ことわざ集サ行(シ)

 更新日/2023(平成31.5.1栄和改元/栄和5)年.5.22日
 「さ行」の ことわざ


サ行シ

【士】
 「士族の商法
 (読解) 慣れない商売を始めて失敗することのたとえ。
 士は己を知る者のために死す
 (読解)

【志】
 「志士仁人は生を求めて以て仁を害するなし」

【師】
 「師匠の出し後れ 」
 「師匠は鐘の如し」
 師弟は三世

【四】
 四海兄弟

 四海波静か
 (読解) 海に波が立っていない事から、世界が静かに(平和に)治まっている様子。四海の解釈の仕方は2通りあり、1つは三大洋(太平洋、大西洋、インド洋)とそれ以外の海。もう1つは辺り一面(四方)の意味。

 四海を家となす

 四角な座敷を丸く掃く
 (読解) 物事をいい加減にすることのたとえ。また、横着を決め込んで仕事の手を抜くこと。

 四苦八苦

 四角な座敷を丸く掃く
 (読解) 四角い部屋を丸く掃くように、手を抜いた雑な仕事をしていることを指摘している例え。

 四斗を八斗

 「四十五十は男の盛り」
 (読解)

 「四十八手」
 (読解)

 「四十振袖」
 (読解)

 「四の五の云う」
 (読解)

 「四百四病の外」
 (読解)
 「四百四病より貧の苦しみ」
 (読解) 人間がかかるどんな病気よりも貧乏のほうがつらいということ。


【死】
 「死後四十九日魂はその家に留まる」
 (読解) 49日間は死者の魂が次の生を得るまでにさまよう期間だから、まだこの世に魂が残っていると考えた。

 死して後やむ

 死しての長者より生きての貧人

 死屍に鞭打つ、「死人に鞭打つ」
 (読解)

 「死せる孔明生ける仲達を走らす」
 (読解) 偉大な人物というものは、生前の威光が死後も残っており、人々を恐れさせるということ。

 「死中に活を求める
 (読解) ほとんど助からないような絶望的な状態にあってもなお、生きのびる道を探し求める。また、難局を打開するために、進んで危険を冒すこと。助かる見込みのない状態の中で、生き延びる道を求めること。「後漢書」
 死なば四八月

 「死なば諸共(もろとも)
 (読解)「死ぬときは一緒だ」という道連れ(連帯)の意思の表明であり、最後の開き直りの意で云われることが多い。
 (類似諺) 一蓮托生」 

 死に馬に鍼をさす
 死に金を使う

 「死に損ないの娑婆塞ぎ」
 (読解)

 「死に花を咲かす(せる)」
 (読解) 死に際に、立派な言行があること。

 「死出の山」
 (読解) 死後、越えて行くと考えられた山。また「十王経」の地獄にある山。

 「死に物狂い
 (読解)

 「死に別れより生き別れ
 (読解)親子、夫婦などが、運命によって引き裂かれる場合、死に別れよりも、生き別れの方が辛い、ということ。

 「死人に口なし」(Dead man tells no tales)
 (読解) 死んだ人は無実の罪を着せられても弁明できない。また、死んだ人からは証言を得ることができない。秘密を知るものは殺すが安全的裏解釈も成り立つ。

 死ぬ子は眉目よし
 「死ねば皆平等」(The end makes all equal)
 (読解)

 「死は或は泰山より重く或は鴻毛より軽し」
 (読解) 命を捨てるにも、場合によって軽重がある。平素は命を大切にし、死ぬときには潔く死ぬ心掛けが必要ということ。泰山は中国の名山、鴻毛はオオトリの羽毛。(司馬遷)

 「死は万人を平等にする」(Death is the great leveller)
 (読解)

 死命を制する
 「死を恐れすぎるな」
 (読解)
 (類似諺) (死ぬことも生きることと同じく、自然の成り行きなり、Dying is as natural as living)

 「死んだ子の年を数える
 (読解) 今さらどうしようもない過去のことについて、愚痴をこぼしたり、後悔することのたとえ。死んだ子が生きていたら、今は何歳かを数えること。どうにもならない過去の愚痴を言うこと。

 「死んだ者のことはほめよ」(Speak well of the dead)
 (読解)

 「死んで花実が咲くものか(You won’t prove anything by dying)
 (読解) 生きていてこそ良いこともあるが、死んでは何にもならないと云う諭し。
 (解説) 死んで花実が咲くものかとは、枯れて死んだ木に花が咲いたり実がならないことの意味から、どんな状況にあっても、生きていればこそいつかよいこともめぐってくる、どんなことがあっても生きていなければならない、むだに命を捨てるものじゃないと言い聞かせる言葉。囲碁では、一線、二線、3線を這うのは良くないとしたものだが、這い出したら生きるまで辛抱の手を打たねばならない、途中で止めて殺されるほど馬鹿臭い手はないと云う戒めの言葉になる。「死んで花実は咲かぬ」「死んで花実がなるものか」ともいう。「死んで花見が咲くものか」と書くのは誤り。 「命あっての物種」とも云う。
 Death is the end of all.(死はすべての終わり)
 Debt is better than death.(死より借金)

 「仕上げが肝心
 (読解) 物事は途中よりも、最後の出来映えが大切であるという意味。

 「仕方なしの親切に感謝は無用」
 (読解)
 (類似諺) こじつけの親切は感謝に値しない(A forced kindness deserves no thanks)

 「仕事は多勢」
 (読解)

 仕事を追うて仕事に追われるな

思案
 思案投げ首
 (読解) いろいろ考えても名案が浮かばず、困りきって首をかしげていること。

 「思案の(案の)字が百貫する 」
 (読解) 物事は、慎重に考えて行動することが重要であり、その重みは百貫(約375キログラム)にも相当するほどである、というたとえ。どんなことをするときも実行する前によく考えて、慎重を期すのが大事だというたとえ。「百貫」は昔の金銭の単位で一貫は千文。転じて価値あるもののたとえ。

【歯】
 「歯牙(しが)にもかけない
 (読解) まったく問題にしない。無視して相手にしない。


【私】
私淑

【獅子】
 「獅子身中の虫」
 (読解) 獅子の体内に寄生して、獅子に養われ育ちながらやがて肉を食って、獅子を死に追いやってしまう虫の例えで、恩を仇でかえす者、内部の者でありながらその組織などに害を与える者、裏切り者のことを云う。仏の弟子なのに仏教に害を与える者等を指して使われる。

