漢字の当て字考

 (最新見直し2016.2.1日)

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 2016.2.1日 れんだいこ拝


【食べ物、飲み物、台所】
扁桃 アーモンド
氷菓子 アイスクリーム
酒精 アルコール
火酒 ウォッカ 。ロシアの蒸留酒。
加加阿 カカオ
混合酒 カクテル
卵糖 カステラ
珈琲基塩 カフェイン
我夢 ガム
浮石糖 カルメラ
鹿嶺 カレー
沈菜 キムチ
凝乳 クリーム
基督弥撒 クリスマス
美食家 グルメ
珈琲 コーヒー
西洋簡単食・三明治 サンドウィッチ
料理長 シェフ
汁酢 ジュース
馬鈴薯 ジャガイモ
果蜜 シロップ
洋酒 ジン。大麦やライ麦を発酵させネズで香りをつけた蒸留酒。 「ようしゅ」は広く西洋由来の酒を指す。
肉汁 スープ
洋匕 スプーン
車厘 ゼリー
曹達 ソーダ
会食堂 ダイニングルーム
乾酪 チーズ
叉焼 チャーシュー
哨吶 チャルメラ
楂古聿・猪口冷糖 チョコレート
卓子 テーブル
砂糖天麩羅 ドーナツ
調味汁 ドレッシング
洋銀 ハーブ
酒口巴 バー
焼鱈 バーベキュー
牛酪 バター
香蕉 バナナ
パン
牛肉焼物 ビーフステーキ
米粉 ビーフン
乾餅 ビスケット
叉肉 フォーク
百事口楽 ペプシコーラ
人造牛酪 マーガリン
麦克唐納 マクドナルド
女無天 ミント
木精 メチルアルコール
蜜瓜 メロン
麵媽 メンマ
檸檬 レモン
葡萄酒 ワイン

【生物、草花】
鸚鵡螺化石 アンモナイト
電脳病毒 ウイルス(PCの)
避役 カメレオン
長尾驢 カンガルー
子守熊 コアラ
覇王樹・仙人掌 サボテン
大熊猫 ジャイアントパンダ
大欄蜘蛛 タランチュラ
鬱金果 チューリップ
倉鼠 ハムスター
鋸刺鮭 ピラニア
虎頭犬 ブルドッグ
赫拉克勒斯大甲虫 ヘラクレスオオカブト
飛布狒々 マントヒヒ
猫鼬 マングース
毛象 マンモス
天竺鼠 モルモット
覇王花 ラフレシア
小熊猫 レッサーパンダ

【宝石】
紫水晶 アメジスト
鸚鵡螺化石 アンモナイト
緑玉・翡翠 エメラルド
蛋白石 オパール
柘榴石 ガーネット
青玉 サファイア
金剛石 ダイヤモンド
黄玉 トパーズ
項練 ネックレス
紅玉 ルビー 7月の誕生石。


【器具、機械】
火斗 アイロン
突撃銃 アサルトライフル
土瀝青 アスファルト
噴墨打印機 インクジェットプリンタ
因特網 インターネット
超文本標記言語 エイチティーエムエル(HTML)
瀏覧器 エクスプローラ
電梯 エレベーター
原動機 エンジン
多銃身回転式機関砲 ガトリングガン
断頭台 ギロチン
起重機 クレーン
電纜 ケーブル
混凝土 コンクリート
数字計算機 コンピューター
電脳設計士 コンピュータープログラマー
超市馬里奥兄弟 スーパーマリオブラザーズ
屏幕保護程序 スクリーンセーバー
射撃銃 ショットガン
掃猫儀 スキャナー
屏幕保護程序 スクリーンセーバー
声納 ソニー
数字通用光盤 ディーブイディー
電視 テレビ
隧道 トンネル
楽声 ナショナル
口令 パスワード
直昇飛機 ヘリコプター
蛇管 ホース
喞向 ポンプ
極超短波 マイクロウェーブ
黒鉄色 メタリック
単軌鉄道 モノレール
施条銃 ライフル
組背帯書包 ランドセル
洋灯 ランプ
線形誘導電動機 リニアモーターカー
回転式連発拳銃 リボルバー
拡大鏡 ルーペ
輪盤賭 ルーレット
空中電纜 ロープウェイ
機器人 ロボット

【スポーツ、ゲーム】
氷球 アイスホッケー
鎧球 アメリカンフットボール
小家 カジノ
骨牌・歌留多 カルタ
高爾夫球 ゴルフ
避球 ドッジボール
蹴球 サッカー
庭球 テニス
籠球 バスケットボール
排球 バレーボール
送球 ハンドボール
沙灘排球 ビーチボール
撞球 ビリヤード
乒乓 ピンポン
韆鞦 ブランコ
保齢球 ボーリング
快速船 ヨット
闘球 ラグビー
球拍 ラケット
輪盤賭 ルーレット
角色扮演遊戯 ロールプレイングゲーム
岩壁攀登 ロッククライミング

【医療、生活用品】
打工 アルバイト
流行性感冒 インフルエンザ
電脳病毒 ウイルス(PCの)
過酸化水素水溶液 オキシドール
七曜表 カレンダー
毛布 ケット
護謨 ゴム
紙貼 シール
海綿 スポンジ
天幕 テント
筆記本 ノート
手巾 ハンカチ
天鵞絨 ビロード
木乃伊 ミイラ
鉄嘴 ピンセット
刷子 ブラシ
天竺鼠 モルモット
組背帯書包 ランドセル

【着物】
洋袴 ズボン
水兵服 セーラー服
天鵞絨 ビロード
莫大小 メリヤス
雨外套 レインコート

【文化芸術、音楽、祭り】
手風琴 アコーディオン
提琴 ヴァイオリン
風琴 オルガン
自鳴琴 オルゴール
謝肉祭 カーニバル
三味線 しゃみせん、さみせん。邦楽の弦楽器。
洋琴 ピアノ
喇叭 ラッパ
復古趣味 レトロ

【その他】
翰林院賞 アカデミー賞
拉丁字母 アルファベット
万愚祭・四月馬鹿 エイプリルフール
臙脂色 えんじいろ
牧童 カウボーイ
激光唱片 シーディー
鹿十 シカト
間者 スパイ
投光機 スポットライト
大欄蜘蛛 タランチュラ
伊達男 ダンディ
手刀 チョップ
恐怖分子 テロリスト
図騰柱 トーテムポール
機器猫 ドラえもん
情人節 バレンタインデー
吃驚 びっくり
孑然 ひとりぼっち
金字塔 ピラミッド
不死鳥 フェニックス
黒洞 ブラックホール
天象儀 プラネタリウム
老練家 ベテラン
地震震級 マグニチュード
女無天 ミント
麵媽 メンマ
勃朗峰 モンブラン
酔客 よっぱらい
復古趣味 レトロ

【国名、地域名】
漢字 読み
大連 だいれん
都伯林 ダブリン
大馬士革 ダマスカス
突尼斯 チュニス
愛斯蘭 アイスランド 底格里 チグリス
斉斉佮爾 チチハル
愛耳蘭 アイルランド 西蔵 チベット
亜細亜 アジア 智利 チリ
雅典 アテネ
亜比西尼 アビシニア 地羅利 チロル
亜富汗斯坦 アフガニスタン 得撒 テキサス
徳黒蘭 テヘラン
阿弗利加 アフリカ 達迷斯 テムズ
亜馬孫 アマゾン 丁抹 デンマーク
亜米利加 アメリカ 独逸 ドイツ
阿模爾、黒竜江 アムール。中露国境を流れる「こくりゅうこう」のロシア語名。 多加納 トスカーナ
安特坦 アムステルダム 多脳 ドナウ
廈門 アモイ
亜剌比亜、亜拉毘亜 アラビア 土耳古 トルコ
吐魯蕃 トルファン。 新疆ウイグル自治区のオアシス都市。
安撒西 アルザス 徳勒斯達 ドレスデン
阿爾及 アルジェリア 尼亜吉拉 ナイアガラ
亜爾然丁 アルゼンチン 尼羅 ナイル
那波里 ナポリ
亜力伯 アルプス 尼加拉瓜 ニカラグア
亜爾弥亜 アルメニア 新西蘭 ニュージーランド
紐育 ニューヨーク
安的斯 アンデス 諾威 ノルウェー
英吉利 イギリス 諾曼的 ノルマンディー
以色列 イスラエル
伊太利 イタリア 海牙 ハーグ
海地 ハイチ
巴古達 バグダッド
伊蘭 イラン 巴他峩尼 パタゴニア
英倫、英蘭土 イングランド 巴奈馬 パナマ
河内 ハノイ
印度河 インダス 巴比倫 バビロン
印度 インド 巴拉圭 パラグアイ
巴里 パリ
聖林 ハリウッド
維納 ウィーン 巴爾幹 バルカン
回鶻 ウイグル 哈爾賓 、哈爾浜 ハルビン
威爾斯 ウェールズ 巴勒士底納 パレスチナ
烏拉 ウラル 布哇 ハワイ
烏拉乖 ウルグアイ 洪牙利 ハンガリー
浦塩斯徳 ウラジオストック。ロシアの港湾都市で、シベリア鉄道の終点。 万谷 バンコク
漢堡 ハンブルグ
厄瓜多 エクアドル 喜馬拉 ヒマラヤ
埃及 エジプト
以丁堡 エジンバラ 費府 フィラデルフィア
埃及 エチオピア 比律賓 フィリピン
緬甸 ビルマ
耶路撒冷 エルサレム 仏稜 フィレンツェ
奥克蘭 オークランド 芬蘭 フィンランド
濠太剌利、毫州、豪州 オーストラリア 不丹 ブータン
不宜塞利 ブエノスアイレス
墺太利 オーストリア 伯剌西爾 ブラジル
仏朗仏 フランクフルト
阿西亜尼亜 オセアニア 仏蘭西 フランス
比律悉 ブリュッセル
阿斯福、牛津 オックスフォード。ロンドンのテムズ川沿いの大学都市。 勃牙利 ブルガリア
普魯西 プロシア
和蘭、阿蘭陀 オランダ 仏勒里達 フロリダ
奥克蘭
彼得堡 ペテルブルグ
威内斯 ベニス 。イタリア北東部の港市。「水の都」。
オークランド 秘露 ペルー
改羅 カイロ 白耳義 ベルギー
加州 カリフォルニア
加奈陀 カナダ 波斯 ペルシャ
伯林 ベルリン
加内黎 カナリア
哈剌和林 、和寧 カラコルム。モンゴル帝国の首都。
堪察加 カムチャッカ 波蘭 ポーランド
波士敦 ボストン
花瑠瑠 ホノルル
加里比安 カリブ 葡萄牙 ポルトガル
香港 ホンコン
孟買 ボンベイ
澳門 マカオ
加利福尼 カリフォルニア 馬達加斯加 マダガスカル
馬耳塞 マルセイユ
馬来 マレー
甲谷陀馬来西亜 カルカッタ 馬来西亜 マレーシア
米蘭、未蘭 ミラノ
恒河 ガンジス 墨西哥 メキシコ
乾陀羅 、健駄羅 ガンダーラ 。健駄羅 古代インドの美術が栄えた町。 馬斯高、莫斯科 モスクワ
摩納哥  モナコ
柬埔寨、柬蒲塞 カンボジア 摩洛哥 モロッコ
幾内亜 ギニア 蒙古 モンゴル
門土里留 モントリオール 。カナダ最大の商業都市。
玖馬 キューバ 欧羅巴 ヨーロッパ
希臘 ギリシャ
瓜地馬拉 グアテマラ 老檛、羅宇 ラオス
蘭貢 ラングーン 。ヤンゴンの旧称。 cf.2006年、ミャンマーの首都はヤンゴンからネーピードーへ。
来約熱内盧 リオデジャネイロ
里斯本 リスボン
臥児狼徳 グリーンランド 利比亜 リビア
緑威 グリニッジ 羅馬尼亜 ルーマニア
盧森堡 ルクセンブルグ
呂栄 ルソン。フィリピン最大の島。
大不列顛 グレートブリテン 黎巴嫩 レバノン
羅馬 レバノン
羅馬 ローマ
羅府 ロサンゼルス 。カリフォルニア州の沿岸都市。
建徳基 ケンタッキー 露西亜 ロシア
剣橋 ケンブリッジ。ロンドンの北に位置する大学都市。 落機 ロッキー
岌朴敦 ケープタウン 倫敦 ロンドン
高加索 コーカサス 華盛頓、華府 ワシントン
臥亜 ゴア
戈壁 ゴビ
哥木哈牙 コペンハーゲン
哥倫比 コロンビア
公果 コンゴ
柴棍 サイゴン
桜府 サクラメント
撒哈拉 サハラ
三的牙疴 サンチアゴ
桑港 サンフランシスコ
西蘭公国 シーランド公国
市俄古 シカゴ
西西里 シシリー
悉徳尼 シドニー
日巴拉大 ジブラルタル
西比利亜 シベリア
牙買加 ジャマイカ
爪哇 ジャワ
寿府 ジュネーブ
叙利亜 シリア
新嘉坡、星港 シンガポール
瑞西 スイス
瑞典 スウェーデン
蘇丹 スーダン
蘇士 スエズ
蘇格蘭 スコットランド
士篤恒 ストックホルム
斯巴爾達 スパルタ
西班牙 スペイン
蘇門答剌 スマトラ
錫蘭 セイロン
塞納 セーヌ
塞内加 セネガル
三厄里那 セントヘレナ

