更新日／２０２２（平成３１、５．１栄和改元／栄和４）．４．２３日

【一合マス／右ハネあり一合マス＆外ダメなし】

課題元図 　外側（黒）先如何→コウ。

１（初手）
	１（初手）/二の２置き。

２（１対応）１
	２（１対応）/二の１ツケ。１に２とハネのない方にツケるのが肝心。
その後図１
	３/二の３ノビ。４/サガリ。５/放り込み。６/抜き。
その後図２
	７/アタリ。８/ダメヅメのコウになる。

【元図２の変化】

元図２の変化１ 　元図２の変化１/内マガリ。 ２（１対応） 　３/ノビ。 その後図 　４/ハネ。５/サガリ。６/ツギ。７/ハネ。８/一の１放り込みでコウ。ハネのある場合には本コウになり失敗。 元図２の変化２ 　元図２の変化２/一の２ツケ。ハネのあるほうにツケてもコウになる。 その後図 　３/ハネ。４/マガリ。５/ノビ。６／二の１放り込みのコウ。 本譜３不正解変化 　本譜３不正解変化３/ノビ突き当り。 その後図 　４/サガリ。５/サガリ。６/ツギ。ハネがあるのでコウにはならず、５に６で万年コウ。（第６２．３､４図参照）

【元図４の変化】

元図４の変化１ 　４/三の２内マガリ。 その後図 　５/サガリ。６/ツギ。７/ハネ。８/一の２放り込みの本コウとなり白失敗。 前図５不正解変化 　前図５不正解変化/四の１ハネ。 その後図 　６/ハネ。７/押え。８/ツギでセキになり外側（黒）の失敗。 元図４の変化２ 　元図４の変化２/ツギ。 その後図 　５/ハネ。６/曲がり。７/サガリ。８/放り込みでコウがまぬがれない。３で白ａ黒ｂの交換をしても同じ結果になる。

【一合マス／ハネあり一合マス＆外ダメ一つ以上】

課題元図 　外側（黒）先如何→コウ（万年コウ）

１（初手）
	１（初手）/二の２置き（正解初手）。

２（１対応）
	２（１対応）/二の１ツケ。１に２とハネのない方にツケるのが肝心。
その後図
	以下８まで万年コウ。
	２でａのツケは本コウになり白失敗。

【元図４の不正解変化】

元図４不正解変化 　元図４不正解変化/ヒキ。 その後図 　５/放り込み。６/抜き。７/曲がり。８/ａとして本コウ。７の当てに５とツグのはａで五目中手。 上図５の不正解変化 　上図５の不正解変化/ツギ。 その後図 　６/。７/。８/放りこみ・これで、コウではなく、黒ａ白ｂの押しつぶしで生きになる。

【一合マス／下がりあり一合マス＆外ダメ一つ以下】

課題元図 　外側（黒）先如何→セキ。

１（初手）
	１（初手）/二の２置き（正解初手）。

２（１対応）
	２（１対応）/曲がりブツカリ。
その後図
	３/。４/。５/。６/曲がりまでセキ。

【元図１の不正解変化】

元図１の不正解変化１ 　元図１の不正解変化１/二の１置き。 その後図 　２/。３/。４/出。５/。６/。７/。８/。黒ａのツギとなっても最終的には両コウで白生き。 元図１の不正解変化２ 　元図１の不正解変化２/三の２ツケ置き。 その後図 　２/。３ハネ。４/サガリ。５/。６/まで。この後、黒ａとつないでも白は当たりで生きますし、手を抜いてもセキ。また、黒３で４の渡りなら白３と下がって生き。

【元図２の変化】

元図２の変化 　元図２の変化/二の１ツケ。外ダメのある場合は白２とツケてもよい。 その後図 　３/。４/。５/。６/。７/。８/。９/。ダメをつめても白ａと打てるので生き。 参考図１ 　外ダメのない場合、黒１に白２とするのは黒３から９まで、１手ヨセコウになり白失敗。 上図４の変化 　上図４の変化/サガリ。５/取り。６/。７/ツギ。８/放りこみ。コウになる。６で７なら６で前図に戻る。 参考図２ 　外ダメのない場合、２は失敗だが、これに黒３と突き当たるのは黒の失敗で、白４と受けられて第64-1図と同様のセキになる。