 「獅子の子落とし」
 (読解) 自分の子に試練を与え、その才能を試すこと。厳しく育てるたとえ。

 獅子の座

 獅子の分け前

 「獅子は子を千ジンの谷へ突き落とす」
 (読解)

 「獅子の尾より犬の頭になるほうがまし」(Better the head of a dog than the tail of a lion)
 (読解)

 獅子奮迅の働き

 獅子吼


 鷲(し)鳥(ちょう)群(ふぐん)
 ワシやタカのように強い鳥は群れない。外相として不平等条約改正に尽力し、「日本外交の祖」と言われる陸奥宗光は、この言葉を好んだ。

 「児孫の為に美田を買わず」
 (読解) 西郷隆盛南洲公の言葉。子孫のために財産を残すと、それを頼って身を誤ることが多いので、財産を残さない。

 「始終同じことばかり話すな」
 (読解)
 (類似諺) 同じ弦ばかり、ずっとならすな(Harp not for ever on the same string)

【至】
 「至言は耳に忤(さから、逆)う 」
 「至誠神の如し」
 (読解)
 「至誠天に通ず」(What comes from the heart goes to the heart).
 (読解) 真心をもってすれば、必ずよい結果を得られる=至誠石を通す。

【市】
 市井の徒
市道の交り

【知】
 「知った道に迷う」
 (読解)
 「知っていれば心強い」
 (読解)
 (知識は力、Knowledge is power)
 「知って知らざれ」
 (読解)
 知らざるを知らずとなせ これ知るなり
 知らずは人真似
 「知らぬ顔の半兵衛」
 (読解) 知っていながら、知らぬふりをすること。また、知らんふりをして少しも取り合わないこと。
 「知らぬが仏、知るが煩悩
 (読解) 本当のことを知れば、腹(はら)をたてたり、なやんだりもするが、なにも知らないから、心の広い仏様のような、おだやかな気持ちでいられる。本人だけが知らないで、平気でいるようすを、あざけっていうことわざ。知れば腹も立つが、知らなければ仏のように穏やかな気持ちでいられる。また、本人だけが知らないで平気でいるさまをあざけっていうことば。
 (類似諺) (無知は幸福である、Ignorance is bliss.)
 「知らぬは亭主ばかりなり」(The husband is always the last to know)
 (読解) 妻の浮気を知らないのは亭主だけである。当事者だけが知らないで平気でいるさまをあざけったことば。
 知らぬ仏より馴染みの鬼
 「知りすぎは老けのもと」
 (読解) アファナーシエフ[1826-71](ロシア:民俗学者):ロシア民話集。
 知る者は言わず言う者は知らず

【自】
自家撞着

 「自家薬籠中の物」
 (読解) 薬箱にしまってある薬のように、必要な時に取り出して、自分の思うままに使う物。もともとは、いつも肌身はなさず持っている大事なものの意。必要に応じて自分の思うままに使える物、または人。

 自業自得 

 自転車操業

 自暴自棄

 自分の盆の窪は見えず

【自分】
 自分でまいた種は自分でからねばならぬ
 (読解) どんなことでも、自分がやったことにはきちんと責任をもつべきです。失敗してしまったら、いさぎよくそれをみとめて責任をとるという、その態度がだいじ。

 「自分で話すより、人の話を聞く方が学ぶことが多い」
 (読解)
 (類似諺) (静かな舌は頭を良くする、A still tongue makes a wise head)

 「自分の頭の蠅を追え
 (読解) 人の世話やおせっかいを焼く前に、まず自分自身のことをきちんとやれということ。

 「自分の足の下の枝は切り落とすな」(Don't cut the bough you are standing on)
 (読解) 現在役に立っているものを、軽率に捨てるな。

 「自分の靴型で人の足を量る」(To measure another man‘s foot by one‘s own last)
 (読解)

 自転車操業
 (読解)

【自慢】
 「自慢高慢馬鹿のうち」
 (読解)

 「自慢は知恵の行き止まり」 
 (読解)

【時】
 「時間は最良の説教者である時間は最良の医者である
 (読解)

 「時勢は移る」(Times change)
 (読解)

 「時節を待てよ柿の種、いずれ芽が出る花も咲く」
 (読解)

【地】
 「地震雷火事親父」(じしんかみなりかじおやじ)
 (読解) 世の中で恐ろしいとされているものを順番に並べた言葉。
 「地団駄を踏む」
 (読解)
 地頭に法なし
【地獄】
 「地獄極楽はこの世にあり」
 (読解)

 「地獄で仏」、「地獄で仏に会ったよう」
 (読解) 苦難や苦しみの時に、予想もしない助けにあったうれしさを表すことば。

 地獄にも鬼ばかりではない

 地獄にも知る人

 「地獄の一丁目
 (読解) 非常に恐ろしい所のたとえ。また、破滅や困難に至る第一歩。

 地獄の上の一足飛び
 

 地獄の釜の蓋もあく

 「地獄の沙汰も金次第」
 (読解) 地獄で受ける裁きも金の力で有利になる。ましてこの世では、何でも金の力で左右されるというたとえ。
 (類似諺) 金は馬をも動かす(Money makes the mare to go)。金はすべての戸を開ける鍵(Money is the key which opens every door)。お金はすべての戸をを開ける(Money is the key that opens all doors)。

 地蔵は言わぬがわれ言うな

 地獄は壁一重

 「地獄への道は、善意で敷き詰められている」(The road to hell is paved with good intentions)
 (読解)

 地獄へも連れ

 「地獄耳」
 (読解)

 「地獄も住みか」
 (読解) どんな場所でも、慣れれば住み心地がよくなるということ。


 「慈愛は、我が家から始まる」(Charity begins at home)
 (読解)

 「事実は小説よりも奇なり」(Fact(truth) is stranger than fiction)
 (読解) 世の中の実際の出来事は、作られた小説よりもかえって不思議で波乱に富んだものであるということ。

 「事情によって立場(事態)も変わる」
 (読解)
 (類似諺) 情況が行動(対応)の仕方を変える(Circumstances alter cases)


 「次代をになう若者を育てるのは、母である」
 (読解)
 (類似諺) 揺りかごを揺する手が、世界を作る(The hand that rocks the cradle rules the world)

【耳】
耳順
耳聞は目見に如かず

 「慈愛は、我が家から始まる」(Charity begins at home)
 (読解)

