米帝のイラク戦争考


 タイム誌欧州板がインターネットで「2003年、平和にとって最大の脅威は?」というタイトルで、北朝鮮、イラク、米国の中から選ぶよう設問した読書アンケートをしたところ、途中経過で34万人以上が投票し、米国が84%、イラク8%、北朝鮮7%。2003.2.7日付け毎日新聞「余禄」

コリン・パウエル米国務長官(湾岸戦争時の統合参謀本部議長)、アーミテージ国務副長官、

 「全ての帝国は血で塗り固められている」(18世紀の英国思想家・エドモンド・バーク)
 国連安保決議
 ブッシュ・ドクトリン「米国がならず者とみなす国には主権尊重の原則を適用しない」。「切迫した脅威」の証明、先制攻撃の正当化。
 パウエル長官による「イラクの大量破壊兵器保有の新証拠開示」。
 国連査察団の派遣。航空偵察機による上空査察。
 国連安保理決議と米国の意思。
 フセイン政権打倒
 「我々が正しい行動をとれば世界はついてくる」ラムズフェルド米国防長官の弁。
 9.11同時多発テロの再発を許さない決意。
 世界唯一覇権体制。
 「攻撃を仕掛けていない外国への先制攻撃」
 国際連盟、国際連合の精神。「国家主権を尊重し、各国平等精神」。
 戦争は国家の主権行使であり、制限は受けない。
 二度の世界大戦の反省から生まれた国連は、攻撃された場合の自衛権行使を、「安保理が必要な措置をとるまでの間」(国連憲章51条)に限り認める。国家の戦争権は限定されている。

 悪の枢軸=イラク、北朝鮮、イラン
 イタチの枢軸=仏独
 英国・ブレア首相、スペイン、ポルトガル・ドゥランバロゾ首相、イタリアなど欧州8カ国