検察とマスコミ、日共の三人五脚の謀略事件仕立て又は揉み消し考

 (最新見直し2010.01.11日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「検察とマスコミ、日共の三人五脚の謀略事件仕立て又は揉み消し」を確認しておくことにする。

 2010.01.17日 れんだいこ拝


Re::れんだいこのカンテラ時評650 れんだいこ 2010/01/21
 【検察とマスコミ二人三脚の謀略事件仕立て又は揉み消し考】

 ここで、れんだいこの「検察とマスコミ二人三脚の謀略事件仕立て又は揉み消し」見解を発表しておく。この件については、一章設けて別途の歴史的考察をしておきたいと思っている。それはともかく、

 こたびの「小沢キード事件」は、犯罪容疑に於けるロッキード事件ほどの衝撃はない。ロッキード事件の場合には、それが真実かどうかは別として時の首相角栄が外国の金を不正に収賄して自派の政治権力確立のために政治利用していたという、もしそれが真実なら怒りを買う要素はあった。「小沢キード事件」の場合は、議員秘書団の寮建設のための、これも真実かどうかは別として政治献金を政治資金規正法の定める通りに記載しなかったという、いわば云いがかり的な容疑でしかない。

 これを飼い犬に例えてみれば、ロッキード事件の場合には飼い犬が他人を咬んで殺傷したという事件に相当する。「小沢キード事件」の場合は「動物の保護及び管理に関する法律」に違反して、繋いでおかねばならない飼い犬を放し飼いにしていたという事案に相当する。つまり、容疑のものが小さい、小さ過ぎる。ところが、重箱の隅を突いて大騒ぎするのが当世流行っている。それだけのことである。

 それをさも大仰に騒ぎ立て重大事案であるかの如くに錯覚ヌプロパガンダしているのが「検察とマスコミ二人三脚」である。これにより、狙い通りの小沢民主党幹事長の政治訴追、議員失職にまで追い詰めようとしているのだが、そうは筋書き通りには行くまい。その根拠は、結局のところ「容疑のものが小さい、小さ過ぎる」ことにより人民大衆が食傷することにある。ロッキード事件の時には適えられなかったインターネットの普及により、人民大衆が超スピードで真相を知ることにある。これが、「小沢キード事件」の反作用となって、「検察とマスコミ二人三脚組」の脳天にブーメランのごとくに舞い戻って来ることになるだろう。

 しかし、そのことが分かっていても「検察とマスコミ二人三脚組」は、「小沢キード事件」を仕立て上げねばならなかった。なぜなら、それは、ご主人様の国際金融資本帝国主義奥の院からの絶対指令であるからである。「検察とマスコミ二人三脚組」には、この命令を拒む権限はない。なぜなら、そういうエージェント契約になっているからである。もし彼らがこれを拒めば、用意周到に拵えられた彼ら自身の暗黒犯罪が暴露され、政治生命どころか市民的生活権までもが奪われるからである。そういう脛に傷持つ凶状持ちにされているから、命令には絶対無条件に従わなければならない。これが「小沢キード事件」の裏の真相であろう。れんだいこは、かく見立てている。

 そういう風に飼い殺しされている「検察とマスコミ二人三脚組」がどういう手を使って、事件を仕立てたり揉み消しするのだろうか。ここに想起せねばならない事案がある。これを知らしめたいので記しておく。ロッキード事件の際、角栄と共に逮捕された榎本秘書は取調べの際に、検事から、「田中五億円受領を認める」と一面トップにデカデカと書かれたサンケイ新聞の記事を見せられた。榎本秘書は恐らくこれを手に取り、ウソかマコトか暫し確認したが、正真正銘の新聞社名入りのトップ記事であった故に動揺した。榎本秘書は、「おやじさん(田中総理のこと)は何らかの意図があって認めたのだろう。秘書としてそれに合わせなくてはいけないのかなと思った」(「田中角栄の真実」より)とある。

 ここで確認すべきは、産経新聞が本当にそのように検察に協力して虚偽報道紙面を作ってまで協力していたのかどうかである。証言者は榎本秘書一人である。彼が虚言している可能性もある。なぜなら榎本秘書は、容疑を認めた調書を遺したことで角栄もしくは秘書団に相すまんと云い訳せねばならない立場に追い込まれたからである。但し、榎本証言の信憑性も強い。なぜなら榎本秘書が、「検察とマスコミ二人三脚」によるトリックに引っ掛った可能性も十分に考えられるからである。

 この真偽を確認する為には、当時の産経新聞の最高責任経営者もしくは編集責任者の証言が必要となるが、オカシナことに当時の最高責任経営者であった鹿内信隆―春雄父子は一切釈明せぬまま逝去している。1988(昭和63)年、鹿内春雄氏は43歳と云う若さで、ゴルフ中に心筋梗塞という変な急死を遂げている。信隆も語らぬまま逝去した。よってつまり確かめようがない。

 れんだいこは断定まではできないが、榎本秘書が見せられた「田中五億円受領を認める」の一面トップ記事は真正の産経新聞であったと推定している。しかし、そうなると事は由々しきことであろう。世間の多くの者は今でも「田中五億円受領」を真実と思っているように思われるが、真相は奇々怪々で未だ司法決着がついていない。当の本人の田中角栄は断固否認して死ぬまで公判闘争に向かった。裁判は最高裁まで持ち込まれていたが、角栄はこの道中で逝去した。最高裁は、「本人死亡による控訴棄却」を決定し、裁判が終結するという何とも半端な決着となった。つまり、確定判決が出されないままの公訴棄却となっている。これが真相である。