【塩】
塩が浸む
塩辛を食おうとて水を飲む
塩を売っても手を嘗める
塩を売れば手が辛くなる
塩を踏む

【鹿】
 「鹿の死するに音(こえ)を択(えら)ばず」
 (読解) 殺されそうになれば、鹿でさえ声を荒げるように、人も苦しまぎれに悪いことをしたり、言ったりするものである。「左伝」

 「鹿待つところの狸」

 鹿を逐う者は山を見ず
 (読解) 一つの事に夢中になっている者は、周りを顧みる余裕がないということ。また、利益を得ることに熱中している者が道理を見失うたとえ。

 鹿を指して馬となす

 屍(しかばね)に鞭打つ
 (読解) 亡くなった人の悪口をいう。死んだ人の悪口を言う。また、残酷なことをする。

 「敷居を踏むことは親の顔を踏むことになる」
 (読解)

【色】
 「色即是空 空即是色」
 (読解)

 「しくじるは稽古のため」


【肉】
 「肉食った報い」

【沈】
 「沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり 」
 (読解) 人の一生には悪いときもあれば、よいときもある。悪いことばかりは続かないということ。人の運命には、浮き沈みがあり、不幸もあれば幸運もある。悪いことがあったところで、絶望するにはあたらない、という意味。

 沈めば浮かぶ

【静】
 「静かに流れる川は深い」
 (読解)

【舌】
 舌の根も乾かぬ内
 (読解) 言い終わるか終わらないうち。言い終えてすぐに。
舌の根は命を絶つ
舌を二枚に使う
舌を巻く

 「親しき仲にも礼儀あり
 (読解) 親しさがますと、ついなれなれしくなって、礼儀をかき、そのために仲たがいをしてしまうこともあるのです。親しい友だちどうしでも、礼儀はたいせつに。親密すぎて節度を越えると不和のもとになるから、親しい間柄でも礼儀を重んじるべきであるということ。
 (類似諺)(垣によって友情を保つ、A hedge between keeps friedship green)、(良い塀は良い隣人を作る、Good fences make good neighbours)
 親しき中は遠くなる

【七】
 七転八起」、「七転八倒」
 (読解)

 「七重の膝を八重に折る」
 (読解)

 「七年の病に三年の艾を求む」
 (読解)

 「七歩の才」
 (読解)

【嫉】
 「嫉妬は千の目を持っている。しかし、一つも正しく見えない。」
 (読解) (ユダヤの格言)

【失敗】
 「失敗しても次の機会を待て」
 (読解)
 (類似諺) (ひとつの扉が閉まれば、他の扉が開くものだ、When one door shuts another opens)

 失敗は成功のもと(Every failures is a stepping-stone the success)
 (読解)中国の諺。英語の諺。失敗すれば、その原因を明らかにし、方法や欠点を改めるので、その後の成功へとつながることになる。世の中には、どんなことでも一度でうまくいくことなどめったにありません。何度も失敗をくりかえし、そのたびにひとつずつなにかを学んで、それが、やがて成功の大きな花をさかせるのです。だいじなのは、どうして失敗したかをきちんとつかみとること。
 (類似諺)英語の諺。 (失敗は成功を養う、Failure teaches success、He who makes no mistakes makes nothing).

【疾】
 「疾行には善迹なし」

 「疾風迅雷」

 「疾風に勁草を知る
 (読解)困難や試練に直面したときに、はじめてその人の意思の強さや節操の堅固さ、人間としての値打ちがわかることのたとえ。後漢書・王覇伝に「子独り留まりて努力す、疾風に勁草を知る」とあるのに基づく。後漢の光武帝が初めて義兵を挙げたとき、旗色が悪くなってくると帝に従っていた者たちは逃亡していき、最後まで残ったのは王覇だけであった。そのときに帝が王覇に言った言葉。

 「疾雷耳を掩うに及ばず」

【尻】
 「尻尾が犬を振り回す」(The tail wags the dog)
 (読解) アメリカで、「尻尾」をユダヤ人、「犬」をアメリカ全体と例えて使う。モニカ・スキャンダルでダウン寸前、フラフラのクリントン大統領が、ユダヤ人のオルブライト国務長官に振り回されたユーゴスラヴィア侵略戦争などは、その典型である。
 「しっぽをまく
 (読解) あいてのほうが強いと知って、こうさんすること。犬をはじめとして、動物のなかには、自分より強いあいてを見るとしっぽをまくものがいる。これになぞえられたことばである。

 「鎬(しのぎ)を削る
 (読解)

 「しまりが固ければ、失う心配がない」
 (読解)
 (類似諺) (しっかりと締まっていれば、しっかりと見つかる、Fast bind, fast find)

 「島国根性」
 (読解)

 「清水の舞台から飛び降りる 」
 (読解)

 「下、三日にして上を知る」
 (読解)

【社】
社稷の臣
社会の木鐸

【釈迦】
 「釈迦に宗旨なし」
 (読解)

 「釈迦に説法」、「釈迦に説法孔子に悟道」
 (読解) (犬に吠えることを教える、Teach a dog to bark!)、(魚に泳ぎ方を教える、Like teaching a fish to swim.

しゃく
 「しゃくにさわる 」
 (読解)

【鯱(しゃち)】
 「鯱(しゃち)張る」
 (読解)

【借金】
 「借金なければ、危険なし」(Out of debt, out of danger)
 (読解)

 借金で首が回らない
 (読解)

【蛇】
 「蛇(じゃ)の道は蛇(へび)」
 (読解) 同類のすることは、同類の者が一番よく知っているということ。
 (類似諺) (泥棒を捕まえるために泥棒を見張りにつけろ、Set a thief to catch a thief) 、One devil knows another. 、(The wolf knows what the ill beast thinks)
 「蛇は寸にして人を呑む」
 (読解) 大蛇は、まだ小さな蛇のころからすでに人を呑もうとする勢いを見せる。大器となる人物は幼い時代から、一般の人と違った所をみせる。

【邪】
 「邪悪な楽しみが一番楽しい」 (The devil has the best tunes)
 (読解)

 弱肉強食
 (読解) 
 (類似諺) (弱者は行き詰まる、The weakest goes to the wall)
 弱冠
 (読解) 
 (類似諺) 

【衆】
 衆寡敵(適)せず
 (読解) 少数で立ち向かったのでは、多人数にはかなわない。

 「衆曲は直を容れず」
 (読解)

