れんだいこのデモ刻々情報

 (最新見直し2006.5.30日)

【2004.3.20、イラク戦争開戦一周年国際反戦デモ集会】 れんだいこ 2004/03/21
 せっかくれんだいこも参加した集会なので、あちこちから情報を取ってまいりました。インターネット情報は貴重ですね。jijijiさん的には、れんだいこのこのような行為はもってのほかなのでせうか。

  【日本各地の動き】

 2004.3.20日、この日はイラク戦争開戦から1年に当たり、全国約70カ所の日本各地で米主導の占領統治や自衛隊派遣に反対する市民らの集会やデモがあった。日本全国で13万人が参加したと見られる。

 各派、諸団体から構成される共同闘争系と日共・全労連系がそれぞれに集会を競った。今や、日共・全労連系の執拗な分裂策動にも拘らず自律した共同闘争が生まれつつあることが分かって興味深い。

 メインは、東京・日比谷公園で行われた共同闘争系の反戦集会で、NGO(非政府組織)や平和団体など51団体でつくる「ワールド・ピース・ナウ」の呼びかけで主催者発表で約3万人(五万人とも6万人とも)が参加した。陸・海・空・港湾労組20団体による小音楽堂−大噴水前集会、ワールド・ピース・ナウが主催した野外音楽堂集会、平和フォーラムが結集した「かもめの広場(郷土の森)」集会、図書館前、花壇内、その他の公園内各所の集会。これに加えて全労連の部隊が芝公園集会後に合流した。中でも百万人署名運動が大きな隊列で参加し、一部は小音楽堂に入り、さらに憤水前を埋めつくした。

 この日東京では朝方より小雨模様で昼には一部みぞれになるなど肌寒かったが、参加者はものともせず、プラカードなどを掲げて銀座方向、六本木方向等へデモ行進した。時折沿道筋から声援が飛んだ。

 日本国際ボランティアセンター代表理事の熊岡路矢さん(57)が「今のイラクは、人道復興支援の名のもとに、一部の企業の利益追求の場となっている。イラク人の本当の利益のための支援を」と呼びかけた。米軍人家族の会(MFSO)のメンバーで、神奈川県横須賀市で英語講師を務めるロバート・スミスさん(54)は「イラクの人々が本当に自衛隊を必要としているのか、改めて考えてほしい」と訴えた。

 日共系の全労連の集会にも約3万人が参加した模様。

 大阪市でも2つの集会にそれぞれ約1万人が集まった。大阪市の大阪城公園では1万人以上の集会参加者が「平和の花」と「PEACE」の人文字を、名古屋市の久屋広場では約6000人が「平和」の人文字を作った。広島市の原爆ドーム前で開かれた市民集会には、イラク南部にあるバスラ教育病院のアサド・アーメル医師(34)が参加した。名古屋大医学部で研修中の同医師はスピーチで「戦争後1年の今でも、イラクでは電気や水が使えないことが多い。これが戦争の真実。戦争をやめるということは、軍隊がいなくなることだ」と訴えた。


 【世界各地の動き】

 この日、約50カ国以上の世界各地で反戦デモ集会がありデモが行われた。

 イラク戦争開戦1周年を迎えた20日、全米で250の反戦イベントが繰り広げられた。最大のデモがあったニューヨーク市内マンハッタン集会には地元ラジオや電子メールで市民約10万人が集まり、プラカードを掲げて約5キロを練り歩いた。イベントは米国を中心にした数百の市民グループから成る「ユナイテッド・フォー・ピース・アンド・ジャスティス」が企画したが、参加者の数は各都市で昨年の開戦時を大きく下回った。

 再選を目指すブッシュ米大統領を批判するプラカードや、「子供と、そのまた子供たちのために平和を」等のメッセージが目立った。1歳の娘を乳母車に乗せたケート・ドーティさん(26)は「わたしの娘、そしてそのまた子供が平和に暮らせるように戦争反対を言い続けないといけない」と語った。エレナ・ボックスさん(14)は手作りのピースサインのプラカードを手に参加。「若い人が戦争に行って死んでしまう。戦争は意味がない」と強調した。

 テキサス州クロフォードにある大統領私邸に近い公園でも、約900人の市民による集会が開かれた。

 ロンドンでは約2万5000人の市民が参加し、集会参加者らが「占領をやめろ」などと書かれたプラカードを掲げ、中心部のハイドパークから集会場のトラファルガー広場までデモ行進した。なお、平和環境団体グリーンピースのメンバー男性2人が厳重な警備を突破して「ビッグベン」の愛称で知られる国会議事堂の時計塔に登り、「真実を明らかにする(求める)時」と書かれたボードを掲げて気勢を上げた。

 主催団体「ストップ・ザ・ウォー」は声明の中で、イラクの大量破壊兵器が見つからないうえ、イラク国内の治安が安定しないことに「我々が戦前に警告した通りになった」と米英政府を非難した。デモに参加した市民らはブッシュ米大統領やブレア英首相を「うそつきだ」と非難した。

 ローマでも、主要労働組合や左派系野党が主催した反戦、反テロを訴えるデモが決行され、この日世界で最大規模の40万人(主催者発表)集会となった。ベルルスコーニ中道右派政権がイラク南部ナシリヤに派遣している伊軍警察(カラビニエリ)の組合代表者もデモに加わり、スペイン新政権にならって撤退を決断するよう訴えた。

 スペインでも国内約50か所で反戦集会が開かれ、マドリードで約1万人、バルセロナで約15万人(主催者発表30万人、警察発表15万人)が参加した。バルセロナでは国民党を除く各党派の総てが参加し、カタルーニャ州政府とバルセロナ市も主催者に名前を連ねている。次期首相となるロドリゲス・サパテロ社会労働党書記長は、これまで反戦行動の中心的存在で、各デモに率先して参加してきたが、「休暇中」だとして参加しなかったことが注目される。

 このほか、シドニー、チリのサンティアゴ、サンフランシスコなどで、米国の対イラク政策を非難する行動があった。 米平和団体「平和と正義のための連合」によると、抗議行動は世界50カ国以上で、日本、オーストラリアなどアジア太平洋地域から欧州、米国など地球を1周する形で展開した。




(私論.私見)