【日本の古地名】
安芸 あき 広島県西部の旧国名。
明日香、 飛鳥 あすか 都が置かれていた奈良県の地名。
化野 あだしの 平安時代の火葬場で有名な京都、小倉山の地名。
阿波 あわ 徳島県一帯の旧国名。
安房 あわ 千葉県南部の旧国名。
和泉 いずみ 大阪県南部の旧国名。
出雲 いずも 島根県東部の旧国名。
因幡 いなば 鳥取県東部の旧国名。
石見 いわみ 島根県西部の旧国名。
得撫島 ウルップ島 千島列島の中央にある島。
蝦夷 えぞ、えみし 北海道の旧称。 民族名。
択捉 えとろふ 北方領土最大の島。
近江 おうみ 滋賀県一帯の旧国名。
隠岐 おき 島根県沖の島一帯の旧国名。
甲斐 かい 山梨県一帯の旧国名。
樺太 からふと サハリン
河内 かわち 大阪府南東部の旧国名。
百済 くだら 朝鮮半島の国。
恭仁京 くにきょう、くにのみやつこ 平城京と難波京の間の時期におかれた都。
相模 さがみ 神奈川県一帯の旧国名。
紫香楽宮 しがらきのみや 信楽宮 聖武天皇が離宮として置いた都。
色丹 しこたん 北方領土の島。
信濃 しなの 長野県一帯の旧国名。
下総 しもうさ 千葉県北部の旧国名。
下野 しもつけ 栃木県の旧国名。
後志 しりべし 北海道の地名。旧国名。
周防 すおう 山口県東部の旧国名。
筑紫 つくし 九州地名の旧称。
対馬 つしま 長崎県の島の旧国名。
遠江 とおとうみ 静岡県西部の旧国名。
鳥栖 とす 佐賀県の市。
勿来関 なこそのせき 古代の奥羽三大関所の一つ。
難波 、浪華、浪速 、浪花 なにわ 大阪一帯。
奴国 なのくに 「なこく」とも。 弥生時代の九州北部の国。
隼人 はやと 九州南部の種族。 鹿児島県の男性。
常陸 ひたち 茨城県一帯の旧国名。
豊前 ぶぜん 福岡県東部一帯の旧国名。
豊後 ぶんご 大分県一帯の旧国名。
伯耆 ほうき 鳥取県西部の旧国名。
任那 みまな 朝鮮半島南部にあった国。
陸奥 むつ、みちのく 奥州五国のこと。
唐土 もろこし 唐は中国の旧称。
山背 やましろ 山城、京都府南東部の旧国名。
大和 、山処 やまと 倭。奈良県一帯の旧国名。日本。

【人名】
阿輸迦王 、阿育王 アショーカ王。インド、マウリア朝第3代の王。仏教を保護し王朝最盛期を築いた。
亜理斯多列氏 アリストテレス
亜歴山大 アレキサンダー
伊曾保 イソップ
維多利 ヴィクトリア
維廉 ウィリアム
愛迪生 エジソン
義徳瓦 エドワード
易利薩伯 エリザベス
伽利略 ガリレオ
加持力 カトリック
基督 キリスト
克勒巴都拉 クレオパトラ
方済各 フランシスコ・ザビエル。
惹迷斯 ジェームズ
沙翁 シェークスピア。イギリスの劇作家。
若亜納 ジョアンナ
肖邦 ショパン
若爾日 ジョージ
成吉思汗 ジンギスカン。モンゴル帝国の創始者。
斯辺瑣 スペンサー
撒門 ソロモン
達便喇嘛 ダライラマ。 チベット仏教のラマ教の教主。
査理 チャールズ
通古斯 ツングース。シベリア付近の遊牧民族。
迪斯尼 ディズニー
杜翁 トルストイ。『戦争と平和』などを著したロシアの小説家。
奈破崙 ナポレオン
尼格来 ニコライ
紐頓 ニュートン
諾貝爾 ノーベル
保羅 パウロ
伴天連 、破天連 バテレン。破天連 キリスト教の宣教師や信者。
忽必烈 、忽比烈 フビライ
希伯来 ヘブライ
墨瓦蘭 マゼラン
瑪爾哥波羅 マルコポーロ
米利堅 メリケン。アメリカ人。
門得尓 メンデル。遺伝の法則を発見したオーストリアの植物学者。
一物有人 モーツァルト
摩西 モーゼ 。出エジプトを果たした古代イスラエルの指導者。
蒙娜麗莎 モナリザ
孟得士瓜 モンテスキュー。『法の精神』で三権分立を唱えたフランスの思想家。
約翰 ヨハネ
猶太 ユダヤ
力査 リチャード
琳閣倫 リンカーン
路易 ルイ
路加 ルカ
列寧 レーニン。ロシア革命を成功させたマルクス主義者。
魯敏孫 ロビンソン

【家族、縁戚】
初冠 ういこうぶり、ういかむり 男子の元服。
親族 うから、うがら 「しんぞく」とも。
従兄 、従姉 、従姉妹 いとこ 「じゅうけい」とも。
従弟 、従妹 、従兄弟 いとこ 「じゅうてい」とも。
妹兄 、妹背 いもせ 夫婦。兄と妹。
従祖父 おおおじ 大伯父・大叔父 祖父母の兄弟。
従祖母 おおおば 大伯母・大叔母 祖父母の姉妹。
伯父 おじ 父母の兄。 父母の姉の夫。
叔父 おじ 「しゅくふ」とも。 父母の弟。 父母の妹の夫。
御祖父さん おじいさん 父母の姉。 父母の兄の妻。
祖父 おおじ、じい、じじ、「そふ」とも。
御祖母さん おばあさん
祖母 おおば、ばあ、ばば。「そぼ」とも。
婆さん ばあさん
小父さん おじさん 他人の"おじさん"
叔母 おば 「しゅくぼ」とも。 父母の妹。 父母の弟の妻。
伯母 おば
小母さん おばさん 他人の"おばさん"
御父様 おもうさま、おとうさま。
御母様 おたあさま、おたたさま、おかあさま 母の敬称。
母さん かあさん
母様 かかさま おかあさま
父母 かぞいろは 「ふぼ」、「ちちはは」とも。
姉妹 きょうだい 「しまい」とも。 姉と妹。
姉弟 きょうだい 姉と弟。
兄さん にいさん
姉さん ねえさん
曾祖父 ひいじじ、ひおおじ 「そうそふ」とも。
曾祖母 ひいばば、ひおおば 「そうそぼ」とも。
又従兄弟 またいとこ 親がいとこ同士である子の関係。はとこ。
又従姉妹 またいとこ 親がいとこ同士である子の関係。はとこ。
庶妹 ままいも、あらめいも 異母の妹。
息子 むすこ
夫婦 めおと 「ふうふ」とも。
玄孫 やしゃご 「げんそん」とも。

【天文、歳時季】
秋入梅 あきついり 秋黴雨 秋の長雨。
秋日和 あきびより 秋晴れ。
明日 あす、あした 「みょうにち」とも。
十六夜 いざよい 陰暦(8月)16日の夜。
干支 えと 「かんし」とも。
御降 おさがり 三が日の雨雪。
一昨日 おととい、おとつい 「いっさくじつ」とも。
一昨年 おととし 「いっさくねん」とも。
二十 、二十歳 はたち
五十、五十路 いそじ 50歳。
八十、八十路 やそじ 「はちじゅう」とも。 80歳。
九十、九十路 ここのそじ 「きゅうじゅう」とも。 90、90歳。
空梅雨 からつゆ 降水の少ない梅雨の時期。
昨日 きのう 「さくじつ」とも。
今日 きょう 「こんにち」とも。
今日日 きょうび 今時。
今朝 けさ 「こんちょう」とも。
東風 こち 春の東からの風。
小晦日 こつごもり 大晦日の前日。
小春日和 こはるびより 冬の初期の暖かい天気。
今宵 こよい 今日の夜。この夜。
一昨昨日 さきおととい、さきおとつい 「いっさくさくじつ」とも。
一昨昨年 さきおととし 「いっさくさくねん」とも。
五月 、皐月 さつき 陰暦五月
五月雨 さみだれ 梅雨(陰暦五月ごろ)
明明後日 しあさって
時雨 しぐれ 秋から冬の境に降る小雨。
時化 しけ 風雨で海が荒れること。不漁。不景気。
東雲 しののめ 明け方。明け方の東の空の雲。
入梅 つ(ゆ)いり 「にゅうばい」とも。 梅雨入り。
梅雨 つゆ 黴雨 「ばいう」とも。
斑雪 はだれゆき、はだらゆき まだらに残った積雪。
初東雲 はつしののめ 元日の明け方。そのとき東の空にたなびく雲。
春疾風 はるはやて 春の強風。
終日 ひねもす、ひもすがら 「しゅうじつ」とも。 一日中。
正東風 まこち 真東風 真東からの風。
真風 まじ 南風、南西風。
晦日 みそか、つごもり cf. 三十日(みそか) 月隠り(つきごもり)
叢時雨 むらしぐれ 群時雨・村時雨 冬の初めに降ったりやんだりする小雨。
長庚 、夕星 ゆうずつ、ゆうつず 「ちょうこう」とも。 宵の明星。
昨夜 ゆうべ 。「さくや」とも。
雪風巻 ゆきしまき
一日、 朔日 ついたち、さくじつ 朔・一日
二十日、廿日 はつか 雪や風が激しいこと。
睦月 むつき 陰暦の一月。
菜種梅雨 なたねづゆ 3月下旬から4月にかけて降る長雨。
月不見月 つきみずつき 陰暦の五月。
師走 しわす 12月。
二日 ふつか
夜半 よわ 「やはん」とも。 夜中。夜更け。
父さん とうさん
五十 いそ 「ごじゅう」とも。 数の多いさまも意味する。




(私論.私見)

