キリスト教福音派考

 (最新見直し2006.8.11日)


 キリスト教保守派の「福音派」がトランプを熱狂的に支持している。トランプ前大統領は云う。「全てのアメリカ人の家に聖書が必要です。私の大好きな本です」 。これまでも「信仰心のあつさ」をアピールしてきた。先月開かれた福音派の政治集会でトランプ氏が次のように訴えた。「キリスト教への偏見と闘うため、新しいチームを立ち上げる」、「何度も言うよ。クリスチャンのみなさん、投票してください」。バイデン政権が支持する中絶や性的少数者の権利について否定的な考えを持つ福音派はアメリカの成人人口の4分の1を占めていて、そのうちの81%がトランプ氏に投票するという。

 南部・テネシー州の「バイブルベルト」と呼ばれるキリスト教信仰があつい一帯。トランプ氏を公言するグレグ・ロック牧師「神があなたの人生を変えようとしていることを信じ、聖書の力を信じるならアーメンと叫んで!」。牧師が開催する日曜礼拝には1000名近い信者が集まる。 ロック牧師は今のアメリカの政治状況としてのをこう嘆く。 「敵はサタンのことだ。悪魔が文化に影響を与えているのは間違いない」、「世界中のあらゆるものがLGBTQを推進している」。近年、アメリカで見られる中絶や同性婚を認める動きに対し、牧師は伝統的な価値観がリベラルに変化することへ危機感を募らせていた。ロック牧師「絶対に同性婚を覆すべきで、中絶を覆して連邦政府として禁止して犯罪にすべきです」、「福音派がトランプを支持する最大の理由は、彼が、私たちが信じていることを話すことを許してくれるからだ」 。




(私論.私見)