルバ-軽ワゴン車」にすり替えられることになる。要するに三度訂正である。 |
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これにつき、松本サリン事件の容疑被害者である河野義行氏の「警察は嘘をつくこともある」を転載しておく。
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【事件の経緯/大阪市北区堂山町のゲイタウンに姿を見せ「謎の滞在7時間半」】 |
8.20日深夜、Yが大阪市北区堂山町の、「東の新宿二丁目、西の堂山町」といわれる西日本屈指の「ゲイタウン」に姿を見せている。寝屋川市のYの自宅から南西約15キロの地点にある。21日午前1時15分頃、捜査員が、堂山町の駐車場でこの軽ワゴン車を発見、山田容疑者と見られる男の追尾を開始している。8.21日午前1時22分、堂山町に設置された防犯カメラは、傘を差しながら歩く小柄な男の姿をとらえている。白いTシャツに特徴的な青い靴。ゆっくりとした足取りで東に向かっている。この男が山田容疑者であるとされている。8月21日午前8時57分、Yとみられる白い服の男が大阪・キタの堂山町の防犯カメラに写っている。未明と同じ道を反対方向へ抜けていく。今度は白っぽい帽子をかぶり、黒色のかばんを肩から提げている。(阪急東中通商店街提供)。この直後、付近の駐車場に止めていた車に乗り込んだとみられる。 「ゲイタウンで謎の滞在7時間半」につき、捜査関係者によると、この間にYが立ち寄ったとみられるのが24時間営業の男性専用サウナだったとしている。 バーに立ち寄ったともされており、「バーの関係者はYが来店していたことを認めている。店内にはカウンターとボックス席があり、当時は大勢の客でにぎわっていた」と報道されている。Yが立ち寄ったとみられるサウナは「同性愛者向け」の店で、個室があり、休憩だけでなく宿泊も可能。ゲイ情報サイトでは、ジャニーズ系やマッチョ系、体育会系が集まるとされ、男性同性愛者が相手を求めて集う場所を指す「ハッテン場」として紹介されている。 |
【8.21日】 |
【事件の経緯/捜査員が山田容疑者の車を発見し、追跡尾行し始める】 | |
8.21日午前1時15分頃、捜査員が、大阪市北区堂山町の繁華街の駐車場でYの「Yシルバ-軽ワゴン車」を発見。以降、山田容疑者の行動確認に入り19時間あまり追跡尾行し始める。 | |
8.21日午前1時22分頃、堂山町の駐車場付近に設置された防犯カメラに、Yとみられる男が傘を差して歩く姿が写っている。白いTシャツに特徴的な青い靴で、ゆっくりとした足取りで東に向かっている。 | |
8.21日午前8時57分頃、先の映像から約7時間半後、同じ場所を写した別の防犯カメラにYとみられる男が記録されている。未明と同じ道を反対方向へ抜けて歩いている。今度は白っぽい帽子をかぶり、黒色のかばんを肩から提げていた。この直後、付近の駐車場に止めていた車に乗り込んだとみられる。 Yはこの後、男児の遺体が見つかった柏原市青谷の竹林に向かうことになる。「堂山町での空白の7時間半」、Yはどこで何をしていたのか。男性が男性を接客する「ゲイバー」が集まる堂山町。「東の新宿二丁目、西の堂山町」といわれるように、西日本屈指の「ゲイタウン」として知られる。この一角には男性専用サウナが複数並んでいるが、中には同性愛者が集う店もあるという。こうしたサウナには個室があり、休憩だけでなく、宿泊も可能。Yは24時間営業の男性専用サウナに宿泊したとされている。次のような記述がある。
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【事件の経緯/山田容疑者が男児遺体放置現場に出向く】 |