 「衆口、金を溶かす」
 (読解)

 「衆口は禍福の門 」
 (読解) 世間の人々の評判の善し悪しで禍いや幸福が左右されることがある。世評や民間の言説には良く注意しなければならない。

 「朱に交われば赤くなる 」
 (読解) 人は交際する人や環境によって、良くも悪くもなるということ。
 (類似諺) (松脂に触れば指が汚れる、He that handleth pitch shall foul his fingers)

  「習慣は自然の如し」
 (読解) 
 習慣は第2の天性(Habit is a second nature)
 (読解) 身についた習慣は、生まれつきの性質のようになる。

  • 終身斉家治国平天下
  • 終身道を譲るも百歩を枉げず

 「秋波を送る」
 (読解) 女性が異性の関心をひこうと、色目をつかうこと。

【春】
 「春秋に富む」
 (読解) 年齢が若いこと。また、前途が長いこと。
 「春眠暁を覚えず」
 (読解) 春の夜は、短い上に寝心地がいいので、朝がきたことに気づかず、ついつい寝過ごしてしまうということ。
  • 春宵一刻値千金
  • 春秋の筆法
  • 春氷を渉る
  • 春風の中に坐するが如し
  • 駿馬痴漢を乗せて走る
  • 春蘭秋菊ともに廃すべからず

 「重箱の隅をつつく」
 (読解) 細かいことまで問題にして、口うるさく言うことのたとえ。
 「重要なものから順番に」
 (読解)
 (類似諺) (重要なことは一番に、First things first

 「柔よく剛を制す」
 (読解) 柔らかくしなやかなものが、かえって強く固いものを制する。転じて、弱い者が強い者に勝つこと。

【十】
 「十字架を背負わずして、栄冠無し」No cross、no crown
 (読解)

 「十読は一写にしかず」 
 (読解) 何遍も繰り返して読むよりも、一回書き写した方がよく覚えられるということ。
 (類似諺) 何度も読むよりも一度でも写した方がよく覚える

 「十人十色」(So many men, so many minds)
 (読解) 人は皆なそれぞれ違った考えや、好みを持っていることを指摘している。
 (類似諺) (どの人にもその人の味覚がある、Every one has his taste)

 「十人なみ」
 (読解) 特にすぐれているわけでもないが劣ってもいないこと。才能(さいのう)、顔つきなどが普通であること。

 「十年一剣を磨く」
 (読解)

 「十年一昔」
 (読解)

 「十把一絡げ」
 (読解)

【出】
 「出藍の誉れ」
 (読解) 弟子が師よりもすぐれていることのたとえ。

【書】
 「書は言を尽くさず」
 (読解)

 「書物と友人は、数は少なく、良いものであるべきだ」(Books and friends shoud be few but good)
 (読解)

 「書を以て御する者は馬の情を尽くさず」
 (読解)
 (類似諺) 机上の論だけでは、実際に役に立たない。

 「将を射んとせば、馬を射よ」
 (読解)
 (類似諺) (娘を得んとする者は、まず母親より始めよ、He that would the daughter win, must with the mother first begin)

【商】
  • 商売は草の種
  • 商売は道によりて賢し
  • 勝負は時の運

【正】
 「正月は冥土の旅の一里塚」
 (読解)
 「正直こそ最善の策」(Honesty is the best policy)
 (読解)
 正直は一生の宝
 「正直の頭に神宿る 」
 (読解) 正直な人には、必ず神の加護がある。
 正直は一生の宝
 (読解) 正直であれば人から信用されて、それが成功や幸福の原因になることが多い。一生、大切に守るべき宝のような美徳だという意味。
 「正直者が馬鹿を見る」
 (読解) 正直な人は、法や規則を守るために、かえって損をしたり、ひどい目にあうことがあるということ。
 「正体不明の災いよりも正体の分かっている災いの方が良い」
 (読解)
 (類似諺)  Prefer the devil one knows to the one (devil) one doesn't know、Better the devil one knows than the one (devil) one doesn't
 正法に不思議なし

【小】
 「小を捨てて大につく」
 (読解) 小さなことを捨てて、大事なことに力を入れること。
 「小異を捨てて大同につく」
 (読解) わずかな意見の違いがあっても、重要な点が一致している意見に従うこと。
 「小食は長生きのもと」
 (読解)
 小心にして大胆(To be timid and bold.、Make a plan like a coward and carry it out like a brave man.)
 (読解)
 小心翼々
 「小事は大事
 (読解)些細な事が大事を引き起こす例は少なくない。小事だといって、物事をおろそかにしてはいけない、という戒め。
 小水石を穿つ
 「小人閑居して不善をなす」
 (読解) 凡人は暇でするべきことがないと、ろくなことをしない。暇がありすぎると、よくないことをする。つまらない人間は暇でいると、ついよくないことをしがちであるということ。
 (類似諺) (何もしないということが悪事へと誘う、An idle man tempts the evil)、(怠情は悪徳のもと、Idleness is the parent of all vice)、(悪魔は暇人に仕事を見つける、The devil finds work for idle hands、 If the devil find a man idle, he'll set him to work) 
 小人の過ちや必ず文る
 「小人の心を以て君子を量る」
 (読解)
 「小人はつまらないことに興ずる」
 (読解)
 (類似諺) (つまらないことは、つまらない精神を楽しませる、Little things amuse little minds)
 「小の虫を殺して大の虫を助ける」
 (読解) 重要なことを守るために、小さなことを犠牲にすることのたとえ。
 小利大損
 「小利を積んで大利成る」
 (読解)
 「小を捨てて大につく」
 (読解) 小さなことを捨てて、大事なことに力を入れること。

【少】
 「少年よ大志を抱け
 (読解) 若者たちよ、大きな志と夢を持って世に出なさいという意味。

 「少年老(お)いやすく学(がく)なりがたし」
 (読解) 少年や少女だって、いつかは必ずおじいさん、おばあさんになるのだ。まだまだ先の話だと思っているだろうが、いがいと早いんですよ。ところが、学問や知識(ちしき)の勉強は、なかなかすすまない。だから時間をむだにしないで努力しようといういましめである。月日のたつのは早く、まだ若いと思っているうちにすぐ年をとってしまうが、学問はなかなか成就しない。時間を無駄にせずに、学問に励まなければいけないということ。

