れんだいこの議員立法/選挙制度改正案

 更新日/2020(平成31→5.1栄和改元/栄和2).7.5日

(れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、れんだいこ式選挙制度改正案を提言しておく。

 2012.12.29日 れんだいこ拝


 れんだいこのカンテラ時評№1091  投稿者:れんだいこ  投稿日:2012年12月26日
  選管の不正選挙防止対策と数値発表責任考

 2012衆院選ほど不正選挙の疑いが濃厚になったことはない。近年囁かれ始めていたが一挙に公然化した感がある。その容疑について、「第46回2012衆院選考、不正選挙疑惑の巻」と題してカンテラ時評№1087、1088、1090で示した。他の方の追及も為されており追って裁判に持ち込まれる流れにある。ぜひ徹底検証すべきだろう。それにしても立候補者の中からもう少し疑義ありの声が出ないのはどうしたものだろうか解せないことである。それはそれとして、今後の在るべき姿としての「れんだいこ式選管15ケ条マニュアル」を書き上げた。これを公表し、今後の投開票モデルにするよう提案申し上げることにする。何事も処方箋を示さないと生産的議論にならないからである。

 まず、選管は選挙結果発表の標準的なマニュアルを作らねばならない。現行のように各選管で仕様が違い、なかなか良くできているところもあればわざわざ不正の温床となるような杜撰な発表しかしていないところも見受けられる。各選管の仕様が違う理由が分からない。共通して無効票の内容についての発表がないのも気になるところである。本来は次のような発表にしなければならないのではなかろうか。衆議院選をモデルにして以下提案申し上げる。

 大きな流れで云えば次のように云える。投開票で一番精力的に審査、管理せねばならないのは最も末端の各投票所の数値である。この原点さえ正確に把握すれば本来は何の問題も起らない。なぜなら後は積み上げでしかないからである。現行は、各投票所の投票箱が選挙区センターに持ち込まれ、そこで一括集計されている。これが不正の温床となている。なぜなら第一に、投票箱の移動中の管理が心もとないからである。道中で投票箱そのものの差し替え、あるいは投票箱の中の票の入れ替え操作の疑念がもたれているからである。長年このような心配は必要なかったが小泉政権の頃から囁かれ始め今に至っている。

 第二に、選挙区センターでは束にした投票用紙を投票マシ―ンにかけて集計しているが、この束の中身の確認の杜撰さとマシーン計数のイカガワシサが問題になっている。束の中身は立会人が確認できるので不正防止可能である。問題はマシーンの方である。マシーンの受注先が外資系のリモコン会社に特命発注されており、操作要員も全てその会社が取り仕切るので立会人も寄り付けずいわゆるブッラックボックスになっている。実際にはムサシが利用されているが票改変工作プログラムが装填されているとの噂がある。そういうムサシによるマシーン計算が検証されたと云う話しを聞かない。こういうことを思えば、そもそも各投票所の投票箱を選挙区センターに持ち込み一括集計するシステム自体が間違いであろう。各投票所単位で投開票すべきではなかろうか。

 各投票所単位での投開票は決して無理ではない。そもそも各投票所単位での投開票であれば、その投票数もさほど多くないので数時間もあれば選管の手作業とパソコン入力の組み合わせで確定できるはずである。何も仰々しくムサシなる投票マシ―ンを投入する必要もない。銀行が使用する札束を数え、偽札を識別する金銭機程度の性能を持つ仕分けマシーンで十分だろう。これの導入に当たっては各社入札方式で採用し、何回か試行錯誤すればより良いものになるはずである。選管の手作業と仕分けマシーンの連携で事は解決する。これを二度ほど算定すれば確定できるはずである。速報を第一次発表とし、追検証し第二次発表で確定させれば良い。なぜそうしないのかと云うことに疑問が残る。繰り返すが、選挙区センターへの投票箱持ち込みと外資系選挙マシーンの投入こそが不正の温床である。

 投票要領については特に改めるところはない。来場者が持ち込む投票はがきと投票者名簿の照合による確認で良い。帳面方式で確認したものをパソコン上の投票者名簿にチェックすれば自動的に来場投票者数と投票率が分かる。問題は開票要領である。これもパソコンを利用すれば容易くできる。カウントされた票数それぞれを、あらかじめ作成されている仕様書にパソコン入力すれば良いだけのことである。各投票所単位での投開票にすれば全てが解決する。その場で投票所受付者数と投票数が確認でき、パソコンの表計算で誤差も忽ちに判明する。これにより票の水増し、抜き取りがチェックできる。投票率も確定する。有効投票、無効投票の確認もたちまちにできる。これにより有効投票率、無効投票率が確定する。次に小選挙区票の候補者の得票数、得票率が確定する。次に比例区票の各政党の得票数、得票率が確定する。無効票の場合、白票と対象外記入と誤字の三系に仕分けしてそれぞれの数値を小選挙区、比例区ごとに算出せねばならない。