8.21日昼前頃、Yが、柏原市の竹林近くで「Yシルバ-軽ワゴン車」を降りて、手ぶらで周囲を警戒するように1人で竹林の中に入って行き、数十分後に出てきている。「行確(こうかく、行動確認)すると柏原市青谷の竹林に入っていった」。少し離れた場所から捜査員が見つめていた。「Yは1〜2分後に再び竹林の中から姿を現し、Yシルバ-軽ワゴン車に乗って走り去った」。不審に思った捜査員が林の中を確認したところ、男児の遺体が見つかった。捜査幹部が「事件との関与を決定づける行動」と認定し、これが逮捕の決め手になったと云う。 |
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何ともけったいなことに、犯人詮索報道続くさ中、男児の遺体のありかを容疑者が教えたことになった。何者かに指示されて現場に向かったと窺うべきだろうに、容疑者が男児の遺体放置の現場を知っていたから犯人に間違いなしとの幼稚な報道が続いている。 |
【事件の経緯/男児遺体放置現場に出向いた後の山田容疑者のその後】 |
Yはその後、「Yシルバ-軽ワゴン車」で奈良方面に向かっている。府警はこの時、追尾中であるが、奈良方面に向かった先の足取りにつき明らかにしていない。「柏原市の竹林」の確認に向かった為、尾行を打ち切ったのかもしれない。 |
れんだいこのカンテラ時評№1273 投稿者:れんだいこ 投稿日:2015年 8月29日 |
中1少年少女殺人事件考 中木田(なかきだ)中1少年少女殺人事件(以下、単に「中1少年少女殺人事件」と記す)を廻る世上の見解が余りにも酷く、それを補強する学者肩書きの薀蓄がこれ又酷過ぎるので、これを成敗しておく。 「リテラ」の2015.8.25日付けブログ「寝屋川中1殺害事件で「週刊現代」がやらかした! 容疑者逮捕に間に合わず星野くんの女性関係が原因とのデマ報道」(以下、「リテラ記事(伊勢崎馨)」と命名する)を参照する。但し、その論調には違和感を覚えるので同調しない。本稿執筆のきっかけになったと云う意味に於いて評価しておく。 「中1少年少女殺人事件」を廻る週刊主要4誌と云われる文春、新潮、現代、ポストの記事を比較してみる。新潮(9.3日号)は「寝屋川中1遺棄事件の全真相」、帯文「真人間を演じていたホオジロザメ」。文春(9.3日号)は「大阪寝屋川中1男女惨殺 鬼畜山田浩二の正体」。ポスト(9.3日号)は無記事。現代(9.5日号)は「新聞・テレビが報じなかった大阪・寝屋川『中1惨殺』全真相」、帯文「少女が抱えていた家族問題 大阪府警がマークした人物」。 週刊ポストの無記事は、夏休み合併号の関係で前週の21日に発売されたため事件に触れることができなかったと云う。本当のポスト事情を知りたいところである。文春、新潮は共に山田容疑者を犯人と認定した上で凶悪変態者とみなしての悪口雑言の競い合いをしている。 この点で、「リテラ記事(伊勢崎馨)」によれば、現代(9.5日号)号は「女児殺し男児犯人説」を打ち出し、併せて両家庭の親が関与しているとする倒錯的な大胆且つ的外れ憶測記事を書いてしまっていると云う。これは記事校了日が8.21日午後、発売日8.24日の制約による。即ち、この時点では山田容疑者が逮捕されておらず、男児の遺体も発見されていない。これにより「女児殺し男児犯人説」と云う大チョンボをしていると云う。 ところが、れんだいこが件の現代記事を読むとそういう風には書かれていない。せいぜい真犯人は誰だろう的な記事でしかない。途中で記事が差し替えられているのかとも思うほどである。 それはともかく、山田容疑者が登場するまでの段階において、マスコミ界の中で「リテラ記事(伊勢崎馨)」の指摘する如くな「女児殺し男児犯人説」が推理されていたのは確かなようで、「男児が女児を殺害して逃走、男児の親がそれをかばって遺体を隠蔽。真相は同じ中学生のグループによるリンチ殺人」云々なる論調の書き込みが存在するようである。 言論は自由であるから、そういう推理も許容されるのだろう。但し、この種の憶測記事には当らずとも遠からず的なものであることが要件とされるだろう。