公明党の躍進考

Re:衆院選論評 れんだいこ 2003/11/12
 日本共和党さん、東北さん、皆さんちわぁ。よくぞご投稿ありがとうございます。どんどん頼むよ。れんだいこは少しアルちゃんが入っており、簡単に述べます。

 公明党についてですが、れんだいこは、創価学会−公明党を高く評価しております。だから、今回の中間政党埋没の危機にあって、唯一この党が健闘した事を凄いと見なしております。もう一人は小沢で、よくぞ党合同成し遂げていたことよと称賛しております。

 願うらくは、日本左派運動が正々堂々と競い合い、能力を開示して欲しいということです。今回は例の謀略ビラ問題も公になっておりません。にもかかわらず社共は又別の言い訳理由を述べ、敗戦の取り繕いをしております。姑息卑怯というよりも、教育ママに上目遣いで詭弁を弄する単に駄々っ子な論理を振り回しております。一言でいえば幼稚で、いい大人がこれをやるのはいただけません。聞くほうも聞くほうだと思います。

 日共は、(起)我々は正論を述べた。(承)それが聞き分けられなかった。(決)期間が足らなかった、と述べておりますが、それは結論がすり替えで、本来なら「人民大衆が暗愚である」とするのが論の流れでせう。さすがにそうは云えないから、「期間が足らなかった」と言い換えております。

 これは次の発言で裏付けられます。志位は記者会見の席上、井執行部の責任について問いただされ、次のように述べております。「我が党で執行部の責任が問題になるのは、路線や方針で誤りを起こした場合。今回の選挙ではベストを尽くした。次の前進に力を尽くすことが責任だと考えている」。つまり、方針は正しい。ベストを尽したが足りなかった。引き続き愚昧な大衆啓発に向う。執行部は責任を負う必要は無い、次の前進に尽すことが真の責任の取り方である。

 この論法は、勝っても負けても執行部安泰というとても調法なものです。金正日もさすがにここまでは露骨に云えない万能論理です。しかし、目下の党内ではこれが受け入れられるようです。この党のレベルは推して知るべしで、蛸壺論理の典型でせう。

 こういうことを考えると、公明党批判よりも内省的批判に向うべきではないでせうか。徒な公明党批判は却って危険ではないでせうか。フェアに闘って敗れたら、勝者をやっかむのではなく、己の足らざるところを批判的に検証する、責任者は責任を被る、そうやって運動を継続させる。それが普通の感性ではないでせうか。家庭でも会社でも国政でも理屈は一緒でせう。





(私論.私見)