更新日／２０１８（平成３０）．５．２４日

【隅の７目左ハネツギ形／基本型（左ハネツギ、下がりなし＆外ダメ空きなし）】

問題図 　白先生き、黒先白死（２通り）。　 この型の結論 　この型の結論は次の通り。 白先 　白が生きるにはｂ（２の２）、これで黒からは 何も利かず白地６目。 黒先 　黒から取りにいくにはａ（ハネ）またはｂ（２の２）の二通り。

【隅の７目左ハネツギ基本型の生きその１、２の２置き】

問題図 　白先生き。　 白先番正解初手 　白１（２の２）曲がり。白が生きるには１の曲がりが正しい。これで白地６目。 参考図 　前図の後、黒がどうやっても白に死にはない。

【隅の７目左ハネツギ基本型の不正解その１、２の１置き】

補足図 　外ダメのないこの場合、白１では黒◆の２つの下がりがくると手が生じる。２つの下がりに白が手を抜くと次図。 その後図 　黒１と置き。 　白２。 　黒３。白ａなら黒ｂ、白ｂなら黒ａでダメづまりのため白死となる。

【隅の７目左ハネツギ基本型の殺しその１、ハネツギ側のハネ】

問題図 　黒先白死（２通り）。　 黒の正解初手 　黒１ハネ。これで白即死。

【隅の７目左ハネツギ基本型の殺しその１、ハネツギ側のハネのその後１、押え】

白の応じ手１ 　白２押え。これは不正解で五目中手にされる。 黒の正解応じ手 　黒３ハネ。 その後 　白４押え。 黒の決定打 　黒５置き。

【隅の７目左ハネツギ基本型の殺しその１、ハネツギ側のハネのその後２、２の２置き】

白の応じ手２ 　黒のハネに白２（２の２）の場合。 黒の正解応じ手 　黒３（３の１）置きが正解。 その後 　白４サエギリ。 黒の決定打 　黒５ハネで白死。

【隅の７目左ハネツギ基本型の殺しその１、ハネツギ側のハネのその後３、２の１】

白の応じ手３ 　黒のハネに白２（２の１）の場合。 黒の正解応じ手 　黒３（１の２）置きが正解。 その後 　白４。 その後 　黒５ノビ。 その後 　白６押え。 黒の決定打 　黒７ノビで白死。

【隅の７目左ハネツギ基本型の殺しその１、ハネツギ側のハネのその後４、下がり】

白の応じ手４ 　白２で１の３下がりの場合。 黒の正解応じ手 　黒３ノビが正解。 その後 　白４押え。 その後 　黒５二の２置き その後 　白６黒２子抜き その後 　黒７は白６の右に打ち欠く 黒の決定打 　白８、黒９まで。

【隅の７目左ハネツギ基本型の殺しその２、黒２の２腹ツケ】

黒の正解初手２ 　黒１ツケ。この手でも白死。但し、白からａのハネが利く時は白の外ダメがつまっているのが条件である。

【隅の７目左ハネツギ基本型の殺しその２、黒の腹ツケのその後１、ハネ】

白の応じ手１ 　白２ハネの場合。 黒の正解応じ手 　黒３ノビ。 その後 　白４下がり。 黒の決定打 　黒５マガリ。これで五目中手で白死。白は手を出せないが黒はａから順番につめて当たりにする形が五目中手になっている。

【隅の７目左ハネツギ基本型の殺しその２、黒の腹ツケのその後２、ハサミツケ】

白の応じ手２ 　白２（２の１）ハサミツケの場合。 黒の正解応じ手 　黒３サガリが正解。 その後 　白４。 その後 　黒５ハネ。この手が大切。 その後 　白６押え。この手でヒキならば黒ノビで２眼できない。以下、三目中手になる。 黒のジ・エンド決定打 　黒７ノビ。 黒の受け方間違い図 　前図黒５で本図黒１と中手を急ぐと白２で生きられる。次に黒ａとしても白ｂで黒の失敗になる。 黒の受け方間違い図 　黒３とワタリを急ぐと白４でコウにされる。

【隅の７目左ハネツギ基本型の殺しその２、黒の腹ツケのその後３、ハネ】

白の応じ手３ 　白２のハネ。これが利く時は白のダメづまりが問題となる。 黒の正解応じ手 　黒３ヒキ。押えずにひくのが正しい。 その後 　白４ハラヅケ。 その後 　黒５サガリ。 その後 　白６。 その後 　黒７。 その後 　白８。 黒のジ・エンド決定打 　黒９。ダメづまりでａと打てない時は白死。なお、黒が誤って７で９を先にすると白ａ、黒８、白ｂ、黒７、白ｃと脱出する恐れがある。

【隅の７目左ハネツギ＆左ハネあり＆外ダメ空きなし型】

問題図 　白先生き、黒先白死（ａにハネがある場合も同じ）。

【隅の７目左ハネツギ＆左ハネあり＆外ダメ空きなし型に対する殺しその１、２の２腹ヅケ】

黒番正解初手 黒１ツケ。これで白死になる。 その後図 　白２。 その後図 　黒３。 その後図 　白４。 黒のジ・エンド決定打 　黒５まで。

【隅の７目左ハネツギ＆左ハネあり＆外ダメ空きなし型に対する殺し不正解１、放り込み】

黒番不正解初手１ 　黒１放り込み。（黒の失敗図） その後図 　白２（２の２）が急所。 その後図 　黒３。 白のジ・エンド決定打 　以下白４まで、ハネの効果で黒はａとつなげず白生き。