漢字 読み方 ひとこと
嗚呼 ああ   =于嗟・吁嗟
弧光灯 あーくとう 2本の炭素棒を放電させる電灯。
匕首 あいくち  =合口 「ひしゅ」とも。 鍔のない短刀。
彼奴 あいつ、あやつ、かやつ、きゃつ
鮎魚女、 鮎並 あいなめ  =鮎並 アイナメ科の海魚。
生憎 あいにく 都合が悪いことに。
相部屋 あいべや 他人と同じ部屋になること。
白馬 あおうま 「はくば」とも。 白い葦毛の馬。
青麻 、青苧 あおそ アサの皮からつくった繊維。
青苔 、青海苔 、緑苔 あおのり 緑藻類。
赤麻 、赤苧 あかそ イラクサ科の植物。
贖児 あがちご 大祓に用いた人形。
班田 あかちだ 「はんでん」とも。律令制で人民に与えられた田。
赤蜻蛉 あかとんぼ 小形で赤い色のトンボ。
贓贖司 あがないもののつかさ 律令制で罪人の資財や盗品を扱う役所。
茜草 、地血 あかね アカネ科の植物。
明衣 あかは、あかはとり 「めいい」、「みょうい」とも。神事などで着る白い礼服。
白地 、明白 あからさま 明白 露骨なこと。「はくち」は白い生地や乾いた田畑を指す。
秋茄子 あきなす cf.秋茄子は嫁に食わすな。
商人 あきんど 「あきびと」「しょうにん」とも。 商売人。
灰汁 あく しつこさをいうことも。
欠伸 あくび 「けんしん」は背伸びも意味する。
趺坐 、胡座 、胡坐 あぐら 「ふざ」とも。 
山女 あけび、やまめ 木通・通草。植物名。 「やまめ」はサケ科の魚
揚げ雲雀 あげひばり 春に空高く舞うヒバリをいう。
総角 、揚巻 あげまき 「そうかく」とも。古代の少年の髪形。
朝餉 あさげ 朝食。「あさがれい」は天皇の食事を意味する。
朝勤 あさじ 朝事、浄土真宗の朝の勤行。
明後日 あさって 「みょうごにち」とも。
海豹 、水豹 あざらし
葦牙 あしかび 葦の若い芽。
八仙花 、紫陽花 あじさい ユキノシタ科。
小豆 あずき
小豆餡 あずきあん こしあん、つぶあんなど。
小豆粥 あずきがゆ 1月15日の朝に食べる。
叉倉 、校倉 あぜくら 柱を用いず材木を井桁状に組んで壁にした倉。
按察使 あぜち "あんさっし"とも。奈良時代の地方監視の役職。
庵室 あぜち 奈良時代の一般の寺。"あんしつ""あんじつ""あんじち"と読むと「いおり」を指す。
按察 あぜち "あんさつ"とも。奈良時代の地方監視の役職。
馬酔木 あせび、あしび ツツジ科の樹木。
汗疹 、汗肬 、汗疣 あせも 「かんしん」とも。
彼所 あそこ
彼処 あそこ、かしこ
朝臣 あそん 平安時代の五位以上の貴族。
渾名 、諢名 、綽名 あだな 「こんめい」とも。
可惜 あたら、あったら もったいないことに。
彼方此方 あちこち
彼方 あちら
天晴 あっぱれ
宛行 、充行 あてがい 一方的に決めて与えること。
宛行扶持 あてがいぶち 雇用主が一方的に決めた給料の支払い。
当所 あてど 目的のこと。
貴人 あてびと 貴族。「きじん」とも。
恐惶 、穴賢 あなかしこ 「きょうこう」とも。ああ、こわい、もったいない 決して~ない
貴女 、貴男 、貴方 あなた
痘痕 あばた もとは天然痘の痕をいった。
荒家 、荒屋 あばらや 荒れた家。 休息所。
家鴨 あひる
天児 、天倪 あまがつ 祓に用いた幼児の形代。
天魚 、甘子 あまご サケ科の淡水魚。
天道 、天路 あまじ 天上への道。天上界。「てんとう」、「てんどう」は太陽や天帝を指す。
許多 、数多 あまた 数多 たくさん。
淡漬 、味漬 あまづけ 味漬・甘漬 塩分控えめの漬物。 浅漬け。
紫菜 、甘海苔 、紫菜 あまのり 甘海苔 海藻類。
網結 あみすき 網を作ること。
漢氏 あやうじ 古代の中国から日本への渡来人。
漢織 あやはとり 昔中国から日本に機織りの技術を伝えた渡来人の名前。
漢人 あやひと 古代の中国から日本への渡来人。
菖蒲 あやめ アヤメ科の植物。 「しょうぶ」はサトイモ科の別の植物。
年魚 、鮎 あゆ  
足結 あゆい 「あしゆい」とも。 袴を膝のあたりで結んだ紐
洗魚 、洗膾 あらい 新鮮なコイやスズキを薄切りした料理。
新墾田 あらきだ 新田。
荒塊 あらくれ 大きな土のかたまり。
愛発関 あらちのせき 越前にあった関所で、三関の1つ。
曠野 あらの 荒れ果てて人気のない野。 「こうや」は広大な野を指す。
所有 、所在 、在処 あらゆる 「しょゆう」は別の意味。
在所 、存処 ありか 「ざいしょ」は故郷、田舎、住んでいるところの意味。
荒磯 ありそ 「あらいそ」とも。 波が荒く岩に覆われた海岸。
主人 あるじ 「しゅじん」とも。
彼是 、彼此 あれこれ 、かれこれ 様々。「かれこれ」はとやかく、およその意味も。「ひし」とも。
周章る あわてる cf.周章狼狽 熟字訓+送り仮名。
許嫁 、許婚 いいなずけ 婚約者。幼少時に親の間で取り決めるものもいう。
飯粒 いいぼ 「めしつぶ」とも。肬も指す。
五百 いお 「ごひゃく」とも。 数の多いさまも意味する。
硫黄 いおう S。
五十日 、墨魚 、烏賊 いか "五十日(いか)の祝い"など 「ごじゅうにち」とも。漢字より読みの数が多い。
如何 いかが、どう、いかん
斎垣 いがき 神社などの垣。
沃懸地 いかけじ 金銀の粉をまき研ぐ蒔絵の技法。
如何様 いかさま、いかよう。 "いかさま"は"いんちき、"いかよう”はどのようにの意味。
如何様師 いかさまし ペテン師。いんちき。
如何に いかに どのように。 どれほど。
如何物食い いかものぐい 食べるものなど、趣味や好みが普通の人と異なること。
斑鳩 いかる、いかるが 鵤。アトリ科の鳥。
如何 、何若 、何如、何奈 、奈何 いかん
生霊 いきすだま 生魑魅。「いきりょう」。「せいれい」とも。生きている人の怨霊。
生魑魅、生霊  いきすだま 生きている人の怨霊。
寝穢い いぎたない なかなか起きない。寝相が悪い。
意気地 いくじ cf。依怙地
斎串 いぐし 玉串。竹の串。
幾人 いくたり どれほどの人数。 多くの人数。 「いくにん」とも。
欠唇 、兎唇 いぐち 縦に裂けた唇。口唇裂
幾許 、幾何 いくばく どれくらい。
犠牲 、生贄 いけにえ 「ぎせい」とも。
居心地 いごこち
寝聡い いざとい 眼が覚めやすい。
磯魚 いさな 磯の近くに棲む魚。
細小魚 、小魚 いさな 小さな魚。
伊弉諾尊 、伊邪那岐命、伊弉冉尊 いざなぎのみこと 神話で国土を産んだ男神。
伊邪那美命 いざなみのみこと 神話で国土を産んだ女神。
五十集 いさば 魚商人 江戸時代の小型の漁船。
膝行る いざる 座ったまま移動する。熟字訓+送り仮名。
水亀 、石亀 いしがめ
石椁 、石城 いしき、いわき 墓の石室。
尻当 、居敷当 いしきあて 着物の尻の部分を補強する布。
石塊 いしころ、いしくれ
石投 、石子 いしなご 昔の遊び。石投げ。
何処 いずこ、いずく、どこ
出石焼 いずしやき 兵庫県の陶磁器。
幼気 いたいけ 子どもなどがいじらしくかわいいこと。
悪戯 いたずら
神巫 、巫子・市子  いちこ 死者の霊を借りてその考えを語る女性。口寄せ。
壱越調 いちこつちょう 雅楽の六調子の一。
映日果 、無花果 いちじく クワ科の果実。
公孫樹 、銀杏 いちょう 公孫樹
銀杏返し いちょうがえし 昔の女性の髪形の一つ。
何時 いつ
稜威 、厳 いつ 神聖なこと。威勢が強いこと。「りょうい」は天子の御威光を意味する。
田舎 いなか
牛宿 、稲見星 いなみぼし 「ぎゅうしゅく」とも。中国の星座の1つ。
稲荷 いなり 五穀の神。 狐。 油揚げ。
居囃子 いばやし 能の略式演奏。
息吹 いぶき 呼吸。生気。
気吹戸 いぶきど 神が穢れを払うところ。
今際 いまわ 死に際。
斎子 、忌子 いむこ、いみこ 神に奉仕する少女。
稲熱病 いもちびょう 「とうねつびょう」とも。イネの病害。
弥終 いやはて 最後の意味。
弥弥 、愈愈 いよいよ
郎子 いらつこ 若い男性の呼び方。
郎女 いらつめ 若い女性の呼び方。
海豚 いるか 「かいとん」とも。
刺青 、文身 いれずみ 「しせい」とも。
煎汁 、色利 いろり 鰹節や大豆の煮出し汁。
斎人 、忌人 いわいびと 神を祀る人。
忌瓮 、斎瓮 いわいべ お神酒を入れる容器。"瓮"は"かめ""もたい"と読む。
磐座 、岩座 いわくら 神が住む場所。
岩清水 いわしみず 岩の間から流れ出る水。
岩魚 、嘉魚 いわな サケ科の魚 =嘉魚
所謂 いわゆる 世間で俗に言う。
羊墨 インク
魚河岸 うおがし 魚介類を競り売りする市場。 中央卸売市場を指すことも。
倉稲魂 、稲魂 うかのみたま  =宇迦御魂・稲魂 五穀、イネの神。
窺見 うかみ  =斥候 間諜。スパイ行為。
斥候 うかみ  =窺見 「せっこう」とも。 間諜。スパイ行為。
拝所 うがんじゅ 沖縄で神を拝むところ。
祈狩 うけいがり 獲物を占いに用いる狩り。
大人 うし、おとな "うし"(「たいじん」とも)は先生や貴人の尊称。 "おとな"は「たいじん」「だいにん」とも。
薄粧 うすけわい 薄化粧。
泡沫 うたかた 「ほうまつ」とも。 水泡。 はかないもののたとえ・
仮寝 うたたね 「かりね」とも。 =転た寝。
雅楽頭 うたのかみ 律令制で宮廷音楽を担当した役所の長官。
雅楽寮 うたりょう 「ががくりょう」とも。 律令制で宮廷音楽を担当した役所。
団扇 うちわ 「だんせん」とも。
楊櫨木 、卯木 うつぎ  =卯木・空木 ユキノシタ科の樹木。
呆気者 うつけもの  =空け者 愚か者のこと。
現身 うつしみ 生き身
現世 うつしよ 「げんぜ」、「げんせ」とも。 この世。
現人 うつせみ  =空蟬 生き身。 現世。
打棄る 、打遣る うっちゃる  =打遣る 投げ捨てる。 ほうっておく。
独活 うど  =土当帰 アコギ科の植物。
内舎人 うどねり 律令制で宮中の宿直などを担当した役人。
首肯く うなずく  =頷く・肯く 熟字訓+送り仮名。
項垂れる うなだれる しょげかえる。
池溝 うなて 溝。田に水を引く溝。
己惚れる 、自惚れる うぬぼれる
采女 うねめ 宮中で天皇や皇后の世話をした女官。
乳母 うば、おんば、めのと 母親代わり。
初心 うぶ 「しょしん」とも。純情で恋愛感情に疎いさま。
産土 うぶすな 生まれた土地。
産土神 うぶすながみ 生まれた土地の守護神。
孕女 、産女 うぶめ 妊娠前後の女性。
美味い 、上手い うまい 旨い、甘い。
味酒 、 うまさけ、うまざけ 美酒のこと。
美し国 うましくに すばらしい国。
石女 うまずめ  =不生女 子を産めない女性の蔑称。
不生女 うまずめ  =石女 子を産めない女性の蔑称。
卜兆 うらかた 占形・占象。甲羅や骨を焼いて占った結果。
心悲しい うらがなしい なんとなく悲しい。物悲しい。
卜書、占文  うらぶみ 占いの結果を記した文書。
五月蝿い 、五月蠅い うるさい
狼狽える うろたえる 予期しないことに慌ててまごつく。熟字訓+送り仮名。
釉薬 うわぐすり 陶磁器のつやを出す薬。
譫言、囈言 うわごと 「せんげん」とも。正気を失い口走る言葉。無責任な言葉。
次妻 、後妻 うわなり 後に娶った妻。嫉妬。 「ごさい」は再婚した妻。
蟒蛇 うわばみ 巨大な蛇。大酒飲み。
嘔吐く えずく 吐く。もどす。
似非 、似而非 えせ 似ているが異なるもの。
藍菊 、蝦夷菊 えぞぎく キク科の植物。
岐路 、枝道 えだみち 本筋を離れた方向。「きろ」は分かれ道を指す。
胞衣 えな 出産直後の母体からの排出物。後産。
蛭子 、恵比寿、恵比須 えびす 漁業や商売繁盛の神で七福神の一人。
吉方、恵方 えほう 縁起が良いとされる方角。
烏帽子 えぼし 元服した男性の帽子。
疫病 えやみ 「えきびょう」とも。流行病や熱病。
美味しい おいしい
追風 おいて 順風。
老次 おいなみ 老年期のこと。
花魁 おいらん (地位の高い)遊女。
老女 おうな 「ろうじょ」とも。年を取った女性。
大炊 おおい 天皇の食事。
