隅の7目(2-3形)の2の片ハネツギ基本形

 更新日/2023(平成31.5.1栄和改元/栄和5).2.11日
工事中のイラスト1

 (囲碁吉のショートメッセージ) 
 ここでは、「隅の7目(2-3形)の2の片ハネツギ基本形詰め碁」を確認しておく。
基本型(ハネ、下がりなし)&外ダメ空き関係それぞれ
片ハネ&外ダメ空き関係それぞれ
逆ハネ&外ダメ空き関係それぞれ
両ハネ&外ダメ空き関係それぞれ
片下がり&外ダメ空き関係それぞれ
逆下がり&外ダメ空き関係それぞれ
両下がり&外ダメ空き関係それぞれ

 2005.6.4日 2013.5.22日再編集 囲碁吉拝


【隅の7目(2-3形)の2の片ハネツギ基本形の棋理】
 「隅の7目片ハネツギ(2-3)形」は「白から打てば生き、黒から打てば2の2ツケ又はハネツギがある方からのハネで死」。実戦的には、「隅の7目片ハネツギ(2-3)形は2の2ツケが煩(うるさ)い。完全生きは両下がりあるときのみ」と覚えればよい。隅の6目同様、置き、ハネ、放り込み、ノビ等のコンビプレーが手筋になる。

【隅の7目(2-3形)の2の片ハネツギ基本形】
(外側両方下がりなし&外ダメ空きなし)
課題元図
 白先、黒先如何。 
この型の結論
 この型の結論は次の通り。
白先  白先生き。白b(2の2)で、黒からは何も利かずの生き。
黒先  黒先白死(2通り)。黒a(ハネ)またはb(2の2)の二通り。 

【内側先/二の2曲がり】
内側先正解初手
 二の二の2曲がり。白が生きるには二の2曲がりが正しい。白地6目。
その後図
 前図の後、黒がどうやっても白に死にはない。

【外側先/ハネツギのところハネ】
外側先正解初手1
ハネ
 ハネツギの側ハネ。これで白即死。

2のお試し応じ手1
 2/押え受け。
3の正解応じ手
 3/ハネ。
その後図1
 4/押え。
その後図2
 5/二の1置き。「ハネて置く」手筋である。

2のお試し応じ手2
 2/二の2受け。
3の正解応じ手
 3/三の1置き。この手が肝心で正解。
その後図1
 4/サエギリ。
その後図2
 5/ハネで白死。

2のお試し応じ手3
 2/二の1受け。
3の正解応じ手
 3/一の2置き。この手が肝心の正解。
その後図1
 4/サエギリ。
その後図2
 5/ハイノビ。
その後図3
 6/押え。
その後図4
 7/ノビで白死。

2のお試し応じ手4
 2/一の3下がり。この手が一番うるさい。
3の正解応じ手
 3/ハイノビ。この手が肝心の正解。
その後図1
 4/押え。
その後図2
 5/二の2置き。
その後図3
 6/抜き。
その後図4
 7/打ち欠き放り込み。
その後図5
 8/ノビ。
その後図6
 9/コスミ。

外側先正解初手2
 二の2ツケ。この手でも白即死。但し、白からaのハネが利く時は白の外ダメがつまっているのが条件である。

2のお試し応じ手1
 2/ハネ。
3の正解応じ手
 3/ノビ。この手が肝心の正解。
その後図1
 4/下がり。
その後図2
 5/マガリ。これで五目中手で白死。白は手を出せないが黒はaから順番につめて当たりにする形が五目中手になっている。

2のお試し応じ手2
 2/ハサミツケ。
3の不正解応じ手
 3の不正解応じ手/ワタリ。
その後図1
 4/放り込み。これでコウにされ失敗。
3の正解応じ手
 3の正解応じ手/下がり。
その後図1
 4/下がり。
その後図2
 5/ハネ。この手が大切。
その後図3
 6/押え。この手でヒキならば黒ノビで2眼できない。
その後図4
 7/ノビ。この手で三目中手になっている。
本譜5の不正解変化
 ノビ。中手を急ぐと白2で生きられる。
その後図1
 6/下がり。次に黒aは白bで黒の失敗になる。

2のお試し応じ手3
 2/ハネ。これが利く時は白のダメづまりが問題となる。
3の正解応じ手
 3の正解応じ手/ヒキ。押えずにヒクのが正しい。
その後図1
 4/ハラヅケ。
その後図2
 5/サガリ。
その後図3
 6/頭ツケ。
その後図4
 7/押え込みアタリ。
その後図5
 8/ツギ。
その後図6
 9/ハネ。ダメづまりでaと打てないので白死。
本譜7の変化
 なお、黒が誤って7で9ハネを先にすると白a、黒8、白b、黒7、白cと脱出する恐れがある。

【隅の7目片ハネツギ(2-3)形の2の1置きあり基本型】
(外側両方下がりなし&外ダメ空きなし)
課題元図
 外ダメのないこの場合、白1の後、黒に◆の両下がりがくると手が生じる。2つの下がりに白が手を抜くと次図。

【外側先/ハネツギ型の対処法】
正解初手
 1/一の2置き。
その後図1
 2/渡り止め下がり。
その後図2
 3/ノビ。この手で、次に白aなら黒b、白bなら黒aでダメづまりのため白死となる。




(私論.私見)