憶測記事の一部には真実があるのかとも思うが、その後に男児遺体が発見されたことにより、主張しているところの「女児殺し男児犯人説」は完全に破綻している。 とならば、大外れ責任が問われるべきではなかろうか。この場合、その出版社、編集長、担当デスク、記事執筆者、ネット発言者はヨタ記事責任を問われるべきだろう。現状は、良い意味での内部規律的なケジメのないままに次々とヨタ記事が許されているところが病気であろう。 ところで、「リテラ記事(伊勢崎馨)」は、「女児殺し男児犯人説」を大チョンボと批判しているが「山田容疑者真犯人単独犯」を疑っていないように見受けられる。れんだいこから見ればそれも誤りで第二チョンボに過ぎない。となると、第二チョンボが第一チョンボを貶しているに過ぎないことになる。但し、第一チョンボの方が重度過失であるから、批判の根拠はあると看做されるべきだろう。 ならば、れんだいこは事件をどう読んでいるのか。これから披瀝する観点も又チョンボなのだろうか、それとも正解だろうか。れんだいこ見解は次の通りである。1・本事件の真相はメーソン系結社による典型的な儀式殺人である。2・これの決め手は男児、女児の遺体の正確な所見である。これの発表がない間中は捜査が操作されている。3・山田容疑者は、事件にどう絡むのか、その経緯とか事情までは分からないが遺体の運び屋もしくはダミー的なオトリ役に過ぎない。 この見立てをする者はごく少ない。しかし今後は、本稿をきっかけにして、この種の事件に遭遇するたびにピンと感ずくことになるだろう。それで事件が解決する訳ではない。この種の事件は意図的故意に迷宮入りさせられることを常習とする。構図は「島根県立女子大生猟奇殺人事件」その他と同じである。解決しないのは、敗戦国日本を植民地支配している宗主国側の息のかかった犯罪だからである。こうなると、日本警察の捜査は深層の真相に近づくまいとして、あらぬ捜査にばかり傾注努力し始めるのがお笑いである。 |
【中木田(なかきだ)中学校が寝屋川市立木田小学校の体育館で事件説明会開催】 |
8.21日午後7時、中木田(なかきだ)中学校が、寝屋川市立木田小学校の体育館に全学年の保護者ら約400人を集めて事件に関する説明会を開いた。24日からの新学期を控え、学校側は生徒らの心のケアに取り組むことなどを説明した。 |
【事件の経緯/山田容疑者拘束】 |
8.21日午後8時20分頃、女児遺体が発見されてから8日後、Yは、大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線の今福鶴見駅近くの交差点で信号待ちしていたところを、8時22分、捜査車両に挟み込まれ身柄確保された。尾行開始から約19時間後だった。この時点よりY容疑者と書き換えることにする。「けんかのような声が聞こえ、外に出ると、バス停前の路上で5~6人の捜査員が男を取り押さえられていた。事件の容疑者だと聞き、驚いた」(「更新/ 地元最高です!!」「最後の大阪満喫!!」異様なハイテンション 容疑者が事件前後にFB頻繁更新」)。 |
【山田容疑者拘束時の同乗女性考】 | |||||||||||
Yが信号待ちのところを高速された際、交際中の女性が軽ワゴン車の助手席に同乗していたことが後に判明している。府警高槻署捜査本部は、女性は事件と無関係とみているが、Y容疑者の逮捕直前の行動を知っていたり、Y容疑者が事件に言及したことを聞いたりしていないかどうか事情を聴いている。 「【猟奇】大阪府の中1男女2名、惨殺事件★22」の「10 :自治スレでLR等議論中@可愛い奥様@2015/09/17 04:21:10.」が次のように記している。
「大阪中1殺害遺棄 山田浩二の交際相手の愛が深すぎる」が次のように記している。
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【8.21日】 |
【事件の経緯/男児遺体発見】 | |
