「病、膏肓に入る」 |
(読解) もはや名医でも治せない状態のことを云う。中国の古代医学では、心臓の下の部分を「膏(こう)」、横隔膜を「肓(こう)」と呼んだ。病気が膏と肓の間(心臓と肺の間)に入り込んでしまうと、もはや治療の手立てもなく、あらゆる妙薬も効果が無いとされている。病気がひどくなり、治る見込みがないこと。物事に熱中して抜け出せなくなるたとえ。 |
「病上手に死に下手」 |
(読解) よく病気に罹る人は、かえって容易に死なないこと。 |
「病は気から」 |
(読解) 病気は気の持ちようで、重くもなれば軽くもなるという意味と、病の原因は全て気の間違いから生ずるとする諭しの意味がある。 |
「病は口より入り 禍は口より出る」 |
(読解) 病気は食べ物が原因で起こることが多い。食べ物に問題がある食中毒をはじめ、食生活の乱れによってこる病気が多いという意味。それだけ日頃の食生活が重要ということだ。
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(類似諺) (肉を多く食べれば、病気になりやすい、Much meet, much maladies)病は口より入る(肉を多く食べれば、病気になりやすい)Much
meet, much maladies. |
「病は治りぎわ」 |
(読解) 病気にかかった時は、おとなしく医者の指示に従って治そうと努力するが、少しよくなるとすぐに油断してぶり返すことが多いということのたとえ。病気になったら完全に治るまで養生することだ。 |
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