【下がりあり一合マス＆外ダメ２つ以上】

課題元図 　黒先でも白生き

【参考譜】

１（初手） 　１（初手）/二の２置き。 ２の応じ手１ 　２の応じ手１/突き当り。 その後図 　外ダメがあれば白４まで白生き。この後黒ａと曲がっても白ｂとすれば生き。白は手を抜いてもセキ。 ２の応じ手２ 　２/ツケ。この手でも白生き。６の後、黒ａとダメをつめても白ｂから黒３子を取れる。 　 　練習問題（１５）　一合マスの基本型に対し◆とハネました。白先でどうなりますか？　　（解答は224､225頁）

【両下がりあり一合マス＆外ダメなし】

課題元図 　黒先セキ

【１（初手）/二の２置き】

１（初手） 　１（初手）/二の２置き（正解初手）。

【その後図】

２の正解応じ手１ 　２/突き当たり。 その後図 　３/。４/ハネ。５/でセキ。外ダメのない時は黒５で６としても白ａでセキ。 ２の正解応じ手２ 　２/ツケ。 その後図 　３/。４/。５/。６/。前図と同様の形で黒の先手セキ。 白４では６としてもセキ。 　 ３の不正解手 　３/。 その後図 　以下、黒３、白４、黒５で、これもセキだが黒の後手。外ダメのない場合は失敗。

【前図のダメなし系一合枡】

問題図 　星の点に黒石があるダメヅマリ系。白先如何。 正解初手 　白１・２の２置き。 その後図 　黒２サガリ。白が受けないと黒いからのドンドンの手があるので白３。以下黒４、白５、黒６、白７、黒８までとなりセキ生き。黒８はろと見合いにして既にセキ生きである。念のため黒８までとしている。

【下がりあり一合マス＆外ダメ一つ以下】

課題元図 　黒先セキ。

１（初手）
	１（初手）/二の２置き（正解初手）。

２（初手対応）
	初手対応２/三の２曲がりブツカリ

【その後図】

３／。４/。５/。６/までセキ。

【参考図】

【参考図１】 　外ダメのある場合は白２とツケてもよい。黒３から９とダメをつめても白ａと打てるので生き。 【参考図２】 　 外ダメのない場合、黒１に白２とするのは黒３から９まで、１手ヨセコウになり白失敗。 【参考図３】 　 前図の白４を下がるのは黒５と取り、白６に黒７とつなげば、白は８と放りこむしかなくコウになる。白６で７なら黒６で前図に戻る。 【参考図４】 　 外ダメのない場合、白２は白の失敗ですが黒３と突き当たるのは黒の失敗で、白４と受けられて第64-1図と同様のセキ。

【間違い譜】

１（初手）間違い１ 　１/二の１置き。この手は間違い。 その後図 　２/。３/。４/。５/。６/。７/。８/。黒ａのツギとなっても最終的には両コウで白生き。 １（初手）間違い２ 　１/三の２ツケ置き。２/。３/ハネ。４/サガリ。５/ハネ。６/ツギ。この後黒ａとつないでも白は当たりで生きる。手を抜いてもセキ。また３で４の渡りなら３と下がって生き。