【勝】
 「勝負は最後の最後まで分からない
 (読解) 

 「勝負は時の運」
 (読解) 勝ち負けは、その時の運、不運によるもので、力の強い方が必ず勝つとは限らないということ。

【将】
  • 将棋倒し
  • 将門に将あり
 「将を射んとせば先ず馬を射よ」
 (読解) 大きな目的を達成するためには、その周囲から攻めるのがよいということ。
 (類似諺) (娘を得んとする者は、まず母親より始めよ、He that would the daughter win, must with the mother first begin)

【証】
 「証文の出し遅れ」
 (読解) 手遅れで効力を失うことのたとえ。

【焦】
 「焦眉の急
 (読解) 危険がさし迫っている状態。切迫している状況。

 「初心忘るべからず」
 (読解) 何事においても、学びはじめたころの、謙虚で真剣な気持ちを忘れてはならないということ。また、最初の志を忘れてはならないという意味にも用いられる。どんなことでも、最初のまじめな気持ちをつねにもちつづけることが、成功へのひけつとの意。「能」の世阿弥の言葉で、「能楽で、習いはじめの頃の風体や経験を忘れてはならない」 ということで、それが転じて、 「何事においても最初の気持ちや謙虚さ真剣さを忘れてはいけない」 という意味で使われることになった。

 女子と小人とは養い難し
 (読解) 女性と徳のない人間は、節度をわきまえず、近づけば無遠慮になり、遠ざければ恨みを抱くので扱いにくいものであるということ。

【上】
 「上医は国を医す」
 (読解) 

 「上戸は毒を知らず下戸は薬を知らず」
 (読解) 

 「上手の手から水が漏れる
 (読解) どんな上手な人でも、時には失敗する事があるというたとえ。

 「上知と下愚とは移らず」
 (読解) 

【城】
  • 城下の盟
  • 城狐社鼠

 食言
 食指が動く
 (読解)
 「食を願わば器」
 (読解)

 「冗談が本当になることがある」
 (読解)
 (類似諺) (冗談で話されてることの中に、本当のことがあることは多い、There's many a true word spoken in jest)

 「丈夫は棺を蓋うて事方(まさ)に定まる」
 (読解)

 「白羽の矢が立つ
 (読解) 大勢の中から犠牲者として選ばれること。また、大勢の中から特に選び出されること。(神様が人身御供を選ぶとき、その家の屋根に白い羽根の矢を立てたという伝説から生まれている)

 「尻尾が犬を振り回す」(The tail wags the dog)
 (読解) アメリカで、「尻尾」をユダヤ人、「犬」をアメリカ全体と例えて使う。モニカ・スキャンダルでダウン寸前、フラフラのクリントン大統領が、ユダヤ人のオルブライト国務長官に振り回されたユーゴスラヴィア侵略戦争などは、その典型である。

 「尻馬に乗る」
 (読解) 人の言説をうのみにするなどして、ただ人の後ろについて物事をする。付和雷同。

 「尻馬に乗れば落ちる 」
 「尻から抜ける」
 「尻が割れる」
 (読解) 表面からかくれていた部分が現れる。かくし事が明るみに出る。秘密や悪事が露見すること。

 尻切れとんぼ(蜻蛉)
 (読解)尾の部分が切れたトンボのように、物事が途中で中断されていることのたとえ。未完結のたとえ。

 尻に敷かれる
 (読解)

 「尻に目薬」
 「尻は他人」
 「尻目(しりめ)にかける」
 (読解) 「尻目」とは、顔は前を向いたまま、目玉だけ動かして後ろを見ること。「尻目にかける」は、人をばかにして、ジロリと横目で見るようす。

 「尻を結ばぬ糸 」

【心】
 「心配は身の毒」
 (読解)
 (類似諺) (九生ある猫でも心配のために死ぬ、Care killed the (a) cat)

 「心頭滅却すれば火もまた涼し」
 (読解)

【人】
 「人口に膾炙する」
 (読解) 魚のなますと魚のあぶり肉は、だれの口にもうまいので、人々から喜ばれる。世の人々に、口々にもてはやされる。詩文や名句などが、人々の口にのぼって、もてはやされること。広く知れ渡ること。

 「人後に落つ」
 (読解)

 「人間到るところ青山あり」
 (読解)

 「人事を尽くして天命を待つ 」(We have to do our best and leave the rest to Providence)
 (読解) 自分にできることをすべてやった後で、結果が出るのを焦らず待つこと。

 「人中の騏驥」

 「人命は至重なり」
 (読解) 人の命はかけがえのない大切なものである。「十八史略」

 「人物は背丈では測れない」(Men are not to be measured in inches)
 (読解)
 「人面獣心」
 (読解) 

【人生】
 「人生諦めが肝心」
 (読解)

 「人生朝露の如し」
 (読解) 人の一生は、日が昇るとたちまち消えてしまう朝露のようにはかないものであるということ。

 「人生あざなえる縄の如し」
 (読解)

 「人生意気に感ず」
 (読解) 人生に生きがいを感じて努力するものである。欲望や名声のために努力するのではない。物事に感動して行動を起こす場合にいう。人は、相手の心意気を感じて仕事をするものであり、金銭や名誉のためにするのではないということ。

「人生字を識るは憂患の始め」 

 「人生とは何かを知る以前に半分過ぎてしまっている」(Life is half spent before we know what it is)
 (読解)

 「人生に故障は起こりがちなもの」
 (読解)
 (類似諺) (不慮の災難は起こりえる、Accidents will happen)
 人生は行楽せんのみ
 「人生僅か五十年」()
 (読解)
 「人生で最小のものに金はかからない」(the best things in life are free)
 (読解)英語の諺。

【信】
 「信は荘厳より起こる
 (読解)
 「信心過ぎて極楽を通り越す
 (読解)
 「信心は徳の余り
 (読解)

 信頼はよし、検査はなおよし
 (読解) ドイツの諺。

 「信用は資本なり」  
 (読解) イギリスの諺。
 「信頼出来ぬ者に、秘密を語るな」
 (読解)
 (類似諺) (オオカミを自分の贖罪司祭にするとは、バカな羊だ、It is a foolish sheep that makes the wolf his confessor)

【辛抱】
 「辛抱する木に金がなる」、「辛抱が肝心」
 (読解)
 (類似諺) (樫の大樹も小さきドングリより育つ、Great oaks from little acorns grow)