【隅の７目左ハネツギ＆左ハネあり＆外ダメ空きなし型に対する殺し不正解２、一の２置き】

黒番不正解初手 　黒が殺し方をまちがえて◆と打ったところ。白先如何？白先コウになる。　　 白番正解応じ手 　白１渡り止め。 その後図 　黒２ノビ。 その後図 　白３とツイでフトコロを広げる。 その後図 　黒４。 その後図 　白５。 その後図 　黒６。 その後図 　白７。ダメをつめる。 その後図 　黒８。 その後図 　９と４子を抜き、以下次図。 黒のジ・エンド決定打 　抜き跡に黒１置き、白２でコウ。この時、外ダメが空いていれば押しつぶしの生き。なお、前図の白３で６とツケるのは３のところに打ち欠かれて白死。

【隅の７目左ハネツギ＆右ハネあり＆外ダメ空きなし型に対する殺しその１、ハネ】

問題図 　黒先如何。　 黒の正解初手 　黒１ハネ。白にこちらのハネがある時、黒が始めに４にツケるのは白のダメづまりが条件。黒１のハネからいけばダメは関係なく白死。

【隅の７目左ハネツギ形＆両ハネ＆外ダメ空きなし】

問題図 　白先生き、黒先コウ。

【隅の７目左ハネツギ形＆両ハネ＆外ダメ空きなし型に対する対応策その１、３の１置き→コウ】

黒番正解初手１ 　黒１置き。 その後図 　白２。 その後図 　黒３。 白のジ・エンド決定打 　白４コウ。こうするよりない。黒がコウに勝って２につげば五目中手になるので、これは本コウ。

【隅の７目左ハネツギ形＆両ハネ＆外ダメ空きなし型に対する対応策その２、二の２置き→コウ】

黒番正解初手２ 　黒１と２の２ツケ。前図と同様のコウになる。 その後図 　白２。 その後図 　黒３。 白のジ・エンド決定打 　白４。 （黒３失敗図１） 　前図の黒３を下がるのは、白４で黒は渡ることができず白生き。なお白４をａとツグと黒ｂで白死。

【隅の７目左ハネツギ形＆両ハネ＆外ダメ空きなし型に対する対応策その３、二の２置き→コウ】

黒番正解初手３ 　黒１（２の１）置き。 白の不正解受け手 　白２。こう受けると白６まで本コウになり白としては損。 白の正解受け手 　白２つき当たり。こう受けるのが良い。 　黒３以下白６と放りこめば、黒ａ白ｂで黒の１手ヨセコウになり、前図の本コウより白は得。

【隅の７目左ハネツギ形＆両ハネ＆外ダメ空きなし型に対する対応策その４、一の２置き→万年コウ】

黒番不正解初手１ 　（黒の失敗図）　黒１の置きも１つの急所、白２には再度黒３と置いて白６までコウ 。但し、これは万年コウ。外ダメがあれば白生きになる。

【隅の７目左ハネツギ形＆両ハネ＆外ダメ空きなし型に対する対応策その５、一の３放り込み→白生き】

黒番不正解初手２ 　黒１では白２と取られていて手にならない。黒３には白４で生き。また黒１でａと打ち欠いても白ｂで生き。

【隅の７目左ハネツギ形の№４、｢左下がりあり」＆外ダメ空きなし】

問題図 　白先生き、黒先コウ

【隅の７目左ハネツギ形の№４、｢左下がりあり」＆外ダメ空きなし】

黒先正解初手１ 　黒１ツケ。 その後図 　白２。 その後図 　黒３。 その後図 　白４。◇の下がりがある時は黒１とツケて白２に黒３とコスめば、白は４と放りこむしかなくコウになる。黒３を４に下がるのは白３で白生き。 黒先正解初手２ 　黒１（３の１）置き。 その後図 　黒が１に置いたのに対し白２なら、黒３白４でコウ。 　（白の失敗図）　黒が１に置いたのに対し白２では、黒３から５で四目中手で白死。

【隅の７目左ハネツギ形の№５、「右下がりあり」＆外ダメ空きなし】

問題図 　白先生き、黒先コウ 黒先初手１ 　黒１ツケ。◇の下がりがある時も黒１が急所のツケになる。 その後図 　白はコウにするよりない。なお、黒３で４は白ａで生き。 上図の白２変化図１ その後図 　（白の失敗図） 白２とフトコロを広げると、黒３で五目中手の無条件死。次に白ａには黒ｂ。 黒先不正解初手１ 　黒１ハネ。 その後図 　（黒の失敗図） 黒１ハネは白２で生き。

【隅の７目左ハネツギ形の№６、「両下がりあり」＆外ダメ空き二つ以下】

問題図 　白先生き、黒先コウ（万年コウ）　 黒先番正解初手１ 　黒１（３の１）置き。 その後図 　黒１と置き、白２には黒３で、この形は万年コウ。黒がコウにせず、ａと打てばセキ。 前図の白２変化図 　白２。 その後図 　（白の失敗図） 黒１に白２とツケるのは黒３でコウ。これは本コウ。 　 黒先番不正解初手１ 　黒１ツケ。 その後図 　（黒の失敗図） 黒１のツケでは白２とされて白生き。この後外ダメがつまっても黒ａには白ｂ。

【隅の７目左ハネツギ形の№７、「両下がりあり」＆外ダメ空き二つ以上】

問題図 　黒先でも白生き 参考図 　 　黒１と置き、白２には黒３で、この形は万年コウ。黒がコウにせず、ａと打てばセキ。 その後図 　外ダメが３つあれば、この後白４と放りこんで白６まで。黒が外ダメをつめても押しつぶしで生き。また白６の後、黒が４にツイで４子を取らせ、取り跡に３と置いてのコウをねらっても、外ダメがあるので押しつぶしの生きになる。

(私論．私見)