大炊寮 おおいりょう、おおいのつかさ 律令制で納められた米を各官庁に配分した役所。
大鼓、大革 おおかわ 「おおつづみ」とも。 囃子に用いる大きな鼓。cf."たいこ"は"太鼓"で別。
大塊 おおぐれ 体格が大きいこと。「たいかい」は土のかたまり、大地を指す。
大世帯 おおじょたい  =大世帯 構成する人の多い家族や組織。
大殿油 おおとなぶら 宮殿の灯火用の油。
大連 おおむらじ 大和朝廷の政治の担当者。
大凡 おおよそ あらまし。 ほぼ。
極光 オーロラ 「きょっこう」とも。
大曲 おおわだ 川や湖の入江。 「おおまがり」は地名。
大鋸屑 おがくず のこぎりの切りかす。
可笑しい おかしい
御菜 おかず  =御数 副食。
御河童 おかっぱ
女将 おかみ 「じょしょう」とも。 料亭や旅館の女主人。
御内儀 おかみ  =御上 他人の妻の敬称。
清器 おかわ  =御厠 おまる。
御髪 おぐし、みぐし 他人の頭髪の敬称。
晩稲 おくて  =奥手 他より遅く実るイネ。
晩生 おくて  =奥手 他より遅く熟す品種。 成熟の遅い人。
童男 おぐな 男の子。
噫気 、噯気 おくび "あいき"とも。ゲップ
白朮祭 おけらまつり  =朮祭 京都の八坂神社の正月の祭。
襁褓 おしめ、むつき 「きょうほう」とも。おむつ
御洒落 おしゃれ
白粉 おしろい 化粧用の粉や液。
御為倒し おためごかし 相手を思いやるふりをしつつ自らの利益を考えること。
遠方 おちかた 「えんぽう」とも。
遠近 おちこち  =彼方此方 あちこち。 
彼方此方 おちこち  =遠近 あちこち。 
零落れる 、落魄れる おちぶれる  =落魄れる 熟字訓+送り仮名。
変若水、 復水 おちみず  =復水 飲めば若返るという水。 「ふくすい」は気体を液体に戻すことをいう。
落人 おちゅうど、おちうど 戦いに敗れ忍んで生活するもの。
御汁 おつけ  =御付 味噌汁。
仰有る おっしゃる
追而書 おってがき 追伸。二伸。
良人、 夫 おっと
御頭 おつむ あたまを意味する幼児語。
俠気 おとこぎ 「きょうき」とも。 =男気 弱い物を助ける男らしい気質。
男伊達 おとこだて 男として仁義を重んじること。
大殿 おとど =大臣 貴人の住居。 公卿。 貴婦人。
大臣 おとど =大殿 「だいじん」とも。 貴人の住居。 公卿。 貴婦人。
少女 おとめ  =乙女 「しょうじょ」とも。
荊棘 おどろ  =棘 草木や髪の毛が乱れていること。 「けいきょく」はいばらや障害を意味する。
各各 おのおの
十八番 おはこ 「じゅうはちばん」とも。 得意技。 陳腐な動作。
男茎 おはせ ペニス。
未通女 おぼこ 世間や男性を知らない人。うぶ。生娘。
御火焼 おほたき、おひたき  =御火焚  京都や大阪の火祭り。
御巡りさん おまわりさん
小斎 、小忌 おみ  =小忌 神事で身を清め慎む行為。
大神酒 、御神酒 おみき  =御神酒。 神に供える酒。
御神籤 おみくじ  =御御籤
小忌衣 おみごろも 神事で身を清めるための白地の服。
女郎花 おみなえし 秋の七草の一つ。
以為 おもえらく 思うには。
面瘡 おもくさ 顔のできもの。
玩具 おもちゃ 「がんぐ」とも。
重傷 おもで  =重手 「じゅうしょう」とも。
母屋 、母家 おもや  =母家 「もや」とも。 建物の中央部分。 本店。
女形 おやま 「おんながた」とも。 歌舞伎で女役の男。 女の操り人形。
下風 おろし  山から吹く強風。 =颪
大蛇 おろち 「だいじゃ」とも。 大きな蛇。 蠎(うわばみ)。 
御衣 おんぞ、みけし お召し物。
乳母日傘 おんばひがさ 恵まれた家庭環境で大切に育てられること。
甲斐甲斐しい かいがいしい きびきびしている。
匙笥 、搔笥 かいげ 風呂などで用いる小さい桶。
甲斐性 かいしょう 経済力などがあり頼もしいこと。
垣外 、垣内 かいと "垣内"も"かいと"と読む…"同音対義語"
穎割れ 、頴割れ かいわれ 芽を出したばかりの大根など。
鹿驚 、案山子 かかし、かがし 見かけ倒しのものをたとえていうことも。
牡蠣 かき 「ぼれい」とも。 イタボガキ科の二枚貝。
杜若 、燕子花 かきつばた  =燕子花 アヤメ科の植物。
鉤状 かぎなり 「かぎじょう」とも。 かぎのように曲がった形。
民部 、部曲 かきべ  =部曲 古代の豪族の私有民。 「みんぶ」は律令制の役所。
陽炎 かぎろい、かげろう 「ようえん」とも。火光(かぎろい) 明け方にちらちら光る陽の光。 強い日光の影響で空気がゆらゆらと炎のように見える現象。
堅磐 かきわ 硬い岩。 不変のもの。
如此 、如斯 かくのごとし  =如斯 このようである。
神楽 かぐら 神を祀る舞楽。 歌舞伎などの囃子。
神楽月 かぐらづき 陰暦11月。
陰日向 かげひなた 人前で態度を変えること。 陰での援助。
欠片 かけら
蜻蛉 、蜉蝣 かげろう、とんぼ 「せいれい」とも。 "かげろう"はカゲロウ目の昆虫だが、"とんぼ"の旧称でもある。
水手 、水夫 かこ  =水夫 船乗り。
駕籠 かご
託言 かごと 言い訳。 愚痴。
挿頭す かざす 飾り付ける。 枝や花を頭に挿す。
河岸 かし 舟が寄る川の岸。 魚市場。 飲食する場所。 「かわぎし」は単純に川の岸を指す。
鍛冶 かじ 「たんや」とも。 金属を加工すること。
膳夫 かしわで  =膳 宮中の料理人。
拍手 かしわで  =柏手 手を打ち合わせて神を拝むこと。 「はくしゅ」は賞賛の意を示すもの。
瓦斯 ガス
主計頭 かずえのかみ 律令制で国家の財政を担当した役所の長官。
被衣 かずき 高貴な女性が人目を避けるためにかぶった布。
飛白 かすり  =絣 かすったような模様の織物。
鹿杖 かせづえ  先端が分かれた杖。 鹿の角をつけた杖。
方人 かたうど 「かたひと」とも。 歌合わせの片組。 味方。
片方 かたえ 「かたほう」とも。
旁旁 かたがた  =旁 ついでに。 ~がてら。
気質 かたぎ 特有の性質。 「きしつ」とも。
固唾 かたず 緊張した時にたまる唾。
蝸牛 かたつむり、でんでんむし 「かぎゅう」とも。
結政所 かたなしどころ 律令制で書類を扱った役所。
帷子 かたびら 麻や絹で成るひとえの衣服。 几帳の薄幕。
徒歩 、徒、徒士 かち  = 歩いて行くこと。 下級武士。
歩射 かちゆみ  =徒弓 「ぶしゃ」とも。 歩きながら弓を射ること。
河童 かっぱ 吐く。もどす。
首途 、門出 かどで 「しゅと」とも。
看督長 かどのおさ 平安時代の牢屋の看守人。
勾引かす かどわかす  =拐す 誘拐する。
釜殿 かなえどの  =鼎殿 宮中で湯や膳を用意する大奥の建物。
金巾 カナキン 平織りの綿織物。
曲尺 かねじゃく 「きょくしゃく」とも。 直角に曲がった金属製のものさし。
頭槌の大刀 、頭椎の大刀 かぶつちのたち、くぶつちのたち  =頭椎の大刀 古代の大刀の様式
鏑矢 かぶらや  =鏑 木や角をつけた矢。
南瓜 かぼちゃ ウリ科の植物。
蟷螂 、螳螂 かまきり  =螳螂・鎌切 「とうろう」とも。
蒲魚 かまとと 上品ぶって知らないふりをすること。
長官 かみ 律令制で四等官の最高位。
剃刀 かみそり
掃部 かもん、かもり 律令制で宮中の掃除などを行った役人。
蚊帳 かや  =蚊屋。 「かちょう」「ぶんちょう」とも。
掛落 、掛絡 、掛羅 から  =掛絡・掛羅 禅僧の略式袈裟。 根付け。
揶揄う からかう  =揶う・揄う 熟字訓+送り仮名。
機関 からくり  =絡繰 「きかん」は別の意味。
乾鮭 からざけ 鮭のはらわたを干した食品。
芥子 からし 「けし」は別の植物。 =芥・辛子。
硝子 ガラス
乾咳 からせき、からぜき 痰が出ない咳。
身体 からだ  =体・軀 「しんたい」とも。
乾っ風 からっかぜ 降雨なしで吹く風。
乾拭き からぶき
落葉松 からまつ  =唐松 マツ科の樹木。
猟人 、狩人 かりゅうど、かりうど  =狩人 猟師のこと。
骨牒 、歌留多 、加留多 カルタ  =歌留多・加留多
浮石糖 、泡糖 カルメラ  =泡糖 ざらめ糖を用いた菓子。
甲乙 かるめる、かりめり  =上下 音の高低  「こうおつ」は別の意味。
乾飯 かれいい 「ほしいい」とも。 米を蒸して乾かした保存食。 =餉
為替 かわせ 現金ではなく手形や証書で送金する。
河原 、川原 かわら  =川原・磧
川曲 かわわ 川が曲がって緩やかに流れるところ。
主神 かんざね  =神実 神の正体。 神主。
寒復習 かんざらい 寒中に水を浴びて身を清めること。
強盗頭巾 がんどうずきん 目以外の顔を覆った頭巾。
惟神 、随神 かんながら  =随神 「神の思し召し」を意味する神道の言葉
貫木 かんぬき 戸を閉めた状態にしておく横木。 相撲の技 =閂
木尺 きがね  =木矩 模様の歪みを調べる直角定規。
聞道 、聞説 きくならく  =聞説 聞くところによると。
木耳 きくらげ キクラゲ科のキノコ。
樵夫 きこり  =樵
段段 、刻刻 ぎざぎざ  =刻刻  「だんだん」は別の意味。
如月 、更衣 きさらぎ  =更衣・衣更着
素地 きじ  =生地 「そじ」とも。 本性。 すっぴん。 素焼き。
煙管 キセル 不正乗車を指すことも。
生蕎麦 きそば そば粉のみで作ったそば。
着衣始 きそはじめ 正月に衣更えをする江戸時代の儀式。
堅塩 きたし 「かたしお」とも。 未精製の塩
毬杖 、毬打 ぎっちょう、ぎちょう  =毬打 毬を打つ正月の遊び、道具。
啄木鳥 きつつき、けら、けらきつつき キツツキ科の鳥。
急度 きっと  =屹度
狐日和 きつねびより 不順な天候。
焦臭い きなくさい こげくさい。 不穏な気配がする。 胡散臭い。
後朝 きぬぎぬ  =衣衣 男女が共に寝た翌朝。その別れ。
黍魚子 、吉備奈仔 きびなご  =吉備奈仔 ニシン科の魚。
生真面目 きまじめ 融通が利かない感じ。
黄身時雨 きみしぐれ 和菓子の1つ。
沈菜 キムチ 野菜を塩に漬け唐辛子などを加えた朝鮮の食材。
肌理 きめ  =木目 皮膚などの表面の綾。 心配り。
乾煎り きもいり 水や油なしで煎ること。
妓夫 ぎゅう 遊郭で客引きをする人。
経帷子 きょうかたびら 仏教の葬儀で死者に着せる服。
軽軽 きょうきょう 「けいけい」とも。軽々しいさま。 「かるがる」は容易くの意味。
雲母 きらら 「うんも」とも。花崗岩中の結晶。
布地 きれじ  =切れ地 「ぬのじ」とも。 生地。 切れ端。
青蠅 きんばえ  =金蠅 クロバエ科。
陸路 くがじ 「りくろ」とも。
探湯、盟神探湯、誓湯 くかたち、くがたち、くかだち 熱湯を用いた古代の裁判の方法。
傀儡子 、傀儡 くぐつ 操り人形。
典薬頭 くすりのかみ 「てんやくのかみ」とも。 律令制で医療を担当した役所の長官。
小角 くだのふえ  =管の笛 戦場で用いた笛。
草臥れる くたびれる 疲れて気力がなくなる。 ぼろぼろになる。
果物 くだもの
口下手 くちべた
地祇 くにつかみ  =国つ神 「ちぎ」とも。 大地の神。
蜘蛛 くも 節足動物。
蜘蛛膜下出血 くもまくかしゅっけつ 脳や脊髄を包む蜘蛛膜の下に出血する危険な疾患。
口惜しい くやしい 「くちおしい」とも。
倶楽部 クラブ
内蔵寮 くらりょう 律令制で日用品の調達などを担当した役所。
曲輪 くるわ  =郭・廓 城郭。
呉服 くれはとり 「ごふく」とも。 =呉織 呉からの渡来人が伝えた織物。
玄人 くろうと 専門家 水商売
蔵人 くろうど、くらんど 平安時代の蔵人所の役人。
黒衣 くろご、くろこ  =黒子 歌舞伎や浄瑠璃の介添え人。 裏で他人を操る者もいう。
黒南風 くろはえ 梅雨の初期の南風。
窩主買 けいずかい  =系図買。 盗品と知りつつ売買すること。
景色 けしき
毛布 けっと、ケット 「もうふ」とも。 ブランケットのこと。
化粧 けわい 「けしょう」とも。
此奴 こいつ、こやつ
庶幾う こいねがう  =冀う・希う 強く願う。 熟字訓+送り仮名。
髪際 こうぎわ 髪の生え際。
