小泉式抵抗勢力論を哂う |
小泉首相の「抵抗勢力と断乎闘う論」の病理的考察が興味深い。この伝によると、レイプされている婦女子が抗えば、抵抗勢力にされ、批判轟々されねばならないことになる。婦女子には気の毒だが、それが我が社会の論調だ。こったら馬鹿な事があるだろうか。しかし、我が社会の自称インテリたちによる抵抗勢力批判論が喧(かまびす)しいのだから言い含められよ。 小泉首相の「抵抗勢力と断乎闘う論」が言論詐欺の魔術性用語であることに気づかないのか、マスコミの抵抗勢力批判論が相も変わらず健在ぶりである。童話の桃太郎譚を思い起こさせられるが、さしづめ小泉首相が桃太郎、お供の犬が財界、猿が学界、キジが読売、産経を筆頭とするマスコミだろう。 興味深いことは、そうやって分捕った金銀財宝も次第に散逸しており、今や最後の金城湯池となっている郵政本丸へ攻め込もうとしていることである。こういうことは何度も癖になるのだろう。しかし今度ばかりは鬼どもが抵抗しており、そう易々と召し取れるかどうかは予断許されない。これが目下の政界局面図となっている。 しかし何だな、小泉政権5年目の発足にしてようやく憑き物が落ちた観がする。これがれんだいこの見立てである。こうなると予想に反して案外早く小泉政権は瓦解を余儀なくされるのではなかろうか。もっとも、ブッシュはんの意向次第で、連中がこのポンコツは調法故にまだまだ使えると読めば、政権十年の最長記録も夢ではなかろう。 2005.4.27日 れんだいこ拝 |
(私論.私見)
「不成立なら自民ぶっ壊す」 郵政法案で首相
小泉純一郎首相は26日夜、郵政民営化関連法案の成否に関し「これが成立することは自民党を変えることだ。成立しなければ、ぶっ壊すということだ」と成立に向けた決意をあらためて強調した。首相官邸で記者団に語った。
「ぶっ壊す」との言葉は衆院解散、総選挙を意味するのかとの質問に対し「いやあ、いろんな(方法が)あるでしょうね」と指摘した。
法案を27日に閣議決定できるかどうかに関しては「今日はまだ反対論者が日本郵政公社のままが良いと政府案に反対してまとまらないから、あすにならないと分からない状況だ」と述べた。
法案をめぐる自民党との合意内容が民営化の趣旨に沿わないとの批判に対しては「それは節穴と言うんだ。政府の案を批判するのなら、今のままで良いということか」と反論した。
(共同)
(04/26 20:13)
小泉首相は27日夜、首相官邸で記者団に対し、自民党総務会が郵政改革関連法案に関する党議拘束の結論を先送りしたことについて、「与党議員として、最後は良識を発揮していただけると思う」と述べ、法案の成立に自信を示した。
今後の法案修正に関しては、「修正は考えていない」と否定した。国会審議が紛糾した場合の衆院解散の可能性についても、「成立に向けて与党が結束してあたろうということなので、解散は考えていない」と述べた。
国会審議については、「十分に国民にわかりやすい説明をして、できるだけ早く法案を成立させるよう全力を尽くす」と語った。
(2005/4/27/21:50 読売新聞 無断転載禁止)