 各投票所単位での投票数値が確定すれば後は積み上げでしかない。これを算定するのはパソコンで十分である。あらかじめ選管が仕様書を作成しておき、これに入力すれば良いだけのことである。まず各投票所単位での投票値、次に選挙区単位での投票値となる。ここで小選挙区の当選者が決まる。次に都道府県単位での投票値、次にエリアブロック単位での投票値。ここで比例区での各政党の議席数と当選者が決まる。比例重複議員の復活も決まる。最後に全国集計での各政党の議席数、当選者、小選挙区得票数、比例区得票数が決まる。この方式によれば、各投票所単位での投開票作業が基礎であり、後は全国会場での集計の二系で事足りる。別に難しくないこの積立て順序が意図的故意に反故にされ、わざわざ不正選挙に成り易い選挙区センター持ち込み仕掛けに誘導されているのではなかろうか。現行の選管の開票の仕方そのものが相当にねじ曲がっていることになる。これを糺さねばなるまい。なお、横並び表の横項目の増え過ぎを防ぐ為、無効票は別枠の表2にして公開した方が見易すかろう。表3で、それぞれの数値の前回対比も記しておけばなお良かろう。

 れんだいこが考えて見て、以上のようにすれば公正な投開票ができる筈である。以下は、そのマニュアルである。選管の投開票発表は次のような仕様にされていなければならない。発表用の簡略表と資料用の詳細表の二種を作成する必要がある。どちらも公開されねばならない。なお前回の数字との比較ができるように記されねばならない。

 (以下、15ケ条を記す。ブログ参照の事)
  http://08120715.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-43e6.html
その1  各投票所の人口数を開示する。総合と男女別数を記さねばならない。
その2  各投票所の有権者数を開示する。詳細表では総合と男女別数を記さねばならない。
その3  名簿に印を押したことで確認できる各投票所の来場有権者数を開示する。総合と男女別数を記さねばならない。これにより仮投票率が分かる。ここまでは記名確認できる。
その4  各投票所の小選挙区と比例区の投票者数を開示する。これにより小選挙区票と比例区票の票差数が確認できるのは自明である。無記名投票になるので男女別数を記すことはできない。これにより来場有権者数と実際の投票者数との差が判明するので真投票率が確定する。その差引数字を記さねばならない。投票用紙を受けとったものの棄権した者の総数が確認できるのは自明である。
 ここまでは簡略表では省くことができる。
その5  各投票所での各候補者の小選挙区票数、獲得率及び政党の比例区票数、獲得率を開示する。道中、確定前の票推移の刻々情報をリアルタイムで発表せねばならない。
その6

 各投票所での無効票数、無効投票率を開示する。その際、白紙、該当者及び政党の不在、誤字失格等の内訳に応じた票数を明らかにせねばならない。

 期日前投票の結果も同様の方法で処理し公開するべきである。

その7  選挙区(投票所票集計)に於ける各候補者の小選挙区票数、獲得率、政党の比例区票数、獲得率を開示する。ここで小選挙区当選者が確定する。
その8  都道府県毎の政党別の小選挙区票数、獲得率及び比例区票数、獲得率を開示する。ここで都道府県単位の政党別当選者議席数が判明することになるのは自明である。
その9  エリアブロック毎の政党別の小選挙区票数、獲得率及び比例区票数、獲得率を開示する。これにより比例重複候補の当選者が判明し、エリアブロック単位の政党別獲得議席数が判明することになるのは自明である。
その10  全国集計での政党別の小選挙区票数、獲得率及び比例区票数、獲得率を開示する。これにより全国レベルの政党別獲得議席数が判明することになるのは自明である。
 以上を投開票の十全システムとする。後は留意事項である。
その11  無効票数を上記の順で無効票数、無効投票率を開示する。それぞれの段階での白紙、該当者及び政党の不在、誤字失格等の内訳に応じた票数を明らかにせねばならない。期日前投票も同様に開示する。
その12  上記10作業の正確と効率を高める為の票の確認の仕方、束ね方、集計の仕方に選管要員、立会人が動員され、複数の者が票束の上から下まで目を通さねばならない。
その13  投票審査は二度集計することとする。第一次集計を速報として発表する。後刻、第二次集計し確定とする。
その14  投票用紙は投開票疑惑を廻る提訴期限までは無論のこと、最低限一年間保管しておかなければならない。
その15  選管要員、立会人が現今ではどういう基準で選ばれているのか知らないが選出の厳正さも必要であろう。

