ことわざ集ア行(エ)

 更新日/2023(平成31.5.1栄和改元/栄和5)年.5.22日

 「あ行のことわざ」その他参照。


ア行エ

【笑】(え)
 「笑顔に勝る化粧なし」、「笑顔に敵なし」
 (読解)

【絵】(え)
絵に描いた餅
(読解)観念的、空想的なものは役立たないことの例え。実際には役に立たないことや、実行できないこと。

【得】(え)
「得手に帆を上げる」
(読解)帆を揚げても、船が走るか走らないかは風次第である。追い風を捉えて、うまくそれに乗っていくと絶好の帆走ができる。機会をうまくつかんで自分の得意とすることを十分に発揮すること
(類似諺) (順風に帆を上げよ、Set your sail according to the wind)、(幸福の神がノックしたらドアを開け、When fortune knocks, open the door)

「得やすきは失いやすし」
(読解)
(類似諺) 「たやすく得たものは、ちょとだけ持っている」(Lightly won, lightly held)

【餌】(え)
「餌は釣り針を隠している」(The bait hides the hook)
(読解)誘いに乗るのを戒める言葉。

【江戸】
「江戸っ子は五月の鯉の吹き流し」
(読解)江戸の人は、言葉づかいは荒いが、腹の中はさっぱりしているということ。また、口先ばかりで内容がないという意味もある。

「江戸っ子は宵越しの銭は使わぬ」
(読解)江戸っ子は、稼いだ金はその日のうちに使ってしまうということ。

「江戸と背中が見て死にたい」
(読解)死ぬまでに一度は、江戸見物をしたい。

「江戸の敵を長崎で討つ」
(読解)江戸と長崎は非常に離れているところから、昔の恨みを意外な所や全く別のことで仕返しすること。

「江戸の八百八町、大阪の八百ハ橋」
(読解)

「海老で鯛を釣る」
(読解)海老のような小さな餌で、鯛のような立派な大きな魚をつったということで、少しの元手で大儲けをすること、わずかなどりょくで、ねうちのあるものを手に入れることのたとえ。海外にも「小鰯を投げて鯨をとる」などということわざもある。一般に略して「えびたい」という風に使われる。他に、「雑魚で鯛をつる」「麦飯で鯉をつる」というのも同じ意味。
(類似諺) 「鯨を捕まえようと小魚を投げる」(Throw a sprat to catch a whale)、「鱒を釣るのに生き餌を無くす」(You must lose a fly to catch a trout)、(Use small fry to catch a big fish)

【栄】(えい)
「栄耀の餅の皮」
(読解)もち菓子の皮を捨てて、中のあんだけ食べるということで、ぜいたく三昧をつくすこと。

【英】(えい)
「英雄色を好む」
(読解)英雄と言われる人は、何事にも精力的で、女色を好む傾向が強いということ。

「英雄、英雄を知る」
(読解)

「易者の身の上知らず」
(読解)自分の事となると欲が伴い、適正な判断ができないことの例え。

「えぐい渋いも味のうち」
(読解)えぐみはタケノコなどのアクの強い野菜に含まれ舌やのどにざらざらするような刺激がある。また、渋みは渋柿を食べた時のように口の中が収縮してしまうような感じを覚える。どちらも歓迎されるような味とはいえないが、それもその食品の持ち味でなくてはならないものであるというたとえ。

【縁】
「縁起をかつぐ」
(読解)

「縁なき衆生は度し難し」
(読解)「縁なき衆生」とは「仏と関係ない人たち」のこと。「度す」は「救う」の意。仏の教えを聞き入れようとしない者を救うのはむずかしい――これが本来の意味である。仏は人知で測り知ることもできないほど大きな智恵と慈悲心で、一切の衆生を救うが、仏に縁のない人には、尊い仏法をいくら説いても救うことができない。どのようにいいことをいっても、人の言葉を聞き入れない者は救うことができない。

縁の切れ目を子で繋ぐ
(読解)夫婦の間が冷たくなり、分かれそうになっても、子供の存在が夫婦の仲をつなぎとめてくれるということ。

縁の下の力持ち
(読解)人目につかないところで努力、苦労すること。または、そのような人。

「縁は異なもの味なもの
(読解)縁とはおもしろいもので、常識や理屈では分からない不思議なことがあるとの諭し。
(類似諺) (Destiny is a strange thing)

「縁もゆかりもなし」
(読解)

【遠】

「えんおうの契り」
(読解)えんおうはおしどりのこと。夫婦がおしどりのように仲睦まじいことの例え。

「猿猴(えんこう)月(つき)を取(と)る」
(読解)できないことをしようとして、失敗すること。身の程知らずの望みを持ったばかりに、却(かえ)って失敗すること。

「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らん」
(読解) 




(私論.私見)