文部省(文化庁)は利権の見返りにJASRACの申請を必ず認めている政府がついているのでこれだけ居丈高になれる。
あらゆる権力は腐敗する
JASRACは日本の音楽著作権団体で他を圧倒する9割超のシェアを持っていて、独占禁止法も無視して強大な権力を行使している。人は金儲けや悪い事には敏感だが、一見「良い事」だと特定の勢力の独占を気に掛けない。例えばユニセフという組織は世界の募金ビジネスを独占しているが、「良い事」なので多くの人は気にしない。
世界の募金利権を一手に独占して配分や報酬で巨額の金が動いているが、「良い事」だから使い道や報酬すら誰も気にしない。音楽著作権団体も「良い事」をしているように見えたので、誰も気にしなかったが、いつの間にか音楽の支配者になっている。「全ての権力は等しく腐敗する」と言ったのはマルクスだった気がするが、どんなに「良い組織」であっても青年が中年になる頃には腐敗します。WHO世界保健機関という国連組織があり、事務局長や総長が製薬会社から賄賂をもらって効果が無い薬を加盟国に売り込んでいると言う噂が絶えない。例の子宮頸がんワクチンも、効果が不明なまま国連が世界に売りつけた薬で、ただの噂ではなく事実だと思います。一方でWHOはアフリカの伝染病を撲滅するなど「良い事」もしているので、WHOを批判するのはタブーになっている。JASRACをこのように強大にしたのは文部省と文化庁だと言われていて、表向きの目的は音楽の振興だが、本当の目的はJASRACに集金される巨額収入だと思われる。
JASRACと文部省
JASRACを監督しているのは文化庁で、文化庁は文部科学省に所属していて、監督や許認可権を握っています。銀行が金融庁や財務省から利権を得るのと同じく、JASRACは文化庁・文部省と深く癒着している。JASRACの前身は大日本音楽著作権協会といい、内務省が主導して創設した著作権管理団体だった。内務省が廃止されて文化庁(文部省)に権限が移り、名前をJASRACに変えて民間組織のように活動している。内務省がJASRACを創設したきっかけは、悪質な著作権管理団体がコンサートや音楽利用に法外な料金を請求し、社会問題になったからだった。1931年(昭和6年)にドイツ人のプラーゲが、音楽著作権を請求するビジネスを思いつき、日本で著作権管理団体を設立した。欧州の著作権管理団体の代理人という触れ込みだが、当時は国際電話も飛行機もないので、本当に権利を持って居たのか確認する手段がなかった。プラーゲはNHKに月額1,500円の音楽利用料を請求し、日本政府はNHKを守るために、著作権管理団体はほぼJASRACのみとしプラーゲを排除した。当時のサラリーマン年収が700円台なので、月額1,500円は現代の月額900万円、年間1億800万円に相当します。比較すると悪質とされたプラーゲのほうが、現代のジャスラックよりよほど「良心的」であり、JASRACは排除すべき悪質組織という事になります。因みにJASRAC、NHK、電通、共同通信、JR、JRAはどれも、戦前に日本軍や日本帝国が戦争遂行のために1社独占とした国策企業が起源です。これらのどれもが中央省庁の官僚と利権で結びついていると言われ、規制で新規参入者を排除してもらっている。 |