 凡そ以上のような手続きを得、正確な数値の選管発表が為されねばならない。第46回2012総選挙、福島県、東京都の結果考で確認できるように東京都選管発表方式は逆に不正選挙温床になる類のものでしかない。各選管毎の様々な仕様による発表は、より優れた仕様のものに統一して発表されるべきだろう。今後はこの「れんだいこ式選管15ケ条マニュアル」に従って発表すべきである。

 jinsei/


【れんだいこの議員立法/選挙制度改正案】
 現行の国政選挙を誰から見ても不正をなくする方法は簡単である。その1として期日前投票箱を厳重管理して開票所まで届けること。その2として投票所で開票し、そのデータを中央選管に送ること。その3としてムサシ社の魔法の集計マシーンを使わせず人手計算で確認すること。数万票ぐらいのことなら人手で十分であ。これだけのことである。この当たり前の事をさせず、不正投開票の仕掛けをしているのが現行の投開票システムと云うことになる。不正投票を監視する選管が不正投票の温床づくりに励んで居ると云うお笑いの図になる。

 以下、選挙はこうあるべきだ論を記しておく。最も簡単な方法は次のシステムである。
総務省―選管の選挙公報。これを適正にやる。予算を決め、いつ、どこに、どれだけ公報するとかれば良いだけの話しである。
期日前投票箱を厳重管理して開票所まで届けること。
投票所投票箱単位開票。今後は原則的に投票所で投票箱を開票する。変則として、1万票以上の投票箱はその場で開票する。1万票未満の投票箱は従来通り選挙区センターで開票するとしても良い。
投票所データを中央選管へ送る。あらかじめ仕様していたパソコンデータ表に投票所データを打ちこみ中央選管へ転送すれば良い。これだけのことである。それほど費用もかかるまい。
投票所データを中央選管転送とは別に県選管、ブロック選管へも転送すれば良い。

【ムサシマシーンによる不正選挙の全貌考】
 先の衆院選、こたびの参院選を通じて不正選挙の臭いが立ちこめている。既に昨今の投開票不正につき感覚的に疑う者、統計的に疑う者、何らかの証拠を掴もうと果敢に試みる者が雲霞のごとく輩出している。問題は、これを引き受ける政党、議員がいないということにある。こういう奇妙な関係が続いている。この不安定は、不正選挙を告発する政党、議員の登場により新しい時代を迎えるだろう。

 不正選挙問題を愚考するのに、こういう仕掛けになっているのではなかろうか。事態が隠されている場合、仮説から始めねばならない。この仮説に齟齬する現象、事例が多くなるにつれ成り立たなくなる。逆に現象、事例が仮説を裏付け、仮説に基づいて理解すれば事の顛末が良く見えてくる度合いに応じて仮説が真説へと脱皮する。これは仮説論真理論の範疇の理論である。

 れんだいこの仮説によると、期日前投票、投票日の投票はいずれも単なる儀式に過ぎない。これをもう少し詳しく言うと、ムサシマシーンが事前にインプットし数値化したデータをもっともらしく見せかけるための演出に過ぎない。この仮説を覆すには、選管に保管されているはずの投票用紙を再点検し、再点検票数と発表票数が一致していることを証明すればよい。恐らく選管は絶対にこれをしない。なぜなら、ムサシマシーン発表の数値のインチキがばれるからである。この点で、本来であれば選管には得票発表後の、その発表の正しさを確認するための追試の義務を課さなければならないと云うことになる。但し、これを隠れてやるとイタチゴッコになる恐れがあるので、どういう正確さと権威でやるのか適正な機関を設けて公開でやらねばなるまい。元々でいえば選管がやればよいのだが、現行の選管に任せるのはドブに金を捨てるの愚に似ていよう。

 この悪循環を防ぐには、そもそも仰々しく「操作につき専属要員付きのムサシマシーン」なぞ持ち込まず、投票所兼開票所にして、それを公開の場にしつつ、開票立会人の監視下で開票し、刻々パソコンに入力し、集計センターへ報告させれば良いだけのことである。時間の間をおかず直ちに報告すればするほど不正防止になる。現在はパソコンをはじめとする計算事務機器が発達しているので、やる気さえあれば訳もなくできる。そうであるところ、わざわざにブラックボックスと化す「操作につき専属要員付きのムサシマシーン」を持ち込むには相当の理由があると読むべきである。

