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白の奇襲戦法です。白1とこんな所にオカれたら黒はどう対処すればよいか。 |
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1図。三三コスミ受けの流れ。堅い手ではあるが、白2とシャレタ姿で連絡されると白の方が働いている。 |
2図。1間トビ遮断の流れ。白2とトビツケられて、黒5、7と居直れば白2子はトレるように見えるが、白8とアテてから10とツグのが沈着な手段で、黒11のオシを利かしてから黒13と包囲しても、白14、16で黒がハマリ。 |
3図。コスミの流れ。白2とハッて白4のノゾキを利かし、この白2子を捨石にして白6、8と利かせば白としては十分で、黒のつらい形になる。黒は両方から利かされておりハマリ。 |
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4図。ブツカリの流れ。白1には黒2と突っ張り、左か右かを催促するのが正解である。白3とノビれば冷静に黒4とコスむのが肝要で、うっかり黒7とオサえて白4とワタらせてはハマリになる。以下黒10トビで左右をにらんで黒優勢。白11以下は一例である。 |
5図。4図の変化図。白5、7と生きるのは俗な打ち方で、白は7の右に一手必要となる。4図の運びとは一手の差が生じる。ここで一手の差は大きい。 |
6図。逆ツケ裁きの流れ。黒2とトビツケて打つのが良い。白7とツガれれば上辺ではやや利かされ気味となるが、黒8と遮断して白1子を味良くトリ込み黒は満足できる。白7の変化は次図です。 |
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7図。6図の変化図。6図の白7を白1繋がりに打つとどうなるか。黒はキリとってよく白11アテとなる。この時、黒14とオクのが好手で、隅の白1子を廻る攻防となる。このあと白がもがいても黒22の手段が成立する。黒30ウチカキ 白31トリ |
8図。6図白3の変化図の流れ。白3トビツけるのも一法である。本図のように黒4、6でも良い。白を隅に生かして外勢が厚く黒十分である。 |
9図。8図の変化図。黒4、6とワリ込んでツグのも有力である。黒の堂々たる外勢に比べて白の位が低い。 |