【両下がりあり一合マス＆外ダメ２つ以上】

課題元図 　黒先でも白生き

１（初手）
	１（初手）/二の２置き。

２（初手対応）
	２/突き当たり。

【その後図】

その後図１ 　以下、黒３、白４まで。この後黒ａには白ｂで、黒が外ダメをつめても白ｃの当たりが打てるので白生き。

【一合マスのダメ空き＆上バネ付き系】

課題元図 　白先如何。 正解初手 　白１・２の２。 その後図１ 　黒２下ツケ。白３と横ナラビ、黒４ハネ。黒４がうまい手です。いわゆる「二の一に妙手あり」の手です。これは黒のハネがあるからで、なければ白に５とワタラレてしまいます。白５、黒６、白７、黒８、白９、黒１０までとなる。 その後図２ 　 黒１０に続いて白いならば黒４とトリ、白が７の点に取ると黒ろでオシツブシの生きになる。白がコウダテを打ってとコウをトレば、黒１０と白７の１目をトルので、結局白はこの黒を殺すわけにはいきません。黒１０までの手順中白７で８へ打てば黒８白９と二目トリ、黒ろで六手ヨセコウになります。「三手ヨセコウはコウにあらず」という位ですから、六手ヨセコウでは問題なく黒生きといってもいい。また白９で１０にツグのは、黒ろでオシツブシの生きです。「ダメアキ」で「下バネアリ」は、いくぶん味が悪いとはいえ生きといってもよい。結局、一種の両コウで黒生きになる。 失敗応手 失敗図 　２０図　　黒７ツグ 　黒が１と下バネのある側から打てば、白８までとなって黒死です。勿論、黒７で８と打てばコウになりますが、六手ヨセコウと一手コウでは論外です。

【下がりあり一合マス＆外ダメ２つ以上】

課題元図 　黒先でも白生き

１（初手）
	１（初手）/二の２置き（正解初手）。

２の応じ手１
	２の応じ手１/三の２突き当り。
その後図
	３/。４/。外ダメがあれば内側（白）生き。この後、外側（黒）がａと曲がっても内側（白）がｂとすれば生き。白は手を抜いてもセキ。
２の応じ手２
	２の応じ手２/二の１ツケ。
その後図
	３/。４/。５/。白/。この後、黒ａとダメをつめても白ｂから黒３子を取れる。

【両下がりあり一合マス＆外ダメ２つ以上】

課題元図 　黒先でも白生き

１（初手）
	１（初手）/二の２置き（正解初手）。

２（初手対応）
	２（初手対応）/三の２突き当たり。
その後図
	３/。４/まで。この後、黒ａには白ｂ、黒が外ダメをつめても白ｃの当たりが打てるので白生き。

【一合マスのダメなし（ダメヅマリ）＆下バネ付き系】

課題元図 　 外側（白）先如何→。

１（初手）
	１（初手）/二の２（正解初手）。

２（初手対応）
	２（初手対応）/二の１ツケ。
その後図１	２/。３/。４/。５/。６/。７/。８/。９/。１０/までコウ。３で９と打ち、白４黒５白６黒３でもやはりコウ。また白が６で７と打ち、黒９白10黒６白８でもコウだが、このコウは黒にとって二段コウ。
その後図２	黒６コウトル
	黒３では９と打ってコウにするのが正しい。ここで１つ、注意しなければならないことは、下バネのある場合は、黒１のツケを「下バネのある反対側」に打つことが大切。
	このような形の時には、黒１から白８まで、隅は一応五目ナカデの死にはなりますが、次いで黒い白ろ黒はと逸出してしまいます。上辺の星下に黒石がある場合には黒の逸出は楽です。このように逸出できるということは黒からは５のハネが利く意味があることで、これは両バネがあるのと同じになります。ダメアキで片バネアリですから黒が容易に死なないのですから、両バネアリでは問題なしです。

【一合マスのダメ空き＆下バネ付き】

課題元図 　外側（白）先如何→。

１（初手）
	１（初手）二の２（正解初手）。

２（初手対応）
	２（初手対応）/上ツケ。
その後図
	３/ノビ、４/ハネ。５/押え。６/ツギ。７/ハネ。８/ダメ詰め。９/黒１子抜き。１０/ダメツメ押え。白にダメが１つあり、しかも下バネのある場合は、黒２から１０までと二手ヨセコウになる。
	白３で６のところへウチカクと、黒２と打って生きてしまう。

【一合マスのダメ空き＆両バネ付き系】

課題元図 　白先コウ。 正解初手 　白１・２の２。白いに対しては黒ろでもはでも差し支えない。問題はダメアキが一つしかない場合と、ダメヅマリの場合はどうかということです。 正解初手 　黒２上ツケ。 その後図