 「ムサシマシーンが事前にインプットし数値化したデータが発表されている」との仮説を立てたが、実際にはこれに伴う補助作業が伴う。即ち、工作派は、事前予想を踏まえて按配よく工作した数値に変更が迫られる。それは選挙最終盤になって俄かに予想得票が増減変動する場合があるからである。こうなると「ムサシマシーンが事前にインプットし数値化したデータ」を改訂する必要が生まれる。その改訂した数値に合わすための票の抜き取り、あるいは持ち込みが必要となる。これを衆人環視の中で為すのはかなり難事な芸当である故に、ごく少数者以外には立ち入りできないブラックボックスが必要となる。この中で票合わせ工作が遂行されると窺う必要がある。

 こうしたこと一切は秘密裏に行われるべきものであるからして、この経緯の動静を明るみにされたら堪らない。これが、選管がカメラ(写真)、ビデオ撮影(録画)を嫌がる理由である。正々堂々としたものであれば撮影されようがされまいがお構いなしのところ、異常に拘る理由がここにある。疑問があれば疑問を証拠化することこそむしろ選管の義務であろう。後日、氷解すればそれはそれで何ら構わない。そういう態度をとるべきではないのか。これこそ誰もが納得できる方法であろうが。

 思うに、最近は警察なり検察の事件の取り調べの様子の可視化が世論になりつつある。これに倣えば、選管の票の集計の様子も可視化されるべきではなかろうか。司法の場での可視化が進む割には選挙の場での可視化が世論にならないの理解しがたい。取り調べの様子の可視化を要求する政党なり議員が選挙の可視化を云わないのは辻褄が合わない。

 選管が、いつの頃より始まったのか定かではないが、恐らく小泉政権の頃からと思われるが、どうしても「操作につき専属要員付きのムサシマシーン」を持ち込むと云うのであれば、次の手が有効になる。即ち、投票用紙を純度100%の紙用紙にさせることである。純度100%とは、磁気反応を拒否する用紙のことを云う。現行の磁気入りプラスチック投票用紙がムサシマシーンの不正読み取りと連動していると考えられるからである。こうなるとムサシマシーン導入に何の意味もないことになるであろう。それは一向に構わない。むしろそうすべきである。パソコン集計で間に合わせれば良いだけのことである。投票数がそれほど多くない投票所兼開票所にしてパソコン集計をすれば不正は起こりようもなかろう。それをせずに投票箱の移動を要する等々、わざわざに不正の起こりやすい環境づくりをしているのが現下の選管活動である。

 次の提案として、投票場の鉛筆を止めさせろである。油性ボールペンを用意させるのが良い。書き換えを防ぐ為である。期日前投票箱の管理の仕方にも一言しておく。期間中、午後8時から翌朝8時まで指紋認証電子ロックで封印して選管管理下の金庫に保管せよ。開票作業は、全票目視確認状態にした上で立会人による監視ビデオ全録画の下で行う。投票用紙の不正流用防止のため日本銀行券と同様に1番から2億番までの機械読み取り通し番号印刷するのも良い。通し番号シリアル番号印刷のない投票用紙は無効とすれば良い。

 まもなく国会が始まろうが、議員がいの一番にせねばならないことは不正選挙防止法案の作成であろう。総務省官庁がこれをやらないのなら議員立法で進めるべきである。これは政策論議以前の為さねばならないことである。なぜなら、不正投票によって選出された議員下での政策論議なぞ何の意味もないからである。その議員立法は、選管委員の公正な選出から始めねばなるまい。現行の委員がどのようにして選出され、どのような教育、指導を受けているのかはっきりさせねばならない。あるべき選管スタイルを再構築せねばならない。選管委員の再選比率の割合も知りたいところである。これは立会人も然りである。目下の方法では選管談合が行われている可能性が強い。我々は、目先の票を争う以前の問題として、まずはこういう選挙舞台装置を整えねばならないのではなかろうか。

 ムサシマシーン問題はその次の次の話しである。この種のことを書き始めたらキリがない。要は、不正なぞ起こりようのない公正明大な選挙を目指すのか、容易に不正の起こり得る選挙を目指すのかである。目下の選管体制はよほど杜撰である。本来のあるべき選管づくりを目指す以外にない。

【沖縄県議選での那覇市の開票作業考】
 ●2020.06.07沖縄県議選・那覇市の開票作業は素晴らしい。
 http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/606.html#c34
*2020.06.07沖縄県議選 開票場配信 那覇市
 https://www.youtube.com/watch?v=QwA7kubvm94
1,開票作業は公開・動画撮影も自由
2,開票作業には機械を使わず、手作業で実施
3,各候補の票束は、ステージに並べられ、一般の参観者が見ても優劣が簡単に判別できる
4,開票結果は、参観者・関係者が見守る中、立会人・選管委員長が開票結果を確認する
5,ただし、開票結果を会場に掲示したか否かは不明だった

 この方法を全国全ての選挙・全ての会場でやるべきだ。当然だろう。





(私論.私見)