ことわざ集サ行(セ)

 更新日/2023(平成31.5.1栄和改元/栄和5)年.5.22日
 「さ行」の ことわざ


サ行セ

【背】
 「背に腹は代えられぬ」
 (読解) 大切なことのためには、他のことを顧(かえり)みる余裕などないということ。差し迫った大きな苦痛を避けるためには、小さな苦痛や多少の犠牲は止むを得ない。

 「成果は人を頼まず」
 (読解)
 (類似諺) (もし物事を上手くやりたいんだったら自分でやれIf you want a thing well done do it yourself)

 「精神一到何事か成らざらん」
 (読解) 精神を集中して事に当たれば、どんな難しいことでも成し遂げられないことはない。
 (類似諺) (意志あるところに道あり、Where there is a will, there is a way)、(Nothing is impossible to a willing mind.) 

 急いては事を仕損じる
 (読解) 何事も急ぐとかえって失敗し、却って手間がかかるという例え。
 (類似諺) (急ぐのは無駄、Haste makes waste)

 「清濁併せ呑む」
 (読解) 善人であれ悪人であれ、集まってくる者があれば、分けへだてなく受け入れる。度量が広く大きいこと。

【青】
 「青雲の志」
 (読解) 高位高官になろうとする功名心。立身出世の望み。また、俗世間を逃れようとする願望。手柄を立て、立身出世しようとする志。

 「青天の霹靂」(A bolt from the blue)
 (読解) 青く晴れた空に突然に起こる雷という意味で、思い掛けず起こる突発的事変。突然の大事件。

 「青年よ大志を抱け」
 (読解)

【正】
 正鵠(せいこく)を射る
 (読解) 物事の要点や急所をつくこと。

 「せかせか貧乏ゆっくり長者」
 (読解)

 「積善の家には必ず余慶あり」
 (読解) 善い行いを重ねてきた家には、その報いとして必ず幸福がもたらされるものだ。代々の繁栄のために、人はその一生の間を善行を成すべきだ。

【赤】
 赤貧洗うが如し
 (読解) きわめて貧しく、まるで洗い流したように持ち物が何もないさま。

【世間】
 「世間の口に戸は立てられぬ
 (読解)

 「世間は広いようで狭い
 (読解) 世の中は広いようであるが、案外と狭いものである。思いがけないところで知った人に会った時などにいう。人の生活の場は広範囲で、大勢の人がいて、実に広いように見えるが、思いがけない所で知人にあったり、自分の事を意外な人が知ってたりするという点では、狭いということ。

 「世間から後ろ指を指される」
 (読解)

 「世間を狭くする
 (読解)

【節】
 「節句働き
 (読解)
 (類似諺) The lazy man begins work in the evening

 「節制は最良の薬なり」
 (読解)

 「Z旗を掲げる
 (読解)

 「切羽詰まる」
 (読解)

 「背に腹は替えられない(ぬ)」
 (読解) 大切なことのためには、他を犠牲にすることもやむを得ないということ。
 (類似諺) (窮地では、兄弟も友人もない、At the narrow passage there is no brother and friend) 、(悪魔に追い立てられれば、どうしてもせざるをえない、Needs must when the devil drives)

 「狭き門より入れ
 (読解) 就職や進学などの志願者が多く、競争が激しいこと。

 「泉下(せんか)の客」
 (読解) 黄泉の下の人になる。亡くなること。

【線】
 「線香は千日の功徳あり、抹香は万日の功徳あり」
 (読解) 線香や抹香を焚くと死者に功徳があるが、それぞれ「セン」と「マン」に掛けた諺。

 「線が細い」
 (読解) 

【先】
 「先生といわれるほどの馬鹿で無し」
 (読解)

 「先手必勝
 (読解)
 (類似諺) (第一撃は、戦いの半ば、The first blow is half the battle)

 「先入主となる」
 (読解) 先に頭に入ったことが自分の考えの中心となって、後から考えることを支配するという意味。

 先鞭をつける
 (読解) 人より先に、馬に鞭を当てる。人より先に物事を行う。人に先んじて功をたてる。

【千】
 「千三つの商い
 (読解)

 「千丈の堤も蟻の一穴から
 (読解)

