1980年1-4月 第4期棋聖戦第1局「棋聖・藤沢秀行-林海峰」

 (最新見直し2015.02.12日)

 (囲碁吉のショートメッセージ) 
 ここで、「第4期棋聖戦第1局「棋聖・藤沢秀行-林海峰」を研究する。

 2014.07.25日 囲碁吉拝


【第4期棋聖戦第1局「棋聖・藤沢秀行-林海峰」】
 1980年1-4月、第4期棋聖戦「棋聖・藤沢秀行-林海峰」。○○●○○の4-1で藤沢棋聖が防衛した。藤沢と林が七番勝負を戦うのはこれが4度目で、それまでは林が2勝1敗と勝ち越していた。林の「二枚腰」に対する藤沢の芸が見どころとなっていた。読売新聞社が募集した予想投票では林が55%の支持を得ていた。
 第4期棋聖戦七番勝負第1局、「林海峰-藤沢秀行(先番)」
【実戦図1】
△とこすんだ時、黒1と二線に打ったのが気のつかない手。藤沢は瞬間的にひらめいたそうだ。立会人の山部俊郎九段は「この手を見ただけでも、はるばる札幌まできたかいがあった」と激賞したという。藤沢はこれを捨て石にして利かそうとした。いかにも華麗だ。
 【参考図1】
 これを黒1と動き出すのは、白2から6までとあっさり捨てられ、8と開かれてつまらない。
 【参考図2】
 途中、白1とコスミ出すのは、黒2と押さえ、白3、黒4に、白5とつがされるのがつらい。
 【実戦図2】
 白1に、黒2が二手一組の好手順。林は白7とつけて、藤沢の意中をいくのを嫌ったが、黒18の伸びとなり、黒がはっきり優勢である。
 (解説) 
 (参考資料) 





(私論.私見)