ツギ方手筋1

 更新日/2019(平成31).3.8日

 (囲碁吉のショートメッセージ) 
 ここで、「ツギ方手筋1」を確認しておく。

 2005.6.4日 2013.5.22日再編集 囲碁吉拝



【石のツギ方】
 ツギ方には、断点を直接繋ぐカタツギ、相手が入ってくれば取ってしまおうというカケツギ、柔軟に補強するケイマツギの三つがある。それぞれのツギ方には長所と短所がある。使い分けは次の通り。
カタツギ 模様や厚みを形成する際におすすめの手である。カケツギやケイマツギだとノゾキやツケなどを利かされる心配があるが、カタツギなら傷がないので攻めに集中することができる。自陣ではカタツギが好手と云うことになる。
カケツギ この手は眼形が豊富という長所と、ノゾキを利かされるという短所がある。また、二つの断点を同時に補うこともできる。しかし、ノゾキにツイだ形が重く、攻めの標的となる可能性が高い。なので、中央などで使用する際にどうしても二か所の傷を補強したい時に限られる。但し、隅などで使用する際には、コウ立てなどの損もあるが眼形が豊富で死活問題になりにくいというメリットの方が大きい。つまり、カケツギは断点や眼形が心配な時と覚えるのが良い。
ケイマツギ この手は模様拡大などに適したツギ方のように思えるが、必ずしも自陣で使うのが適切だとは限らない。それよりも敵陣で使用するのが良い。この形はとても軽いので、全体をまとめて攻められる心配が少ない。具体的には、カタツキからトビ、ワリツギを打たれた場合などに使用するのがいい。サバキやすい形なので苦しむことなく中央へ進出することができる。言い換えると、ケイマツギは敵陣で軽く打ちたい時におすすめということになる。
カタツギ
(固継ぎ)
カケツギ
(欠け継ぎ)
ケイマツギ
(桂馬継ぎ)

【カケツギ】(「骨を鍛える~石の形・ツギ方」)
課題元図
Baidu IME_2014-9-5_12-48-27
 黒先如何
正解図 Baidu IME_2014-9-5_12-48-27
 黒1カケツギ。

【カケツギ】(「」)
問題図
 Baidu IME_2014-9-5_13-3-51
 黒先如何
正解図 Baidu IME_2014-9-5_13-4-59
 黒1カケツギ。
悪手図  Baidu IME_2014-9-5_13-4-27
 黒1下がり。
参考図  Baidu IME_2014-9-5_13-6-2
 下がりは、□に黒石があるときに有効。滑りの急所がないので、黒1と堂々とさがるのがこの場合もっとも働いた受け方。黒の根拠を隅で確保しつつ、三角の白の根拠を奪っている。





(私論.私見)