天神様で知られる菅原道真公は、平安時代の学者で政治家ですが、政治家として頂点を極める矢先に、中央政府から離れた九州の大宰府に左遷され、悲しみの中で病没したとされています。その後の都での落雷の多発が、彼の怨霊とされ、天神様、学問の神様として、まつられるようになったそうです。そんな菅原道真公は、大変な囲碁好きで知られ、囲碁にまつわる詩を、たくさん残しています。その中のひとつの内容は、「山奥の静かな所で碁を打ち、手に意を尽くすことは何と楽しいことか。石音は小さいが、碁勢は敵の都を平定するように壮大だ。忙中に閑を見つけて碁を打つのは、老いてからも時を無駄にしない。碁を打つ仙人に出会ったら、斧の柄がくちるのも忘れたあの木こりのように、観戦に夢中になるだろう」。
彼の遺骸は、現在の大宰府天満宮に埋葬されたそうですが、近年、道真ゆかりの地の発掘調査が行われ、あちこちから、たくさんの碁石が見つかっているそうです。嘆きの日々の、唯一のなぐさめが、彼にとっては囲碁であったこと…、そんな菅原道真公をお祀りする服部天神宮の真ん前で、囲碁サロンが営めること、天神様の御加護を受けている幸せを、かみしめて、皆様に愛される囲碁サロンでありたいです♪ |