柑子 こうじ 柑子蜜柑。 柑子色。
勘事 こうじ 勘当。 拷問。
香匙 こうすくい 「きょうじ」とも。 お香をすくうさじ。
羊傘 こうもり こうもりがさの方。
蝙蝠 こうもり、かわほり 「へんぷく」とも。
紙屋紙 こうやがみ 平安時代の高級紙。
肥担桶 こえたご 肥料用の糞尿を運ぶ桶。
雀躍 こおどり  =小躍り 「じゃくやく」とも。 喜んで躍り上がること。
木屑 こけら  =杮 材木を削った残りくず。 ※杮≠柿
此所、 此処 ここ  =此・此処
心地 ここち
五十雀 ごじゅうから 小鳥。
豆汁 ごじる  =呉汁・醐汁 潰した大豆の入った味噌汁。
秋桜 コスモス キク科の植物。
瞽女 ごぜ、ごじょ 三味線などを弾き食物などをもらう盲目の女性。
小太刀 こだち 小型の刀。
此度 こたび このたび。
拘泥る こだわる 熟字訓+送り仮名
此方人等 こちとら おれたち。
此方 こちら
特牛 こというし 大きくて健康な雄牛。
部領 ことり 部族の長。 春宮坊の帯刀の宮。
小半 こなから  =二合半 四分の一。四分の一升。
二合半 こなから  =小半 四分の一。四分の一升。
小腹 このかみ、こがみ、ほがみ 下腹。
兄部 このこうべ 武家などでの力仕事の指導者。
木の葉時雨 このはしぐれ 木の葉が盛んに散ること。
木の葉木菟 このはずく フクロウ科の鳥。
木皮 こはだ  =樸・木肌・木膚 木の皮。 木の皮で葺いた屋根。
乾分 、乾児 こぶん  =子分・乾児
独楽 こま
紙捻 、紙撚、紙縒 こより  =紙縒・紙撚 和紙をひも状にしたもの。
破落戸 、無頼 ごろつき  =無頼 住所・職業不定で悪事をはたらく者。
転寝 ごろね
恐恐 こわごわ  =怖怖
小童 こわっぱ 年少者の蔑称。
強面 こわもて、こわおもて  =怖面
濃漿 こんず 米を煮た汁。 酒。 汗。 「こくしょう」は味噌で煮込んだ汁を指す。
健児 こんでい 関所を守った兵士。 武家の足軽。 「けんじ」は健やかな若者を指す。
巨頭鯨 ごんどうくじら
金平糖 こんぺいとう
搾菜 ザーサイ カラシナを用いた中国の漬物。
洋剣 、洋刀 サーベル  =洋刀 西洋の細い刀。
骰子 、賽子 サイコロ  =賽子
騒騒 さいさい、さえさえ、ざわざわ 揺れ動き尾とがすること。
木椎 さいづち  =才槌 胴が膨らんだ小さい木槌。
道祖土焼 さいとやき 門松や注連飾りを焼く火祭り。
割符 さいふ 「わりふ」「わっぷ」とも。 鎌倉時代から室町時代に使われた為替手形。
道祖神 さえのかみ、さいのかみ  =障の神・塞の神 「どうそじん」とも。 道路の安全を守る神。
造酒児 、造酒童女 さかつこ  =造酒童女 大嘗祭で神酒を醸造する少女。
掌酒 さかびと  =酒人 神に供える酒をつくる人。
酒祝 、酒寿 さかほがい、さかほかい  =酒寿 酒宴を開いてお祝いすること。
月代 、月額 さかやき  =月額 成人男子が額際の頭髪を剃った習慣。
主典 さかん 律令制で公文書を扱った官職。
幸魂 さきみたま  =幸御魂 幸せをもたらす神の霊魂。
防人 さきもり 律令制で九州北部を守った兵士。
三狐神 さぐし 田圃の神。
柘榴 、石榴 、安石榴 ざくろ  =石榴・安石榴 ザクロ科の樹木
雑魚 ざこ  =雑喉  様々な小魚。 つまらない人物も指す。
雑魚寝 ざこね 同じ部屋に多くの人が寝ること。
小竹 ささ  =笹 イネ科。
竹筒 、小筒 ささえ  =小筒 酒を入れ携帯した竹の筒。
篠竹 ささたけ、すずたけ "ささたけ"(=笹竹)は「しのだけ」とも読み、群生するタケのこと。 "すずたけ"はイネ科の別の植物。
小波 さざなみ  =細波・漣 水面の小さな波。
細雪 ささめゆき 疎らに降る雪。
私語く ささやく  =囁く 熟字訓+送り仮名。
細石 さざれいし 小さな石。
山茶花 、茶梅 さざんか  =茶梅 ツバキ科の植物。
銚子 さしなべ、さすなべ 酒を温めるのに用いる弦がついた鍋。 「ちょうし」は酒を入れておく容器。
流石 さすが 評判通り。 やはり。 あれほどの。
流離う さすらう 目的もなく放浪する。 熟字訓+送り仮名。
猟夫 、猟男 さつお  =猟男 猟師のこと。
五月 、皐月 さつき ツツジ科の植物。
甘藷 さつまいも 「かんしょ」とも。
真田虫 、条虫 さなだむし  =条虫 「じょうちゅう」とも。 絛虫。
早苗饗 さなぶり 田植えの完了を祝う祭礼。
五月蝿 、五月蠅 さばえ 陰暦五月ごろに盛んに活動するはえ。
然程 さほど それほど。
然迄 さまで それほどまでは。
彷徨う さまよう  =彷う 熟字訓+送り仮名。
遮莫 さもあらばあれ  =然もあらばあれ どうにでもなれ。
素湯 、白湯 さゆ  =白湯 飲むお湯。
小百合 さゆり ユリの美称。
然様 さよう  =左様 そのとおり。 そうだ。
然様なら さようなら  =左様なら
復習う さらう 熟字訓+送り仮名。
更紗 サラサ 模様を入れた綿や絹の布。
盤秤 さらばかり  =皿秤 皿にのせる仕組みの秤。
粗目 ざらめ  =結晶が粗い砂糖。
粗目雪 ざらめゆき 粒の粗い雪。
笊蕎麦 ざるそば ざるや簀にのせ、汁につけて食べるそば。
猿真似 さるまね 上辺だけ真似すること。
髑髏 されこうべ、しゃれこうべ 「どくろ」とも。 白骨の頭蓋骨。
皿鉢 さわち 浅くて大きい磁器。
秋刀魚 さんま
悄悄 しおしお  =萎萎 「しょうしょう」とも。 しょんぼりする様子。
云云 しかじか 「うんぬん」とも。
直足袋 じかたび  =地下足袋 労働作業用の丈夫な履物。
信楽焼 しがらやき 滋賀県の陶器。
磯城 しき  =城石で築いた砦や城、祭場。
為着せ しきせ  =仕着せ・四季施。 季節ごとに与えられる衣服。 上からの「おしきせ」。
重播 しきまき  =頻播 他人の土地に重ねて種を播き生長を妨げる行為。
時雨煮 しぐれに ハマグリなどに生姜や山椒を加えた佃煮。
淑景舎 しげいしゃ、しげいさ 平安京の女御や更衣の住居。
重籐 しげとう  =滋籐 弓の持つ部分を籐で巻いたもの。
尻籠 しこ  =矢壺・矢籠 矢を入れる容器。
無言 、静寂 しじま  =黙・静寂 何も言わないこと。
倭文 しず 古代の織物。
後輪 しずわ 馬の鞍骨の後ろの方。
竹篦 しっぺい 禅宗で修行者を打ち戒める棒。 人差し指と中指で手首を打つこと。
竹篦返し しっぺがえし、しっぺいがえし 即座の仕返し。
尻尾 しっぽ
為手 して  =仕手。やりて。
為出来す しでかす
為所 しどころ
息長鳥 しながどり カイツブリの呼称。
老舗 しにせ 代々信用を守り続けている店。
短手 しのびで、しのびて  =忍び手 神道の葬儀での無音の柏手。
屢屢 しばしば  =屢
底土 しはに 「そこつち」とも。 深いところの土。
渋団扇 しぶうちわ 渋柿を塗った丈夫な団扇。
繁吹 しぶき  =飛沫
重吹く 、繁吹く しぶく  =繁吹く 風雨が激しい。 飛沫が飛び散る。
地吹雪 じふぶき 積雪が強風で巻きあがること。
斑馬 しまうま  =縞馬。
清水 しみず 「せいすい」、「きよみず」とも。 地下から湧く澄んだ水。
七五三飾 、注連飾 しめかざり  =注連飾・標飾 正月や祭礼などで用いる注連縄。
搾滓 しめかす  =〆粕 飼料や肥料に用いる、魚や大豆のしぼりかす。
湿湿 じめじめ 不快指数が高い。 陰気な。
注連縄 しめなわ  =七五三縄・標縄 神域を区別したり邪神を避けたりするための縄。
七五三縄 しめなわ  =注連縄・標縄 神域を区別したり邪神を避けたりするための縄。
仕舞屋 しもたや、しもうたや 商売をやめた家。 商店街中の民家。
細枝 しもと  若い枝や木。
耆那教 ジャイナ教 紀元前6c頃にインドでマハーバーラタが開いた宗教。
曲見 しゃくみ 狂女などの能面。
吃逆 しゃっくり  =噦り  「きつぎゃく」とも。
軍鶏 しゃも ニワトリの種類。
和人 シャモ アイヌ人が用いた日本人の呼称。
洒落 しゃれ 「しゃらく」はさっぱりとしている様子を指す。
十姉妹 じゅうしまつ カエデチョウ科の鳥。
数珠玉 じゅずだま 数珠用の玉。 イネ科の植物。
襦袢 じゅばん 和服用の下着。
背負子 しょいこ 背中に当てて荷物を背負う木の枠組。
少輔 しょう 律令制で大輔に次ぐ官職。
判官 じょう  「ほうがん」「はんがん」とも。 律令制での検非違使の尉など。
生姜 しょうが  =生薑 「しょうきょう」は"しょうが"の根や茎を乾かして作った薬。
漏斗 じょうご 「ろうと」とも。 口の小さい容器への注入を助ける道具。
女郎蜘蛛 、絡新婦 じょうろぐも  =絡新婦 コガネグモ科。
世帯 しょたい  =所帯 「せたい」とも。
初中後 しょっちゅう いつも。しばしば。
祥瑞 しょんずい 明朝から清朝へ移る時期に景徳鎮で作られた磁器。 「しょうずい」は吉兆の意味。
白髪 しらが 「はくはつ」とも。
新羅 しらぎ 「しんら」「しら」とも。 百済、高句麗とともに古代朝鮮で"三国"として栄えた。
白禿瘡 、白癬 しらくも 皮膚病の一つ。  「はくせん」とも。 皮膚病の一つ。
不知不識 しらずしらず 無意識の間に。
不知火 しらぬい 海上で夜、火影が揺れて見える現象。
素面 、白面 しらふ  =白面 「すめん」とも。 酒を飲んでいない状態。
後方 しりえ 「こうほう」とも。
首級 しるし  =首 「しゅきゅう」とも。 討ち取った敵の首。
素人 しろうと
沈丁花 じんちょうげ  =瑞香 ジンチョウゲ科の植物。
新発意 しんぼち、しぼち、しんぼっち 仏門経験が浅い者。
荵冬 、忍冬 すいかずら  =忍冬 「にんどう」とも。 つる性の樹木。
芋苗 、芋茎 ずいき  =芋茎 サトイモの葉柄。
芋茎祭 ずいきまつり 京都の北野天満宮の祭り。
清搔 すががき  =管搔・菅垣 和琴の奏法。 三味線の曲。
清し女 すがしめ 清らかで美しい女性。
清清しい すがすがしい
菅麻 すがそ 御祓いに用いる、スゲを裂いたもの。
木菟入 ずくにゅう 僧や坊主の蔑称。
次官 すけ 律令制で長官を支えた役。 「じかん」は省庁で大臣に次ぐ位を指す。
助柱 すけ 建物の傾きを防ぐ支えの柱。
助太刀 すけだち 敵討ちに加わること。 助っ人。
双六 すごろく
従者 ずさ 「じゅうしゃ」とも。
素戔鳴尊 すさのおのみこと  =須佐之男命 神話における伊弉諾尊 と伊弉冉尊の子。
生絹 すずし 「きぎぬ」「せいけん」とも。 生糸を練らずに織った薄くて軽い布。
蘿蔔 、清白 すずしろ  =清白 ダイコンの別名で春の七草の一つ。
漫事 すずろごと くだらないこと。
寸寸 ずたずた きれぎれになること。
魑魅 すだま  =魑・魅 「ちみ」とも。 山や石から生じる精霊や怪物。 
透波 すっぱ  =素破 スパイ。 盗人。
捨て台詞 すてぜりふ アドリブ。 去る際の文句。
住処 すみか  =住み家
天皇 すめらみこと、すめらぎ、すべらぎ  =皇尊 「てんのう」の敬称。
皇尊 すめらみこと、すめらぎ、すべらぎ  =天皇 天皇の敬称。
角力 、相撲 すもう  =相撲
掏児 、掏摸 すり  =掏摸
磨硝子 すりガラス 金剛砂などで不透明にしたガラス。
素破 すわ  =驚破 さあ。
女衒 ぜげん 女性を遊女屋に売る仕事。
冷笑う せせらわらう 嘲り笑う。 熟字訓+送り仮名。
蟬時雨 せみしぐれ 多くの蟬がしきりに鳴くこと。
台詞 、科白 せりふ  =科白
其奴 そいつ、そやつ
素麵 、索麵 そうめん  =索麵
諷言 そえこと、そえごと 「ふうげん」とも。 擬えてそれとなく言うこと。
曹達水 ソーダすい 水+炭酸ガス+甘味料。
赭土 そおに、そほに、そぼに 顔料などに用いる赤い土。
其処 、其所 そこ  =其所
若干 そこばく、そくばく  =幾許 「じゃっかん」とも。 いくらか。 たくさん。 
内障 そこひ 白内障や緑内障など眼球内の病気。
其方此方 そちこち あちこち。
其方 そちら、そっち、そなた、そち
其方退け そっちのけ
外方 そっぽ "そっぽを向く"
