安倍幹事長の頓馬天狗考

【安倍自民幹事長:集団的自衛権を容認 米ワシントンで講演】

 2004.4.29日、自民党の安倍晋三幹事長は、ワシントンの保守系シンクタンク「アメリカン・エンタープライズ研究所」(AEI、「ネオコン」一味の牙城、米国ワシントンDC.)で講演し、集団的自衛権について「日米安保を持続可能なものとし、双務性を高めることに密接にかかわる」と述べ、行使を容認すべきだとの考えを改めて示した。さらに憲法9条についても「時代にそぐわない。現在の憲法では国家の安全を保てないことが明確になっている」として、「日本の現行憲法改正の必要論」をブチ上げた。

 なお、「ネオコンの始祖と呼ばれるアービン・クリストル氏の言葉『現実に覚醒させられた』を挙げ、日本も米中枢同時多発テロ以降の『新たな現実』に覚醒された、と指摘」とある。これについて、太田龍氏は、http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jiji.cgiで、次のように述べている。概容「『ネオコンの始祖と呼ばれるアービン・クリストル』とあるのは、単なる無知から来る誤謬、であるのみでない。こうした言い方は、ネオコンの正体、その源泉、その本質、その背景を、日本国民に対して隠蔽せんとする、惡質な謀略の露呈である。ネオコンの正体に対する隠蔽とは、何よりもまず第一に、レオ・シュトラウスこそ、現代米国ネオコン一味の始祖であり、グル(導師)であり、ゴッドファーザー(名付け親)である」。 





(私論.私見)