 辛抱は金挽臼は石
 (読解)

 「辛抱以外に妙薬無し」(No remedy but patience)
 (読解)

【真】
 「真価はくだらない外観の下に隠れている」
 (読解)
 (類似諺) (殻のない小麦はない、There is no wheat without chaff)
 「真理も極端に至れば誤りとなる」
 (読解)

 「進退きわまる
 (読解)

【仁】
 「仁者は憂えず
 (読解)

 「仁者は敵なし
 (読解)

 「仁者は山を楽しむ
 (読解)

 沈香も焚かず屁もひらず
 (読解) 特によいところまければ、悪いところもなく、平々凡々であることのたとえ。





(私論.私見)

爾汝の交わり

 3ページ目
  1. 至誠神の如し
  2. 死生命あり
  3. 咫尺
  4. 滴り積もりて淵となる
  5. 四知
  1. 櫛風沐雨
  2. 室に入りて矛を操る
  3. 湿を悪んで下きに居る
  4. 日月明らかならんと欲すれば浮雲これを蔽う

 4ページ目
  1. 日月と光を争う
  2. 日月曲がれる穴を照らさず
  3. 実は嘘の奥にあり
  4. 舐犢の愛
  5. 品玉も種から
  1. 鎬を削る
  2. 芝居は無筆の早学問
  3. 死馬の骨を買う
  4. 駟馬も追う能わず
  5. 慈悲を垂れれば糞たるる
  6. 雌伏
  7. 渋柿の長持ち
  8. 慈母に敗子あり
  1. 揣摩
  2. 死命を制する
  3. 下いびりの上へつらい
  4. 霜先の金銀
  5. 駟も舌に及ばず
  6. 霜を履んで堅氷至る
  7. 赭衣路に塞がる
  8. 杓子で腹を切る
  1. 杓子は耳掻きの代わりにならず
  2. 尺も短き所あり寸も長き所あり
  3. 借家栄えて母家倒れる
  4. 尺を枉げて尋を直くす
  5. 尺蠖の屈するは伸びんがため
  6. 娑婆で見た弥三郎
  7. しゃべる者は半人足
  8. 沙弥から長老にはなれぬ
  9. 舎を道傍に作れば三年にして成らず
  10. 麝あれば香し
  1. 醜夷に在りて争わず
  2. 秋毫
  3. 宗旨の争い釈迦の恥
  4. 袖手傍観
  1. 秋霜烈日
  2. 舟中も敵国
  3. 姑なければ村姑
  4. 姑の仇を嫁が討つ
  5. 姑の十七見た者がない
  6. 秋波
  7. 驟は日を終えず
  8. 愁眉を開く
  9. 珠玉の瓦礫に在るが如し
  10. 菽水の歓び
  11. 菽麦を弁ぜず
  12. 祝融の災い
  13. 守銭虜
  14. 手足を措く所なし

 7ページ目
  1. 首鼠両端
  2. 酒池肉林
  3. 出家の念仏嫌い
  4. 駿足長阪を思う
  5. 雌雄を決す
  1. 柔よく剛を制す
  2. 獣を得て人を失う
  3. 数珠ばかりでは和尚は出来ぬ
  4. 順風の帆掛け船
  5. 宵衣カン食
  6. 傷弓の鳥
  7. 笑殺
  8. 尚歯

 8ページ目
  1. 蕭牆の患
  2. 従心
  3. 生者必滅
  4. 霄壌の差
  5. 笑中に刀あり
  6. 掌中の珠
  1. 焦頭爛額上客となる
  2. 消滅滅已
  3. 醤油で煮締めたよう
  4. 章を尋ね句を摘む

 9ページ目
  1. 升を以て石を量る
  2. 杵臼の交わり
  3. 諸行無常
  4. 燭を秉って夜遊ぶ
  5. 初心忘る可からず
  6. 蜀犬日に吠ゆ
  7. 書を校するは塵を掃うが如し
  8. 常山の蛇勢
  9. 盛者必衰
  1. 冗談から泣きが出る
  2. 情張りは棒の下
  3. 助長
  4. 白河夜船

 10ページ目
  1. 虱の皮を槍で剥ぐ
  2. 知らんがために我信ず
  3. 芝蘭の室に入るが如し
  4. 支離滅裂
  5. 尻を結ばぬ糸
  6. 而立
  7. 汁を吸うても同罪
  8. 士別れて三日即ち当に刮目して相待つべし
  9. 師走坊主
  1. 吝ん坊の柿の種
  2. 士を好めば士至る
  3. 詩を作るより田を作れ
  4. 死を視ること帰するが如し
  5. 深淵に臨むが如し
  6. 心気が湧く
  7. 唇歯輔車
  8. 親炙
  9. 神出鬼没
  10. 針小棒大
  11. 信心過ぎて極楽を通り越す
  12. 信心は徳の余り
  13. 薪水の労
  14. 進退これ谷まる
  15. 身体髪膚これを父母に受く

 11ページ目
  1. 心頭を滅却すれば火もまた涼し
  2. 紳に書す
  3. 信は荘厳より起こる
  4. 親は泣き寄り他人は食い寄り
  5. 心腹に落つ
  6. 神明に横道なし
  7. 森羅万象
  8. 真を保つ
  1. 刃を迎えて解く
    1. 私淑
    2. 爾汝の交わり
    1. 咫尺
    2. 地蔵は言わぬがわれ言うな
    3. 滴り積もりて淵となる
    4. 四知
    1. 櫛風沐雨
    2. 室に入りて矛を操る
    3. 湿を悪んで下きに居る