 となると、逮捕直後の時点で、「田中五億円受領を認める」なる虚報を報じた産経新聞の責任は重いと云わざるを得ない。今からでも構わない。産経新聞は、そういう事実があるのかないのか説明責任を果たさねばならない。産経新聞は今、読売と連合で小沢の説明責任を説教し続けているが、それを云うなら手前もせねばならぬことがあろうと告げておく。

 産経新聞の虚報が真実とすると「検察とマスコミの二人三脚ぶり極まれり」と云うことになろう。れんだいこがなぜ、このことを執拗に論うかと云うと、これに似た「検察とマスコミ二人三脚」ぶりが政治の重大局面で常態化しているからである。既に幾人かの論者が指摘しているが、ハト派にめっぽう厳しくタカ派に緩い習性を見せ続けている。それが証拠に、軍事利権と原子力事件については隠蔽派に廻って恥じない。こちらの方の額が天文学的だというのに。

 しかして、マスコミはペンの責任を取ったことがない。戦前は大東亜戦争聖戦論を煽り、大本営発表を鵜呑みプロパガンダし続け、敗戦となると手のひらを返して軍部糾弾にシフトし続けて今日に至っているのは衆知の通りである。政治と行政と司法は三権分立制の相互チェックアンドバランスの下で機能せしめられているが、マスコミはこの種の縛りを受けない超越した第四権力となっている。つまり政敵追放云いたい放題が許されている稀有な権力となっている。そろそろ合理的、自由自主自律的な内部基準を作りださねばならないのではなかろうか。

 そういう第四権力たるマスコミが今、「小沢キード事件」を頻りに煽っている。冒頭で述べたように「容疑のものが小さい、小さ過ぎる」のに重大事案であるかのように騒ぎ立て、何とかして小沢の失脚を画策している。既に「石川容疑者が小沢氏の事件への関与を認める供述をしている」なる報道を流し始めている。弁護人の安田好弘、岩井信両弁護士連名で、「石川氏がそのような供述をしたことは全くない」と報道各社に文書通知しているが、我関せずで煽り続けるであろう。続いて小沢の事情聴取に廻り、これ又喧騒するであろう。

 ところが、タッグ相手の東京地検特捜部の小沢訴追容疑が混迷しつつある。当初は収支報告書に於ける「4億円の不記載疑惑」としていたが、これが記載されていることが判明するや「4億円の虚偽記載疑惑」へと転じている。ところがこれも、個人「小澤一郎」と政治家「小沢一郎」の使い分けで見るならば「虚偽記載とは言えないのではないのか」とする反論が登場しつつあり、こうなると「一体何が悪いのか何が犯罪なのか、さっぱりわからない」ということになりつつある。

 「検察とマスコミ二人三脚組」は、それでも執拗に小沢を訴追し続けるであろう。但し、容疑のタマが次第になくなりつつある。それでも訴追し続ける「検察とマスコミ二人三脚組」から透けて見えてくるのは、要するにご主人様のご命令しかない。それは又、法の番人が法を蹂躙し、社会の木鐸が虚報の売人に成り下がっている醜い姿を晒し続ける道のりとなる。これに恥じない獰猛な精神の持主がコメンテーターとして懲りない説教を聞かせることになる。

 我々は、こういう世の中の洗濯に向かうことを志している。鳩山−小沢政権誕生の歴史的意義はここにある。但し、民主党の中には自公と何ら変わらない否自公以上のシオニスタンが巣くっているのも事実である。これは、憲法改正派か擁護派かのリトマス試験紙で判定すれば容易に分かる。「小沢キード事件の徹底捜査」を呼号しているのは憲法改正派の面々ばかりである。こういう連中は早期に自公の同志と共に新党を作れば良かろうに。れんだいこが名付けてあげよう。日本シオニスタン党と。阿諛追従するマスコミ諸君も旗幟鮮明に日本シオニスタン放送局とすれば良い。

 それにしても、法曹と放送は発音が同じで昔からどこか通じているのかも知れない。同じ発音に包装がある。隠し合う仲間という意味にも取れて可笑しい。もう一つ疱瘡という言葉がある。これに罹らなければ良いのだがふふふ。

 2010.1.21日 れんだいこ拝

【平野貞夫氏の明言】
 「平野貞夫の国づくり人づくり政治講座」の「妙見菩薩がこんなことを許すはずはない」を転載する。
 自民党や巨大マスコミなど反動勢力が、とやかく攻撃してくるのは予想どおりだ。 驚くのは日本共産党の態度である。民衆のための革命政党とはいえない。検察国 家権力の代弁者、いや協力者としての活躍をしていることに驚く。機関紙「アカ ハタ」では、インチキ企業として知られている元経営者の話を、真実とばかり報 道している。 小沢一郎を政界から葬ろうとする志位委員長の言動は反革命の政治家の代表とい える。共産党の政治家がここまで劣化し、歴史認識と方向性を見失うことで、マ ルクスは泣いていると思う。民衆による政治を理解すべきだ。

 それに反革命を強く検察などを後押ししているのが、巨大マスメディアである。 国民主権で国家権力をつくる真の民主政治が確立すれば、既得権を失い経営に大 きな影響が出るからである。 私は小沢一郎氏との40年にわたる交友の中で、不正の資金を使う政治家でない ことを熟知している。強化した弁護団によれば、陸山会に貸与した4億円に不正 の資金はないことを確認し、検察の捜査に協力すると伝えた直後に、元秘書3人 の逮捕を強行したとのこと。 これらの背後には、歴史の進歩を逆戻りさせようとする集団の謀略が感じられる。 妙見菩薩がこんなことを許すはずはない。 (つづく)





(私論.私見)