背面 そとも 山で日の当たらない北側。 「はいめん」は一般に後ろの方を指す。
蕎麦 そば タデ科の植物。
蕎麦搔き そばがき そば粉をこねた食品。
雀卵斑 、雀斑 そばかす  =雀斑・蕎麦滓 「じゃくらんはん」とも。 
岨清水 そばしみず 山の断崖から流れる水。
側妻 そばめ  =側女 めかけ。
蕎麦湯 そばゆ そばを茹でた残り湯。
抑抑 そもそも さていったい。 発端。 元来。
征矢 、征箭 そや  =征箭 鋭い矢尻のついた戦闘用の矢。
微風 そよかぜ 「びふう」とも。
虚事 、虚言 そらごと  =空事 嘘の事。
蚕豆 そらまめ  =空豆 
算盤 、十露盤 そろばん  =十露盤 損得の計算も指す。
タイ 国名。 熟語ではないが当て字の要素を持つ。
幇間 たいこもち 「ほうかん」とも。 客の機嫌をとる職業。 へつらってうまく世渡りする人。
松明 たいまつ  =炬 松の樹脂を用いた照明具。
金剛石 ダイヤモンド 「こんごうせき」とも。 
田人 たうど、とうど 田で働く人。
手弱女 たおやめ 美しくしなやかな女性。
鷹居 たかすえ 鷹狩用のタカを訓練する人。鷹匠。
高御座 たかみくら 天皇の位。 玉座。
手抉 たくじり 神への供え物を入れた土器。
栲領巾 たくひれ 古代、女性が肩から垂らした白い飾り布。
内匠 たくみ 宮廷で建築などを担当した職人。
内匠寮 たくみづかさ、たくみりょう、うちのたくみのつかさ 令外官にあたり宮廷で建築などを担当した役所。
梟帥 たける  =建 古代の地方の長。
担桶 たご 棒で担いで運ぶ桶。
腰輿 たごし  =手輿 「ようよ」とも。 前後の二人が柄を腰のあたりで担ぐ乗物。
蛸部屋 たこべや 労働者を拘束した飯場。
檀尻 、山車 だし 祭りで使う装飾した車。 =山車・楽車。
駄洒落 だじゃれ くだらないしゃれ。
田鶴 たず ツルの別名。
手繦 たすき  =襷 和服の袖や袂をまくる紐。
黄昏 たそがれ 「こうこん」とも。 夕暮れ。
称辞 たたえごと 褒め言葉。
三和土 たたき 土や混擬土で固めた台所や土間。
踏鞴 、蹈鞴 たたら  =蹈鞴 足で踏んで風を送る装置。
太刀 、大刀 たち 長くて大きな刀。
太刀魚 たちうお  =帯魚 タチウオ科の海魚。
太刀打ち たちうち 斬り合うこと。 勝負すること。
帯刀 たちはき、たてわき 「たいとう」とも。 刀を腰に差すこと。
方便 たつき、たずき  =活計 生活の糧、手段。 「ほうべん」は便宜的な手段を意味する。
活計 たつき、たずき  =方便 「かっけい」とも。生活の糧、手段。
竹瓮 たっぺ、たつべ 竹を編んだ漁具。 "瓮"は"もたい""かめ"と読む。
殺陣 たて 「さつじん」とも。 斬り合いの場面。
伊達 だて 男気。見栄。
経糸 たていと  =経・縦糸 
立女形 たておやま 歌舞伎の最高位の女形役者。
伊達巻 だてまき 和装の帯。すだれ巻きの食品。
仮令 、縦令 たとい、たとえ  =縦令 「けりょう」とも。 仮に。
田荘 たどころ  =田所 田圃。 豪族の私有地。
煙草 タバコ  =莨
足袋 、単皮 たび  =単皮 親指以外が1つになっており、和服に合わせて履くもの。
鎮魂 たましずめ 「ちんこん」とも。 死者の魂を落ち着かせること。
適間 たまひま 偶然。
玉響 たまゆら 一瞬。
彩絵 だみえ  =濃絵 桃山時代に流行した、壁などに金や銀、極彩色で描いた絵。
訛声 だみごえ 濁っている声。 訛った声。
頑癬 たむし 皮膚病。 「がんせん」とも。
躊躇う ためらう  =躊う 迷ってなかなか決心できない。
容易い たやすい 熟字訓+送り仮名。
太夫 、大夫 たゆう  =大夫 上位の芸人、遊女。
溜込 たらしこみ 乾かないうちに他の色を塗りにじませる日本画の技法。
達磨 ダルマ もと禅宗の開祖。
誰某 たれがし だれだれさん
束子 たわし 洗う道具。
楽車 だんじり 祭りで使う装飾した車。 =山車・檀尻。
段梯子 だんばしご 踏み板が広いはしご。
駄袋 だんぶくろ  =段袋 大きな布袋。 武士の訓練用のズボン。
暗争 、暗闘 だんまり  =黙り・暗闘
乾酪 チーズ 「かんらく」とも。
主税 ちから 「しゅぜい」とも。 律令制で諸国の税を担当した役所。
茅渟鯛 ちぬだい クロダイの別名。
乳脹 ちぶくら 三味線や鼓の膨れたところ。
窒扶斯 チフス 細菌により感染する腸チフスなど。
血塗ろ ちみどろ 血塗れ(ちまみれ) 苦闘。
炒飯 チャーハン 焼き飯。
卓袱台 ちゃぶだい 折りたためる食卓。
矮鶏 チャボ 足が短いニワトリの品種。
手水 ちょうず 顔や手を洗い清める水。 便所。
手水鉢 ちょうずばち 茶室の庭などにある手を洗う水を入れた鉢。
手斧 ちょうな 木材を削る道具。
鳥渡 、一寸 ちょっと
点点 ちょぼちょぼ ところどころ。 同レベル。 「てんてん」はあちこち、ぽたぽたといった感じ。
丁髷 ちょんまげ 江戸時代に盛んだった髪形。
月次 つきなみ  =月並 ありふれていること。 月ごと。
土筆 、筆頭菜 つくし  =筆頭菜 スギナの胞子茎。
熟熟 つくづく、つらつら よくよく。 身に沁みて。
蹲踞 つくばい 手水鉢 「そんきょ」は相撲や剣道の姿勢。
九十九髪 つくもがみ 女性の白髪。
作物所 つくもどころ 平安時代に宮中で調度品や料理を用意したところ。
黄楊 、柘植 つげ  =柘植 ツゲ科の樹木。
土塊 つちくれ  =塊 「どかい」とも。 土の塊。 墳墓。
美人局 つつもたせ 女が男と共謀して他の男を誘ってだまし威すこと。
葛籠 つづら ツヅラフジで編んだかご。
九十九折 つづらおり  =葛折 カーブを繰り返す坂道。
伝手 つて  =伝 縁故。 人づて。 便宜。
海石榴市 つばいち 奈良県にあった市場。 =椿市。
委曲 つばら  =詳ら。"いきょく"とも。細かいこと。
旋毛 つむじ 髪がうずまいているところ。 「せんもう」はうずまいた毛を指す。
旋風 つむじかぜ 「せんぷう」とも。 渦巻いて吹く強い風。
心算 つもり  =積り 「しんさん」とも。 ~したつもり。 
頰杖 つらづえ 「ほおづえ」とも。 =面杖 
交尾む つるむ  =遊牝む 動物が交尾をする。
遊牝む つるむ  =交尾む 動物が交尾をする。
強者 つわもの 兵。
悪阻 つわり "おそ"とも。妊娠初期に起こる吐き気や食欲不振。
為体 ていたらく  =体たらく
木偶 でく 「もくぐう」、「ぼくぐう」とも。木彫り人形。操り人形。役立たず。
木偶の坊 でくのぼう 木彫り人形。 操り人形。 役立たず。
出会す でくわす  =出交す
出交す でくわす  =出会す
梃子 てこ  =梃
槓杆 てこ  =梃・梃子 「こうかん」とも。 
手練 てだれ  =手足れ 「しゅれん」とも。 手腕があること。 「てれん」は人を操る手段を指す。
丁稚 でっち 職人に奉公し雑役に携わった少年。
弔上げ といあげ  =問上げ 死者の年忌の終わり。
何奴 どいつ
春宮 とうぐう  =東宮 皇太子の住む宮殿。
蜥蜴 、蝘蜓 とかげ、やもり
斎食 とき  =斎 「さいじき」とも。 寺での食事。 精進料理。
桃花鳥、 朱鷺 とき 特別天然記念物。漢字より』読み仮名の数が多い。
鯨波 とき 「げいは」とも。 戦闘開始や戦勝祝いの声。
常盤 、常磐 ときわ 永久に変わらないこと。 常緑。
常磐色 ときわいろ 黄色がかった緑いろ。
常磐木 ときわぎ 常緑樹。
常磐津 ときわず 浄瑠璃の一派。
木賊 、砥草 とくさ トクサ科の植物。
鳥座 とぐら  塒・鳥栖 鳥の巣。
時計 とけい
何所 どこ
年甲斐 としがい 年齢相応の思慮分別。
祈年 としごい その年の豊穣を祈ること。 「きねん」とも。
祈年祭 としごいのまつり 陰暦2月4日に豊穣や平和を祈って行われた祭り。 「きねんさい」とも。
年次 としなみ  =年並 「ねんじ」。 平年並み。
泥鰌 どじょう  =鰌・鯲
何方 どちら、どっち、どなた、いずかた
把手 とって  =取っ手 「はしゅ」とも。
舎人 とねり 律令制で皇族の警護などにあたった官人。
宿直 とのい 夜、宮中や役所の警護にあたること。 「しゅくちょく」は現代、夜間に勤務先で用事にあたることをいう。
主殿 とのもり、とのも  =殿守 律令制で宮中の掃除などをを行った役人、女官。
濁醪 どぶろく  =濁酒 「だくろう」とも。発酵させただけの白濁の酒。濁り酒。醪酒。
濁酒 どぶろく  =濁醪 「だくしゅ」とも。発酵させただけの白濁の酒。濁り酒。醪酒。
点火 とぼし 「てんか」して照らす道具類。
左見右見 とみこうみ 至る所を見て気を配ること。
品部 ともべ 「しなべ」とも。 大和朝廷に仕えていた世襲的集団。 律令制での技術者の集団。
響動む どよむ、とよむ
響動く どよめく
俘虜 とりこ  =俘・虜 「ふりょ」とも。 捕虜のこと。
永久 とわ、とこしえ 「えいきゅう」とも。
蜻蜓 とんぼ、やんま  =蜻蛉(とんぼ) 「せいてい」とも。 "やんま"は大形の"とんぼ"。
尚侍 ないしのかみ 「しょうじ」とも。 律令制で後宮の事務などを担当した役所の長官。
掌侍 ないしのじょう 「しょうじ」とも。内侍司で議員の取り締まりなどを行った判官。
典侍 ないしのすけ 「てんじ」とも。 律令制で天皇の生活や儀式を担当する役所の次官。
長道、長路 ながじ、ながち 遠い道のり。
中務 なかつかさ 律令制で天皇の側近に仕え様々な仕事を行った役所。
中稲 なかて 早稲(わせ)と晩稲(おくて)の間の時期に収穫するイネの品種。
香螺 ながにし  =長螺 巻貝。 卵が"海酸漿(うみほおずき)"
就中 なかんずく 特に。
亡軀 、亡骸 なきがら 死体のこと。
薙刀 、長刀 、眉尖刀 なぎなた 長い柄に反った刃がついた主に女性用の武器。
長押 なげし 柱間に水平につけた材木。
仲人 なこうど 結婚の媒酌人。
名残 なごり 余波。 心残り。
余波 なごり 「よは」とも。 おさまらない波。
梨子地 なじじ 金銀の粉をまき透明な漆で覆う蒔絵の手法。
茄子 なす、なすび  =茄。
茄子紺 なすこん 紫っぽい紺色。
何故 なぜ 「なにゆえ」とも。
刀豆 、鉈豆 なたまめ マメ科の植物。
雪崩 なだれ 傾斜地の大量の積雪が一度に崩れ落ちること。
何某 なにがし  =某。
何卒 なにとぞ どうか。 なんとかして。
名告 なのり 武士などが名乗りを上げること。 元服後の実名。
海鼠 なまこ
生節 なまりぶし、なまぶし カツオを蒸して干した食品。
常歩 なみあし  =並足 馬の歩かせ方で最も遅いもの。
無礼 なめ 無作法なこと。
無礼る なめる 人を馬鹿にする。熟字訓+送り仮名。
弱竹 なよたけ しなやかな竹。 メダケ。
寧楽 、平城 なら  =那羅・平城 都としての"奈良"の旧表記。
形姿 なりかたち  =形貌 姿かたち。
生業 なりわい、すぎわい 「せいぎょう」とも。 生計を立てるための仕事。
可成 なるべく  =成る可く。
縄暖簾 なわのれん 複数の縄で作ったすだれ。 居酒屋。
新墾 、新治 にいばり  =新治 新しく開墾した田畑。
苦塩 、苦汁 にがり 海水から塩分を除いたもので、豆腐の凝固剤になる。  「くじゅう」は別の意味。
和妙 、和栲 にきたえ  =和栲 細かく織った柔らかい布。
和幣 にきて、にぎて  =幣・幣帛 神に供えたり祓に用いたりするもの。 
幣帛 にきて、にぎて  =幣・和幣 「へいはく」とも。 神に供えたり祓に用いたりするもの。 
和膚 、柔膚 にきはだ  =柔膚 柔らかい肌。
和魂 、和御魂 にきみやま、にぎみたま  =和御魂 柔和な徳をもった神霊。
和草 にこくさ 生えたばかりの柔らかい草。
和毛 にこげ うぶ毛のこと。
柔手 、和手 にこで  =和手 柔らかい手。
二進も三進も にっちもさっちも どうにもこうにも
若気る にやける 男が女っぽい様子である。
大蒜 にんにく ユリ科の植物。ガーリック。 「おおびる」は"にんにく"の旧称。
叩頭く ぬかずく  =額突く・額衝く 丁寧に礼をする。
