白:本因坊秀栄
黒:田村保寿
明治28年(1895年)の対局。 白が△とハネ、黒が△と切った後の白番。 |
1895(明治28)年 | 秀栄の取られ石の活用妙手 |
更新日/2023(平成31.5.1栄和改元/栄和5).2.11日
(囲碁吉のショートメッセージ) |
ここで、「秀栄の取られ石の活用妙手」を参照する。 2019.3.4日 囲碁吉拝 |
【秀栄の取られ石の活用妙手】 | |
2017.04.03、「棋士200人が選んだ語り継ぎたい妙手・名手 第2位 本因坊秀栄」。 | |
白:本因坊秀栄
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ここで白はゲタでとられていると思われた1子を動かす。この手がプロ棋士が語り継ぎたい 名手。これによって死んでいたであろう左辺の白五子が生還することとなる。黒2でD7なら 白3でE9にノゾキ。黒4でE8なら、白5でG11にハネ。すると黒三子(E12、F12、G12)は逃げ られない。一方、黒2でE8なら白3でC6とアタリ。黒4でD7なら白5でB8となり、左辺の白五 子をほとんど連絡させることに成功する。ちなみにどのように左辺の白石がわたっているの か。解説していた石田二十四世本因坊によれば、白からのA10が先手、というのが理由。 |
(私論.私見)