8.21日午後7時36分、寝屋川市中心部から約22キロ南、松原市から約10キロの柏原(かしわら)市青谷の山中の竹林で男児の遺体が見つかった。現場は傍をJR関西線が通っており、竹林の近くには大阪府と奈良県を結ぶ国道25号があり、西へ向かえば、寝屋川市のY容疑者の自宅付近を走る国道170号につながる。西名阪自動車道の柏原インターチェンジからも約2キロ程度で、交通の便は決して悪くない。市道は人家がほとんどない山道で薄暗く、地元の人間か運送やタクシーのドライバー以外が走ることは少ない。現場の竹林へは市道から細い小道を通る必要がある。その先には資材置き場あり抜け道などにも利用できない。竹林の隣に畑を持つ女性(76歳)は「自分はミニバイクで畑に通っているが、道は行き止まりで車が入ってくることはない」と話している。 遺体は人為的に草をかぶせたような状態で置かれていた。頭を北向きに、体の右側を下にして横たわっていた。顔全体や手に粘着テープが何重にも巻かれていた。鼻や口を塞ぐように同種のテープでグルグル巻きにされていた。左手にもテープが残り、当初は両手首を縛られていたのが後に外れたとみられる。「遺体の顔面と左手首には粘着テープが巻きつけられており」云々。但し、左手首につき、女児の場合と違い内出血の圧迫痕は認められなかった。内出血は生存中に皮膚を強く圧迫され続けた場合などに起こるとされている。府警は男児が手首を縛られた後、短時間のうちに死亡した可能性もあるとみている。右手首は損傷が激しく判然としない。「右手首は損傷が激しい」とはどういう意味か。「当初は両手首を縛られていたが、その後に外れたとみられる」もどういう意味か。 遺体は損傷が激しく上半身の一部(肩から上、頭の一部)は白骨化していたと云う。しかしながら、「上半身の一部白骨化」は不自然過ぎよう。男児は女児とほぼ同時刻に殺害されていると推定できる。仮に「8.13日午後7時前後」として「8.21日発見」まで丁度1週間である。発見現場は山中の竹林である。「上半身の一部白骨化」は信じ難い。 「死後かなりの時間が経過しており、全体的に腐敗がかなり進み」とか「星野さんの遺体は長時間屋外に放置されて損傷が激しく」、「目立った外傷はなかった」、「外傷の有無も判然としなかった」との報道が為されている。これらの記事は、「遺体は損傷が激しく上半身の一部は白骨化していた」と整合しないのに平然と書きつけている。 「外傷の有無も判然としなかった」とはどういうことだろうか。「上半身の一部白骨化」報道と考え合わせると、要するに男児遺体の損傷様子の説明を忌避する為の口実と考えられる。実際には、別報で「司法解剖の結果、13日頃死亡したと推定されるが、男児の遺体には目立った外傷はなく、全身の傷みが激しく死因が特定できなかった」、「8.25日、男児の遺体は胃の中を確認できる状態ではなかった」、「8.27日、スタンガンとの絡みにつき、男児の遺体の傷みが激しくスタンガン痕は判然としていない」とあるように、女児以上の異常甚大な損傷があり、そのまま報道するのが憚られるほどで、それを「白骨化」で誤魔化していると思われる。「男子は血液を抜かれた上に肉を削がれているようだ」の評もある(「大阪 高槻、中1誘拐殺人の推察」)。 服装は、いずれも黒の半袖Tシャツと黒の短パンで、失踪当時のままだった。黄色のサンダルを履いていた筈であるが履いていなかった。しかし、自宅を外出した際に持っていたとされるスマートフォンや、黒とピンクのポーチはなくなっている。財布と現金は普段から持ち歩いていない。 府警は、現場におけるY容疑者が犯人とすれば当然実証せねばならない車のタイヤ痕につき発表していない。あるいはタイヤに現場の土が付着している可能性があるところ、これも発表していない。仮にY容疑者が男児を抱えて運んだとすれば、これについてもその証拠を固めておかねばならないだろうが、これに努めている形跡がない。Y容疑者を犯人とする際の重要な決め手になるのに、こういうところを杜撰にしていることが分かる。且つY容疑者はかなり小柄という情報も入っている。「小柄な彼が一人で遺体を運ぶのは困難」との見立てもあるようである。 「大阪 高槻、中1誘拐殺人の推察」が次のように記している。
