1981年2月 第5期棋聖戦第3局「藤沢秀行-大竹英雄」

 (最新見直し2015.02.12日)

 (囲碁吉のショートメッセージ) 
 ここで、「第5期棋聖戦第3局「藤沢秀行-大竹英雄」を研究する。

 2014.07.25日 囲碁吉拝


【第5期棋聖戦第3局「藤沢秀行-大竹英雄」】
 2-4月、第5期棋聖戦「棋聖・藤沢秀行-大竹英雄」。○○○○の4-0で藤沢棋聖が防衛した。この七番勝負まで、藤沢と大竹は2度、三番勝負を戦い、1勝1敗だった。この対決につけられたキャッチフレーズが、「華麗」の秀行か「美学」の大竹か――。読売新聞社がファンから募集した予想投票では大竹支持が約55%だった。プロの間では大竹乗りがもっと多かった云々。対局前、大竹は「秀行先生に番碁を打っていただきたい、というのが夢でした。その夢がかなえられてうれしい」、また、「秀行先生のあらゆる芸を盗み、それをあとに続く者に伝えるのが私の義務」とも語っていたが、無念のストレート負けを喫した。藤沢は大竹を下して5連覇を果たし、名誉棋聖の称号を得た。
 1981年2月、第5期棋聖戦第3局 「藤沢秀行-大竹英雄(先番)」
 【実戦図1】
 3か所で実利を取った黒が、やや打ちやすい形勢と見られていた。白1のケイマが雄大な構想で、悠々たる大河の流れを思わせる。実利を重視する人には、怖くてとてもこうは打てないだろう。
 【参考図】
 これを白1とつけて、黒1子への攻めを急ぐのは、黒2と逆にケイマされ、スケールが小さくなる。藤沢の気に入らなかった図であろう。
 【実戦図2】
 白14のカケツギで力をため、16の割り込みから勝負の形に持ち込んでいる。
 (解説) 
 (参考資料) 





(私論.私見)