小目 1間開き 1間トビ受け定石

1間トビ受け
(2−2−4)

 小目&1間高がかりに対する一間トビ受けの形である。上小ケイマ受けに比して位は低いが、その分、隅に対しては堅実である。白は利かしと見て手を抜くことも考えられる  
 応じ手としてA(ツケ)、B()、C()がある。

A(ツケ)
(2−2−41)

上図のA(ツケ)選択
(2−2−41)
 ツケ。ケイマ受けのときと同じく、白は部分的には4とツケる一手である。  
 応じ手としてA(下ハネ)、B(ハネダシ)、C()がある。
A(下ハネ) B(ハネダシ)
(2−2−411) (2−2−412)

上図のA(下ハネ)選択
(2−2−411)
 下ハネ。下ハネは穏やかな手である。

指了図
 指了図。白6のヒラキまでで一段落する。黒は位が低いので上からカケる狙いはないがAのツメが好点として残っている。

上図のB(ハネダシ)選択
(2−2−412)
 ハネダシ。

 (次の着手) キリ
(2−2−4121)
 キリ。  
 応じ手としてA(当たり)、B()、C()がある。
A(当たり)
(2−2−41211)

 上図のA(当たり)選択
(2−2−41211)
 当たり。

 (次の着手) ノビ&沿い下がり
(2−2−412111)
 ノビ&沿い下がり。  
 応じ手としてA(当たり)、B()、C()がある。
A(当たり)
(2−2−4121111)

上図のA(当たり)選択
(2−2−4121111)
 当たり。

指了図
(2−2−41211111)
 黒のハネダシからアテノビも有力な手である。白は隅を生きようとするのは悪く、本図のようにアテて隅を捨て辺にヒラくのが良い。黒地は大きいが白もしっかりとした形である。





(私論.私見)