 「千万人と雖も我往かん
 (読解) 自ら省みて正しい場合には、反対する者がたとえ千万人いようとも、恐れることなく自分の信じる道を進んでいこう。

 「千日の行を一度に破る」
 (読解)

 「千里の馬も伯楽(はくらく)に逢わず」
 (読解) 一日に千里も走ることのできる名馬は少なくないが、馬の能力を見分け、発揮させられる人はいつもいるとは限らない。転じて、有能な人物はいつの世にもいるが、その才能を見抜き、能力を発揮させてくれる人は少ないことのたとえ。

 「千里の道も一歩から」 
 (読解) いくら遠くても、最初の一歩をふみ出さなければ、ゴールにはたどりつきません。一歩一歩のつみ重ねが、大きな成功のもとになるの意。遠大な事業も、手近なところから始まるたとえ。
 (類似諺) (一段ずつ梯子を登る、Step after step the ladder is ascended)(A thousand journey began with a foot put down)

 「船頭多くして、船、山に登る(上(のぼ)る)」
 (読解) 船頭が多くいて違う指示をすると、船が山へ上るようなとんでもないことが起こる。指示をするものが何人もいて方針の統一がとれず物事が進行しないことのたとえ。
 (類似諺) (指示する者が多くいると、全く見当違いの方向に事が進んでしまう)、(料理人多くしてスープ(肉汁)をまずくする、多すぎるコックがスープをだいなしにする Too many cooks spoil the broth)

 「栴檀は双葉より芳し」
 (読解) 良い香りがする栴檀は、双葉の芽が出たときから既にその香りがしている。 つまり、大人物というものは、その幼い頃からすでにその兆候が見られるというこ とわざです。
 (類似諺) (偉人は子供の頃からから偉大さを現している、Great men show greatness in youth

【前】
 「前車の轍(てつ)を踏む」
 (読解) 前の人と同じ過ちを繰り返すこと。

 「前車の覆るは後車の戒め」
 (読解) 前を行く車がひっくり返るのを見て、後の車は警戒して、ひっくり返らないようにする。前の人の失敗が後の人の戒めになる。

 「前門の虎、後門の狼」
 (読解)  表門には虎がいて、やっとその侵入を防いだかと思ったら、今度は、裏門から狼が侵入しようとしていた。ようやく一つの災いを逃れて安堵する間もなく、すぐ次の災いがやってくること。

 「全資産を一つの事業にかけることはするな」
 (読解)
 (類似諺) (全部の卵を一つのかごに入れるな、Don't put all your eggs in one basket)

【善】
 「善人なおもて往生を遂ぐ、况んや悪人おや」
 (読解) 善人が極楽往生できるのだから、仏の力に頼るしかない悪人が救われるのはいうまでもないことである。まさに仏の慈悲の力の偉大さが発揮できる場だからである。「歎異抄」

 「善は急げ」(The sooner the better.)
 (読解) よいと思ったことは、ためらわずにただちに実行すべきであるということ。





(私論.私見)


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」からはじまる ことわざ 全144項目

 1ページ目
  1. 性相い近く習い相い遠し
  2. 生ある者は必ず死あり
  3. 青雲の志
  4. 青雲の士
  5. 精衛海を填む
  6. 青眼
  7. 晴耕雨読
  8. 成功の下久しく処る可からず
  9. 正鵠を失わず
  10. 青山ただ青を磨く
  11. 青史
  12. 精神一到何事か成らざらん
  13. 聖人に夢無し
  14. 聖人は褐を被て玉を懐く
  15. 清濁併せ呑む
  1. 清談
  2. 成竹
  3. 掣肘
  4. 井中星を視る
  5. 掣肘を加える
  6. 急いては事をし損じる
  7. 青天の霹靂
  8. 青天白日
  9. 晴天をほめるには日没を待て
  10. 盛年重ねて来たらず
  11. 生は難く死は易し
  12. 生は寄なり死は帰なり
  13. 清白を子孫に遺す
  14. 生は死の始め
  15. 政は正なり