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【男児遺体ズボンの中から精液入りコンドームが発見される】 |
ズボンのポケットから精液らしいものが入って口の部分が括られているコンドームが発見されている(「週刊新潮9.3日号」)。体内から薬物は検出されなかった。警察がDNA鑑定をしたところ、8.29日、山田容疑者と別人のものだったことが新たにわかった。「警察は、Y容疑者が第三者の関与を偽装するために男児の死亡後にポケットに入れたとみて、体液をどのようにして入手したのかなどを調べている」。周囲にはティッシュの塊が6つ転がっていた。「残っていた体液は、山田がいたサウナの複数の客のDNA型と一致。サウナの防犯カメラには、山田がゴミ箱を漁る様子も映っていた」。 |
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警察は「男児遺体ズボンの中から精液入りコンドームが発見され」、それが「Yのものではないことが判明」しても、「Y容疑者が第三者の関与を偽装するために男児の死亡後にポケットに入れたとみて、体液をどのようにして入手したのかなどを調べている」と云う。普通は、性儀式殺人を疑うだろうに。大阪府警は端から敵の本丸に向けて捜査する気がないと見ゆる。 |
【事件の経緯/男児の自宅で悲鳴と嗚咽】 | ||
8.21日午後9時過ぎ、男児の遺体が見つかったという速報が入った男児の自宅から女性の「いやや」絶叫が響いた。叫び声は5分ほど続き、いったんおさまったが、その後、おえつが漏れた。「絶叫はやがてすすり泣きへと変わり、しばらく止むことはなかった」。男児の家族や友人はこの1週間余り、街頭に出たり、通行人に情報提供を呼びかけたりして無事を祈りながら行方を捜した。男児の母親は京阪寝屋川市駅近くの駐輪場に置かれた男児の自転車の荷台に「りょうとへ はやく帰ってきて。おこらないからママ、たおれるよ。おねがいやから ママとこ帰ってきて」とメモを張り付けたが叶わなかった。 「フジテレビ系(FNN) 8月31日(月)20時11分配信/大阪・中1生遺体事件 星野凌斗君の祖母、涙ながらに胸中語る」参照。
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【事件の経緯/山田容疑者を逮捕】 |
8.21日午後8時22分頃、Y容疑者が女児の死体遺棄容疑で逮捕された。逮捕容疑は、8月中旬、高槻市番田の物流会社駐車場内で、女児の遺体の顔などを緊縛するなどした上、遺棄したとしている。女児が殺害され遺体が遺棄された中学校の保護者説明会の開催中に容疑者逮捕のニュースが流れた。 |
【事件の経緯/山田容疑者の逮捕時の同乗者存在発言】 | |||||||
捜査関係者によるとY容疑者は次のように述べて否認している。
「同乗者」につき、捜査員が確認した複数の防犯カメラからは存在が確認できなかったとしている。山田容疑者は男児に関する供述はせず、その後黙秘に転じた。 |
【事件の経緯/Y容疑者居住マンションの家宅捜索】 |
8.21日夜、大阪府警の捜査員がY容疑者が住んでいた寝屋川市香里新町のマンションの家宅捜索を始めた。マンションには容疑者確保の直後から多数の報道陣が集まり騒然となった。1階玄関には立ち入り禁止のテープ、容疑者宅とみられる部屋の前には目隠しのブルーシートが張られた。 |
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本件を儀式殺人の線で洗うならY容疑者の自宅捜査など何の意味もないのに、わざと仰々しくして捜査の格好付けしていることになる。要するに「あらぬ捜査」ばかりに耽り始めることになる。 |