泥濘 ぬかるみ 「でいねい」とも。降雨の後に地面がぬかっているところ。
緯糸 ぬきいと、よこいと  =横糸。
盗人猛猛しい ぬすっとたけだけしい 悪びれないこと。
渟足柵 ぬたりのさく、ぬたりのき 大化の改新の時期に蝦夷討伐のために設けられた砦。
瓊音 ぬなと 玉が触れ合う音。
烏珠 、野干玉、烏玉 、射干玉 ぬばたま  烏玉・射干玉・野干玉 ヒオウギの種子。
瓊戈 ぬほこ 玉で飾った戈。
微温い ぬるい  =温い(風呂など) =緩い(規則など)
微温湯 ぬるまゆ 「びおんとう」とも。 刺激のない弛んだ状態もいう。
寝心地 ねごこち
螺旋 、捩子、螺子 、捻子 ねじ  =捩・捻子・捩子・螺子
年星 、年三 ねそう  =年三 陰陽道で生年の星をまつること。
強請る ねだる、ゆする 熟字訓+送り仮名
合歓 、合歓木 ねむ、ねむのき マメ科の樹木。
直衣 のうし、なおし 天皇や貴族の平服。
仰領 のけくび 襟足が出るようにした和服の着方。
熨斗 のし 皺を伸ばすための炭火の熱を用いた道具。
熨斗鮑 、熨斗蚫 のしあわび  =熨斗蚫 儀式・進物用の、アワビを干したもの。
熨斗目 のしめ 能や狂言、歌舞伎の衣装に用いる絹織物。
覗機関 のぞきからくり 凸レンズつきの穴から中の絵を見る装置。
野幇間 のだいこ 宴席を盛り上げる仕事の人(幇間)の蔑称。
野阜 のづかさ 小高い丘。
濃餠汁 のっぺいじる  =能平汁 肉や野菜を煮込み醤油、片栗粉を加えた料理。
長閑 のどか 静かでのびやかなこと。 天候が穏やかなこと。
陳者 のぶれば 申し上げますが…
逆上せる のぼせる
野面 のもせ 「のづら」とも。 野原一面。
生血 のり 「なまち」とも。 出て間もない血。血糊。
祝詞 のりと、ほぎごと 「しゅくし」とも。 "のりと"は神を祀る言葉。 "ほぎごと"(=寿言・寿詞)は一般に祝いの言葉。 
惚気 のろけ おのろけ。
烽火 、狼煙 のろし  =狼煙・烽 事件を知らせて上げる煙。 行動開始の合図。
灰神楽 はいかぐら 灰が濡れた際に舞い上がる煙。
売女 ばいた 売春婦。 軽い女性。
南風 はえ 南からの風。
延縄 はえなわ 長い縄に多くの釣り針を垂らして魚を獲るもの。
莫迦 、馬鹿 ばか  
博士 はかせ 「はくし」とも。
果敢無い はかない  =儚い。
果敢無む はかなむ  =儚む。
捗捗しい はかばかしい 順調に進む。
博奕 、博打 ばくち  =博打 「ばくえき」とも。 賭博のこと。
馬喰 ばくろう  =博労・伯楽 馬のよしあしを見分ける人や売買をする人。
刷子 、刷毛 はけ  =刷毛 「さっし」とも。
方舟 はこぶね  =箱船 方形の舟。
迫間 、狭間 、迫間 はざま  =狭間・間 境。谷間。
剪刀 はさみ  =鋏 「せんとう」とも。
土師 はじ 古代に土器や墳墓の造成にあたった人。
麻疹 はしか 「ましん」とも。 発疹を伴う急性の感染症。
土師器 はじき 赤褐色で素焼きの土器。
梯子 はしご  =梯
敏捷い はしこい  =捷い 頭の回転や行動がすばやい。 熟字訓+送り仮名。
二十重 はたえ 幾重。
旅籠 はたご 旅館。 旅用のかご。
飛蝗 ばった 「ひこう」は"ばった"が群れて移動すること。
初手水 はつちょうず 元日に手や顔を水で清めること。
半被 はっぴ  =法被 職人などの袢纏。
服織 、服部 はとり、はっとり  =服部 機織りのこと。
煙火 、花火 はなび 「えんか」とも。
埴瓮 はにべ 細かい粘土で作った瓶。
埴生 はにゅう 粘土のある土地。
弾機 ばね  =発条・撥条 ビヨーン。
発条 ばね、ぜんまい  =弾機(ばね) =撥条(ばね・ぜんまい) ビヨーン。
行纏 、脛巾、脛衣 はばき  =脛衣・脛巾  昔の脚絆のようなもので、作業の際すねに巻いた。
羽撃く はばたく
披鍼 はばり  =刃針 「ひしん」とも。 外科用のメス。 鍼灸の針。
蔓延る はびこる 草木が茂る。 横行する。 熟字訓+送り仮名。
葬帷子 はぶりかたびら 葬儀で棺を覆うかたびら。
速歩 はやあし  =早足 「そくほ」とも。 ウマの速度。 
囃子 はやし  =囃 伴奏の笛や太鼓。
疾風 はやて 「しっぷう」とも。 突風。
流行眼 、流行目 はやりめ  =流行目 流行性の目の病気。
流行る はやる 熟字訓+送り仮名。
駅馬 はゆま 役人の乗り継ぎのため駅におかれた馬。
薔薇 ばら 「しょうび」、「そうび」とも。
同胞 はらから 「どうほう」「どうぼう」とも。 兄弟。 同じ国の民。
大角 はらのふえ、はら 戦場で用いた笛。
海狸 ビーバー 「かいり」とも。
麦酒 ビール 麦芽+ホップ。
落籍す ひかす 芸者や遊女の借金を肩代わりし廃業させる。
抽斗 ひきだし  =抽出し・引出し
販女 、販婦 ひさぎめ  =販婦・鬻女 行商する女性。
提子 ひさげ  =提 鍋型の銚子。
犇犇 ひしひし 身に沁みること。 差し迫っていること。
緊緊 ぴしぴし、びしびし
一向 ひたすら  =只管 「いっこう」は別の意味。
只管 ひたすら  =一向
緋縮緬 ひぢりめん 赤く染めた絹織物の一種。
喫驚 びっくり  =吃驚 「きっきょう」とも。
吃驚 びっくり  =喫驚 「きっきょう」とも。
睡蓮 ひつじぐさ  =未草 "ひつじぐさ"は"すいれん"科の植物の1つ。
単衣 ひとえ  =単 裏地のない和服。
一行 ひとくだり 「いちぎょう」「いっこう」は別の意味。
人心地 ひとごこち 寛いだ気分。 正気。
他人事 ひとごと  =人事 「たにんごと」とも。 自分に関係のないこと。 
人状 ひとざま  =人様 人柄、人格。
為人 ひととなり 人柄。
人雪崩 ひとなだれ  =人頽 多くの人が押し合い倒れること。
人頽 ひとなだれ  =人雪崩 多くの人が押し合い倒れること。
囚獄 ひとや  =人屋・牢・獄 牢屋。
一人 ひとり
独り相撲 ひとりずもう 自分だけ懸命なこと。 勝負にならないこと。
独り法師 ひとりぼっち
雛芥子、 美人草 ひなげし  =雛罌粟・麗春花・美人草 ケシ科の植物。虞美人草。ポピー。
日向 ひなた、ひゅうが
日次 ひなみ  =日並 日の次第。
夷守 ひなもり 古代の九州などの守り人。
老成 ひね 「ろうせい」とも。 古くなること。 大人びていること。
火熨斗 ひのし 炭火の熱で衣服のしわを伸ばす道具。
雲雀 ひばり  =告天子
向日葵 ひまわり キク科。
神籬 ひもろぎ トキワギに囲まれた神が宿る場所。 神社。
日和 ひより
日和見 ひよりみ 様子を窺ってから態度を決めること。
金字塔 ピラミッド 「きんじとう」とも。
昼餉 ひるげ、ひるけ  =昼食 昼ごはん。
日女 、日霊 ひるめ  =日霊 天照大神のこと。
肩巾 、領巾 ひれ  =領巾 古代の女性の飾り布。
平伏す ひれふす
檜皮葺き ひわだぶき ヒノキの皮で葺いた屋根。
備後表 びんごおもて 広島県の上質な畳表。
回回教 ふいふいきょう イスラム教。回教。
醜男 ぶおとこ 「しこお」とも。
醜女 ぶおんな 「しこめ」とも。
腑甲斐無い、 不甲斐無い ふがいない  =不甲斐無い 意気地がない。情けない。
深傷 ふかで  =深手 大怪我。
菜蕗 ふき  =蕗 キク科の植物。
不器用 ぶきっちょ 「ぶきよう」とも。
河豚 ふぐ  =鰒。
陰囊 ふぐり 「いんのう」とも。 松かさ。
巫山戯る ふざける おどける。 騒ぐ。 馬鹿にする。 いちゃいちゃする。
相応しい ふさわしい 似合っているさま。
臥所 、臥処 ふしど  =臥処 寝床。
二布 、二幅 ふたの  =二幅 通常の二倍の幅の布。 女性の腰巻。
二人 、両人 ふたり  =両人 「ににん」とも。
宿酔、二日酔い ふつかよい 「しゅくすい」とも。
筆忠実 ふでまめ 文章を書くのを厭わないこと。
葡萄 ぶどう、えび "えび"は"ぶどう"の別名の他、エビヅルやエビ染めの色も指す。
太占 、太兆 ふとまに  =太兆 焼いた鹿の骨で吉凶を占うもの。
吹雪 ふぶき
吹雪く ふぶく  =乱吹く
乱吹く ふぶく  =吹雪く
古刃 ふるみ  =古身 古い刀。
日置流 へきりゅう 弓術の一派。
黒死病 ペスト 「こくしびょう」とも。
巻子 、綜麻 へそ  =綜麻 糸を環状に巻いたもの。
綜麻繰 へそくり  =臍繰 密かに貯めたお金。 
下手 へた 「したて」「しもて」とも。
糸瓜 、天糸瓜 へちま  =天糸瓜 ウリ科の植物。
反吐 へど 嘔吐すること。
埴猪口 へなちょこ 未熟者。
粘土 へなつち  =埴 「ねばつち」「ねんど」とも。
紅白粉 べにおしろい 化粧すること。
陰核 へのこ 陰囊。
部屋 へや
可坊 、便乱坊 べらぼう  =箆棒。 程度が甚だしいさま。
紅殻 ベンガラ  =弁柄 インド産の錆止め、研磨、着色用の顔料。
反閉 へんばい  =反陪 陰陽道や神楽で特殊な歩き方をすること。
寿歌 ほぎうた 「ことほぎうた」とも。 お祝いの歌。
神庫 ほくら 神宝を納めておく倉。 小さな神社。
黒子 、黶子 ほくろ
木瓜 ぼけ、きゅうり、 鉄脚梨(ぼけ) バラ科の樹木。 =胡瓜・黄瓜(きゅうり) ウリ科の野菜。 ="マルメロ"はバラ科の樹木。
反故 、反古 ほご  =反古 書き損じた紙。 無駄。 破棄。
干鰯 、乾鰯 ほしか  =乾鰯 鰯を干した肥料。
蛍烏賊 ほたるいか 発光器を持つイカ
不如帰 、時鳥 ほととぎす 鳥名。 =郭公・霍公鳥・子規・時鳥・杜宇・杜鵑・沓手鳥・蜀魄・蜀魂
子規 、郭公 ほととぎす 鳥名。 =不如帰・霍公鳥・郭公・時鳥・杜宇・杜鵑・沓手鳥・蜀魄・蜀魂
微笑む ほほえむ  =頰笑む 熟字訓+送り仮名。
外持 ほまち 臨時収入。 臍繰り。
小火 ぼや 大事には至らなかった火事。
吹螺 ほらがい  =法螺貝
母衣 ほろ 鐙の背に付けて流れ矢を防いだもの。
襤褸 ぼろ 「らんる」とも。 古い布切れなど。 欠点。
微酔 ほろよい
凸柑 ポンカン ミカン科の果実。
封度 、封度、英斤 ポンド  =封・听・封度 1ポンドは約450g。
迷子 まいご
槙皮 まいはだ  =槙肌 マキの内皮を繊維状にしたもの。
英里 マイル 1マイルは約1600m。
密夫 、密男 まおとこ  =密男・間男 夫以外の男性と関係を持つこと。
侍婢 、侍女 まかたち、まがたち  =侍女 貴人に仕える女性。
旋網 まきあみ  =巻網 網で魚群を取り巻く漁法。
目合 まぐわい 目配せ。 男女の情交。
甜瓜 まくわうり  =真桑瓜 ウリ科の植物。
真砂 まさご 粒の小さな砂。
猿子 ましこ  サル。 鳥名。
真面目 まじめ 「しんめんもく」「しんめんぼく」は物事の本来の姿を意味する。
不味い まずい  =拙い 味や技術、顔が悪い。
十寸鏡 ますかがみ  =真澄鏡 よく澄んだ鏡。
益益 ますます
正占 ますら 言い当てる占い。
益荒男 、丈夫、丈夫 、大夫 ますらお 強くたくましい男性。 「じょうふ」とも読み、一人前の男を指す。 「じょうぶ」は別の意味。
籬垣 ませがき  =籬 「りえん」とも。 竹や柴で目を粗く編んだ垣。
馬塞棒 ませぼう、ませんぼう 馬が逃げるのを防ぐ棒。
老成る ませる 大人びている。 熟字訓+送り仮名。
胯座 、股座 またぐら  =股座 腿の間。股間。
真章魚 まだこ  =真蛸 
区区 まちまち 「くく」とも。
真っ赤 まっか "全く"の意味も。
松毬 まつかさ、まつぼっくり  =松笠(まつかさ) =松陰囊(まつぼっくり)
睫毛 まつげ  =睫
真っ青 まっさお 血の気が引いた状態。
驀地 まっしぐら
燐寸 マッチ
松囃子 まつばやし  =松囃 正月に行われた歌初め。
団居 まどい  =円居 囲んで並ぶこと。 親しい人が集まること。
全人 まとうど 正直な人。 愚直な人。 「ぜんじん」とも。
正面 、真面 まとも  =真面 「しょうめん」は別の意味。
微睡む まどろむ うとうとする。
俎板 まないた  =俎
眼間 、目交 まなかい  =目交 両目の間。
目指 、眼指、眼差、目差 まなざし  =目差・眼差 目つきや視線。