【両ハネあり一合マス＆外ダメなし基本形】

課題元図 　外側（黒）先如何→１手ヨセコウ。

１（初手）
	１（初手）/二の２置き。

２（初手対応）
	２/二の１ツケ。

【その後図】

その後図１ 　３/二の３ノビ。４／ツギ。５／アタリ。 その後図２ 　６/ダメツメ内マガリ。７/１子抜き。８/ダメツメハネ。９/外ダメツメ押え。１０/ツギ。１１/外ダメツメ。１２/コウ取りで外側（黒）１手ヨセコウ。

【元図２の変化】

２の変化１ 　２の変化/三の２突き当たり。 その後図 　３/。４/。５/。６/。８/一の２放り込みで本コウとなり白失敗。

【元図４の変化】

４の不正解変化 　４の不正解変化/三の２突き当り。 その後図 　５/。６/。７/放り込みで本コウとなり内側（白）失敗。 本譜５の不正解変化 　本譜５の不正解変化/打ち欠き四の１放り込み。６/ノビ。７/押えでセキになり外側（黒）の失敗。

【元図５の変化】

５の変化１ 　５/三の２マガリ。 その後図 　６/三の１ワタリ。７/サガリ。この後、白ａ黒ｂとなったとして、これも１手ヨセコウ。 但し、黒からｃと打ってセキにする選択も可能。 ５の変化２ 　５/一の３マガリ。 その後図 　６/三の１ワタリ。この後黒ａ白ｂとツイで万年コウ。黒としては１手ヨセコウにするか、この図の万年コウにするかを選択できる。 本譜６変化 　６/ツギ。単にツグ手もある。この後黒ａに白ｂとなれば万年コウ。但し、白からは黒ａにｃと２段コウに受ける余地がある。黒からは黒ｃ白ｂとして２手ヨセコウにする手段もあり複雑。

	ダメヅマリの場合でも、黒１から白８までとコウになります。白がコウに勝つ場合は、７の点にツイで五目ナカデになります。これを白が誤っていに取ったりすると、黒１にトリ返されて、再びコウになってしまいます。
	前図では黒３を最初に打ちましたが、両バネのあるこの場合は、黒１と打っても、白８までのコウとなり、２４図と同じ結果になります。

【両ハネあり一合マス＆外ダメ一つ以上】

課題元図 　黒先コウ。（万年コウまたは外ダメの数のヨセコウ）

１（初手）
	１（初手）/二の２置き（正解初手）。

２（初手対応）
	２/二の１ツケ。この手は常套手段。

【その後図】

その後図１ 　３/二の３ノビ。４/ツギ。５/サガリ。６/ヒキで万年コウ。 本譜６の変化 　本譜６の変化/三の２と突き当たり。 その後図１ 　７/四の１放り込み。８/一の２放り込み。９/抜き。１０/三の3ダメツメ。１１/抜き。 その後図２ 　１２/取り返し。１３/取り返し。この結果はコウ。但し、黒の１手ヨセコウ。つまり外ダメ（元の図のａ）の数だけのヨセコウとも言える。内側（白）は万年コウにするかを選択できる。

【２の変化図】

２の不正解変化 　２の不正解変化/三の２突き当たり。 その後図 　３/。４/。５/。これで外ダメが１つの場合は内側（白）の死。外ダメが２つ以上の場合は５でａに放りこむ。６/。７/６のところに曲がってコウ。

【５の変化図】

５の不正解変化１ 　５の不正解変化１/一の２曲がり。 その後図 　６/ツギ。７/四の２ノビでセキ。外側（黒）の後手セキなので、黒としては第63-1図のように万年コウにしたほうが有利。 ５の不正解変化２ 　５の不正解変化２/三の１押えハネ。 その後図 　６/。７/。８/。９/。１０/。外側（黒）がａにダメをつめても、内側（白）ｂの余地があって白生き。 ５の不正解変化３ 　５の不正解変化３/四の２曲がり。 　６/ハネ。７/。８/ツギ。この後、黒ａには白ｂとつないで、外ダメに余裕があるので白生き。（第62-2図参照）

(私論．私見)