【事件の経緯/大阪弁護士会所属弁護士がY容疑者と接見】 |
8.21日夜、大阪弁護士会刑事弁護委員会が、男性弁護士1人にY容疑者との接見を依頼。この弁護士は府警が事件の重大性を踏まえ、取り調べを初期から録音・録画していると明らかにした。Y容疑者は取り調べには取り乱す様子もなく淡々と応じているという。当初は容疑を否認していたが、その後は黙秘に転じ、それもいわゆる「カンモク」(完全黙秘)に近い、雑談にも受け答えしないような状態で一種のこう着状態に陥っていると云う。 日本国憲法38条1項、「何人も、自己に不利益な供述を強要されない」と定めている。これは、仮に被疑者・被告人が有罪だとしても、自分にとって不利益になる供述を法律上強要することは、人格を尊重する上で許されない、という考え方に基づいている。刑事訴訟法は、198条2項で「(被疑者の取り調べに際して)あらかじめ、自己の意思に反して供述をする必要がない旨を告げなければならない」。311条1項で、「被告人は、終始沈黙し、または個々の質問に対し、供述を拒むことができる」と定めている。これを黙秘権と云う。供述の強要を防ぐ為に、黙秘権を侵害して得られた証拠は裁判で使えない。被疑者が黙秘したことを有罪の証拠とすることもできないことにしている。終始黙っていることについての理由も不要とされている。 黙秘権には誤審を防ぐ側面がある。即ち、被疑者が拘束され、捜査機関(警察)の取調べを経て逮捕に踏み切ったとして、この段階では未だ容疑者であり犯人とはならない。捜査機関(警察)は、その後の取調べと捜査により供述と証拠を集める。これを検分して、検察官が被疑者を起訴するかしないかを判断する。起訴した場合には被疑者は裁判に付される。これを公判と云う。公判では検察が犯罪立証責任を担う。結審を経て判事が有罪無罪を判断し判決を下す。この経緯に於いて、捜査機関(警察)が、取調べの際に、有罪の証拠にしようとして被疑者に供述を強要すると、被疑者が強要負けして迎合的な供述をすることがある。こういう場合、被疑者が公判段階で強要供述であるとして無効を主張することが多い。強要供述による証拠化は誤判を生み易い。そういう経験則により被疑者の黙秘権が認められている。捜査機関(警察)には、被疑者が黙秘しても証拠を積み上げて行く能力が問われていることになる。 |
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この弁護士が一向に姿を現さない。オカシな現象である。よく考えると、「男性弁護士1人にY容疑者との接見を依頼」とあるばかりで、選任弁護士となったと云う情報ではない。Yは弁護士を持たぬまま黙秘し続けていることが考えられる。 |
【8.22日】 |
【事件の経緯/男児遺体発見その後】 | ||||||||
8.22日、府警は「Y容疑者」の職業について、福島県内の除染作業を担う契約社員と確認したことを明らかにした。 | ||||||||
8.22日午前、女児の告別式が寝屋川市の葬儀場で営まれた。同級生や保護者ら約100人が参列し、平田さんに最後のお別れをした。 | ||||||||
8.22日、日本テレビ系(NNN)の1時35分配信「Y容疑者の同僚『事件うなずける』」が、大阪の中学生殺害事件で、逮捕されたY容疑者の同僚の除染作業員が取材に応じたとして次のように報道している。
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【こんな推理ありかよ】 | |||
「【高槻中1殺人】大阪府警、山田浩二容疑者を逮捕するためにマスコミに嘘情報を流して犯人を追っていた!!!?」の「1: 名無しのワロタさん 2015/08/22(土) 09:24:53.86 0.net」を転載する。
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(私論.私見)