貴乃花が関取を育てられない理由
投稿者:nihiljapk 投稿日時:2011年08月21日 21:23
一時代を築いた力士が引退しその後独立すると、直後に優秀な若手が育ち始める。千代の富士が九重部屋を継いだ直後、千代大海が入門してきた。この典型である。優秀な部屋頭が育つと、それに続いて更に優秀な若手が入門し、その背中を見ながら育ってゆく。こうしてプラスの循環が成立し、気が付けば角界をリードする部屋として立場を確立する。だが、一時代を築いたにもかかわらず、いつまで経っても関取すら育成できずにいるのが貴乃花である。彼は父である先代の貴ノ花が運営していた 二子山部屋を継承する形で貴乃花部屋をスタートさせた。それまでに在籍していた部屋付きの親方衆やスタッフもそのまま継承しているにもかかわらず、この10年で十両すら育てられていない。これは異常事態である。 |
貴乃花が関取を育てられない理由。2
投稿者:nihiljapk 投稿日時:2011年08月23日
平成の大横綱、貴乃花
貴乃花が失敗した理由なのだが、第一の理由は引退直後に有望な若手が集まらなかったことである。通常、引退直後、人気力士の部屋には若手が殺到する。現役時代の影響
をリアルタイムで受けていることが部屋選びの大きな決め手となる。しかし 、貴乃花は最初の段階で既関取しか育てられなかった。知名度を有しながら、貴乃花は引退直後に既に弟子を集められなかった。考えてみると、貴乃花は現役晩年から既に様々な形でトラブルを引き起こしていた。兄・若乃花との確執、父・貴ノ花との確執、謎の整体師への傾倒。知名度が高く、横綱としての実績が素晴らしくても、相撲界で身を立てるために一番賢い選択というのが貴乃花部屋入門ということはあり得ないことである。そして、それを一番よく知っていたのは他でもない角界入り直前の若者達なのだ。 |
貴乃花が関取を育てられない理由。3
投稿者:nihiljapk 投稿日時:2011年08月23日 19:36
現役時代の名声が有りながらも数々の騒動の影響から有力な若手が入門せず 、結果として泣かず飛ばずの貴乃花部屋。
相撲界は、タニマチと呼ばれる大企業の社長や、●ク●の親分といった大口の支援者によっ支えられており、金銭的にも若手の発掘にも地方巡業にも彼らのバックアップがあって初めて成立している。「脱タニマチなくして相撲界の未来はないと考えた貴乃花は自らが先んじて行動したのだが悲しいかな、一般人はそこまで貴乃花部屋支援しようとはしない。むしろこの動きに怒ったのはタニマチである。貴乃花は今まで二子山部屋を支えてきた支援者たるタニマチを手放し、経済的にも人材的にも困窮するという暗黒時代に突入する。
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貴乃花が関取を育てられない理由、4
投稿者:nihiljapk 投稿日時:2011年08月25日 00:26
相撲界最大手だった二子山部屋にありながら タニマチを排除し一般人からの支援を募った結果、どちらも離れてしまうという正に離れ業を演じた貴乃花。貴乃花
という人が客観的に見て、どの程度指導力があるかという質問に対し、客観性を持た せるため一つの指標を思いついた。在籍のモンゴル人の成績について分析し別の部屋との相対性で可か不可かを判定する。貴乃花部屋の最有力力士の貴ノ岩は関取経験がない。モンゴル人という大相撲との親和性が強い競技者でも幕下の壁を越えられないのだとすれば、本人の素養面での課題もあるだろうが、悪い言い方をすれば、モンゴル人すら関取に出来ないのが貴乃花部屋の現実なのである。27人中のトップ10を育てられないのだとすれば、それは指導力に問題があるのである。モンゴル人という既に能力面でアドバンテージのある若者の結果という指標を考慮すると、指導に問題があると言わざるを得ない。 |
貴乃花が関取を育てられない理由5、
投稿者:nihiljapk 投稿日時:2011年08月25日
剣道には「守破離」という言葉があり、最初は指導者の言うことを聞き、そ してある段階に来るとその教えを自ら噛み砕いて、自らの方法論で取組を進め
る。そして、もう一段階上がると、師匠から卒業し、あとは自らの哲学に則っ て上を目指すということを表している。守るだけでは何も生まれない。だがも
しかすると守る段階だからこそ、このような極端なことを言うのかもしれない 。とはいえ、絶対服従を要求するやり方が正しいとは私は思わない。盲目的に
守るだけの人間が将来的に自ら考えることを採り入れられるとは思わないからだ。 |
貴乃花が関取を育てられない理由、6(略) |