魚味始 まなはじめ  =真菜始・真魚始 子どもに生まれて初めて魚を食べさせる儀式。
学舎 まなびや 「がくしゃ」とも。
真似 まね
忠実 まめ  よく働くこと。 健康なこと。 「ちゅうじつ」は誠実なことをいう。
馬克 マルク ドイツの通貨単位。
客人 まろうど、まれびと  =客 「きゃくじん」とも。 訪問客
満俺 マンガン 銀白色で炭素に脆い元素。Mn。
政所 まんどころ 平安時代や鎌倉時代の役所。
玉柏 まんねんすぎ  =万年杉 シダ植物。
御灯明 みあかし  =御灯 神仏に供える灯明。
御殿 、御舎 みあらか  =御舎 御宮殿 「ごてん」とも。
御稜威 みいつ  =御厳 神や天皇の威光。
木乃伊 ミイラ
水脈 みお  =水尾 「すいみゃく」とも。 船が通る海や川の水路。
澪標 みおつくし 「れいひょう」とも。 船に航路を知らせる杭。
御薪 みかまぎ 社寺に奉納するまき
御酒 、神酒 みき 神に供える酒。
酒司 、造酒司 みきのつかさ  =造酒司 律令制で酒や酢を醸造した役所。
三行半 みくだりはん 離縁状。離婚すること。
水分 みくまり 分水嶺。
御饌 、御食 みけ  =御食 神へ供えるもの。
神子 、皇女 、巫女 みこ  =巫女 神に仕える未婚の女性。
皇子 みこ 「おうじ」とも。
神輿 みこし  =御輿
弥撒 ミサ カトリック教会で神を讃える儀式、歌。
身動ぎ みじろぎ 身動き。
稚子 、水子 みずこ、みずご 生まれてすぐの子。 流産した子。
不見転 みずてん 先を考えない行動。 思慮の浅い芸者など。
水準 みずはかり 「すいじゅん」とも。 水を入れて水平かどうかを調べる道具。
角髪 、角子 みずら  =鬟・髻 ・角子 上代の成人男子の髪の結い方。
鳩尾 みぞおち、みずおち 「きゅうび」とも。
屯田 みた  =御田 「とんでん」とも。 神の田。 皇室の直轄地。
恩頼 、恩賚 みたまのふゆ  =恩賚 神の御加護、天皇の御恩恵。
御手洗 みたらし、みたらい 参拝前に手や口を清めるところ。
三人 みたり 「さんにん」とも。
嬰児 みどりご 「えいじ」とも。 =緑児。
見惚れる 、見蕩れる みとれる  =見蕩れる
孤児 みなしご 「こじ」とも。 =孤 
水派 みなまた 水の流れが分かれるところ。
御哭 みね 泣き叫ぶ儀式。
刀背打ち みねうち  =峰打ち 刀の背で斬ることなしにダメージを与えること。
御佩刀 みはかし、みはかせ 貴人が腰に差している刀。
屯倉 、官家 、屯家 みやけ  =屯家・官家 大和朝廷の直轄領。
土産 みやげ 「どさん」とも。
御幸 、行幸 みゆき 「ごこう」とも。 上皇や法皇、女院の外出。
船首 、水押 みよし  =舳・水押 「せんしゅ」とも。 船の前部。へさき
嫡妻 、正妃 むかいめ  =正妃 「ちゃくさい」「てきさい」とも。 正式な妻。
百足 むかで  =蜈蚣・蝍蛆 「ひゃくそく」とも。 節足動物。
尨犬 むくいぬ  =尨 ふさふさな長い毛の犬。
尨毛 むくげ  =毳 長くふさふさな毛。
浮腫 むくみ 「ふしゅ」とも。 皮下組織にリンパ液や組織液がたまる症状。
浮腫む むくむ 皮下組織にリンパ液や組織液がたまる。
起破風 むくりはふ 上面が盛り上がった屋根の飾り。
虫唾 むしず  =虫酸 逆流した胃液。
産霊神 むすびのかみ 万物を生みだす神 縁結びの神。
胸座 むなぐら
斑気 むらき、むらぎ 気まぐれ。
漁夫 むらぎみ  =漁翁 漁民の長や漁業の指導者。 「ぎょふ」は単純に漁師を指す。
眼鏡 めがね 「がんきょう」とも。
召人 めしゅうど、めしうど 舞楽に奉仕させる人。 和歌所の寄人。
囚人 めしゅうど、めしびと 「しゅうじん」とも。
右手 めて 馬の右の手。
目眩 、眩暈 めまい  =眩暈
目紛しい めまぐるしい 追うのが大変なほど次々と発生、変化すること。
減上 めりかり  =乙甲 音の高低や強弱。
乙甲 めりかり  =減上 音の高低や強弱。
莫大小 メリヤス  =目利安 伸縮性を増した糸で編んだ布地。
仮面梟 めんふくろう  =面梟。
莫臥児 モール 浮き織り。 飾りひも。
痘瘡 もがさ 「とうそう」とも。 天然痘のこと。
虎落笛 もがりぶえ 冬の北風が竹垣などに当たってする音。
木捻子 、木螺子 もくねじ  =木螺子 螺旋状の筋を持つ釘
土竜 、鼴鼠 もぐら  =鼴鼠・土竜
木蘭 もくれん  =木蓮 「もくらん」とも。
裳階 、裳層 もこし  =裳層 「しょうかい」とも。 仏堂や塔の屋根の下のひさし。雨打。
猛者 もさ 勇猛で技術に長け行動的な人。
綟子 もじ  =綟 蚊帳など、麻糸で目を粗く織った布。
百舌 もず  =鴃・鵙・鶪 モズ科の鳥。
毛斯綸 モスリン 薄く柔らかい平織りの毛織物。
保合 もちあい  =持合 取引市場で相場の変動が少ないこと。
糯粟 もちあわ 粟餅に使う粟。
糯米 もちごめ  =糯 餅や赤飯に使う米。
盛相 もっそう  =物相 飯の量をはかる道具。
牴牾 もどき 似非。 非難。 「ていご」は食い違う意味。
武士 もののふ 「ぶし」とも。
紅葉 、黄葉 もみじ  =黄葉 「こうよう」は別の意味。
木綿 もめん、ゆう "もめん"はワタの種子からとれる繊維。 "ゆう"はコウゾの皮の繊維でできた糸。
百磯城 ももしき  =百敷 宮中のこと。
催合 もやい  =最合 共同で行ったり所有したりすること。
唐黍 、蜀黍 もろこし  =蜀黍 「とうきび」とも。 イネ科。
両刃 もろは  =諸刃 両側に刃をもつ刀。
諸諸 もろもろ  =諸 いろいろなもの。
紋甲烏賊 もんごういか カミナリイカやコウイカ。
主水 もんど 律令制で宮中の水や氷室を担当した役人。
翻筋斗 もんどり 空中一回転。蜻蛉返り。
八百長 やおちょう
八百屋 やおや
八百万 やおよろず
山羊 、野羊 やぎ  =野羊 
山羊鬚 やぎひげ あごの長いひげ。
八色の姓 やくさのかばね 684年に制定された姓制度。
自棄 やけ  =焼け 「じき」とも。
火傷 、焼処 、焼傷 やけど  =焼傷・焼処 「かしょう」とも。
八尺瓊勾玉 、八尺瓊曲玉 やさかにのまがたま  =八尺瓊曲玉  三種の神器の1つ。
香具師 やし  =野師・弥四 人が多い場所で見世物や出し物をする人。 漢字より読みが長い。
八握 やつか  =八束 長いこと。
寄居虫 やどかり  =宿借り
雇女 、雇仲居 やとな  =雇仲居 臨時に雇う仲居。
寄生木 やどりぎ  =宿木
寄生蜂 やどりばち 「きせいばち」とも。
矢作 やはぎ  =矢矧 矢を作る人。
流鏑馬 やぶさめ 馬を走らせながら的を射る競技、儀式。
山賤 やまがつ 山の中で仕事をする人やその住居。
山雀 やまがら シジュウカラ科の鳥。
八岐大蛇 やまたのおろち 神話上の酒好きの大蛇。
山祇 、山神 やまつみ  =山神 山の神様  cf.海神(わたつみ・わだつみ)
大和歌 やまとうた 和歌。
大和魂 やまとだましい 日本人の果敢で潔い心。
大和撫子 やまとなでしこ 日本人女性のしなやかでありながら強い精神を持つことをいう。 ナデシコの別名でも。
山脈 やまなみ  =山並 「さんみゃく」とも。
八方 やも  =八面 四方八方。
寡男 やもお 妻を亡くした夫。
寡婦 やもめ 夫を亡くした妻。
鰥夫 やもめ、やもお 妻を亡くした夫。 =鰥
守宮 、壁虎 やもり  =家守・壁虎・蝘蜓 爬虫類。
弥生土器 やよいどき
木綿鬘 ゆうかずら 物忌みを示すかつら。
木綿垂 ゆうしで  =木綿四手 木綿(ゆう)を垂れること。
木綿四手 ゆうしで  =木綿垂 木綿(ゆう)を垂れること。
所以 ゆえん 理由。いわれ。
浴衣 ゆかた 木綿のひとえもの。
湯帷子 ゆかたびら 入浴前後につけた単の着物。
所縁 ゆかり  =縁 つながり。関わり合い。
雪消 ゆきげ  =雪解 雪解け。
雪垂 ゆきしずり 枝などの積雪が滑り落ちること。
雪達磨 ゆきだるま
行方 ゆくえ
靫負 ゆげい 靫に矢を入れて運んだ集団。 衛門府。
強請 ゆすり、ねだり 「きょうせい」とも。
湯女 ゆな 温泉宿の接待役の女。 湯屋の遊女。
斎庭 、斎場 ゆにわ  =斎場 神を祀る清めたところ。
湯熨斗 ゆのし  =湯熨 湯気でしわを伸ばすこと。
豆腐皮 ゆば  =湯葉・湯波・油皮 豆乳を煮、膜をすくってできた食品。
弓弭 ゆはず、ゆみはず  =弓筈 弓の弦をかける部分。 "弭"でも"ゆはず"と読む。
浴槽 ゆぶね  =湯船・湯槽 「よくそう」とも。
忌忌しい ゆゆしい  ひどくて放っておけない。 不吉だ。 =由由しい 「いまいましい」は別の意味。 
百合鷗 ゆりかもめ カモメ科の鳥。
左手 ゆんで  =弓手 「ひだりて」とも。
横笛 ようじょう 「よこぶえ」とも。
良候、宜候 ようそろ  =宜候 船の直進を意味する号令。
益無し ようなし 「やくなし」とも。 無駄である。
沃土 ヨード 消毒用のハロゲン元素。ヨウ素。
沃度丁幾 ヨードチンキ ヨウ素をアルコールに溶かした消毒殺菌用の液体。
寿詞 よごと  =吉言 天皇家の栄えを祝う言葉。 「じゅし」は一般に長生きを祝う言葉。
横痃 よこね 「おうげん」とも。性病による股の炎症。
寄席 よせ 落語や講談、浪曲を演じる場所。
余所 、他所 よそ  =他所
余所見 よそみ 脇見。 人目。
弥立つ よだつ cf.身の毛が"よだつ"
夜業 よなべ  =夜鍋 「やぎょう」とも。夜仕事をすること。
夜尿 よばり 「やにょう」とも。 寝小便のこと。
黄泉 よみ 「こうせん」とも。 あの世
黄泉路 よみじ あの世への道。
四方 よも 「しほう」とも。
終夜 よもすがら、よすがら 「しゅうや」とも。 一晩中。
四方山 よもやま あちこち。世間。
寄人 よりゅうど 昔の朝廷の職員。
度度 よりより  =寄り寄り 時々。 「たびたび」は何度もの意味。 
寄方 よるべ 頼りにする人や場所。 =寄辺
弱法師 よろぼうし、よろぼし よろよろと歩く僧。
蹌踉めく よろめく 不安定で倒れそうになる。 誘惑に乗る。
拉薩 ラサ ラマ教の聖地。
乱波 らっぱ 乱暴者。 スパイ。
羅甸 、拉丁 ラテン  =拉丁 ラテン語、ラテン音楽、ラテン系など
喇嘛教 ラマきょう チベット仏教の別名。
栗鼠 りす
凜凜しい りりしい 引き締まっていて勇ましい。
凛凛しい りりしい 引き締まっていて勇ましい。
淋巴 リンパ 高等植物の組織細胞の間を満たす体液。
淋巴腺 リンパせん リンパ管の結節。
坩堝 るつぼ 耐熱性の容器。 熱狂した状態。 様々なものが入り混じった状態。 「かんか」とも。
蓮華躑躅 れんげつつじ ツツジ科の樹木。
櫺子 れんじ  =櫺・連子 窓や欄干の等間隔の格子。
分別 わいだめ  =弁別 「ふんべつ」とも。 区別、けじめのこと。 「ぶんべつ」は分けること。
弁別 わいだめ  =分別 「べんべつ」とも。 区別、けじめのこと。
公魚 わかさぎ  =若鷺・鰙 淡水魚。
和布 、若布 わかめ  =稚海藻・若布・裙蔕菜
没分暁漢 わからずや 「ぼつぶんぎょうかん」とも。 頑固で道理を弁えない人。
狐臭 、腋臭 、胡臭 わきが  =胡臭・腋臭
吾妹 わぎも  昔の妻や恋人の愛称。
病葉 わくらば 病気にかかった葉。
若人 わこうど
童謡 わざうた  =謡歌 古代の諷刺や予言の歌。 「どうよう」は子どもの歌を指す。
謡歌 わざうた  =童謡 古代の諷刺や予言の歌。
俳優 わざおぎ 神や人を笑わせ楽しませる人。 「はいゆう」は一般に役者を指す。
山葵 わさび アブラナ科の植物
勿忘草 わすれなぐさ ムラサキ科の植物。
早生 、早稲 わせ 早く熟す野菜や果物の品種。 早熟な人。
海若、 海神 わたつみ、わだつみ  =海粟 海の神。 海原。
渡座 わたまし 貴人の転居。
戦慄く わななく 恐怖、怒り、寒さで体が震える感じ。
童巫子 、童巫女 わらわみこ  =童巫女 子どもの巫女。
理無い わりない 分別がない。 しかたない。 関係が深い。
仙蓼 、地楡 、吾木香 、吾亦紅 われもこう  =吾木香・我毛香・地楡・我亦紅 バラ科の植物。