社民党中央の弁明、対処考 |
社民党は2003.11.10日衆院選で解党的敗北を喫した。小選挙区1人、比例代表5人の計6人の当選にとどまり、衆院解散時の18議席から激減、3分の1に減らして惨敗。土井党首自身も小選挙区では落選した。土井氏は「(来年の)参院選に向け待ったなしだ。党の衰退は許されない。再建が必要だ」と強調。福島瑞穂幹事長は会議後、記者団に土井党首が続投するとの見通しを示したうえで、民主党との合流を改めて否定した。 11.13日、土井党首は、常任幹事会で、先の衆院選について「議席が(衆院解散時勢力から)3分の1になった責任を取りたい」と述べ、獲得議席が6議席にとどまる惨敗を喫した責任を取って党首を辞任する考えを表明した。常任幹事会は了承した。党本部で緊急に記者会見し、「敗北の責任は党首である私にある。党全体の責任を取り、党首を辞めることを決意した。社民党を立て直して、しっかり平和憲法を守る。これからは一議員として頑張りたい。正式には15日の全国代表者会議で了解を得たい」と語った。 |
【土井氏のプロフィール】 |
土井氏は1928年、兵庫県生まれの74歳。同志社大大学院修了後、同大で憲法学の講師を務めた。69年に旧社会党で初当選し、当選12回。86年に社会党委員長に就任し、91年まで就任。リクルート事件や消費税が争点となった89年の参院選では自民党を上回る46議席を獲得し大勝。 その後、社会党は、政権内の確執から、一年後に連立を離脱、自民党やさきがけと新たな連立を組み、村山富市社会党委員長を首相とする自社さ連立政権を発足させた。村山首相は、就任直後の所信表明演説と答弁で、「日米安保体制堅持」「自衛隊合憲」を表明。社会党としても、直後の大会で村山答弁を追認して基本路線を転換、長年掲げてきた「中立・非同盟」路線を「歴史的役割を終えた」として投げ捨てた。 96.1月には、党名を社民党と変更。96.9月に党首に復帰、今日まで至る。辻元・元議員ら市民派や女性の候補を多く発掘して党再生を図り、00年衆院選では女性候補を積極起用して議席を伸ばした。しかし昨年3月に辻元・元議員が秘書給与詐取問題で議員辞職(今年7月に逮捕)。過去の北朝鮮への対応に対する批判にもさらされ、退潮傾向の党勢を反転させることができなかった。 |
土井党首の引責辞任を祝す | れんだいこ | 2003/11/13 |
政界の激震が勃発している。保守党の自民党への吸収に続いて、社民党の土井党首が引責辞任となった。残すところ日共・志位委員長であるが、この党にだけは常識が通じない。よって、れんだいこは相手にしない。 それはともかく、遅きに失したとはいえ土井党首の辞任を称賛したい。それは議会制民主主義のルールであり、自民党のみこのルールに忠実などという風潮をいつまでも許容してはならないところであった。こたび、社民党が当然のこの倫理観を規範にしたことは悦ばしい。 思うに、政治的党派はとりわけ、外に対する主張はまずもって党内に実現しておくべきでは無かろうか。ミニチュアなコミューンを実現し得て、その成果を元手に党外へ、世間へと押し広げていくべきではなかろうか。そういう意味で、党首の責任と指導能力への期待が大きくなるのもむべなるかな。 党首並びに執行部は、党内コミューンの攪拌現象に対する重責がある。これを逆から見れば、党外世相の縮図として党内がある、ということになる。党とは、この相補関係を次第に自党に有利に導く責務を有し、党中央はこれに直接的な責任を負う。この争闘こそ党派の生命では無かろうか。 思えば、これを最も上手に御してきた、きているのが自民党では無かろうか。その機関運営主義を見よ、反対意見の存在は当然であり、反対派の存在が当然視され、政策的な派閥の存在が容認され、だがしかし決定された重要事項に対しては一致結束するを良しとする、これに反して万一政争として尾を引いた場合でもやがて再集合する。 政治の信を選挙で問い、結果次第で執行部は引責辞任を余儀なくされる。