 4ページ目
  1. 日月明らかならんと欲すれば浮雲これを蔽う
  2. 日月と光を争う
  3. 日月曲がれる穴を照らさず
  4. 実は嘘の奥にあり
  5. 舐犢の愛
  6. 品玉も種から
  1. 芝居は無筆の早学問
  2. 駟馬も追う能わず
  3. 慈悲を垂れれば糞たるる
  4. 雌伏
  5. 渋柿の長持ち
  1. 慈母に敗子あり
  2. 揣摩
  3. 下いびりの上へつらい
  4. 霜先の金銀
  5. 駟も舌に及ばず
  6. 霜を履んで堅氷至る
  7. 赭衣路に塞がる
  8. 社会の木鐸
  1. 杓子で腹を切る
  2. 杓子は耳掻きの代わりにならず
  3. 尺も短き所あり寸も長き所あり
  4. 借家栄えて母家倒れる
  5. 尺を枉げて尋を直くす
  6. 社稷の臣
  7. 尺蠖の屈するは伸びんがため
  8. 娑婆で見た弥三郎
  9. しゃべる者は半人足
  10. 沙弥から長老にはなれぬ
  11. 舎を道傍に作れば三年にして成らず
  12. 麝あれば香し
  1. 醜夷に在りて争わず
  2. 秋毫
  3. 宗旨の争い釈迦の恥
  4. 袖手傍観
  5. 終身斉家治国平天下
  6. 終身道を譲るも百歩を枉げず
  1. 秋霜烈日
  2. 舟中も敵国
  3. 姑なければ村姑
  4. 姑の仇を嫁が討つ
  5. 姑の十七見た者がない
  6. 秋波
  7. 驟は日を終えず
  8. 愁眉を開く
  9. 珠玉の瓦礫に在るが如し
  10. 菽水の歓び
  11. 菽麦を弁ぜず
  12. 祝融の災い
  13. 主従は三世
  14. 守銭虜
  15. 手足を措く所なし
  1. 首鼠両端
  2. 酒池肉林
  3. 出家の念仏嫌い
  4. 朱に交われば赤くなる
  5. 春宵一刻値千金
  6. 春秋に富む
  7. 春秋の筆法
  8. 駿足長阪を思う
  9. 春氷を渉る
  10. 春風の中に坐するが如し
  11. 春眠暁を覚えず
  12. 駿馬痴漢を乗せて走る
  13. 春蘭秋菊ともに廃すべからず
  14. 雌雄を決す
  1. 柔よく剛を制す
  2. 獣を得て人を失う
  3. 数珠ばかりでは和尚は出来ぬ
  4. 順風の帆掛け船
  5. 宵衣カン食
  6. 小異を捨てて大同につく
  7. 傷弓の鳥
  8. 笑殺
  9. 尚歯

 8ページ目
  1. 蕭牆の患
  2. 従心
  3. 生者必滅
  4. 霄壌の差
  5. 笑中に刀あり
  6. 掌中の珠
  1. 焦頭爛額上客となる
  2. 消滅滅已
  3. 醤油で煮締めたよう
  4. 章を尋ね句を摘む

 9ページ目
  1. 升を以て石を量る
  2. 杵臼の交わり
  3. 諸行無常 く
  4. 燭を秉って夜遊ぶ器
  5. 初心忘る可からず
  6. 蜀犬日に吠ゆ
  7. 書を校するは塵を掃うが如し
  8. 常山の蛇勢
  1. 盛者必衰
  2. 冗談から泣きが出る
  3. 上知と下愚とは移らず
  4. 情張りは棒の下
  5. 助長
  6. 白河夜船
  1. 虱の皮を槍で剥ぐ
  2. 芝蘭の室に入るが如し
  3. 支離滅裂
  4. 而立
  5. 汁を吸うても同罪
  6. 士別れて三日即ち当に刮目して相待つべし
  7. 師走坊主
  1. 吝ん坊の柿の種
  2. 士を好めば士至る
  3. 詩を作るより田を作れ
  4. 死を視ること帰するが如し
  5. 深淵に臨むが如し
  6. 心気が湧く
  7. 唇歯輔車
  8. 親炙
  9. 神出鬼没
  10. 針小棒大
  11. 薪水の労
  12. 進退これ谷まる
  13. 身体髪膚これを父母に受く
  1. 心頭を滅却すれば火もまた涼し
  2. 紳に書す
  3. 親は泣き寄り他人は食い寄り
  4. 心腹に落つ
  5. 神明に横道なし
  6. 森羅万象
  7. 真を保つ
  1. 刃を迎えて解く


    【し】
     212.鹿を追う者は山を見ず
     213.鹿を指して馬と為す
     214.地獄で仏に会う
     215.肉食った報い
     216.獅子身中の虫
     217.死児の齢を数える
     218.士族の商法
     219.七歩の才
     220.死人に口なし
     221.死馬の骨を買う
     222.四面楚歌
     223.釈迦に説法
     224.杓子定規
     225.蛇の道は蛇
     226.重箱の隅を楊枝でほじくる
     227.守株
     228.出盧
     229.朱に交われば赤くなる
     230.正直の頭に神宿る
     231.上知と下愚は移らず
     232.食指が動く
     233.知らぬが仏
     234.白羽の矢が立つ
     235.尻馬に乗る
    【す】
     236.水魚の交わり
     237.推敲
     238.粋は身を食う
     239.酸いも甘いも噛み分けた
     240.据膳食わぬは男の恥
     241.好きこそ物の上手なれ
     242.杜撰
     243.雀の涙
     244.雀百まで踊り忘れず
    【せ】
     245.青眼
     246.精神一到何事か成らざらん
     247.噬臍
     248.清談
     249.青天の霹靂
     250.積善の家に余慶あり
     251.折角
     252.折檻
     253.背に腹は替えられぬ
     254.前車の覆るは後車の戒め
     255.前車の轍を踏む
     256.栴檀は二葉より芳し
     257.船頭多くして船山に登る
     258.善は急げ
    【そ】
     259.滄海の一粟
     260.喪家の狗
     261.宋襄の仁
     262.総領の甚六
     263.俎上の魚
     264.袖振り合うも多生の縁
    【た】
     265.大海は芥を択ばず
     266.大疑は大悟の基
     267.大器晩成
     268.大賢は愚なるが如し
     269.太公望
     270.大山鳴動して鼠一匹
     271.大事の前の小事
     272.鯛の尾より鰯の頭
     273.大勇は闘わず
     274.大欲は無欲に似たり
     275.宝の持ち腐れ
     276.多岐亡羊
     277.多芸は無芸
     278.竹屋の火事
     279.竹薮に矢を射る
     280.他山の石
     281.多勢に無勢
     282.蛇足
     283.多々益々弁ず
     284.畳の上の水練
     285.立つ鳥跡を濁さず
     286.立て板に水
     287.蓼食う虫も好き好き
     288.棚から牡丹餅
     289.他人の疝気を頭痛に病む
     290.旅の恥は掻き捨て
     291.旅は道連れ世は情
     292.卵に目鼻
     293.玉に瑕
     294.短気は損気
    【ち】
     295.知音
     296.池魚の殃い
     297.竹馬の友
     298.血で血を洗う
     299.茶腹も一時
     300.忠言は耳に逆らう
     301.朝三暮四
     302.提灯に釣鐘
     303.朝令暮改
     304.塵も積もれば山となる
    【つ】
     305.月と鼈
     306.月に叢雲、花に風
     307.月夜に釜を抜かれる
     308.月夜に提灯
     309.土一升に金一升
     310.角を矯めて牛を殺す
     311.爪に火を灯す
     312.爪の垢を煎じて飲む
     313.鶴の一声
     314.鶴は千年亀は万年
     315.聾の早耳
    【て】
     316.庭訓
     317.亭主の好きな赤烏帽子
     318.泥中の蓮
     319.敵は本能寺にあり
     320.梃子でも動かない
     321.手鍋を提げる
     322.出る杭は打たれる
     323.天衣無縫
     324.椽大の筆
     325.天高く馬肥ゆる
     326.天に唾する
     327.天馬空を行く
     328.天は自ら助くる者を助く





