手戻し元ツギ、サガリは渋い好手が多い

 (最新見直し2014.11.2日)

 (囲碁吉のショートメッセージ) 
 ここで、「手戻し元ツギ、サガリは渋い好手が多い」を確認しておく。

 2005.6.4日 2013.5.22日再編集 囲碁吉拝



手戻し元ツギ、サガリは渋い好手が多い
 2007年6月25日、「元ツギ、サガリは急がば回れ!」参照。
問題図
 白1/カカリ。黒2/ハサミ。白3/三3入り。黒4/オサエ。白5/ハイ。黒6/ノビ。白7/サガリ。黒8/ケイマ。白9/一間トビ。
 黒の次の手如何。
不正解応じ手
 黒10/ケイマ。
その後図
白1/打ち込み。黒2から白9まで。
白に打ち込まれて上辺を荒らされさっぱりの図である。
正解初手
 黒1/サガリ。
 この手が面白い好手。ヨセの手を打った感じもするが、黒1はヨセとしても20目くらいある大きな手で、この場合は上辺の打ち込みを防ぐ中盤戦の一手になっている。
白2。黒3。白4。黒5。白6。黒7。
黒は黒5と上辺を広げ、白白6なら黒7/のケイマで上辺の模様のほうが左辺の白模様よりはるかに大きい。

手戻し元ツギ、サガリは渋い好手が多い
問題図
白の両ガカリに対し黒黒1~白10まではお薦め定石。白10とワリウチをされたら黒はどう打つ?
不正解手
黒1/下辺三連星。
白2/ハネダシ。黒3/キリ。白4/ノビ。黒5。白6。
こうなると難しい戦いになりそうで黒が嫌な感じ
正解手
 黒1/オキ。白2/カケツギ。黒3ブツカリ。
「急がばまわれ」の手。黒は焦らず断点を補強(元ツギ)するブツカリを打ちココを補強する手が正解!。
その後図
4/ワリウチ。黒5/ハサミ
黒が大優勢!
白の訂正図
前図は黒1黒3と打った形が素晴らしいので白も焦らず白1と切られないところを補強(元ツギ)するのが正しい打ち方である。そこで黒は・・・
黒2/ケイマ。
黒は白aハネ出しを防げば良い。この場合はすでに白1があるため黒bと打つ手はつまらない(白に響かない)から中央に響くようにこう打つのが正しい打ち方になる。白3には黒4ハサミが厳しく黒に不満はない。





(私論.私見)