れんだいこのアーミテージ論

 タコ入道アーミテージの胡散臭さが目に付き始めた。現代史の悪のあらゆるところへ出入りしてきているアーミテージの正体を見抜き、然るべき仕方で葬り去らねばならないだろう。

 
2004.3.14日 れんだいこ拝


Re:アーミテージ考 れんだいこ 2004/02/03
 蓼食う虫さん皆さんちわぁ。
> 世界広域暴力団ネオコン組の突撃隊長アーミテージが来日し、日本支部の川口幹部(患部)と歓談した。席上アーミテージは、ジエイタイの集団自衛権への運用を命令した。

 アーミテージが日本担当の工作員であることは確かですね。彼は、本国ワシントンの命令を忠実に日本政府に実行さすよう表から裏から働きかけしまくっております。その成果如何が勤務評定され、更なる出世街道に乗るか乗らないかが問われておるようです。そういう意味では、彼もまた正念場でもあるように思います。とはいえ、彼にとっては請負のビジネスなんだなどうやら。

 小泉も福田も川口も石破も常にチェックとサゼスチョンされ、その意向通りに働いております。ほんに気色悪いほどの売国奴ぶりを発揮しております。連中のセリフはかなり酩酊しております。こういうことは全て史実に残るのだけれども、平気のようです。

 思えば、小泉政権発足時に、小泉−福田ラインはコントロールし易いから良いが真紀子が障害だ排除せよとの工作を開始し、いびり作戦で追放した過程でもアーミテージが指南役しておりました。れんだいこは忘れておりませんぞ。

 ところで、この米英ユ−日同盟のアキレス腱はどこにあるのだろうね。財政赤字の拡大は免れないとしても、それはボディブローだから腐敗が暴かれるにはまだ少し時間がかかる。

 やはり正面からの反戦闘争の盛り上がりと論戦を通しての突破しかないか。それにしても、中共、ソ共、東欧諸国の親米化により「邪魔者は地上から消せ」式ネオコン聖戦が可能になっていることを思うとき、いわゆる共産圏は抑止力にはなっていたんだな、十分ではなかったにしても。てなことをいろいろ考えさせられております。


【アーミテージ国務副長官の正体】
 「阿修羅戦争47」に2004.2.13日付リチャード・アーミテージ国務副長官の正体と題するJFK氏の投稿が為されている。貴重な情報が盛り込まれているので引用ないし転載ないしれんだいこ風に整理し直しておく。

 文藝春秋(2004/3月号)に「憲法九条は日米同盟の邪魔者だ」と題するアーミテージのインタビュー記事が出た。アーミテージは、2000.10月に「米国と日本―成熟したパートナーシップに向けた前進」(いわゆる「アーミテージ・レポート」)の作成者である。その中で、「自衛隊の集団的自衛権(の行使)要求を言外に滲ませ、英国との軍事同盟をモデルとした日米軍事同盟への編成を視野に入れたともとれる内容」を語っているが、その後の日本は「アーミテージ・レポート」通りに進行させられている。小泉政権の諸施策は、「アーミテージ・レポート」をトレースすれば理解が容易で、概要「今回のイラクへの自衛隊“派兵”もそのことの現実味を増した感がある」。

 インタビュー記事には、日本の北朝鮮への貿易圧力に関しての次のようなアーミテージ発言がある。「麻薬を始めとした非合法な商品の取引は断固として取り締まるべきです。麻薬売買によって、外貨を稼いでいる背景があり、米国政府は密輸を徹底的にストップさせる意気込みでいます。それには日本政府の支援も必要になります」(P.134)。

 しかし、アーミテージ発言は胡散臭い。なぜなら、「アメリカの謀略戦争 9.11の真相とイラク戦争」(ミシェル・チョスドスキー 本の友社 2003/12/6)には、アーミテージが「オリヴァー・ノース空軍中佐とともに活動し、イラン・コントラ武器密輸スキャンダルに関与していた」(P.28)ことを暴露しているからである。