    HOME

    【と】
     329.灯台下暗し
     330.問うに落ちず語るに落ちる
     331.豆腐に鎹
     332.東奔西走
     333.桃李
    言わざれども下自ずから蹊を成す
     334.登竜門
     335.十日の菊
     336.遠くの親類より近くの他人
     337.時は金なり
     338.読書百遍意自ずから通ず
     339.毒を食らわば皿まで
     340.毒を以って毒を制す
     341.所変われば品変わる
     342.年には勝てぬ
     343.年寄りの冷や水
     344.図南
     345.斗南の一人
     346.駑馬に鞭打つ
     347.鳶が鷹を生む
     348.飛ぶ鳥を落とす
     349.虎の威を借る狐
     350.虎は死して皮を残す
     351.鳥無き里の蝙蝠
     352.泥棒を見て縄を綯う
    【な】
     353.無い袖は振れない
     354.泣いて馬謖を斬る
     355.長い物には巻かれろ
     356.泣き面に蜂
     357.泣く子と地頭には勝てぬ
     358.情けは人の為ならず
     359.七重の膝を八重に折る
     360.名は体を表わす
     361.怠け者の節句働き
     362.蛞蝓に塩
     363.名を取るより実を取れ
     364.南柯の夢
    【に】
     365.煮え湯を飲まされる
     366.二階から目薬
     367.逃がした魚は大きい
     368.苦虫を噛み潰す
     369.憎まれっ子世に憚る
     370.錦を着て夜行くが如し
     371.二豎
     372.似た者夫婦
     373.二度あることは三度ある
     374.二兎を追う者は一兎をも得ず
    【ぬ】
     375.糠に釘
     376.盗人に追い銭
     377.濡れ手で粟
    【ね】
     378.猫に小判
     379.猫の手も借りたい
     380.猫を被る
    【の】
     381.嚢中の錐
     382.残り物には福がある
     383.喉元過ぎれば熱さを忘れる
     384.暖簾に腕押し
    【は】
     385.背水の陣
     386.掃き溜めに鶴
     387.破鏡
     388.白眼
     389.白玉楼
     390.白眉
     391.破天荒
     392.花は桜木人は武士
     393.花より団子
     394.早起きは三文の徳
     395.腹も身の内
     396.張子の虎
    【ひ】
     397.引かれ者の小唄
     398.髭の塵を払う
     399.庇を貸して母屋を取られる
     400.尾生の信
     401.顰に効う
     402.人を呪わば穴二つ
     403.髀肉之嘆
     404.火のないところに煙は立たぬ
     405.百聞は一見に如かず
     406.瓢箪から駒
     407.瓢箪鯰
    【ふ】
     408.風声鶴唳
     409.風前の灯
     410.笛吹けども踊らず
     411.覆水盆に反らず
     412.武士は食わねど高楊枝
     413.豚に真珠
     414.舟に刻みて剣を求む
     415.武陵桃源
     416.焚書坑儒
    【へ】
     417.臍が茶を沸かす
     418.下手の考え休むに似たり
     419.下手の横好き
     420.弁慶の立ち往生
     421.弁慶の泣き所
    【ほ】
     422.望蜀
     423.坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
     424.墨守
     425.仏作って魂入れず
     426.仏の顔も三度
    【ま】
     427.蒔かぬ種は生えぬ
     428.馬子にも衣装
     429.眉毛を読まれる
     430.眉に唾を塗る
     431.眉に火が点く
     432.真綿で首を締める
    【み】
     433.木乃伊取りが木乃伊になる
     434.身から出た錆
     435.水に油
     436.味噌を付ける
     437.三日天下
     438.三日坊主
     439.三つ子の魂百まで
     440.耳を掩いて鐘を盗む
    【む】
     441.六日の菖蒲
     442.昔取った杵柄
     443.矛盾
     444.娘一人に婿八人
     445.胸に一物
     446.無理が通れば道理が引っ込む
    【め】
     447.目から鼻へ抜ける
     448.目屎鼻屎を笑う
     449.盲蛇に怖じず
     450.目には目歯には歯
     451.目の上の瘤
     452.目は口ほどに物を言う
    【も】
     453.孟母三遷の教え
     454.餅は餅屋
     455.沐猴にして冠す
     456.本木に勝る未木なし
     457.元の鞘に納まる
     458.元の木阿弥
     459.桃栗三年柿八年
    【や】
     460.焼け石に水
     461.焼け野の雉子夜の鶴
     462.安物買いの銭失い
     463.柳に雪折れなし
     464.柳の下にいつも泥鰌はおらぬ
     465.藪から棒
     466.藪を突突いて蛇を出す
     467.病膏肓に入る
     468.病は気から
     469.山高きが故に尊からず
     470.闇夜の鉄砲
    【ゆ】
     471.雪と墨
     472.雪に白鷺
     473.油断大敵
    【よ】
     474.欲に目が眩む
     475.弱り目に祟り目
    【ら】
     476.楽は苦の種、苦は楽の種
     477.洛陽の紙価を高む
    【り】
     478.律義者の子沢山
     479.梁上の君子
     480.両手に花
     481.遼東の豕
     482.良薬は口に苦し
    【る】
     483.類は友を呼ぶ
    【ろ】
     484.壟断
     485.隴を得て蜀を望む
     486.論語読みの論語知らず
    【わ】
     487.渡りに船
     488.渡る世間に鬼はない
     489.笑う門には福来たる