為に、あらかじめ信任数値を打ち出す。議員は平素より辻説法1万回、国政報告会を繰り返し、議員ごとの後援会を組織し切磋琢磨する。あぁ何たる理想よ。これをやってきたのが政権与党の自民党であり、続いて公明党であるように思われる。 とはいえ、自民党の理想政治は過去のものとなりつつある。近時の無能タカ派系権力は機関運営主義において極めて稚拙であり、対米協調も属州並みにイエスマン化しつつある。川口の吐き気をもよおす外交振りを見よ。これと一蓮托生する公明党の先は案外暗い。この間むしろ素性をはっきりさせた面があり、新左派圏の創出とその発展に随い今後は逆風に見舞われることになるだろう。だから、心配するなと云いたい。 さて、結論はいつもこの党のことになる。かの党の党内コミューン(つまり党内の在り姿)を世間に押し出したとして、それを規範として社会を造ったならば、我が社会は一体どうなるのか。まさに金正日体制そのものではないのか。金体制の素体はよく知らないのに巻き込むのも変だから言い換えるが、治安維持法体制、無能官僚制、手前勝手なエセ論法、本音を隠しての建前主義、至るところに著作権攻め、三枚舌等々。 と思えば、この党中央の異邦人性が分かろうというものだ。土井も降りた、保守党も分解した。さて、この党中央はいかなる姑息な弁明を為しつづけることだろう。ここが見どころになってきた。恐らく、何か他所事の喧騒を見つけ、目をそらす作戦にでることだろう。これ予言しておく。 |
社民党よ何やってるんだ | れんだいこ | 2003/11/14 |
2003.11.14日、新聞各紙によれば「社民党の後継党首に福島幹事長、後任の幹事長には照屋寛徳衆院議員が内定」、15日の両院議員総会で正式に決める、とある。 同党は14日午後、全国ブロック代表者会議を開き、後任人事をめぐり意見聴取するが、土井氏に批判的な勢力の議員数人は横光克彦元代議士会長を推しており、対立が深まっている。更に、党内には来夏の参院選に向け、民主党との合併を検討すべきだとの意見も浮上しており、路線問題で党内調整が難航する可能性もあるとのこと。 れんだいこは思う。社民党はオツムが弱すぎる。党首交代なら党首選せんかい。マスコミも報道してくれるし数億円のプロパガンダ価値があろうに。何をそんなに慌てて次の党首決めんといけないのかさっぱり分からん。年末までかけてじっくりやれや。大晦日に新党首てな技を見せや。 福島は好感度好いと思う。しかし、幹事長もまた選挙敗北の責任を負うのが筋だろう。そう思えば、照屋こそ相応しい。とか何とかいろいろ選択肢があるだろうに。政権は例え小さな党内政権であろうと、何がやりたいのかグランドデザイン示して闘って取るものだ。だからこそ外へ向けて発信も批判も為しえるのではなかろうか。引っ込み思案ばかりして棚から牡丹餅は無かろうに。 相撲取りが横綱になれば風格も備わってくるように(かってはそうだった。だから例として使えた)、まるで知らない人が党首になっても政策・人格が要領を得ていれば、次第に威力を増していくものだ。逆はあかん。知名度があっても心が違うものはさせたらあかん。これは社民党のことではないが。とか何とか一言してみました。 2003.11.14日 れんだいこ拝 |
Re:社民党よ何やってるんだ | れんだいこ | 2003/11/15 |
誰もくれないから自己レス。 2003.11.15日付新聞によると、社民党党首に福島幹事長が選出されたらしい。いかんなぁ、勿体無いなぁといのが感想。何で自民党のように民主党のように党首選やって盛り上げないのだろうね。よう考えたら、いわゆる左派政党(得体はよう分からんけど)は党首選しないんだな。何でだろうね、分かんない。それでいて自民党の密室政治つうものを批判したがるけど。 こういう体質というかオツムの間は見放され続けるだろうな。こういう連中が護憲運動やってもやっぱ手玉に取られ続けるだろうな。考え出したらバカらしくて、今日もパァッとやろうっと。 |
(私論.私見)