隅の生き詰め碁例題/ダメ詰め

 更新日/2022(平成31、5.1栄和改元/栄和4).2.11日

 (囲碁吉のショートメッセージ) 
 ここで、「隅の生き詰め碁例題/捨て石活用」の筋を確認する。「ぱいなっぷるⅡの囲碁ノート」、「基本死活辞典」、「★弁天喜楽会囲碁★」その他を参照する。

 2014.10.28日 囲碁吉拝


「第2部B 次の狙いを待つ一手の詰碁」
【第10問】[黒先]
≪棋譜≫(307頁の問題図)

棋譜再生


☆“小を捨てて大につけ” この一手しかない。

【正解:活き】
≪棋譜≫(308頁の正解図)

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・黒1とダメをつめる一手。
※このあと、白a(16, 十八)には、黒b(18, 十九)で本隊が活きる。
※黒1でa(16, 十八)は、白b(18, 十九)で黒死に。

【参考:コウ】
≪棋譜≫(308頁の参考図)

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・白2のダメがなくても、黒1はまずい。
・白2でコウにされる。
※この場合も、黒a(19, 十八)が正着。
(趙治勲『ひと目の詰碁』毎日コミュニケーションズ、2003年[2009年版]、307頁~308頁)

【隅の生き詰め碁例題/捨て石活用の筋】
課題元図
 黒先生き。官子譜の作品をアレンジしたもの。

1(正解初手)
 1(正解初手)/押え。わざわざ黒4子を捨て石として生きを狙う。捨石が不思議な効果を発揮する好例である。
その後図1
 2/ハネ当り。白のハネが厳しくて受けようがない形に見える。
その後図2
 3/ハネ押え当て(決定打)。この手が筋で、この手を発想できるかどうかが問われている。
その後図3
 4/。5/まで黒生き。 





(私論.私見)