44891134 世界植民地化考

 (最新見直し2006.3.13日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 1492年のコロンブス艦隊のアメリカ発見以来、ポルトガル、スペインを始祖とする西欧列強が世界の領土分割植民地化に乗り出した。非西欧諸国はそろそろ、これを推進せしめた勢力を対自化せねばならぬのではなかろうか。これを文明的総括と云うのではなかろうか。個別の研究は為されているだろうが、これを一括する研究は進んでいるのだろうか。そういう疑問を覚えたので、ここにサイト化する。

 れんだいこの眼には、西欧列強の国家中枢に食い込み、世界の領土分割植民地化を誘導せしめた政商の影が映る。彼らは恐らく、「未開」の民の富を収奪するのは選良の民の特権とする悪魔論理に則り、ゴイム文明をいとも容易く組み敷いていったのではなかろうか。「シオンの議定書」はその総路線を定めたものではなかったか。多くのエセ識者が否定する「シオンの議定書」こそ研究されるに値するのではなかろうか。

 太田龍・氏は、「ユダヤ世界帝国の日本侵攻戦略」の中で次のように述べている。
 「ユダヤ民族の世界征服の意図は、旧約聖書やタルムードその他の彼らの公式文書の中に、あまりにもはっきりと記述されているので、否定することは無理な話だ」。

 1492年、コロンブス艦隊のアメリカ発見。丁度この頃、スペインのキリスト教会と国家は、自国領内のユダヤ教徒に、キリスト教に改宗するか、さもなくばスペインから退去せよと命じた。彼らの一部は改宗し、残りはオランダその他の国々に転居した。かなりのユダヤ人が発見されたばかりのアメリカに殺到し、スペインの国旗とキリスト教の仮面をつけて、カリブ海諸島とアステカ(メキシコ)、インカ(南米)に侵入した。

 ポルトガル、スペインは、中南米から大量の金銀を収奪した。この金銀が、世界征服計画の準備資金となった。アフリカの黒人奴隷貿易。アフリカの黒人奴隷を北米と中南米に送り出す。北米ではインディアンを篭絡し、その社会を破壊した。カリブ海諸島の砂糖工場によっても巨富を蓄積した。この過程を指導したのはユダヤ商法であった。ユダヤはカトリック教会の中に浸透した。イエズス会は設立当初からユダヤ色が濃厚。

 1492年、ユダヤはスペインを追放される。彼らは、オランダを乗っ取り、ユダヤ地下世界政府を構えた。アムステルダムに公然とユダヤ教のシナゴーグ(寺院)を建てた。これを為しえる実力を蓄えたことになる。かくしてオランダがユダヤの最初の根拠地となった。エルサレムを失ってから1400年にして初めて、ユダヤは世界征服の確固たる足場をオランダに見出した。

 唐代にユダヤは広く根を張ったが、やがて弾圧され、元朝で重用されたものの、明代に徹底的に圧迫された。清朝になると、中国のユダヤ人社会は跡形も無く消滅した。ユダヤは、イギリスを使って中国侵略に再々度着手した。 

 200年後の1690年代、ロンドンに移す。アジア征服の拠点は東インド会社。インドからアヘンを輸出した。清朝がアヘン輸入を禁止するや、、1840年、イギリスは、清国にアヘン戦争を仕掛け、清国は屈辱的な敗北を喫した。香港が割譲され、上海に治外法権租界が作られた。

 
18世紀末、アメリカ独立とフランス革命を経て、英米仏蘭の4カ国をユダヤの牙城と化した。フランスのブルボン王朝が転覆された。アメリカの場合、南北戦争から第一次世界大戦の過程で、ユダヤの支配権が確立された。

 2006.4.2日 れんだいこ拝


関連サイト 「シオンの議定書」考 パレスチナ問題考

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