 2ページ目
  1. 清風に故人来る
  2. 生命ある所希望あり
  3. 青蠅白を染む
  4. 成立の難きは天に升るが如し
  5. 生を偸む
  6. 生を視ること死の如し
  7. せかせか貧乏ゆっくり長者
  8. 積悪の家には必ず余殃あり
  9. 席暖まるに暇あらず
  10. 積羽舟を沈む
  11. 関ヶ原の戦い
  12. 赤心を推して人の腹中に置く
  13. 赤縄を結ぶ
  14. 積善の家に余慶あり
  15. 石塔の赤い信女が又孕み
  1. 跖の狗尭に吠ゆ
  2. 咳払いも男の法
  3. 赤貧
  4. 赤貧洗うが如し
  5. 世間知らずの高枕
  6. 世間は張り物
  7. 世間は広いようで狭い
  8. 世間を狭くする
  9. 世上の毀誉は善悪にあらず
  10. 世上物騒我が身息災
  11. 是是非非
  12. 世帯仏法腹念仏
  13. せちせち貧乏のらり果報
  14. 切匙で腹を切る
  15. 折角

 3ページ目
  1. せっかちのしくじり
  2. 折檻
  3. 節季女に盆坊主
  4. 節季の風邪は買ってもひけ
  5. 節句倒しは薬礼になる
  6. 席巻
  7. 舌耕
  8. 切磋琢磨
  9. 切歯扼腕
  10. 折衝
  11. 節制は最良の薬なり
  12. 雪中の松柏
  13. 雪隠で饅頭
  14. 雪隠と持仏
  15. 雪隠虫も所贔屓
  1. Z旗を掲げる
  2. 窃ぶの疑い
  3. 雪上霜を加う
  4. 節は時を嫌わず
  5. 節を折る
  6. 背中に眼はない
  7. 背の子を三年探す
  8. 銭ある時は鬼をも使う
  9. 銭ある者は生き銭なき者は死す
  10. 銭あれば木仏も面をかえす
  11. 銭なき男は帆のなき舟の如し
  12. 銭なしの市立ち
  13. 背に腹は代えられぬ
  14. 銭は銭だけ
  15. 是非は道によって賢し

 4ページ目
  1. 狭き門より入れ
  2. 瀬を踏んで淵を知る
  3. 善悪は地獄極楽
  4. 善悪は水波の如し
  5. 先覚者
  6. 千金の子は市に死せず
  7. 千金の子は堂に垂せず
  8. 千金は死せず百金は刑せられず
  9. 千鈞も船を得れば則ち浮かぶ
  10. 千金を買う市あれど一文字を買う店なし
  11. 千石取れば万石羨む
  12. 千石万石も米五合
  13. 千載一遇
  14. 前車の覆るは後車の戒め
  15. 前車の轍を踏む
  1. 善者は弁ならず弁者は善ならず
  2. 千秋楽
  3. 千丈の堤も蟻の一穴から
  4. 善書は紙筆を選ばず
  5. 前事の忘れざるは後事の師なり
  6. 先生と言われる程の馬鹿でなし
  7. 戦戦兢兢
  8. 前世の約束事
  9. 栴檀は双葉より芳し
  10. 先手は万手
  11. 船頭多くして船山に上る
  12. 船頭のそら急ぎ
  13. 千日の萱を一日
  14. 先入主となる
  15. 千人の指さす所病なくして死す

 5ページ目
  1. 善に従うこと流るるが如し
  2. 善に強い者は悪にも強い
  3. 善人と居れば芝蘭の室に入るが如し
  4. 善人なおもて往生を遂ぐ況んや悪人をや
  5. 善の裏は悪
  6. 善は急げ
  7. 先鞭を着ける
  8. 千篇一律
  9. 千万人と雖も我往かん
  10. 千三つ
  11. 前門の虎後門の狼
  12. 先憂後楽
  1. 千羊の皮は一狐の腋に如かず
  2. 千里眼
  3. 千里行を留めず
  4. 千里同風
  5. 千里の馬は常にあれども伯楽は常にはあらず
  6. 千里の行も足下に始まる
  7. 千里の道も一歩から
  8. 千里も一里
  9. 千慮の一失
  10. 千慮の一得
  11. 善を責むるは朋友の道なり
  12. 善を善として悪を悪とす