 概要「アーミテージは、アフガン・ソ連戦争の間はもちろんその後も、ムジャヒディン(イスラム聖戦士)と『イスラム戦士の基地』へ内密の支援を裏で行った合衆国の主計画者の一人でもあった。黄金の三日月麻薬地帯からの麻薬貿易によって資金を得ていたが、このパターンは基本的にいまだに変わっていない。いまも合衆国外交政策の不可欠の部分になっている。さらに、あり余るほど記録が残されているが、数十億ドルの麻薬貿易はおもに、CIAによる違法な資金調達源になっているのだ」(前掲書、P.29)。

 そういう胡散臭い履歴を見せているアーミテージと首相補佐官・岡本幸夫の「親密な関係」は知る人ぞ知るところである。

 森田氏の伝に拠れば、アーミテージは、小泉政権の自衛隊イラク派遣決定について次のように述べている。概要「2003.12.9日の小泉センセイの自衛隊派遣の会見を聞き、私は感動に涙しました。戦後50年以上たち、日本は初めて、他国の治安維持と復興支援のために自ら自衛隊を派遣する決断をしたのです。これは自主的に他の連合国に参加するという意志の表れです」、「日本がやっと国際社会の一員として、責任ある決断と行動を取り始めたということに他なりません。しかしそうかといって、私は日本がすべての国際紛争に関わるべきであるとは思っていない」。

 日本国憲法について次のように述べているとのことである。 「私は2000年に『アーミテージ・リポート』という21世紀の日本の安全保障のあり方を記した報告書を発表しました。最近もそれに関する記事を書いており、そこで憲法第9条が邪魔になっている事実を挙げました。連合軍が共同作戦をとる段階で、ひっかからざるを得ないということです。それが偽らざる所懐です」。

 (私論.私見)「れんだいこのアーミテージ論」

 れんだいこ史観に拠れば、敗戦後の日本に送り込まれたのは「史上稀なる善政」を敷いたマッカーサーであったが、50年後やってきたのはアーミテージなる「史上稀なる悪代官」ということになる。このタコ入道が、小泉政権の自衛隊イラク派遣決定に随喜の涙するのは勝手であるが、それは単に米英ユの世界戦略を敷設しようとする己の悪行が首尾よく進展しているからであろう。ここに認められるのは、対日司令官としての自身の査定ポイントが高まるだけのエゴイズムであり、我々には迷惑千万な事である。

 このタコ入道は、マッカーサー憲法とも云われる戦後日本国憲法の前文と9条規定がお気に召さないらしい。露骨に「邪魔」などと公言している。それも勝手だろうが、ということは何か、「憲法改正、自主憲法制定派」とはマッカーサー憲法が気に入らないだけで、ブッシュ憲法ならお気に召すという訳か。いずれにしても米英ユ連合に組み敷かれているではないか。むしろ、マッカーサー憲法の出来が良いのに比して改悪するだけのことではないか。
 
 2004.2.20日 れんだいこ拝



「れんだいこのアーミテージ論」 れんだいこ 2004/02/20
 蓼食う虫さん皆さんちわぁ。ご紹介の文章から学び次のような一文を書き上げました。

 れんだいこ史観に拠れば、敗戦後の日本に送り込まれたのは「史上稀なる善政」を敷いたマッカーサーであったが、50年後やってきたのはアーミテージなる「史上稀なる悪代官」ということになる。

 このタコ入道が、小泉政権の自衛隊イラク派遣決定に随喜の涙するのは勝手であるが、それは単に米英ユの世界戦略を敷設しようとする己の悪行が首尾よく進展しているからであろう。ここに認められるのは、対日司令官としての自身の査定ポイントが高まるだけのエゴイズムであり、我々には迷惑千万な事である。

 このタコ入道は、マッカーサー憲法とも云われる戦後日本国憲法の前文と9条規定がお気に召さないらしい。露骨に「邪魔」などと公言している。それも勝手だろうが、ということは何か、「憲法改正、自主憲法制定派」とはマッカーサー憲法が気に入らないだけで、ブッシュ憲法ならお気に召すという訳か。いずれにしても米英ユ連合に組み敷かれているではないか。むしろ、マッカーサー憲法の出来が良いのに比して改悪するだけのことではないか。

 2004.2.20日 れんだいこ拝




(私論.私見)